JP2971368B2 - ラミネート板製造用の熱転写ロール、該熱転写ロールを使用した金属薄板の加熱方法及び該熱転写ロールを備えたラミネート板製造装置 - Google Patents
ラミネート板製造用の熱転写ロール、該熱転写ロールを使用した金属薄板の加熱方法及び該熱転写ロールを備えたラミネート板製造装置Info
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- Y10T156/1741—Progressive continuous bonding press [e.g., roll couples]
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属薄板に樹脂
フィルムをラミネートする技術に関し、特に、金属薄板
に接着された樹脂フィルムに、結晶配向性を保持した部
分と、保持しない部分とができるようにする熱転写ロー
ル、及びこの熱転写ロールを用いた金属薄板の加熱方
法、さらには、この熱転写ロールを用いたラミネート板
の製造装置に関する。
フィルムをラミネートする技術に関し、特に、金属薄板
に接着された樹脂フィルムに、結晶配向性を保持した部
分と、保持しない部分とができるようにする熱転写ロー
ル、及びこの熱転写ロールを用いた金属薄板の加熱方
法、さらには、この熱転写ロールを用いたラミネート板
の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飲料用缶や食缶には、缶胴と缶底
とが一体となった2ピース缶が多く使用されている。こ
れらの2ピース缶には、通常、鋼やアルミニウムなどの
金属薄板に樹脂フィルムをラミネートした素材を用い
る。すなわち、上記の2ピース缶の缶胴と缶底とが一体
となった部分は、ラミネート板に、絞り加工やしごき加
工、あるいはストレッチ加工を加えて形成されたもので
ある。その場合、缶底部ではへこみができやすいので、
耐デンディング性(缶にへこみが生じたとき、フィルム
にクラックが入りにくいことを示す耐衝撃性の指標)が
要求され、一方、缶胴部は絞り加工などにより樹脂フィ
ルムが剥がれ易くなるので、剥がれにくさが要求され
る。このうち、耐デンディング性を向上させるには、二
軸延伸して結晶配向が生じたフィルムを使用するとよい
が、結晶配向が生じたフィルムは絞り加工やしごき加工
のときに剥がれ易い性質がある。したがって、へこみの
生じやすい缶底部は、結晶配向されたフィルムをラミネ
ートし、缶胴部は結晶配向されないフィルムをラミネー
トすることが望ましい。このような要求を満たすものと
して、本出願人は、特願平5−350056号におい
て、図6に示すような、胴底一体型缶用ラミネート板の
製造装置100を提案した。この装置では、まず、金属
薄板101を前段に設けられた複数の加熱ロール104
で樹脂フィルム102の接着に必要な温度以上、かつ結
晶配向度を低下させる温度未満の温度まで加熱する。次
に、テンションロール110により適度のテンションを
加えた状態で、上記金属薄板101を最終加熱ロールで
ある熱転写ロール105に当接させる。この熱転写ロー
ル105は、樹脂フィルム102の結晶配向度を低下さ
せる高い表面温度を有し、かつ図7に示すように、表面
に複数の凹部106を有する。熱転写ロール105の表
面に接触した部分の金属薄板は、樹脂フィルムの結晶配
向度を低下させる高い表面温度まで加熱され、凹部10
6と対向した部分の金属薄板は、加熱されないので、結
晶配向度を低下させない温度のままとなる。その後、ラ
ミネートロール107により樹脂フィルム102を接着
し、ラミネート板103とすると、金属薄板101の熱
転写ロール105の表面と接触した部分は、結晶配向度
が低下した樹脂フィルム102が接着され、凹部と対向
した部分には結晶配向度が維持された樹脂フィルム10
2が接着される。ラミネートロール107は、バックア
ップロール111に押され、樹脂フィルム102が金属
薄板101にぴったりと密着できるようにする。マーキ
ング装置112は、ブランク取りの位置を明らかにする
ためにラミネート板103に所定の目印を付ける装置
で、この装置により付けられた目印を目安にして、後に
ブランク取りが行われる。図8は、本製造装置100に
より製造されたラミネート板103から、熱転写ロール
の凹部106と対向した部分125を中心としてプレス
の打ち抜き加工などで取り出すブランク126を仮想線
で示した図である。このブランク126を用いて深絞り
等のプレス加工を行い、これにより、缶胴と缶底が一体
となった缶用部材を得る。このとき、ブランクの凹部1
06に対向した部分125が缶底部となり、残りのドー
ナツ状部分が缶胴部となる。本製造装置100により、
上記のドーナツ部分、すなわち、凹部106に対応する
部分以外の金属薄板101に高熱が与えられるので、缶
胴に対応する部分の樹脂フィルムの接着力が強くなり、
深絞り等のプレス加工の際に受ける強加工に缶胴部分の
樹脂フィルムを耐えさせることができる。なお、缶胴部
分の樹脂フィルム102は、結晶配向度が低下するが、
深絞り等のプレス加工の際に受ける強加工により、結晶
配向度を再び高くすることができる。一方、缶底部は結
晶配向度の高い樹脂フィルムが接着され、結局出来上が
った缶用部材は、缶胴部分と缶底部分の双方ともに結晶
配向度が高く、十分な耐デンディング性が得られる。
