JP2966055B2 - 静電画像記録装置 - Google Patents
静電画像記録装置Info
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- JP2966055B2 JP2966055B2 JP18602390A JP18602390A JP2966055B2 JP 2966055 B2 JP2966055 B2 JP 2966055B2 JP 18602390 A JP18602390 A JP 18602390A JP 18602390 A JP18602390 A JP 18602390A JP 2966055 B2 JP2966055 B2 JP 2966055B2
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- holding medium
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電荷保持媒体上に静電画像を記録する静電画
像記録装置に関するものである。
像記録装置に関するものである。
第2図は従来、提案されている静電画像記録方法を説
明するための図である。
明するための図である。
図において、透明基板11上全面に透明な電極層12、光
導電層13を順次積層した感光体10と、基板21上全面に電
極層22、絶縁層23を順次積層した電荷保持媒体20とを対
向配置して両者間にスペーサ30を介在させ、両電極層間
に電圧を印加した状態で、例えば感光体10側から画像露
光すると露光された光導電層13においてキャリアが発生
して導電性を示し、露光部分において感光体と電荷保持
媒体間で放電を生じ、絶縁層23上に露光量に応じた電荷
が蓄積され、静電画像が形成される。
導電層13を順次積層した感光体10と、基板21上全面に電
極層22、絶縁層23を順次積層した電荷保持媒体20とを対
向配置して両者間にスペーサ30を介在させ、両電極層間
に電圧を印加した状態で、例えば感光体10側から画像露
光すると露光された光導電層13においてキャリアが発生
して導電性を示し、露光部分において感光体と電荷保持
媒体間で放電を生じ、絶縁層23上に露光量に応じた電荷
が蓄積され、静電画像が形成される。
このように、従来の画像記録装置においては、感光体
と電荷保持媒体の全面に電極層を設け、絶縁性のPETフ
ィルム等をスペーサとして用い、放電間隙を一定になる
ようにしていた。しかしながらこのような構成ではスペ
ーサ部分に高電圧が印加され、特にスペーサ壁面やスペ
ーサに傷等があるとその部分で表面電流が流れ、感光体
や電荷保持媒体中に傷を作り、絶縁破壊の原因となって
いた。このような絶縁破壊を一度起こすと、感光体や電
荷保持媒体は二度と使用できず、それらの寿命を短くす
る原因となっていた。
と電荷保持媒体の全面に電極層を設け、絶縁性のPETフ
ィルム等をスペーサとして用い、放電間隙を一定になる
ようにしていた。しかしながらこのような構成ではスペ
ーサ部分に高電圧が印加され、特にスペーサ壁面やスペ
ーサに傷等があるとその部分で表面電流が流れ、感光体
や電荷保持媒体中に傷を作り、絶縁破壊の原因となって
いた。このような絶縁破壊を一度起こすと、感光体や電
荷保持媒体は二度と使用できず、それらの寿命を短くす
る原因となっていた。
本発明は上記課題を解決するためのもので、高電圧を
印加してもスペーサを通して放電破壊が生ずるのを防止
し、感光体、電荷保持媒体の寿命を延ばすことができる
静電画像記録装置を提供すること目的とする。
印加してもスペーサを通して放電破壊が生ずるのを防止
し、感光体、電荷保持媒体の寿命を延ばすことができる
静電画像記録装置を提供すること目的とする。
本発明は感光体と電荷保持媒体の少なくとも一方の電
極をパターン状に形成し、電極の形成されていない部分
にスペーサを配置するようにしたことを特徴とする。
極をパターン状に形成し、電極の形成されていない部分
にスペーサを配置するようにしたことを特徴とする。
第1図(a)、(b)は感光体、電荷保持媒体の電極
層をそれぞれパターン状に形成した静電画像記録装置の
平面図、及び断面図である。
層をそれぞれパターン状に形成した静電画像記録装置の
平面図、及び断面図である。
第1図(a)の平面図に示すように感光体10は、例え
ば矩形の3辺の周縁部分B(図の斜線部分)を除いて電
極12が形成され、電荷保持媒体20も同様に3辺周縁A
(図の斜線部分)を除いて電極22が形成され、短辺側は
感光体、電荷保持媒体ともに電極未形成部分が重なり、
長辺側は電極未形成部分が互いに反対側に位置して重な
らないように対向配置され、両者間にスペーサ30が配置
されている。もちろん、長辺側で電極未形成部分が重な
り、短辺側では電極未形成部分が互いに反対側に位置し
て重ならないようにしてもよい。スペーサ30は長方形状
に作られ、その短辺は感光体および電荷保持媒体ともに
電極未形成部分に位置し、スペーサの長辺は感光体また
は電荷保持媒体の一方が電極未形成部分に位置してい
る。
ば矩形の3辺の周縁部分B(図の斜線部分)を除いて電
極12が形成され、電荷保持媒体20も同様に3辺周縁A
(図の斜線部分)を除いて電極22が形成され、短辺側は
感光体、電荷保持媒体ともに電極未形成部分が重なり、
長辺側は電極未形成部分が互いに反対側に位置して重な
らないように対向配置され、両者間にスペーサ30が配置
されている。もちろん、長辺側で電極未形成部分が重な
り、短辺側では電極未形成部分が互いに反対側に位置し
て重ならないようにしてもよい。スペーサ30は長方形状
に作られ、その短辺は感光体および電荷保持媒体ともに
電極未形成部分に位置し、スペーサの長辺は感光体また
は電荷保持媒体の一方が電極未形成部分に位置してい
る。
このように感光体、電荷保持媒体の電極をパターニン
グして高電圧を印加した場合、スペーサ部分には電圧が
印加されないので、スペーサを通しての表面電流、ある
いは放電破壊が生ずることがなく、感光体、電荷保持媒
体を傷つけることもない。なお、必ずしもスペーサ4辺
が感光体あるいは電荷保持媒体と接触している必要な
く、例えば両短辺は感光体、電荷保持媒体の外側に来る
ようにしても良く、あるいは両長辺が外側に来るように
してもよい。その場合には、短辺あるいは長辺に該当す
る部分のみ感光体と電荷保持媒体の少なくとも一方には
電極を形成しないようにパターニングすればよい。
グして高電圧を印加した場合、スペーサ部分には電圧が
印加されないので、スペーサを通しての表面電流、ある
いは放電破壊が生ずることがなく、感光体、電荷保持媒
体を傷つけることもない。なお、必ずしもスペーサ4辺
が感光体あるいは電荷保持媒体と接触している必要な
く、例えば両短辺は感光体、電荷保持媒体の外側に来る
ようにしても良く、あるいは両長辺が外側に来るように
してもよい。その場合には、短辺あるいは長辺に該当す
る部分のみ感光体と電荷保持媒体の少なくとも一方には
電極を形成しないようにパターニングすればよい。
本発明はスペーサ部のように画像形成に不要な部分に
ついては、感光体、電荷保持媒体の少なくとも一方の電
極を取り除いて不要な電圧が印加されないようにするこ
とにより、スペーサを通しての絶縁破壊の原因を除去す
ることができ、また、電極面積の減少によりシステム全
体のキャパシタンスを減少させることができるので、外
部回路の負担も軽減させることが可能となる。
ついては、感光体、電荷保持媒体の少なくとも一方の電
極を取り除いて不要な電圧が印加されないようにするこ
とにより、スペーサを通しての絶縁破壊の原因を除去す
ることができ、また、電極面積の減少によりシステム全
体のキャパシタンスを減少させることができるので、外
部回路の負担も軽減させることが可能となる。
以下、実施例を説明する。
感光体側の透明電極ITO(In2O3−SnO2)はパターン状
にエッチングした。パターンはホトレジスト等のレジス
トワークによっても形成できるが、本実施例では簡便の
ためビニールテープを貼り、パターンニングを行った。
エッチング液としては、塩化第2鉄、硫酸第2鉄混合水
溶液を用いた。感光体はどのようなものでも可能である
が、本実施例ではa−Se10μmを用いた。電荷保持媒体
のAl電極も同様にエッチングし、そのエッチング液とし
ては1NHCl溶液を用いた。また、スペーサとしてはPETフ
ィルムを用いた。
にエッチングした。パターンはホトレジスト等のレジス
トワークによっても形成できるが、本実施例では簡便の
ためビニールテープを貼り、パターンニングを行った。
エッチング液としては、塩化第2鉄、硫酸第2鉄混合水
溶液を用いた。感光体はどのようなものでも可能である
が、本実施例ではa−Se10μmを用いた。電荷保持媒体
のAl電極も同様にエッチングし、そのエッチング液とし
ては1NHCl溶液を用いた。また、スペーサとしてはPETフ
ィルムを用いた。
以上のように本発明によれば、スペーサが配置される
部分は感光体と電荷保持媒体の少なくとも一方の電極層
が取り除かれているので、スペーサを通しての絶縁破壊
を防止することができ、感光体、電荷保持媒体を傷つけ
るのを防止することができる。また、電極面積の減少に
よりシステム全体のキャパシタンスを減少させることが
でき、外部回路の負担を軽減させることが可能となる。
部分は感光体と電荷保持媒体の少なくとも一方の電極層
が取り除かれているので、スペーサを通しての絶縁破壊
を防止することができ、感光体、電荷保持媒体を傷つけ
るのを防止することができる。また、電極面積の減少に
よりシステム全体のキャパシタンスを減少させることが
でき、外部回路の負担を軽減させることが可能となる。
第1図は感光体、電荷保持媒体に電極層をそれぞれパタ
ーン状に形成した実施例を示す図、第2図は従来の画像
記録方法を説明するための図である。 10……感光体、20……電荷保持媒体、A……電荷保持媒
体電極未形成部分、B……感光体電極未形成部分。
ーン状に形成した実施例を示す図、第2図は従来の画像
記録方法を説明するための図である。 10……感光体、20……電荷保持媒体、A……電荷保持媒
体電極未形成部分、B……感光体電極未形成部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−70872(JP,A) 特開 平2−244064(JP,A) 特開 平2−244166(JP,A) 特開 平2−93477(JP,A) 特公 昭47−18591(JP,B1) 特公 昭41−19117(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/18 G03G 15/05
Claims (1)
- 【請求項1】基板上に電極層、光導電層を順次積層した
感光体と、基板上に電極層、絶縁層を順次積層した電荷
保持媒体とをスペーサを介して対向配置し、両電極層間
に電圧を印加した状態で画像露光することにより絶縁層
上に静電画像を記録する装置において、感光体、電荷保
持媒体の少なくとも一方の電極層をパターン状に形成
し、電極が形成されていない部分にスペーサが配置され
るようにしたことを特徴とする静電画像記録装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18602390A JP2966055B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 静電画像記録装置 |
DE69027427T DE69027427T2 (de) | 1989-11-16 | 1990-11-16 | Verfahren und gerät zur aufzeichnung von bildern |
PCT/JP1990/001497 WO1991007702A1 (en) | 1989-11-16 | 1990-11-16 | Image recording method, apparatus for said method and method of producing said apparatus |
US07/720,858 US5298947A (en) | 1989-11-16 | 1990-11-16 | Process for recording images on an electrostatic information recording medium with delayed disconnection of charge accumulation voltage |
DE69033918T DE69033918T2 (de) | 1989-11-16 | 1990-11-16 | Bildaufzeichnungsprozess |
EP90916801A EP0456827B1 (en) | 1989-11-16 | 1990-11-16 | Image recording process and system |
EP95202867A EP0697635B1 (en) | 1989-11-16 | 1990-11-16 | Process for recording images |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18602390A JP2966055B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 静電画像記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0470887A JPH0470887A (ja) | 1992-03-05 |
JP2966055B2 true JP2966055B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=16181044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18602390A Expired - Fee Related JP2966055B2 (ja) | 1989-11-16 | 1990-07-12 | 静電画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2966055B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-12 JP JP18602390A patent/JP2966055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0470887A (ja) | 1992-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |