JP2969513B2 - 収納箱 - Google Patents
収納箱Info
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- JP2969513B2 JP2969513B2 JP16325197A JP16325197A JP2969513B2 JP 2969513 B2 JP2969513 B2 JP 2969513B2 JP 16325197 A JP16325197 A JP 16325197A JP 16325197 A JP16325197 A JP 16325197A JP 2969513 B2 JP2969513 B2 JP 2969513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- opening
- rear side
- side plates
- side plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納箱、特にトラ
ック等の自動車に備え付けられ、工具を収納するのに最
適な収納箱に関するものである。
ック等の自動車に備え付けられ、工具を収納するのに最
適な収納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックの工具収納箱は荷台を最
大限に利用するため、車体外側部に固定している。すな
わち、乗用車と異なり外部に露出させた状態で車体に取
り外し可能に固定されている。このため、収納箱は外部
等からの多少の衝撃が加わっても、変形や破損が生ずる
ことがないように、ある程度の強度が備えられている。
大限に利用するため、車体外側部に固定している。すな
わち、乗用車と異なり外部に露出させた状態で車体に取
り外し可能に固定されている。このため、収納箱は外部
等からの多少の衝撃が加わっても、変形や破損が生ずる
ことがないように、ある程度の強度が備えられている。
【0003】このため、従来の収納箱は箱全体をステン
レスで作ることで、上記した強度を得るように構成され
ている。
レスで作ることで、上記した強度を得るように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たステンレスからなる収納箱は材料費が高く、しかも重
量が嵩むという問題があった。そこで、収納箱を材料費
が比較的安価で、軽量なアルミで作ることが提案されて
いる。この場合、上記した強度を確保するためには層厚
を厚くするか二重構造にすることが考えられるが、層厚
を厚くすれば材料費が嵩み、二重構造にすれば、加工費
が嵩み、アルミで作る利点が損なわれるという不具合が
あった。
たステンレスからなる収納箱は材料費が高く、しかも重
量が嵩むという問題があった。そこで、収納箱を材料費
が比較的安価で、軽量なアルミで作ることが提案されて
いる。この場合、上記した強度を確保するためには層厚
を厚くするか二重構造にすることが考えられるが、層厚
を厚くすれば材料費が嵩み、二重構造にすれば、加工費
が嵩み、アルミで作る利点が損なわれるという不具合が
あった。
【0005】本発明は、上記した従来の不具合を解消
し、二重構造にしても内箱体の組み付けが簡単で良好な
強度が得られる収納箱を提供することを目的とする。
し、二重構造にしても内箱体の組み付けが簡単で良好な
強度が得られる収納箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、一面に収納物を出し入れするための開口が
形成され、該開口の対向面の板形状が長方形もしくは正
方形に形成されており、該開口対向板の4辺のそれぞれ
から直交して前記開口を設けた面まで達する左右側板及
び前後側板を有し、前記開口の縁はこれら左右側板及び
前後側板の面より内側に位置している収納箱において、
収納箱本体が組み立て外箱体と組み立て内箱体との二重
箱に構成され、該組み立て外箱体は、前記開口の一端縁
から外前側板、外対向板、外後側板そして開口の他端縁
までを一枚の板材で形成した樋状の本体部と、該本体部
の両側に取り付けられる外左右側板と、前記本体部の両
側縁に形成された内側折り曲げ辺と、前記外左右側板に
形成され、本体部に取り付けたとき前記内側折り曲げ辺
に重なる重ね辺と、該内側折り曲げ辺に重ねた重ね辺の
上から嵌め込む嵌め込み片とを有しており、該嵌め込み
片が組み立て内箱体によって固定されることを特徴とし
ている。
に本発明は、一面に収納物を出し入れするための開口が
形成され、該開口の対向面の板形状が長方形もしくは正
方形に形成されており、該開口対向板の4辺のそれぞれ
から直交して前記開口を設けた面まで達する左右側板及
び前後側板を有し、前記開口の縁はこれら左右側板及び