とが一体となった2ピース缶が多く使用されている。こ
れらの2ピース缶には、通常、鋼やアルミニウムなどの
金属薄板に樹脂フィルムをラミネートした素材を用い
る。すなわち、上記の2ピース缶の缶胴と缶底とが一体
となった部分は、ラミネート板に、絞り加工やしごき加
工、あるいはストレッチ加工を加えて形成されたもので
ある。その場合、缶底部ではへこみができやすいので、
耐デンディング性(缶にへこみが生じたとき、フィルム
にクラックが入りにくいことを示す耐衝撃性の指標)が
要求され、一方、缶胴部は絞り加工などにより樹脂フィ
ルムが剥がれ易くなるので、剥がれにくさが要求され
る。このうち、耐デンディング性を向上させるには、二
軸延伸して結晶配向が生じたフィルムを使用するとよい
が、結晶配向が生じたフィルムは絞り加工やしごき加工
のときに剥がれ易い性質がある。したがって、へこみの
生じやすい缶底部は、結晶配向されたフィルムをラミネ
ートし、缶胴部は結晶配向されないフィルムをラミネー
トすることが望ましい。このような要求を満たすものと
して、本出願人は、特願平5−350056号におい
て、図6に示すような、胴底一体型缶用ラミネート板の
製造装置100を提案した。この装置では、まず、金属
薄板101を前段に設けられた複数の加熱ロール104
で樹脂フィルム102の接着に必要な温度以上、かつ結
晶配向度を低下させる温度未満の温度まで加熱する。次
に、テンションロール110により適度のテンションを
加えた状態で、上記金属薄板101を最終加熱ロールで
ある熱転写ロール105に当接させる。この熱転写ロー
ル105は、樹脂フィルム102の結晶配向度を低下さ
せる高い表面温度を有し、かつ図7に示すように、表面
に複数の凹部106を有する。熱転写ロール105の表
面に接触した部分の金属薄板は、樹脂フィルムの結晶配
向度を低下させる高い表面温度まで加熱され、凹部10
6と対向した部分の金属薄板は、加熱されないので、結
晶配向度を低下させない温度のままとなる。その後、ラ
ミネートロール107により樹脂フィルム102を接着
し、ラミネート板103とすると、金属薄板101の熱
転写ロール105の表面と接触した部分は、結晶配向度
が低下した樹脂フィルム102が接着され、凹部と対向
した部分には結晶配向度が維持された樹脂フィルム10
2が接着される。ラミネートロール107は、バックア
ップロール111に押され、樹脂フィルム102が金属
薄板101にぴったりと密着できるようにする。マーキ
ング装置112は、ブランク取りの位置を明らかにする
ためにラミネート板103に所定の目印を付ける装置
で、この装置により付けられた目印を目安にして、後に
ブランク取りが行われる。図8は、本製造装置100に
より製造されたラミネート板103から、熱転写ロール
の凹部106と対向した部分125を中心としてプレス
の打ち抜き加工などで取り出すブランク126を仮想線
で示した図である。このブランク126を用いて深絞り
等のプレス加工を行い、これにより、缶胴と缶底が一体
となった缶用部材を得る。このとき、ブランクの凹部1
06に対向した部分125が缶底部となり、残りのドー
ナツ状部分が缶胴部となる。本製造装置100により、
上記のドーナツ部分、すなわち、凹部106に対応する
部分以外の金属薄板101に高熱が与えられるので、缶
胴に対応する部分の樹脂フィルムの接着力が強くなり、
深絞り等のプレス加工の際に受ける強加工に缶胴部分の
樹脂フィルムを耐えさせることができる。なお、缶胴部
分の樹脂フィルム102は、結晶配向度が低下するが、
深絞り等のプレス加工の際に受ける強加工により、結晶
配向度を再び高くすることができる。一方、缶底部は結
晶配向度の高い樹脂フィルムが接着され、結局出来上が
った缶用部材は、缶胴部分と缶底部分の双方ともに結晶
配向度が高く、十分な耐デンディング性が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
熱転写ロール105を用いて、実際に、2ピース缶用ラ
ミネート板を製造すると、金属薄板は、この熱転写ロー
ル上において、凹部と残りのドーナツ状部分との間に温
度差ができるので、熱歪により伸縮する。さらに、熱転
写ロールの凹加工部コーナーと、熱歪によりこのロール
上で伸縮する金属薄板との摩擦力が大きくなる。これら
の原因から、金属薄板の熱転写ロールの凹部と接触する
位置に、凹部の大きさと同径のリング状の傷が発生す
る。その傷の幅は、数十μm、深さは、1〜3μm程度
となる。
熱転写ロール105を用いて、実際に、2ピース缶用ラ
ミネート板を製造すると、金属薄板は、この熱転写ロー
ル上において、凹部と残りのドーナツ状部分との間に温
度差ができるので、熱歪により伸縮する。さらに、熱転
写ロールの凹加工部コーナーと、熱歪によりこのロール
上で伸縮する金属薄板との摩擦力が大きくなる。これら
の原因から、金属薄板の熱転写ロールの凹部と接触する
位置に、凹部の大きさと同径のリング状の傷が発生す
る。その傷の幅は、数十μm、深さは、1〜3μm程度
となる。
【0004】この後、樹脂フィルムをラミネートした
際、このリング状の傷は、金属薄板と樹脂フィルムの間
に気泡を生じさせる大きな原因となる。この気泡が生じ
た2ピース缶用ラミネート板を缶用部材として、缶容器
を製造した場合、気泡部分周辺の耐食性は著しく低下す
る。
際、このリング状の傷は、金属薄板と樹脂フィルムの間
