JP2971046B2 - 健康履物 - Google Patents

健康履物

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JP2971046B2
JP2971046B2 JP9073175A JP7317597A JP2971046B2 JP 2971046 B2 JP2971046 B2 JP 2971046B2 JP 9073175 A JP9073175 A JP 9073175A JP 7317597 A JP7317597 A JP 7317597A JP 2971046 B2 JP2971046 B2 JP 2971046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも足の五
指の付け根部分を覆う被覆体を備えた履物、例えば突っ
掛け、スリッパ、サンダル及び靴等の履物に係り、特に
足の五指及び五指の間(付け根部分)のつぼを刺激し、
健康促進効果を発揮できるようにした健康履物の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、人間の足の裏や足の五指及び五
指の間(指の付け根部分)には、抹消血管等に影響を及
ぼす多くのつぼがあり、これらのつぼに刺激を与える
と、血行が良くなり、体全体を快調に維持することがで
きると共に、各種神経のバランスが自然に調整され、健
康を促進できることが知られている。
【0003】そこで、従来から様々な構造の健康履物、
例えば足の裏を刺激する健康履物や足の五指及び五指
(指の付け根部分)の間を刺激する健康履物が開発さ
れ、利用に供されている。
【0004】従来、足の五指及び五指の間を刺激する健
康履物としては、例えば特開平9−37803号公報に
開示された構造のものが知られている。即ち、前記健康
履物10(突っ掛け)は、図8に示す如く、足の裏へ当
接する履物本体11の先端部側に、足の五指の間に入り
込む四本の指側鼻緒121 ,122 ,123 ,124
配置し、各指側鼻緒121 ,122 ,123 ,124
基端12aを足の指部分を覆う帯状被覆体13の先端
に、又、各指側鼻緒121,122 ,123 ,124
先端12bを履物本体11の先端近傍位置に夫々止着し
た構造となっている。
【0005】而して、前記健康履物10は、使用者が足
の五指の間に四本の指側鼻緒121,〜124 が入り込
むようにして履いて歩行すると、歩行中に各指側鼻緒1
1,〜124 が五指及び五指の間のつぼを刺激してマ
ッサージ作用を与えるので、抹消血管等が刺激され、血
行が良くなって長時間立ち仕事等をしても、足の疲労感
が少なくなる等の利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の健康
履物10の各指側鼻緒121 〜124 は、その先端12
bが基端12aよりも可なり前方へ位置する傾斜姿勢で
配設されている為、使用者の足の指の長さや指部分の形
状等が異なると、全ての指側鼻緒121 〜124が足の
五指の間に確実且つ良好な状態で入り込まないと云う問
題が発生した。例えば、一部の指側鼻緒が指の間へ浅く
入り込むと云うことがあった。この場合には、一部の指
の付け根部分が刺激を受けないと云う問題が発生した。
特に、足の指の長さや指部分の形状等は、人によって区
々であり、前記問題がより助長されることになる。
【0007】又、従来の健康履物10の各指側鼻緒12
1 〜124 は、帯状に形成されている為、足の五指の間
に入り込む際に捩じれた状態で入り込むことがあった。
即ち、指側鼻緒121 ,…は、その両面が指に対向する
状態で指の間に入り込むことがあった。この場合には、
指側鼻緒121 ,…が指及び指の間を刺激し難くなり、
健康促進効果が発揮され難いと云う問題が発生した。然
も、各指側鼻緒121 〜124 が帯状に形成されている
と、これらが指の間へ深く入り込んだときに、足が痛く
なると云う問題も発生した。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、使用者の足の指の長さや指部分の形状
