JP2969737B2 - ガンマカメラ装置 - Google Patents
ガンマカメラ装置Info
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- JP2969737B2 JP2969737B2 JP4884190A JP4884190A JP2969737B2 JP 2969737 B2 JP2969737 B2 JP 2969737B2 JP 4884190 A JP4884190 A JP 4884190A JP 4884190 A JP4884190 A JP 4884190A JP 2969737 B2 JP2969737 B2 JP 2969737B2
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明は、被検体に投与された放射性同位元素(R
I)からの放射線を検出することによって、RI分布像を
得るガンマカメラ装置に係り、特に、被検体とガンマカ
メラとを相対的に移動させて被検体の全身像を得るガン
マカメラ装置に関する。
I)からの放射線を検出することによって、RI分布像を
得るガンマカメラ装置に係り、特に、被検体とガンマカ
メラとを相対的に移動させて被検体の全身像を得るガン
マカメラ装置に関する。
B.従来技術 被検体の全身撮像を行うガンマカメラ装置としては従
来、以下のような装置が知られている。
来、以下のような装置が知られている。
被検体が仰臥するベッドの長手方向と平行するように
床面上に敷かれたレール上に、中央部に空孔を有したフ
レームが移動可能に配されている。そのフレームの空孔
内には、円運動可能なように支持アームが保持されてい
る。支持アームの両端部には、被検体に投与された放射
性同位元素からの放射線を検出するガンマカメラと、こ
のガンマカメラと略同重量のカウンタウエイトとが取り
つけられており、ガンマカメラはそのカウンタウエイト
によるバランス方式で支持されている。
床面上に敷かれたレール上に、中央部に空孔を有したフ
レームが移動可能に配されている。そのフレームの空孔
内には、円運動可能なように支持アームが保持されてい
る。支持アームの両端部には、被検体に投与された放射
性同位元素からの放射線を検出するガンマカメラと、こ
のガンマカメラと略同重量のカウンタウエイトとが取り
つけられており、ガンマカメラはそのカウンタウエイト
によるバランス方式で支持されている。
このような、ガンマカメラ装置で被検体の全身像を撮
像する場合には、レールに沿ってフレームを移動させな
がら行うが、この移動中に、ガンマカメラと被検体とが
接触すると、ガンマカメラに設けられているセンサが働
き、支持アームを回転させて、ガンマカメラを被検体の
上方空間に退避させるとともに、フレームの移動を停止
させて、被検体の身の安全を守っている。
像する場合には、レールに沿ってフレームを移動させな
がら行うが、この移動中に、ガンマカメラと被検体とが
接触すると、ガンマカメラに設けられているセンサが働
き、支持アームを回転させて、ガンマカメラを被検体の
上方空間に退避させるとともに、フレームの移動を停止
させて、被検体の身の安全を守っている。
C.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来装置には次のような問題
点がある。
点がある。
被検体とガンマカメラとが接触し、ガンマカメラを被
検体の上方空間に退避させるとき、ガンマカメラを支持
している支持アームを回転させているため、ガンマカメ
ラは円軌跡を描きながら、被検体から退避する。したが
って、退避前後のガンマカメラの水平方向成分の位置関
係には、「ずれ」が生じる。
検体の上方空間に退避させるとき、ガンマカメラを支持
している支持アームを回転させているため、ガンマカメ
ラは円軌跡を描きながら、被検体から退避する。したが
って、退避前後のガンマカメラの水平方向成分の位置関
係には、「ずれ」が生じる。
このため、退避後に再びその退避位置からガンマカメ
ラの移動を再開すると、退避後に得られた画像は、退避
前に得られた画像に対して位置がずれた画像となる。こ
のような画像の位置ずれに対して、従来のガンマカメラ
装置では、退避後の画像を別の画像メモリに収納し、術
者は退避前に得られた画像と退避後の画像とを別々に観