に気泡を生じさせる大きな原因となる。この気泡が生じ
た2ピース缶用ラミネート板を缶用部材として、缶容器
を製造した場合、気泡部分周辺の耐食性は著しく低下す
る。
【0005】上記のリング状傷は、金属薄板と熱転写ロ
ールとの間の摩擦力を軽減すれば解消できる。このため
本出願人は、凹部のコーナーをR加工し、仕上げ精度を
上げることで、リング状傷の発生を解消しようと試みて
きた。この方法により、リング状傷の発生はある程度少
なく、かつ小さくすることが、可能となった。しかしな
がらこの方法では、リング状傷は、工業的に許容できる
範囲、即ち胴体一体型缶用ラミネート板において、金属
薄板と樹脂フィルムの間に気泡が発生しない程度の傷に
抑えることができない。
ールとの間の摩擦力を軽減すれば解消できる。このため
本出願人は、凹部のコーナーをR加工し、仕上げ精度を
上げることで、リング状傷の発生を解消しようと試みて
きた。この方法により、リング状傷の発生はある程度少
なく、かつ小さくすることが、可能となった。しかしな
がらこの方法では、リング状傷は、工業的に許容できる
範囲、即ち胴体一体型缶用ラミネート板において、金属
薄板と樹脂フィルムの間に気泡が発生しない程度の傷に
抑えることができない。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、凹部における上記リング状傷の発生を防止
し、かつ金属薄板に必要な温度分布を与えることが可能
な、熱転写ロールを提供することにある。また、この熱
転写ロールを用いた金属薄板の加熱方法及び、ラミネー
ト板の製造装置を提供する事にある。
のであり、凹部における上記リング状傷の発生を防止
し、かつ金属薄板に必要な温度分布を与えることが可能
な、熱転写ロールを提供することにある。また、この熱
転写ロールを用いた金属薄板の加熱方法及び、ラミネー
ト板の製造装置を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、金属薄板に接触して該金属薄板を加熱す
るラミネート板製造用の熱転写ロールにおいて、該熱転
写ロールの表面を平らに保持し、かつ内部の熱抵抗を変
えることによりロール表面に高温部と低温部とからなる
所定の熱伝達パターンを形成した構成を特徴としてい
る。
に、本発明は、金属薄板に接触して該金属薄板を加熱す
るラミネート板製造用の熱転写ロールにおいて、該熱転
写ロールの表面を平らに保持し、かつ内部の熱抵抗を変
えることによりロール表面に高温部と低温部とからなる
所定の熱伝達パターンを形成した構成を特徴としてい
る。
【0009】また、上記熱伝達パターンが、上記熱転写
ロール表面に熱伝達パターンの低温部に対応して形成さ
れた凹部と、熱転写ロールのほぼ全面を覆う薄い金属ス
リーブとからなる構成としたり、上記低温部が、上記熱
転写ロール表面に形成された凹部と、該凹部を閉塞する
ために熱転写ロールに接合された蓋体とからなる構成と
することができる。
ロール表面に熱伝達パターンの低温部に対応して形成さ
れた凹部と、熱転写ロールのほぼ全面を覆う薄い金属ス
リーブとからなる構成としたり、上記低温部が、上記熱
転写ロール表面に形成された凹部と、該凹部を閉塞する
ために熱転写ロールに接合された蓋体とからなる構成と
することができる。
【0010】本発明の熱転写ロールを使用した金属薄板
の加熱方法は、熱転写ロール内部の熱抵抗を変えること
により、平らなロール表面に高温部と低温部からなる所
定の熱伝達パターンを形成し、該熱転写ロールを高温部
が結晶配向性の樹脂フィルムの結晶配向度を低下させる
温度になるまで加熱し、該熱転写ロールに金属薄板を接
触させ、金属薄板の上記高温部に接触した部分を樹脂フ
ィルムの結晶配向度を低下させる温度まで加熱し、金属
薄板の上記低温部に接触した部分を前記樹脂フィルムの
接着に要する温度以上で結晶配向度を低下させる温度以
下に加熱する構成を特徴としている。または、上記熱転
写ロールの上記高温部が上記金属薄板を加熱し、上記低
温部が上記金属薄板を冷却する構成とすることもでき
る。本発明の熱転写ロールを備えたラミネート板製造装
置は、金属薄板に接触して該金属薄板を順次高い温度に
上昇させ、該金属薄板の少なくとも片面を熱可塑性樹脂
フィルムの接着に要する温度以上に過熱する複数の加熱
ロールと、上記金属薄板の少なくとも片面に供給される
熱可塑性樹脂フィルムを金属薄板に圧着するラミネート
ロールとを有するラミネート板の製造装置において、上
記ラミネートロールの手前側に、ロール表面に高温部と
低温部からなる所定の熱伝達パターンを形成した表面が
平らな熱転写ロールを設けた構成を特徴としている。
の加熱方法は、熱転写ロール内部の熱抵抗を変えること
により、平らなロール表面に高温部と低温部からなる所
定の熱伝達パターンを形成し、該熱転写ロールを高温部
が結晶配向性の樹脂フィルムの結晶配向度を低下させる
温度になるまで加熱し、該熱転写ロールに金属薄板を接
触させ、金属薄板の上記高温部に接触した部分を樹脂フ
ィルムの結晶配向度を低下させる温度まで加熱し、金属
薄板の上記低温部に接触した部分を前記樹脂フィルムの
接着に要する温度以上で結晶配向度を低下させる温度以
下に加熱する構成を特徴としている。または、上記熱転
写ロールの上記高温部が上記金属薄板を加熱し、上記低
温部が上記金属薄板を冷却する構成とすることもでき
る。本発明の熱転写ロールを備えたラミネート板製造装
