JP2963857B2 - 誤報防止装置 - Google Patents

誤報防止装置

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JP2963857B2
JP2963857B2 JP8987295A JP8987295A JP2963857B2 JP 2963857 B2 JP2963857 B2 JP 2963857B2 JP 8987295 A JP8987295 A JP 8987295A JP 8987295 A JP8987295 A JP 8987295A JP 2963857 B2 JP2963857 B2 JP 2963857B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドア等に設けられた保
安システム装置の未解除状態を部内者に知らせる誤報防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、出入口等のドアに錠を備え、所
定の確認手順を設けることにより、この確認手順を経ず
にドアが開かれた場合には警報を発生して、不正な部外
者の侵入を報知する保安システム装置が知られている。
【0003】すなわち、部内者は所定の手順を実行する
ことにより、この保安システムを解除してから、ドアを
開き出入口を通過するようになっている。例えば、部内
者がドアを開けて入室する場合には、ドアを開錠するだ
けではなく、所定の磁気カードを読取らせたり、暗証番
号を入力したりして、保安システムを解除する必要があ
る。従って、例え不正な部外者がドアの錠を開錠できた
場合にも、保安システム装置の許可を得られないので、
警報が鳴り始め、部外者の侵入を警告することができ
る。
【0004】また、このような保安システム装置は、専
門の警備会社により設置・保守管理されるとともに、当
該警備会社にオンライン接続されている。警備会社は、
複数の箇所に設置された保安システム装置を一元的に集
中管理している。そして、ある装置が警報作動した場合
には、即座にその現場に警備会社から警備員が出動し
て、保安対処するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の保安
システムにおいては、部内者による人為的なミスの誤報
が多発するという不都合があった。すなわち、部内者が
保安システム装置を未解除のままドアを開いてしまい、
そのため保安システム装置が警報動作してしまう誤報
が、全警報動作の内約80%を占めている。そして、正
常な警報とミスによる誤報との判別ができないので、こ
の誤報に基づく警備員の出動が頻繁に行われているのが
実情である。特に、この誤報は、部内者が業務を開始す
る朝の出勤時間に集中するので、警備会社は、ほぼ同時
間帯に複数箇所の警報に対処しなければならないので、
余剰な警備人員を必要として、経営的な負担となってい
るという問題もある。また、誤報に慣れてしまっては、
保安面からも好ましくない。
【0006】そこで、本発明は、保安システムの未解除
状態を部内者に認識させることにより、人為的なミスに
よる誤報を減少することを可能にした誤報防止装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項の発明
は、入室の際に所定の確認手順により警報発生を解除す
る保安システム装置の誤報防止装置において、前記保安
システム装置のセット・解除に連動して、ドアに対し掛
止及び非掛止の双方の側に移動可能であり、所定の力が
加えられたときには折れる制止片を設けた誤報防止装置
である。
【0008】本願第2請求項の発明は、入室の際に所定
の確認手順により警報発生を解除する保安システム装置
の誤報防止装置において、ドアに対し掛止及び非掛止の
双方の側に移動可能な制止片と、前記保安システム装置
からの給電時に充電する充電回路と、前記給電に応答し
て、給電時にはドアに対し掛止の側に、また、給電の停
止により前記充電回路からの電力供給を受けてドアに対
し非掛止の側に、それぞれ駆動制御する制御部と、前記
制御部からの信号により前記制止片を移動させる駆動部
と、を設けた誤報防止装置である。
【0009】本願第3請求項の発明は、入室の際に所定
の確認手順により警報発生を解除する保安システム装置
の誤報防止装置において、ドアに対し掛止及び非掛止の
双方の側に移動可能な制止片と、前記保安システム装置
からの電源供給の停止を検出する制御信号検出回路、前
記電源供給時に充電する充電回路、前記制止片の位置を
検出する位置検出回路、該位置検出回路と前記制御信号
検出回路からの信号に応答して起動信号を出力するトリ
ガ回路、及び、該トリガ回路からの起動信号により前記
制御信号検出回路からの信号に応答して方向信号を出力
する方向指示回路により構成される制御部と、前記制御
部からの方向信号に応答して、前記電源供給又は充電回
路からの電源供給により前記制止片を移動させる駆動回
路と、を設けた誤報防止装置である。
【0010】
【作用】従って、本願請求項に記載された誤報防止装置
