JP2972048B2 - Ncデータ作成方法 - Google Patents

Ncデータ作成方法

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JP2972048B2
JP2972048B2 JP9884793A JP9884793A JP2972048B2 JP 2972048 B2 JP2972048 B2 JP 2972048B2 JP 9884793 A JP9884793 A JP 9884793A JP 9884793 A JP9884793 A JP 9884793A JP 2972048 B2 JP2972048 B2 JP 2972048B2
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SHAAPU MANIFUAKUCHARINGU SHISUTEMU KK
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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  • Numerical Control (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータを用いてN
Cデータを作成する方法であって、一連のNCデータに
対して工具の交換に必要なNCデータを自動的に挿入す
るNCデータ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NCマシンに装備されている工具は加工
精度や寿命を考慮して適当な時期に交換する必要があ
る。従来、加工長のデータや加工時間のデータを工具毎
に集計し、これらのデータを参考にして熟練工が工具の
寿命管理を行っていた。例えば、ある加工を行うのに加
工距離から見てとても1本の工具ではとても間に合わな
いと判断した場合、まず、1本の工具で加工できる範囲
内での加工を行い、その後、性状が同じ他の工具に交換
し、全工程の加工を行うようにしていた。ただ、工具の
交換に伴って必要なNCデータを一連のNCデータに挿
入するという作業についてはCAM装置のオペレータが
行っており、熟練工からの指示に応じてNCデータをマ
ニュアルで修正あるいは作成し直すようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来法では、NCデータの修正等に長い時間が必要となる
上に、この際ミスの入り込む可能性が多分にあるという
欠点がある。特に、工具の種類や工作物の材質はますま
す多様化する反面、加工面精度の均一化の要求も一段と
強くなっており、従来法ではとても対応できなくなりつ
つある。
【0004】本発明は上記した背景のもとで創作された
もので、その目的とするところは、一連のNCデータに
対して工具交換に伴い必要なNCデータを自動的に挿入
するようにしたNCデータ作成方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るNCデータ
作成方法は、NCデータ記憶装置に記録された一連のN
Cデータを逐次読み出し、読み出されたNCデータの工
作物材質及び工具情報を検索キーとして、予め用意され
た工具寿命データファイルを検索し、これにより工具の
標準加工長を求める一方読み出されたNCデータに基
づいて工具移動距離を求め、当該工具の標準加工長及び
工具移動距離に基づいて当該距離の加工を行うのに必要
な工具の交換回数n(n≧2)及び当該工具1本当たり
の加工長であり前記標準加工長より短い工具の限界加工
長を求め、その後、同一性状の工具をn回交換するとと
もに当該工具を用いて前記限界加工長だけ各々加工させ
るに必要なNCデータを作成し、一連のNCデータに
加するようにしたことを特徴としている。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1、図2はNCデータを作成するためのプログ
ラムフローチャート、図3はNCデータの構造を示す説
明図、図4は工具寿命データファイルの内容を表す説明
図、図5はプログラム処理前のNCデータの説明図、図
6はプログラム処理後のNCデータの説明図である。
【0007】まず、NCデータの構造について図3を参
照して説明する。工作物のデータは加工を施すべき工作
物の材質を表わす。工具番号のデータはNCマシンに装
備された工具に割り当てた番号である。工具情報のデー
タは工具の種類(荒、中、仕上、ドリル、エンドミル、
リーマ等)、工具材質、工具径、工具角半径、工具刃
長、工具刃数のデータから構成されている。
【0008】加工開始情報のデータは、工具の移動開始
点、工具の回転数、方向、切削油の起動命令のデータか
