JP2968691B2 - 紙葉類区分装置および紙葉類の区分集積方法 - Google Patents

紙葉類区分装置および紙葉類の区分集積方法

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JP2968691B2 JP6196561A JP19656194A JP2968691B2 JP 2968691 B2 JP2968691 B2 JP 2968691B2 JP 6196561 A JP6196561 A JP 6196561A JP 19656194 A JP19656194 A JP 19656194A JP 2968691 B2 JP2968691 B2 JP 2968691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙葉類上に記載される
宛先情報をバーコード等に変換し、そのバーコードをそ
の紙葉類に印字し、そのバーコードを読み取ることによ
って、そのバーコードが示す宛先情報にしたがって紙葉
類を区分集積する紙葉類区分装置およし紙葉類の区分集
積方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類区分装置は、紙葉類上に記
載された宛先情報に対応したバーコードをその紙葉類に
印刷し、そして、そのバーコードを読み取ることによっ
て宛先情報を認識する。そして、認識した宛先情報にし
たがって紙葉類を区分集積していた。この紙葉類区分装
置によれば、紙葉類の仕分け作業が行われるたびに、宛
先情報等を光学的に文字認識する必要がなくなり、作業
効率を大幅に向上させていた。この従来の紙葉類区分装
置に関しては、特開昭57−110379号公報に開示
されている。
【0003】この従来の紙葉類区分装置について、図1
4を参照して説明する。
【0004】まだ、1度も区分集積されていない紙葉類
108が、供給部101にセットされる。そして、供給
部101から搬送路109に送られた紙葉類108は、
光学文字認識部102において、紙葉類108上を走査
することによって得られた画像データに基づいて、その
紙葉類108に記載されている郵便番号および住所等
(以下 宛先情報とする)が認識される。そして、バー
コード印字部103において、光学文字認識部102で
認識された宛先情報がバーコードに変換される。紙葉類
108には、そのバーコードが印字される。そして、最
初の区分作業に限っては、光学文字認識部において認識
された宛先情報にしたがって、ゲートコントローラ10
5を制御する。ゲートコントローラ105によって駆動
されたゲート106によって、紙葉類108の搬送方向
が分岐される。そして、その紙葉類108は、宛先情報
に対応した集積部107に区分集積される。
【0005】2回目以降の区分作業においては、まず、
供給部101にセットされたバーコード印字済みの紙葉
類108が、搬送路109に送り出される。搬送路10
9上の紙葉類に印字されたバーコードがバーコードリー
ダで読み取られ、対応する宛先情報が認識される。そし
て、バーコードリーダで認識された宛先情報に基づい
て、紙葉類108が前述と同様にその宛先情報に対応し
た集積部107に区分集積される。この作業が最終的に
区分が終わるまで繰り返される。
【0006】このように、最初に紙葉類を区分する際
に、OCR等からなる光学文字認識部で認識された宛先
情報をバーコード化して紙葉類に印字することによっ
て、以降、紙葉類を区分する場合には、紙葉類上のバー
コードを読み取るだけで宛先情報を認識していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の紙葉類区分
装置では、利用者に配達される紙葉類上にはバーコード
が印字されたままであった。したがって、バーコードに
よる汚れ等が残ったままの紙葉類を配達された利用者は
非常に不快に感じていた。
【0008】また、上記問題点を解決するために、肉眼
では確認できないが、紫外光等を照射することにより、
認識できるバーコードを紙葉類上に印字することによっ
て、作業効率の改善と利用者の心象の悪化防止の双方を
実現する方法もあった。
【0009】しかしながら、この方法では、作業区分中
にバーコードの印字品質を確認することが非常に困難な
ために、バーコードの印字品質の悪化による誤認識また
はリジェクトが発生しやすかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の紙葉類区分装置は、紙葉類を区分するた
めの区分情報に対応したコードが付加された複数の紙葉
類を供給する供給部と、前記供給部から供給された紙葉
類に付加されたコードを読み取り、前記区分情報を認識
する読取部と、最終の区分処理であることを設定する設
定部と、最終の区分作業であることが設定される場合