置は、金属薄板に接触して該金属薄板を順次高い温度に
上昇させ、該金属薄板の少なくとも片面を熱可塑性樹脂
フィルムの接着に要する温度以上に過熱する複数の加熱
ロールと、上記金属薄板の少なくとも片面に供給される
熱可塑性樹脂フィルムを金属薄板に圧着するラミネート
ロールとを有するラミネート板の製造装置において、上
記ラミネートロールの手前側に、ロール表面に高温部と
低温部からなる所定の熱伝達パターンを形成した表面が
平らな熱転写ロールを設けた構成を特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】ロールの表面に凹部を形成し、そ
の上からスリーブで覆うので、ロール表面は平らにな
る。そして、ロール表面の凹部と対応していない部分で
は、熱の伝達がよく高温になり、凹部を覆う部分は、熱
の伝達が悪く低温になる。このように、ロール内部の熱
抵抗を変えることにより、ロール表面は平らなまま、ロ
ール表面に所定の熱伝達パターンが得られるので、熱転
写される金属薄板が熱歪によりロール上で伸縮しても、
金属薄板は、損傷を受けない。
の上からスリーブで覆うので、ロール表面は平らにな
る。そして、ロール表面の凹部と対応していない部分で
は、熱の伝達がよく高温になり、凹部を覆う部分は、熱
の伝達が悪く低温になる。このように、ロール内部の熱
抵抗を変えることにより、ロール表面は平らなまま、ロ
ール表面に所定の熱伝達パターンが得られるので、熱転
写される金属薄板が熱歪によりロール上で伸縮しても、
金属薄板は、損傷を受けない。
【0012】また、本発明の熱転写ロール1本で、伝熱
対象物との熱移動方向を二方向にできる、即ち、金属薄
板が高温部と低温部との中間の温度に一様に加熱されて
いる場合、高温部では金属薄板がさらに加熱され、低温
部では同じ金属薄板の別の部分が冷却されるといった具
合に、加熱と冷却とを同時に行うことが可能となる。こ
れは熱転写ロールの表面に凹凸がないため、全表面積が
伝熱面となり、かつ、ロール表面は所定の温度分布パタ
ーンを持つためである。本発明の熱転写ロールは、外部
から加熱或いは冷却する事により、任意の冷却量、加熱
量を同時に設定できることとなる。
対象物との熱移動方向を二方向にできる、即ち、金属薄
板が高温部と低温部との中間の温度に一様に加熱されて
いる場合、高温部では金属薄板がさらに加熱され、低温
部では同じ金属薄板の別の部分が冷却されるといった具
合に、加熱と冷却とを同時に行うことが可能となる。こ
れは熱転写ロールの表面に凹凸がないため、全表面積が
伝熱面となり、かつ、ロール表面は所定の温度分布パタ
ーンを持つためである。本発明の熱転写ロールは、外部
から加熱或いは冷却する事により、任意の冷却量、加熱
量を同時に設定できることとなる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は、本発明における熱転写ロールの第1実施
例を示す図で、図6のラミネート板製造装置における熱
転写ロール105に代わって、設けられるものである。
する。図1は、本発明における熱転写ロールの第1実施
例を示す図で、図6のラミネート板製造装置における熱
転写ロール105に代わって、設けられるものである。
【0014】図1(a)は、熱転写ロール1の外観を示
す斜視図で、(b)は断面図である。まず、本発明の熱
転写ロール1の製造方法の一例から説明する。表面が平
らなロール素材120に、図2に示すように、空隙とな
るための凹部106をエンドミル121で加工する。エ
ンドミル121は、図の上下方向に移動してロール素材
120の長手方向に一列に並んだ複数の凹部106を1
つずつ形成し、一列の凹部106が全て形成されたら、
図示しないマシニングセンタのインデックスユニットで
矢符号a方向に所定の回転をロールに与え、次の一列の
凹部106を形成する。これを繰り返して、ロール全面
に凹部を加工する。こうしてできたロールは、図7に示
す従来の熱転写ロール105と同じものである。次に、
この熱転写ロール105に、図3に示す薄肉金属のスリ
ーブ130をはめ込むと、図1に示すような表面が平ら
な本発明の熱転写ロール1になる。スリーブ130の厚
さは、0.3〜1mm程度としている。この熱転写ロー
ル1は、内部に組み込まれた電磁誘導による発熱手段、
又は、オイルヒーターによる発熱手段等の発熱手段によ
り加熱される。そして、ロール表面の凹部106に対応
していない部分1aと、凹部106を覆う部分1bとを
比較すると、1aの部分は熱の伝導がよいので高温にな
り、1bの部分は凹部の空気が熱抵抗となって低温にな
る。すなわち、熱転写ロール1の表面は高温部1aと低
温部1bとで熱伝達パターンが形成されることとなる。
す斜視図で、(b)は断面図である。まず、本発明の熱
転写ロール1の製造方法の一例から説明する。表面が平
らなロール素材120に、図2に示すように、空隙とな
るための凹部106をエンドミル121で加工する。エ
ンドミル121は、図の上下方向に移動してロール素材
120の長手方向に一列に並んだ複数の凹部106を1
つずつ形成し、一列の凹部106が全て形成されたら、
図示しないマシニングセンタのインデックスユニットで
矢符号a方向に所定の回転をロールに与え、次の一列の
凹部106を形成する。これを繰り返して、ロール全面
に凹部を加工する。こうしてできたロールは、図7に示
す従来の熱転写ロール105と同じものである。次に、
