JP2964811B2 - 防蟻装置 - Google Patents

防蟻装置

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JP2964811B2
JP2964811B2 JP5003059A JP305993A JP2964811B2 JP 2964811 B2 JP2964811 B2 JP 2964811B2 JP 5003059 A JP5003059 A JP 5003059A JP 305993 A JP305993 A JP 305993A JP 2964811 B2 JP2964811 B2 JP 2964811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シロアリが建物の木質
部材に侵入することを防止する防蟻装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建造物に食害をもたらすシロアリは、体
内の保水能力に乏しく、水分を摂取せずに移動できる距
離には限界があることが知られている。シロアリが活発
な活動をするためには相当量の水分必要であるので、
多くは湿気の多い土中に営巣し、建物の布基礎、束石な
どの基礎構築物を伝って建造物に侵入する場合には、分
泌物と地表あるいは土中の微細な砂粒などの異物を用い
てトンネル状の蟻道を形成し、この蟻道の表面への結露
により水分の補給をしながら上進する。しかし、このよ
うな蟻道を形成する場合でも蟻道表面への結露による水
分の補給が不十分になれば、シロアリはそれ以上進むこ
とを止めるのである。
【0003】このうようなシロアリの生態に着目してシ
ロアリが建物の木質部材、特に床束などの構造物に巣く
うことを防止する技術が提案されている。例えば実公平
4−7309号公報に開示されている防蟻構造では,束
石上に基台を介して床束を支持する支持ボルトを立設
し、このルトの中間に平板状の防蟻装置を水平に支持
し、シロアリが地面から床束に到達するまでの移動距離
を防蟻板を用いてシロアリが水分を無補給で移動できる
距離以上に長くする構造が提案されている。
【0004】また、例えばシロアリが摂食すれば死滅す
るホウ素系化合物などの喫食毒性防蟻剤や、シロアリが
接触すれば死滅する二酸化ケイ素等の接触毒性防蟻剤な
どの防蟻剤を使用する防蟻装置も提案されている。
【0005】例えば実公平4−8164号公報には、束
石や床束を取り囲む囲み板を設け、この囲み板の内側に
防蟻剤を充填する防蟻装置が開示されている。また、特
開昭62−82142号公報にも水廻り部分の方形布基
礎の内側面にバリア体と該バリア体を被覆するシロアリ
防除成分を有する防除カバーとを配設し、さらに該方形
布基礎内に土砂等の充填物を入れ込むようにした防蟻装
置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平4−7309号公報に記載された防蟻装置では、
蟻板が平板状であるために風通しが悪く、湿気の多い所
では防蟻板に結露した水分がシロアリに補給され、防蟻
板を伝って蟻道が形成される可能性があり、防蟻板に沿
って蟻道が形成されるとシロアリの活動に十分な水分が
蟻道の表面に結露し、シロアリが更に進むことができる
ようになる恐れがある。また、建造物の基礎構築に先立
って設置することを主眼としているために、既存の建造
物に対して適用することは不可能ではないが、大きな改
築費用がかかる難点がある。
【0007】これに対して上記実公平4−8164号公
報に開示された防蟻構造では、構成や設置作業は簡単で
あるが、防蟻剤が直接に地面に置かれるために、防蟻剤
が結露した水分や土中の水分に溶解して拡散し、土壌や
地下水が汚染されるおそれがある上、比較的短期間内に
防蟻効果が薄れる欠点があり、確実に防蟻機能を維持し
ようとすれば定期的な点検作業を必要とする。特開昭6
2−82142号公報に開示された防蟻装置では、防除
カバーが白蟻防除成分を含浸させた布テープあるいは白
蟻防除成分を塗布又は吹付けたフィルムで構成されてい
るので、防蟻装置内に水分がこもり易く、この水分が防
蟻剤の表面に結露することにより白蟻防除成分が溶解
し、流失されるので、長期間にわたって防蟻機能を維持
できない。又、例えばこの公報の第2図や第3図に示す
ように、バリア体の周縁部に溝を形成し、この溝に防蟻
剤を充填することにより、防蟻剤の土中への拡散を防止
している。しかし、この場合には、防蟻装置内にこもっ
た水分が防蟻剤に結露し、有効成分を溶解し、希釈する
ことにより防蟻効果が急速に低下するので、確実に防蟻
機能を維持しようとすればやはり定期的な点検作業を必
要とする。 又、この特開昭62−82142号公報に開
示された白蟻バリア体もこの公報に記載された図面を観
察し、従来の技術に照らせば板状体のものであると解せ
られ、風通しが悪く、湿気の多い所では防蟻剤による防
蟻効果が薄れた後、蟻道が形成される可能性があり、蟻
道が形成されるとシロアリの活動に十分な水分が蟻道の
表面に結露し、シロアリが更に進むことができるように
なる恐れがある。 更に、この特開昭62−82142号
公報に開示された防蟻装置では、防除カバーが白蟻防除
成分を含浸させた布テープあるいは白蟻防除成分を塗布
又は吹付けたフィルムで構成されているので、防除カバ
ーから空気中への白蟻防除成分の散逸に加えて、防除カ
バーに湿気、即ち、空気中の水分が付着し易く、この水
分にシロアリ防除成分が溶解して流れ落ち、短期間に白
蟻防除効果が喪失されるという欠点がある
【0008】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、構成が簡単でしかも、防蟻効果の持続性に優
れる防蟻装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、建造物の基礎構築物の地表からの突出部
に、シロアリが通過不能の細孔を有する防蟻網を、側方
に張り出すようにして取り付けたことを特徴とする。
【0010】また、上記構成に加え、建造物の基礎構築
物の全周にわたって側方に張り出すように受け皿を取り
付け、該受け皿の内部に吸水性高分子物質及び粒径1.