に、前記読取部によって読み取られたコードを消去する
消去部と、前記読取部によって認識された区分情報にし
たがって前記紙葉類を区分する制御部とを備え、前記紙
葉類には弱粘着性のインクを用いてコードが印字されて
おり、前記消去部は、そのコードが印字されている部分
に強粘着性の物質を押し付けることによって、前記弱粘
着性のインクを剥す手段を備えている。あるいは、前記
紙葉類には塩素系の溶液と反応することによって消去可
能なインクによりコードが印字されており、前記消去部
は、そのコードが印字されている部分に塩素系の溶液を
吹き付ける手段を備えている。あるいは、前記紙葉類に
は可視領域の波長で反射するとともに加熱によって消去
可能なインクによりコードが印字されており、前記消去
部は、所定の温度に保温され、前記コードが印字されて
いる部分に押し付けられるヒータローラと、該ヒータロ
ーラに押し付けられる紙葉類を支えるプラテンローラと
を備えている。
【0011】
【0012】さらに、上記問題点を解決するために、本
発明の紙葉類区分装置は、複数の紙葉類を1枚ずつ搬送
路に供給する紙葉類供給部と、前記紙葉類供給部から供
給された紙葉類上のバーコードを検出するとともに、そ
のバーコードを読み取ることで前記紙葉類に付加された
区分情報を認識するバーコードリーダと、前記バーコー
ドリーダにおいて、前記バーコードが検出されなかった
場合に、前記紙葉類上に記載された文字パターンを光学
的に文字認識することで、その紙葉類の区分情報を認識
する光学文字認識部と、前記光学文字認識部において認
識された区分情報を対応するバーコードに変換し、その
バーコードを前記紙葉類に印字するバーコード印字部
と、前記バーコードリーダでバーコードが読み取られた
後、そのバーコードを消去するバーコード消去部と、前
記バーコードリーダまたは前記光学文字認識部において
認識された区分情報に基づいて前記紙葉類を区分制御す
る制御部と、前記制御部によって区分された前記紙葉類
を集積する集積部とを備える。
【0013】そして、この紙葉類区分装置では、予め、
最終的な区分作業であるかどうかを制御部において設定
しておき、紙葉類供給部から紙葉類を1枚ずつ供給す
る。この場合、その紙葉類には、バーコードが印字され
ていようがいまいがかまわない。そして、供給された紙
葉類上にバーコードが印字されている場合には、そのバ
ーコードをバーコードリーダで読み取ることで、紙葉類
の区分情報を認識する。また、紙葉類上にバーコードが
印字されていない場合には、この紙葉類に記載された宛
先情報を光学文字認識部によって認識する。ここで、今
回の区分作業が、最終的な区分作業であると予め制御部
において設定されている場合に、既に前記紙葉類に印字
されているバーコードをバーコード消去部で消去する。
また、最終的な区分作業ではないと設定されている場合
に、前記光学文字認識部によって認識された宛先情報に
対応したバーコードをバーコード印字部でその紙葉類に
印字する。そして、前記バーコードリーダで認識された
宛先情報または前記光学文字認識部によって認識された
宛先情報にしたがってその紙葉類を集積部に区分集積す
る。
【0014】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例について図1お
よび図2を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、図2は、バーコード消去部の動作を説明す
るブロック図である。
【0016】図1に示すように、供給部101は、バー
コードが既に印字された複数の紙葉類108がセットさ
れる。そして、供給部101は、その紙葉類108を搬
送路109に1枚ずつ送り出す。バーコードリーダ10
2は、供給部101から送り出された紙葉類108のバ
ーコードを読み取る。そして、読み取ったバーコードと
対応する宛先情報を認識する。この宛先情報は、紙葉類
に記載された郵便番号および住所等を示す。制御部10
3は、今回の紙葉類の区分作業が最終的な区分であるか
どうかを判定する。これは、区分作業前に、予め最終的
な区分かどうかを制御部103で設定しておけばよい。
そして、最終的な区分作業である場合に、制御部103
は、バーコード消去部104を駆動する。さらに、制御
部103は、バーコードリーダ102で認識された宛先
情報に基づいて、ゲートコントローラ105を制御す
る。また、最終的な区分作業ではない場合に、制御部1
03は、バーコード消去部104を駆動することなく、
バーコードリーダ102で認識された宛先情報に基づい
て、ゲートコントローラ105を制御する。バーコード
消去部104は、制御部103から出力される駆動信号
を受けて、紙葉類上のバーコードを消去する。ゲートコ
ントローラ105は、制御部103から出力される制御
信号に基づいて、複数の集積部107それぞれに設けら
