JP2965351B2 - デバイス・ドライバを備えるコンピュータ・システム - Google Patents

デバイス・ドライバを備えるコンピュータ・システム

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JP2965351B2
JP2965351B2 JP2505530A JP50553090A JP2965351B2 JP 2965351 B2 JP2965351 B2 JP 2965351B2 JP 2505530 A JP2505530 A JP 2505530A JP 50553090 A JP50553090 A JP 50553090A JP 2965351 B2 JP2965351 B2 JP 2965351B2
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    • G06F13/10Program control for peripheral devices
    • G06F13/102Program control for peripheral devices where the programme performs an interfacing function, e.g. device driver

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はコンピュータに関し、より詳細には、コンピ
ュータとその外部装置間でインターフェース・サービス
を行うデバイス・ドライバに関する。
パーソナル・コンピュータ(PC)として知られる従来
のマイクロプロセッサをベースにした機械は、PCに入力
もしくはPCから出力される種々のデータを発生もしくは
受信する陰極線管(CRT)ディスプレイ、キーボード、
タブレット、マウス、及びプリンター等の外部装置を含
むのが典型的である。一または一以上の外部装置を操作
する利用者により信号が発生される場合には、かかる信
号は、コンピュータ内で動作し且つそれを受信する必要
のあるアプリケーション・プログラムに適した形式に変
更しなければならないデータを表す。逆に、アプリケー
ション・プログラムで作った如何なるデータも、上記の
外部装置の一つにおいて使用する前に適当な形式に変更
しなければならない。
通常、多くのラインのコードを含むアプリケーション
・プログラムは外部装置を制御且つインターフェースす
る比較的小さなプログラムであるデバイス・ドライバを
含むのが典型的である。アプリケーション・プログラム
と外部装置とが互いにコミュニケーション出来るように
デバイス・ドライバによりデータの構築がなされる。ア
プリケーション・プログラムにアクセスするかもしくは
アクセスされる外部装置の各々は一つのデバイス・ドラ
イバを有しており、この構造により相当の柔軟性が可能
となり一つの特定の外部装置と別の外部装置間との差が
調節される。例えば、3つのデバイス・ドライバをめい
めいアプリケーション・プログラムにロード出来るなら
マウス、ジョイスティック及びタブレット等の座標指定
装置をめいめい使用することが可能となる。更に、同タ
イプではあるが動作特性の異なる装置もめいめい調整可
能となる。
グラフイック入力を必要とするコンピュータ・アプリ
ケーションの人気が高まると従来のデジタイジング・タ
ブレットが外部装置としてしばしば使用される。現在で
は多数のタブレット装置が入手可能であり、それに応じ
た多数のタブレット・デバイス・ドライバが送り出され
て種々の市販の装置やグラフィック入力能力の調整がな
されている。
不必要なノイズを含むかもしれない入力に対して追加
のデータ処理が所望となる場合、もしくは、個々の利用
者がある特定のデータ処理を必要とする場合には問題が
生じてくる。例えば、身体障害者がタブレットで直線も
しくは曲線を円滑に描くのに困難が生じる場合がある。
アプリケーション・プログラムには比較的大量のコード
が含まれるので変更が難しく、また、それを実行するに
はコストが掛かることとなる。デバイス・ドライバは比
較的少量のコードしか含まないが、各々のコードを書き
直して特定の変化に対応可能とする必要がある。ここで
も同様に、その変更には多大の労力とコストが掛かるこ
ととなる。
発明の概要 従来の装置に関わる上記の問題および不利益な点は本
発明の教示に従って新に改良されたデバイス・ドライバ
を提供することで克服される。本発明の好適な実施例で