5mm以上のシロアリの不食性の顆粒状体とを混合した防
蟻剤を収容させるような構成も有用である。さらに、上
記防蟻剤は、吸水性高分子物質と、粒径1.5mm以上の
顆粒状体とを混合してなることが望ましい。
【0011】
【作用】上記のように、本発明は従来の防蟻板に代え
て、建造物の基礎構築物の地表からの突出部に、シロア
リが通過不能の細孔を有する防蟻網を、側方に張り出す
ようにして取り付けたので、防蟻網を周囲と同程度に風
が通り、従来の防蟻板あるいはバリア体に比べて防蟻網
の表面に周囲の湿気が結露し難くなり、蟻道が形成され
難くなる。又、防蟻網には、網目の空間が多数存在する
ので、一般に臆病なシロアリはこの多数の空間を腹部側
にあることを触覚などにより感じることにより不安にな
り、蟻道の形成を忌避することになる。
【0012】また、上記防蟻剤中の吸水性高分子物質
は、シロアリの好むセルロースと分子構造に類似性があ
るので食餌の対象となり得るとともに、その体積の数百
倍から1000倍もの水分を吸着する能力があることか
ら、シロアリが喫食した場合、体内の水分を吸収して死
に至らしめる喫食毒性剤として作用する。
【0013】さらに、上記構成において侵入したシロア
リが蟻道を作る場合、上記吸水性高分子物質とシロアリ
の排出物ないし分泌物がその材料となるが、シロアリが
蟻道を形成しようとしても、上記吸水性高分子物質がシ
ロアリの排出物ないし分泌物中の水分を吸着して膨潤す
ることにより、蟻道の形が大きく変形し、シロアリが通
行できるようなトンネルを継続的に確保することができ
なくなる。
【0014】更に、顆粒状体を吸水性高分子物質に混入
しておくことにより、吸水性高分子物質の水分による造
塊作用を抑制することができる上、上記防蟻装置を受け
皿に収容しているので、防蟻剤の土中への溶解、拡散を
防止でき、防蟻剤の防蟻効果の持続性を高めることがで
きる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例に係る防蟻装置を図1に基
づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。
【0016】布基礎1の地表からの突出部の側面から、
地表面に沿って所定の距離まで展開する接地部2と、こ
れに連続して布基礎1の突出部の両側面に密着して設け
られる沿設部3と、更にこれの上縁に連続して布基礎1
から斜め下向きに延出される庇部4とからなる防蟻網5
が設けられる。
【0017】またこの防蟻網5の接地部2の上に受け皿
6が載置され、この受け皿6内に小石7と高吸水性能を
有する吸水性高分子物質8との混合物が充填される。こ
の受け皿6に収容される小石7および吸水性高分子物質
8の粒径は特に限定されないが、吸水性高分子物質8の
粒径はシロアリが摂食することが容易なように粒径1mm
以下にすることが望ましく、また小石7はシロアリによ
って受け皿6外に運び出されるのを防止するため、1.
5mm程度以上にすることが好ましく、特に小石7の粒径
はシロアリによる持ち出しを確実に防止するため2mm以
上にすることが好ましい。
【0018】上記防蟻網5の素材は、シロアリが食用し
たり、その排出物によって腐食したりしないものであれ
ば特に限定されず、例えば鉄、ステンレス鋼、アルミニ
ウムなどの金属、合成樹脂、あるいはこれらの複合部材
などを使用することができる。また、防蟻網5は、板状
ないし布状に形成してあればよく、例えばスチールウー
ル等の繊維状物を成形して得られる板状体を使用しても
よく、布状の場合には織布、不織布、編成布など任意の
組織のものを用いることができる。また、これらの組織
の密度はシロアリが潜り抜けて裏側に出られない程度に
密であればよく、例えばメッシュ番号20程度よりも細
かい網状体とする。
【0019】上記防蟻網5の全体としての剛性あるいは
弾性は特に限定されないが、不安定な箇所があれば進行
を止めるというシロアリの生態を利用して、蟻道形成を
停止させるため、きわめて弱い力、例えば人が体感でき
るかどうかという程度の弱い風が当たれば撓むという
度の剛性あるいは弾性を有することが好ましい。
【0020】これらのことを考慮して、この実施例で
は、メッシュ番号20番のポリエチレンメッシュで防蟻
網5を構成し、不安定な庇部4の先端でシロアリの進行
を止め、やがて、下方の受け皿6の中に落下するように
している。
【0021】この防蟻装置を設置すると、図1に太線で
示すように、土中に形成された蟻道9が布基礎1の一側
面に到達し、その面に沿って地面まで上がって来ると、
シロアリは防蟻網5の接地部2に妨げられて接地部2の
下面に沿って蟻道9を形成し、更にその外端縁を回って
接地部2上の受け皿6の縁を上り、受け皿6の中まで蟻
道9を形成して来る。
【0022】シロアリが受け皿6内に進んで蟻道9を形
成しようとする際、ほとんどの場合食餌対象となるセル
ロースと分子構造上類似性を備える吸水性高分子物質8
を摂食する。これによって、吸水性高分子物質8の高吸
水性能によって、シロアリは体中の水分を多量に吸収さ
れ、体調を崩してやがて死滅する。
【0023】また死滅に至らないまでも、シロアリが蟻
道を形成しようとすれば、土中に引き返して土中の細か
い砂を運ぶことはシロアリの蟻道を伸ばす方向への行動
範囲を狭めるので、蟻道を作る材料が受け皿6内の小石
7および吸水性高分子物質8に限られることになる。こ
こで、小石7をシロアリが運ぶには大きすぎるという程
度の大きさ、例えば粒径1.5mm程度以上にしておけ
ば、もっぱら吸水性高分子物質8が蟻道の材料として利
用されることになる。この吸水性高分子物質8を用いて
蟻道を作ると、吸水性高分子物質8が空気中の水分を吸
収して膨潤し、蟻道内の空間がシロアリが通過できない
程度にまで狭められるので、シロアリがこの蟻道を使っ
て餌のある所まで行けなくなり、シロアリは巣を維持で
きなくなる。
【0024】また、吸水性高分子物質8を受け皿6に収
容しているので、吸水性高分子物質8が土中の水分を吸
着するおそれがなく、防蟻効果が土中の水分によって短
時間に薄れることが防止され、長期間にわたって防蟻効
果を確保することできるとともに、吸水性高分子物質
8から有害物質が土中に拡散するおそれがなくなり、土
壌や地下水を汚染するおそれがなくなる。その上、防蟻
網5に通気性があるので、防蟻装置内に湿気が滞留し難
く、防蟻装置内の湿気を吸着して防蟻効果が短時間に薄
れることが防止され、一層長期間にわたって防蟻効果を
確保することができる。
【0025】さらに、シロアリが防蟻網5上に蟻道を形
成しようとする場合、該防蟻網5自体が振動するととも
に該シロアリの腹部側に細孔による空間が存在すること
になるので、一般に臆病な性質のシロアリは防蟻網上に
蟻道を形成することを忌避する作用を呈する。
【0026】図2に示す本発明の他の実施例に係る防蟻
装置では、地面に沿って束石11から所定の距離まで展
開する接地部12と、これに連続して束石11の周囲に
密着して設けられる沿設部13とからなる接地防蟻網1
4と、束石11の上面からスカート状に拡がり、接地部
12の外周囲で地面に固定されるカバー防蟻網15とを
備える。
【0027】接地防蟻網14の接地部12上に、受け皿
6が載置され、この受け皿6内に小石7と高吸水性能を
有する吸水性高分子物質8との混合物が充填される。こ
の実施例においては、シロアリが接地防蟻網14と束石
11との間から束石11に沿って登って行くことがあ
る。しかし束石11の上端で傘状防蟻網15によって遮
られ、傘状防蟻網15の内側面に沿って受け皿6に導か
れる。
【0028】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
さけるためその詳細な説明は省略する。上記の各実施例
において、高吸水性能を有する吸水性高分子物質8に例
