JP2965299B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
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- JP2965299B2 JP2965299B2 JP1074864A JP7486489A JP2965299B2 JP 2965299 B2 JP2965299 B2 JP 2965299B2 JP 1074864 A JP1074864 A JP 1074864A JP 7486489 A JP7486489 A JP 7486489A JP 2965299 B2 JP2965299 B2 JP 2965299B2
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- cpu
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 地図データを記憶する記憶部と、移動距離センサおよ
び方位センサにより移動体の現在位置を演算する現在位
置演算手段と、上記移動体の現在位置を上記地図データ
上に表示する表示部とを有し、上記移動体の移動に対応
する現在位置の表示、および上記移動体の現在位置とは
異なる特定の位置を指定するための入力操作に対応する
カーソルを表示する単一の画像プレーンを備えるナビゲ
ーション装置であって、移動体の現在位置に相当する位
置に表示されるカーソルパターンと、特定の位置を指定
する入力操作の間に表示されるポインティングデバイス
のカーソルパターンとを、単一の画像プレーンで表示す
ることが可能となり、画像プレーンの有効利用が図れ
る。
び方位センサにより移動体の現在位置を演算する現在位
置演算手段と、上記移動体の現在位置を上記地図データ
上に表示する表示部とを有し、上記移動体の移動に対応
する現在位置の表示、および上記移動体の現在位置とは
異なる特定の位置を指定するための入力操作に対応する
カーソルを表示する単一の画像プレーンを備えるナビゲ
ーション装置であって、移動体の現在位置に相当する位
置に表示されるカーソルパターンと、特定の位置を指定
する入力操作の間に表示されるポインティングデバイス
のカーソルパターンとを、単一の画像プレーンで表示す
ることが可能となり、画像プレーンの有効利用が図れ
る。
本発明は移動体、例えば走行車の現在位置を表示する
ナビゲーション装置に関する。
ナビゲーション装置に関する。
さらに詳しく言えば、本発明は、上記走行車において
運転者を正しく道案内するために、CRT等の表示部の画
面に映し出される地図データ上に現在位置を表示するナ
ビゲーション装置に関するものである。
運転者を正しく道案内するために、CRT等の表示部の画
面に映し出される地図データ上に現在位置を表示するナ
ビゲーション装置に関するものである。
第14図は従来のナビゲーション装置を示すブロック図
である。ここでは外部記憶装置等の記憶部1に、走行車
用の道路等が表示された日本全国の地図データや、この
地図データに重ね合わせて使用することが可能なガソリ
ンスタンド等の付加情報を含む各種画像データが予め記
憶されている。これらの画像データは、CRT等の表示部
5の画面に表示できるような大きさに分割されており、
この分割された画像データの各々は画像プレーンとして
表示部5に表示することができる。さらに、走行車の現
在位置に関連したデータを検知するセンサとして、車速
センサ等の移動距離センサ2や地磁気センサ等の方位セ
ンサ3が設けられている。上記移動距離センサ2は、走
行車における単位時間内の車輪の回転数、すなわち走行
速度を検知し、この走行速度に走行時間を乗算して得ら
れる移動距離を移動距離データ信号Srとして出力する。
また、方位センサ3は、磁化に対する走行車の方位を検
知して方位データ信号SΘとして出力する。これらの移
動距離データ信号Srおよび方位データ信号SΘは、まと
めて現在位置演算手段4に入力される。この現在位置演
算手段4では、上記移動距離データ信号Srおよび方位デ
ータ信号SΘをもとにそれぞれ走行者の移動距離および
方位を求めて予めマニュアル操作で入力した走行開始時
の位置(以後、スタートポイントと称する)と比較する
ことにより走行車の現在位置を算出する。さらに、現在
位置演算手段4では、上記現在位置近傍の地図データに
相当する画像プレーンを記憶部1から選択して表示部5
に転送する。なお、上記現在位置演算手段4は、通常、
マイコン等のCPUにより実現される。最終的に、上記表
示部5において上記の選択された画像プレーン上に走行
車の現在位置を示すマーカ等を重ね合わせて表示すれば
このマークが走行車の動きに対応して上記画像プレーン
上を移動するので、運転者に上記現在位置を明確に知ら
せることができる。
である。ここでは外部記憶装置等の記憶部1に、走行車
用の道路等が表示された日本全国の地図データや、この
地図データに重ね合わせて使用することが可能なガソリ
ンスタンド等の付加情報を含む各種画像データが予め記
憶されている。これらの画像データは、CRT等の表示部
5の画面に表示できるような大きさに分割されており、
この分割された画像データの各々は画像プレーンとして
表示部5に表示することができる。さらに、走行車の現
在位置に関連したデータを検知するセンサとして、車速
センサ等の移動距離センサ2や地磁気センサ等の方位セ
ンサ3が設けられている。上記移動距離センサ2は、走
行車における単位時間内の車輪の回転数、すなわち走行
速度を検知し、この走行速度に走行時間を乗算して得ら
れる移動距離を移動距離データ信号Srとして出力する。
また、方位センサ3は、磁化に対する走行車の方位を検
知して方位データ信号SΘとして出力する。これらの移
動距離データ信号Srおよび方位データ信号SΘは、まと
めて現在位置演算手段4に入力される。この現在位置演
算手段4では、上記移動距離データ信号Srおよび方位デ
ータ信号SΘをもとにそれぞれ走行者の移動距離および
方位を求めて予めマニュアル操作で入力した走行開始時
の位置(以後、スタートポイントと称する)と比較する
ことにより走行車の現在位置を算出する。さらに、現在
位置演算手段4では、上記現在位置近傍の地図データに
相当する画像プレーンを記憶部1から選択して表示部5
に転送する。なお、上記現在位置演算手段4は、通常、
マイコン等のCPUにより実現される。最終的に、上記表
示部5において上記の選択された画像プレーン上に走行
車の現在位置を示すマーカ等を重ね合わせて表示すれば
このマークが走行車の動きに対応して上記画像プレーン
上を移動するので、運転者に上記現在位置を明確に知ら
せることができる。
上記のとおり、従来は、表示部5の画面に映し出され
る地図データ上にマーカ等により走行車の現在位置を表
示してナビゲーションを行っていた。この場合、上記マ
ーカは、走行車の動きに従って画面上の隅から隅まで移