等に関係なく、足の五指及び五指の間を確実且つ良好に
刺激できるようにした健康履物を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1の発明は、足の裏へ当接する履物
本体の表面側に、少なくとも足の五指の付け根部分を覆
う被覆体を設けた履物に於いて、前記履物本体と被覆体
との間に足の五指の間に入り込む四本の紐状体を配設
し、これら四本の紐状体のうち一番内側の紐状体の上端
及び下端を、この紐状体が緊張状態で且つ履物本体に対
して略垂直姿勢となるように被覆体の裏面及び履物本体
の表面に夫々止着し、又、残りの三本の紐状体の上端及
び下端を、これら三本の紐状体が上端側が下端側よりも
前方へ位置する傾斜姿勢となるように被覆体の裏面及び
履物本体の表面に夫々止着し、更に、前記各紐状体に足
の五指の間へ入り込んで五指及び五指の間を刺激する指
圧体を複数個宛取り付けたことに特徴がある。
【0010】本発明の請求項2の発明は、履物本体の表
面で且つ傾斜姿勢の三本の紐状体の下端が止着された前
側位置に、各紐状体に取り付けた下部側の指圧体が入り
込む窪み部を形成したことに特徴がある。
【0011】本発明の請求項3の発明は、各指圧体を、
合成樹脂材、合成ゴム材又は天然ゴム材により球状に形
成したことに特徴がある。
【0012】本発明の請求項4の発明は、各指圧体を、
銅材又は磁気を帯びた磁性材製の金属材により球状に形
成したことに特徴がある。
【0013】本発明の請求項5の発明は、各指圧体の表
面側に、永久磁石を露出状態で埋設固定したことに特徴
がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1乃至図5は本発明に係
る健康履物1の一例である突っ掛けを示すものであり、
当該突っ掛けは、足Fの裏へ当接する履物本体2と、履
物本体2の表面側に設けられ、足Fの指部分及び甲の一
部分に左右に向けて掛けられる帯状の被覆体3と、履物
本体2と被覆体3との間に配設され、足Fの五指Faの
間に入り込む四本の紐状体41 ,42 ,43 ,44 と、
各紐状体41 ,42 ,43 ,44 に複数個宛取り付けら
れ、足Fの五指Faの間に入り込む指圧体51 ,52
3 ,54 とから構成されている。尚、健康履物1の左
足用と右足用は、左右対称形状で且つ同一構造に構成さ
れている為、この実施の形態では、右足用の健康履物1
だけを図示し、これについて説明している。
【0015】前記四本の紐状体41 ,42 ,43 ,44
は、可撓性を有する材料、例えばナイロンやビニロン等
の合成繊維、綿や麻等の天然植物繊維、皮革材又は合成
皮革材等により紐状に形成されて居り、各上端4a及び
下端4bが被覆体3及び履物本体2に夫々取り付けられ
ている。
【0016】即ち、四本の紐状体41 ,42 ,43 ,4
4 のうち、一番内側の紐状体41 (足Fの親指と人差し
指との間に入り込む紐状体41 )は、被覆体3と履物本
体2との間に緊張状態で且つ履物本体2に対して略垂直
姿勢で配設されて居り、該紐状体41 の上端4aは被覆
体3の裏面へ、又、紐状体41 の下端4bは履物本体2
の表面で且つ上端4aに対向する位置へ夫々止着されて
いる。
【0017】一方、残りの三本の紐状体42 ,43 ,4
4 (足Fの人差し指と中指との間に入り込む紐状体
2 、中指と薬指との間に入り込む紐状体43 、薬指と
小指との間に入り込む紐状体44 )は、被覆体3と履物
本体2との間に若干弛んだ状態で且つ履物本体1に対し
て傾斜する姿勢で配設されて居り、各紐状体42
3 ,44 の上端4aは被覆体3の裏面へ、又、各紐状
体42 ,43 ,44 の下端4bは履物本体2の表面で且
つ上端4aよりも後方側(図1及び図2の右側)の位置
へ夫々止着されている。従って、各紐状体41 ,42
3 ,44 は、上端4a側が下端4b側よりも前方側
(図1及び図2の左側)へ位置する傾斜姿勢でもって、
履物本体2と被覆体3との間に配設されることになる。