によれば、保安システム装置がセットされると、供給さ
れる駆動電流により制止片を制止動作させる、つまり制
止片がドアの金具に掛止されるとともに、内蔵コンデン
サに充電動作する。
【0011】他方、同装置の解除により駆動電流が停止
されると、コンデンサ放電電流により、制止片を解除動
作させる、つまり制止片がドアの金具から離れることに
より、ドアの金具との係合が解除されるので、部内者は
ドアを自由に開閉して、入退室することができる。
【0012】そして、部内者が、保安システムを解除す
ることを忘れた場合には、制止片がドアの金具に掛止さ
れ続け、この制止片の抵抗によりドアを開けることが制
止されるので、保安システムの未解除状態に気付き、解
除手順の実行が促される。この結果、人為的なミスによ
り誤報が生じることを未然に防止することができる。
【0013】これに対して、部外者は、制止片の存在に
より、室内への進入が阻止される。また、この制止片の
抵抗を無視して制止片を折って、保安システムを解除せ
ずにドアを開くこととなり、保安システムにより所定の
警報動作が行われる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図1乃至図9に
示す図面に基づいて説明する。
【0015】本実施例の誤報防止装置1は、図1乃至図
4に示すように、長箱状のケース2内に、後述する従来
構成の保安システムからの供給電流が停止されたとき
に、所要の動作電流を誤報防止装置1自身に供給する大
容量のコンデンサ4と、ドアXに設けられた金具5に係
合する制止片6を掛止及び収納(非掛止)駆動するモー
タ駆動機構部7と、モータ駆動機構部7を所定に駆動制
御する制御回路部8とから構成されている。そして、保
安システムのセット・解除に連動して、制止片6がドア
Xに設けた金具5に掛止又は解除されてケース2内に収
納され、この制止片6の掛止・収納状態により、部内者
に保安システムのセット・解除状態を認識させて、人為
的なミスに基づく誤報を防止するようにしている。すな
わち、保安システムのセット・解除に伴なって、誤報防
止装置1に供給される電流がオンオフされ、このオンオ
フに基づいて、誤報防止装置1の制止片6を垂直に垂下
して金具5に係合したり、水平に保持してケース2内に
収納するようにしている。
【0016】前記コンデンサ4は、大容量が確保されて
おり、少なくとも制止片6の収納動作を実行するのに必
要な作動電流を充電することを可能にしている。
【0017】前記モータ駆動機構部7は、モータ軸12
aにウォーム歯車12が固着された電動モータ11と、
このウォーム歯車12に噛合された中間歯車13と、中
間歯車13に噛合され最終歯車14とから構成され、ト
ルク・リミッタ機構を設けて、この最終歯車14により
制止片6をスリップ可能に順逆の回転方向に駆動してい
る。すなわち、最終歯車14と制止片6とは、同一の主
軸15に軸支されており、最終歯車14は、軸方向に移
動可能に軸支される一方、制止片6は、最終歯車14の
軸方向の反対側に設けられたEリング16により、軸方
向の移動を制止されて軸支されている。
【0018】また、最終歯車14の制止片6との反対側
には、縮設されたバネ17が設けられており、このバネ
17により最終歯車14を軸方向の制止片側に押圧し
て、制止片6に最終歯車14を側面摺接させることによ
り、回転力がスリップ可能に伝達される。従って、後述
するように制止片6が所定位置に回転移動した後に、モ
ータ11が回転し続けても、最終歯車14が制止片6に
スリップして空転するので、モータ駆動機構部7の各歯
車12,13,14同士が噛み付きを起こすことや、モ
ータ11に不要な負荷を与えること防止することができ
る。
【0019】前記制止片6は、主軸15に軸支された制
止片本体20と、この制止片本体20の先端に、折損が
可能で且つ交換が容易に装着された制止片21とから構
成されている。
【0020】この制止片本体20には、扇状の停止カム
部20aが一体に設けられており、この停止カム部20
aの扇角度は、制止片6の作動角度にほぼ等しい、90
度となっている。そして、停止カム部20aに対応し
て、ケース2には停止部材2aが設けられており、この
制止片6が所定に制止位置又は収納位置に回転移動する
と、停止カム部20aが各停止部材2aに当接して制止
片6を停止し、制止片6が過回転することを防止してい
る。
【0021】また、制止片本体20には、回転動作に連
動する扇状の遮蔽カム22が固着されている。この遮蔽
カム22の扇角度は、制止片6の作動角度である90度
より僅かに狭い角度となっており、この遮蔽カム22に
対応して、後述する制御回路部8に備えられている、位
置検出回路のフォトセンサ25が配設されている。すな
わち、このフォトセンサ25は、制止片6が制止又は収
納位置にある場合に、遮蔽カム22により遮蔽されずに
オン出力し、制止片6が両者の中間の移動途中にある場
合に、遮蔽カム22により遮蔽されてオフ出力するよう
になっている。
【0022】また、制止片21は、例えば、合成樹脂等
が用いられて、先端が丸められた長板状に形成され、基
端側が制止片本体20に取付けられている。この制止片
21の基端側には、切欠部21aが設けられて、所定の
力が加わると、この切欠部21aの箇所から折れるよう
になっている。すなわち、この制止片21は、保安シス
テムが設けられたドアXの大きさや重量により、最適な
ものが選択されており、そして制止片21の厚さや切欠
部21aの深さは、制止片21が金具5に掛止されたま
まドアXを開けようとした場合に、ある一定の力を加え
ると、この切欠部21aから制止片21が折れるように
設定されている。
【0023】従って、金具5に掛止された制止片21の
存在によりドアXを開け用とする場合に所定の付加が与
えられるようにしているので、部内者は、制止片21の
抵抗により保安システムの未解除状態を認識し、これに
より保安システムを解除して、つまり制止片21を収納
位置にもたらして対処するのに対し、部外者は、制止片
21の抵抗を無視して、保安システムを解除せずに無理
やりつまり制止片21を折ってドアXを開くこととな
り、その結果、保安システムは警報動作を行うので、部
内者と部外者とがこのようにして判別される。
【0024】もっとも、制止片21の存在により部外者
の室内への進入が防げればそれにこしたことはない。従
って、制止片21に切欠部21aを形成しない態様も、
当該制止片21が折れないことにより生じる不具合、例
えば駆動装置が影響を被る等の不具合が回避される限り
において、採ることができるものである。
【0025】前記制御部回路部8は、図5に示すよう
に、保安システムからの電源供給線に並列に接続された
制御信号検出回路30及び充放電回路31と、この充放
電回路31の後段に接続された位置検出回路32と、こ
の位置検出回路32及び制御信号検出回路30の両出力
線が接続されたトリガー回路33と、このトリガー回路
33に接続された方向指示回路34と、この方向指示回
路34に接続されたモータ駆動回路35とから構成さ
れ、このモータ駆動回路35により、モータ11を駆動
するようにしている。そして、保安システムのセット・
解除に伴って電流供給がオンオフされ、このオンオフに
基づいて、制御信号検出回路30から回転方向を指示す
る方向信号が生成されるとともに、制止片6の動作位置
を検出する位置検出回路32に接続されたトリガー回路
33により、モータ駆動を開始し終了する動作信号が生
成される。次に、この両信号に基づき、方向指示回路3
4からモータ駆動回路35の正転又は反転入力端子に出
力され、モータ11が所定の回転方向に所定量、駆動さ
れ、制止片6が所定位置に回転移動する。
【0026】すなわち、保安システムのセット・解除に
伴なって電流供給がオンオフされ、この供給電流のオン
オフに基づいて、制御信号検出回路30から回転方向を
指示するロウ又はハイ状態信号を生成するとともに、ト
リガー回路33によりモータ動作を開始するロウ状態信
号を生成して、この両信号により、方向指示回路34の
正転用又は逆転用のどちらか一方のアンド論理素子34
a,34bの比較が成立し、このアンド論理素子34
a,34bに接続されたモータ駆動回路35の正転又は
逆転入力端子a,bに動作信号が入力されて、モータ1
1が所定の回転方向に駆動され、制止片6が所定位置に
回転移動を開始する。そして、位置検出回路32により
制止片6が所定位置に回転移動を終了したことを判別し
て、ハイ状態の出力信号がトリガー回路33に入力さ
れ、トリガー回路33から出力されていた動作信号のロ
ウ状態がハイ状態となる。そして、方向指示回路34の
正転用又は逆転用アンド論理素子34a,34bの比較
成立がキャンセルされ、この正転用又は逆転用アンド論
理素子34a,34bから動作信号出力が停止し、モー
タ駆動回路35の正転又は逆転入力端子a,bに動作信
号が入力されなくなるので、モータ駆動回路35による
モータ駆動が停止し、制止片6が所定の制止又は収納位
置に停止する。
【0027】尚、36は、保安システムからの電源供給
線に接続された電源回路であり、この電源回路36は、
この電源供給線に直列接続された抵抗器36aと、並列
接続されたツェナーダイオード36bとコンデンサ36
cとから構成され、各回路が有するトランジスタ等のI
C素子に、図示を省略した給電線を介して、バイアス電
流等のIC駆動用電流を供給している。尚、本実施例に
おいては、保安システムから12Vの電流が供給される
ているので、この12V電流から、電源回路36によ
り、IC駆動用の5V電圧を生成している。従って、保
安システムから5Vの電流が供給される場合には、この
回路を不要にして、制御回路部8を簡素化することがで
きる。
【0028】前記制御信号検出回路30は、直列に順次
接続された入力された駆動電流を安定化するツェナーダ
イオード30aと、入力電圧を後段に接続されたトラン
ジスタ用に所定電圧に設定する抵抗器30bと、並列接
続された同トランジスタ用の保護抵抗器30cと、ベー
ス端子が入力線に接続され、コレクタ端子が出力線に接
続され、エミッタ接地に接続されたトランジスタ30d
