JP2973251B2 - 血液標本自動作製装置 - Google Patents

血液標本自動作製装置

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JP2973251B2
JP2973251B2 JP3254005A JP25400591A JP2973251B2 JP 2973251 B2 JP2973251 B2 JP 2973251B2 JP 3254005 A JP3254005 A JP 3254005A JP 25400591 A JP25400591 A JP 25400591A JP 2973251 B2 JP2973251 B2 JP 2973251B2
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blood sample
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哲也 下前
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、血液標本自動作製装
置であって、スライドグラスの破損有無を自動検知する
血液標本自動作製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液標本自動作製装置は、採血管内の血
液を攪拌する攪拌手段と、攪拌された採血管から血液を
分注分取し、セットされたスライドグラス上に血液を滴
下して遠心塗抹処理する遠心塗抹手段と、遠心塗抹処理
されたスライドグラスに識別番号等を印字する印字手段
と、印字処理されたスライドグラスを染色処理する染色
手段とから成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】血液標本自動作製装置
は、複数のスライドグラスをストックするストッカか
ら、一枚毎に搬送路面(搬送ベルト)により、遠心塗抹
手段へ移送して遠心塗抹処理を実行する。従って、搬送
途中或いは遠心塗抹機構部において、スライドグラスの
外周辺部がガイド等に当たり破損することがある。従来
の装置では、スライドグラスの破損有無を検知する検知
手段が配備されていないため、染色処理が終了し、血液
標本が出来上がった時点で作業者が破損を目視で検出す
ることとなる。この結果、識別番号付与、或いは画像認
識の対象となる部分に欠落の生じたスライドグラス(血
液標本)が生じ、分析処理に支障をきたす等の不利があ
った。
【0004】この発明は、上記のような課題を解消さ
せ、スライドグラスの破損有無を自動検知し、破損のな
い血液標本を作製し得、分析処理に支障が全くない血液
標本自動作製装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この発明の血液標本自動作製装置では、
次のような構成としている。血液標本自動作製装置は、
採血管内の血液を攪拌し、遠心塗抹手段にセットされた
スライドグラス上に血液を分注して遠心塗抹処理した
後、スライドグラスの破損有無を破損検知手段で検知
し、破損のないスライドグラスを染色手段で染色処理し
て血液標本を作製する装置であって、前記破損検知手段
はスライドグラス載置面を備え、搬送路面に対し昇降す
る昇降本体と、この昇降本体の下方に固定配置され、ス
ライドグラス載置面に設けた複数の小孔に対し出没する
バネ付勢された複数の破損検知用昇降ピンと、この昇降
ピンに対応して固定配備された複数のフォトセンサとか
ら成ることを特徴としている。
【0006】このような構成を有する血液標本自動作製
装置では、破損検知手段は遠心塗抹手段とスタッカー
(染色手段の手前側であって、スライドグラスを一旦、
収納するボックス)との間に配置されている。昇降手段
は、常態において、スライドグラス載置面が搬送路面
(スライドグラスを搬送する搬送ベルト)と面一状とな
る高さ位置に定位している。遠心塗抹処理を終了したス
ライドグラスが、搬送路面を移送されて昇降手段のスラ
イドグラス載置面にセットされる。この後、昇降手段が
検査部(破損検知用昇降ピン及びフォトセンサ)方向へ
下降する。この時、検査部の破損検知用昇降ピンが、ス
ライドグラス載置面の4隅の小孔に嵌入する。この小孔
ピンは、常態において上方へバネ付勢され、下端部はフ
ォトセンサの光検知部より上方に位置している。昇降ピ
ンが小孔に嵌入した時、スライドグラスの外周4隅に破
損がない場合は、昇降ピンの先端がスライドグラスに押
圧されてバネに抗して降下してフォトセンサの光を遮断
する。つまり、発光素子からの投光を受光素子が受光で
