JP3259866B2 - 害虫駆除方法 - Google Patents

害虫駆除方法

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JP3259866B2 JP10285193A JP10285193A JP3259866B2 JP 3259866 B2 JP3259866 B2 JP 3259866B2 JP 10285193 A JP10285193 A JP 10285193A JP 10285193 A JP10285193 A JP 10285193A JP 3259866 B2 JP3259866 B2 JP 3259866B2
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尚明 山本
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尚明 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体状の害虫駆除材
を用いた害虫駆除方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】害虫駆除機能を有する物質には、その形
態が液状のものと固体状のものがある。
【0003】従来、液状の物質の場合には、その物質を
害虫駆除の用途に使用する場合、各種の機械器具等を用
いることができ、多種類の使用方法の中から適切なもの
を選択できるので、害虫駆除用には一般に液状の物質が
多用されている。
【0004】一方、固体状の物質を害虫駆除に用いる場
合には、人手等によりおおまかに散布する等の方法で用
いられるにすぎず、散布された害虫駆除材の密度のばら
つきが大きく,また害虫駆除材が細粒の場合にその散布
作業が行いにくいことから散布された害虫駆除材の粒径
分布にも大きなばらつきを生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固体状の害
虫駆除材は、液状の害虫駆除材と較べて、一般的に緩や
かな効果が長期に渡って持続する傾向がある。
【0006】このような害虫駆除材の特性から考える
と、かかる固体状の害虫駆除材の使用は害虫駆除材に伴
う環境汚染の軽減に寄与することができる。
【0007】本願発明者の研究によれば、固体状の害虫
駆除材においては、顕著な害虫駆除効果を奏するもの
は、防虫対象とする害虫の体毛間隔より粒径の小さい細
粒分である。
【0008】しかし、かかる細粒分はドライ状態のまま
で散布する場合には、風等の影響を受けやすく、折角の
細粒分が飛散する等によってロスを生じ、その結果害虫
駆除効果のばらつきを生じるおそれがある。
【0009】また、これを防止するために害虫駆除材を
例えば水和状態として噴霧機等により散布することとす
れば、粉状の害虫駆除材を噴霧可能とするために多量の
水に混合することが必要となり、害虫駆除材を高密度に
散布しようとする場合等には、散布部位に多量の水を併
せて散布することとなり水びたしとなって、その散布部
位でのその後の作業が長時間にわたって支障をきたすお
それがある。
【0010】この発明は、このような知見に基づいてな
されたもので、前記のように粒径が極めて小さい固体状
の害虫駆除材による害虫駆除効果を安定的に発揮するこ
とのできる害虫駆除方法であって、その散布部位でその
後の作業を比較的早期に行えるようにすることを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、防虫効果を有する固形物質
である害虫駆除材料の微粒からなる害虫駆除材であっ
て、その害虫駆除材は防虫対象とする害虫の体毛間隔よ
り粒径の小さい細粒分を含有するものとし、この害虫駆
除材を消失性気泡に保持させて散布することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、防虫効果を有す
る固形物質である害虫駆除材料の微粒からなる害虫駆除
材を消失性気泡に保持させた状態として散布するので、
害虫駆除材のうち顕著な害虫駆除効果を奏する細粒分が
風等により飛散することが防止され、散布された害虫駆
除材の散布による粒度分布の変化が低減する。
【0013】そのため、害虫駆除材の散布された部位に
おいては、確率的に概ね一定の割合で防虫対象とする害
虫の体毛間隔より粒径の小さい細粒分が含有されている
ので、害虫駆除効果を安定的に発揮することができる。
【0014】そして、害虫駆除材は、水和状態でなく,
気泡に保持された状態で散布されるので、散布部位に散
布される液量が少なく,水びたし状態となりにくいの
で、害虫駆除材の散布後早期に乾燥状態に復帰し、その
散布部位においてその後の作業が長時間に渡って損なわ
れることが少ない。
【0015】
【実施例】次に、実施例について説明するが、以下にお
いてはまず、図5から図7により本願で基本的に期待さ
れる殺虫メカニズムの概要を説明し、この後、実施例の
施工方法に関して説明する。
【0016】まず、第1のメカニズムを図5により説明
する。
【0017】図5は害虫の体表面の平面模式図であっ
て、1は害虫、2は害虫の体表面の皮膚、3は害虫の体
毛であり、41,42,43,44は例えば粉状のゼオ
ライトからなる害虫駆除材である。
【0018】かかる害虫1は、気門あるいは皮膚2を通
じて体内に酸素を取入れており、体外への炭酸ガスの排
出は直接皮膚2を通じて行なっている。
【0019】そして、このように炭酸ガスの排出を行な
う皮膚2には、散点状に複数の体毛3が形成されてい
る。
【0020】このような体毛3は、害虫1の種類に応じ
てそれぞれ所定の位置に形成されており、これらの体毛
3の間隔寸法も異なるものとなっているが、各種の害虫
を勘案して標準的に模式化すると、害虫1の皮膚2上で
の体毛3の配列は図5のようであり、以下の説明の単純
化のため各体毛3の間隔寸法Pは一律であるものとす
る。
【0021】また、害虫駆除材41,42,43,44
は現実には当然種々の形状のものであるが、以下のメカ
ニズムの説明を単純化するために図面においては円形と
して表示し、それぞれはその粒径のみが異なるものとす
る。
【0022】このように体毛3が形成されている皮膚2
上への害虫駆除材41,42,43,44の付着の状況
は次のようである。
【0023】すなわち、害虫駆除材41は、その粒径D
1が体毛3の間隔寸法Pより若干小さいがほぼ同等のも
のである。
【0024】そのため、害虫駆除材41は、体毛3の間
隙を経て害虫1の皮膚2に到達することができる。
【0025】そして、害虫1の皮膚2上に達した害虫駆
除材41は皮膚2上の脂質や水分等により皮膚2上に付
着することとなる。
【0026】これによって、害虫駆除材41の下方に位
置する部分の皮膚2は、その表面からの炭酸ガスの排出
作用が妨げられる。なお、皮膚2から酸素の取入れを行
なう害虫の場合には、この害虫駆除材41により、当該
部位の皮膚2からの酸素の取入れも同時に妨げられる。
【0027】害虫駆除材42はその粒径D2が、前記害
虫駆除材41より小さく、害虫駆除材43は前記害虫駆
除材42の粒径D2より一層その粒径が小さいものであ
る。
【0028】前記害虫駆除材41よりその粒径が小さ
い,害虫駆除材42,43は、図5からもあきらかなよ
うに前記体毛3に妨げられずに、容易に害虫1の皮膚2
に到達することができ、前記害虫駆除材41と同様に、
皮膚2上に付着し,害虫1の炭酸ガスの排出作用等を妨
げる。
【0029】なお、害虫駆除材44はこの説明の例にお
いては比較例であって、その粒径D4が、前記体毛3の
間隔寸法Pより大きいものである。かかる粒径の害虫駆
除材44は、図5からあきらかなように、いずれかの体
毛3がその付着を妨げることとなるので前記害虫駆除材
41,42,43のように害虫1の皮膚2からの炭酸ガ
スの排出作用等を妨げることはできないものである。
【0030】前記害虫駆除材41,42,43の付着に
より、その部分の皮膚2からの炭酸ガスの排出が妨げら
れている場合、害虫1の呼吸作用は概ねその付着した部
分の面積に応じて機能が低下し、その部分の面積が許容
範囲を越えると呼吸不全となり、ついには害虫1が死亡
することとなる。
【0031】したがって、このような害虫駆除材を用い
て、害虫の駆除を行なう場合には、皮膚2への害虫駆除
材41,42,43の付着した面積の拡大が極めて重要
であり、害虫駆除材の粒径を害虫の体毛間隔Pに応じて
適宜選定することにより、前記付着面積の拡大を通じて
防虫性能を発揮する。
【0032】次に、図6により第2のメカニズムを説明
するが、この第2のメカニズムは駆除対象の害虫が気門
を有するものである場合に限られる。
【0033】図6は害虫の気門での断面を模式的に示し
たもので、気門を有する害虫1においては、その害虫1
の体内から延びる気管4が皮膚2に開口して気門5を形
成している。
【0034】これらの気管4および気門5は、害虫1の
気管系6を構成するものであって、気管系6は害虫1が