この熱転写ロール105に、図3に示す薄肉金属のスリ
ーブ130をはめ込むと、図1に示すような表面が平ら
な本発明の熱転写ロール1になる。スリーブ130の厚
さは、0.3〜1mm程度としている。この熱転写ロー
ル1は、内部に組み込まれた電磁誘導による発熱手段、
又は、オイルヒーターによる発熱手段等の発熱手段によ
り加熱される。そして、ロール表面の凹部106に対応
していない部分1aと、凹部106を覆う部分1bとを
比較すると、1aの部分は熱の伝導がよいので高温にな
り、1bの部分は凹部の空気が熱抵抗となって低温にな
る。すなわち、熱転写ロール1の表面は高温部1aと低
温部1bとで熱伝達パターンが形成されることとなる。
【0016】次に上記熱転写ロールの作用を説明する。
図6において、熱転写ロール105の代わりに本発明の
熱転写ロール1が取り付けられているものとする。金属
薄板101は複数の前段加熱ロール104を経て、缶底
部の樹脂フィルムとの接着に必要な温度以上であり、か
つ結晶配向度を低下させる温度未満まで熱せられる。一
方、熱転写ロール1は、高温部1aが樹脂フィルム10
2の結晶配向度を低下させる温度まで加熱されている
が、低温部1bは結晶配向度を低下させる温度未満にな
っている。金属薄板の熱転写ロール1の高温部1aに当
接した部分は、樹脂フィルムと高い密着性が得られ、低
温部1bと接触した部分は結晶配向性を保持した状態で
金属薄板に接着される。本発明の熱転写ロール1は表面
が平らなので、金属薄板101は、熱歪により伸縮して
もその表面に損傷を受けない。したがって、この2ピー
ス缶用ラミネート板製造装置によって製造されるラミネ
ート板103は、その金属薄板と樹脂フィルムの間に気
泡が無く、耐食性にも優れたものとなる。
図6において、熱転写ロール105の代わりに本発明の
熱転写ロール1が取り付けられているものとする。金属
薄板101は複数の前段加熱ロール104を経て、缶底
部の樹脂フィルムとの接着に必要な温度以上であり、か
つ結晶配向度を低下させる温度未満まで熱せられる。一
方、熱転写ロール1は、高温部1aが樹脂フィルム10
2の結晶配向度を低下させる温度まで加熱されている
が、低温部1bは結晶配向度を低下させる温度未満にな
っている。金属薄板の熱転写ロール1の高温部1aに当
接した部分は、樹脂フィルムと高い密着性が得られ、低
温部1bと接触した部分は結晶配向性を保持した状態で
金属薄板に接着される。本発明の熱転写ロール1は表面
が平らなので、金属薄板101は、熱歪により伸縮して
もその表面に損傷を受けない。したがって、この2ピー
ス缶用ラミネート板製造装置によって製造されるラミネ
ート板103は、その金属薄板と樹脂フィルムの間に気
泡が無く、耐食性にも優れたものとなる。
【0019】この後、樹脂フィルムがラミネートされた
金属薄板は、上記の目印を基に、プレスにより各ブラン
クを打ち抜かれる。そして、各ブランクは、プレスによ
り深絞り加工が施され、2ピース缶が製造される。この
ようにして得られた2ピース缶用部材は、缶底部及び缶
胴部いずれにおいても、結晶配向度が高く、所定の耐デ
ンディング性が得られるだけでなく、熱歪による金属薄
板のうける損傷が無く、ラミネートされた樹脂フィルム
との間に気泡もできず、耐食性に優れたものとなる。熱
転写ロール1に当接する前の金属薄板110が、高温部
1aと低温部1bの中間の温度の場合、金属薄板の高温
部1aと接触した部分は加熱され、低温部1bと接触し
た部分は熱を取られる(冷却される)。すなわち、本発
明の熱転写ロールは、表面が平らなので、加熱と冷却の
双方を同時に行うことができ、熱移動方向を二方向にす
ることができる。図4及び図5は、本発明の熱転写ロー
ルの第2実施例を示す図である。この実施例では、エン
ドミルで凹部106を形成し、従来とおなじ熱転写ロー
ル105を製造するところまでは第1実施例と同じであ
る。この第2の実施例では、図4に示すように、別のプ
レートをロール素材120の外径と同じ曲率半径に曲げ
てカーブプレート131とし、このカーブプレート13
1から凹部106より若干小さい蓋体132を打ち抜
く。次に、この蓋体132を位置決め用治具133で保
持し、この状態で図5(b)に示すように、凹部106
に被せ、凹部106の底から浮かせて空間ができるよう
にする。そして、蓋体132の周辺と凹部106の周辺
とを溶接等により接着し、位置決め用治具133を外
す。蓋体132はロールの表面から突出した状態になっ
ている。全ての凹部をこのように蓋体132で閉塞した
後、ロール素材120の表面を研削あるいは研磨し、平
らに仕上げる。すると、図1に示すのと外観が同じ表面
が平らな熱転写ロール1が出来上がる。この熱転写ロー
ルは、凹部106のない部分が高温部1aとなり、蓋体
132の部分が低温部1bとなる。作用は図1の熱転写
ロールと同じである。
金属薄板は、上記の目印を基に、プレスにより各ブラン
クを打ち抜かれる。そして、各ブランクは、プレスによ
り深絞り加工が施され、2ピース缶が製造される。この
ようにして得られた2ピース缶用部材は、缶底部及び缶
胴部いずれにおいても、結晶配向度が高く、所定の耐デ
ンディング性が得られるだけでなく、熱歪による金属薄
板のうける損傷が無く、ラミネートされた樹脂フィルム
との間に気泡もできず、耐食性に優れたものとなる。熱
転写ロール1に当接する前の金属薄板110が、高温部
