JP2968929B2 - ナトリウム−硫黄電池における絶縁リングの結合構造およびこれを備えたナトリウム−硫黄電池 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池における絶縁リングの結合構造およびこれを備えたナトリウム−硫黄電池

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、電力貯蔵用などの二
次電池として好適に利用されるナトリウム−硫黄電池に
おける絶縁リングの結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 ナトリウム−硫黄電池は、収納ケース
たる陽極容器内に、有底円筒状の固体電解質管を設け、
該固体電解質管の内側に陰極活物質としてのナトリウム
を収容するとともに、該固体電解質管の外側に陽極活物
質としての硫黄を収容している。かかる構成を有するナ
トリウム−硫黄電池においては、300〜350℃に加
熱された状態でナトリウム及び硫黄がイオン化し、放電
時にはイオン化したナトリウムが固体電解質管を透過し
て硫黄と反応し、多硫化ナトリウムが生成し、一方充電
時には放電時とは逆の反応が起こり、ナトリウムと硫黄
が生成するようになっている。
【0003】 以上の基本構造を有するナトリウム−硫
黄電池において、陽極容器と陰極容器は互いの電気的絶
縁性を保持するため、絶縁リングを介して熱圧接合され
ている。この熱圧接合構造の例を説明すると、図2に示
すように、絶縁リング10の上端部は、接合材11を介
してリング状陰極金具12がバックアップリング13に
よりはさまれた状態で接合されている。なお、リング状
陰極金具12は、絶縁リング10の上端部に接合すると
ともに絶縁リング10の内周上縁部およびバックアップ
リング13の下端部に接合してそれぞれと強固に結合し
ている。
【0004】 そして、リング状陰極金具12のさらに
内周側には、ステンレス製薄板リング16およびステン
レス製厚板リング17がリング状陰極金具12の熱圧接
合の際における変形防止の目的で取り付けられており、
この状態で熱圧接合される。一方、絶縁リング10の下
端部は、接合材14を介して陽極金具15が接合されて
いる。なお、21は固体電解質管を示す。絶縁リングを
介する熱圧接合構造は上記のように形成され、この熱圧
接合構造は上方側からセラミックス製の上治具19およ
びNi、SUS等の金属で保持され、また下方側からセ
ラミックス製の下治具20で保持されて熱圧接合され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、上記のよ
うにして、絶縁リングを介した熱圧接合構造が形成され
ているが、熱圧接合後において、ステンレス製薄板リン
グ16およびステンレス製厚板リング17は取り外さ
れ、次いで図示しない陰極容器および陽極容器とともに
ナトリウム−硫黄電池が組み立てられている。
【0006】 しかしながら、リング状陰極金具12へ
のステンレス製薄板リング16とステンレス製厚板リン
グ17の取付け、取外しには煩雑な作業を必要とし工数
がかかることからナトリウム−硫黄電池のコストアップ
要因となるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明はかかる従来の
問題を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、リング状陰極金具の内周側に所定の大きさの
バックアップ用金属部材を接合してなる絶縁リングの結
合構造を提供することにある。即ち、本発明によれば、
ナトリウム−硫黄電池における絶縁リングの結合構造で
あって、該絶縁リングの上端部にリング状陰極金具が熱
圧接合されてなるとともに、該リング状陰極金具の内周
部にバックアップ用金属部材が接合されてなることを特
徴とするナトリウム−硫黄電池における絶縁リングの結
合構造が提供される。
【0008】 また本発明によれば、上記した絶縁リン
グの結合構造を備えたナトリウム−硫黄電池が提供され
る。なお、本発明においては、バックアップ用金属部材
は、リング状陰極金具内周面の少なくとも鍔部付近に
合されていることが熱圧接時の陰極金具変形防止の点
から好ましい。
【0009】
【作用】 本発明では、絶縁リングと陰極容器等との結
合構造において、絶縁リングの上端部にリング状陰極金
具が熱圧接合され、かつリング状陰極金具の内周部にバ
ックアップ用金属部材が接合されたものである。このよ
うな構造を採用することにより、ナトリウム−硫黄電池
の作動温度(300〜350℃)と常温との間で昇降温
を繰り返した際、絶縁リングとリング状陰極金具に応力
がかかってリング状陰極金具が変形あるいは損傷するこ
