JP2969159B2 - 超音波探触子の製造方法 - Google Patents
超音波探触子の製造方法Info
- Publication number
- JP2969159B2 JP2969159B2 JP24663091A JP24663091A JP2969159B2 JP 2969159 B2 JP2969159 B2 JP 2969159B2 JP 24663091 A JP24663091 A JP 24663091A JP 24663091 A JP24663091 A JP 24663091A JP 2969159 B2 JP2969159 B2 JP 2969159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic probe
- electrode
- piezoelectric plate
- solder
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
とし、特に超音波発生用としての探触子用圧電板からの
電極導出方法に関する。
置に超音波の送受波部として有用される。近年では、こ
れら装置の需要も多く、小型化に加え、品質を一定とし
た良好なものが望まれている。
明する超音波探触子の図で、第3図は同断面図、第4図
は圧電板の平面図である。超音波探触子は、例えばジル
コン酸チタン酸鉛(PZT)からなる円板状の圧電板1
を超音波発生源として構成される。圧電板1の両主面に
は第1と第2の駆動電極2(ab)を形成し、第2の駆
動電極から一主面(第1駆動電極側)に電気的に接続し
た折返電極2cを設ける。そして、第1駆動電極2aと
折返電極2cとにリード線3(ab)を半田4により接
続してこれらの電極を導出する。なお、圧電板1の他主
面を超音波送受波面とし、音響整合層5をコーティング
等により形成する。そして、圧電板の他主面を円筒状ケ
ース6の開口端面に嵌合させ、リード線3を外部に延出
するケーブル(未図示)に接続する。そして、円筒状ケ
ース6内に間隙を存在させたまま所謂エアーバッキング
方式として超音波探触子を構成する。
探触子においては、感度が低下や、製品間におけるその
バラツキがある問題を有していた。この点につき、本発
明者が解析したところ、小型化及び電極導出をリード線
3の半田付けに起因することが判明した。すなわち、リ
ード線3を接続するための半田は、所謂質量負荷効果と
しての作用を示す。そして、圧電板1が小型化に伴い小
さくなると、半田4の塗布領域はその占有積を増すこと
になる。したがって、圧電板1が小さいほど質量負荷効
果の及ぼす影響が強くなり、結果的に感度を低下させる
ことが判明した。第5図は、このようなことを示す質量
(半田の占有積)に対する感度特性である。なお、感度
とは送信駆動電圧Aに対する受信電圧Bのレベル比B/
A(dB)であり、この実験では、圧電板の直径を7.
6φとして、板面面積に対する半田4の合計塗布面積を
増加させたときの感度を測定したものである。このよう
なことから、半田4の塗布面積はきわめて少なく、しか
も各圧電板間で均一であることが望ましいことになる。
しかし、上記従来例のものでは、折返電極2c部では半
田領域は制限されるものの、第1の駆動電極2aでの塗
布領域は、半田4の流出等により作業レベルで大きく異
なり、最小としてしかも均一にすることを困難としてい
た。
振動特性を良好に維持する超音波探触子の特に探触子用
圧電板からの電極導出方法を提供することを目的とす
る。
た遮蔽体を設け、前記透孔内にに接合材を施してリード
線を接続した後、前記遮蔽体を除去して接合材の塗布領
域を一定面積にするようにしたことをことを解決手段と
する。以下、本発明の一実施例を説明する。
探触子の特に圧電からの電極導出方法を説明する工程図
である。なお、前従来例図と同一部分には同番号を付与
してその説明は簡略する。圧電板1は前述同様に円板状
のPZTからなる。両主面には第1と第2の駆動電極2
(ab)、及び第1駆動電極側(一主面)に折返電極2
cが設けられている(前第3図参照)。この実施例で
は、先ず、一主面にレジスト膜7を設け、一端部に孔8
の設けられたマスク9を被せる「第1図(a)」。次
に、光を照射し、孔8に対向する部分のレジスト膜7の
みを除去し、その部分の駆動電極2aを露出させる。な
お、露出した駆動電極部分を電極導出部10とする「第
1図(bc)」。次に、マスク9を外し、電極導出部1
0に半田4を施してリード線3aを接続する「第1図
(d)」。最後に、残りのレジスト膜7を除去し、折返
電極2cにも同様に半田4によりリード線3bを接続す
る。その後、前述同様に、圧電板1の他主面に音響整合
層5を形成して円筒状ケース6に装着し、リード線3
(ab)を外部に延出するケーブル(未図示)に接続し
て超音波探触子を構成する(前第1図参照)。このよう
なものでは、レジスト膜7の露光によりその部分のみが
露出した電極導出部10を設けたので、リード線3aを
接続する際、電極導出部10以外への半田4の流出を防
止する。換言すると、半田4の塗布面積を一定にする。
したがって、電極導出部10の領域を最小面積に設定で
き、質量負荷効果による感度の低下を最低限に抑えられ
る。また、各圧電板間における半田4の塗布領域を一定
面積にするので、バラツキを小さくして均一にできる。
さらに、電極導出部10、塗布領域の位置決めを兼ねる
ことにもなり、位置ずれによる不均一性は勿論として、
例えば塗布領域が中央寄りにずれて振動特性を阻害する
ことも防止する。
接続するとして説明したが、これ以外の例えば導電性接
着剤等の他の接合材により行う場合でも、本発明の主旨
は基本的に適用できるものである。そして、電極導出部
10はレジスト膜7の露光により形成し換言すると透孔
を有する遮蔽体を形成したが、これに限らず例えば樹脂
等の薄板を接着して遮蔽体を形成しても同様な効果を奏
する。また、上記実施例では、折返電極2cを設けたも
のについて説明したが、第2図(b)のように、両主面
の第1と第2の駆動電極2(ab)からリード線を導出
する場合にも適用できることはいうまでもない。また、
超音波探触子はエアーバッキング方式として構成した
が、例えば樹脂を流し込んでバッキング材を設けたもの
についても、適用できるものである。すなわち、バッキ
ング材による質量負荷効果はあるものの、接合材に比較
してその単位面積の質量はきわめて小さいので、接合材
による影響は依然として残る。したがって、このような