と、このトランジスタ30dのコレクタ端子線に抵抗器
30eを介して並列接続された5V電源から構成されて
いる。従って、保安システムから駆動電流が供給される
と、トランジスタ30dがベース駆動されコレクタ端子
からロウ状態信号が出力される。他方、保安システムか
らの駆動電流が停止されると、トランジスタ30dのベ
ース駆動が停止され、出力線から5V電源のハイ状態信
号が出力される。
【0029】前記充放電回路31は、順次、直列に接続
されたダイオード保護用の抵抗器31aと、順方向に配
設されたダイオード31bと、この出力線に並列接続さ
れ、コンデンサ電圧設定用の抵抗器31cと、放電時
に、この抵抗器31cをバイパスする逆方向に配設され
ダイオード31dと、この後段に接続された大容量のコ
ンデンサ4とから構成され、また、この出力線は電源回
路36と位置検出回路32に接続されている。従って、
保安システムがセットされると、この保安システムから
の供給電流は、抵抗器31cを通過して所定電圧により
コンデンサ4を充電するとともに、電源回路36に供給
され所定のIC駆動用電流が生成され、そして、位置検
出回路32のフォトセンサ25の発光ダイオード25a
に供給され、この発光ダイオード25aが発光すること
になる。他方、保安システムが解除されると、この保安
システムからの給電が停止され、コンデンサ4に蓄えら
れた電荷が放電され、この放電電流は、ダイオード31
dを通過しコンデンサ電圧設定用の抵抗器31cをバイ
パスして、後段の各回路部に供給されとともに、ダイオ
ード31bにより保安システム側に通電することが阻止
される。
【0030】前記位置検出回路32は、発光ダイオード
用の電圧設定抵抗器32aと、発光ダイオード25aと
フォトトランジスタ25bとを備えたフォトセンサ25
とから構成され、このフォトセンサ25は、前述した制
止片6に連動して回転移動する遮蔽カム22に対応して
配設されている。すなわち、制止片6が掛止位置又は収
納位置にある場合には、遮蔽カム22が発光ダイオード
25aとフォトトランジスタ25bの間に介在しないの
で、フォトセンサ25がオンされ、位置検出回路32の
出力信号がハイ状態となる。他方、これらの両者の中間
に制止片6が位置し、回転移動の経過途中には、遮蔽カ
ム22が発光ダイオード25aとフォトトランジスタ2
5bの間に介在して、フォトセンサ25がオフされ、位
置検出回路32の出力信号がロウ状態となる。従って、
この遮蔽カム22による遮蔽状態をフォトセンサ25に
よって検出することにより、制止片6の移動位置を判別
することができる。
【0031】前記トリガー回路33は、位置検出回路3
2の出力線に、直列接続された抵抗器33a及び並列接
続されたコンデンサ33bからなる遅延回路部分、制御
信号検出回路30の出力線に、直列接続されたコンデン
サ33cと、並列接続された抵抗器33dと、直列接続
されたインバータ33eとからなる放出回路部分、並び
に、両回路部分の間に、直列接続された抵抗器33f、
放出回路部分から遅延回路への通電防止用のダイオード
33gとから構成されている。
【0032】そして、この遅延回路部分は、制止動作及
び収納動作の開始時に、先段の位置検出回路32から出
力されるハイ状態信号を、コンデンサ33bと抵抗器3
3aの積分動作により遅延させて、所定期間、ロウ状態
信号として後段の方向指示回路34に出力している。従
って、この遅延回路部分により、位置検出回路32から
のハイ状態信号が、所定期間、ロウ状態となるので、ト
リガー回路33からモータ動作を開始するロウ状態の起
動信号が出力されることになる。
【0033】また、制止動作の終了時又は収納動作の開
始時には、トリガー回路33の出力線がハイ信号状態と
なっているが、この出力線のハイ信号状態を、同トリガ
ー回路33の放出回路部分が、収納動作の開始時に制御
信号検出回路30から出力されるハイ信号を用いて、ロ
ウ状態にしている。すなわち、制御信号検出回路30か
ら入力されたハイ信号は、コンデンサ33cと抵抗器3
3dからなる放出回路部分の微分動作により、瞬間的に
ハイ状態より高い電圧となってから、次第に低下する角
状のパルス電圧波形となる。そして、このパルス波をイ
ンバータ33eにより反転して、マイナス波形とするこ
とにより、トリガー回路33の出力線の電流電圧を放出
回路部分に放出させて、トリガー回路33の出力線を所
定期間、ロウ状態に維持している。従って、この放出回
路部分により、位置検出回路32からのハイ状態信号
が、所定期間、ロウ状態となるので、トリガー回路33
からモータ動作を開始するロウ状態の起動信号が出力さ
れることになる。
【0034】尚、両回路部分に設定されている所定期間
は、少なくとも、モータ駆動により制止片6が回転移動
し、これに連動した遮蔽カム22が、位置検出回路32
のフォトセンサ25をオフするのに必要な期間が確保さ
れている。
【0035】前記方向指示回路34は、各入力端子が反
転入力端子とされ、この入力端子に制御信号検出回路3
0とトリガー回路33の出力端子が、それぞれ、接続さ