は、所定のグループの変形(トランスフォーム)中から
利用者が選定する一つのトランスフォームを組み入れる
ことが可能となる。(トランスフォームとは、データ変
換アルゴリズムである。)トランスフォームの各々は、
外部装置の信号を受信するために結合されたアプリケー
ション・プログラムにより該信号が認識されるように、
該外部装置の信号のデータ構造を変換するものであり、
従来技術のデバイス・ドライバの能力を超えたデバイス
・処理能力を有する。この構造では、利用者が外部装置
信号に対して粗微双方の調整を行うことも可能となる。
利用者が前記所定のグループから特定のトランスフォー
ムを選択した場合には粗調整となる。選択されたトラン
スフォーム自体の挙動を制御する一以上の変数の値を画
定した場合には微調整となる。更に詳しく説明すれば、
選択されたトランスフォームがノイズ・フィルタである
場合には、トランスフォーム自体はどのタイプのノイズ
を除去するか決定し、該トランスフォーム中の変数が、
除去するノイズの量を制御するために用いられる。
本発明のデバイス・ドライバが最初にロードされてア
プリケーション・プログラム中で使用される場合、コマ
ンド・ライン・パラメータが供給されて利用者がグルー
プ中のどのトランスフォームを組み入れるかの選択を出
来るようにするのが好適である。その他のコマンド・ラ
イン・パラメータは、選択されたトランスフォーム内で
使用される任意の変数の初期設定を特定するのに使用可
能である。
本発明はアプリケーションとトランスフォームの双方
にサービスを提供する。アプリケーションに対するサー
ビスはデバイス・ドライバ出力のイネーブルおよびディ
スエーブルと、タブレットのレポート速度のプログラム
と、ハードウエアの再初期設定と、利用者の望むところ
に応じてトランスフォームの変数の値を規定することを
含む。トランスフォームのサービスのあるものは、トラ
ンスフォームからアプリケーションへデータを送るイン
ターフェースの提供と、エラー処理ルーチンの提供と、
割り込み終了ルーチンの提供とを含む。
本発明の一実施例では、四つのデータ変換アルゴリズ
ムが実装されて利用者の選択が可能となっている。一つ
はトランスペアレント・アルゴリズムであり、二つはデ
ータ・フィルタリングのためのものであり、四つ目はデ
ータ・エンハンシングのためのものである。トランスペ
アレント・アルゴリズムでは、本発明を従来技術のデバ
イス・ドライバとして動作させて、外部装置がアプリケ
ーション・プログラムとコミュニケーション可能とな
る。二つのフィルタリング・アルゴリズムの一方は、外
部装置の動作を表すある入力に対してアプリケーション
・プログラムを鈍感にするように動作する。もう一方の
データ・フィルタリング・アルゴリズムとデータ・エン
ハンシング・アルゴリズムは双方共、外部装置の曲線的
動作を比較的円滑に見せるのに有益である。
この結果、本発明によれば、身体障害者がグラフィッ
ク・アプリケーション・プログラムと関連してタブレッ
トを使用すれば直線と曲線を描くことが可能となる。
図面の簡単な説明 本発明の諸々の特徴は、添付図面と下記の説明より充
分に理解されるものであり、係る添付図面中、 図1は、本発明の教示に従って成されたデバイス・ド
ライバのメモリマップを示し、 図2は、本発明で使用するデータ変換アルゴリズムの
一般的な構造を示し、 図3は、トランスフォームの変数の値を変化するのに
使用するスライダーを表す。
好適な実施例 本発明の教示に従って構成されたデバイス・ドライバ
の一実施例をIBMのPC−ATモデルのパーソナル・コンピ
ュータと互換性のあるPCに実装した。好適な外部装置の
一つは、PCのRC−232シリアル・インターフェース・ポ
ートを使用するサマグラフィック(Summagraphic)社製
のMM1202、MM961、及びCR1212タブレット等の従来のデ
ジタイジング・タブレットであるが、それらに限定され
るものではない。デバイス・ドライバ・コードは80×86
アセンブラ・コードを使用して最初に書き込まれて本発
明の明細書中に附属書AとBとして含まれている。呈示
と理解を容易にするために、本発明の好適な例を実施例
を参照して説明する。但し、本発明は係る実施例の教示
内容に限定されるものではない。
本発明の教示に従って成されたデバイス・ドライバ10
の一実施例のメモリ・マップを図に示す。矢印12はメモ
リ・アドレスの増加方向を示す。ロー(低)・アドレス
・メモリを14で、ハイ(高)・アドレス・メモリを16で
