JP2968138B2 - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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JP2968138B2 JP34016092A JP34016092A JP2968138B2 JP 2968138 B2 JP2968138 B2 JP 2968138B2 JP 34016092 A JP34016092 A JP 34016092A JP 34016092 A JP34016092 A JP 34016092A JP 2968138 B2 JP2968138 B2 JP 2968138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライエッチング方
法に関し、より詳しくは、超LSI(大規模集積回路)等
の製造に用いられるCu膜をドライエッチングする方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】Cu膜は、超LSI等の製造に現在広く
使用されているAl合金系膜に比して、低抵抗かつ高信
頼性であることから、次世代の配線材料として期待され
ている。しかし、エッチング反応時の反応生成物(主と
してCu化合物)の揮発温度が低いため、ドライエッチ
ングによる配線形成が難しいという問題を抱えている。
【0003】従来、Cu膜をドライエッチングする場
合、図4に示すような装置が用いられている。この装置
は、チャンバ26内に、電極として働くステージ9と、
このステージ9に離間して対向する対向電極(チャンバ
26の壁面と導通している)25を備えている。ステー
ジ9は絶縁体11によってチャンバ26に対して電気的
に絶縁されている。図3(a)に示すように、半導体基板
18上に、層間絶縁膜17,Cu膜16が形成され、エッ
チングマスク15が設けられた試料8をドライエッチン
グするものとする(19はエッチングすべき面を示して
いる。)。この試料8を、図4に示すように、ステージ
9の上に載置する。エッチング用ガスをガス導入口13
から導入しつつ、高周波源12によってステージ9と対
向電極25との間に高周波電圧を印加して、チャンバ2
6内にプラズマ5を発生させる。これだけでは表面の反
応生成物が脱離しないため、ヒータ10によってステー
ジ9を加熱して、試料8全体を高温にする。これによ
り、プラズマによる反応生成物を試料8(Cu膜16)表
面から脱離させて、エッチング反応を進行させる。な
お、プラズマを用いたCu膜のエッチングにおいては、
反応生成物の脱離がエッチング反応の主な律速過程とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】知られているように、
プラズマによる反応生成物がCu膜表面から脱離する温
度(以下、「脱離温度」という。)は、エッチングに用いる
ガス種や反応生成物に依存する。しかし、上記エッチン
グ用ガスとしてCl系のガスを用いて、反応生成物とし
て揮発性が高いとされるCuCl2を生じさせたとして
も、脱離温度は280℃以上になる。このように高温に
設定されるため、上記従来のエッチング方法では、図3
(b)に示すように、エッチング中に、イオン衝撃を受け
るエッチング溝底面21のみでなく、イオン衝撃をほと
んど受けないエッチング溝側面20においても、活性種
による反応によりエッチングが進行する。このため、異
方性の高い加工が難しく、加工精度が良くないという問
題がある。また、試料8全体が高温に加熱されるため、
エッチングマスク15の材料として通常のレジストを使
用した場合、マスク15が変形、変質して、Cu膜16
の加工精度がさらに悪化し、加工不良を招くという問題
がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、Cu膜のよう
な反応生成物の揮発性が低い膜を低温で精度良く加工で
きるドライエッチング方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のドライエッチング方法は、チャンバ内
に、このチャンバの壁面と電気的に絶縁された状態に電
極ステージを設け、上記チャンバ内にClを含むエッチ
ング用ガスを導入しつつ、上記チャンバの壁面と上記電
極ステージとの間に高周波電圧を印加してプラズマを発
生させて、上記電極ステージ上に載置された試料表面の
Cu膜を上記プラズマによってドライエッチングするド
ライエッチング方法において、上記電極ステージの加熱
温度を、反応生成物であるCu化合物がプラズマの光励
起エネルギを受けない状態で上記試料表面から脱離する
温度(脱離温度)よりも低い温度に設定するとともに、
上記チャンバの壁面のうち上記電極ステージに対向する
箇所に設けた第1の窓を通して、上記チャンバの外部か
ら上記試料表面に上記波長を持つレーザ光を垂直に照射
して、エッチング溝の底面に生じた上記Cu化合物をプ
ラズマの光励起エネルギによって脱離させる一方、上記
エッチング溝の側面に生じた上記Cu化合物を残留させ
ることを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1のドライエッチング方法では、チャン
バの外部から第1の窓を通して試料表面に所定の波長を
持つレーザ光を照射する。このレーザ光によってプラズ
マが励起されて、試料表面でCu膜のエッチング反応お
よび反応生成物であるCu化合物の脱離が促進される。
したがって、電極ステージの加熱温度を、反応生成物で
あるCu化合物がプラズマの光励起エネルギを受けない
状態で上記試料表面から脱離する温度よりも低い温度に
設定して、従来に比して低温でエッチングすることが可
能となる。また、チャンバの外部から試料表面にレーザ
光を垂直に照射するので、エッチング中に、試料表面に
できたエッチング溝の底面では、レーザ光が照射され
て、反応生成物であるCu化合物の脱離がプラズマの光
励起エネルギによって促進される。一方、エッチング溝
の側面では、レーザ光がほとんど照射されないため、C
u化合物が残留する。これにより、エッチング溝の底面
のみでエッチングが進行し、エッチング溝の側面ではエ
ッチングが進行しなくなる。したがって、Cu膜のよう
な反応生成物の揮発性が低い膜が、異方性を高めた状態
で寸法精度良く加工される。また、試料の温度を従来に
比して低温に設定しているので、試料表面に設けられた
エッチングマスクの変形や変質が防止される。したがっ
て、さらに加工精度が高まる。
【0008】
【実施例】以下、この発明のドライエッチング方法を実
施例により詳細に説明する。
【0009】図1はこの発明を実施するのに用いるドラ
イエッチング装置を示している。なお、図4に示した従
来の装置と同一の構成部品には同一符号を付している。
この装置は、チャンバ6内に、電極として働くステージ
9を備えている。ステージ9は、対向電極として働くチ
ャンバ6の壁面に対して絶縁体11によって電気的に絶
縁されている。上記チャンバ6の壁面のうちステージ9
に対向する箇所に、光を透過可能な第1の窓4を設けて
いる。また、チャンバ6の外部に、所定の光を発生する
光源1と、この光源1が発生した光2を導き、窓4を通
してステージ9上に照射する光学系(レンズ,反射鏡など
からなる)3を備えている。なお、チャンバ6の周りに
配置した磁石14はプラズマ5の高密度化、均一化を図
るためのものである。イオンと異なり、光は磁場の影響
を受けないので照射光2への影響は無い。
【0010】図3(a)に示したように、半導体基板18
上に、層間絶縁膜17,Cu膜16が形成され、エッチン
グマスク15が設けられた試料8をドライエッチングす
るものとする(19はエッチングすべき面を示してい
る。)。
【0011】この試料8を、図1に示すように、ステー
ジ9の上に載置する。エッチング用ガスをガス導入口1
3からチャンバ6内に導入しつつ、高周波源12によっ
てステージ9とチャンバ6の壁面との間に高周波電圧を
印加する。これにより、チャンバ6内にプラズマ5を発
生させて、試料8の表面をエッチングする。
【0012】光2の照射は、プラズマ発生中またはプラ
ズマ発生と交互に行う。この光2によってプラズマ5を
励起して、プラズマ中の活性種とイオン衝撃および光励
起の相乗効果によって試料8の表面でエッチング反応お
よび反応生成物の脱離を促進することができる。したが
って、従来に比して低温でエッチングすることができ
る。また、上記窓4はステージ9に対向しているので、
光2は試料8の表面に略垂直に入射する。この結果、エ
ッチング中に、図3(b)に示すように、試料8の表面に
できたエッチング溝の底面21では上記光が照射されて
エッチングが促進される一方、エッチング溝の側面20
では光2がほとんど照射されないためエッチングが促進
されることはない。そこで、予め、ステージ9の温度
(試料8の温度)を脱離温度よりも少しだけ低く設定して
おく。すなわち、光照射があれば光励起されたプラズマ
によって反応生成物が脱離するが、光照射が無ければ反
応生成物が脱離しない温度に設定する。これにより、エ
ッチング溝の底面21のみでエッチングを進行させ、エ
ッチング溝の側面20ではエッチングの進行を抑えるこ
とができる。なお、エッチング溝の底面21によって散
乱される反射光の影響が懸念されるが、励起光2の強度
や露光量を反応のしきい値付近に設定することによっ
て、エッチング溝の側面20でのエッチングは起こらな
いようにすることができる。
【0013】したがって、Cu膜16のような反応生成
物の揮発性が低い膜を、異方性を高めた状態で寸法精度
良く加工することができる。また、上述ように試料8の
温度を低温に設定できるので、試料表面に設けられたエ
ッチングマスク15の変形や変質を防止できる。したが
って、さらに加工精度を高めることができる。
【0014】また、図1に示した光源1が発生する励起
光2の条件、すなわち波長や強度、露光時間を適当に選
ぶことによって、プラズマ中の活性種のうち所望の活性
種のみを選択的に励起することができる。したがって、
この装置は、Cu膜のエッチング以外にSiO2膜やTiN
バリア層など多種類の膜のエッチングにも適用すること
ができる。例えば、サブミクロン以降の微細なパターン
のエッチングに適用する場合は、エキシマレーザ(KrF
波長249nm)など波長の短い光を用いる。多種類の膜
をエッチングする場合は、光源1,光学系3において励
起光2の条件を可変にするか、または、光源1とは別に
新たな光源を設けて励起光2の条件を切り替えできるよ
うにする。これにより、処理条件を変えて、多種類の膜
を連続的にエッチングすることができる。
【0015】図2は上記ドライエッチング装置の改良例
を示している。
【0016】Cu膜などをエッチングする場合は反応生
成物の揮発性が低いため、既に述べたように、反応生成
物がチャンバ6内の高温ステージ9以外の低温部分、例
えばエッチング終点検出用の窓(図示せず)に付着しやす
い。特に、上記装置では、反応生成物が窓4の内面に付
着したとき、光2の透過率が減少してエッチングを継続
できなくなるという問題がある。そこで、この例では、
チャンバ6の壁面のうち上記第1の窓4以外の箇所に、
光を透過可能な第2の窓22,22を設ける。そして、
チャンバ6の外部から窓22を通してチャンバ6の内面
に所定の波長の励起光22を照射する。これにより、例
えば窓4の内面に付着した反応生成物を、光励起された
プラズマによって除去することができる(図2の状態)。
つまり、チャンバ6を開かなくても反応生成物を除去す
ることができる。したがって、この装置によれば、エッ
チングを長時間継続することができ、作業能率を高める
ことができる。なお、窓22を通して光23を導入しな
いときは、シャッター24を閉じて、窓22自身に反応
生成物が付着するのを防ぐようにする。
【0017】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1のド
ライエッチング方法によれば、Cu膜のような反応生成
物の揮発性が低い膜を、異方性を高めた状態で寸法精度
良く加工できる。また、試料表面に設けられたエッチン
グマスクの変形や変質を防止でき、さらに加工精度を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を実施するのに用いるドライエッチ
ング装置を示す図である。
【図2】 上記ドライエッチング装置の改良例を示す図
である。
【図3】 エッチング前後の試料の状態を示す図であ
る。
【図4】 従来のドライエッチング装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光源 3 光学系 4 第1の窓 6 チャンバ 9 ステージ 16 Cu膜 22 第2の窓

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内に、このチャンバの壁面と電
    気的に絶縁された状態に電極ステージを設け、上記チャ
    ンバ内にClを含むエッチング用ガスを導入しつつ、上
    記チャンバの壁面と上記電極ステージとの間に高周波電
    圧を印加してプラズマを発生させて、上記電極ステージ
    上に載置された試料表面のCu膜を上記プラズマによっ
    てドライエッチングするドライエッチング方法におい
    て、 上記電極ステージの加熱温度を、反応生成物であるCu
    化合物がプラズマの光励起エネルギを受けない状態で上
    記試料表面から脱離する温度よりも低い温度に設定する
    とともに、 上記チャンバの壁面のうち上記電極ステージに対向する
    箇所に設けた第1の窓を通して、上記チャンバの外部か
    ら上記試料表面に上記波長を持つレーザ光を垂直に照射
    して、エッチング溝の底面に生じた上記Cu化合物をプ
    ラズマの光励起エネルギによって脱離させる一方、上記
    エッチング溝の側面に生じた上記Cu化合物を残留させ
    ることを特徴とするドライエッチング方法。
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