【0018】尚、各紐状体41 ,42 ,43 ,44 の上
端4aを被覆体3へ止着する方法としては、各紐状体4
1 ,42 ,43 ,44 の上端4aを被覆体3へ接着剤に
より接着する方法や縫着する方法等がある。又、各紐状
体41 ,42 ,43 ,44 の下端4bを履物本体2へ止
着する方法としては、各紐状体41 ,42 ,43 ,4 4
の下端4bを履物本体2の表面へ接着剤により接着する
方法や縫着する方法等がある。
【0019】前記各指圧体51 ,52 ,53 ,54 は、
ウレタン樹脂等の軟質性の合成樹脂材、ウレタンゴムや
SBR等の軟質性の合成ゴム又は軟質性の天然ゴム等に
より球状に形成されて居り、足Fの五指Faの間に入り
込んで五指Fa及び五指Faの間(付け根部分)を刺激
するものである。即ち、各指圧体51 ,52 ,53 ,5
4 は、各紐状体41 ,42 ,43 ,44に連接状態で複
数個宛取り付けられて居り、五指Faの高さ等に関係な
く五指Fa及び五指Faの間を確実且つ良好に刺激でき
るようになっている。この例では、各指圧体51
2 ,53 ,54 は、これらに直径方向の貫通孔5aを
穿設し、該貫通孔5aへ紐状体41 ,42 ,43 ,44
を刺し通すことによって、紐状体41 ,42 ,43 ,4
4 へ取り付けられている。
【0020】尚、各指圧体51 ,52 ,53 ,54 の大
きさ(直径)は、足Fの五指Faの間に嵌め込むことが
でき、五指Faの間に嵌め込んだときには五指Fa及び
五指Faの間を確実に刺激することができると共に、五
指Faが痛くならない程度に選定されている。この例で
は、各指圧体51 ,52 ,53 ,54 の直径は、全て同
一に選定されている。
【0021】そして、履物本体2の表面で且つ傾斜姿勢
の三本の紐状体42 ,43 ,44 の下端4bが止着され
た前側位置には、これら三本の紐状体42 ,43 ,44
に取り付けられた下部側の指圧体52 ,53 ,54 が入
り込む窪み部2aが形成されている。この窪み部2aの
大きさ及び深さは、下部側の指圧体52 ,53 ,54
一つ若しくは二つ程度入り込むように選定されている。
【0022】次に、前記健康履物1(突っ掛け)を使用
する場合について説明する。前記健康履物1(突っ掛
け)を使用するには、履物本体2と被覆体3との間に足
Fの指部分を差し入れ、四本の紐状体41 ,42
3 ,44 とこれらに取り付けた指圧体51 ,52 ,5
3 ,54 とが足Fの五指Faの間へ夫々入り込むように
して履く。
【0023】この健康履物1は、足Fの親指と人差し指
との間に入り込む紐状体41 が緊張状態となっている
為、この紐状体41 とこれに取り付けた指圧体51 とが
親指と人差し指との間へ深く入り込んだ場合には、足F
の位置がずれるのを防止することができる。即ち、この
健康履物1は、緊張状態の紐状体41 によって履物本体
2に対する足Fの位置決めを円滑且つ良好に行うことが
できる。
【0024】又、この健康履物1は、人差し指と中指と
の間、中指と薬指との間、薬指と小指との間に夫々入り
込む各紐状体42 ,43 ,44 と各指圧体52 ,53
4とが傾斜姿勢で配置されている為、使用者の足Fの
指Faの長さや指部分の形状等に関係なく、各指圧体5
2 ,53 ,54 は各指Fa(人差し指、中指、薬指及び
小指)の間へ深く入り込んで確実に当接することにな
る。このとき、下部側に位置する各指圧体52 ,53
4 は、各指Faの間で履物本体2の表面側へ押し込ま
れ、履物本体2の窪み部2aへ入り込むことになる。
又、これに伴って若干弛んだ状態で且つ傾斜姿勢で配設
された三本の紐状体42 ,43 ,44 も、履物本体2の
表面側へ引っ張られ、緊張状態で各指Faの間へ入り込
むことになる。即ち、各紐状体42 ,43 ,44 は、足
Fの指Faの長さや指部分の形状等に応じてその長さが
調節された状態で各指Faの間へ入り込むことになる。
【0025】従って、各指圧体52 ,53 ,54 は、使
用者の足Fの指Faの長さや指部分の形状等が異なって
いても、足Fの指Faの間へ深く入り込むことができ、