体内に取り入れる酸素を体内に導く通路としての機能を
有するものである。
【0035】このような気門5を有する害虫1におい
て、気門5の近傍で体毛3の間隔寸法をPとし、気門5
の開口寸法(直径)をWとする。
【0036】そして、図6において、81,82,8
3,84はそれぞれ例えば粉状のゼオライトからなる害
虫駆除材であり、これらの害虫駆除材81,82,8
3,84は現実には当然種々の形状のものであるが、図
面において球形として表示し,それぞれはその粒径のみ
が異なるものとすることは前記第1のメカニズムの説明
と同様である。
【0037】害虫1の気門5近傍においては、害虫駆除
材81,82,83,84はその粒径の如何によりその
挙動が異なり、以下の説明においては害虫駆除材81,
82,83は有効成分として機能し、害虫駆除材84は
比較例として位置づけられるものである。
【0038】すなわち、害虫駆除材81はその粒径D5
が、体毛3の間隔寸法Pより小さく,かつ気門5の開口
寸法Wより大きいものである。
【0039】そのため、害虫駆除材81は、体毛3の間
隙を経て害虫1の皮膚2に到達し、気門5の表面側に位
置することができる。そして、害虫1の皮膚2上に達し
た害虫駆除材81は皮膚2上の脂質や水分等により皮膚
2上に付着することとなり、気門5は前記害虫駆除材8
1で覆われて閉塞され、その気門5からの酸素の取り込
みが阻害される。
【0040】害虫駆除材82はその粒径D6が、体毛3
の間隔寸法Pおよび気門5の開口寸法Wよりやや小さい
ものである。
【0041】そのため、害虫駆除材82は、前記害虫駆
除材81と同様に害虫1の皮膚2に到達するが、さらに
気門5から気管4内に侵入することができる。
【0042】害虫駆除材82が気管4中に侵入すると、
気管4の通気面積が大幅に小さくなるので、害虫1の酸
素の取入れが損なわれ、かつ侵入した害虫駆除材82が
気管4から容易には脱落しないので、害虫1は長時間の
酸素欠乏によって最終的には確実に死亡する。
【0043】前記害虫駆除材82より粒径がさらに小さ
い害虫駆除材83においては、前記体毛3は害虫駆除材
83が害虫1の皮膚2へ到達するうえでの支障となるこ
とがほとんどなく、そのうえ、気門5も害虫駆除材83
よりかなり大きい寸法であるので、害虫駆除材83は比
較的高い確率で気管4内に侵入することができる。
【0044】このようにして気管4内に侵入した害虫駆
除材83は、単一の粒子のみでは前記害虫駆除材82の
ように気管4を閉塞することは困難であるが、前記のよ
うに比較的高い確率で気管4内に侵入するので、複数個
の害虫駆除材83が付着し蓄積されることによって、気
管4の通気断面積が小さくなり、害虫1は酸素欠乏状態
となる。
【0045】害虫駆除材84は前記害虫1の場合には比
較例となるものであって、その粒径D7は前記体毛3の
間隔寸法Pよりも大きいものである。
【0046】このような場合、害虫駆除材84は体毛3
によって害虫1の皮膚2に到達し得ないので、気門5に
対する閉塞機能を期待することができない。しかし、前
記体毛3の間隔寸法Pおよび気門5の開口寸法Wは、害
虫の種類により異なる値をとるので、害虫の種類によっ
てはこの害虫駆除材84が前記した害虫駆除材81〜8
3に相当するものとして作用することができる。
【0047】このように、害虫駆除材81,82,83
は、害虫1の気管系6に付着して、害虫1の気門5から
の酸素の取入れを妨げるので、害虫1は酸素欠乏により
死亡し、害虫駆除性能を発揮する。
【0048】次に、図7により第3のメカニズムを説明
するが、この第3のメカニズムは例えばゼオライト等の
固形物質が本来的に有する調湿性あるいは吸湿性を利用
した物理的なメカニズムである。
【0049】ゼオライトには、天然ゼオライトおよび人
工ゼオライトが存在するが、いずれのゼオライトも一般
に概ね50meq/100gより大きなイオン交換容量を有してお
り、以下に述べる第3のメカニズムが機能するために要
する調湿性等を有するものである。
【0050】害虫1は、一般に、その皮膚2や体毛3に
異物が付着した場合には、その異物を自ら振り払おうと
する挙動を行ない、この挙動にともなって害虫1の皮膚
2に擦過傷7が生じ、害虫1の体液が皮膚2ににじみ出
すものとされている。
【0051】したがって、このようにして形成された擦
過傷7の部位に、前記ゼオライトからなる害虫駆除材5
1を接触させると、害虫1の体液は害虫駆除材51の調
湿性あるいは吸湿性により吹い出され、害虫1は脱水に
より死亡することとなる。