前後側板の面より内側に位置している収納箱において、
収納箱本体が組み立て外箱体と組み立て内箱体との二重
箱に構成され、該組み立て外箱体は、前記開口の一端縁
から外前側板、外対向板、外後側板そして開口の他端縁
までを一枚の板材で形成した樋状の本体部と、該本体部
の両側に取り付けられる外左右側板と、前記本体部の両
側縁に形成された内側折り曲げ辺と、前記外左右側板に
形成され、本体部に取り付けたとき前記内側折り曲げ辺
に重なる重ね辺と、該内側折り曲げ辺に重ねた重ね辺の
上から嵌め込む嵌め込み片とを有しており、該嵌め込み
片が組み立て内箱体によって固定されることを特徴とし
ている。
【0007】なお、本発明は前記組み立て内箱体が、開
口対向板の面と平行に開口側内前後側板及び対向板側内
前後側板に分割された内前後側板、内左右側板及び内開
口対向板とからなり、前記開口側内前後側板と対向板側
内前後側板の何れか一方の一端縁に鍔部が形成され、前
記内開口対向板は前後側板より左右側板の厚み分だけ短
く形成されるとともに、前後側板と平行な両縁に鍔部が
形成され、前記内左右側板は両端縁が内前後側板に当接
されるとともに、内前後側板と内開口対向板とで形成さ
れる隙間に差し込む差し込み部が形成されていると、効
果的である。
口対向板の面と平行に開口側内前後側板及び対向板側内
前後側板に分割された内前後側板、内左右側板及び内開
口対向板とからなり、前記開口側内前後側板と対向板側
内前後側板の何れか一方の一端縁に鍔部が形成され、前
記内開口対向板は前後側板より左右側板の厚み分だけ短
く形成されるとともに、前後側板と平行な両縁に鍔部が
形成され、前記内左右側板は両端縁が内前後側板に当接
されるとともに、内前後側板と内開口対向板とで形成さ
れる隙間に差し込む差し込み部が形成されていると、効
果的である。
【0008】さらに、上記目的を達成するために本発明
は、一面に収納物を出し入れするための開口が形成さ
れ、該開口の対向面の板形状が長方形もしくは正方形に
形成されており、該開口対向板の4辺のそれぞれから直
交して前記開口を設けた面まで達する左右側板及び前後
側板を有し、前記開口の縁はこれら左右側板及び前後側
板の面より内側に位置している収納箱において、収納箱
本体が完成された外箱体と組み立て内箱体との二重箱に
構成され、該組み立て内箱体は開口対向板の面と平行に
開口側内前後側板及び対向板側内前後側板に分割された
内前後側板、内左右側板及び内開口対向板とからなり、
前記開口側内前後側板の対向板側内前後側板側一端縁に
該対向板側内前後側板に押さえられる鍔部が形成され、
前記内開口対向板は前後側板より左右側板の厚み分だけ
短く形成されるとともに、前後側板と平行な両縁に鍔部
が形成され、前記左右側板は両端縁が前後側板に当接さ
れるとともに、前後側板と底板とで形成される隙間に差
し込む差し込み部が形成されていることを特徴としてい
る。
は、一面に収納物を出し入れするための開口が形成さ
れ、該開口の対向面の板形状が長方形もしくは正方形に
形成されており、該開口対向板の4辺のそれぞれから直
交して前記開口を設けた面まで達する左右側板及び前後
側板を有し、前記開口の縁はこれら左右側板及び前後側
板の面より内側に位置している収納箱において、収納箱
本体が完成された外箱体と組み立て内箱体との二重箱に
構成され、該組み立て内箱体は開口対向板の面と平行に
開口側内前後側板及び対向板側内前後側板に分割された
内前後側板、内左右側板及び内開口対向板とからなり、
前記開口側内前後側板の対向板側内前後側板側一端縁に
該対向板側内前後側板に押さえられる鍔部が形成され、
前記内開口対向板は前後側板より左右側板の厚み分だけ
短く形成されるとともに、前後側板と平行な両縁に鍔部
が形成され、前記左右側板は両端縁が前後側板に当接さ
れるとともに、前後側板と底板とで形成される隙間に差
し込む差し込み部が形成されていることを特徴としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明に係る収納箱の
一実施の形態を示す斜視図である。
図面に従って説明する。図1は、本発明に係る収納箱の
一実施の形態を示す斜視図である。
【0010】図1において、符号1は箱本体であり、箱
本体1は上面に緩やかな斜面を有するが、全体形状はほ
ぼ直方体に形成されている。この箱本体1の上面には、
そのほぼ全面に対しその周囲に多少の縁部を残して開口
2が設けられている。そして、符号3はこの開口2を覆
う蓋であり、蓋3は図示していない蝶番を介して開閉可
能に箱本体1に装着されている。また、符号4は開口2
の周囲に帯状に設けられた閉じられた蓋3が着座される
受け部である。
本体1は上面に緩やかな斜面を有するが、全体形状はほ
ぼ直方体に形成されている。この箱本体1の上面には、
そのほぼ全面に対しその周囲に多少の縁部を残して開口
2が設けられている。そして、符号3はこの開口2を覆
う蓋であり、蓋3は図示していない蝶番を介して開閉可
能に箱本体1に装着されている。また、符号4は開口2
の周囲に帯状に設けられた閉じられた蓋3が着座される
受け部である。
【0011】この外箱体1は、ステンレスで作ればある
程度の強度が得られるため、例えばトラック用の工具収
納箱として十分使用することができるものである。しか
しながら、この箱本体1をステンレスより材料費が安価
で軽量なアルミで作ると、所望の強度が得られないとい
う問題があることは先に説明した。
程度の強度が得られるため、例えばトラック用の工具収
納箱として十分使用することができるものである。しか
しながら、この箱本体1をステンレスより材料費が安価
で軽量なアルミで作ると、所望の強度が得られないとい
う問題があることは先に説明した。
【0012】そこで、本発明はかかる問題を解消するた
め、次のように措置を講じている。図2及び図3におい
て、収納箱の箱本体1は組み立て外箱体10と組み立て
内箱体30との二重構造に構成されている。外箱体10
は、図2に示すように、その外箱本体部11が開口2の
一端縁から前側板12、対向板13、後側板14そして
開口2の他端縁までを一枚の板材で形成されている。す
なわち、外箱本体部11は開口2側端縁がそれぞれ内側
に曲げられた樋状に形成されている。この外箱本体部1
1の両側には、内側にコの字状に折り曲げられた折り曲
げ辺15が形成されている。また、符号16、17は左
右側板であり、左右側板16、17の内面側には上記折
り曲げ辺15に沿って曲げられた重ね辺18が形成され
ている。なお、外箱本体部11及び左右側板16、17
は折り曲げ加工によって容易に得られる。
め、次のように措置を講じている。図2及び図3におい
て、収納箱の箱本体1は組み立て外箱体10と組み立て
内箱体30との二重構造に構成されている。外箱体10
は、図2に示すように、その外箱本体部11が開口2の
一端縁から前側板12、対向板13、後側板14そして
開口2の他端縁までを一枚の板材で形成されている。す
なわち、外箱本体部11は開口2側端縁がそれぞれ内側
に曲げられた樋状に形成されている。この外箱本体部1
1の両側には、内側にコの字状に折り曲げられた折り曲
げ辺15が形成されている。また、符号16、17は左
右側板であり、左右側板16、17の内面側には上記折
り曲げ辺15に沿って曲げられた重ね辺18が形成され
ている。なお、外箱本体部11及び左右側板16、17
は折り曲げ加工によって容易に得られる。
【0013】このように構成された組み立て外箱体10
は、図3に示すように外箱本体部11の両側に左右側板
16、17を嵌め込む。このとき、外箱本体部11の折
り曲げ辺15に重ね辺18を重ね、そしてその重ね部分
に断面コの字状の嵌め込み片19を図1の両側及び底部
の3か所で差し込むことで左右側板16、17が外箱本
体部11に取り付けられる。
は、図3に示すように外箱本体部11の両側に左右側板
16、17を嵌め込む。このとき、外箱本体部11の折
り曲げ辺15に重ね辺18を重ね、そしてその重ね部分
に断面コの字状の嵌め込み片19を図1の両側及び底部
の3か所で差し込むことで左右側板16、17が外箱本
体部11に取り付けられる。
【0014】かくして、簡単な作業で組み立て外箱体1
0が組み立てられるが、この状態は嵌め込み片19が外
れると、左右側板16、17がすぐに外れてしまう。そ
こで、この嵌め込み片19が動くことを組み立て内箱体
30で防止しており、次に組み立て内箱体30の説明を
する。
0が組み立てられるが、この状態は嵌め込み片19が外
れると、左右側板16、17がすぐに外れてしまう。そ
こで、この嵌め込み片19が動くことを組み立て内箱体
30で防止しており、次に組み立て内箱体30の説明を
する。
【0015】組み立て内箱体30は、図4に示すよう
に、上下に分割された内前後側板として図の右方である
前長手側板31、32と、図の左方である後長手側板3
1’、32’と、内開口対向板としての底板33と、内
左右側板としての短側板34とを有している。上前長手
側板31は、上端縁に上記受け部4に当たる縁部31a
が形成され、下端縁には外箱体10に近づく方向に直角
に折り曲がられ、さらに下方へ直角に曲げられて鍔部3
1bが形成されている。なお、この下端縁の折り曲げ幅
Lが外箱体10と内箱体30との間に形成される間隔で
ある。また、上後長手側板31’は、上端縁に上記受け
部4に当たる縁部31a’が形成され、下端縁には外箱
体10に近づく方向に直角に折り曲げられて押さえ部3
1b’が設けられている。
に、上下に分割された内前後側板として図の右方である