察している。しかし、これでは被検体の全身像を連続し
て観察することはできず、全身診断を行う上で好ましい
ものではない。そこで、ガンマカメラが被検体と接触し
て退避すると、その退避位置からフレームを移動原点に
戻し、再び被検体の全身撮像を行う手法が採られるが、
撮影時間が長くなり、被検体に与える苦痛を増加させる
だけでなく、検査スループットを低下させるという問題
点が生じる。
ラの移動を再開すると、退避後に得られた画像は、退避
前に得られた画像に対して位置がずれた画像となる。こ
のような画像の位置ずれに対して、従来のガンマカメラ
装置では、退避後の画像を別の画像メモリに収納し、術
者は退避前に得られた画像と退避後の画像とを別々に観
察している。しかし、これでは被検体の全身像を連続し
て観察することはできず、全身診断を行う上で好ましい
ものではない。そこで、ガンマカメラが被検体と接触し
て退避すると、その退避位置からフレームを移動原点に
戻し、再び被検体の全身撮像を行う手法が採られるが、
撮影時間が長くなり、被検体に与える苦痛を増加させる
だけでなく、検査スループットを低下させるという問題
点が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので
あって、ガンマカメラ退避後にそのままガンマカメラの
移動を再開しても、連続した全身像を得ることができる
ガンマカメラ装置を提供することを目的としている。
あって、ガンマカメラ退避後にそのままガンマカメラの
移動を再開しても、連続した全身像を得ることができる
ガンマカメラ装置を提供することを目的としている。
D.課題を解決するための手段 この発明は、上記目的を達成するために次のような構
成を備えている。
成を備えている。
即ち、この発明に係るガンマカメラ装置は、被検体に
投与した放射性同位元素からの放射線を検出するガンマ
カメラを、カウンタウエイトを取り付けた支持アームに
よってバランス方式で支持し、このガンマカメラと被検
体とを被検体の体軸方向に相対的に移動させて全身像を
撮像するガンマカメラ装置において、前記移動中におけ
るガンマカメラと被検体との接触を検知する検知手段
と、前記検知手段から検知信号が出力されると前記支持
アームを回動させてガンマカメラを被検体から離れるよ
うに退避させる回動制御手段と、前記検知信号を受け
て、被検体の体軸方向へのガンマカメラの相対移動を停
止させ、前記ガンマカメラ退避後に、その退避位置から
被検体の体軸方向へガンマカメラの相対移動を再開させ
る移動制御手段と、ガンマカメラの退避前後に生じる水
平方向の位置ずれ量を検出する検出手段と、前記検出さ
れた位置ずれ量に基づいて、移動再開後に得られた画像
の位置を補正する画像位置補正手段とを備えたことを特
徴としている。
投与した放射性同位元素からの放射線を検出するガンマ
カメラを、カウンタウエイトを取り付けた支持アームに
よってバランス方式で支持し、このガンマカメラと被検
体とを被検体の体軸方向に相対的に移動させて全身像を
撮像するガンマカメラ装置において、前記移動中におけ
るガンマカメラと被検体との接触を検知する検知手段
と、前記検知手段から検知信号が出力されると前記支持
アームを回動させてガンマカメラを被検体から離れるよ
うに退避させる回動制御手段と、前記検知信号を受け
て、被検体の体軸方向へのガンマカメラの相対移動を停
止させ、前記ガンマカメラ退避後に、その退避位置から
被検体の体軸方向へガンマカメラの相対移動を再開させ
る移動制御手段と、ガンマカメラの退避前後に生じる水
平方向の位置ずれ量を検出する検出手段と、前記検出さ
れた位置ずれ量に基づいて、移動再開後に得られた画像
の位置を補正する画像位置補正手段とを備えたことを特
徴としている。
E.作 用 この発明のガンマカメラ装置による作用は、以下の通
りである。
りである。
ガンマカメラと被検体とを被検体の体軸方向に相対的
に移動させて全身像を撮像する際に、ガンマカメラが被
検体に接触すると、検知手段がこれを検知し、検知信号
を回動制御手段と移動制御手段に送出する。回動制御手
段は検知信号が入力されると支持アームを回動させてガ
ンマカメラを被検体から離れるように退避させる。ま
た、移動制御手段は被検体の体軸方向へのガンマカメラ
の相対移動を一旦停止させ、前記ガンマカメラの退避動
