JP2970325B2 - 陰極線管及び地磁気キャンセル方法 - Google Patents
陰極線管及び地磁気キャンセル方法Info
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- JP2970325B2 JP2970325B2 JP5187727A JP18772793A JP2970325B2 JP 2970325 B2 JP2970325 B2 JP 2970325B2 JP 5187727 A JP5187727 A JP 5187727A JP 18772793 A JP18772793 A JP 18772793A JP 2970325 B2 JP2970325 B2 JP 2970325B2
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- Japan
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- magnetic field
- cathode ray
- cancel
- ray tube
- tube
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管及び地磁気キャ
ンセル方法に関し、詳しくは、地磁気中で陰極線管を回
転させた時に生じる電子ビームのランディング位置の補
正を改善した陰極線管及び地磁気キャンセル方法に関す
る。
ンセル方法に関し、詳しくは、地磁気中で陰極線管を回
転させた時に生じる電子ビームのランディング位置の補
正を改善した陰極線管及び地磁気キャンセル方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管は、図7に示すように陰
極線管バルブ1のネック2に収納された電子銃3から発
せられた電子ビームLを、ファンネル4の外周に装着さ
れた偏向ヨーク5により走査しながら、フェースパネル
6の内面に形成された蛍光膜上に照射する構造を有す
る。この時、偏向ヨーク5により走査される電子ビーム
Lは、シャドウマスクを介して、フェースパネル6の内
面の蛍光膜を構成するドット状のRGB蛍光体に正確に
ランディングさせるようにしている。
極線管バルブ1のネック2に収納された電子銃3から発
せられた電子ビームLを、ファンネル4の外周に装着さ
れた偏向ヨーク5により走査しながら、フェースパネル
6の内面に形成された蛍光膜上に照射する構造を有す
る。この時、偏向ヨーク5により走査される電子ビーム
Lは、シャドウマスクを介して、フェースパネル6の内
面の蛍光膜を構成するドット状のRGB蛍光体に正確に
ランディングさせるようにしている。
【0003】しかしながら、カラー陰極線管を使用する
際、陰極線管バルブ1を地磁気B0中で回転させると、
偏向ヨーク5により走査される電子ビームLに地磁気B
0 が作用して、その電子ビームLの蛍光膜上でのランデ
ィング位置がずれるという不具合がある。
際、陰極線管バルブ1を地磁気B0中で回転させると、
偏向ヨーク5により走査される電子ビームLに地磁気B
0 が作用して、その電子ビームLの蛍光膜上でのランデ
ィング位置がずれるという不具合がある。
【0004】この不具合を解消するため、図7に示すよ
うに陰極線管バルブ1のフェースパネル6の外周端面に
コイル7〔以下、管面キャンセルコイルと称す〕を装着
し、この管面キャンセルコイル7により生じる磁界B1
でもって、地磁気B0 の水平成分をキャンセルすること
によって、地磁気B0 中で陰極線管バルブ1を回転させ
ても電子ビームLの蛍光膜上でのランディング位置がず
れることを補正するようにしている。
うに陰極線管バルブ1のフェースパネル6の外周端面に
コイル7〔以下、管面キャンセルコイルと称す〕を装着
し、この管面キャンセルコイル7により生じる磁界B1
でもって、地磁気B0 の水平成分をキャンセルすること
によって、地磁気B0 中で陰極線管バルブ1を回転させ
ても電子ビームLの蛍光膜上でのランディング位置がず
れることを補正するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに陰極線管バルブ1を地磁気B0 中で回転させた時に
生じる電子ビームLのランディング位置のずれaは、図
8に示すようにフェースパネル6の画面mにおいて、電
子ビームLが最大限に偏向される四隅部分で大きい。そ
して、その四隅部分では、その陰極線管バルブ1を36