れた2つの正転及び逆転用アンド論理素子34a,34
bとから構成され、モータ逆転用アンド論理素子34b
の入力端子と制御信号検出回路30との接続線上には、
入力信号を反転させるインバータ34cが配設されてい
る。また、これらの正転及び逆転用アンド論理素子34
a,34bの出力端子は、それぞれ、対応したモータ駆
動回路35の正転及び逆転入力端子a,bに接続されて
いる。従って、一方の正転又は逆転用アンド論理素子3
4a,34bの比較条件が成立した場合には、そのアン
ド論理素子34a,34bから動作信号がモータ駆動回
路35の正転又は逆転入力端子a,bに出力され、この
モータ駆動回路35によりモータ11を順方向又は逆方
向に回転動作させるようにしている。
【0036】前記モータ駆動回路35は、専用のICパ
ッケージが用いられ、電源回路に接続されて作動用の電
流が供給されるとともに、充放電回路31に接続され、
保安システムのセット時には保安システムから、保安シ
ステムの解除時にはコンデンサ4から、制止片6を動作
させるモータ駆動用の駆動電流が供給されている。ま
た、正転入力端子aに動作信号が入力されると、例え
ば、端子cから端子dの方向に、モータ駆動電流が流れ
て、モータ11を順回転方向に回転駆動し、制止片6を
セットする方向に回転移動するようにしている。他方、
逆転入力端子bに動作信号が入力されると、前記とは逆
に、端子dから端子cの方向に、モータ駆動電流が流れ
て、モータ11が逆回転方向に回転駆動し、制止片6を
ケース2内に収納する方向に回転移動するようにしてい
る。
【0037】次に、この制御回路部8の動作を説明す
る。まず、保安システムのセットに連動した誤報防止装
置1の制止動作を説明し、次に、保安システムの解除に
連動した誤報防止装置1の収納動作を説明する。
【0038】保安システムがセットされると、この保安
システムから動作電流が供給され、制止片6を収納位置
から制止位置に回転移動する誤報防止装置1のセット動
作が開始される。この動作電流により、大容量のコンデ
ンサ4に充電が開始される。また、この動作電流によ
り、制御信号検出回路30のトランジスタ30dがベー
ス駆動され、後段の方向指示回路34にロウ信号が出力
される。
【0039】これと同時に、この動作電流が位置検出回
路32に供給され動作状態となり、この位置検出回路3
2からハイ状態信号が、後段のトリガー回路33に出力
される。すなわち、位置検出回路32の発光ダイオード
25aが発光し、この発光は、制止片6に連動した遮蔽
カム22が、非遮蔽な収納位置にあるので、フォトトラ
ンジスタ25bに到達し、フォトトランジスタ25bか
らハイ状態信号が出力される。
【0040】そして、このトリガー回路33に入力され
たハイ信号は、トリガー回路33の遅延回路部分による
積分動作により、ハイ状態信号となるしきい値までの電
圧上昇が鈍らされる。従って、このトリガー回路33に
ハイ信号が入力されても、即座にハイ信号が出力されず
にロウ状態が維持され、所定の遅延期間を経過した後に
ハイ信号が出力されることになる。そして、この遅延期
間内に、制止片6に連動した遮蔽カム22が回転移動し
て、フォトセンサ25をオフするので、位置検出回路3
2から出力される信号がハイ状態からロウ状態となる。
これらの結果、動作開始時に位置検出回路32からハイ
状態信号がトリガー回路33に入力されても、所定の遅
延期間、トリガー回路33からはロウ状態信号が出力さ
れるとともに、この所定の遅延期間の経過後には、位置
検出回路32からロウ状態信号が出力されるので、トリ
ガー回路33からロウ状態信号の出力が維持され続ける
ことになり、モータ11が起動されるとともに、この起
動されたモータ動作が継続される。
【0041】従って、制御信号検出回路30及びトリガ
回路からロウ信号が出力され、これらのロウ信号が方向
指示回路34に入力されるので、正転用アンド論理素子
の比較が成立し、この正転用アンド論理素子からモータ
駆動回路35の正転入力端子に動作信号が出力される。
そして、このモータ駆動回路35により、モータ11の
正転方向への回転動作を開始し継続するので、このモー
タ動作により同様に、制止片6が制止位置への回転移動
を開始し継続することになる。
【0042】そして、モータ11の回転動作により、制
止片6が所定の制止位置に回転移動すると、制止片6の
停止カム部20aがケース2の停止部材2aに当接し、
制止片6の回転移動が停止する。これとともに、制止片
6に連動した遮蔽カム22がフォトセンサ25を通過す
るので、位置検出回路32からハイ状態信号が後段のト
リガー回路33に出力され、動作開始時と同様に、トリ
ガー回路33の遅延回路部部による遅延期間を経過した
後に、トリガー回路33からハイ状態信号が出力され
る。従って、正転用アンド論理素子の比較条件が不成立
となり、この正転用アンド論理素子からの動作信号の出
力が停止され、モータ駆動回路35によるモータ駆動が
停止される。尚、この場合、制止片6が制止位置に移動
を終了した後にも、僅かにモータ11が駆動され続ける
ことになるが、モータ駆動機構部7の最終歯車14が、
制止片6とスリップするようにしているので、歯車の噛
み付きや不要なモータ負荷を防止することができる。
【0043】次に、保安システムの解除に連動した、誤
報防止装置の収納動作を説明する。すなわち、保安シス
テムが解除されると、この保安システムから動作電流が
停止され、制止片6を制止位置から収納位置に回転移動
する誤報防止装置1の収納動作が開始される。この誤報
防止装置1への動作電流の停止により、本来誤報防止装
置1の動作は停止するが、誤報防止装置1のトランジス
タに蓄積された蓄電力を用いて、誤報防止装置1は制止
片6の収納動作を実行するようにしている。
【0044】まず、このコンデンサ4からの放電電流が
電源回路に供給され、各回路の回路素子が動作状態とな
る。これと同時に、コンデンサ4の放電電流が位置検出
回路32に供給され動作状態となり、この位置検出回路
32からハイ状態信号が、後段のトリガー回路33に出
力される。すなわち、位置検出回路32の発光ダイオー
ド25aが発光し、この発光は、制止片6に連動した遮
蔽カム22が非遮蔽な制止位置にあるので、フォトトラ
ンジスタ25bに到達し、フォトトランジスタ25bか
らハイ状態信号が出力される。
【0045】他方、保安システムから動作電流が停止さ
れたので、制御信号検出回路30のトランジスタ30d
のベース駆動が停止され、後段の方向指示回路34及び
トリガー回路33にハイ信号が出力される。
【0046】そして、このトリガー回路33に入力され
たハイ信号は、放出回路部分の微分動作により瞬間的に
ハイ状態より高い電圧となってから、次第に低下する角
状のパルス電圧波形となり、このパルス波はインバータ
33eにより反転されて、マイナス波形となる。そし
て、このマイナス波形により、誤報防止装置の制止動作
終了時及び収納動作開始時に、ハイ信号状態となってい
たトリガー回路33の出力線が、ロウ状態となる。すな
わち、この出力線のハイ信号が、ダイオード33gを介
して微分動作する放出回路部分側に流れ、トリガ回路の
出力線を所定の放出期間、ロウ状態に維持している。従
って、この放出回路部分により、位置検出回路32から
のハイ状態信号が、所定期間、ロウ状態となるので、ト
リガー回路33からモータ動作を開始するロウ状態の起
動信号が出力されることになる。
【0047】そして、この所定の期間内に、制止片6に
連動した遮蔽カム22が回転移動して、フォトセンサ2
5をオフするので、位置検出回路32から出力される信
号がハイ状態からロウ状態となる。これらの結果、動作
開始時に位置検出回路32からハイ状態信号がトリガー
回路33に入力されても、所定の放出期間、トリガー回
路33からはロウ状態信号が出力されるとともに、この
所定の放出期間の経過後には、位置検出回路32からロ
ウ状態信号が出力されるので、トリガー回路33からロ
ウ状態信号の出力が維持され続けることになり、モータ
11が起動されるとともに、この起動されたモータ動作
が継続される。
【0048】従って、制御信号検出回路30からハイ信
号が、トリガー回路33からロウ信号が、同時に出力さ
れ、方向指示回路34に入力されるので、逆転用アンド
論理素子34bの比較が成立する。すなわち、逆転用ア
ンド論理素子34bの制御信号検出回路30側に接続さ
れた入力端子には、インバータ34cを配設しているの
で、このハイ信号が反転されてロウ信号が入力される。
これと同時に、他方の入力端子にトリガー回路33から
ロウ信号が入力されるので、逆転用アンド論理素子34
bの比較が成立し、この逆転用アンド論理素子34bか
らモータ駆動回路35の逆転入力端子bに動作信号が出
力される。そして、このモータ駆動回路35により、モ
ータ11の逆転方向への回転動作を開始し継続するの
で、このモータ動作により同様に、制止片6が収納位置
への回転移動を開始し継続することになる。
【0049】そして、モータ11の回転動作により、制
止片6が所定の収納位置に回転移動すると、上述した制
止位置への移動と同様に、制止片6の停止カム部20a
がケース2の停止部材2aに当接し、制止片6の回転移
動が停止する。これと同時に、制止片6に連動した遮蔽
カム22がフォトセンサ25を通過するので、位置検出
回路32からハイ状態信号が後段のトリガー回路33に
出力され、このトリガー回路33から遅延期間を経過し
た後にハイ状態信号が出力される。従って、逆転用アン
ド論理素子34bの比較条件が不成立となり、この逆転
用アンド論理素子34bからのハイ状態信号の出力が停
止され、モータ駆動回路35によるモータ駆動が停止さ
れる。
【0050】次に、前記構成の誤報防止装置の使用状況
について説明する。
【0051】すなわち、このような誤報防止装置は、図
6に示すような保安システム41に追加して用いられ
る。この保安システム41は、従来公知のものであり、
ドアXに設けた磁石の位置を検出してドアXの開閉状態
を判別するリードスイッチ42と、ドアX近傍に設けら
れ部内者が所定の確認手順を指示入力する照会装置43
と、ドアXに設けられた電気錠44と、これらからの検