れるゲートを駆動させる。このゲートが駆動することに
よって、紙葉類109の搬送方向が分岐される。したが
って、紙葉類108は、バーコードリーダ102で認識
された宛先情報に対応した所望の集積部107に区分集
積される。
【0017】さらに、バーコード消去部104を駆動す
る構成について説明する。図2に示すように、レジスタ
202には、バーコードリーダ102で読み取られた紙
葉類108上のバーコードの印字位置情報が格納され
る。方向転換部201は、バーコードリーダ102で読
み取られたバーコードが紙葉類108のいずれの面に印
字されているのかによって、必要に応じて、紙葉類10
8の方向を反転させる。紙葉類検出部203は、搬送中
の紙葉類108の先端を検出すると、遅延回路204に
対して検出信号を出力する。遅延回路204は、紙葉類
108の搬送速度に応じて所定時間、紙葉類検出部20
3から出力された検出信号を遅延して、駆動制御部20
5に出力する。つまり、遅延回路204は、紙葉類10
8が紙葉類検出部203を通過した後、バーコード消去
部104の位置まで移動する時間だけ、紙葉類検出部2
03から出力される検出信号を遅延する。駆動制御部2
05は、遅延回路204からの信号を受けるタイミング
でレジスタ202に格納された印字位置情報を読み出
す。さらに、駆動制御部205は、レジスタ202から
読み出した印字位置情報および遅延回路204から出力
された信号を受信したタイミングに基づいて、紙葉類1
08上のバーコードが印字された位置を正確に検出す
る。そして、検出したバーコードを消去するようにバー
コード消去部104を駆動する。
【0018】次に、第1の実施例の動作について図1お
よび図3を参照して説明する。
【0019】図3は、第1の実施例の動作手順を説明す
るフローチャートであり、まず、今回の区分作業が最終
的なものかどうかを予め制御部103に設定しておく
(S301)。ここで、最終的な区分とは、この区分作
業を最後に区分された紙葉類を利用者に配達してしまう
場合を示す。そして、予め郵便番号および住所等の宛先
情報に対応したバーコードが印字された紙葉類108を
供給部101にセットする。そして、供給部101か
ら、その紙葉類108を搬送路109に1枚1枚送り出
す(S302)。搬送中の紙葉類108に印字されたバ
ーコードをバーコードリーダ102で読み取り、読み取
ったバーコードに対応する宛先情報を認識する(S30
3)。さらに、制御部103において、紙葉類108の
区分作業が最終的なものであるかどうかが判定される
(S304)。
【0020】ここで、制御部103によって最終区分で
はないと判定された場合には、バーコードリーダ102
において認識された宛先情報に基づいて、所望の集積部
107に紙葉類108が区分集積される(S306)。
【0021】また、制御部103によって最終区分であ
ると判定された場合には、バーコード消去部104によ
って、紙葉類108上のバーコードが消去される(S3
05)。さらに、バーコードリーダ102において認識
された宛先情報に基づいて、所望の集積部107に紙葉
類108が区分集積される(S306)。
【0022】このように、最終的な区分が終了し、後
は、利用者に配達されるだけとなった紙葉類に対して
は、その紙葉類が配達される前に、バーコードが消去さ
れる。したがって、利用者に配達される紙葉類にはバー
コードが印字されていないので、その利用者の心象を悪
くすることがなくなる。さらに、最終的に、紙葉類上の
バーコードを消去してしまうために、区分作業中には、
バーコードを肉眼で確認できるようにしてもよい。この
ように、区分作業中に、バーコードの存在を肉眼で確認
できるようにしておけば、バーコードの印字品質を容易
に確認できる。そして、区分作業の効率および精度を大
幅に向上させることができる。
【0023】本実施例では、予めバーコードが印字され
ている紙葉類を区分する紙葉類区分装置について説明し
た。ここで、紙葉類上にバーコードを印字する手段を備
える紙葉類区分装置についても図4を参照して簡単に説
明する。
【0024】バーコードが印字されていない紙葉類10
8を供給部101にセットする。そして、供給部101
から搬送路109に紙葉類108を1枚ずつ送り出す。
光学文字認識部401では、搬送中の紙葉類108を走
査することによって得られた画像データに基づいて、そ
の紙葉類108に記載されている宛先情報が認識され
る。バーコード印字部402では、光学文字認識部40
1における認識結果をその認識結果と対応したバーコー
ドに変換し、そのバーコードを紙葉類108に印字す
る。さらに、光学文字認識部401における認識結果に
基づいて、ゲートコントローラ105が制御され、紙葉
類108が所望の集積部107に区分集積される。
【0025】この結果、集積部107に区分集積された
全ての紙葉類108には、宛先情報に対応したバーコー
ドが印字されていることになる。なお、後で詳細に説明
するが、バーコード印字部402では、図1に示したバ
ーコード消去部104において消去可能なバーコードが
紙葉類108に印字されている。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について図5
を参照して説明する。図5は、第2の実施例の構成を示
すブロック図であるが、第2の実施例の構成のうち制御
部501以外の構成は、既に図1および図4で示した構
成と同様であるため、重複部分の説明は省略する。
【0027】制御部501は、紙葉類108にバーコー
ドが印字されている場合には、バーコードリーダ102
で認識された宛先情報にしたがってゲートコントローラ
105を制御する。また、紙葉類108にバーコードが
印字されていない場合には、光学文字認識部401で認
識された宛先情報にしたがってゲートコントローラ10
5を制御する。さらに、最終的な区分作業を行っている
場合には、バーコード消去部104を駆動する。
【0028】次に、第2の実施例の紙葉類区分装置を用
いた紙葉類の区分方法について図5および図6を参照し
て説明する。
【0029】図6は、第2の実施例の動作手順を説明す
るフローチャートであり、まず、今回の区分作業が最終
的なものかどうかを予め制御部501に設定しておく
(S601)。そして、区分すべき複数の紙葉類108
を供給部101にセットする。ここで、供給部101に
セットされた紙葉類108にはバーコードが印字されて
いようがいまいがかまわない。また、バーコードが印字
されている紙葉類と印字されていない紙葉類とが混ざっ
ていてもかまわない。そして、供給部101にセットさ
れた紙葉類108が搬送路109に1枚ずつ供給される
(S602)。バーコードリーダ102において、搬送
中の紙葉類108にバーコードが印字されているかどう
かが判定される(S603)。
【0030】紙葉類108にバーコードが印字されてい
る場合には、バーコードリーダ102においてバーコー
ドが読み取られ、そのバーコードに対応した宛先情報が
認識される(S606)。さらに、制御部501におい
て、この区分作業が最終的なものかどうかが判定される
(S605)。ここで、最終的な区分作業ではないと判
定された場合には、バーコードリーダ102で認識され
た宛先情報にしたがって紙葉類を区分集積する(S61
0)。この場合には、集積部107に区分集積された紙
葉類108には、再度、区分作業が行われるため、ま
だ、バーコードが印字されたままである。また、最終的
な区分作業であると判定された場合には、バーコード消
去部104で、紙葉類108上のバーコードを消去する
(S606)。さらに、バーコードリーダ102で認識
された宛先情報にしたがって紙葉類を区分集積する(S
610)。この場合には、集積部107に区分集積され
た紙葉類108には、バーコードが残っていない。
【0031】S603において、紙葉類108にバーコ
ードが印字されていないと判定された場合には、光学文
字認識部401で、紙葉類上に記載された文字を認識す
ることによって、宛先情報が認識される(S607)。
さらに、制御部501において、この区分作業が最終的
なものかどうかが判定される(S608)。ここで、最
終的な区分作業であると判定された場合には、光学文字
認識部401によって認識された宛先情報にしたがって
紙葉類が集積部107に区分集積される(S610)。
この場合には、集積部107に区分集積された紙葉類1
08にはバーコードが印字されていない。また、制御部
501において、最終的な区分作業ではないと判定され
た場合には、バーコード印字部503で、紙葉類上にバ
ーコードを印字する(S609)。さらに、光学文字認
識部401によって認識された宛先情報にしたがって紙
葉類が集積部107に区分集積される(S610)。こ
の場合には、集積部107に区分集積された紙葉類10
8には、バーコードが印字されている。
【0032】ここで、S605およびS608で、制御
部501が区分作業が最終的なものであるかどうかを判
定している。この判定は、供給部101にセットされた
紙葉類108全てに対して同一の判定を行う。供給部1
01から送り出される紙葉類1枚1枚に異なった判定を
行うことはない。例えば、区分作業後には、紙葉類が利
用者に配達されるだけである場合には、今回の紙葉類の
区分作業は最終的な区分であると予め設定する。つま
り、S610で集積部107に区分集積された紙葉類1
08は、例えば、最終的な区分作業である場合には、バ
ーコードが印字されていない。また、最終的な区分作業
ではない場合には、全ての紙葉類108にバーコードが
印字されていることになる。
【0033】上記各実施例においては、最終的な区分で
あるどうかにしたがって、バーコード印字部およびバー