とを防止することができる。
【0010】
【実施例】 次に、本発明を図示の実施例に基づき更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限られる
ものではない。図1は、本発明のナトリウム−硫黄電池
における絶縁リングの結合構造の一例を示す一部断面説
明図で、絶縁リング10の上端部には、接合材11を介
してリング状陰極金具12がバックアップリング13に
よりはさまれた状態で配設されている。ここで、リング
状陰極金具12は、鍔部30と薄板状ベルト部31から
形成され、鍔部30が絶縁リング10の上端部とバック
アップリング13の下端部に挟まれた状態で挿入され、
かつ薄板状ベルト部31が絶縁リング10の内周側上縁
部およびバックアップリング13の内周部に配設され
る。また、リング状陰極金具12のさらに内周側には、
バックアップ用金属部材32が取付けられている。
【0011】 以上のように各部材を配設した状態で、
約520〜600℃の温度で熱圧接合を行なう。熱圧接
合すると、リング状陰極金具12は絶縁リング10およ
びバックアップリング13と強固に接合するとともに、
バックアップ用金属部材32とも強固に接合する。この
ように、リング状陰極金具12のさらに内周側にバック
アップ用金属部材32を取付けると、熱圧接合の際にお
ける変形が防止されるとともに、ナトリウム−硫黄電池
に組み立てられた後、電池の作動・停止時の昇降温によ
り絶縁リング10とリング状陰極金具12に応力がかか
ってリング状陰極金具12が変形あるいは損傷すること
を防止する。
【0012】 なお、バックアップ用金属部材32は、
リング状陰極金具12の内周面の少なくとも鍔部付近に
取り付けられる。この理由は、熱圧接時の陰極金具の変
形は鍔部付近に生じやすいからである。また、バックア
ップ用金属部材32の材質は、ステンレス等の材質が強
度、耐久性の点で好ましい。又バックアップ用金属部材
32は、厚さが0.5〜2mm程度の薄板状リングとす
ることが好ましい。
【0013】 本発明において用いる絶縁リング10
は、陽極容器と陰極容器の電気的絶縁性を保持する必要
から、絶縁性を有するセラミックスからなるものが好ま
しく、強度、コスト等に鑑みるとα−アルミナなどが好
適に使用される。
【0014】 また、リング状陰極金具12は、絶縁リ
ング10とバックアップリング13との間を熱圧接合す
るものであり、一般にアルミニウムなどの金属材から構
成される。
【0015】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の絶縁リ
ングの結合構造によれば、熱圧接合の際における変形が
防止されるとともに、ナトリウム−硫黄電池を製造後、
電池の運転時・停止時の昇降温により絶縁リングとリン
グ状陰極金具に応力がかかってリング状陰極金具が変形
あるいは損傷することを防止することができるという効
果を奏する。また、本発明によれば、上記の効果を有す
る絶縁リングの結合構造を備えているため、寿命が長
く、しかも経済性に優れたナトリウム−硫黄電池を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のナトリウム−硫黄電池における絶縁
リングの結合構造の一例を示す一部断面説明図である。
【図2】 従来のナトリウム−硫黄電池における絶縁リ
ングの結合構造の例を示す一部断面説明図である。
【符号の説明】
10:絶縁リング、12:リング状陰極金具、13:バ
ックアップリング、30:鍔部、31:薄板状ベルト
部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナトリウム−硫黄電池における絶縁リン
    グの結合構造であって、該絶縁リングの上端部にリング
    状陰極金具が熱圧接合されてなるとともに、該リング状
    陰極金具の内周部にバックアップ用金属部材が接合さ
    てなることを特徴とするナトリウム−硫黄電池における
    絶縁リングの結合構造。
  2. 【請求項2】 リング状陰極金具が、鍔部と薄板状ベル
    ト部から形成されている請求項1記載の絶縁リングの結
    合構造。
  3. 【請求項3】 バックアップ用金属部材が、リング状陰
    極金具内周面の少なくとも鍔部付近に接合されている請
    求項1記載の絶縁リングの結合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載され
    た絶縁リングの結合構造を備えたことを特徴とするナト
    リウム−硫黄電池。
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