動するので、上記マーカを連続的に表示するためのマー
カ表示プレーンが必要となる。このマーカ表示プレーン
としては、地図データ上の所定位置に上記マーカを正確
に重ね合せることができるように、通常、ガソリンスタ
ンド等の付加情報を記憶するための別個の画像プレーン
が使用されている。ただし、これらの画像プレーンは、
マイコン等の重ね合せ機能に限界があるために、一度に
2枚程度しか重ね合わせて表示することができない。こ
のため、画像プレーンの1枚を現在位置表示用に使用す
ると、走行中に地図データ以外の付加情報を表示するこ
とが難しくなる。この結果、運転者が地図データ以外の
付加情報を有効に利用できないという問題が生ずる。こ
の問題に対処するために、画像データと同様に記憶部1
に記憶されており、かつ画像プレーンの特定の位置を指
定するためのカーソルパターンを有するカーソルプレー
ンを、上記のマーカ表示プレーンとして使用することも
考えられる。しかし、この場合、上記カーソルプレーン
のカーソルパターンは、マウス等の入力装置のマニュア
ル操作に応じて動くのみなので、このままでは画像プレ
ーンと重ね合せて走行車の現在位置を表示することはで
きない。そのため、カーソルプレーンと画像プレーンと
を正確に重ね合せるための重ね合せ回路を新たに設ける
必要がある。
る地図データ上にマーカ等により走行車の現在位置を表
示してナビゲーションを行っていた。この場合、上記マ
ーカは、走行車の動きに従って画面上の隅から隅まで移
動するので、上記マーカを連続的に表示するためのマー
カ表示プレーンが必要となる。このマーカ表示プレーン
としては、地図データ上の所定位置に上記マーカを正確
に重ね合せることができるように、通常、ガソリンスタ
ンド等の付加情報を記憶するための別個の画像プレーン
が使用されている。ただし、これらの画像プレーンは、
マイコン等の重ね合せ機能に限界があるために、一度に
2枚程度しか重ね合わせて表示することができない。こ
のため、画像プレーンの1枚を現在位置表示用に使用す
ると、走行中に地図データ以外の付加情報を表示するこ
とが難しくなる。この結果、運転者が地図データ以外の
付加情報を有効に利用できないという問題が生ずる。こ
の問題に対処するために、画像データと同様に記憶部1
に記憶されており、かつ画像プレーンの特定の位置を指
定するためのカーソルパターンを有するカーソルプレー
ンを、上記のマーカ表示プレーンとして使用することも
考えられる。しかし、この場合、上記カーソルプレーン
のカーソルパターンは、マウス等の入力装置のマニュア
ル操作に応じて動くのみなので、このままでは画像プレ
ーンと重ね合せて走行車の現在位置を表示することはで
きない。そのため、カーソルプレーンと画像プレーンと
を正確に重ね合せるための重ね合せ回路を新たに設ける
必要がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、重
ね合せ回路等の余計な付加回路を必要とすることなく運
転者が地図データ以外の付加情報を有効に利用すること
ができるようなナビゲーション装置を提供することを目
的とするものである。
ね合せ回路等の余計な付加回路を必要とすることなく運
転者が地図データ以外の付加情報を有効に利用すること
ができるようなナビゲーション装置を提供することを目
的とするものである。
上記問題点を解決するために、本発明のナビゲーショ
ン装置は、地図データを記憶する記憶部と、移動距離セ
ンサおよび方位センサにより移動体の現在位置を演算す
る現在位置演算手段と、上記移動体の現在位置を上記地
図データ上に表示する表示部とを有し、上記移動体の移
動に対応する現在位置の表示、および上記移動体の現在
位置とは異なる特定の位置を指定するための入力操作に
対応するカーソルを表示する単一の画像プレーンを備え
る。
ン装置は、地図データを記憶する記憶部と、移動距離セ
ンサおよび方位センサにより移動体の現在位置を演算す
る現在位置演算手段と、上記移動体の現在位置を上記地
図データ上に表示する表示部とを有し、上記移動体の移
動に対応する現在位置の表示、および上記移動体の現在
位置とは異なる特定の位置を指定するための入力操作に
対応するカーソルを表示する単一の画像プレーンを備え
る。
さらに、第1A図および第1B図を参照しながら、本発明
のナビゲーション装置に係る第1の原理および第2の原
理を詳細に説明する。
のナビゲーション装置に係る第1の原理および第2の原
理を詳細に説明する。
第1A図は本発明の第1の原理構成を示すブロック図で
ある。なお、前述した構成要素と同様のものについて
は、同一の参照番号を付して表す。
ある。なお、前述した構成要素と同様のものについて
は、同一の参照番号を付して表す。
ここでは、記憶部1に記憶されたカーソルパターンを
現在位置演算手段4により制御し、上記カーソルパター
ンの位置を移動体の現在位置として表示部5に表示する
ためのカーソル位置制御手段6を設けている。
現在位置演算手段4により制御し、上記カーソルパター
ンの位置を移動体の現在位置として表示部5に表示する
ためのカーソル位置制御手段6を設けている。
第1B図は本発明の第2の原理構成を示すブロック図で
ある。ここでは、第1A図において、さらに、方位センサ
3により移動体の進行方向を演算する進行方向演算手段
7を有している。さらに、この進行方向演算手段7によ
りカーソルパターンを制御し、このカーソルパターンの
方向を移動体の進行方向として表示部5に表示するため
のカーソル方向制御手段8を設けている。
ある。ここでは、第1A図において、さらに、方位センサ
3により移動体の進行方向を演算する進行方向演算手段
7を有している。さらに、この進行方向演算手段7によ
りカーソルパターンを制御し、このカーソルパターンの
方向を移動体の進行方向として表示部5に表示するため
のカーソル方向制御手段8を設けている。
本発明の第1の原理によれば、従来は入力装置にしか
使用されなかったカーソルパターンを、移動体の動きに
対応して移動させるように制御している。したがって、
上記カーソルパターンを有するカーソルプレーンを、移
動体の現在位置を表示するためのプレーンとして使用す
ることができる。なお、移動体が停止している時、例え
ば移動開始時においては、カーソルパターンを従来どお
り入力装置に使用することが可能なので、マニュアル操
作によりカーソルパターンを移動させて移動体のスター
トポイントを指定することもできる。
使用されなかったカーソルパターンを、移動体の動きに
対応して移動させるように制御している。したがって、
上記カーソルパターンを有するカーソルプレーンを、移
動体の現在位置を表示するためのプレーンとして使用す
ることができる。なお、移動体が停止している時、例え
ば移動開始時においては、カーソルパターンを従来どお
り入力装置に使用することが可能なので、マニュアル操
作によりカーソルパターンを移動させて移動体のスター