示す。パーマネント・コード・スペース18にはシステム
実行中にデバイス・ドライバ10により使用されるコード
が含まれる。コード・スペース18には割込みサービス・
ルーチンやデバイス・ドライバのイネーブル及びディス
エーブル手段等の命令が含まれる。
トランスフォーム・ロード域20はデバイス・ドライバ
10内に配置された空メモリ部である。最下位の使用可能
なメモリ・アドレスから開始して、変形(トランスフォ
ーム)として知られる利用者選択のデータ変換アルゴリ
ズムが、このトランスフォーム・ロード域に読み込まれ
る。この域のサイズは当初予想されるトランスフォーム
の最大のものと少なくとも同サイズに設定される。
本発明とデバイス・ドライバ10は四つのデータ変換ア
ルゴリズムを含むのが好適である。二つはタブレットも
しくは操作者いずれかにより発生したデータ中に存在す
る可能性のある不必要なノイズを除去するフィルタリン
グ・アルゴリズムであり、他の二つはデータのエンハン
スメントを行う。上記四つのアルゴリズムに就いては本
書の後半部においてより詳細に説明する。
デバイス・ドライバ10をロード中に、利用者(コンピ
ュータ・オペレータ)がどのデータ変換アルゴリズム
(トランスフォーム)を使用するか特定するコマンド・
ライン・パラメータを選択する。このパラメータは、フ
ァイルと、選択されたアルゴリズムを含むファイルのパ
ス名を含むテキスト・ストリングである。その他のコマ
ンド・ライン・パラメータは、トランスフォームにおい
て、その他の任意の変数の初期設定の特定が必要とされ
る場合には、かかる初期設定の指定に利用される。
デバイス・ドライバの最後の部分は一時設置(一時的
インストレーション)コード域22である。この域のコー
ドはデバイス・ドライバ10に使用されるデータ構造の初
期設定を行い、デバイス・ドライバの管理するハードウ
エアの初期設定を行ない、トランスフォーム・ロード域
20へのトランスフォームのローディングを行ない、必要
な割込みベクトルの引継ぎを行い、且つ利用者により供
給されたすべてのデバイス・ドライバ・パラメータの誤
りチェックを行う。
ローディング後に、デバイス・ドライバの行う最初の
動作はそれ自信とその管理するハードウエアの初期設定
である。このように、デバイス・ドライバがシリアル・
ポートのプログラムを行ない、シリアル・ポート割込む
ベクトルの再方向付けを行ないその割込みハンドラ・ル
ーチンを指定するようにし、且つ利用者選択になるトラ
ンスフォームをロードする。コマンド・ライン上に特定
されたファイルから実行可能な二進イメージを読み込む
ことでトランスファイルをロードする。デバイス・ドラ
イバ10のプログラム・コード内に配置された空白のトラ
ンスフォーム・ロード域20に、該イメージが読み込まれ
る。
初期設定が成功裏に完了すると、域22内のコードが進
行してデバイス・ドライバ10に不要なメモリがオペレー
ティング・システムへ復帰する。復帰したメモリはトラ
ンスフォームの直後に始動し、且つトランスフォーム・
ロード域20と一時的インストレーション・コード域22双
方中の未使用メモリを含む。
上記に説明した如く、本発明はその各ファイル中にめ
いめい配置された四つのデータ変換アルゴリズムを含む
のが好適である。本発明の実施例では、ファイルはハー
ド・ディスク上のデバイス・ドライバから隔置された域
中に記録される。選択されたファイルは必要に応じて検
索される。この構造では、新たなトランスフォームが創
出される毎に新たなデバイス・ドライバ・コードを必要
としないため以後に開発されるトランスフォームの分配
が容易に可能となる。
図1のデバイス・ドライバに使用されるトランスフォ
ーム40の一般構造を図2に示す。このトランスフォーム
40は三つの主要成分を有しており、ゲートウエイ42と、
データ・ブロック44と、コード46とに分割される。別個
に格納されたアルゴリズムは利用者の選択により動的に
再配置が可能となるので、各アルゴリズム内のアドレス
参照が当該アルゴリズムが開始するアドレスに対する。
ゲートウエイ42はデバイス・ドライバ10に連絡した固定
位置に設けられて、選択されたアルゴリズムのみが実行
されて、四つのすべてのアルゴリズムが実行されないよ
うになっている。このゲートウエイ構造により、各アル
ゴリズムが複数のエントリ点を有することが可能とな
る。
本発明の上記の実施例では、ゲートウエイ42は各アル
ゴリズムの最初の三バイトであり且つ実際には飛越し