コード消去部を制御する例について説明したが、供給さ
れる紙葉類1枚ごとにバーコードを残してもかまわない
紙葉類か、バーコードを消すべき紙葉類かを判定し、そ
の判定結果にしたがって、バーコード印字部およびバー
コード消去部を制御するようにしてもかまわない。
【0034】次に、上記各実施例におけるバーコード印
字部402およびバーコード消去部104の具体的な構
成について図7から図13を参照して説明する。
【0035】図7は、バーコード印字部の一実施例の構
成を示す断面図であり、図8は、図7におけるX−X断
面図である。
【0036】図7に示すように、バーコード印字部40
2は、搬送中の紙葉類108を支えるプラテンローラ7
01と、紙葉類108のプラテンローラ701によって
支えられている部分をリボンテープ704を介してたた
くプリンタヘッド702とを備える。リボンテープ70
4は、リボンカートリッジ703に備えられており、2
つのローラによって、使用される毎にずれていくように
なっている。そして、このリボンテープ704は、図8
に示すように、2重構造になっており、プリンタヘッド
702側は、ベース部705、紙葉類108側は、弱粘
性を有するインク706が付加されている。
【0037】そして、レタリングを行う要領で、リボン
テープ704のベース部705をプリンタヘッド804
で、たたくことによって、インク706を紙葉類108
に転写する。ここで、バーコードの印字方法およびプリ
ンタヘッド804の制御タイミング等に関しては、周知
手段を用いればよいので詳細な説明は省略する。
【0038】次に、図7および図8で示したバーコード
印字部402によって、紙葉類上に印字されたバーコー
ドを消去するバーコード消去部104を図9および図1
0を参照して説明する。
【0039】図9は、バーコード消去部の一実施例の構
成を示す断面図であり、図10は、図9におけるY−Y
断面図である。
【0040】図9に示すように、バーコード消去部10
4は、搬送中の紙葉類108を支えるプラテンローラ7
01と、紙葉類108のプラテンローラ701によって
支えられている部分をリボンテープ902を介して押圧
するプッシャローラ901とを備える。リボンテープ9
02は、リボンカートリッジ703に備えられており、
2つのローラによって、使用される毎にずれていくよう
になっている。そして、図10に示すように、このリボ
ンテープ902は、2重構造になっており、プッシャロ
ーラ901側は、ベース部112、紙葉類108側は、
強粘着性を有する物質903が付加されている。
【0041】そして、紙葉類108上のバーコード印字
部分がプラテンローラ701が支える部分まで搬送され
てきたときに、プッシャローラ901を駆動させる。プ
ッシャローラ901がリボンテープ902のベース部を
抑えることによって、リボンテープ902の強粘着性の
部分がバーコード印字部分に押圧される。バーコードは
弱粘性のインク706によって印字されているために、
このインク706が強粘性物質903によって剥され
る。このようにして、紙葉類108上のバーコードを消
去することができる。
【0042】次に、バーコード印字部402およびバー
コード消去部104の他の具体例について図11を参照
して説明する。
【0043】図11は、バーコード印字部の他の実施例
の構成を示す斜視図であり、バーコード印字部402
は、インクジェット方式の吹出部111を備える。そし
て、万年筆等で使用されるインクを吹出部111から吹
き付けることによって紙葉類108上にバーコードを印
字する。
【0044】さらに、図11は、このバーコード印字部
402によって印字されたバーコードを消去するバーコ
ード消去部104の構成を示しており、バーコード消去
部104も、インクジェット方式の噴出部121を備え
る。そして、紙葉類108上のバーコード印字部分にイ
ンク消しと呼ばれる塩素系の溶液を吹出部121から吹
き付けることによってバーコードを消去する。
【0045】ここで、バーコード印字部402およびバ
ーコード消去部104ともにインクジェット方式の吹出
手段を用いたが、バブルジェット方式の吹出手段でもか
まわない。
【0046】また、バーコード消去部104では、吹出
部121から塩素系の溶液を紙葉類108に吹き付ける
構成としたが、この例に限定されるものでない。例え
ば、紙葉類108上のバーコード印字部分に塩素系のイ
ンクを塗り付けるような手段を用いてもかまわない。
【0047】次に、バーコード印字部402およびバー
コード消去部104の他の具体例について図11、図1
2および図13を参照して説明する。
【0048】図11は、バーコード印字部402の構成
を示す斜視図であって、その構成は既に説明してあるの
で省略する。この具体例においては、吹出部121から
紙葉類108に対して吹き付けられるインクは、可視領
域の波長で反射する。つまり、人間の目で見ることがで
きる。さらに、紫外光を照射すると、そのインクは励起
され発光する。さらに、このインクに熱を加えるとこの
インクを消去することができる。このような特性を有す
るインクを吹出部121から吹き付けることによって紙
葉類108上にバーコードを印字する。
【0049】図12は、このバーコード印字部402に
よって印字されたバーコードを消去するバーコード消去
部104の構成を示すブロック図であり、図13は、図
12におけるZ−Z断面図である。そして、バーコード
消去部104は、搬送中の紙葉類108を支えるプラテ
ンローラ701と、断熱ケース123内でヒータ122
によって所定の温度に保温されているヒータローラ12
1とを備えている。そして、ヒータローラ121とプラ
テンローラ701の間を通過する紙葉類108は、ヒー
タローラ121によって加熱される。したがって、その
紙葉類108上に印字されていたバーコードは熱を加え
られることによって消去される。
【0050】これらのバーコード印字部402およびバ
ーコード消去部104は、前述の第1の実施例および第
2の実施例のいずれにも適用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙葉類区
分装置では、利用者に配達される前に、紙葉類上に印字
されていたバーコードを消去しているために、利用者の
心象をよくし、送付相手に不快感を与えないで済むとい
う効果がある。
【0052】さらに、紙葉類上のバーコードを肉眼で確
認可能な物質を用いて印字することができるために、バ
ーコードの印字品質を確認できる。その結果、区分作業
の効率および精度を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1におけるバーコード消去部の動作を説明す
るブロック図である。
【図3】第1の実施例の紙葉類の区分集積方法の手順を
示すフローチャートである。
【図4】バーコード印字部を備える紙葉類区分装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】第2の実施例の紙葉類の区分集積方法の手順を
示すフローチャートである。
【図7】バーコード印字部の一実施例の概要を示す断面
図。
【図8】図8におけるX−X断面図である。
【図9】図8で示したバーコード印字部によって印字さ
れたバーコードを消去するバーコード消去部を示す断面
図である。
【図10】図10におけるY−Y断面図である。
【図11】バーコード印字部の他の実施例の概要、また
は、バーコード消去部の他の実施例の概要を示す斜視図
である。
【図12】バーコード消去部のさらに他の実施例の概要
を示す断面図である。
【図13】図13のZ−Z断面図である。
【図14】従来の紙葉類区分装置の概要を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101 紙葉類供給部 102 バーコードリーダ 103 制御部 104 バーコード消去部 105 ゲートコントローラ 106 ゲート 107 集積部 108 紙葉類 109 搬送路 401 光学文字認識部 402 バーコード印字部 501 制御部 701 プラテンローラ 702 プリンタヘッド 704 リボンテープ 705 ベース部 706 インク 901 プッシャローラ 902 リボンテープ 903 強粘性物質 111 吹出部 121 ヒータローラ 122 ヒータ 123 断熱ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広森 邦夫 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1丁目 1番地25 日本電気ロボットエンジニア リング株式会社内 (72)発明者 窪田 理張 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1丁目 1番地25 日本電気ロボットエンジニア リング株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−309534(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を区分するための区分情報に対応
    したコードが付加された複数の紙葉類を供給する供給部
    と、前記供給部から供給された紙葉類に付加されたコー
    ドを読み取り、前記区分情報を認識する読取部と、最終
    の区分処理であることを設定する設定部と、最終の区分
    処理であることが設定される場合に、前記読取部によっ
    て読み取られたコードを消去する消去部と、前記読取部
    によって認識された区分情報にしたがって前記紙葉類を
    区分する制御部とを備え、 前記紙葉類には弱粘着性のインクを用いてコードが印字