出及び動作信号が入出力されたコントローラ45とから
構成され、このコントローラ45は警報装置や警備会社
に接続され、所定の警報動作を行うようにしている。こ
のような保安システム41において、部内者は、この照
会装置43によりIDカードを読取らせたり、暗証番号
を入力したりして、所定の確認手順を実行することによ
り、この保安システムの保安動作を解除してから、ドア
Xを開き出入口を通過するようになっている。そして、
本実施例の誤報防止装置1は、ドアXの上側に設けられ
た金具5に対応して、ドアX上方の壁面に取付けられ、
保安システム41に接続され、保安システム41のセッ
ト・解除に連動して、動作電流が供給・停止されてい
る。
【0052】そして、このような保安システム41にお
いて、まず、ドアXを閉じて保安システム41をセット
した場合には、図7に示すように、前述したように保安
システム41から誤報防止装置1に駆動電流が供給さ
れ、この駆動電流により誤報防止装置1が制止動作し、
誤報防止装置1の制止片6がドアXの金具5に掛止され
る。
【0053】そして、部内者が、所定の手順により保安
システム41を解除した場合には、上述したように保安
システム41からの駆動電流が停止され、誤報防止装置
1がコンデンサ4の放電電流により収納動作する。すな
わち、図8に示すように、誤報防止装置1の制止片6が
ケース2内に収納され、ドアXの金具5との係合が解除
されるので、部内者はドアXを自由に開閉して、入退室
することができる。
【0054】他方、部内者が、保安システム41を解除
することを忘れた場合には、図7に示すように、制止片
6がドアXの金具5に掛止され続け、この制止片21の
抵抗によりドアXを開けることが制止されるので、保安
システム41の未解除状態を認識することができ、解除
手順を実行することを促され、この結果、人為的なミス
により誤報が生じることを未然に防止することができ
る。
【0055】これに対して、部外者は、この制止片21
の抵抗を無視して制止片21を折って、図9に示すよう
に、保安システム41を解除せずにドアXを開くことと
なり、従って、保安システム41により所定の警報動作
が行われる。
【0056】以上説明したように、本実施例の誤報防止
装置によれば、保安システム装置がセットされると、供
給される駆動電流により制止片を制止動作させる、つま
り制止片がドアの金具に掛止されるとともに、内蔵コン
デンサに充電動作する。
【0057】他方、同装置の解除により駆動電流が停止
されると、コンデンサ放電電流により、制止片を解除動
作させる、つまり制止片がドアの金具から離れることに
より、ドアの金具との係合が解除されるので、部内者は
ドアを自由に開閉して、入退室することができる。
【0058】そして、部内者が、保安システムを解除す
ることを忘れた場合には、制止片がドアの金具に掛止さ
れ続け、この制止片の抵抗によりドアを開けることが制
止されるので、保安システムの未解除状態に気付き、解
除手順の実行が促される。この結果、人為的なミスによ
り誤報が生じることを未然に防止することができる。
【0059】これに対して、部外者は、この制止片の抵
抗を無視して制止片を折って、保安システムを解除せず
にドアを開くこととなり、保安システムにより所定の警
報動作が行われる。
【0060】本実施例は、このようにして保安システム
装置の正常な警報動作を確保したまま、部内者の人為的
なミスによる誤報を未然に防止することができ、警備会
社の人員的な負担を低減することができる。
【0061】また、本実施例は、従来構成の保安システ
ムに容易に追加装備することができ、これにより人為的
な誤報を防止することができる。更にまた、実施例の回
転開閉式のドアだけでなく、スライド開閉式ドアや、窓
やハッチ等に設けられた保安システムにも用いることも
できる。更に、誤報防止装置と金具の取付け箇所も、例
えば、ドアに誤報防止装置を設けるとともに、対応した
ドア取付け箇所に金具を設けてもよく、自由に選択でき
る。
【0062】尚、制止片の出没動作機構としては、図1
乃至図4に示す構造に限らず、電動モータにより駆動さ
れるものならば、スライド機構等のように他のものを用
いてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、保安シ
ステム装置がセットされると、供給される駆動電流によ
り制止片を制止動作させるとともに、内蔵コンデンサに
充電動作することとなり、他方、同装置の解除により駆
動電流が停止されると、コンデンサ放電電流により、制
止片を解除動作させることにより、ドアの金具との係合
が解除されるので、部内者はドアを自由に開閉して、入
退室することができる。
【0064】そして、部内者が、保安システムを解除す
ることを忘れた場合には、制止片がドアの金具に掛止さ
れ続け、この制止片の抵抗によりドアを開けることが制
止されるので、保安システムの未解除状態に気付き、解
除手順の実行が促され、その結果、人為的なミスにより
誤報が生じることを未然に防止することができる。
【0065】これに対して、部外者は、この制止片の抵