きない。これにより、スライドグラスの4隅が欠落(破
損)していない事を検知する。逆に、スライドグラスの
4隅の一つの隅部でも破損していると、それに対応する
昇降ピンは下降せず、対応するフォトセンサは光を受光
することで破損を検知する。そして、破損のないスライ
ドグラスのみをデータ印字処理し、スタッカに収納する
と共に、破損が検知されたスライドグラスは廃棄処分と
する。
【0007】
【実施例】図5は、この発明に係る血液標本自動作製装
置の具体的な一実施例を示す斜視図である。
【0008】血液標本自動作製装置は、ラックに収納さ
れた複数の採血管5を移送する搬送手段61と、採血管
5内の血液を攪拌する攪拌手段62と、攪拌された採血
管5の血液を分注する分取手段63と、複数のスライド
グラスAをストックするストッカ64と、ストッカ64
から一枚毎にスライドグラスAを移送する搬送路面(搬
送ベルト)7と、搬送され血液が滴下されたスライドグ
ラスAを遠心塗抹処理する遠心塗抹手段65と、遠心塗
抹処理が終了したスライドグラスAの破損有無を検知す
る破損検知手段Bと、破損がないと判断されたスライド
グラスAに、採血管5からバーコードリーダ67が読み
取った識別番号を印字する印字手段69と、印字処理が
終了したスライドグラスAを一旦収納するスタッカー6
8と、スタッカー68より搬送されたスライドグラスA
を染色処理する染色手段66とから成る。
【0009】この発明の特徴は、図1で示すように、破
損検知手段Bにある。破損検知手段Bは、スライドグラ
ス載置面11を備え、搬送路面7に対し昇降する昇降本
体1と、この昇降本体1の下方に固定配置され、スライ
ドグラス載置面11に設けた複数の小孔12に対し出没
するバネ付勢された複数の破損検知用昇降ピン2と、こ
の昇降ピン2に対応して固定配備された複数のフォトセ
ンサ3とから成る。
【0010】昇降本体1は、搬送路面(搬送ベルト)
7、7を介して遠心塗抹手段65とスタッカー68との
間に配置されている。この昇降本体1は、図2で示すよ
うに、垂直板部1aと水平板部1bとから成る断面
「L」状に形成され、垂直板部1aの上端部に昇降取付
け部14を設け、水平板部1bの上面をスライドグラス
載置面11としている。この昇降取付け部14は、ネジ
孔部14aとスライダ部14bとからなり、ネジ孔部1
4aはステッピングモータ13の回転軸13aに連結さ
れたネジ棒13bに貫通状に螺合している。また、スラ
イダ部14bはネジ棒13bに平行状のガイドレール1
4cに嵌着してある。更に、スライドグラス載置面11
には、スライドグラスAの4隅に対応する位置に、4つ
の小孔12が貫通状に開口してある。また、スライドグ
ラス載置面11には、後述するスライドグラス送り出し
手段4が配備してある。
【0011】前記検査部を構成する破損検知用昇降ピン
2及びフォトセンサ3は、昇降本体1の昇降軌道の下方
に配置してある。昇降ピン2は、基台21から立設され
た支柱22の先端に取付けた上部水平板23の貫通孔2
3aに対し、挿通配備されている。この昇降ピン2は、
上記スライドグラス載置面11の小孔12に対応して配
置してある。また、この昇降ピン2はバネ2aにより、
常時上方へ付勢されている。また、フォトセンサ(受・
発光素子)3は、支柱22に取付けられた下部水平板2
4に取付けられ、上記昇降ピン2に対応して配置してあ
る。バネ付勢された昇降ピン2の上端部は、上部水平板
23より突出し、下降してくる昇降本体1の小孔12に
対し貫通するように設定され、昇降本体1にスライドグ
ラスAが載置されていない状態において、下端部はフォ
トセンサ3の投光を遮らないように設定してある。
【0012】上記スライドグラス送り出し手段4は、図
1及び図3で示すように、スライドグラス載置面部11
の後端部側に配置され、回転可能な円板41と、円板4
1上に軸着された基部アーム42と、水平移動板43に
中央部が軸支44aされ、基端部が基部アーム42の先
端に連繋されると共に、先端部に垂直状の送り軸44b
を備えた先端アーム44とから成る。図3で示すよう
に、円板41がモータ(図示せず)により回動すること
で、基部アーム42及び先端アーム44が回動し、先端
アーム44の送り軸44aが下方のスライドグラスAを
一端部側(遠心塗抹手段側)から他端部側(スタッカー
側)へ送りだす。
【0013】また、図3で示すように、スライドグラス
載置面11の前方側には、近接して印字手段(標印手
段)69が配置してある。
【0014】図4は、実施例血液標本自動作製装置の具
体的な要部処理動作を示すフローチャートである。遠心