トポイントを指定することもできる。
また、本発明の第2の原理によれば、カーソルパター
ンを移動体の進行方向に対応して配向させるようにも制
御している。したがって、上記カーソルパターンを有す
るカーソルプレーンを、移動体の現在位置および進行方
向を表示するためのプレーンとして使用することができ
る。なお、移動開始時等においては、従来どおりマニュ
アル操作によりカーソルパターンを移動させることもで
きる。
ンを移動体の進行方向に対応して配向させるようにも制
御している。したがって、上記カーソルパターンを有す
るカーソルプレーンを、移動体の現在位置および進行方
向を表示するためのプレーンとして使用することができ
る。なお、移動開始時等においては、従来どおりマニュ
アル操作によりカーソルパターンを移動させることもで
きる。
かくして、本発明では、カーソルプレーン以外の画像
プレーンを移動体の現在位置表示にわざわざ使用する必
要がないので、上記移動体が移動中であっても上記画像
プレーンにより地図データ以外の付加情報を表示するこ
とができる。
プレーンを移動体の現在位置表示にわざわざ使用する必
要がないので、上記移動体が移動中であっても上記画像
プレーンにより地図データ以外の付加情報を表示するこ
とができる。
換言すれば、本発明では、従来は単にマウス等の入力
装置にしか使用されなかったカーソルパターンを移動体
の現在位置等の表示にも使用することが可能となり、画
像プレーンの有効利用が図れる。
装置にしか使用されなかったカーソルパターンを移動体
の現在位置等の表示にも使用することが可能となり、画
像プレーンの有効利用が図れる。
第2図は本発明の第1または第2の原理に基づく実施
例を示すブロック図である。ここでは、第1A図の現在位
置演算手段4およびカーソル位置制御手段6をマイコン
等のCPU40により実現している。また、第1B図の現在位
置演算手段4、カーソル位置制御手段6、進行方向演算
手段7およびカーソル方向制御手段8も同様にマイコン
等のCPU40により実現している。さらに、このCPU40と各
種データのやり取りを行ったり上記CPU40から制御信号
を送出したりするためのシステムバスを設けている。こ
のシステムバスを介して記憶部1、移動距離センサ2、
方位センサ3および表示部5等がCPU40に接続されてお
り、各種データがシリアル形式で転送される。この場
合、上記記憶部1として、コンパクトディスク(以後、
CDと略記する)装置10を使用している。特にナビゲーシ
ョン用としては、CPU40との対話が可能であり、かつメ
ーカ間で互換性を有するCD−I装置を用いるのが実用上
好ましい。上記CD装置10は、画像データやカーソルパタ
ーン等が記憶された複数枚のCD11と、上記画像データや
カーソルパターン等をディジタル信号として再生するた
めのCD再生機構部12と、上記の再生された画像データや
カーソルパターン等をCPU40に転送するためのCDインタ
フェイス部13とから構成される。さらに、上記のCPU40
に転送された画像データやカーソルパターン等を一時的
に記憶したりマイコンのプログラム等を記憶したりする
ためのRAMやROM等からなる内部メモリ42をCPU40に付設
している。さらに、ポインティングデバイスともよばれ
る入力装置として、表示部5に表示され、かつ上記カー
ソルパターンに対応するカーソル部Cをマアニュアル操
作にて移動させるためのマウス等からなるカーソル操作
部9をCPU40に接続している。ただし、移動体、例えば
走行車が走行している間は、上記CPU40によりカーソル
操作部9をシステムバスから切り離している。さらに、
移動距離センサ2および方位センサ3とシステムバスと
の間にそれぞれ別個のA/Dコンバータを設けている。こ
れらのA/Dコンバータは、アナログの移動距離データ信
号Srおよび方位データ信号SΘをディジタルの信号に変
換してCPU40に転送するためのものである。さらに、表
示部5とシステムバスとの間に表示コントローラ50を設
けている。この表示コントローラ50は、走行中にカーソ
ル部Cの位置を検知し、このカーソル部Cが表示部5の
画面上の地図データの端に達したときに速やかに次の地
図データに切り替えるためのものである。
例を示すブロック図である。ここでは、第1A図の現在位
置演算手段4およびカーソル位置制御手段6をマイコン
等のCPU40により実現している。また、第1B図の現在位
置演算手段4、カーソル位置制御手段6、進行方向演算
手段7およびカーソル方向制御手段8も同様にマイコン
等のCPU40により実現している。さらに、このCPU40と各
種データのやり取りを行ったり上記CPU40から制御信号
を送出したりするためのシステムバスを設けている。こ
のシステムバスを介して記憶部1、移動距離センサ2、
方位センサ3および表示部5等がCPU40に接続されてお
り、各種データがシリアル形式で転送される。この場
合、上記記憶部1として、コンパクトディスク(以後、
CDと略記する)装置10を使用している。特にナビゲーシ
ョン用としては、CPU40との対話が可能であり、かつメ
ーカ間で互換性を有するCD−I装置を用いるのが実用上
好ましい。上記CD装置10は、画像データやカーソルパタ
ーン等が記憶された複数枚のCD11と、上記画像データや
カーソルパターン等をディジタル信号として再生するた
めのCD再生機構部12と、上記の再生された画像データや
カーソルパターン等をCPU40に転送するためのCDインタ
フェイス部13とから構成される。さらに、上記のCPU40
に転送された画像データやカーソルパターン等を一時的
に記憶したりマイコンのプログラム等を記憶したりする
ためのRAMやROM等からなる内部メモリ42をCPU40に付設
している。さらに、ポインティングデバイスともよばれ
る入力装置として、表示部5に表示され、かつ上記カー
ソルパターンに対応するカーソル部Cをマアニュアル操
作にて移動させるためのマウス等からなるカーソル操作
部9をCPU40に接続している。ただし、移動体、例えば
走行車が走行している間は、上記CPU40によりカーソル
操作部9をシステムバスから切り離している。さらに、
移動距離センサ2および方位センサ3とシステムバスと
の間にそれぞれ別個のA/Dコンバータを設けている。こ
れらのA/Dコンバータは、アナログの移動距離データ信
号Srおよび方位データ信号SΘをディジタルの信号に変
換してCPU40に転送するためのものである。さらに、表
示部5とシステムバスとの間に表示コントローラ50を設
けている。この表示コントローラ50は、走行中にカーソ
ル部Cの位置を検知し、このカーソル部Cが表示部5の
画面上の地図データの端に達したときに速やかに次の地
図データに切り替えるためのものである。
上記実施例においてナビゲーションを行う場合、ま
ず、走行車が位置するスタートポイント近傍の地図デー
タをCD11の中から選択し、CPU40を介して表示部5に表
示する。この表示部5の画面に映し出される各種プレー
ンは、第3図に示すような構成になっている。この場
合、最後部には青色または赤色等の一色のみを表示する
か、または外部映像機器(TVやVIDEO等)を写し出すた
めのバックドロッププレーン5−1を配置している。さ
らに、このバックドロッププレーン5−1の前部には、
地図データや付加情報等を表示するための1枚または2
枚の画像プレーン5−2を配置している。このうち、2
枚の画像プレーン5−2を重ね合せて配置する場合は、
各々のプレーンの位置に応じて前景画像プレーンおよび
背景画像プレーンと称している。さらに、最前部にはカ
ーソル部Cを表示するためのカーソルプレーン5−3を
配置している。上記のスタートポイント近傍の地図デー
タを画像プレーン5−2として表示した後は、カーソル
操作部9を操作してカーソル部Cを画像プレーン5−2
上のスタートポイントに設定する。その後、走行車が走
行を開始した後は、CPU40がカーソル操作部9をシステ
ムバスから切り離すので、マニュアル操作によりカーソ
ル部Cを移動させることは不可能になる。その代わり
に、CPU40により、移動距離センサ2および方位センサ
3からそれぞれ転送される走行車の移動距離データおよ
び方位データならびにスタートポイントのデータをもと
に走行車の現在位置または現在位置と進行方向との対を
算出してカーソル部Cを移動させれば、このカーソル部
Cにより走行車の現在位置等が常に表示部5に表示され
る。このように、上記実施例においては、既存のマイコ
ン等のCPU40により、カーソル部Cを走行車の現在位置
表示用あるいは現在位置および進行方向表示用として制
御することが可能なので、重ね合せ回路等の余計な付加
回路を設けなくとも済む。したがって、従来に比べて装
置全体のコストや占有面積が増大することはない。な
お、上記カーソル操作部9を、CD装置10や表示コントロ
ーラ50等と同様にシステムバスに接続しても(第2図中
の破線)、CPU40によりカーソル部Cの制御を行うこと
が可能である。
ず、走行車が位置するスタートポイント近傍の地図デー
タをCD11の中から選択し、CPU40を介して表示部5に表
示する。この表示部5の画面に映し出される各種プレー
ンは、第3図に示すような構成になっている。この場
合、最後部には青色または赤色等の一色のみを表示する
か、または外部映像機器(TVやVIDEO等)を写し出すた
めのバックドロッププレーン5−1を配置している。さ
らに、このバックドロッププレーン5−1の前部には、
地図データや付加情報等を表示するための1枚または2
枚の画像プレーン5−2を配置している。このうち、2
枚の画像プレーン5−2を重ね合せて配置する場合は、
各々のプレーンの位置に応じて前景画像プレーンおよび
背景画像プレーンと称している。さらに、最前部にはカ
ーソル部Cを表示するためのカーソルプレーン5−3を
配置している。上記のスタートポイント近傍の地図デー
タを画像プレーン5−2として表示した後は、カーソル
操作部9を操作してカーソル部Cを画像プレーン5−2
上のスタートポイントに設定する。その後、走行車が走
行を開始した後は、CPU40がカーソル操作部9をシステ
ムバスから切り離すので、マニュアル操作によりカーソ
ル部Cを移動させることは不可能になる。その代わり
に、CPU40により、移動距離センサ2および方位センサ
3からそれぞれ転送される走行車の移動距離データおよ
び方位データならびにスタートポイントのデータをもと
に走行車の現在位置または現在位置と進行方向との対を
算出してカーソル部Cを移動させれば、このカーソル部
Cにより走行車の現在位置等が常に表示部5に表示され
る。このように、上記実施例においては、既存のマイコ
ン等のCPU40により、カーソル部Cを走行車の現在位置
表示用あるいは現在位置および進行方向表示用として制
御することが可能なので、重ね合せ回路等の余計な付加
回路を設けなくとも済む。したがって、従来に比べて装
置全体のコストや占有面積が増大することはない。な
お、上記カーソル操作部9を、CD装置10や表示コントロ
ーラ50等と同様にシステムバスに接続しても(第2図中
の破線)、CPU40によりカーソル部Cの制御を行うこと
が可能である。
第4図は本発明の実施例の第1具体例を示すブロック
図である。ここでは、第1の原理(第1A図)による実施
例の具体例を述べる。一般に、車内においては、CPU40
が搭載されたマイコンと、移動距離センサ2および方位
センサ3とは離れて位置している。このため、上記移動
距離センサ2および方位センサ3の近傍に補助CPU41が
搭載された補助マイコンを設けている。この補助マイコ
ン内の補助CPU41により、走行車の移動距離データおよ
び方位データを遅滞なく処理して現在位置を算出した
後、I/Oポート47を介して速やかにCPU40に転送すること
ができる。さらに、内部メモリ42として、2種の第1DRA
M43および第2DRAM44と、2種の第1ROM45および第2ROM46
とを設けている。上記第1DRAM43は、表示すべき前景画
像プレーンに対応する画像データを一旦記憶するための
ビデオRAMやマイコン動作用のプログラムを記憶するた
めのシステムRAM等から構成されている。また、上記第1
DRAM43においては、CD11から転送されるカーソルパター
ンを記憶することも可能である。このカーソルパターン
は、ビデオRAM内のイメージコントロールエリア(以
後、ICAと略す)に容易に転送することができる。この
場合、上記カーソルパターンは、一種類のフォーマット
のみで構成されている。一方、上記第2DRAMM44は、表示
すべき背景画像プレーンに対応する画像データを一旦記
憶するためのビデオRAM等から構成されている。上記第1
ROM45および第2ROM46は、いずれも、ナビゲーションシ
ステムを効率良く動作させるようなオペレーティングシ
ステムを記憶するためのシステムROMから構成されてい
る。さらに、表示コントロール50として、システムバス
を介してCPU40に接続する第1ビデオアンドシステムコ
ントローラ51および第2ビデオアンドシステムコントロ
ーラ52(以後、ビデオアンドシステムコントローラをVS
Cと略す)と、これらのVSC51,52および表示部5に接続
するビデオシンセサイザ(以後、VSRと略す)53とを設
けている。上記第1VSC51は、第1DRAM43とも接続してお
り、CD11ら選択された所望の前景画像データを、CPU40
を介して上記第1DRAM43に一時的に書き込んだりこの第1
DRAM43から読み出してVSR53に転送したりする。さら
に、上記第1VSC51は、上記所望の画像データが書き込ま
れたビデオRAM内のICAに、カーソルパターンの位置、す
なわち走行車の現在位置を示すデータを含むコントロー
ルデータを転送したりこのコントロールデータをVSR53
に転送したりする。一方、上記第2VSC52は、第2DRAM44