    されており、 前記消去部は、そのコードが印字されている部分に強粘
    着性の物質を押し付けることによって、前記弱粘着性の
    インクを剥す手段を備えることを特徴とする紙葉類区分
    装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を区分するための区分情報に対応
    したコードが付加された複数の紙葉類を供給する供給部
    と、前記供給部から供給された紙葉類に付加されたコー
    ドを読み取り、前記区分情報を認識する読取部と、最終
    の区分処理であることを設定する設定部と、最終の区分
    処理であることが設定される場合に、前記読取部によっ
    て読み取られたコードを消去する消去部と、前記読取部
    によって認識された区分情報にしたがって前記紙葉類を
    区分する制御部とを備え、 前記紙葉類には塩素系の溶液と反応することによって消
    去可能なインクによりコードが印字されており、 前記消去部は、そのコードが印字されている部分に塩素
    系の溶液を吹き付ける手段を備えることを特徴とする紙
    葉類区分装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を区分するための区分情報に対応
    したコードが付加された複数の紙葉類を供給する供給部
    と、前記供給部から供給された紙葉類に付加されたコー
    ドを読み取り、前記区分情報を認識する読取部と、最終
    の区分処理であることを設定する設定部と、最終の区分
    処理であることが設定される場合に、前記読取部によっ
    て読み取られたコードを消去する消去部と、前記読取部
    によって認識された区分情報にしたがって前記紙葉類を
    区分する制御部とを備え、 前記紙葉類には可視領域の波長で反射するとともに加熱
    によって消去可能なインクによりコードが印字されてお
    り、 前記消去部は、所定の温度に保温され、前記コードが印
    字されている部分に押し付けられるヒータローラと、該
    ヒータローラに押し付けられる紙葉類を支えるプラテン
    ローラとを備えることを特徴とする紙葉類区分装置。
  4. 【請求項4】 複数の紙葉類を1枚ずつ搬送路に供給す
    る紙葉類供給部と、 前記紙葉類供給部から供給された紙葉類上のバーコード
    を検出するとともに、そのバーコードを読み取ることで
    前記紙葉類に付加された区分情報を認識するバーコード
    リーダと、 前記バーコードリーダにおいて、前記バーコードが検出
    されなかった場合に、前記紙葉類上に記載された文字パ
    ターンを光学的に文字認識することで、その紙葉類の区
    分情報を認識する光学文字認識部と、この区分作業が最終的なものかどうかを判定しまた前記
    バーコードリーダまたは前記光学文字認識部において認
    識された区分情報に基づいて前記紙葉類を区分制御する
    制御部と、 最終的な区分作業でないと判定された場合に、 前記光学
    文字認識部において認識された区分情報を対応するバー
    コードに変換し、そのバーコードを前記紙葉類に印字す
    るバーコード印字部と、最終的な区分作業であると判定された場合に、 前記バー
    コードリーダでバーコードが読み取られた後、そのバー
    コードを消去するバーコード消去部と、前記制御部によって 区分された前記紙葉類を集積する集
    積部とを備えることを特徴とする紙葉類区分装置。
  5. 【請求項5】 最終的な区分作業であるかどうかを予め
    設定する第1のステップと、 複数の紙葉類を1枚ずつ供給する第2のステップと、 供給された紙葉類上に印字されているバーコードを読み
    取ることで、前記紙葉類の区分情報を認識する第3のス
    テップと、 前記紙葉類上にバーコードが印字されていない場合に、
    この紙葉類に記載された区分情報を光学文字認識手段に
    よって認識する第4のステップと、 最終的な区分作業であることが予め設定されている場合
    に、既に前記紙葉類に印字されているバーコードを消去
    する第5のステップと、 最終的な区分作業ではないと設定されている場合に、前
    記光学文字認識手段によって認識された区分情報に対応
    したバーコードを前記紙葉類に印字する第6のステップ
    と、 前記バーコードを読み取ることによって認識された区分
    情報または前記光学文字認識手段によって認識された区
    分情報にしたがって前記紙葉類を区分する第7のステッ
    プとを含むことを特徴とする紙葉類の区分集積方法。
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