ら構成されている。工具移動命令は、工具の送り速度、
工具移動点のデータから構成されている。加工終了情報
のデータは、工具の移動終了点、工具の回転停止命令、
切削油の停止命令のデータから構成されている。
【0009】図5はNCマシンを動作させるに必要なN
Cデータを示している。一連のNCデータはCAM装置
を用いて作成されており、シーケンシャルファイルの形
でNCデータ記憶装置に記録されている。図4に示すよ
うな工具寿命データファイルも予め用意されており、他
の記憶装置には記録されている。
【0010】工具寿命データファイルは工具寿命情報換
に関するデータベースであって、工作物材質、工具径、
工具材質、工具角半径、工具刃数、工具刃長、標準加工
長のデータから構成されている。標準加工長を除いては
NCデータの内容と対応したものとなっている(図3参
照)。ここで標準加工長とは、1本の工具で加工可能な
最長の加工距離をいう。
【0011】例えば、刃長50mm、刃数4枚、工具径φ20
mm、工具鋼の荒加工用エンドミルを用いて、工作物材質
がS55Cで表される工作物を加工したときには、標準
加工長がどれ位かということを予め実験的(又は経験
的)に求めておく。標準加工長が10mであるというこ
とが判れば、このデータを記憶装置に予め記憶させてお
く。このようにして得られたデータのファイルが図4に
示す工具寿命データファイルである。
【0012】次に、一連のNCデータに対して工具交換
に必要なNCデータを自動的に挿入するプログラムにつ
いて図1及び図2を参照して説明する。
【0013】まず、図1に示すNCデータ記憶装置から
NCデータを読み出す(S1)。そして加工開始情報、
工具移動命令、加工終了情報のデータに基づいて工具が
切削送りで移動する距離(工具の総移動距離とする)を
算出する(S2)。その後、工作物材質、工具情報(工
具径、工具材質、工具角半径、工具刃数、工具刃長)の
データを検索キーとして工具寿命データファイルを検索
し、これにより標準加工長のデータを求める(S3)。
【0014】次いで、上記した工具の総移動距離を標準
加工長で割り算し、これにより工具の交換回数を算出す
る(S4)。工具の交換回数をn、工具の総移動距離を
Mとして表すとすると、その後、M/(n+1)の演算
を行い、これにより工具の限界加工長を求める(S
5)。
【0015】例えば、工具の標準加工長が10mで、工
具の総移動距離が27mの場合、工具の交換回数nは2
回、工具の限界加工長は9mとなる。即ち、同一工具を
3本用意することが必要となることを意味している。
【0016】ステップ1からステップ5までの処理を全
てのNCデータについて行い、別のの記憶装置に一時退
避させておく。この処理が終了すれば、図2に示すプロ
グラムに移行する。
【0017】まず、NCデータ記憶装置からNCデータ
(説明の都合上、NCデータ1として表すものとする)
を逐次読み出し、新NCデータ記憶装置に逐次書き込む
(S6、S7)。そしてNCデータ1に工具移動命令が
含められていることを前提に、NCデータ1の工具移動
命令等のデータに基づき工具の移動距離を求める(S
8)。
【0018】次に、工具の交換を行う必要があるか否か
を判定する。工具の移動距離が工具の限界加工長以下で
ある場合、工具の交換を行う必要がないと判定して(S
9)、次のNCデータ(説明の都合上、NCデータ4と
する)の読み込みを行う(S6)。その後は上記と同様
の処理を行う。
【0019】一方、工具の移動距離が工具の限界加工長
を越えた場合、工具の交換を行う必要があると判定して
(S9)、工具交換に伴って必要なNCデータを作成
し、新NCデータ記憶装置のNCデータ1の次に付加す
る(S10、S11)。
【0020】この処理についてより詳しく説明する。ま
ず、NCデータ1の工具番号(ここでは工具番号1とす
る)等のデータからその工具の性状が同じ工具番号を決
定する。ここでは工具番号はデータ記憶装置に登録され
ておらず且つ最小の工具番号のものを選択して決定す
る。n≧2であれば、n個分の工具番号を決定する。即
ち、n=2であれば、2個分の工具番号(ここでは工具
番号2、3とする)を決定する。もっとも、工具番号を
オペレータがマニュアルで決定するようにしてもかまわ
ない(S10)。
【0021】新たな工具番号が決まれば、NCデータ1
の次に付加するNCデータ2(工具番号2)、NCデー
タ3(工具番号3)を作成する。このNCデータ2、3
はNCデータ1の工具情報、開始加工情報、工具移動命
令、加工終了情報等のデータに基づいて作成される。工
具番号1の工具から工具番号2の工具へと交換させるに
必要な工具移動命令等は予め別の記憶装置に予め用意さ
れているので、このデータを参照してNCデータ2を作
成する。NCデータ3についても同様である。NCデー