抗を無視して制止片を折って、保安システムを解除せず
にドアを開くこととなり、保安システムにより所定の警
報動作が行われるので、保安システム装置の正常な警報
動作を確保したまま、部内者の人為的なミスによる誤報
を未然に防止することができ、警備会社の人員的な負担
を低減することができる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、本実施例の誤報防止
装置の前面ケース板を省略した正面図である。
【図2】本実施例の誤報防止装置の底面図である。
【図3】本誤報防止装置の図1中のIII−III矢視方向の
断面図である。
【図4】本誤報防止装置のモータ駆動機構部を示す概略
斜視図である。
【図5】本実施例の制御部の回路図である。
【図6】本実施例の保安システムへの使用状態を説明
し、概略全体を示すブロック図である。
【図7】本実施例の使用状態を説明し、保安システムの
セット時における誤報防止装置の制止動作を示す斜視図
である。
【図8】本実施例の使用状態を説明し、保安システムの
解除時における誤報防止装置の収納動作を示す斜視図で
ある。
【図9】本実施例の使用状態を説明し、保安システムの
セット時に、ドアを開いた状況を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 誤報防止装置 2 ケース 2a 停止部材 4 コンデンサ 5 金具 6 制止片 7 モータ駆動機構部 8 制御回路部 11 モータ 11aモータ軸 12 ウォーム歯車 13 中間歯車 14 最終歯車 15 主軸 16 Eリング 17 バネ 20 制止片本体 20a 停止カム部 21 制止片 21a 切欠部 22 遮蔽カム 25 フォトセンサ 25a 発光ダイオード 25b フォトトランジスタ 30 制御信号検出回路 30a ツェナーダイオード 30b 電圧設定用抵抗器 30c 保護抵抗器 30d トランジスタ 30e 5V電源用抵抗器 31 充放電回路 31a ダイオード保護用の抵抗器 31b ダイオード 31c コンデンサ電圧設定用の抵抗器 31d 抵抗器バイパス用ダイオード 32 位置検出回路 32a 発光ダイオード用の電圧設定抵抗器 33 トリガー回路 33a 抵抗器 33b コンデンサ 33c コンデンサ 33d 抵抗器 33e インバータ 33f 抵抗器 33g ダイオード 34 方向指示回路 34a 正転用アンド論理素子 34b 逆転用アンド論理素子 34c インバータ 35 モータ駆動回路 a モータ駆動回路の正転入力端子 b モータ駆動回路の逆転入力端子 c モータ正転電流用の出力端子 d モータ逆転電流用の出力端子 e モータ駆動回路用の駆動電流入力端子 36 電源回路(IC素子駆動用) 41 保安システム 42 リードスイッチ 43 照会装置 44 電気錠 45 コントローラ X ドア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入室の際に所定の確認手順により警報発
    生を解除する保安システム装置の誤報防止装置におい
    て、 前記保安システム装置のセット・解除に連動して、ドア
    に対し掛止及び非掛止の双方の側に移動可能であり、所
    定の力が加えられたときには折れる制止片を設けたこと
    を特徴とする誤報防止装置。
  2. 【請求項2】 入室の際に所定の確認手順により警報発
    生を解除する保安システム装置の誤報防止装置におい
    て、 ドアに対し掛止及び非掛止の双方の側に移動可能な制止
    片と、 前記保安システム装置からの給電時に充電する充電回路
    と、 前記給電に応答して、給電時にはドアに対し掛止の側
    に、また、給電の停止により前記充電回路からの電力供
    給を受けてドアに対し非掛止の側に、それぞれ駆動制御
    する制御部と、 前記制御部からの信号により前記制止片を移動させる駆
    動部と、を設けたことを特徴とする誤報防止装置。
  3. 【請求項3】 入室の際に所定の確認手順により警報発
    生を解除する保安システム装置の誤報防止装置におい
    て、 ドアに対し掛止及び非掛止の双方の側に移動可能な制止
    片と、 前記保安システム装置からの電源供給の停止を検出する
    制御信号検出回路、前記電源供給時に充電する充電回
    路、前記制止片の位置を検出する位置検出回路、該位置
    検出回路と前記制御信号検出回路からの信号に応答して
    起動信号を出力するトリガ回路、及び、該トリガ回路か
    らの起動信号により前記制御信号検出回路からの信号に
    応答して方向信号を出力する方向指示回路により構成さ
    れる制御部と、 前記制御部からの方向信号に応答して、前記電源供給又
    は充電回路からの電源供給により前記制止片を移動させ
    る駆動回路と、を設けたことを特徴とする誤報防止装
    置。
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