【0052】このようなメカニズムが機能するために
は、害虫駆除材51が皮膚2上の前記擦過傷7の部位に
まで到達することが必要であるが、前記のように、害虫
1の皮膚2には、一般に体毛3が存在し,これが前記害
虫駆除材51の接触を妨げるので、この体毛3による障
害を回避して害虫駆除材51を皮膚2上の擦過傷7の部
位に到達させることが重要である。
【0053】そのため、ゼオライトを粉状とし、その粉
状のゼオライトからなる害虫駆除材51の粒径D8が害
虫1の体毛3の間隔寸法Pより小さいものとすることに
より、害虫駆除材51の擦過傷7の部分への接触する確
率をたかめ、これによって害虫を確実に死亡させること
ができる。
【0054】なお、害虫駆除材52は、その粒径D9
前記体毛3の間隔寸法Pより大きいものを示し、この害
虫駆除材52は体毛3が存在していることにより擦過傷
7の部位に接触することが妨げられる状況を図示したも
のである。また、図7において、害虫駆除材51,52
を球状として表示し,粒径のみが異なるものとして示し
たことは前記第1および第2のメカニズムの説明と同様
の理由による。
【0055】以上説明した第1ないし第3のメカニズム
に共通する利点は、従来の化学的殺虫剤による殺虫とは
異なり害虫を駆除すべき空間内に急性毒性の強い化学物
質を高濃度に蒸散させずに害虫を駆除できることであ
り、このことに起因して人畜に対する化学的殺虫剤の影
響や環境汚染を回避できるとともに害虫が抵抗性を次第
に備えることもなく、粉状の固形物の物理的性質により
行なわれるので、長期に渡って害虫を駆除することがで
きることである。
【0056】このような第1〜第3の殺虫メカニズムを
利用した,実施例の害虫駆除材8は、害虫駆除材料とし
ての天然ゼオライトを破砕して所要の粒径の微粒状に形
成したもので、この天然ゼオライトのイオン交換容量を
地力増進施行令のゼオライト試験方法に準拠して測定す
ると、130〜170meq/100gであり、十分大きな吸湿性ある
いは調湿性を有するものである。
【0057】そして、この実施例の害虫駆除材8は、前
記第1〜第3の殺虫メカニズムにおいて説明した,害虫
駆除材41,42,43,44,81,82,83,8
4,51,52に該当するものを含有するものである。
【0058】すなわち、この害虫駆除材8の粒度分布
は、図8(a)に示すとおりであり、粒径が60μm以下
の細粒分は、重量でその40%を占めている。なお、ここ
で粒径が60μm以下の細粒分に注目している理由は後で
述べる。
【0059】かかる害虫駆除材8の粒形状を顕微鏡で観
察すると、例えば、図9に示すようであり、各害虫駆除
材8は非球形で概ね多面体形状に形成されており、各害
虫駆除材8のほとんどには図10に拡大して示すように
尖った端部(以下、尖端部)9が形成されている。
【0060】このように害虫駆除材8として用いる害虫
駆除材料は、天然ゼオライトのほか、微粉炭ボイラの煙
道ガスから回収されるフライアッシュを水酸化ナトリウ
ム水溶液で煮沸処理して得られる人工ゼオライトや、そ
の他人工的に製造される合成ゼオライトを用いることが
できる。
【0061】また、これらのゼオライトに限らず、例え
ば、セピオライト,シリカゲル,ベントナイト,タル
ク,無水けい酸,珪藻土,クレー,コーラル(化石さん
ごの砂)等の適度な吸湿性あるいは調湿性を有する固形
物質を害虫駆除材料として用いることもできる。
【0062】なお、前記のゼオライトや各固形物質中の
二以上を混合して用いることも可能である。
【0063】そして、これらのいずれかを用いて得た微
粒状の害虫駆除材8に、例えば微紛状のシラス(火山
灰),フライアッシュ(石炭灰),炭酸カルシウム等の
固形物質を混合して用いてもよい。
【0064】これらは、害虫駆除材料としての吸湿性や
調湿性を有するものではないので前記第3の殺虫メカニ
ズムを期待できないが、前記第1および第2の殺虫メカ
ニズムを期待することができるので本願の害虫駆除材8
に該当する。
【0065】また、シラスや炭酸カルシウムは、その粒
形状に先の尖った尖端部9が多数存在し、これにより害
虫1の体表面の皮膚2での擦過傷7の形成が促進される
ので、ゼオライトや前記のタルク等の固形物質と混合し
て使用する場合には前記第3の殺虫メカニズムを強化す
るものとなる。このような目的で用いるものは、これら
に限られないことはいうまでもない。
【0066】さらに、前記のごとき害虫駆除材料等で形
成された害虫駆除材8に、例えば、ほう酸等の弱い薬効
の薬剤を混合添加してもよい。この場合には、その薬剤
の薬効とともに前述の殺虫メカニズムが同時に害虫に作
用するので、その薬効が従来より弱いものであっても十
分に殺虫効果を発揮する。
【0067】このような粉状の害虫駆除材8は、例えば
図1または図3に示す噴霧機や散布器(本願発明でいう
散布装置に該当する)等を用いて消失性気泡に保持させ
た状態として散布される。
【0068】この明細書において、消失性気泡とは、散
布後、数時間程度以内で自ら破裂等によって自然に消失
する気泡のことをいう。
【0069】次に、図1に示す噴霧機11を用いた害虫
駆除材8の散布について説明する。
【0070】噴霧機11は、害虫駆除材タンク13と液
体タンク14とをそれぞれ独立に有するもので、この噴
霧機11の散布動作に伴って、前記害虫駆除材タンク1
3中の粉状の害虫駆除材8と前記液体タンク14中の液
体とが調製部15に供給される。
【0071】この実施例において、前記液体タンク14
内に貯溜されている液体Lは、後述する害虫駆除用被膜
33の形成のための添加剤としての酢酸ビニル合成糊
と、気泡Bを形成するための添加剤としての界面活性剤
とを添加した水溶液である。
【0072】なお、この液体Lとしての水には、前記酢
酸ビニル合成糊に限らず、エマルジョン型あるいは水溶
液型接着剤を用いてもよく、また展着剤を溶かし込み、
あるいは適宜の水溶性薬剤を低濃度で添加することとし
てもよい。
【0073】そして、前記調製部15においては、ま
ず、前記液体タンク14から供給される液体L中に、コ
ンプレッサ等の圧縮空気源12から供給される空気の一
部をブリードエアとして吹き込ませて気泡Bを形成す
る。この気泡Bは、前記のように界面活性剤の水溶液に
よって形成されたものであるので、比較的短時間で自ら
破裂して消失するものであり、この発明でいう消失性気
泡である。
【0074】そして、このように形成された気泡B上
に、前記害虫駆除材タンク13から供給される害虫駆除
材8をふりかけるように供給してその表面に付着させ
る。
【0075】これにより形成された気泡Bは、図2に示
すように、害虫駆除材8を保持したものとなる。
【0076】害虫駆除材8を保持した気泡Bは、この
後、前記圧縮空気源12からの空気流によりノズル16
から吐出され、害虫駆除材8は所要の散布部位に気泡B
の状態のまま散布される。
【0077】極めて粒径の小さい害虫駆除材8の細粒分
も、このように気泡Bに保持された状態であるので、自
然風等の外乱により飛散することが軽減される。
【0078】そして、前記気泡Bは、散布後、比較的短
時間のうちに消失するものであるから、前記害虫駆除材
8の細粒分を所要の散布部位に確実に散布することがで
き、安定的に害虫駆除効果を発揮することができる。
【0079】その散布部位においては散布される水量が
わずかであるので水びたしの状態となりにくく、その後
の作業を早期に開始することができ、作業性を損なうこ
とも少ない。
【0080】なお、このように害虫駆除材タンク13と
液体タンク14とをそれぞれ独立に有する噴霧機11に
おいては、気泡Bの形成に先だって害虫駆除材8と液体
Lとを混合させ、この後気泡Bを形成することとしても
よい。
【0081】また、単一のタンクを有する噴霧機におい
ては、そのタンク中に予め液体Lに混合した害虫駆除材
8を充填し、これを用いて気泡Bを形成し、散布するこ
ととしてもよい。
【0082】さらに、害虫駆除材8の散布は、動力式に
限らず、手動式の噴霧機等を用いても行うことができ
る。
【0083】次に、図3に示すスプレー缶式に構成した
散布器21を用いた害虫駆除材8の散布について説明す
る。
【0084】散布器21は、缶体22の内部に前記実施
例と同様の害虫駆除材8と液体Lとを予め混合した混合
物23と高圧ガス24とを充填したもので、その混合物
23には前記実施例で用いた添加剤のほかに発泡剤が添
加されている。
【0085】そして、前記缶体22の上部には、スプレ
ーノズル25が設置され、このスプレーノズル25の下
部には給液ホース26が取り付けられており、高圧ガス
24の圧力によって前記混合物23は給液ホース26を
経てスプレーノズル25に送られるようになっている。
【0086】前記スプレーノズル25を操作して、前記
混合物23を大気中に吐出させると、混合物23中に混
入された発泡剤の働きによって、気泡Bが形成され、こ
の気泡Bは害虫駆除材8が保持された前記と同様の状態
となる。なお、図3において、27は撹拌用鋼球であ
り、この撹拌用鋼球27は前記缶体22を手に持って振