0°回転させた場合、電子ビームLのランディング位置
のずれaが楕円移動軌跡となる。
うに陰極線管バルブ1を地磁気B0 中で回転させた時に
生じる電子ビームLのランディング位置のずれaは、図
8に示すようにフェースパネル6の画面mにおいて、電
子ビームLが最大限に偏向される四隅部分で大きい。そ
して、その四隅部分では、その陰極線管バルブ1を36
0°回転させた場合、電子ビームLのランディング位置
のずれaが楕円移動軌跡となる。
【0006】一方、管面キャンセルコイル7によるキャ
ンセル磁界B1 で、地磁気B0 の水平成分をキャンセル
するようにしているが、その結果、フェースパネル6の
画面mでは、上述した電子ビームLのランディング位置
のずれbが、図9に示すように放射方向に向く直線移動
軌跡に変換されるにとどまり、ランディング位置のずれ
bが依然として大きく存在しているというのが現状であ
った。
ンセル磁界B1 で、地磁気B0 の水平成分をキャンセル
するようにしているが、その結果、フェースパネル6の
画面mでは、上述した電子ビームLのランディング位置
のずれbが、図9に示すように放射方向に向く直線移動
軌跡に変換されるにとどまり、ランディング位置のずれ
bが依然として大きく存在しているというのが現状であ
った。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、電子ビームの
ランディング位置のずれを可及的に小さくし得る補正を
実現可能とした陰極線管及び地磁気キャンセル方法を提
供することにある。
されたもので、その目的とするところは、電子ビームの
ランディング位置のずれを可及的に小さくし得る補正を
実現可能とした陰極線管及び地磁気キャンセル方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明の陰極線管は、陰極線管バ
ルブのネックに収納した電子銃から発せられる電子ビー
ムを、ファンネル外周に装着した偏向ヨークにより走査
しながら、フェースパネル内面に形成した蛍光膜上に照
射する上で、フェースパネル外周端面に巻着した管面キ
ャンセルコイルにより地磁気に基づく電子ビームの蛍光
膜上でのランディング位置ずれを補正するようにした陰
極線管において、陰極線管バルブのネック外周あるいは
ファンネル外周の偏向ヨーク近傍に、管面キャンセルコ
イルによる管面キャンセル磁界と協働するネックキャン
セル磁界あるいはバレル状のファンネルキャンセル磁界
を発生させ地磁界の水平成分をキャンセルしてランディ
ング補正するネックキャンセルコイルあるいはファンネ
ルキャンセルコイルを巻着したことを特徴とする。
の技術的手段として、本発明の陰極線管は、陰極線管バ
ルブのネックに収納した電子銃から発せられる電子ビー
ムを、ファンネル外周に装着した偏向ヨークにより走査
しながら、フェースパネル内面に形成した蛍光膜上に照
射する上で、フェースパネル外周端面に巻着した管面キ
ャンセルコイルにより地磁気に基づく電子ビームの蛍光
膜上でのランディング位置ずれを補正するようにした陰
極線管において、陰極線管バルブのネック外周あるいは
ファンネル外周の偏向ヨーク近傍に、管面キャンセルコ
イルによる管面キャンセル磁界と協働するネックキャン
セル磁界あるいはバレル状のファンネルキャンセル磁界
を発生させ地磁界の水平成分をキャンセルしてランディ
ング補正するネックキャンセルコイルあるいはファンネ
ルキャンセルコイルを巻着したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の地磁気キャンセル方法は、
陰極線管バルブ内の電子銃から発せられた電子ビーム
を、フェースパネル内面の蛍光膜上に照射させる際に、
地磁気による電子ビームの蛍光膜上でのランディング位
置のずれを補正する方法であって、フェースパネル外周
端面で付与される管面キャンセル磁界に加えて、その管
面キャンセル磁界と同位相で協働するネックキャンセル
磁界あるいはファンネルキャンセル磁界をネック部であ
るいはファンネル部の変更ヨーク近傍でバレル状に付与
して地磁気の水平成分をキャンセルさせランディング補
正するようにしたことを特徴とする。
陰極線管バルブ内の電子銃から発せられた電子ビーム
を、フェースパネル内面の蛍光膜上に照射させる際に、
地磁気による電子ビームの蛍光膜上でのランディング位
置のずれを補正する方法であって、フェースパネル外周
端面で付与される管面キャンセル磁界に加えて、その管