1aと低温部1bの中間の温度の場合、金属薄板の高温
部1aと接触した部分は加熱され、低温部1bと接触し
た部分は熱を取られる(冷却される)。すなわち、本発
明の熱転写ロールは、表面が平らなので、加熱と冷却の
双方を同時に行うことができ、熱移動方向を二方向にす
ることができる。図4及び図5は、本発明の熱転写ロー
ルの第2実施例を示す図である。この実施例では、エン
ドミルで凹部106を形成し、従来とおなじ熱転写ロー
ル105を製造するところまでは第1実施例と同じであ
る。この第2の実施例では、図4に示すように、別のプ
レートをロール素材120の外径と同じ曲率半径に曲げ
てカーブプレート131とし、このカーブプレート13
1から凹部106より若干小さい蓋体132を打ち抜
く。次に、この蓋体132を位置決め用治具133で保
持し、この状態で図5(b)に示すように、凹部106
に被せ、凹部106の底から浮かせて空間ができるよう
にする。そして、蓋体132の周辺と凹部106の周辺
とを溶接等により接着し、位置決め用治具133を外
す。蓋体132はロールの表面から突出した状態になっ
ている。全ての凹部をこのように蓋体132で閉塞した
後、ロール素材120の表面を研削あるいは研磨し、平
らに仕上げる。すると、図1に示すのと外観が同じ表面
が平らな熱転写ロール1が出来上がる。この熱転写ロー
ルは、凹部106のない部分が高温部1aとなり、蓋体
132の部分が低温部1bとなる。作用は図1の熱転写
ロールと同じである。
【発明の効果】本発明はこのように、ロール内部の熱抵
抗を変えることにより、ロール表面が平らなまま、金属
薄板またはロールに所定の温度分布を与えることを特徴
としている。これにより、特に薄板金属を加熱又は冷却
する際、その温度分布の勾配が大きく、即ち熱歪の量が
多いときであっても、薄板金属表面が損傷を受けなくな
り、でき上がったラミネート板にリング状の傷がつくの
を効果的に防止することができる。
抗を変えることにより、ロール表面が平らなまま、金属
薄板またはロールに所定の温度分布を与えることを特徴
としている。これにより、特に薄板金属を加熱又は冷却
する際、その温度分布の勾配が大きく、即ち熱歪の量が
多いときであっても、薄板金属表面が損傷を受けなくな
り、でき上がったラミネート板にリング状の傷がつくの
を効果的に防止することができる。
【図1】本発明の熱転写ロールの第1実施例を示す図
で、(a)は熱転写ロールの斜視図、(b)は横断面図
である。
で、(a)は熱転写ロールの斜視図、(b)は横断面図
である。
【図2】ロール素材に凹部を形成する状態を示す斜視図
である。
である。
【図3】本発明の熱転写ロールの第1実施例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の熱転写ロールの第2実施例の製法を示
す図で、(a)はカーブプレートの斜視図、(b)は蓋
体の斜視図、(c)は蓋体を位置決め用治具で保持した
状態を示す斜視図である。
す図で、(a)はカーブプレートの斜視図、(b)は蓋
体の斜視図、(c)は蓋体を位置決め用治具で保持した
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の熱転写ロールの第2実施例の製法を示
す図で、(a)は凹部に蓋体を被せた状態を示す要部断
面図、(b)は蓋体を固定後、突出部を取り除いた状態
を示す要部断面図である。
す図で、(a)は凹部に蓋体を被せた状態を示す要部断
面図、(b)は蓋体を固定後、突出部を取り除いた状態
を示す要部断面図である。
【図6】従来のラミネート板製造装置の構成を示す図で
ある。
ある。
【図7】従来の熱転写ロールを示す斜視図である。
【図8】ラミネート板からブランクを打ち抜く状態を説
明するブランク板の図である。
明するブランク板の図である。
1 熱転写ロール 1a 高温部 1b 低温部 101 金属薄板 102 樹脂フィルム 103 ラミネート板 104 加熱ロール 106 凹部 107 ラミネートロール 130 金属スリーブ 132 蓋体
Claims (6)
- 【請求項1】 金属薄板に接触して該金属薄板を加熱す
るラミネート板製造用の熱転写ロールにおいて、該熱転
写ロールの表面を平らに保持し、かつ内部の熱抵抗を変
えることによりロール表面に高温部と低温部とからなる
所定の熱伝達パターンを形成したことを特徴とするラミ
ネート板製造用の熱転写ロール。 - 【請求項2】 上記熱伝達パターンが、上記熱転写ロー
ル表面に熱伝達パターンの低温部に対応して形成された
凹部と、熱転写ロールのほぼ全面を覆う薄い金属スリー
ブとからなることを特徴とする請求項1記載のラミネー
ト板製造用の熱転写ロール。 - 【請求項3】 上記低温部が、上記熱転写ロール表面に
形成された凹部と、該凹部を閉塞するために熱転写ロー
ルに接合された蓋体とからなることを特徴とする請求項
1記載のラミネート板製造用の熱転写ロール。 - 【請求項4】 熱転写ロール内部の熱抵抗を変えること
により、平らなロール表面に高温部と低温部からなる所
定の熱伝達パターンを形成し、該熱転写ロールを高温部
が結晶配向性の樹脂フィルムの結晶配向度を低下させる
温度になるまで加熱し、該熱転写ロールに金属薄板を接
触させ、金属薄板の上記高温部に接触した部分を樹脂フ
ィルムの結晶配向度を低下させる温度まで加熱し、金属
薄板の上記低温部に接触した部分を前記樹脂フィルムの
接着に要する温度以上で結晶配向度を低下させる温度以
