JP2966680B2 - フロートスイッチ - Google Patents

フロートスイッチ

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JP2966680B2
JP2966680B2 JP5032695A JP3269593A JP2966680B2 JP 2966680 B2 JP2966680 B2 JP 2966680B2 JP 5032695 A JP5032695 A JP 5032695A JP 3269593 A JP3269593 A JP 3269593A JP 2966680 B2 JP2966680 B2 JP 2966680B2
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Japan
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housing
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博司 野口
久吉 桑原
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Sanyo Denki Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の冷房または暖房
を行う空調機器の室内機に関し、特に室内機の内部に設
けられる熱交換器から落下する露を受けるドレンパン内
の水位を検知するフロートスイッチの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内機の内部には熱交換器
が設けられ、この熱交換器から落下する露を受けるドレ
ンパンが備えられる。ドレンパンの水位はフロートスイ
ッチにより検知され(例えば、特願平4−169195
号)、水位が異常になると例えば室内機の運転を止めた
り、表示器による表示を行ったりする。
【0003】このフロートスイッチは、図5及び図6に
示すように、本体1と、本体1を収納するハウジング3
とからなる。本体1の上方にはシャフト5が続き、この
シャフト5にはカラー7及びナット9が設けられ、さら
に、シャフト5に続くコード11の先端にはコネクタ1
2が設けられる。また、ハウジング3の内部には取付板
13が設けられ、この取付板13には取付孔15が形成
される。この取付孔15にはシャフト5が挿通され、こ
のシャフト5は、カラー7及びナット9を介して、取付
板13に取付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、取付孔15はシャフト5が挿通される程度の径を有
するのみであり、コネクタ12やナット9は通らない。
従って一度、コネクタ12はコード11の先端から取り
外され、ナット9もシャフト5及びコード11を通して
取り外される。そして、コード11及びシャフト5を、
取付孔15を通過させた後、再び、ナット9を通し、さ
らにはコード11の先端にコネクタ12を取り付ける。
このため取付作業が極めて面倒であり、従来の技術にお
いては、きわめて作業効率が悪いという問題があった。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決するために
成されたもので、コードからコネクタを取り外したり、
シャフトからナットを取り外したりせずに、フロートス
イッチ本体をハウジングに収納し取り付けることのでき
るフロートスイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、フロートスイッチの本体を取付けるた
めの取付板を内部に有するほぼ筒状のハウジングを備
え、このハウジングの下方から前記本体を挿入してこの
ハウジングの取付板の取付孔に、前記本体のシャフトを
挿通し、このシャフトの前記取付板の上方に延出する部
分にナットを掛けて、前記本体を取付孔に固定するフロ
ートスイッチにおいて、前記本体のシャフトの先端にコ
ード、及びコネクタを接続すると共に前記シャフトに前
記ナットを設け、前記取付板の下方及び上方に位置する
ハウジングの壁に、前記シャフトに設けられた前記ナッ
トを迂回させることが可能な迂回用窓及び作業窓を備
え、この迂回用窓を通じてハウジングの外に一旦出され
た前記ナットを前記作業用窓からハウジングの内部に戻
し、前記取付板には迂回用窓及び作業窓側に開口し、前
記シャフトが通る大きさの前記取付孔に連通するスリッ
トを形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】取付に際しては、まず、本体の先端に設けられ
たコード、及びコネクタを、筒状のハウジング内部に下
方から入れる。そして、取付板に形成された迂回用開放
部を通して迂回させ、取付板の上方に入れる。同様にナ
ットを迂回用開放部を通して上方に入れ、次に、シャフ
トをスリットに通して取付孔に挿通する。その後、ナッ
トで締め付けて取付を行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4におい
て説明する。
【0009】図1は、空気調和機の室内機17の内部を
示す縦断面図である。この室内機17は、天井に取り付
けるタイプのものであり、概略厚さの薄い箱型をしてい
る。内部にはクロスフローファン19、略筋交状に設け
られた熱交換器21を備えている。この熱交換器21の
下面には、空気をファン19の方向へ案内するための案
内羽根25が設けられ、この案内羽根25は同時に、熱
交換器21から落下する露を受けるサブドレンパンを兼
ねている。このサブドレンパンは長手方向(図中紙面に
直角な方向)の中央が中高になっており、ここに受けら
れたドレンは左右に集められメインドレンパン27に流
れ込むようになっている。
【0010】このメインドレンパン27の内部には、図
2に示すように、溜まった水を排水するためのドレンポ
ンプ29、及び溜まった水の水位を検知するフロートス
イッチ31が設けられる。なお、図2は、化粧パネル4
0やメインドレンパン27等を取り外し室内機17の下
側からのぞいた状態の斜視図を示している。
【0011】すなわちドレンポンプ29はメインドレン
パン27の内部の水を常時排水するために回転してお
り、排水された水はドレンパイプ33を通って外部に排
水される。このドレンポンプ29が故障したり、あるい
はドレンパイプ33が詰まったりすると水がメインドレ
イパン27からあふれ室内へ漏れてしまう恐れがあるの
で、フロートスイッチ31が常時水位を検知し、水位が
異常に高くなった場合にはスイッチがオンし、図示しな
い表示器により異常を表示し、あるいは室内機17の運
転を停止する等の所定の動作を行う。
【0012】このフロートスイッチ31は、図3及び図
4に示すようなハウジング3の内部にフロートスイッチ
の本体1を収納するものである。
【0013】本体1は短円柱状をしており同軸に上方に
延びるシャフト5が続いている。このシャフト5には、
下から順にカラー7及びナット9が設けられている。ナ
ット9はシャフト5の雄ねじと螺合しており、カラー7
と締め付けて取付を行う。このシャフト5にはコード1
1が続き、コード11の先端にはコネクタ12が設けら
れる。これにより水位を検知した検知信号が外部に取り
出される。
【0014】ハウジング3は概略四角筒状を有してお
り、上部に設けられたフランジ35を介してネジにより
室内機17の内部に取付けられる。ハウジング3の内部
は概略中空であり、取付板13は水平に固定されてい
る。この取付板13には中央に取付孔15が形成され、
シャフト5が挿通できるようになっている。
【0015】この取付孔15の隣には、迂回用開放部と
しての迂回用孔37が形成されている。この迂回用孔3
7は前記コネクタ12が通ることのできる径を有し、迂
回用孔37と取付孔15とはスリット39で連通してい
る。
【0016】スリット39はコード11及びシャフト5
を通す大きさを有する。さらに、ハウジング3には迂回
用開放部としての迂回用窓41が形成されており、前記
ナット9が通る大きさを有する。この迂回用窓41と迂
回用孔37とはスリット43で連通しており、スリット
43はシャフト5が通る大きさを有する。
【0017】なお、取付用窓41の上方には、取付板1
3の上方に作業員が指を入れて作業を行うための作業窓
45が形成される。
【0018】以下、本実施例の作用について説明する。
【0019】フロートスイッチの本体1をハウジング3
の内部に収納し取り付ける際には、まずコード11の先
端に設けられたコネクタ12を、ハウジング3の下方か
ら入れて、取付板13の迂回用孔37を通して迂回させ
る。そして、スリット39を通してコード11を取付孔
15へ位置させる。
【0020】その後、ハウジング3の下方から本体1を
入れて、この本体1を内部で傾かせて、ナット9を迂回
用窓41から一旦ハウジング3の外に出し、この外でナ
ット9が取付板13の上方に位置するまで当該本体1を
上方に押し上げ、しかる後、作業窓45、スリット4
3、迂回用孔37、及びもう1つのスリット39へと順
にシャフト5を通し、取付孔15へ挿通状態とする。
【0021】これにより、ナット9は取付孔15の上
に、カラー7及び本体1は取付孔の下に位置する。そこ
で、作業窓45から指を入れて、ナット9を回転して取
付板13に対する締付を行う。
【0022】以上説明したように、本実施例によれば、
フロートスイッチの本体1をハウジング3へ収納し取り
付ける際に、従来のように、コード11からコネクタ1
2を取り外す必要がない。従って、収納の後ふたたび取
り付ける必要もない。同様にナット9の取り外しや、取
り付けの必要もない。このため、従来に比べ取付作業が
容易になり、作業効率を向上できる。
【0023】なお、以上の実施例においてはシャフト5
に対し下から順にカラー7及びナット9を設けたが、他
の実施例においては逆の順とし、下からナット及びカラ
ーの順で設けることも可能である。
【0024】また、以上の実施例においては、迂回用開
放部として迂回用孔37及び迂回用窓41を設けたが、
他の実施例においては、いずれか一方とすることが可能
である。すなわち、迂回用孔37の径を、ナット9が通
れる大きさにすれば、迂回用窓41の必要がなくなる。
【0025】もっとも、この場合にはハウジング3の内
部の広さを十分に広くしなければならない。すなわち中
央の取付孔15から偏心した位置に設けられた迂回用孔
37にナット9を通す際、本体1が内壁に接触しないよ
うにするためには、かなりの広さが必要となるからであ
る。また、迂回用窓41からナット9のみならずコネク
タ12をも通すものとすれば、迂回用孔37は省略でき
る。もっともこの場合には、ハウジング3の側面に設け
た迂回用窓41を通してコネクタ12を迂回させなけれ
ばならないので、容易に迂回できるように、迂回用窓4
1の大きさを十分に大きくする必要がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフロート
スイッチによれば、コードの先端に設けたコネクタ等を
取付孔の迂回用開放部へ迂回をさせた後にコードまたは
シャフトをスリットを通して取付孔に入れ、シャフトを
挿通した状態とし、取付孔の上下からカラー及びナット
で締め付け取り付けを行うので、従来のように、コネク
タ等を取り外し再び取り付けるといった面倒な作業が不
用となり、フロートスイッチ本体の取付作業効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気調和機の室内機の
内部を示す縦断面図である。
【図2】同室内機の化粧パネルを外した状態を示す要部
斜視図である。
【図3】図2のフロートスイッチを分解して示す斜視図
である。
【図4】図3の取付板を示す平面図である。
【図5】従来のフロートスイッチのハウジングを示す斜
視図である。
【図6】図5のハウジングにフロートスイッチ本体を取
り付けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 フロートスイッチの本体 3 ハウジング 5 シャフト 7 カラー 9 ナット 11 コード 12 コネクタ 13 取付板 15 取付孔 31 フロートスイッチ 37 迂回用孔 39 スリット 41 迂回用窓 43 スリット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートスイッチの本体を取付けるた
    めの取付板を内部に有するほぼ筒状のハウジングを備
    え、このハウジングの下方から前記本体を挿入してこの
    ハウジングの取付板の取付孔に、前記本体のシャフトを
    挿通し、このシャフトの前記取付板の上方に延出する部
    分にナットを掛けて、前記本体を取付孔に固定するフロ
    ートスイッチにおいて、前記本体のシャフトの先端にコ
    ード、及びコネクタを接続すると共に前記シャフトに前
    記ナットを設け、前記取付板の下方及び上方に位置する
    ハウジングの壁に、前記シャフトに設けられた前記ナッ
    トを迂回させることが可能な迂回用窓及び作業窓を備
    え、この迂回用窓を通じてハウジングの外に一旦出され
    た前記ナットを前記作業用窓からハウジングの内部に戻
    し、前記取付板には迂回用窓及び作業窓側に開口し、前
    記シャフトが通る大きさの前記取付孔に連通するスリッ
    トを形成したことを特徴とするフロートスイッチ。
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