JP2966313B2 - ハングクランプ - Google Patents

ハングクランプ

Info

Publication number
JP2966313B2
JP2966313B2 JP11363695A JP11363695A JP2966313B2 JP 2966313 B2 JP2966313 B2 JP 2966313B2 JP 11363695 A JP11363695 A JP 11363695A JP 11363695 A JP11363695 A JP 11363695A JP 2966313 B2 JP2966313 B2 JP 2966313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
shaped
contact portion
upper jaw
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11363695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08284404A (ja
Inventor
誠 池戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANAI ODOGU KK
Original Assignee
KANAI ODOGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANAI ODOGU KK filed Critical KANAI ODOGU KK
Priority to JP11363695A priority Critical patent/JP2966313B2/ja
Publication of JPH08284404A publication Critical patent/JPH08284404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2966313B2 publication Critical patent/JP2966313B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設分野とくに舞台装
置の組立てに有用なハングクランプに関する。
【0002】
【従来技術】野外あるいは屋内で舞台等の建造物を設営
する仮設足場などの組立には、従来、番線やクランプ等
を使用しているが、クランプを締め固めるためにはラチ
ェットやスパナなどの工具を使用しなければならず、設
営や撤去に多大の時間が必要であった。
【0003】劇場における仮設照明パイプ、仮設袖幕あ
るいは仮設レール等の取付け又は吊り変えのさいにも、
前述と同様の設営作業が必要であり、これにも多大の作
業時間を必要としていた。
【0004】また、袖幕や道具幕の吊りかえはいちいち
紐で結ぶ方法で作業が行われているが、とくに道具幕を
吊る作業においては例えば間口18メートルのところに
30センチのピッチで紐がついているので、ここにいち
いち結び付けるという作業は大変な労力と時間を必要と
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ラチ
ェットやスパナなどの工具を使用することなく、棒状物
への脱着を確実かつ迅速に行うことのできるハングクラ
ンプを提供する点にある。
【0006】本発明の第二の目的は、片手で1回円板状
ネジ締め具を締めることにより棒状物への脱着を行うこ
とのできるハングクランプを提供する点にある。
【0007】本発明の第三の目的は、舞台の仮設照明パ
イプ、仮設袖幕、仮設道具幕あるいは仮設レールの取付
けや吊り変えに有用な舞台用ハングクランプを提供する
点にある。
【0008】
【課題を解決するため手段】本発明は、(a)コの字形
部材よりなり、その一方の先端部を短かくした形状の上
顎部と他方の先端部をやや内側にまげた形状であって上
顎部に対向する位置に設けられた下顎部よりなる棒状物
用把持部材、(b)前記上顎部における前記コの字形の
角部に対して対称の位置に設けられた2つの凹凸部、
(c)前記コの字状部材上にあって、前記凹凸部のうち
外側の凹凸部に対向する位置に設けられた棒状物用押圧
部、(d)前記下顎部にあって上顎部の角部に対向する
位置に、コの字形の外方に向って設けられた他の部材と
を連結するための連結部材、よりなるハングクランプに
おいて、前記(c)の棒状物用押圧部が、棒状物の長
手方向に、並行な位置に溝を設けた棒状物に対する接触
部、該把持部材外側にあって接触部に対向して設けら
れた直径45〜55mmの円板状ネジ締め具、前記接
触部の中心部と円板状ネジ締め具にその両端が固定さ