タ2、3が作成されれば、新NCデータ記憶装置に転送
させて、NCデータ1の次に追加する(S11)。
【0022】このような処理が終了すると、次のNCデ
ータ4の読み込みを行い(S6)、その後は上記と同様
の処理を行う。NCデータ記憶装置内の全てのNCデー
タについて読み込みが行なわれると、これで一連のプロ
グラムが終了する。この過程で、NCデータ1とNCデ
ータ4との間に、新たに作成されたNCデータ2、3が
挿入されることになる(図6参照)。
【0023】この新NCデータ記憶装置に格納された一
連のNCデータを用いてNCマシンを動作させると、以
下のような動作となる。ここでは、工具の標準加工長が
10mで、工具の総移動距離が27mの場合、工具の交
換回数nは2回、工具の限界加工長は9mである例につ
いて説明する。
【0024】まず、工具番号1の工具で加工距離が9m
になるまで加工し、その後一旦加工を中止し、工具番号
1と工具の性状が同じ工具である工具番号2の工具と自
動的に交換する。工具番号2の工具でも加工距離が9m
になるまで加工し、その後一旦加工を中止して、工具番
号1と工具の性状が同じ工具である工具番号3の工具に
自動的に交換する。工具番号3の工具で残りの距離(加
工距離は9m)を加工する。即ち、各工具の加工長が均
一であるので、同一性状の工具を複数本に分けて加工す
る場合でも、加工面精度の均一化や加工精度の向上とい
うメリットを期待できる。これ以後の動作についても同
様である。
【0025】なお、本実施例では工具の交換が必要か否
かを判定するに当たり、工具の限界加工長を用いたが、
標準加工長を用いてもかまわない。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明に係るNCデータ作成方法
による場合、工具の交換に伴って必要なNCデータを一
連のNCデータに自動的に挿入するようになっており、
NCデータの修正等に長い時間が必要となったり、この
際にミスが入り込むという従来法の欠点が解消される。
特に、複数本の同一性状の工具を用いて加工するに当た
り、各工具の加工長が均一であることから、加工面精度
が均一となり、加工精度が向上するばかりか、工具摩擦
量管理や加工後の工具研磨を容易に行うことができ、工
具の種類や工作物の材質の多様化に十分に対応すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
NCデータを作成するためのプログラムフローチャート
である。
【図2】図1に続くプログラムフローチャートである。
【図3】NCデータの構造を示す説明図である。
【図4】工具寿命データファイルの内容を表す説明図で
ある。
【図5】プログラム処理前のNCデータの説明図であ
る。
【図6】プログラム処理後のNCデータの説明図であ
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 17/09 B23Q 3/155 G05B 19/4065

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NCデータ記憶装置に記録された一連の
    NCデータを逐次読み出し、読み出されたNCデータの
    工作物材質及び工具情報を検索キーとして、予め用意さ
    れた工具寿命データファイルを検索し、これにより工具
    の標準加工長を求める一方読み出されたNCデータに
    基づいて工具移動距離を求め、当該工具の標準加工長及
    び工具移動距離に基づいて当該距離の加工を行うのに必
    要な工具の交換回数n(n≧2)及び当該工具1本当た
    りの加工長であり前記標準加工長より短い工具の限界加
    工長を求め、その後、同一性状の工具をn回交換すると
    ともに当該工具を用いて前記限界加工長だけ各々加工さ
    せるに必要なNCデータを作成し、一連のNCデータに
    追加するようにしたことを特徴とするNCデータ作成方
    法。
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DE10135531A1 (de) * 2001-07-20 2003-03-27 Reishauer Ag Verfahren und Vorrichtung zur Erfassung eines Verschleisszustandes von in der Zahnradfertigung eingesetzten Werkzeugen
JP5851684B2 (ja) * 2010-11-11 2016-02-03 株式会社ブリヂストン Ncプログラム作成方法及び作成装置
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