面キャンセル磁界と同位相で協働するネックキャンセル
磁界あるいはファンネルキャンセル磁界をネック部であ
るいはファンネル部の変更ヨーク近傍でバレル状に付与
して地磁気の水平成分をキャンセルさせランディング補
正するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、管面キャンセルコイルによる管面
キャンセル磁界に加えて付与されるネックキャンセルコ
イルによるネックキャンセル磁界あるいはファンネルキ
ャンセルコイルによるファンネルキャンセル磁界が、管
面キャンセル磁界と同位相で協働し、地磁気中で陰極線
管バルブの回転により生じる電子ビームのランディング
位置のずれを最小限に小さく補正することができる。
キャンセル磁界に加えて付与されるネックキャンセルコ
イルによるネックキャンセル磁界あるいはファンネルキ
ャンセルコイルによるファンネルキャンセル磁界が、管
面キャンセル磁界と同位相で協働し、地磁気中で陰極線
管バルブの回転により生じる電子ビームのランディング
位置のずれを最小限に小さく補正することができる。
【0011】
【実施例】本発明に係る陰極線管及び地磁気キャンセル
方法の実施例を図1乃至図6に示して説明する。尚、図
7乃至図9と同一部分には同一参照符号を付して重複説
明は省略する。
方法の実施例を図1乃至図6に示して説明する。尚、図
7乃至図9と同一部分には同一参照符号を付して重複説
明は省略する。
【0012】図1及び図2に示す実施例のカラー陰極線
管は、陰極線管バルブ1のネック2に収納された電子銃
3から発せられた電子ビームLを、ファンネル4の外周
に装着された偏向ヨーク5により走査しながら、フェー
スパネル6の内面に形成された蛍光膜上に照射する構造
を有し、その陰極線管バルブ1のフェースパネル6の外
周端面に、地磁気B0 の水平成分をキャンセルする管面
キャンセル磁界B1 を生成する管面キャンセルコイル7
を装着すると共に、ネック2の外周に、管面キャンセル
磁界B1 と同位相で協働するネックキャンセル磁界B2
を生成するネックキャンセルコイル8を装着する。
管は、陰極線管バルブ1のネック2に収納された電子銃
3から発せられた電子ビームLを、ファンネル4の外周
に装着された偏向ヨーク5により走査しながら、フェー
スパネル6の内面に形成された蛍光膜上に照射する構造
を有し、その陰極線管バルブ1のフェースパネル6の外
周端面に、地磁気B0 の水平成分をキャンセルする管面
キャンセル磁界B1 を生成する管面キャンセルコイル7
を装着すると共に、ネック2の外周に、管面キャンセル
磁界B1 と同位相で協働するネックキャンセル磁界B2
を生成するネックキャンセルコイル8を装着する。
【0013】この実施例では、陰極線管バルブ1を地磁
気B0 中で回転させた時、管面キャンセルコイル7によ
り生じる管面キャンセル磁界B1 でもって、地磁気B0
の水平成分をキャンセルする際に残存したランディング
位置のずれb〔図9参照〕を、その管面キャンセル磁界
B1 と同位相で協働するネックキャンセル磁界B2 でも
って最小限に小さくすることができる。
気B0 中で回転させた時、管面キャンセルコイル7によ
り生じる管面キャンセル磁界B1 でもって、地磁気B0
の水平成分をキャンセルする際に残存したランディング
位置のずれb〔図9参照〕を、その管面キャンセル磁界
B1 と同位相で協働するネックキャンセル磁界B2 でも
って最小限に小さくすることができる。
【0014】即ち、陰極線管バルブ1を地磁気B0 中で
回転させた時に生じる電子ビームLのランディング位置
のずれaが、フェースパネル6の画面mの四隅部分で、
楕円移動軌跡であったのが〔図8参照〕、管面キャンセ
ルコイル7による管面キャンセル磁界B1 でもって、放
射方向に向く直線移動軌跡に変換されたランディング位
置のずれbとなる〔図9参照〕。一方、ネックキャンセ
ルコイル8によるネックキャンセル磁界B2 によれば、
地磁気B0 による電子ビームLのランディング位置のず
れcは、図3に示すように鉛直方向に向く直線移動軌跡
に変換される。そこで、管面キャンセルコイル7による
管面キャンセル磁界B1 に加えてネックキャンセルコイ
ル8によるネックキャンセル磁界B2 を協働させると、
ランディング位置のずれdを、図4に示すように水平方
向に向く微小な直線移動軌跡とすることができ、地磁気
B0 の水平成分を大きくキャンセルすることができて電
子ビームLのランディング位置のずれをより一層補正で
きる。
回転させた時に生じる電子ビームLのランディング位置
のずれaが、フェースパネル6の画面mの四隅部分で、
楕円移動軌跡であったのが〔図8参照〕、管面キャンセ
ルコイル7による管面キャンセル磁界B1 でもって、放
射方向に向く直線移動軌跡に変換されたランディング位
置のずれbとなる〔図9参照〕。一方、ネックキャンセ
ルコイル8によるネックキャンセル磁界B2 によれば、
地磁気B0 による電子ビームLのランディング位置のず
れcは、図3に示すように鉛直方向に向く直線移動軌跡
に変換される。そこで、管面キャンセルコイル7による
管面キャンセル磁界B1 に加えてネックキャンセルコイ
ル8によるネックキャンセル磁界B2 を協働させると、
ランディング位置のずれdを、図4に示すように水平方
向に向く微小な直線移動軌跡とすることができ、地磁気
B0 の水平成分を大きくキャンセルすることができて電
子ビームLのランディング位置のずれをより一層補正で
きる。
【0015】次に、図5及び図6に示す第2の実施例で
あるカラー陰極線管は、陰極線管バルブ1のフェースパ
ネル6の外周端面に、地磁気B0 の水平成分をキャンセ
ルする管面キャンセル磁界B1 を生成する管面キャンセ
ルコイル7を装着すると共に、ファンネル4の外周の偏
向ヨーク5近傍に、管面キャンセル磁界B1 と同位相で
協働するファンネルキャンセル磁界B3 を生成するファ
ンネルキャンセルコイル9を装着する。尚、ファンネル
キャンセルコイル9は、偏向ヨーク5の前端内部に組み
込むようにしたり、或いは、偏向ヨーク5の前端に近接
配置するようにしてもよい。このファンネルキャンセル
コイル9によるファンネルキャンセル磁界B3 をバレル
状とするため、ファンネル4の外周に沿って彎曲したコ
ア10を付設する。
あるカラー陰極線管は、陰極線管バルブ1のフェースパ
ネル6の外周端面に、地磁気B0 の水平成分をキャンセ
ルする管面キャンセル磁界B1 を生成する管面キャンセ
ルコイル7を装着すると共に、ファンネル4の外周の偏
向ヨーク5近傍に、管面キャンセル磁界B1 と同位相で
協働するファンネルキャンセル磁界B3 を生成するファ
ンネルキャンセルコイル9を装着する。尚、ファンネル
キャンセルコイル9は、偏向ヨーク5の前端内部に組み
込むようにしたり、或いは、偏向ヨーク5の前端に近接
配置するようにしてもよい。このファンネルキャンセル
コイル9によるファンネルキャンセル磁界B3 をバレル
状とするため、ファンネル4の外周に沿って彎曲したコ
ア10を付設する。
【0016】この実施例では、陰極線管バルブ1を地磁
気B0 中で回転させた時、管面キャンセルコイル7によ
り生じる管面キャンセル磁界B1 でもって、地磁気B0
の水平成分をキャンセルする際に残存したランディング
位置のずれb〔図9参照〕を、管面キャンセル磁界B1
と同位相で協働するファンネルキャンセル磁界B3 でも
って完全にキャンセルすることができる。
気B0 中で回転させた時、管面キャンセルコイル7によ
り生じる管面キャンセル磁界B1 でもって、地磁気B0
の水平成分をキャンセルする際に残存したランディング
位置のずれb〔図9参照〕を、管面キャンセル磁界B1
と同位相で協働するファンネルキャンセル磁界B3 でも
って完全にキャンセルすることができる。
【0017】即ち、陰極線管バルブ1を地磁気B0 中で
回転させた時に生じる電子ビームLのランディング位置
のずれaが、フェースパネル6の画面の四隅部分で、楕
円移動軌跡であったのが〔図8参照〕、管面キャンセル
コイル7による管面キャンセル磁界B1 でもって、放射
方向に向く直線移動軌跡に変換されたランディング位置
bとなる〔図9参照〕。そこで、管面キャンセルコイル
7による管面キャンセル磁界B1 に加えてファンネルキ
ャンセルコイル9によるファンネルキャンセル磁界B3
を協働させると、電子ビームLのランディング位置のず
れbが放射方向に向く直線移動軌跡であったのが、図6
に示すようにファンネルキャンセル磁界B3 がバレル状
であるため、ランディング位置のずれ方向と反対方向に
作用させることができて、電子ビームLのランディング
位置のずれbを完全にキャンセルすることができる。
回転させた時に生じる電子ビームLのランディング位置
のずれaが、フェースパネル6の画面の四隅部分で、楕
円移動軌跡であったのが〔図8参照〕、管面キャンセル
コイル7による管面キャンセル磁界B1 でもって、放射