下に加熱または冷却することを特徴とする金属薄板の加
熱方法。 - 【請求項5】 上記熱転写ロールの上記高温部が上記金
属薄板を加熱し、上記低温部が上記金属薄板を冷却する
ことを特徴とする請求項4記載の金属薄板の加熱方法。 - 【請求項6】 金属薄板に接触して該金属薄板を順次高
い温度に上昇させ、該金属薄板の少なくとも片面を熱可
塑性樹脂フィルムの接着に要する温度以上に加熱する複
数の加熱ロールと、上記金属薄板の少なくとも片面に供
給される熱可塑性樹脂フィルムを金属薄板に圧着するラ
ミネートロールとを有するラミネート板の製造装置にお
いて、上記ラミネートロールの手前側に、ロール表面に
高温部と低温部からなる所定の熱伝達パターンを形成し
た表面が平らな熱転写ロールを設けたことを特徴とする
ラミネート板の製造装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218327A JP2971368B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ラミネート板製造用の熱転写ロール、該熱転写ロールを使用した金属薄板の加熱方法及び該熱転写ロールを備えたラミネート板製造装置 |
AU66302/96A AU6630296A (en) | 1995-08-04 | 1996-08-02 | Thermal transfer roll for manufacture of laminate plate, method of heating metallic sheet by means of thermal transfer roll, and laminate plate manufacturing apparatus provided with thermal transfer roll |
CA002229006A CA2229006C (en) | 1995-08-04 | 1996-08-02 | Thermal transfer roll for manufacture of laminate plate, method of heating metallic sheet by means of thermal transfer roll, and laminate plate manufacturing apparatus provided with thermal transfer roll |
PCT/JP1996/002182 WO1997006001A1 (en) | 1995-08-04 | 1996-08-02 | Thermal transfer roll for manufacture of laminate plate, method of heating metallic sheet by means of thermal transfer roll, and laminate plate manufacturing apparatus provided with thermal transfer roll |
DE69627383T DE69627383T2 (de) | 1995-08-04 | 1996-08-02 | Wärmeübertragungsrolle zur herstellung einer laminierten platte, heizverfahren einer metallischen folie mittels einer wärmeübertragungsrolle und vorrichtung zur herstellung einer laminierten folie mit einer wärmeübertragungsrolle |
KR1019980700800A KR100271505B1 (ko) | 1995-08-04 | 1996-08-02 | 적층 플레이트 제조용 열전사롤,열전사롤을 이용한 금속시트의 가열방법 및 열전사롤을 구비한 적층 플레이트 제조장치 |
EP96925981A EP0881056B1 (en) | 1995-08-04 | 1996-08-02 | Thermal transfer roll for manufacture of laminate plate, method of heating metallic sheet by means of thermal transfer roll, and laminate plate manufacturing apparatus provided with thermal transfer roll |
US09/011,056 US6036814A (en) | 1995-08-04 | 1996-08-02 | Thermal transfer roll for manufacture of laminate plate, method of heating metallic sheet by means of thermal transfer roll, and laminate plate manufacturing apparatus provided with thermal transfer roll |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218327A JP2971368B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ラミネート板製造用の熱転写ロール、該熱転写ロールを使用した金属薄板の加熱方法及び該熱転写ロールを備えたラミネート板製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948103A JPH0948103A (ja) | 1997-02-18 |