とも接続しており、CD11から選択された所望の背景画像
データを、上記第2DRAM44に一時的に書き込んだりこの
第2DRAM44から読み出してVSR53に転送したりする。さら
に、上記第1VSC51は、前景画像データを背景画像データ
に重ね合わせるためのコントロールデータをVSR53に転
送する。このVSR53は、所望の前景および背景画像デー
タならびにコントロールデータをともに、2枚の画像プ
レーン5−2と、カーソル部Cを含むカーソルプレーン
5−3とを重ね合わせて表示部5に表示させるためのも
のである。ここで、カーソル部Cが画面の端に達したと
きは、第1および第2DRAM43,44に予め待機させておいた
前景および背景画像データを第1および第2VSC51,52よ
りVSR53にそれぞれ転送すれば、次の画像データに速や
かに切り替えることができる。なお、上記第1具体例に
おけるCPU,VSCおよびVSRは、いずれも市販のICチップに
より容易に実現できるので、装置全体のコストが上昇す
ることはない。ついで、上記第1具体例において、マイ
コンにより走行車の現在位置を表示する手順を述べる。
図である。ここでは、第1の原理(第1A図)による実施
例の具体例を述べる。一般に、車内においては、CPU40
が搭載されたマイコンと、移動距離センサ2および方位
センサ3とは離れて位置している。このため、上記移動
距離センサ2および方位センサ3の近傍に補助CPU41が
搭載された補助マイコンを設けている。この補助マイコ
ン内の補助CPU41により、走行車の移動距離データおよ
び方位データを遅滞なく処理して現在位置を算出した
後、I/Oポート47を介して速やかにCPU40に転送すること
ができる。さらに、内部メモリ42として、2種の第1DRA
M43および第2DRAM44と、2種の第1ROM45および第2ROM46
とを設けている。上記第1DRAM43は、表示すべき前景画
像プレーンに対応する画像データを一旦記憶するための
ビデオRAMやマイコン動作用のプログラムを記憶するた
めのシステムRAM等から構成されている。また、上記第1
DRAM43においては、CD11から転送されるカーソルパター
ンを記憶することも可能である。このカーソルパターン
は、ビデオRAM内のイメージコントロールエリア(以
後、ICAと略す)に容易に転送することができる。この
場合、上記カーソルパターンは、一種類のフォーマット
のみで構成されている。一方、上記第2DRAMM44は、表示
すべき背景画像プレーンに対応する画像データを一旦記
憶するためのビデオRAM等から構成されている。上記第1
ROM45および第2ROM46は、いずれも、ナビゲーションシ
ステムを効率良く動作させるようなオペレーティングシ
ステムを記憶するためのシステムROMから構成されてい
る。さらに、表示コントロール50として、システムバス
を介してCPU40に接続する第1ビデオアンドシステムコ
ントローラ51および第2ビデオアンドシステムコントロ
ーラ52(以後、ビデオアンドシステムコントローラをVS
Cと略す)と、これらのVSC51,52および表示部5に接続
するビデオシンセサイザ(以後、VSRと略す)53とを設
けている。上記第1VSC51は、第1DRAM43とも接続してお
り、CD11ら選択された所望の前景画像データを、CPU40
を介して上記第1DRAM43に一時的に書き込んだりこの第1
DRAM43から読み出してVSR53に転送したりする。さら
に、上記第1VSC51は、上記所望の画像データが書き込ま
れたビデオRAM内のICAに、カーソルパターンの位置、す
なわち走行車の現在位置を示すデータを含むコントロー
ルデータを転送したりこのコントロールデータをVSR53
に転送したりする。一方、上記第2VSC52は、第2DRAM44
とも接続しており、CD11から選択された所望の背景画像
データを、上記第2DRAM44に一時的に書き込んだりこの
第2DRAM44から読み出してVSR53に転送したりする。さら
に、上記第1VSC51は、前景画像データを背景画像データ
に重ね合わせるためのコントロールデータをVSR53に転
送する。このVSR53は、所望の前景および背景画像デー
タならびにコントロールデータをともに、2枚の画像プ
レーン5−2と、カーソル部Cを含むカーソルプレーン
5−3とを重ね合わせて表示部5に表示させるためのも
のである。ここで、カーソル部Cが画面の端に達したと
きは、第1および第2DRAM43,44に予め待機させておいた
前景および背景画像データを第1および第2VSC51,52よ
りVSR53にそれぞれ転送すれば、次の画像データに速や
かに切り替えることができる。なお、上記第1具体例に
おけるCPU,VSCおよびVSRは、いずれも市販のICチップに
より容易に実現できるので、装置全体のコストが上昇す
ることはない。ついで、上記第1具体例において、マイ
コンにより走行車の現在位置を表示する手順を述べる。
第5A図、第5B図、第5C図および第5D図は走行車の現在
位置を表示する手順を説明するためのフローチャートで
あり、第5A図は走行車のスタートポイントを指定するス
テップを説明するためのフローチャート、第5B図は現在
位置を表示するステップを説明するためのフローチャー
ト、第5C図は補助CPUにより現在位置を算出するステッ
プを説明するためのフローチャート、第5D図は現在位置
のコード処理サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
位置を表示する手順を説明するためのフローチャートで
あり、第5A図は走行車のスタートポイントを指定するス
テップを説明するためのフローチャート、第5B図は現在
位置を表示するステップを説明するためのフローチャー
ト、第5C図は補助CPUにより現在位置を算出するステッ
プを説明するためのフローチャート、第5D図は現在位置
のコード処理サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
第5図において、まず初めに、単一のカーソルパター
ンをCD11からCPU40を介して第1DRAM43の空きエリアにロ
ードする(ステップa)。次に、運転者であるユーザは
表示部5の画面を見ながらマウス、タッチパネル等の入
力装置により、走行車の現在位置近傍の地図を選択して
からスタートポイントを指定する(ステップb、ステッ
プc)。さらに、CPU40は、スタートポイントおよび地
図の縮小率を補助CPU41に転送する(ステップd)。第5
B図および第5C図において、補助CPU41は、スタートポイ
ントおよび地図の縮小率をCPU40より受け取った後(ス
テップe、ステップf)、移動距離センサ2および方位
センサ3からそれぞれ出力される移動距離データ信号Sr
および方位データ信号SΘをA/D変換して走行車の移動
距離および方位を求める(ステップg)。さらに、上記
補助CPU41は、CPU40より受け取ったスタートポイントお