各指Faの間へ確実且つ正確にフィットした状態で入り
込むことになる。又、履物本体2の表面側へ押し込まれ
た下部側に位置する指圧体42 ,43 ,44 は、履物本
体2の窪み部2aへ入り込む為、足Fの指Faの間や足
Fの裏を強く押圧することもない。
【0026】そして、使用者が健康履物1を履いた状態
で歩行すると、歩行中に各指圧体5 1 ,52 ,53 ,5
4 が五指Fa及び五指Faの間のつぼを刺激してマッサ
ージ作用を与えるので、抹消血管等が刺激され、血行が
良くなり、長時間の立ち仕事や長時間の歩行をしても、
足Fの疲労感が少なくなる。
【0027】特に、この健康履物1に於いては、各指圧
体51 ,52 ,53 ,54 が足Fの指Faの長さや形状
等に関係なく、足Fの五指Faの間に確実且つ正確にフ
ィットした状態で入り込んでいる為、足Fの一部の指F
aが痛くなったり、或いは一部の指Faや指Faの付け
根部分が刺激を受け難くなると云うこともなく、足Fの
五指Fa及び五指Faの間を確実且つ良好に刺激するこ
とになり、優れた健康促進効果が発揮されることにな
る。又、五指Faの間に嵌め込んだ球状の指圧体51
2 ,53 ,54 によって五指Faの間の通気性が極め
て良好となり、水虫等の皮膚病に掛り難くなる。更に、
各指圧体51 ,52 ,53 ,54 は、軟質性の合成樹脂
材等により形成されている為、各指圧体51 ,52 ,5
3 ,54 が五指Faの間に入り込んだときに若干弾性変
形することになる。その結果、例え指Faと指Faとの
間が狭い使用者であっても、指Faが痛くなったりする
と云うこともない。然も、履物本体2の表面に指圧体5
2 ,53 ,54 の一部が入り込む窪み部2aを形成して
いる為、指Faの間で押された指圧体52 ,53 ,54
は窪み部2aへ入り込み、指Faの間や足Fの裏を強く
押圧すると云うこともない。その結果、例え指圧体
2 ,53 ,54 が指Faの間の裏側に入り込んでも、
歩行中に足Fが痛くなるのを防止することができる。
【0028】図6は本発明に係る健康履物1の他の例で
ある靴を示すものであり、当該靴は、足Fの裏へ当接す
る履物本体2と、履物本体2の表面側に設けられ、足F
の指部分及び甲全体を覆う被覆体3と、履物本体2と被
覆体3との間に配設され、足Fの五指Faの間に入り込
む四本の紐状体41 ,42 ,43 ,44 と、各紐状体4
1 ,42 ,43 ,44 に複数個宛取り付けられ、足Fの
五指Faの間に入り込む複数の指圧体51 ,52
3 ,54 とから構成されている。尚、紐状体41 ,4
2 ,43 ,44 の材質、紐状体41 ,42 ,43 ,44
の履物本体2及び被覆体3への止着方法、紐状体41
2 ,43 ,44 の取り付け状態、紐状体41 ,42
3 ,44 の取り付け位置、指圧体51 ,52 ,5 3
4 の材質及び形状、指圧体51 ,52 ,53 ,54
紐状体41 ,42 ,43 ,44 への取り付け方法及び取
り付け状態、履物本体2の窪み部2aの形状及び大きさ
等は、上記健康履物1(突っ掛け)のものと同一となっ
ている。而して、この健康履物1(靴)も、上記健康履
物1(突っ掛け)と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0029】図7は各指圧体51 ,52 ,53 ,54
変形例を示すものであり、この指圧体51 ,52
3 ,54 は表面側に永久磁石6を露出状態で埋設固定
したものである。即ち、永久磁石6は、足Fの指Fa及
び指Faの付け根部分に直接当接するように、各指圧体
1 ,52 ,53 ,54 の外表面に形成した凹部5bに
嵌合保持されている。この永久磁石6には、800ガウ
ス以上の磁束密度を有すると共に、表面が球面状に形成
されたフェライト磁石が用いられている。このように、
指圧体51 ,52 ,53 ,54 に永久磁石6を埋設して
いると、指圧体51 ,52 ,53 ,54 を五指Faの間
に入れたときに、その磁気により血液循環がより促進さ
れ、健康促進効果が倍加することになる。
【0030】尚、上記各実施の形態では、健康履物1と