ることによって前記混合物23中の沈澱した害虫駆除材
8を撹拌して懸濁状態とするとともに、缶体22の内面
等との間で混合物23中の害虫駆除材8を破砕してその
粒径を一層微細にするものである。
【0087】このような散布器21によっても前記と同
様に、害虫駆除材8を保持した気泡Bが形成されるの
で、安定的に害虫駆除効果を発揮することができるとと
もに、散布後、その散布部位において、その後の作業を
早期に開始することができる。
【0088】このようなスプレー缶式の散布器21の場
合には、前記液体Lとして例えば油性のアクリル樹脂を
希釈液で適宜希釈するとともに発泡剤を添加し、これに
重量で等量の害虫駆除材8を添加して前記混合物23と
すれば、非水溶液の液体Lによって前記と同様に害虫駆
除材8を気泡に保持させて散布することができる。
【0089】前記した噴霧機11や散布器21等で、前
記した実施例による害虫駆除材8の前記混合物23を散
布し、前記気泡Bが消失した後には、例えば、図4に示
す害虫駆除用被膜33が散布対象部位に形成される。
【0090】この害虫駆除用被膜33は、散布後に害虫
駆除材8がみだりに飛散するのを抑制するもので、害虫
駆除材8を散布した部位での害虫駆除効果を長期に渡っ
て維持することができる。なお、本願の実施に際して
は、かかる害虫駆除用被膜33を形成せずに実施するよ
うにしてもよい。
【0091】例えば、図4に示す害虫駆除用被膜33
は、板材31の表面に前記害虫駆除材8を保持した気泡
Bを散布して形成したものを模式的に示したものであ
る。
【0092】この図4において、害虫駆除用被膜33
は、微粒状の前記害虫駆除材8と薄いバインダー層34
とからなり、前記害虫駆除材8はバインダー層34の表
面上に所要の密度で分布して付着されている。
【0093】なお、このバインダー層34は、この実施
例では酢酸ビニル合成糊からなるものである。
【0094】このようにバインダー層34で板材31の
表面に保持された前記害虫駆除材8は、例えば0.3kgf/c
m2以下の弱い付着力で保持されており、害虫1の運動に
より害虫駆除材8の離脱が可能である。
【0095】この実施例においては、前記のように害虫
駆除材8にはその粒径が60μm以下の細粒分を含有する
ものとしてあるが、これは駆除対象の害虫1として白蟻
を考慮したためである。
【0096】すなわち、前記の第1〜第3の殺虫メカニ
ズムにおいては、害虫1の皮膚2上に形成された体毛3
の存在にかかわらず、害虫駆除材8を害虫1の皮膚2上
に、確実に到達させることが十分な防虫性能を発揮させ
るうえで重要である。
【0097】このために、この実施例において対象とす
る害虫1が白蟻で,その体毛3の間隔寸法Pが60μmで
あることから、害虫駆除用被膜33中に粒径60μm以下
の害虫駆除材8を含有させ、この粒径60μm以下の細粒
分の害虫駆除材8によって白蟻の体表面の皮膚2上への
到達の確率を高め、害虫1としての白蟻を確実に死亡さ
せるものである。
【0098】なお、前記害虫駆除用被膜33中の,粒径
が60μmを越える害虫駆除材は、白蟻より体毛間隔Pの
大きい別種の害虫に対しては前記と同様の害虫駆除材と
しての機能を発揮する。
【0099】また、害虫駆除材8の害虫駆除材料として
前記ゼオライト等のように調湿性等を有するものを用い
た場合には、粒径が60μmを越える害虫駆除材は、その
板材31の直近の設置空間内での湿度を乾燥側に調整し
て害虫1の活力を低下させる機能を発揮する。
【0100】そして、前記のように害虫駆除材8が離脱
可能であるので、この板材31上に白蟻が存在する場
合、その動作により、板材31上に保持されている害虫
駆除材8が離脱し、この離脱した害虫駆除材8によって
前記の第1〜第3の殺虫メカニズムが機能して白蟻を死
亡させることができる。
【0101】なお、前記バインダー層34を形成するた
めの添加剤としての酢酸ビニル合成糊を希釈すること等
によってその接着力を適宜調整し、例えば前記害虫駆除
材8の付着力を0.2kgf/cm2以下とすれば害虫1の運動に
よる離脱の頻度が一層高くなり殺虫メカニズムの確率が
高まる。
【0102】このように、前記した各殺虫メカニズム
は、いずれも害虫駆除材8の粒径と駆除対象とする害虫
1の体毛3の間隔寸法Pや気門5の開口寸法Wとの関係
で物理的に成立するものであるので、各種の害虫に対し
て使用することが可能である。
【0103】すなわち、駆除対象とすることのできる害
虫を挙げると、例えば、その他のシロアリ類や家ダニ類
のツメダニ,チリダニ,コナダニあるいはチャタテム