前長手側板31、32と、図の左方である後長手側板3
1’、32’と、内開口対向板としての底板33と、内
左右側板としての短側板34とを有している。上前長手
側板31は、上端縁に上記受け部4に当たる縁部31a
が形成され、下端縁には外箱体10に近づく方向に直角
に折り曲がられ、さらに下方へ直角に曲げられて鍔部3
1bが形成されている。なお、この下端縁の折り曲げ幅
Lが外箱体10と内箱体30との間に形成される間隔で
ある。また、上後長手側板31’は、上端縁に上記受け
部4に当たる縁部31a’が形成され、下端縁には外箱
体10に近づく方向に直角に折り曲げられて押さえ部3
1b’が設けられている。
【0016】上記下前長手側板32は、上端縁に上前長
手側板31の鍔部31bを押さえる第1の押さえ部32
aが形成され、下端側は外箱体10と間隔Lとなった位
置から内側へ直角に曲げられ、さらに下方に折り曲がら
れて第2の押さえ部32bが形成されている。また、下
後長手側板32’は、上端縁に上後長手側板31’の押
さえ部31b’で押さえられる鍔部32a’が形成さ
れ、下端側は外箱体10と間隔Lとなった位置から内側
へ直角に曲げられ、さらに下方に折り曲がられて押さえ
部32b’が形成されている。
手側板31の鍔部31bを押さえる第1の押さえ部32
aが形成され、下端側は外箱体10と間隔Lとなった位
置から内側へ直角に曲げられ、さらに下方に折り曲がら
れて第2の押さえ部32bが形成されている。また、下
後長手側板32’は、上端縁に上後長手側板31’の押
さえ部31b’で押さえられる鍔部32a’が形成さ
れ、下端側は外箱体10と間隔Lとなった位置から内側
へ直角に曲げられ、さらに下方に折り曲がられて押さえ
部32b’が形成されている。
【0017】上記底板33は、長手方向と平行な辺に幅
L分下げられ、そして外側へ折り曲げられて鍔部33
a,33bが形成されている。この底板33は、上下長
手側板31、31’、32、32’が外箱体10の全長
に達する長さを有するのに対し、それよりも幅Lの2倍
の長さ分短く形成されている。なお、図の右方の鍔部3
3aは、図5に示すように、全長に対し両端近くの一部
のみであった、他の大部分は水抜けのため内側に曲げら
れている。
L分下げられ、そして外側へ折り曲げられて鍔部33
a,33bが形成されている。この底板33は、上下長
手側板31、31’、32、32’が外箱体10の全長
に達する長さを有するのに対し、それよりも幅Lの2倍
の長さ分短く形成されている。なお、図の右方の鍔部3
3aは、図5に示すように、全長に対し両端近くの一部
のみであった、他の大部分は水抜けのため内側に曲げら
れている。
【0018】また、短側板34は図5に示すように、上
端部に外箱体10の受け部4の下面に沿う縁部34aが
形成され、下端には外箱体10と底板33の端部との間
に形成される隙間に差し込む差し込み部34bが形成さ
れている。さらに、短側板34の幅は外箱体10に組み
付まれたとき、左右端縁が板31、31’、32、3
2’に当接する長さに設定されている。
端部に外箱体10の受け部4の下面に沿う縁部34aが
形成され、下端には外箱体10と底板33の端部との間
に形成される隙間に差し込む差し込み部34bが形成さ
れている。さらに、短側板34の幅は外箱体10に組み
付まれたとき、左右端縁が板31、31’、32、3
2’に当接する長さに設定されている。
【0019】なお、内箱体30において、各板に形成さ
れている鍔部及び押さえ部はすべて上記外箱体10の折
り曲げ辺15と重ね辺18との重ね部分に当たらない長
さに設定されている。
れている鍔部及び押さえ部はすべて上記外箱体10の折
り曲げ辺15と重ね辺18との重ね部分に当たらない長
さに設定されている。
【0020】次に、上記のように構成された収納箱の内
箱体30の組み立て方法について説明する。まず、下前
長手側板32、下後長手側板32’及び底板33を外箱
体10内に入れ、これを組み立てる。このとき、図6に
示すように、外箱体10の折り曲げ辺15と重ね辺18
との重ね部分に嵌め込んだ嵌め込み片19に各板面が当
接する。次に、上前長手側板31と上後長手側板31’
とを順次組み込み、そして、最後に左右の短側板34を
箱内に入れ、差し込み部34bを外箱体10と底板33
の端部との間に形成される隙間に差し込む。このとき、
上下長手側板31、31’、32、32’が短側板34
によって確実に押さえられる。
箱体30の組み立て方法について説明する。まず、下前
長手側板32、下後長手側板32’及び底板33を外箱
体10内に入れ、これを組み立てる。このとき、図6に
示すように、外箱体10の折り曲げ辺15と重ね辺18
との重ね部分に嵌め込んだ嵌め込み片19に各板面が当
接する。次に、上前長手側板31と上後長手側板31’