して突っ掛け及び靴について説明したが、本発明は、少
なくとも足Fの五指Faの付け根部分を覆う被覆体3を
備えた履物であれば、如何なる構造及び形状の履物にも
適用することができる。例えば、図示していないが、ス
リッパやサンダル等にも本発明を適用することができる
ことは勿論である。
【0031】上記各実施の形態では、履物本体2の表面
に指圧体52 ,53 ,54 が入り込む窪み部2aを形成
したが、指圧体52 ,53 ,54 の大きさが小さい場合
にはこの窪み部2aを省略するようにしても良い。
【0032】上記各実施の形態では、各指圧体51 ,5
2 ,53 ,54 を軟質性の合成樹脂材や軟質性の合成ゴ
ム材等により形成したが、他の実施の形態では、各指圧
体5 1 ,52 ,53 ,54 を硬質性の合成樹脂材や硬質
性の合成ゴム材により球状に形成するようにしても良
く、或いは各指圧体51 ,52 ,53 ,54 を銅材又は
磁気を帯びた磁性材製の金属材(例えば鋼材)により球
状に形成するようにしても良い。尚、指圧体51
2 ,53 ,54 を銅材により形成した場合には、銅イ
オンの持つ殺菌作用により足Fの指部分が殺菌され、水
虫等の皮膚病により掛り難くなる。又、指圧体51 ,5
2 ,53 ,54 を磁気を帯びた磁性材製の金属材より形
成した場合には、指圧体51 ,52 ,53 ,54 が磁気
を帯びている為、その磁気により血液循環がより促進さ
れ、健康促進効果が倍加することになる。
【0033】上記各実施の形態では、各指圧体51 ,5
2 ,53 ,54 を球状に形成するようにしたが、他の実
施の形態では、各指圧体51 ,52 ,53 ,54 を太鼓
状又は円柱状若しくはパイプ状に形成するようにしても
良い。
【0034】上記各実施の形態では、各指圧体51 ,5
2 ,53 ,54 を同一の大きさに形成したが、他の実施
の形態では、各指圧体51 ,52 ,53 ,54 の大きさ
を変えるようにしても良い。例えば、親指と人差し指と
の間隔は他の指の間隔よりも若干広めである為、親指と
人差し指との間に入り込む指圧体51 を他の指圧体55
2 ,53 ,54 よりもやや大きめに形成するようにして
も良い。
【0035】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1の健康履
物は、足の五指の間に入り込む四本の紐状体を設けると
共に、各紐状体に五指の間に入り込んで五指及び五指の
間を刺激する指圧体を取り付け、前記各紐状体のうち外
側の三本の紐状体を傾斜姿勢としている為、各指圧体は
使用者の足の指の長さや指部分の形状等に関係なく、足
の五指の間に確実且つ正確にフィットした状態で入り込
み、五指及び五指の間を確実且つ良好に刺激することに
なる。その結果、この健康履物を使用した場合、足の一
部の指が痛くなったり、或いは一部の指や指の付け根部
分が刺激を受け難くなると云うこともなく、足の五指及
び五指の間を確実且つ良好に刺激することができ、優れ
た健康促進効果が発揮されることになる。即ち、指及び
指の間にあるつぼが刺激され、血行等が促進されて長時
間の立ち仕事や長時間の歩行をしても、足の疲労感が少
なくなる。又、五指の間に嵌め込んだ指圧体によって五
指の間の通気性が極めて良好となり、水虫等の皮膚病に
掛り難くなる。
【0036】本発明の請求項2の健康履物は、履物本体
の表面に傾斜姿勢の紐状体に取り付けた指圧体が入り込
む窪み部を形成している為、例え下部側に位置する指圧
体が指の間で履物本体の表面側へ押されても、この指圧
体は窪み部へ入り込み、足の指の間や足の裏を強く押圧
することもない。その結果、下部側に位置する指圧体が
足の指の間の裏側に入り込んでも、歩行中に足の裏が痛
くなるのを防止することができる。
【0037】本発明の請求項3の健康履物は、各指圧体
を合成樹脂材又はゴム材により球状に形成している為、
五指の間に入り込んだときに五指及び五指の間を確実且
つ良好に押圧し、これらを確実に刺激することができ
る。然も、五指の間の通気性もより一層良くなる。