よび地図の縮小率をもとに走行車の現在位置(カーソル
パターンの位置)をリアルタイムに算出する(ステップ
h)。さらにCPU40から要求があった場合(ステップ
i、ステップj)、このCPU40に走行車の現在位置のコ
ードをリアルタイムに転送する(ステップk)。この場
合、走行車の現在位置のコード、すなわちカーソルパタ
ーンの位置のコードは、第6図の(A)に示すように、
X方向およびY方向を各々2進数の10ビットにて表現し
ている。その後、CPU40は、補助CPU41より受け取った現
在位置のコードを、第5D図に示すようなコード処理サブ
ルーチンに従って処理する(ステップl、ステップ
m)。すなわち、第5D図において、上記現在位置のコー
ドに、第6図の(B)に示すように、VSR53のカーソル
位置レジスタのアドレス(第6図の(B)では$CD)を
付加してフォーマットの変換を行った後に(ステップ
n)、現在表示中の前景画像データが書き込まれた第1D
RAM43のICAに転送する(ステップo)。これと同時に、
第1DRAM43に記憶されている単一のカーソルパターンを
上記第1DRAM43のICAに転送する(ステップp)。第5D図
のコード処理サブルーチンが完了した後は、再び第5B図
において、ICA中のコントロールデータを第1VSC43からV
SR53に自動的に転送してカーソル位置レジスタの内容を
更新し、この更新したデータを、第7図に示すようにカ
ーソルプレーン5−3のカーソル部Cにより表示する
(ステップs)。なお、このカーソル部Cが画面の端に
達したときは、画面上の地図データを更新した後に改め
てカーソル部Cの表示位置を決定する。以下同様に、走
行車が停止するまでCPU40は補助CPU41より現在位置のコ
ードを受け取り、走行者の現在位置を表示し続ける(ス
テップt、第5C図のステップt′、ステップt″および
ステップu)。
ンをCD11からCPU40を介して第1DRAM43の空きエリアにロ
ードする(ステップa)。次に、運転者であるユーザは
表示部5の画面を見ながらマウス、タッチパネル等の入
力装置により、走行車の現在位置近傍の地図を選択して
からスタートポイントを指定する(ステップb、ステッ
プc)。さらに、CPU40は、スタートポイントおよび地
図の縮小率を補助CPU41に転送する(ステップd)。第5
B図および第5C図において、補助CPU41は、スタートポイ
ントおよび地図の縮小率をCPU40より受け取った後(ス
テップe、ステップf)、移動距離センサ2および方位
センサ3からそれぞれ出力される移動距離データ信号Sr
および方位データ信号SΘをA/D変換して走行車の移動
距離および方位を求める(ステップg)。さらに、上記
補助CPU41は、CPU40より受け取ったスタートポイントお
よび地図の縮小率をもとに走行車の現在位置(カーソル
パターンの位置)をリアルタイムに算出する(ステップ
h)。さらにCPU40から要求があった場合(ステップ
i、ステップj)、このCPU40に走行車の現在位置のコ
ードをリアルタイムに転送する(ステップk)。この場
合、走行車の現在位置のコード、すなわちカーソルパタ
ーンの位置のコードは、第6図の(A)に示すように、
X方向およびY方向を各々2進数の10ビットにて表現し
ている。その後、CPU40は、補助CPU41より受け取った現
在位置のコードを、第5D図に示すようなコード処理サブ
ルーチンに従って処理する(ステップl、ステップ
m)。すなわち、第5D図において、上記現在位置のコー
ドに、第6図の(B)に示すように、VSR53のカーソル
位置レジスタのアドレス(第6図の(B)では$CD)を
付加してフォーマットの変換を行った後に(ステップ
n)、現在表示中の前景画像データが書き込まれた第1D
RAM43のICAに転送する(ステップo)。これと同時に、
第1DRAM43に記憶されている単一のカーソルパターンを
上記第1DRAM43のICAに転送する(ステップp)。第5D図
のコード処理サブルーチンが完了した後は、再び第5B図
において、ICA中のコントロールデータを第1VSC43からV
SR53に自動的に転送してカーソル位置レジスタの内容を
更新し、この更新したデータを、第7図に示すようにカ
ーソルプレーン5−3のカーソル部Cにより表示する
(ステップs)。なお、このカーソル部Cが画面の端に
達したときは、画面上の地図データを更新した後に改め
てカーソル部Cの表示位置を決定する。以下同様に、走
行車が停止するまでCPU40は補助CPU41より現在位置のコ
ードを受け取り、走行者の現在位置を表示し続ける(ス
テップt、第5C図のステップt′、ステップt″および
ステップu)。
第8図は本発明の実施例の第2具体例を示すブロック
図である。ここでは、第2の原理(第1B図)による実施
例の具体例を述べる。第8図においては、CD11から第1D
RAM43に、第9図に示すような16通り($0〜$F)の
方位に相当する複数種のカーソルパターンを転送してい
る。したがって、この場合は、カーソルパターンにより
走行車の現在位置だけでなくその進行方向も表示するこ
とが可能となる。上記カーソルパターンの各々は、第10
図に示すようなフォーマットになっており、16ビットの
(CP0〜CP15)のロングワード(2バイト)のデータを1
6ライン分(アドレス0000〜1111)並べて表現してい
る。なお、カーソルパターンの24ビット目〜31ビット目
においてVSR53のカーソルパターンRAMのアドレス$CFを
付加し、任意のカーソルパターンを上記VSR53にそのま
ま転送できるようにしている。第11図はカーソルパター
ンの表示例を拡大して示すパターン図であり、この場合
は、1つの方位、例えばコード$2の北東の方位を16ピ
クセル×16ピクセルの分解能で表現している。上記の第
1DRAM43以外の構成は前記第1具体例(第4図)と同様
である。ついで、上記第2具体例において、マイコンに
より走行車の現在位置および進行方向を表示する手順を
述べる。
図である。ここでは、第2の原理(第1B図)による実施
例の具体例を述べる。第8図においては、CD11から第1D
RAM43に、第9図に示すような16通り($0〜$F)の
方位に相当する複数種のカーソルパターンを転送してい
る。したがって、この場合は、カーソルパターンにより
走行車の現在位置だけでなくその進行方向も表示するこ
とが可能となる。上記カーソルパターンの各々は、第10
図に示すようなフォーマットになっており、16ビットの
(CP0〜CP15)のロングワード(2バイト)のデータを1
6ライン分(アドレス0000〜1111)並べて表現してい
る。なお、カーソルパターンの24ビット目〜31ビット目
においてVSR53のカーソルパターンRAMのアドレス$CFを
付加し、任意のカーソルパターンを上記VSR53にそのま
ま転送できるようにしている。第11図はカーソルパター
ンの表示例を拡大して示すパターン図であり、この場合