とを順次組み込み、そして、最後に左右の短側板34を
箱内に入れ、差し込み部34bを外箱体10と底板33
の端部との間に形成される隙間に差し込む。このとき、
上下長手側板31、31’、32、32’が短側板34
によって確実に押さえられる。
【0021】このようにして、組み立てられる内箱体1
0は上前長手側板31と上後長手側板31’の縁部31
a,31a’及び短側板34の縁部34aと外箱体10
の受け部4と間を適数箇所リベット等の接続手段によっ
て接続することで堅固な収納箱が完成する。
0は上前長手側板31と上後長手側板31’の縁部31
a,31a’及び短側板34の縁部34aと外箱体10
の受け部4と間を適数箇所リベット等の接続手段によっ
て接続することで堅固な収納箱が完成する。
【0022】かく構成の収容箱は、外箱体10と内箱体
30との二重箱になるので、例えばアルミで作っても、
ステンレスで作ったものと遜色のない強度が得られ、し
かも軽量である。さらに、二重箱にしてもその組み立て
が容易で組み立てコストが嵩むことも防止できる。さら
に、内箱体30は箱内面に段差や凹凸がなく作ることが
できるので有利である。すなわち、内箱体30の箱内面
は上下長手側板31、31’、32、32’、底板33
及び短側板34の平面で覆われ、段差や凹凸をなくすこ
とができる。
30との二重箱になるので、例えばアルミで作っても、
ステンレスで作ったものと遜色のない強度が得られ、し
かも軽量である。さらに、二重箱にしてもその組み立て
が容易で組み立てコストが嵩むことも防止できる。さら
に、内箱体30は箱内面に段差や凹凸がなく作ることが
できるので有利である。すなわち、内箱体30の箱内面
は上下長手側板31、31’、32、32’、底板33
及び短側板34の平面で覆われ、段差や凹凸をなくすこ
とができる。
【0023】ところで、上記した収容箱1はトラックの
工具箱として使用する場合は図4のA側を上にして外部
に装着される。よって、この収容箱1内に水が入り込む
ことが充分起り得る。このとき、収容箱1が二重箱なの
で工具が水に浸されて錆びることが防止することができ
る。この場合、収容箱1には下面になる部分に水抜き孔
(図示せず)を形成するとともに、各鍔部で水が溜らな
いように、その曲げ方向を一定方向にしている。すなわ
ち、図4では各鍔部を時計方向に曲げている。
工具箱として使用する場合は図4のA側を上にして外部
に装着される。よって、この収容箱1内に水が入り込む
ことが充分起り得る。このとき、収容箱1が二重箱なの
で工具が水に浸されて錆びることが防止することができ
る。この場合、収容箱1には下面になる部分に水抜き孔
(図示せず)を形成するとともに、各鍔部で水が溜らな
いように、その曲げ方向を一定方向にしている。すなわ
ち、図4では各鍔部を時計方向に曲げている。
【0024】なお、本発明は外箱体10を組み立て外箱
体とせずに、内箱体30だけ組み立て内箱体30とする
こともできる。この場合、外箱体の製造に多少手間が掛
かるが、内箱体30の組み付け容易である。
体とせずに、内箱体30だけ組み立て内箱体30とする
こともできる。この場合、外箱体の製造に多少手間が掛
かるが、内箱体30の組み付け容易である。
【0025】ところで、本実施の形態では長手側板を上
下に分割している。これは、上下長手側板を一体とする
と、大きさが大き過ぎるため、開口4から挿入できない
ためである。このように、開口4が1つの面の全面より
僅かに小さく形成されている収納箱において本発明はき
わめて有効である。
下に分割している。これは、上下長手側板を一体とする
と、大きさが大き過ぎるため、開口4から挿入できない
ためである。このように、開口4が1つの面の全面より
僅かに小さく形成されている収納箱において本発明はき
わめて有効である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、収納箱を二重箱とするので良
好な強度が得られ、しかも外箱体及び内箱体の組み付け
がきわめて容易に行うことができる。
好な強度が得られ、しかも外箱体及び内箱体の組み付け
がきわめて容易に行うことができる。
【図1】本発明に係る収納箱の一実施の形態を示す斜視
図である。
図である。
【図2】外箱体の分解斜視図である。
【図3】外箱体に本体部に一方の側板を取り付けた状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】図1に示す収納箱の縦断面図である。
【図5】図1に示す収納箱の横断面図である。
【図6】外箱体の重ね部の拡大断面図である。
1 収納箱 2 開口 3 蓋 4 受け部 10 外箱体 11 外箱本体部 12 前側板 13 対向板 14 後側板 15 折り曲げ辺 16,17 左右側板 18 重ね辺 19 嵌め込み片 30 内箱体 31,32 長手側板 33 底板 34 短側板
Claims (3)
- 【請求項1】 一面に収納物を出し入れするための開口
が形成され、該開口の対向面の板形状が長方形もしくは
正方形に形成されており、該開口対向板の4辺のそれぞ
れから直交して前記開口を設けた面まで達する左右側板
及び前後側板を有し、前記開口の縁はこれら左右側板及
び前後側板の面より内側に位置している収納箱におい
て、 収納箱本体が組み立て外箱体と組み立て内箱体との二重
箱に構成され、該組み立て外箱体は、前記開口の一端縁
から外前側板、外対向板、外後側板そして開口の他端縁
までを一枚の板材で形成した樋状の本体部と、該本体部
の両側に取り付けられる外左右側板と、前記本体部の両
側縁に形成された内側折り曲げ辺と、前記外左右側板に
形成され、本体部に取り付けたとき前記内側折り曲げ辺
に重なる重ね辺と、該内側折り曲げ辺に重ねた重ね辺の
上から嵌め込む嵌め込み片とを有しており、該嵌め込み
片が組み立て内箱体によって固定されることを特徴とす
る収納箱。 - 【請求項2】 請求項1に記載の収納箱において、前記
組み立て内箱体が、開口対向板の面と平行に開口側内前
後側板及び対向板側内前後側板に分割された内前後側
板、内左右側板及び内開口対向板とからなり、前記開口
側内前後側板と対向板側内前後側板の何れか一方の一端
縁に鍔部が形成され、前記内開口対向板は前後側板より
左右側板の厚み分だけ短く形成されるとともに、前後側
板と平行な両縁に鍔部が形成され、前記内左右側板は両
端縁が内前後側板に当接されるとともに、内前後側板と
内開口対向板とで形成される隙間に差し込む差し込み部
が形成されていることを特徴とする収納箱。 - 【請求項3】 一面に収納物を出し入れするための開口
が形成され、該開口の対向面の板形状が長方形もしくは
正方形に形成されており、該開口対向板の4辺のそれぞ
れから直交して前記開口を設けた面まで達する左右側板
及び前後側板を有し、前記開口の縁はこれら左右側板及
び前後側板の面より内側に位置している収納箱におい
て、 収納箱本体が完成された外箱体と組み立て内箱体との二
重箱に構成され、該組み立て内箱体は開口対向板の面と
平行に開口側内前後側板及び対向板側内前後側板に分割
された内前後側板、内左右側板及び内開口対向板とから
なり、前記開口側内前後側板の対向板側内前後側板側一
端縁に該対向板側内前後側板に押さえられる鍔部が形成
され、前記内開口対向板は前後側板より左右側板の厚み
分だけ短く形成されるとともに、前後側板と平行な両縁
に鍔部が形成され、前記左右側板は両端縁が前後側板に
当接されるとともに、前後側板と底板とで形成される隙
間に差し込む差し込み部が形成されていることを特徴と
する収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16325197A JP2969513B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16325197A JP2969513B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 収納箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338230A JPH10338230A (ja) | 1998-12-22 |
JP2969513B2 true JP2969513B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15770243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16325197A Expired - Lifetime JP2969513B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969513B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4212939B2 (ja) * | 2003-03-25 | 2009-01-21 | 富士通株式会社 | 機器の架構造体 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP16325197A patent/JP2969513B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10338230A (ja) | 1998-12-22 |
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