えばホウ素系化合物、二酸化ケイ素等の防蟻剤や例えば
シロアリ誘引フェロモンのような誘引物質を吸着させる
ことは容易であり、予め吸水性高分子物質8に防蟻剤を
吸収させておくことは妨げない。また、上記の混合物に
防蟻剤を含浸させたセルロースを混入することも可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれ
ば、建造物の基礎構築物の地表からの突出部に、シロア
リが通過不能の細孔を有する防蟻網を、側方に張り出す
ようにして取り付けたので、地表から基礎構築物を伝っ
て木質構造部に移動しようとするシロアリの移動経路が
防蟻網によってシロアリが水分を補給せずに移動できる
距離以上に長くなり、シロアリが木質構造部に到達でき
なくなる。 又、防蟻網は従来の板状の防蟻板あるいはバ
リア体に比べて通風性があり、周囲の水分が結露し難
い。これにより、シロアリが防蟻網に沿って蟻道を伸ば
そうとしても従来の板状の防蟻板あるいはバリア体に比
べて多量の水分を補給する必要が生じるので、防蟻網を
超えて蟻道を延長することが困難になり、シロアリが木
質構造部に到達することを一層確実に防止できる。
に、上記防蟻網には、網目の空間が多数存在するので、
一般に臆病なシロアリはこの多数の空間を腹部側にある
ことを触覚などにより感じることにより不安になり、蟻
道の形成を忌避することになり、シロアリが防蟻網に沿
って蟻道を形成することを確実に防止でき、シロアリが
木質構造部に到達することを完全に防止できる。 特に本
発明において、防蟻網の全体としての剛性ないし弾性を
例えば人が体感できるかどうかという程度の弱い風が当
たれば撓むという程度のきわめて弱い力で大きく撓むよ
うにしてあれば、不安定な箇所があれば進行を止めると
いうシロアリの生態を利用して、蟻道形成を停止させる
ことができ、シロアリが木質構造部に到達することを一
層完全に防止できる。
【0030】又、本発明において、基礎構築物の地表か
らの突出部の、防蟻網の取付位置の上方もしくは下方に
に受け皿を取り付けるとともに、該受け皿の内部に吸水
性高分子物質と粒径1.5mm以上のシロアリの不食性の
顆粒状体とを混合した防蟻剤を収容させた場合には、シ
ロアリの体内水分を外側からこの吸水性高分子物質に吸
収させたり、シロアリに喫食させてその体内で体内水分
を吸水性高分子物質に吸収させたりしてシロアリを死滅
させることができる上、シロアリが身近な喫食可能なも
のを使用して蟻道を作るという生態を利用して吸水性高
分子物質で蟻道を作らせることができ、この吸水性高分
子物質が周囲の水分を吸着して膨潤し、蟻道内の空間を
狭めてシロアリの通行を不能にすることにより、シロア
リの食糧補給を不可能にして巣を維持できなくすること
ができる。
【0031】更に、吸水性高分子物質を受け皿に収容し
ているので、吸水性高分子物質が土中の水分を吸収して
短時間で劣化することや、防蟻剤が土壌や地下水を汚染
することが防止される上、上記防蟻網が通風性を有する
ので、防蟻装置内に湿気がこもり、この防蟻装置にこも
った湿気を吸収して吸水性高分子物質が短時間で劣化す
ることを防止できる。
【0032】本発明において、特に受け皿の上方に基礎
の表面から周囲に斜め外した向きに張り出す防蟻網を設
ける場合には、基礎に沿って上方に登ったシロアリを防
蟻網の下面に沿って受け皿の上方に誘導し、防蟻網の先
端でシロアリの進行を止め、やがて受け皿に落下させる
ことができるので、防蟻効果が高められる。また、この
場合に、特に防蟻網の全体としての剛性ないし弾性を例
えば人が体感できるかどうかという程度の弱い風が当た
れば撓むという程度のきわめて弱い力で大きく撓むよう
にしてあれば、防蟻網の先端でシロアリの新香を一層確
実に止めることができ、防蟻効果を一層高めることかで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 布基礎 5 防蟻網 6 受け皿 8 吸水性高分子物質 11 束石 15 傘状防蟻網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−175924(JP,A) 特開 昭62−82142(JP,A) 実公 平4−8164(JP,Y2) 実願 平1−107793号(実開 平3− 48475号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の基礎構築物の地表からの突出部
    に、シロアリが通過不能の細孔を有する防蟻網を、側方
    に張り出すようにして取り付け、この防蟻網の取付位置
    の上方もしくは下方に受け皿を取り付けるとともに、該
    受け皿の内部に吸水性高分子物質とシロアリの不食性の
    顆粒状体とを混合した防蟻剤を収容させた防蟻装置。
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