は、1つの方位、例えばコード$2の北東の方位を16ピ
クセル×16ピクセルの分解能で表現している。上記の第
1DRAM43以外の構成は前記第1具体例(第4図)と同様
である。ついで、上記第2具体例において、マイコンに
より走行車の現在位置および進行方向を表示する手順を
述べる。
第12A図、第12B図および第12C図は走行車の現在位置
および進行方向を表示する手順を説明するためのフロー
チャートであり、第12A図は補助CPU41により現在位置お
よび進行方向を算出する手順を説明するためのフローチ
ャート、第12B図は現在位置および進行方向を表示する
手順を説明するためのフローチャート、第12C図は現在
位置および進行方向のコード処理サブルーチンを示すフ
ローチャートである。なお、走行車のスタートポイント
を指定する手順は第5A図と同様なので、ここではその記
載を省略する。
および進行方向を表示する手順を説明するためのフロー
チャートであり、第12A図は補助CPU41により現在位置お
よび進行方向を算出する手順を説明するためのフローチ
ャート、第12B図は現在位置および進行方向を表示する
手順を説明するためのフローチャート、第12C図は現在
位置および進行方向のコード処理サブルーチンを示すフ
ローチャートである。なお、走行車のスタートポイント
を指定する手順は第5A図と同様なので、ここではその記
載を省略する。
まず初めに、16通りのカーソルパターン(第10図)を
CD11から第1DRAM41の空きエリアにロードする。その後
の手順は、概ね第5A図〜第5D図の場合と同様であるが、
下記の点が異なる。すなわち、補助CPU41により走行車
の現在位置(カーソルパターンの位置)を算出すると共
に上記走行車の進行方向(カーソルパターンの方向)も
算出する(第12A図のステップh、ステップh′)。さ
らに、CPU40から要求があった場合(第12B図のステップ
i、ステップi′および第12A図のステップj)、このC
PU40に現在位置のコードと共に進行方向のコードも転送
する(第12A図のステップk、ステップk′)。さら
に、補助CPU41より受け取った現在位置のコードのフォ
ーマット変換を行った後、現在表示中の前景画像データ
が書き込まれた第1DRAM43のICAに転送すると共に進行方
向のコードに相当するカーソルパターン(第10図)を選
択して上記ICAに転送する(第12C図のステップq、ステ
ップr)。上記のステップは、前記第1具体例(第4
図)においてマイコンのソフトウェアを変更すれば、容
易に実現することができる。したがって、上記第2具体
例(第8図)において走行車の現在位置および進行方向
を表示しても、前記第1具体例に比べて余計な付加回路
が増大することはない。なお、カーソルパターンを点滅
させれば、運転者に走行車の現在位置をより明確に表示
することが可能となる。この場合、上記カーソルパター
ンの点滅表示はCD−I等で既に標準化されているので、
点滅表示のための回路を新たに設けなくとも済む。
CD11から第1DRAM41の空きエリアにロードする。その後
の手順は、概ね第5A図〜第5D図の場合と同様であるが、
下記の点が異なる。すなわち、補助CPU41により走行車
の現在位置(カーソルパターンの位置)を算出すると共
に上記走行車の進行方向(カーソルパターンの方向)も
算出する(第12A図のステップh、ステップh′)。さ
らに、CPU40から要求があった場合(第12B図のステップ
i、ステップi′および第12A図のステップj)、このC
PU40に現在位置のコードと共に進行方向のコードも転送
する(第12A図のステップk、ステップk′)。さら
に、補助CPU41より受け取った現在位置のコードのフォ
ーマット変換を行った後、現在表示中の前景画像データ
が書き込まれた第1DRAM43のICAに転送すると共に進行方
向のコードに相当するカーソルパターン(第10図)を選
択して上記ICAに転送する(第12C図のステップq、ステ
ップr)。上記のステップは、前記第1具体例(第4
図)においてマイコンのソフトウェアを変更すれば、容
易に実現することができる。したがって、上記第2具体
例(第8図)において走行車の現在位置および進行方向
を表示しても、前記第1具体例に比べて余計な付加回路
が増大することはない。なお、カーソルパターンを点滅
させれば、運転者に走行車の現在位置をより明確に表示
することが可能となる。この場合、上記カーソルパター
ンの点滅表示はCD−I等で既に標準化されているので、
点滅表示のための回路を新たに設けなくとも済む。
第13図は本発明の第3具体例を示すブロック図であ
る。ただし、ここでは、走行車の現在位置および進行方
向を表示できるようなナビゲーション装置を代表して示
す。第13図においては、符号化され、かつ圧縮された音
声信号のコードを解読するAD(Adaptive Differentia
l)PCMデコーダ14と、このADPCMデコーダ14からの出力
信号をSN比の良好なオーディオ信号として再生するため
のAPU(Audio Processor Unit)等からなるオーディオ
再生部15と、上記オーディオ信号を音声として表示する
ためのスピーカ16とを設けている。ここで、CPU40から
走行車の現在位置や進行方向等を表示するための音声信
号のコードを転送すれば、表示部5の画面が見えにくい
場合でも、スピーカ16からの音声表示により運転者に容
易に現在位置等を知らせることができる。
る。ただし、ここでは、走行車の現在位置および進行方
向を表示できるようなナビゲーション装置を代表して示
す。第13図においては、符号化され、かつ圧縮された音
声信号のコードを解読するAD(Adaptive Differentia
l)PCMデコーダ14と、このADPCMデコーダ14からの出力
信号をSN比の良好なオーディオ信号として再生するため
のAPU(Audio Processor Unit)等からなるオーディオ
再生部15と、上記オーディオ信号を音声として表示する
ためのスピーカ16とを設けている。ここで、CPU40から
走行車の現在位置や進行方向等を表示するための音声信
号のコードを転送すれば、表示部5の画面が見えにくい
場合でも、スピーカ16からの音声表示により運転者に容
易に現在位置等を知らせることができる。
以上説明したように本発明によれば、従来は単にマウ
ス等の入力装置にしか使用されなかったカーソルパター
ンを、走行車等の移動体の現在位置や進行方向の表示に
使用することができるので、画像プレーンの有効利用が
図れる。その上、余計な付加回路を設ける必要がないの
で、コストの上昇もない。
ス等の入力装置にしか使用されなかったカーソルパター
ンを、走行車等の移動体の現在位置や進行方向の表示に
使用することができるので、画像プレーンの有効利用が
図れる。その上、余計な付加回路を設ける必要がないの
で、コストの上昇もない。