【0038】本発明の請求項4の健康履物は、各指圧体
を銅材若しくは磁気を帯びた磁性材製の金属材により球
状に形成している。その結果、指圧体を銅材により形成
した場合には、銅イオンの持つ殺菌作用により足の指部
分が殺菌され、水虫等の皮膚病により掛り難くなる。
又、指圧体を磁気を帯びた磁性材製の金属材により形成
した場合には、磁気により血液循環がより促進され、極
めて優れた健康促進効果が得られることになる。
【0039】本発明の請求項5の健康履物は、各指圧体
に永久磁石を埋設固定している為、履物を履いたときに
その磁気により血液循環がより促進され、極めて優れた
健康促進効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る健康履物(突っ掛け)の斜視図で
ある。
【図2】同じく健康履物の断面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】健康履物を履いた状態の部分平面図である。
【図5】同じく健康履物を履いた状態の一部切欠側面図
である。
【図6】本発明の他の例に係る健康履物(靴)を示し、
一部分を切り欠いた状態の側面図である。
【図7】健康履物の指圧体の変形例を示す部分拡大断面
図である。
【図8】従来の健康履物の斜視図である。
【符号の説明】
1は健康履物、2は履物本体、2aは窪み部、3は被覆
体、41 〜44 は紐状体、51 〜54 は指圧体、6は永
久磁石、Fは足、Faは指。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足(F)の裏へ当接する履物本体(2)
    の表面側に、少なくとも足(F)の五指(Fa)の付け
    根部分を覆う被覆体(3)を設けた履物に於いて、前記
    履物本体(2)と被覆体(3)との間に足(F)の五指
    (Fa)の間に入り込む四本の紐状体(41 〜44 )を
    配設し、これら四本の紐状体(41 〜44 )のうち一番
    内側の紐状体(41 )の上端(4a)及び下端(4b)
    を、この紐状体(41 )が緊張状態で且つ履物本体
    (2)に対して略垂直姿勢となるように被覆体(3)の
    裏面及び履物本体(2)の表面に夫々止着し、又、残り
    の三本の紐状体(42 〜44 )の上端(4a)及び下端
    (4b)を、これら三本の紐状体(42 〜44 )が上端
    (4a)側が下端(4b)側よりも前方へ位置する傾斜
    姿勢となるように被覆体(3)の裏面及び履物本体
    (2)の表面に夫々止着し、更に、前記各紐状体(41
    〜44 )に足(F)の五指(Fa)の間へ入り込んで五
    指(Fa)及び五指(Fa)の間を刺激する指圧体(5
    1 〜54 )を複数個宛取り付けたことを特徴とする健康
    履物。
  2. 【請求項2】 履物本体(2)の表面で且つ傾斜姿勢の
    三本の紐状体(42〜44 )の下端(4b)が止着され
    た前側位置に、各紐状体(42 〜44 )に取り付けた下
    部側の指圧体(52 〜54 )が入り込む窪み部(2a)
    を形成したことを特徴とする請求項1に記載の健康履
    物。
  3. 【請求項3】 各指圧体(51 〜54 )を、合成樹脂
    材、合成ゴム材又は天然ゴム材により球状に形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の健康履
    物。
  4. 【請求項4】 各指圧体(51 〜54 )を、銅材又は磁
    気を帯びた磁性材製の金属材により球状に形成したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の健康履物。
  5. 【請求項5】 各指圧体(51 〜54 )の表面側に、永
    久磁石(6)を露出状態で埋設固定したことを特徴とす
    る請求項1、請求項2又は請求項3に記載の健康履物。
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