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ID=16718120
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7218327A Expired - Fee Related JP2971368B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ラミネート板製造用の熱転写ロール、該熱転写ロールを使用した金属薄板の加熱方法及び該熱転写ロールを備えたラミネート板製造装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0881056B1 (ja) |
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KR (1) | KR100271505B1 (ja) |
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WO (1) | WO1997006001A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10130005B4 (de) * | 2001-06-25 | 2004-12-23 | Rasselstein Gmbh | Verfahren zur Beschichtung der Oberfläche eines Metallbandes mit einem Kunststoffilm und Verwendung eines nach dem Verfahren hergestellten Laminats |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3258386A (en) * | 1963-01-30 | 1966-06-28 | Nat Distillers Chem Corp | Thermosealing device |
US4105491A (en) * | 1975-02-21 | 1978-08-08 | Mobil Oil Corporation | Process and apparatus for the manufacture of embossed film laminations |
US4050886A (en) * | 1976-09-24 | 1977-09-27 | Xerox Corporation | Roll fuser |
US5209283A (en) * | 1988-07-08 | 1993-05-11 | Mannesmann Ag | Roll and/or roller for machines of continuous casting |
US5292298A (en) * | 1993-01-06 | 1994-03-08 | Roll Service Incorporated | Heat transfer roll |
EP0712718B1 (en) * | 1993-08-04 | 2000-05-17 | TOYO KOHAN Co., Ltd | Laminated plate and method of manufacturing the same |
JP2618325B2 (ja) * | 1993-12-29 | 1997-06-11 | 東洋鋼鈑株式会社 | ラミネート板の製造方法および製造装置 |
DE4407239A1 (de) * | 1994-03-04 | 1995-09-07 | Schwaebische Huettenwerke Gmbh | Dampfbeheizte Walze |
KR0148507B1 (ko) * | 1994-10-07 | 1998-12-01 | 김광호 | 전자사진장치에 있어서 정착용 히터롤러 |
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1995
- 1995-08-04 JP JP7218327A patent/JP2971368B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-08-02 AU AU66302/96A patent/AU6630296A/en not_active Abandoned
- 1996-08-02 US US09/011,056 patent/US6036814A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-02 WO PCT/JP1996/002182 patent/WO1997006001A1/ja active IP Right Grant
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