シ,ゴキブリ類はもちろんのこと、カ類,ハエ類,ノミ
類,シラミ類,ヒラタキクイムシ,シバンムシ類,ノシ
メマダラメイガ,ノコギリヒラタムシ,コクヌストモド
キ,コクゾウムシ,アズキゾウムシ,ヒメマルカツオブ
シムシ,ヒメカツオブシムシ,イガ,ユスリカ類,チョ
ウバエ類,カメムシ類,アブ類,マダニ類,サシバエ,
ニカメイガ,ウンカ,ツマグロヨコバイ,ヒメコガネ,
シロイチモジマダラメイガ,シンクイムシ類,カイガラ
ムシ類,ハダニ類,アブラムシ類,コナガ,ヨトウム
シ,ヤサイゾウムシ,マツノマダラカミキリ,キクイム
シ類,コガネムシ類,スジキリヨトウ,シバツトガ等で
ある。
【0104】なお、前記の害虫のうち、家ダニ類のチリ
ダニやコナダニは、気門を有さず,皮膚2からの酸素の
取入れを行なうものであるので、前記第2のメカニズム
は機能しないが、第1のメカニズムにより皮膚に付着し
た天然ゼオライトは、炭酸ガスの排出のみならず酸素の
取入れをも阻害することによりその駆除を行なうととも
に、前記第3のメカニズムによって擦過傷からの脱水に
より確実に駆除することができる。
【0105】そして、シロアリとは異なる前記の害虫を
対象とする場合、前記した第1ないし第3のメカニズム
から明らかなように、その対象とする害虫の体毛の間隔
寸法P等に応じて、害虫駆除材の有効成分となるものの
粒径が定まるので、使用する害虫駆除材の粒度分布を適
宜調整することが好ましく、駆除対象を特定種類の害虫
とする害虫駆除材の場合には、その害虫の体毛の間隔P
より小さい粒径のもののみを分別して、これを害虫駆除
材として用いることが効率的である。
【0106】例えば、家ダニ類のツメダニを駆除対象の
害虫とする場合、その体毛の間隔寸法は概ね30μmであ
る。
【0107】この場合に、例えば図8(a)の粒度分布
の害虫駆除材8を用いると、重量%で概ね30%弱のもの
がツメダニの皮膚に到達し得る有効成分として機能す
る。
【0108】しかし、ツメダニの気門の開口寸法Wは概
ね1μmであるので、前記第2のメカニズムにおいて、
害虫駆除材82,83として機能し得る有効成分は、き
わめてわずかである。
【0109】したがって、この場合には、用いる害虫駆
除材8の粒度分布を例えば図8(b)に示すように、粒
径30μm以下の細粒分の含有割合を例えば70%まで増加
させることが好ましく、これによって害虫駆除材82,
83として機能し得る有効成分も増加する。
【0110】なお、このように粒径30μm以下の細粒分
の含有割合を増加しても、ツメダニより体毛間隔Pの大
きい白蟻等の害虫に対する殺虫メカニズムには何等の支
障をも生じず、かえって、害虫駆除材8が体表面の皮膚
2へ接触するうえで体毛3が妨げとなることが低減する
ので、確実な殺虫効果を期待することができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、防虫効果を有する固形物質である害虫駆除
材料の微粒からなる害虫駆除材を消失性気泡に保持させ
た状態として散布するので、害虫駆除材のうち顕著な害
虫駆除効果を奏する細粒分が風等により飛散することが
防止され、散布された害虫駆除材の散布による粒度分布
の変化が低減する。
【0112】そのため、害虫駆除材の散布された部位に
おいては、確率的に概ね一定の割合で防虫対象とする害
虫の体毛間隔より粒径の小さい細粒分が含有されている
ので、害虫駆除効果を安定的に発揮することができる。
【0113】そして、害虫駆除材は、水和状態でなく,
気泡に保持された状態で散布されるので、散布部位に散
布される液量が少なく,水びたし状態となりにくいの
で、害虫駆除材の散布後早期に乾燥状態に復帰し、その
散布部位においてその後の作業が長時間に渡って損なわ
れることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】害虫駆除方法に用いる噴霧機の全体概念図であ
る。
【図2】気泡の構造概念図である。
【図3】散布装置の概略断面図である。
【図4】害虫駆除方法の施工例の模式図である。
【図5】第1の殺虫メカニズムの説明図である。
【図6】第2の殺虫メカニズムの説明図である。
【図7】第3の殺虫メカニズムの説明図である。
【図8】(a)および(b)は、それぞれ害虫駆除材の
粒度分布図である。
【図9】顕微鏡で見た害虫駆除材の粒形状スケッチであ
る。
【図10】害虫駆除材の形状説明図である。
【符号の説明】