作が終了するとガンマカメラの相対移動を再開させる。
に移動させて全身像を撮像する際に、ガンマカメラが被
検体に接触すると、検知手段がこれを検知し、検知信号
を回動制御手段と移動制御手段に送出する。回動制御手
段は検知信号が入力されると支持アームを回動させてガ
ンマカメラを被検体から離れるように退避させる。ま
た、移動制御手段は被検体の体軸方向へのガンマカメラ
の相対移動を一旦停止させ、前記ガンマカメラの退避動
作が終了するとガンマカメラの相対移動を再開させる。
この退避前後のガンマカメラの水平方向位置には、支
持アームの回動による「ずれ」が生じる。この位置ずれ
量を検出手段が検出して、画像位置補正手段に送出す
る。画像位置補正手段は、検出された位置ずれ量に応じ
て移動再開後に得られた画像の位置を補正する。これに
より、ガンマカメラの退避前後の画像位置が補正され、
連続した全身像が得られる。
持アームの回動による「ずれ」が生じる。この位置ずれ
量を検出手段が検出して、画像位置補正手段に送出す
る。画像位置補正手段は、検出された位置ずれ量に応じ
て移動再開後に得られた画像の位置を補正する。これに
より、ガンマカメラの退避前後の画像位置が補正され、
連続した全身像が得られる。
F.実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係るガンマカメラ装
置の概略構成を示した正面図、第2図はその側面図、第
3図は、ガンマカメラ装置の制御系の概略構成を示した
ブロック図である。
置の概略構成を示した正面図、第2図はその側面図、第
3図は、ガンマカメラ装置の制御系の概略構成を示した
ブロック図である。
図中、符号1は被検体Mが仰臥するベッドであり、床
面上に取りつけられている基台(図示省略)の上部に設
けられている。ベッド1の長手方向側の床面上にはレー
ル3がベッド1に平行して敷かれている。レール3を転
動する車輪を備えてレール3上を移動する移動機構4が
あり、移動機構4の上部には、中央部に空孔5を形成し
たフレーム6が設けられている。
面上に取りつけられている基台(図示省略)の上部に設
けられている。ベッド1の長手方向側の床面上にはレー
ル3がベッド1に平行して敷かれている。レール3を転
動する車輪を備えてレール3上を移動する移動機構4が
あり、移動機構4の上部には、中央部に空孔5を形成し
たフレーム6が設けられている。
フレーム6の空孔5内には、空孔5を貫通した状態で
支持アーム7が設けられており、支持アーム7は空孔5
の内周壁部に設けられている支軸8、9を支点として揺
動可能なように取りつけられている。支軸8、9の一方
には、第3図に示すように支持アーム7を回動させるた
めの駆動部16が設けられており、さらには支持アーム7
の回転角度をパルス信号に変えて検出する角度エンコー
ダ13が設けられている。
支持アーム7が設けられており、支持アーム7は空孔5
の内周壁部に設けられている支軸8、9を支点として揺
動可能なように取りつけられている。支軸8、9の一方
には、第3図に示すように支持アーム7を回動させるた
めの駆動部16が設けられており、さらには支持アーム7
の回転角度をパルス信号に変えて検出する角度エンコー
ダ13が設けられている。
支持アーム7の被検体M側端部には、被検体Mに投与
された放射性同位元素から発生する放射線検出用のガン
マカメラ10が支持されており、反対側の端部には、ガン
マカメラ10と略同重量のカウンタウエイト11が取り付け
られている。ガンマカメラ10の移動方向先端部には、ガ
ンマカメラ10と被検体Mとが接触したことを検出する検
知手段としてのタッチセンサ14が取り付けられている。
された放射性同位元素から発生する放射線検出用のガン
マカメラ10が支持されており、反対側の端部には、ガン
マカメラ10と略同重量のカウンタウエイト11が取り付け
られている。ガンマカメラ10の移動方向先端部には、ガ
ンマカメラ10と被検体Mとが接触したことを検出する検
知手段としてのタッチセンサ14が取り付けられている。
なお、第1図、第2図中の符号12は、フレーム6の上
部に取りつけられて、被検体MのRI分布像を表示するモ
ニタテレビである。
部に取りつけられて、被検体MのRI分布像を表示するモ
ニタテレビである。
第3図に示す符号15はガンマカメラ10が検出したRI分