れ、かつ前記把持部材とはネジによって係合した状態に
あるネジ棒からなり、さらに(e)前記接触部の前記把
持部材開口側に設けられた接触部用保護部材よりなるこ
とを特徴とするハングクランプに関する。
【0009】従来のハングクランプは、本発明の棒状物
用押圧部(c)の棒状物に対する接触部が棒状物の長
手方向に並行な位置に溝を設けたもの(図1の7および
8)であるのに対して、接触部の形状はすべて皿状また
は茶碗状であるため、棒状物への接触面積に欠け、棒状
物の安定な確保が不充分であった。
【0010】従来の棒状物用押圧部を棒状物に押圧する
ための締め具は、図1および2に示すような蝶形のもの
であるため、この蝶型締め具を1回転してもネジ棒は1
回転しかしないため、棒状物用押圧部を棒状物に押圧し
て固定するためには何回も回転させなければならなかっ
たのに対して、本発明のものは人間工学的に研究した結
果、一番人間の手に納まりやすく、かつ1回転以内で締
めつけが完了できる直径45〜55mmの円板状ネジ締
め具の使用に落ち着いたのである。直径50mmがベス
トモードであり、それを中心に直径の大きさが変化する
と人間の手に納まるときの感触が微妙に異なり、直径が
45〜55mmの範囲のときが丁度手頃の回転範囲以内
で締め付けが完了するし、手の納まり具合もよい。
【0011】前記ネジ棒は、市販の直径9mm程度のも
のを使用しており、この直径をさらに大きいものにすれ
ば、1回転でネジ棒の前進、後退を一層大きくすること
ができるが、人間の手の納まり具合から円板状ネジ締め
具の直径は45〜55mmの範囲、とくに好ましくは4
9mm〜51mmの範囲である。
【0012】円板状ネジ締め具の外周には手がすべらな
いように、すべり止めの凹凸部12を設けておくことが
好ましく、円板状ネジ締め具の端部13はアールをつけ
て端部で手を痛めることがないようにすることが好まし
い。
【0013】前記凹凸部に対向して設けられる棒状物用
押圧部の位置は、前記2つの凹凸部(b)(図1の5、
5′)のうち、コの字形の先端部よりの凹凸部5の中心
より棒状物の中心を通って線を引いた位置であることが
好ましい。これにより把持部材内に棒状物が安定、かつ
堅固に保持される。
【0014】前記2つの凹凸部のうち、一方の対向個所
に前記棒状物用押圧部を、他方の対向個所に他の部材と
の連結部材を、それぞれ設けることになるが、前記棒状
物用押圧部がもっとも安定性のよい個所に設けることが
好ましいため、前記連結部材は前記上顎部の角部4の対
向する個所に設けることが好ましい。
【0015】前記(c)の棒状物用押圧部の一部を構成
する接触部は、把持部材内に突出した状態にある。ハン
グクランプを棒状物に接続する作業はしばしば足場の不
安定な高所で行われることが多く、棒状物に向けてハン
グクランプを打ちつけるような感じで棒状物を把持部材
内に収納するため、把持部材内に突出している接触部
は、何の保護もないと棒状物に叩きつけられる状態にな
り、非常に損傷を受けやすい。そのため、前記(d)の
接触部用保護部材の存在は不可欠である。
【0016】前記連結部材の構造は、他の部材と連結が
できる構造であれば何でもよい。一番簡単なのは、棒状
物用把持部材にネジを切ってネジをとりつけ、このネジ
を介して他の部材と連結する手段などがある。
【0017】コの字形部材よりなる棒状物用把持部材の
幅は20〜35mm、好ましくは25〜32mm、とく
に好ましくは28〜31mmである。幅が狭過ぎると人
間工学的にみて扱いにくいだけでなく、把持部材として
の強度を確保するため高価な材料の選択を余儀なくさ
れ、その上棒状物を確保するための接触面が少なくなる
ので好ましくない。幅が広過ぎると人間工学的にみて扱
いにくく好ましくない。また、前記棒状物用把持部材の
厚みは、その幅の大小によって左右される。
【0018】棒状物用把持部材をはじめとする本発明の
構成材料は必要とする強度を発現できるものであれば格
別の制限はないが、通常、アルミニウム、鉄、真鍮など
がこのましい。
【0019】
【実施例】本発明の1具体例を図1および図2に示す。
図1は側面図(一部断面図)であり、図2は斜視図であ
る。図中、14は例えば舞台などの天幕などを吊るすた
めの棒状物が挿入固定される場所であり、これを上顎部
2に設けられた凹凸部5と5′および棒状物用押圧部6
における接触部7によって確保する。接触部7は、直径
50mmの円板状ネジ締め具9を1回転以内の範囲で回
転することにより、棒状物14を強固に固定したり、接
触を解いて棒状物を解放したりすることができる。図1
には、本実施例の寸法をmm単位で示した本実施例品の
把持部は、幅30mm、厚さ10mmのアルミニウム製
のものであるが、これにより引張荷重100kgfに充
分堪えることができた。引張荷重が200kgfになる
とやや変形した。これ以上の引張荷重に堪えられるよう
にするためには、肉厚を一層厚くしたり、材質をアルミ
ニウムから鉄に代えるなどの手段により達成できる。な
お、図中15は下顎部にビス止め、ネジ止め、あるいは
溶接などの手段で固定された連結部、16は連結部15
と他の部材17との連結を固定するための連結固定ネジ
である。
【0020】本発明の実施態様項を以下に列挙する。 1.(a)コの字形部材よりなり、その一方の先端部を
短かくした形状の上顎部と他方の先端部をやや内側にま
げた形状であって上顎部に対向する位置に設けられた下
顎部よりなる棒状物用把持部材、(b)前記上顎部にお
ける前記コの字形の角部に対して対称の位置に設けられ
た2つの凹凸部、(c)前記コの字状部材上にあって、
前記凹凸部のうち外側の凹凸部に対向する位置に設けら
れた棒状物用押圧部、(d)前記下顎部にあって上顎部
の角部に対向する位置に、コの字形の外方に向って設け
られた他の部材とを連結するための連結部材、よりなる
ハングクランプにおいて、前記(c)の棒状物用押圧部
が、棒状物の長手方向に、並行な位置に溝を設けた棒
状物に対する接触部、該把持部材外側にあって接触部
に対向して設けられた直径45〜55mmの円板状ネジ
締め具、前記接触部の中心部と円板状ネジ締め具にそ
の両端が固定され、かつ前記把持部材とはネジによって
係合した状態にあるネジ棒からなり、さらに(e)前記
接触部の前記把持部材開口側に設けられた接触部用保護
部材よりなることを特徴とするハングクランプ。 2.前記円板状ネジ締め具の直径が49〜51mmの範
囲である前項1記載のハングクランプ 3.前記円板状ネジ締め具において、その円板の外周に
すべり止めの凹凸が設けられている前項1または2記載
のハングクランプ。 4.前記円板の端部には、アールがつけられている前項
1、2または3記載のハングクランプ。 5.前記棒状物用把持部材の幅が28〜31mmである
前項1、2、3または4記載のハングクランプ 6.それが舞台構成用のものである前項1、2、3、4
または5記載のハングクランプ。
【0021】
【効果】本発明において、棒状物の長手方向に並行な位
置に溝を設けた棒状物に対する接触部を選択したことに
より、把持部材の構造とよくマッチして棒状物を的確に
把持でき、かつ該接触部の痛みも少ない。把持部材の開
口部側に接触部保護部材を設けたので、開口部を棒状物
に叩きつけるようにして取付作業を行っても、前記接触
部が棒状物に直接叩きつけられることがないので、接触
部の構造と相俟ってハングクランプの寿命を短くするこ
とがない。大体、従来品の2倍以上の使用期間を有す
る。ハングクランプの棒状物用押圧部の締め具を直径4
5〜55mmの円板状としたことにより、丁度人間の手
の内に快く納まり、かつ一回以内の回転で締め付けが完
了するので極めて作業効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1のハングクランプの側面図(一
部断面図)である。
【図2】本発明実施例1のハングクランプの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 棒状物用把持部材 2 把持部材における上顎部 3 把持部材における下顎部 4 把持部材における上顎部における角部 5 把持部材における上顎部に設けられた凹凸部 5′ 把持部材における上顎部に設けられた凹凸部 6 棒状物用押圧部 7 棒状物用押圧部における接触部 8 前記接触部に設けられた溝 9 棒状物用押圧部における円板状ネジ締め具 10 棒状物用押圧部におけるネジ棒 11 前記接触部の外側に設けられた接触部保護部材 12 すべり止めの凹凸部 13 円板状ネジ締め具端部のアール 14 棒状物挿入予定個所 15 連結部材 16 連結固定ネジ 17 他の部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)コの字形部材よりなり、その一方
    の先端部を短かくした形状の上顎部と他方の先端部をや
    や内側にまげた形状であって上顎部に対向する位置に設
    けられた下顎部よりなる棒状物用把持部材、(b)前記
    上顎部における前記コの字形の角部に対して対称の位置
    に設けられた2つの凹凸部、(c)前記コの字状部材上
    にあって、前記凹凸部のうち外側の凹凸部に対向する位
    置に設けられた棒状物用押圧部、(d)前記下顎部にあ
    って上顎部の角部に対向する位置に、コの字形の外方に
    向って設けられた他の部材とを連結するための連結部
    材、 よりなるハングクランプにおいて、前記(c)の棒状物
    用押圧部が、棒状物の長手方向に、並行な位置に溝を