第1A図は本発明の第1の原理構成を示すブロック図、 第1B図は本発明の第2の原理構成を示すブロック図、 第2図は本発明の第1または第2の原理に基づく実施例
を示すブロック図、 第3図は種々のプレーンの配置図、 第4図は本発明の実施例の第1具体例を示すブロック
図、 第5A図は走行車のスタートポイントを指定する手順を説
明するためのフローチャート、 第5B図は現在位置を表示する手順を説明するためのフロ
ーチャート、 第5C図は補助CPUにより現在位置を算出する手順を説明
するためのフローチャート、 第5D図は現在位置のコード処理サブルーチンを示すフロ
ーチャート、 第6図はカーソル位置を示すフォーマット図、 第7図はカーソル位置の表示例を示す図、 第8図は本発明の実施例の第2具体例を示すブロック
図、 第9図は本発明の第2の原理の場合における進行方向コ
ードと方位との関係を示す図、 第10図は本発明の第2の原理の場合におけるカーソルパ
ターンを示すフォーマット図、 第11図は本発明の第2の原理の場合におけるカーソルパ
ターンの表示例を拡大して示すパターン図、 第12A図は補助CPUにより現在位置および進行方向を算出
する手順を説明するためのフローチャート、 第12B図は現在位置および進行方向を表示する手順を説
明するためのフローチャート、 第12C図は現在位置および進行方向のコード処理サブル
ーチンを示すフローチャート、 第13図は本発明の実施例の第3具体例を示すブロック
図、 第14図は従来のナビゲーション装置を示すブロック図で
ある。 図において、 1……記憶部、2……移動距離センサ、 3……方位センサ、4……現在位置演算手段、 6……カーソル位置制御手段、 7……進行方向演算手段、 8……カーソル方向制御手段、 40……CPU。
を示すブロック図、 第3図は種々のプレーンの配置図、 第4図は本発明の実施例の第1具体例を示すブロック
図、 第5A図は走行車のスタートポイントを指定する手順を説
明するためのフローチャート、 第5B図は現在位置を表示する手順を説明するためのフロ
ーチャート、 第5C図は補助CPUにより現在位置を算出する手順を説明
するためのフローチャート、 第5D図は現在位置のコード処理サブルーチンを示すフロ
ーチャート、 第6図はカーソル位置を示すフォーマット図、 第7図はカーソル位置の表示例を示す図、 第8図は本発明の実施例の第2具体例を示すブロック
図、 第9図は本発明の第2の原理の場合における進行方向コ
ードと方位との関係を示す図、 第10図は本発明の第2の原理の場合におけるカーソルパ
ターンを示すフォーマット図、 第11図は本発明の第2の原理の場合におけるカーソルパ
ターンの表示例を拡大して示すパターン図、 第12A図は補助CPUにより現在位置および進行方向を算出
する手順を説明するためのフローチャート、 第12B図は現在位置および進行方向を表示する手順を説
明するためのフローチャート、 第12C図は現在位置および進行方向のコード処理サブル
ーチンを示すフローチャート、 第13図は本発明の実施例の第3具体例を示すブロック
図、 第14図は従来のナビゲーション装置を示すブロック図で
ある。 図において、 1……記憶部、2……移動距離センサ、 3……方位センサ、4……現在位置演算手段、 6……カーソル位置制御手段、 7……進行方向演算手段、 8……カーソル方向制御手段、 40……CPU。
Claims (2)
- 【請求項1】地図データを記憶する記憶部(1)と、移
動距離センサ(2)および方位センサ(3)により移動
体の現在位置を演算する現在位置演算手段(4)と、該
現在位置を前記地図データ上に表示する表示部(5)と
を有するナビゲーション装置において、 前記移動体の移動に対応する現在位置の表示、および前
記移動体の現在位置とは異なる特定の位置を指定するた
めの入力操作に対応するカーソルを表示する単一の画像
プレーンを備えることを特徴とするナビゲーション装
置。 - 【請求項2】前記移動体が停止しているときには前記移
動体の現在位置とは異なる特定の位置を指定するための
入力操作に対応するカーソルを表示すると共に、前記移
動体が走行しているときには前記現在位置演算手段
(4)による現在位置を前記地図データ上に表示するカ
ーソル位置制御手段(6)を備えることを特徴とする請
求項1記載のナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1074864A JP2965299B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1074864A JP2965299B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | ナビゲーション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02254314A JPH02254314A (ja) | 1990-10-15 |
JP2965299B2 true JP2965299B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=13559623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1074864A Expired - Lifetime JP2965299B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2965299B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007299208A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sharp Corp | 方向表示を兼ねるカーソルを表示する表示装置 |
KR100920017B1 (ko) * | 2007-04-30 | 2009-10-05 | (주)엠앤소프트 | 네비게이션에서의 드래그 입력을 이용한 경로 재탐색 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62151712A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-06 | Pioneer Electronic Corp | 車両ナビゲ−シヨン装置 |
-
1989
- 1989-03-29 JP JP1074864A patent/JP2965299B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02254314A (ja) | 1990-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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