布像を記憶する画像メモリ、符号17は移動機構4の位置
を検出して、被検体Mの長さに応じた距離だけフレーム
6を移動させる移動制御部である。この移動制御部17
は、タッチセンサ14からの検出信号に基づいてフレーム
6の移動を停止させるととともに、ガンマカメラ10の退
避後、再びフレーム6の移動を再開させる。18はタッチ
センサ14の検出信号に基づいて駆動部16を制御すること
により、支持アーム7の回動を制御する回動制御部、19
は角度エンコーダ13の検出信号からガンマカメラ10の位
置ずれ量を算出し、算出した位置ずれ量を画素数に換算
する位置ずれ量算出回路、20は算出された画素数分だ
け、位置ずれ方向とは逆方向にずらした画素のアドレス
ナンバーを画像メモリ15に対して指定することにより、
退避後のRI分布像をシフトさせるアドレス発生回路であ
る。上記の角度エンコーダ13および位置ずれ量算出回路
19がこの発明の検出手段に相当し、アドレス発生器20が
画像位置補正手段に相当している。
布像を記憶する画像メモリ、符号17は移動機構4の位置
を検出して、被検体Mの長さに応じた距離だけフレーム
6を移動させる移動制御部である。この移動制御部17
は、タッチセンサ14からの検出信号に基づいてフレーム
6の移動を停止させるととともに、ガンマカメラ10の退
避後、再びフレーム6の移動を再開させる。18はタッチ
センサ14の検出信号に基づいて駆動部16を制御すること
により、支持アーム7の回動を制御する回動制御部、19
は角度エンコーダ13の検出信号からガンマカメラ10の位
置ずれ量を算出し、算出した位置ずれ量を画素数に換算
する位置ずれ量算出回路、20は算出された画素数分だ
け、位置ずれ方向とは逆方向にずらした画素のアドレス
ナンバーを画像メモリ15に対して指定することにより、
退避後のRI分布像をシフトさせるアドレス発生回路であ
る。上記の角度エンコーダ13および位置ずれ量算出回路
19がこの発明の検出手段に相当し、アドレス発生器20が
画像位置補正手段に相当している。
次に、上述したガンマカメラ装置およびその制御系の
動作について説明する。
動作について説明する。
まず、被検体Mに放射性同位元素を投与して、ガンマ
カメラ10を被検体Mの長手方向の端部位置(例えば、被
検体Mの頭部)に設置する。このとき、ガンマカメラ10
の検出面が被検体Mの体表面と対向するように配置す
る。移動制御部17は、移動機構4を起動させて、フレー
ム6をレール3に沿って、被検体Mの体軸方向に移動さ
せる。この移動中、ガンマカメラ10は被検体Mから発生
する放射線を検出して画像メモリ15にRI分布像を構築し
ていく。
カメラ10を被検体Mの長手方向の端部位置(例えば、被
検体Mの頭部)に設置する。このとき、ガンマカメラ10
の検出面が被検体Mの体表面と対向するように配置す
る。移動制御部17は、移動機構4を起動させて、フレー
ム6をレール3に沿って、被検体Mの体軸方向に移動さ
せる。この移動中、ガンマカメラ10は被検体Mから発生
する放射線を検出して画像メモリ15にRI分布像を構築し
ていく。
次に、この移動中に、ガンマカメラ10の前端部と被検
体Mの突出部分(例えば、腹部など)とが接触したと想
定する。
体Mの突出部分(例えば、腹部など)とが接触したと想
定する。
ガンマカメラ10の前端部に設けられているタッチセン
サ14は、被検体Mとの接触を検知すると、その検知信号
を移動制御部17と、回動制御部18に送出する。移動制御
部17は検知信号が与えられると同時に移動機構4の移動
を停止し、回動制御部18は駆動部16を駆動して、支持ア
ーム7を回動させガンマカメラ10を被検体Mの上方空間
に退避させる。このときの支持アーム7の回転角度β
(第3図参照)は角度エンコーダ13によって検出され、
位置ずれ量算出回路19に送出される。位置ずれ量算出回
路19は、第3図に示すガンマカメラの水平方向の位置ず
れ量ΔXを、例えば次式にしたがって算出する。
サ14は、被検体Mとの接触を検知すると、その検知信号
を移動制御部17と、回動制御部18に送出する。移動制御
部17は検知信号が与えられると同時に移動機構4の移動
を停止し、回動制御部18は駆動部16を駆動して、支持ア
ーム7を回動させガンマカメラ10を被検体Mの上方空間
に退避させる。このときの支持アーム7の回転角度β
(第3図参照)は角度エンコーダ13によって検出され、
位置ずれ量算出回路19に送出される。位置ずれ量算出回
路19は、第3図に示すガンマカメラの水平方向の位置ず
れ量ΔXを、例えば次式にしたがって算出する。
ΔX=OP cosα−OPcos(α+β) 上式において、OPは支持アーム7の支点(支軸8,9)
からガンマカメラ10の中心位置Pまでの直線長さ、αは
退避前に設定されている支持アーム7の傾斜角度であ
る。
からガンマカメラ10の中心位置Pまでの直線長さ、αは
退避前に設定されている支持アーム7の傾斜角度であ
る。
このようにして、算出した位置ずれ量ΔXを画像メモ
リ15の画素数に換算して、その画素数データをアドレス
発生器20に送出する。
リ15の画素数に換算して、その画素数データをアドレス
発生器20に送出する。
アドレス発生器20は、与えられた画素数だけ位置ずれ
方向とは逆の方向にずらした画素のアドレスナンバーを
画像メモリ15に対して指定する。
方向とは逆の方向にずらした画素のアドレスナンバーを
画像メモリ15に対して指定する。
例えば、画像メモリ15に対する位置ずれの方向がアド
レス値の小さくなる方向であったとすると、画像メモリ
15に取り込まれる画像データのアドレス値に、前記求め
たアドレス数を加算したアドレスナンバーを指定する。
レス値の小さくなる方向であったとすると、画像メモリ
15に取り込まれる画像データのアドレス値に、前記求め
たアドレス数を加算したアドレスナンバーを指定する。
移動制御部17は、ガンマカメラ10の退避動作が終了し
た後、再び移動機構4の移動を再開させる。ガンマカメ
ラ10は被検体Mの上方空間(退避位置)に位置したまま
被検体Mの体軸に沿って移動し、退避後に検出したRI分
布像を画像メモリ14に引き続き出力する。
た後、再び移動機構4の移動を再開させる。ガンマカメ
ラ10は被検体Mの上方空間(退避位置)に位置したまま
被検体Mの体軸に沿って移動し、退避後に検出したRI分
布像を画像メモリ14に引き続き出力する。
画像メモリ15は、アドレス発生器20によって指定され
たアドレスナンバーにガンマカメラ10から送出されるRI
分布像を記憶する。これによって、画像メモリ14に入力
されるRI分布像は位置ずれ量ΔXだけ、ずれ方向とは逆
の方向にシフトされた状態で記憶される。
たアドレスナンバーにガンマカメラ10から送出されるRI
分布像を記憶する。これによって、画像メモリ14に入力
されるRI分布像は位置ずれ量ΔXだけ、ずれ方向とは逆
の方向にシフトされた状態で記憶される。
なお、上述した実施例における全身撮像では、ガンマ
カメラ10を被検体Mの体軸に沿って移動させるようにし
たが、被検体Mとガンマカメラ10が相対的に移動すれば
よく、ガンマカメラ10を固定して被検体Mを乗せた天板
1を水平方向に移動させて全身撮像を行う場合にも、こ
の発明は適用することができる。
カメラ10を被検体Mの体軸に沿って移動させるようにし
たが、被検体Mとガンマカメラ10が相対的に移動すれば
よく、ガンマカメラ10を固定して被検体Mを乗せた天板
1を水平方向に移動させて全身撮像を行う場合にも、こ
の発明は適用することができる。
また、移動再開後に画像メモリ15に入力されるRI分布
像をガンマカメラ10の位置ずれ量ΔXだけリアルタイム
にシフトさせて記憶するようにしたが、全身撮影終了後
に、移動再開後に得られた画像をΔXだけシフトするよ
うな構成にすることも可能である。
像をガンマカメラ10の位置ずれ量ΔXだけリアルタイム
にシフトさせて記憶するようにしたが、全身撮影終了後
に、移動再開後に得られた画像をΔXだけシフトするよ
うな構成にすることも可能である。
G.発明の効果 以上の説明から明らかなように、この発明に係るガン
マカメラ装置は、ガンマカメラの退避時に生じる水平方
向の位置ずれ量を検出し、この位置ずれ量に応じて退避
後、ガンマカメラの移動を再開して得られた画像の位置
を補正するようにしたので、退避前後に得られた画像の
位置ずれが解消され、連続した全身像を得ることができ
る。
マカメラ装置は、ガンマカメラの退避時に生じる水平方
向の位置ずれ量を検出し、この位置ずれ量に応じて退避
後、ガンマカメラの移動を再開して得られた画像の位置
を補正するようにしたので、退避前後に得られた画像の
位置ずれが解消され、連続した全身像を得ることができ
る。
このため、従来のように、ガンマカメラと被検体との
接触後、ガンマカメラを移動原点に戻して撮影を再開す
る必要がなく、撮影時間の短縮化を図ることができ、被
検体に与える負担を軽減するとともに、検査スループッ
トの向上を図ることができる。
接触後、ガンマカメラを移動原点に戻して撮影を再開す
る必要がなく、撮影時間の短縮化を図ることができ、被
検体に与える負担を軽減するとともに、検査スループッ
トの向上を図ることができる。
第1図ないし第3図は、この発明の一実施例に係り、第
1図はガンマカメラ装置の概略構成を示した正面図、第
2図はその側面図、第3図はそのブロック図である。 7……支持アーム、10……ガンマカメラ 11……カウンタウエイト 13……角度エンコーダ、14……タッチセンサ 17……移動制御部、18……回動制御部 19……位置ずれ量算出回路 20……アドレス発生器
1図はガンマカメラ装置の概略構成を示した正面図、第
2図はその側面図、第3図はそのブロック図である。 7……支持アーム、10……ガンマカメラ 11……カウンタウエイト 13……角度エンコーダ、14……タッチセンサ 17……移動制御部、18……回動制御部 19……位置ずれ量算出回路 20……アドレス発生器
Claims (1)
- 【請求項1】被検体に投与した放射性同位元素からの放
射線を検出するガンマカメラを、カウンタウエイトを取
り付けた支持アームによってバランス方式で支持し、こ
のガンマカメラと被検体とを被検体の体軸方向に相対的
に移動させて全身像を撮像するガンマカメラ装置におい
て、前記移動中におけるガンマカメラと被検体との接触
を検知する検知手段と、前記検知手段から検知信号が出
力されると前記支持アームを回動させてガンマカメラを
被検体から離れるように退避させる回動制御手段と、前
記検知信号を受けて、被検体の体軸方向へのガンマカメ
ラの相対移動を停止させ、前記ガンマカメラ退避後に、
その退避位置から被検体の体軸方向へガンマカメラの相
対移動を再開させる移動制御手段と、ガンマカメラの退
避前後に生じる水平方向の位置ずれ量を検出する検出手
段と、前記検出された位置ずれ量に基づいて、移動再開
後に得られた画像の位置を補正する画像位置補正手段と
を備えたことを特徴とするガンマカメラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4884190A JP2969737B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | ガンマカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4884190A JP2969737B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | ガンマカメラ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03248085A JPH03248085A (ja) | 1991-11-06 |
JP2969737B2 true JP2969737B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=12814477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4884190A Expired - Lifetime JP2969737B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | ガンマカメラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969737B2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-27 JP JP4884190A patent/JP2969737B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03248085A (ja) | 1991-11-06 |
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