方向に向く直線移動軌跡に変換されたランディング位置
bとなる〔図9参照〕。そこで、管面キャンセルコイル
7による管面キャンセル磁界B1 に加えてファンネルキ
ャンセルコイル9によるファンネルキャンセル磁界B3
を協働させると、電子ビームLのランディング位置のず
れbが放射方向に向く直線移動軌跡であったのが、図6
に示すようにファンネルキャンセル磁界B3 がバレル状
であるため、ランディング位置のずれ方向と反対方向に
作用させることができて、電子ビームLのランディング
位置のずれbを完全にキャンセルすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、管面キャンセルコイル
による管面キャンセル磁界に加えて付与されるネックキ
ャンセルコイルによるネックキャンセル磁界あるいはフ
ァンネルキャンセルコイルによるファンネルキャンセル
磁界が、管面キャンセル磁界と同位相で協働し、地磁気
中で陰極線管バルブの回転により生じる電子ビームのラ
ンディング位置のずれを最小限に小さく補正することが
できるので、地磁気中で陰極線管を回転させても、電子
ビームのランディング位置を高精度に維持することがで
きる高品質の陰極線管を提供することができる。
による管面キャンセル磁界に加えて付与されるネックキ
ャンセルコイルによるネックキャンセル磁界あるいはフ
ァンネルキャンセルコイルによるファンネルキャンセル
磁界が、管面キャンセル磁界と同位相で協働し、地磁気
中で陰極線管バルブの回転により生じる電子ビームのラ
ンディング位置のずれを最小限に小さく補正することが
できるので、地磁気中で陰極線管を回転させても、電子
ビームのランディング位置を高精度に維持することがで
きる高品質の陰極線管を提供することができる。
【図1】本発明に係る陰極線管の一実施例を示す平断面
図
図
【図2】図1のI−I線に沿う断面図
【図3】ネックキャンセル磁界による電子ビームのラン
ディング位置のずれを示すフェースパネル画面の説明図
ディング位置のずれを示すフェースパネル画面の説明図
【図4】管面キャンセル磁界にネックキャンセル磁界を
協働させた時の電子ビームのランディング位置のずれを
示すフェースパネル画面の説明図
協働させた時の電子ビームのランディング位置のずれを
示すフェースパネル画面の説明図
【図5】本発明の他の実施例を示す正断面図
【図6】図5のII−II線に沿う断面図
【図7】管面キャンセルコイルを装着した従来の陰極線
管を示す断面図
管を示す断面図
【図8】管面キャンセル磁界がない場合での地磁気によ
る電子ビームのランディング位置のずれを示すフェース
パネル画面の説明図
る電子ビームのランディング位置のずれを示すフェース
パネル画面の説明図
【図9】管面キャンセル磁界による電子ビームのランデ
ィング位置のずれを示すフェースパネル画面の説明図
ィング位置のずれを示すフェースパネル画面の説明図
1 陰極線管バルブ 2 ネック 3 電子銃 4 ファンネル 5 偏向ヨーク 6 フェースパネル 7 管面キャンセルコイル 8 ネックキャンセルコイル 9 ファンネルキャンセルコイル B0 地磁気 B1 管面キャンセル磁界 B2 ネックキャンセル磁界 B3 ファンネルキャンセル磁界 L 電子ビーム
Claims (4)
- 【請求項1】陰極線管バルブのネックに収納した電子銃
から発せられる電子ビームを、ファンネル外周に装着し
た偏向ヨークにより走査しながら、フェースパネル内面
に形成した蛍光膜上に照射する上で、フェースパネル外
周端面に巻着した管面キャンセルコイルにより、地磁気
に基づく電子ビームの蛍光膜上でのランディング位置ず
れを補正するようにした陰極線管において、陰極線管バ
ルブのネック外周に、管面キャンセルコイルによる管面
キャンセル磁界と協働するネックキャンセル磁界を発生
させ地磁気の水分成分をキャンセルしてランディング補
正するネックキャンセルコイルを巻着したことを特徴と
する陰極線管。 - 【請求項2】陰極線管バルブのネックに収納した電子銃
から発せられる電子ビームを、ファンネル外周に装着し
た偏向ヨークにより走査しながら、フェースパネル内面
に形成した蛍光膜上に照射する上で、フェースパネル外
周端面に巻着した管面キャンセルコイルにより地磁気に
基づく電子ビームの蛍光膜上でのランディング位置ずれ
を補正するようにした陰極線管において、陰極線管バル
ブのファンネル外周の偏向ヨーク近傍に、管面キャンセ
ルコイルによる管面キャンセル磁界と協働するバレル状
のファンネルキャンセル磁界を発生させ地磁界の水平成
分をキャンセルしてランディング補正するファンネルキ
ャンセルコイルを巻着したことを特徴とする陰極線管。 - 【請求項3】陰極線管バルブ内の電子銃から発せられた
電子ビームを、フェースパネル内面の蛍光膜上に照射さ
せる際に、地磁界による電子ビームの蛍光膜上でのラン
ディング位置ずれを補正する方法であって、フェースパ
ネル外周端面で付与される管面キャンセル磁界に加え
て、その管面キャンセル磁界と同位相で協働するネック
キャンセル磁界をネック部で付与して地磁界の水平成分
をキャンセルさせランディング補正するようにしたこと
を特徴とする地磁界キャンセル方法。 - 【請求項4】陰極線管バルブ内の電子銃から発せられた
電子ビームを、フェースパネル内面の蛍光膜上に照射さ
せる際に、地磁界による電子ビームの蛍光膜上でのラン
ディング位置ずれを補正する方法であって、フェースパ
ネル外周端面で付与される管面キャンセル磁界に加え
て、その管面キャンセル磁界と同位相で協働するネック
キャンセル磁界をファンネルキャンセル磁界をファンネ
ル部の偏向ヨーク近傍でバレル状に付与して地磁界の水
平成分をキャンセルさせランディング補正するようにし
たことを特徴とする地磁界キャンセル方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187727A JP2970325B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 陰極線管及び地磁気キャンセル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187727A JP2970325B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 陰極線管及び地磁気キャンセル方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746617A JPH0746617A (ja) | 1995-02-14 |
JP2970325B2 true JP2970325B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=16211129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5187727A Expired - Lifetime JP2970325B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 陰極線管及び地磁気キャンセル方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970325B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3831186B2 (ja) | 2000-09-08 | 2006-10-11 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の収納ボックス構造 |
US7806213B2 (en) | 2004-12-17 | 2010-10-05 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Piping structure for transporting a fuel |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0752954B2 (ja) * | 1984-12-03 | 1995-06-05 | 株式会社日立製作所 | Crtカラ−デイスプレイの地磁気補正装置 |
JP2571293B2 (ja) * | 1990-02-07 | 1997-01-16 | 三菱電機株式会社 | カラー陰極線管ディスプレイ装置 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP5187727A patent/JP2970325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0746617A (ja) | 1995-02-14 |
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