塗抹手段65により遠心塗抹処理が終了すると〔ステッ
プ(以下、STという)1〕、スライドグラスAが搬送
路面7により破損検知手段Bへ送られ、スライドグラス
載置面11にセットされる(ST2)。そして、破損検
知手段、つまり昇降本体1が降下する。最下位置まで降
下した時、昇降ピン2の先端部が小孔23a内に嵌挿
し、スライドグラスAの底面(4隅)に対応位置する。
仮に、スライドグラスAの4隅に破損がなければ、4本
の各昇降ピン2はスライドグラスAによって押圧され、
バネ2aに抗して降下し、下端がフォトセンサ3の光を
遮る。逆に、スライドグラスAの4隅のうちの1隅でも
破損していると、対応する昇降ピン2は降下せず、対応
するフォトセンサ3の投光は受光素子に受光され、破損
が検知される(ST3)。ST4では、スライドグラス
Aに破損がなかったか否かを判定している。スライドグ
ラスAが、破損していると判断された場合は、このST
4の判定がNOとなり、送り出し手段(押出レバー)4
が駆動して(ST5)、スライドグラスAを図1で示す
ように回収箱Cに送り収納する(ST6)。そして、再
度塗抹作製へ戻りやり直す(ST7)。
【0015】一方、スライドグラスAに破損がないと判
断され、ST4の判定がYESとなった場合には、昇降
本体1が再び上昇し、所定位置で停止する(ST8)。
つまり、印字手段69の高さ位置に対応する所定位置で
停止する。ここで、印字手段69が駆動しスライドグラ
スAに識別番号等を刻印処理する(ST9)。更に、こ
の後、昇降本体(検査台)1が上昇し、スタッカ68の
所定位置で停止する(ST10)。そして、送り出し手
段4が駆動し、スライドグラスAをスタッカ68へ収納
する(ST11)。
【0016】
【発明の効果】この発明では、以上のように、スライド
グラス載置面を備え、搬送路面に対し昇降する昇降本体
の下方に、スライドグラス載置面に設けた複数の小孔に
対し出没するバネ付勢された複数の破損検知用昇降ピン
を固着すると共に、この昇降ピンに対応して複数のフォ
トセンサを配備することとしたから、スライドグラスを
載置した昇降本体が降下することで、昇降ピンが破損の
有無により昇降し、フォトセンサがスライドグラスの破
損有無を検知する。従って、スライドグラスの破損有無
が自動的に検知でき、破損のない適正なスライドグラス
のみを染色処理することが出来る。これにより、従来の
ように破損した状態の標本が出来上がり、識別番号付与
部分或いは画像認識の対象となる部分に欠落が生じて、
分析処理に支障来す等の不利が解消できる等、発明目的
を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例血液標本自動作製装置の破損検知手段を
示す正面図である。
【図2】実施例血液標本自動作製装置の破損検知手段を
示す側面図である。
【図3】実施例血液標本自動作製装置の破損検知手段を
示す平面図である。
【図4】実施例血液標本自動作製装置の処理動作を示す
フローチャートである。
【図5】実施例血液標本自動作製装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 昇降本体 2 破損検知用昇降ピン 3 フォトセンサ B 破損検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 1/28 V

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】採血管内の血液を攪拌し、遠心塗抹手段に
    セットされたスライドグラス上に血液を分注して遠心塗
    抹処理した後、スライドグラスの破損有無を破損検知手
    段で検知し、破損のないスライドグラスを染色手段で染
    色処理して血液標本を作製する装置であって、前記破損
    検知手段はスライドグラス載置面を備え、搬送路面に対
    し昇降する昇降本体と、この昇降本体の下方に固定配置
    され、スライドグラス載置面に設けた複数の小孔に対し
    出没するバネ付勢された複数の破損検知用昇降ピンと、
    この昇降ピンに対応して固定配備された複数のフォトセ
    ンサとから成ることを特徴とする血液標本自動作製装
    置。
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CN109612799B (zh) * 2018-12-27 2023-09-19 杨永俊 载玻片自动分析仪

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