B 気泡 P 体毛間隔 D1〜D8 粒径 1 害虫 3 体毛 8 害虫駆除材 9 尖端部 11 噴霧機(散布装置) 21 散布器(散布装置)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−250308(JP,A) 特開 平1−261217(JP,A) 特開 平2−169506(JP,A) 特開 昭52−54031(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 25/12 A01N 25/00 A01N 25/08 A01N 61/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防虫効果を有する固形物質である害虫駆
    除材料の微粒からなる害虫駆除材であって、その害虫駆
    除材は防虫対象とする害虫の体毛間隔より粒径の小さい
    細粒分を有効成分とするものとし、この害虫駆除材を消
    失性気泡に保持させて散布することを特徴とする害虫駆
    除方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の害虫駆除方法において、
    前記害虫駆除材料として、人工ゼオライト、天然ゼオラ
    イト、セピオライト、シリカゲル、ベントナイト、タル
    ク、無水けい酸、珪藻土、フライアッシュ、シラス、ク
    レー、炭酸カルシウム、コーラルからなる一群の固形物
    質中の一またはニ以上を用いることを特徴とする害虫駆
    除方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の害虫駆除方法に
    おいて、前記害虫駆除材を多面体形状として表面に尖端
    部を形成してあることを特徴とする害虫駆除方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の害虫駆除方法に
    おいて、前記害虫駆除材とほぼ同程度の微粒状の固形物
    質であってその形状を多面体形状としてその表面に尖端
    部を形成したものを前記害虫駆除材に添加してあること
    を特徴とする害虫駆除方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4に記載した害虫駆除方法
    のいずれかにおいて、前記害虫駆除材に殺虫効果を有す
    る薬剤を添加してあることを特徴とする害虫駆除方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5に記載した害虫駆除方法
    のいずれかにおいて、単一のタンクを有する散布装置を
    用い、このタンク中に予め液体に混合した害虫駆除材を
    充填し、この混合物を用いて前記消失性気泡を形成する
    ことを特徴とする害虫駆除方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から5に記載した害虫駆除方法
    のいずれかにおいて、それぞれ独立に形成された害虫駆
    除材タンクと液体タンクとを有する散布装置を用い、こ
    の散布装置は散布動作に伴って害虫駆除材と液体とを混
    合し、その後この混合物を用いて消失性気泡を形成する
    ことを特徴とする害虫駆除方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から5に記載した害虫駆除方法
    のいずれかにおいて、それぞれ独立に形成された害虫駆
    除材タンクと液体タンクとを有する散布装置を用い、こ
    の散布装置は散布動作に伴って前記液体タンクからの液
    体で消失性気泡を形成し、その後この消失性気泡に前記
    害虫駆除材を付着させることを特徴とする害虫駆除方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1から8に記載した害虫駆除方法
    のいずれかにおいて、前記消失性気泡を形成する液体
    に、溶解性の添加剤を溶かしてあることを特徴とする害
    虫駆除方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から9に記載した害虫駆除方
    法のいずれかにおいて、前記消失性気泡を形成する液体
    を水とし、これに界面活性剤を添加してあることを特徴
    とする害虫駆除方法。
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