(ジャンプ)命令である。最初のバイトはジャンプOPコ
ードであり、他の二つは当該アルゴリズムの開発に対す
る宛先アドレスである。デバイス・ドライバはこのジャ
ンプ命令まで飛越しを行ってアルゴリズムに制御を転送
する。ゲートウエイ42内のアドレスは、選択されたアル
ゴリズムのみに関係しているので、トランスフォーム40
は、どのエントリ・ポイントにアクセスするかを制御す
る情報を含む。ゲートウエイ42にロードされる情報は、
利用者がコマンド・ライン・パラメータ選択する時に決
定される。
データ・ブロック44は、選択されたアルゴリズムの長
さを得るための情報と、該アルゴリズムで使用される任
意の変数の値の上限及び下限と、変数の値に対する変数
スペースを含む。更に、エラーを処理し且つデータをア
プリケーションへ送るデバイス・ドライバ・ルーチンの
アドレス用のスペースもある。2つのバッファのアドレ
ス用のスペースもあり、第1のバッファは外部装置から
の生データ用であり、第2のバッファは、選択されたア
ルゴリズム従って変換され且つアプリケーションへ送ら
れるデータ用である。
データ・ブロック44の最初のワードは、バイトに表し
たアルゴリズム全体の長さである。ここで図1に戻る
と、この情報は、選択されたアルゴリズムがトランスフ
ォーム・ロード域20にロードされた後で、未使用のメモ
リ位置のメモリ・アドレスを判定するために、コード域
22内のインストレーション・コードにより利用される。
実施例では、この最初のワードの長さが16ビットであ
り、最長のデータ変換アルゴリズムに対しても65535バ
イトより多く使用出来ないようになっている。
次に二つのワードがトランスフォーム変数が用い得る
値の範囲を画定する。下限が最初に特定され、次いで、
上限が特定される。トランスフォームがこれらの値を供
給して、デバイス・ドライバが利用者の特定したトラン
スフォームの変数の妥当性を立証する。デバイス・ドラ
イバがロードされ且つ変数の新たな値がデバイス・ドラ
イバ・アプリケーション・サービスを介して特定される
時に、トランスフォーム変数の妥当性が立証される。
新たなトランスフォームの展開を比較的容易にするた
めに、デバイス・ドライバが三つのトランスフォーム・
サービスを提供する。第1のサービスでデータがアプリ
ケーションへ送られる。第2のサービスはハードウエア
を再初期設定するエラー処理ルーチンであり、第3のサ
ービスは単にトランスフォームに割込み終了ルーチンを
提供する。これらのサービスのすべてがデバイス・ドラ
イバに制御を戻し、且つ割込みハンドラの実行を終結さ
せる。トランスフォーム変数の上下限に関するデータに
続く三つのワードは、デバイス・ドライバの開始アドレ
スに対する上記サービスのアドレスである。デバイス・
ドライバはトランスフォームのロードを行う時に、これ
らのワードの初期設定を行う。
一対のバッファが設けられて、データのトランスフォ
ームへのおよびトランスフォームからの移動が可能とな
る。各トランスフォームの最初のデータ・ブロックは、
該バッファのアドレスを特定する一対のワードを含む。
第1のバッファは入力バッファである。デバイス・ドラ
イバは、ハードウエアからデータを受信して、トランス
フォームへジャンプを行う前に、該データをこのバッフ
ァ内に配置する。第2のバッファは出力バッファであ
り、そこにトランスフォームがアプリケーションへ送ら
れるデータを配置する。
データ・ブロックにはトランスフォーム変数用の格納
スペースも含まれる。デバイス・ドライバがロードされ
ると、利用者が特定するこの変数の値でこの格納スペー
スが満たされる。利用者は、デバイス・ドライバが該デ
バイス・ドライバの提供するサービスを介してロードさ
れた後に、この値を動的に変化することが出来る。
トランスフォームに必要な如何なる環境情報もまたデ
ータ・ブロックを介してトランスフォームに送られる。
トランスフォームがデータ・ストリームにポイントを追
加するのが好ましくない、例えばシステム・アイドル時
間等の幾つかの条件があるため、上記構造は有益であ
る。上記の条件が存在する時にそれをトランスフォーム
に知らせるために、デバイス・ドライバにより変数が使
用される。
トランスフォーム・コード46はデータ・ブロック46の
後に配置される。これは本発明のデータ・フィルタリン
グもしくはデータ・エンハンシングを実装するコードで
ある。コード46は実際には有限状態機械(FSM)の形態
をしている。トランスフォームにFSMの構造を付与する