    設けた棒状物に対する接触部、該把持部材外側にあっ
    て接触部に対向して設けられた直径45〜55mmの円
    板状ネジ締め具、前記接触部の中心部と円板状ネジ締
    め具にその両端が固定され、かつ前記把持部材とはネジ
    によって係合した状態にあるネジ棒からなり、さらに
    (e)前記接触部の前記把持部材開口側に設けられた接
    触部用保護部材よりなることを特徴とするハングクラン
    プ。
JP11363695A 1995-04-14 1995-04-14 ハングクランプ Expired - Fee Related JP2966313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11363695A JP2966313B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 ハングクランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11363695A JP2966313B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 ハングクランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08284404A JPH08284404A (ja) 1996-10-29
JP2966313B2 true JP2966313B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=14617265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11363695A Expired - Fee Related JP2966313B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 ハングクランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2966313B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6267333B1 (en) * 1999-09-28 2001-07-31 Agfa Corporation Method and device for securing a cylindrical component to a mechanical assembly
CN104373427A (zh) * 2014-09-11 2015-02-25 常州市武进牛塘红星制刷厂 杆类固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08284404A (ja) 1996-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1286091C (en) Clamp device
US2345650A (en) Skeletonized structure
JPS6340643Y2 (ja)
US5236293A (en) Anchor assembly for fastener
KR20070110083A (ko) 체결구
JP2966313B2 (ja) ハングクランプ
US20050258315A1 (en) Conduit support apparatus
US20110146462A1 (en) Watts magnetic wrench systems
US6625850B2 (en) V-lock
JP2691386B2 (ja) 建築パネルの吊り具
JPS6112846Y2 (ja)
JPH0717904Y2 (ja) パイプ固定具
JP2000037236A (ja) 自在棚及び自在棚運搬用キャスタ
JP3273765B2 (ja) 建築用パネルのハンドリング用具
JPH0440353Y2 (ja)
JPH0119718Y2 (ja)
JP2513094Y2 (ja) C型鋼の吊り下げクランプ
KR20180023615A (ko) 비닐하우스용 로프 고정구
JP3015180U (ja) 家具転倒防止金具
JPH0133718Y2 (ja)
JP3048572U (ja) ボルト仮締め具
JP2003164993A (ja) 溶接用バイス
JP2981124B2 (ja) ハングクランプ
JP4293571B2 (ja) レンチ
JP2725160B2 (ja) 壁面ボルト固定具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees