JP2969377B2 - カメラ用温度検出装置 - Google Patents

カメラ用温度検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカメラに用いる温度検出装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来のカメラ用温度検出装置としては、例えば特開昭
60−235110号公報に開示されたものがある。上記従来例
では、サーミスタの抵抗値の温度依存性を利用して、カ
メラ用温度検出装置を構成している。
[解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のカメラ用温度検出装置で
は、温度検出のために新たな部品(サーミスタ)が必要
となる。そのため部品数が増加し、コンパクト化、低コ
スト化の要請に反するものであった。
本発明の目的は、簡単な構成のカメラ用温度検出装置
を得ることである。
[課題を解決するための手段] 本発明におけるカメラ用温度検出装置は、カメラの負
荷駆動装置に用いられ、周囲の温度に応じて抵抗値が変
化するコイルと、上記コイルに直列に接続された抵抗
と、上記コイルと上記抵抗との接続部の電圧を検出する
検出回路と、上記コイル周囲の温度を求める際に用いる
定数を記憶してある記憶回路と、上記検出回路で検出さ
れる上記接続部の電圧と上記記憶回路に記憶されている
上記定数に基づき上記コイル周囲の温度を求める演算手
段とからなる。
[実施例] 以下、第1図を参照して本発明の実施例の説明をす
る。
LLはコイルであり、カメラの負荷駆動装置に用いられ
るものである。カメラの負荷駆動装置としては、レンズ
の焦点位置をセットするための電磁石、あるいはシャッ
タ開閉用のDCモータやステッピングモータ等がある。
LDは負荷であり、コイルLLを用いた負荷駆動装置によ
って駆動されるものである。
PSは電源であり、コイルLLに電流を供給するものであ
る。
RRは抵抗であり、コイルLLに直列に接続されている。
SW1はトランジスタを用いたスイッチング素子であ
り、負荷LDを駆動するときにオンするものである。
SW2はトランジスタを用いたスイッチング素子であ
り、温度検出を行うときにオンするものである。
ADは検出回路となるA/Dコンバータであり、スイッチ
ング素子SW2がオン状態のときに、コイルLLと抵抗RRと
の接続部の電圧を検出して、デジタル値に変換するもの
である。
MRは記憶回路であり、コイルLLの抵抗値、抵抗RRの抵
抗値等を予め記憶しておくものである。この記憶回路MR
にはE2PROM(エレクトリカル イレーザブル プログラ
マブル リード オンリ メモリ)が用いられる。
CNTは演算手段となる制御回路であり、A/Dコンバータ
ADから入力される電圧データと、コイルLLの比抵抗の温
度係数とから、コイルLL周囲の温度を演算するものであ
る。この制御回路CNTでは、スイッチング素子SW1および
SW2のオンオフ制御、A/DコンバータADの変換動作の制
御、記憶回路MRの読出し動作の制御等も行う。この制御
回路CNTにはマイクロプロセッサが用いられる。
なお、以上述べた各構成要素はいずれもカメラ自体に
備わったものである。
つぎに、第1図に示した回路を用いて温度検出を行う
ときの原理について説明する。
コイルLLの周囲の温度を“Tx"、基準温度(例えば25
度C)を“Tb"、基準温度“Tb"におけるコイルLLの抵抗
値を“Rb"、コイルLLに用いる金属線(例えば銅線)の
比抵抗の温度係数を“k"とすると、温度“Tx"における
コイルLLの抵抗値“Rx"は以下の式で表される。
Rx=Rb{1+k(Tx−Tb)} …(1) また、抵抗RRの抵抗値を“Rr"、電源PSの電源電圧を
“Vs"とすると、スイッチング素子SW2がオン状態のとき
には、コイルLLと抵抗RRとの接続部の電圧“Vx"は以下
の式で表される。
Vx={Rr/(Rr+Rx)}Vs …(2) Rb、Rr、Tb、k、Vsは、それぞれ固定値とみなすこと
ができるので、上記(1)式および(2)式から以下の
式が得られる。
Tx=(C1/Vx)+C2 …(3) “C1"および“C2"は、(1)式および(2)式から定
まる定数である。すなわち、 C1=VsRr/kRb C2=−(Rr/kRb)+Tb−1/k と表されるものである。従って、接続部の電圧“Vx"を
検出することにより、上記(3)式を用いて、コイルLL
の周囲の温度“Tx"を求めることができる。
つぎに、第1図に示した回路の動作について説明す
る。
まず、負荷LDを駆動する場合には、制御回路CNTから
の信号によりスイッチング素子SW1がオンして、コイルL
Lに電流が流れ、負荷LDが駆動される。
つぎに、コイルLLの周囲の温度を求める場合の動作に
ついて、以下に説明する。
制御回路CNTからの制御信号によりスイッチング素子S
W2がオン状態となり、コイルLLおよび抵抗RRに電流が流
れる。このときスイッチング素子SW1はオフ状態であ
る。コイルLLと抵抗RRとの接続部の電圧“Vx"は、A/Dコ
ンバータADでデジタル値に変換され、制御回路CNTに読
み込まれる。制御回路CNTでは(3)式に基いた演算が
行われ、コイルLLの周囲の温度“Tx"が得られる。な
お、抵抗RRの抵抗値“Rr"および基準温度“Tb"における
コイルLLの抵抗値“Rb"は素子毎にバラツキがあるた
め、これらの値“Rr"および“Rb"は予め測定され、その
測定値を用いて得られる(3)式の“C1"および“C2"の
値が記憶回路MRに記憶されている。従って、(3)式に
基いた演算を行う際には、記憶回路MRに記憶されている
値“C1"および“C2"が用いられる。
以上のようにして得られた温度“Tx"に基いて、カメ
ラの各種機能に対する温度補償が行われる。例えば、プ
ラスチックレンズのレンズバック変動に対する温度補
償、電磁シャッタの摩擦力の変動に対する温度補償、あ
るいはシャッタ駆動コイルの抵抗値の温度変動に対する
温度補償等が行われる。
[効果] 本発明では、カメラの負荷駆動装置に用いるコイルを
利用して温度検出を行うため、温度検出のために温度に
依存して特性が変わる新たな部品を用いる必要がなく、
カメラのコンパクト化、低コスト化に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示した電気回路図である。 LL……コイル RR……抵抗 AD……A/Dコンバータ(検出回路) CNT……制御回路(演算手段) MR……記憶回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 9/08 - 9/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの負荷駆動装置に用いられ、周囲の
    温度に応じて抵抗値が変化するコイルと、 上記コイルに直列に接続された抵抗と、 上記コイルと上記抵抗との接続部の電圧を検出する検出
    回路と、 上記コイル周囲の温度を求める際に用いる定数を記憶し
    てある記憶回路と、 上記検出回路で検出される上記接続部の電圧と上記記憶
    回路に記憶されている上記定数に基づき上記コイル周囲
    の温度を求める演算手段と を備えたことを特徴とするカメラ用温度検出装置。
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