ことで、コンピュータに使用できるプロセッサの帯域幅
の量が増加する。更に詳しく説明すると、デジタイジン
グ・タブレット等の外部装置からのデータは5バイト・
パケットの形態をしている。これらのバイトはシリアル
・ポートを介してシステムへ入力され、各々が割込みを
生じる。バイトが到着する毎に少量のプロセッサ帯域幅
を使用することによって、トランスフォームが全パケッ
トが使用可能となるまで呼出されなかった場合に受信す
る帯域幅よりも、多くの帯域幅を受信する。更に、トラ
ンスフォームに使用される帯域幅が時間にわたって分配
されるのでコンピュータ・システムがその損失により影
響をうけることは少なくなる。
このように、1バイトのタブレット・データの到着を
示す割込みが生じると、デバイス・ドライバがデータを
取り込み入力バッファ内に入れる。デバイス・ドライバ
は次いでトランスフォーム・ゲートウエイを介して飛越
しを行って、トランスフォームの状態の一つに入る。ゲ
ートウエイの飛越しアドレスが、トランスフォームのど
の状態に入るかを決定する。この入った状態が、入力バ
ッファからデータを取込み、その機能を実行して部分的
結果を格納して、ゲートウエイ飛越しアドレスを更新し
て実行すべき次の状態のアドレスとする。提供された三
つのトランスフォーム・サービスの一つを介して、制御
がデバイス・ドライバへと復帰する。
本発明の実際の実施例では、四つのトランスフォーム
が実装される。以下に説明する如く、一つはトランスペ
アレント・トランスフォームであり、二つはデータ・フ
ィルタリングのためのものであり、最後のものはデータ
・エンハンシングのためのものである。トランスペアレ
ント・トランスフォームは単純に動作して全パケットが
蓄積完了となるまでデータ収集を行う。デバイス・ドラ
イバは次いでパケットをアプリケーションへ送るように
命令される。このトランスフォームを本発明に使用する
と、デバイス・ドライバは従来技術のデバイス・ドライ
バと同様に動作する。
第2のトランスフォームは、四点平均トランスフォー
ムと呼ばれ、タブレットから座標対(各完全なデータパ
ケットが、位置情報を表す一つの座標として定義され
る)を収集し且つそれらを平均して、後にアプリケーシ
ョンへ伝送される一つの座標対を生成する。このトラン
スフォームはデータ(特に、曲線情報を表すデータ)を
平滑にするように動作し且つノイズ・フィルタとして機
能する。タブレットが四対の座標対を生じる毎に一対の
みがアプリケーションに使用されるため、このトランス
フォームはまた、アプリケーションに使用されるデータ
の量を減少させる。
ウエイ・ゼア・アルゴリズム(Way There Algorith
m)のXパーセントとして知られる第3のトランスフォ
ームは、タブレットにより生じた二つの座標対間の距離
を算出する。次いで、算出距離のXパーセントにあたる
距離に位置する置換座標対を決定する。この置換座標対
は後にアプリケーションへ伝送される。前記のトランス
フォームとは異なり、このトランスフォームは、タブレ
ットにより生じる対毎に座標対が生成されるために、デ
ータを減少させない。トランスフォーム変数はXパーセ
ント変数である。
本実施例では別個のプログラム(Cプログラム言語で
最初に書き込まれた)が利用者により起動されて、この
トランスフォーム変数の実際の値が設定される。図3に
水平バー28を有するスライダー80を示す。水平バーはト
ランスフォーム変数v(トランスフォームのXパーセン
トである)の現在値を100と示しており、100パーセント
であることを表す。水平バー82上方のスケール84は0パ
ーセントから100パーセントの値の範囲を有するように
示されている。トランスフォーム変数vの値はまた、領
域88にも表示される。CRTのカーソル(タブレットのコ
ントロールの下の)をマイナス領域86内に位置させ且つ
別個のプログラムにより認識される利用者動作により起
動させることで、水平バー82が左に移動して値が低下す
る。次いで、利用者が適切な動作でマイナス領域86を停
止させると、バー82の動作は停止して或る値で止まる。
このように、トランスフォーム変数vの値が、領域88に
表示される新たな値に固定される。同様に、プラス領域
90を起動させると、水平バー82は右に移動し且つ領域88
に示されるトランスフォーム変数vの値が、別個のプロ
グラムにより停止動作が認識されるまで、増加する。本
実施例では、ゼロから100パーセントまでの範囲が実際
には1から99パーセントまでの範囲に相当する。この構
造ではXパーセントに対する値としてゼロが回避され
る。これは、アプリケーションに一切のデータが送信さ
れない結果となるからである。このトランスフォームは
1987年10月14日に出願され且つ本発明と同様の譲渡人に
譲渡された米国出願番号第108,176号の発明に用いられ
た場合に特に有益となる。
第3のトランスフォームは、スード・スプライン(Ps
eudo B−Spline)・トランスフォームと呼ばれ、アプリ
ケーションに使用する三つの座標対を生成するように動
作する。三つの対はタブレットにより生じる各座標対か
ら導出される。このアルゴリズムはA、BおよびCとし
て示され且つタブレットにより生成された最後の三つの
座標点の歴史的記録ばかりでなく、Dとして示される次
の座標点をバッファ中に保持する。更に説明すると、座
標点はデカルト平面のx−y座標等の適当な平面座標系
の位置を表す一対の値である。新たな点Dが受信される
と、追加の点B′とB″が下記のそれぞれの式に従って
算出される。
B′=〔−2A+17B+7C−D〕/21 B″=〔−A=7B=17C−2D〕/21 点B、B′及びB″はアプリケーションへ送られ、点
A、B及びCを含むバッファが後退方向へロールされて
点Bが点Aになり、点Bが点Cになり且つ点Dが点Cに
なる。このアルゴリズムの目的は、当初生じた全ての点
を直線で結んだ場合に明らかに生成される曲線をより円
滑にすることである。このトランスフォームはBスプラ
イン(B−Spline)技術とよばれる公知の従来のアルゴ
リズムをベースにしたものである。しかしながら、その
他の任意の所望のルーチンを所望に応じて実装して追加
の点を生成し得ることは明らかなことである。
特定の実施例を参照しつつ本発明を説明したが、添付
の特許請求の範囲に定義した本発明の精神と範囲を逸脱
せずに本発明の範囲内で改良修正が可能であることは明
白である。例えば、外部装置とのインターフェースとし
てRS−232を使用したが、パラレルもしくはその他の専
売のインターフェースを使用することも可能である。更
に、タブレット・ポインテイング装置に代えてタッチス
クリーンCRTを使用することも可能である。
前記の実施例では、特定のアプリケーションとともに
使用するためにドライバを最初にロードする時には、デ
バイス・ドライバを特定しなければならない。トランス
フォーム変数をウエイ(Way)・トランスフォームのX
パーセントにおいて変更するのと同様な方法で利用者が
トランスフォームを動的に変化するのを可能とする新た
なデバイス・ドライバサービスを追加することも可能で
ある。
本実施例は全ての点で説明のためのものであり、それ
らに限定されるものではなく、本発明の範囲は前記の説
明よりは添付の特許請求の範囲により表され、且つ、該
特許請求の範囲の意味及びその同等範囲内に収まる一切
の変更は該範囲内に含まれるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−52253(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 13/10 G06F 3/08

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アプリケーションの制御の下に動作可能で
    あり且つデバイス・ドライバを有するコンピュータ・シ
    ステムであって、前記アプリケーションは、外部装置か
    ら前記デバイス・ドライバ経由で送られる信号を受信す
    るように結合され、前記外部装置からの信号は第1のデ
    ータ構造を有し、前記アプリケーションは第2のデータ
    構造の信号に応答する、コンピュータ・システムにおい
    て、前記デバイス・ドライバが、 前記外部装置に結合され、前記第1のデータ構造の信号
    を受信し、且つ前記アプリケーションへ送信するための
    第2のデータ構造の信号を生成するデータ構築手段であ
    って、更に、前記外部装置とのデータ処理動作のために
    前記コンピュータ・システムを準備することを要求され
    た場合に初期設定を行うように動作するデータ構築手段
    と、 前記データ構築手段に結合され、精細に調節された第2
    のデータ構造の信号を生成するために、1組の所定の情
    報変換手順から選択された1つの手順に従って前記外部
    装置の信号を変更するために前記データ構築手段を変更
    するように構成された調整手段とを備え、 精細に調節された第2のデータ構造の信号を生成するた
    めの前記調整手段による前記信号の変更は、前記第2の
    データ構造の信号を生成するために前記データ構築手段
    によって行われた任意の修正に加えて行われるように構
    成される、 コンピュータ・システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のコンピュータ・システム
    であって、前記所定の情報変換手順のうち少なくとも1
    つはデータ・フィルタリング型である、コンピュータ・
    システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のコンピュータ・システム
    であって、前記の1つの手順はウエイ・ゼア型のアルゴ
    リズムのXパーセントであり、前記Xパーセントは大き
    さ範囲からの所定の大きさを有する変数である、コンピ
    ュータ・システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のコンピュータ・システム
    であって、前記所定の大きさは使用者により選択され
    る、コンピュータ・システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のコンピュータ・システム
    であって、別の前記手順は四点平均化型のアルゴリズム
    である、コンピュータ・システム。
  6. 【請求項6】請求項2に記載のコンピュータ・システム
    であって、前記の一つの手順は四点平均化型のアルゴリ
    ズムのである、コンピュータ・システム。
  7. 【請求項7】請求項2に記載のコンピュータ・システム
    であって、前記所定の情報変換手順のうちの少なくとも
    1つは、前記外部装置によって発生されたデータ点に加
    えて少なくとも1つの新しいデータ点を発生するデータ
    ・エンハンシング型を更に含む、コンピュータ・システ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のコンピュータ・システム
    であって、前記所定の情報変換手順のうちの少なくとも
    1つは、前記外部装置によって発生されたデータ点に加
    えて少なくとも1つの新しいデータ点を発生するデータ
    ・エンハンシング型である、コンピュータ・システム。
  9. 【請求項9】請求項7または8に記載のコンピュータ・
    システムであって、前記の1つの手順はスードBスプラ
    イン型のアルゴリズムである、コンピュータ・システ
    ム。
  10. 【請求項10】請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムであって、前記の選択された手順は、前記外部装置か
    ら前記アプリケーションによって受信されるデータの量
    を減らすように動作する、コンピュータ・システム。
  11. 【請求項11】請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムであって、前記の信号の変更は、前記外部装置の現在
    及び以前の信号に基づく、コンピュータ・システム。
  12. 【請求項12】請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムであって、前記の選択された手順はトランスペアレン
    ト・トランスフォームであり、該トランスペアレント・
    トランスフォームは、前記外部装置の信号を集めて前記
    アプリケーションへ送信するためのパケットにするよう
    に動作する、コンピュータ・システム。
  13. 【請求項13】請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムであって、前記外部装置の信号は、該信号におけるノ
    イズを補償するように変更される、コンピュータ・シス
    テム。
  14. 【請求項14】請求項1に記載のコンピュータ・システ
    ムであって、前記の選択された手順は、受信した前記外
    部装置の2つの信号の間の関係を計算する、コンピュー
    タ・システム。
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