ものでは、接合材の塗布面積を極力小さくして一定にす
ることが望まれため、本発明が適用されるものである。
なお、塗布領域は小さいことが望ましいが、作業上や仕
様上の問題もあり、必要に応じた最小面積とすれればよ
い。
った遮蔽体を設け、前記透孔内にに接合材を施してリー
ド線を接続したので、半田の塗布面積を一定として振動
特性を良好に維持した超音波探触子を提供できる。
製造方法の図で、同図(abcde)ともに特に圧電板
からの電極導出方法を示す断面図である。
ある。
る。
に対する感度特性である。
3 リード線、4 半田、5 音響整合層、6円筒状ケ
ース、7 レジスト膜、8 孔、9 マスク、10 電
極導出部.
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電板の両主面に駆動電極が形成され、
各駆動電極にリード線を接続して構成される超音波探触
子において、上記駆動電極に透孔をもった遮蔽体を設
け、前記透孔内に接合材を施して前記駆動電極に上記リ
ード線を接続した後、前記遮蔽体を除去して接合材の塗
布領域を一定面積にするようにしたことを特徴とする超
音波探触子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24663091A JP2969159B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 超音波探触子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24663091A JP2969159B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 超音波探触子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564295A JPH0564295A (ja) | 1993-03-12 |
JP2969159B2 true JP2969159B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=17151262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24663091A Expired - Fee Related JP2969159B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 超音波探触子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969159B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013065657A1 (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-10 | 株式会社村田製作所 | 積層型圧電素子、超音波トランスデューサー、および積層型圧電素子の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-31 JP JP24663091A patent/JP2969159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564295A (ja) | 1993-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4616152A (en) | Piezoelectric ultrasonic probe using an epoxy resin and iron carbonyl acoustic matching layer | |
EP0210723B1 (en) | Ultrasonic probe | |
US6400065B1 (en) | Omni-directional ultrasonic transducer apparatus and staking method | |
US20020042577A1 (en) | Frequency and amplitude apodization of transducers | |
US4611372A (en) | Method for manufacturing an ultrasonic transducer | |
US20110071396A1 (en) | Ultrasonic probe, method for manufacturing the same and ultrasonic diagnostic apparatus | |
JP2969159B2 (ja) | 超音波探触子の製造方法 | |
JP3883822B2 (ja) | 配列型の超音波探触子 | |
JP2893361B2 (ja) | 探触子用圧電板及びこれを用いた超音波探触子 | |
JP2615517B2 (ja) | 超音波探触子の製造方法 | |
JP3354341B2 (ja) | 超音波探触子 | |
JPH0120615B2 (ja) | ||
JPH03162839A (ja) | 超音波探触子 | |
JPH08289397A (ja) | 超音波探触子用の圧電素子 | |
JPH0833097A (ja) | 圧電素子 | |
JPH07121159B2 (ja) | 超音波トランスジユ−サ | |
JP3839247B2 (ja) | 超音波振動子及びその製造方法 | |
US20020148088A1 (en) | Omni-directional ultrasonic transducer apparatus and staking method | |
JPS59119999A (ja) | 超音波トランスジユ−サ | |
JPS5832557B2 (ja) | 超音波送受波プロ−ブとその製造方法 | |
JPH05199587A (ja) | 超音波プローブ | |
JP3276460B2 (ja) | ワイヤボンディング装置 | |
JP2805005B2 (ja) | 超音波探触子 | |
JP2945978B2 (ja) | 配列型超音波探触子 | |
JP2990884B2 (ja) | アレイ探触子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |