JP2963090B1 - 撚合機 - Google Patents

撚合機

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JP2963090B1
JP2963090B1 JP18586798A JP18586798A JP2963090B1 JP 2963090 B1 JP2963090 B1 JP 2963090B1 JP 18586798 A JP18586798 A JP 18586798A JP 18586798 A JP18586798 A JP 18586798A JP 2963090 B1 JP2963090 B1 JP 2963090B1
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Abstract

【要約】 【課題】 フライヤの回転による遠心力で線材が撓むこ
とを防止する。 【解決手段】 キャプスタン2とトラバースローラ12
との間に、2本のパイプ31,32およびこれらを連結
する中継パイプ33からなるガイド管30を設け、線材
Wを内部に通す。上流側パイプ31の一端は回転自在に
フライヤ1に支持され、下流側パイプ32の他端はトラ
バースローラ12のブラケット13に回転自在に支持さ
れる。2本のパイプ31,32は、中継パイプ33に挿
入され、スライド可能とされる。ガイド管30は、トラ
バースローラ12の移動に追従して、上流側の一端を支
点にして首振りし、かつ伸縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻取ボビンを支持
する回転体が回転することにより供給された線材が撚ら
れ、この線材を巻取ボビンに巻き取る撚合機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撚合機を図5に示す。フライヤ
(回転体)1の内側に、線材Wを引き取るキャプスタン
2が回転自在に支持され、フライヤ1の一側には回転軸
3が取り付けられ、他側にはディスク4が取り付けられ
ている。回転軸3は支持体5に回転自在に支持され、デ
ィスク4は一対のローラ6上に載置されて、回転可能に
支持されている。モータ7によって回転軸3が回転駆動
されると、フライヤ1が回転する。
【0003】ディスク4には一対のアーム8が外側に向
かって突設され、アーム8の先端のピントル9に巻取ボ
ビン10が回転自在かつ着脱自在に支持されている。巻
取ボビン10は、フライヤ1の外部に配されたモータ1
1に複数のギヤ、ベルトを介して接続され、これらによ
って回転駆動される。
【0004】そして、線材Wをキャプスタン2から巻取
ボビン10に導くトラバースローラ12が、ディスク4
に形成された貫通孔に設けられている。トラバースロー
ラ12の取付ブラケット13は、ねじ溝を有する水平軸
14および2本のガイド軸15に挿通されて移動自在に
支持されている。モータによって駆動される水平軸14
の正逆転により、トラバースローラ12は軸方向に往復
動する。なお、図中、16は巻取ボビン10をフライヤ
1に対して出し入れするためのリフタ、17は長ローラ
である。
【0005】この撚合機において、外部から供給される
線材Wは、回転軸3の中心孔を通り抜けて、補助ローラ
18を経てキャプスタン2に数回巻き付けられて引っ張
られる。そして、キャプスタン2から縦ローラ19を経
てトラバースローラ12に達し、巻取ボビン10の軸方
向に移動するトラバースローラ12によって巻取ボビン
10に整列されながら巻き取られていく。この間フライ
ヤ1は回転しているので、線材Wがフライヤ1内に侵入
したときに撚られる。
【0006】ここで、線材Wには巻き取りの適正な張力
が与えられているが、フライヤ1が回転しているので、
キャプスタン2からトラバースローラ12の間では遠心
力により線材Wが撓んで外側に膨らむ。特に近年、撚合
機では高速化が要求されているが、高速回転させると遠
心力の影響が顕著になり、正常に巻き取れなくなる。ま
た、この撓みを少なくするためには線材Wの張力を大き
くすればよいが、適正な張力が存在するため、張力を大
きくしすぎると断線が生じやすくなり、大きくすること
もできない。
【0007】そこで、遠心力による線材Wの撓みを防止
するために、キャプスタン2とトラバースローラ12と
の間に、上下一対の水平ローラ20a,20bを2組設
けている。縦ローラ19の下流側近傍に配置された水平
ローラ20aは、トラバースローラ12の上流側近傍に
配置された水平ローラ20bよりも長さが短くされてい
る。線材Wは水平ローラ20a,20bによって回転軸
線に対する半径方向への移動が規制され、線材Wの撓み
が抑えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ように、遠心力Fは回転中心Oから半径方向に働く。そ
のため、線材Wが巻取ボビン10の軸方向において中心
に近いところにあるとき、遠心力Fは上方に作用して、
線材Wは水平ローラ20a,20bによって抑えられ、
その撓み防止の効果は発揮される。しかし、トラバース
ローラ12の移動に伴って線材Wが軸方向に移動して巻
取ボビン10の端にきたとき、線材Wへの遠心力Fは斜
め上方向に作用する。すると、線材Wには水平方向の力
Faも作用することになり、線材Wは水平ローラ20
a,20bによって抑え込まれず撓んでしまい、巻き取
りに乱れが生じる。このように、線材Wの位置によって
軸方向の中心付近では撓み防止の効果はあるが、中心か
ら離れるにしたがってその効果は少なくなり、撓み防止
対策として不十分である。
【0009】そこで、本発明は、上記に鑑み、線材の位
置に関係なく遠心力による線材の撓みを防止することが
できる撚合機の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、回転駆動されるフライヤに、線材を引き取るキャ
プスタンと、フライヤの回転によって撚られた線材を巻
き取る巻取ボビンと、キャプスタンと巻取ボビンとの間
に配され巻取ボビンの軸方向に移動自在なトラバースロ
ーラとが設けられ、キャプスタンとトラバースローラと
の間には、線材の通過するガイド管がトラバースローラ
の移動に伴って移動可能に設けられたものである。
【0011】撚られた線材がキャプスタンからトラバー
スローラを介して巻取ボビンに巻き取られるとき、フラ
イヤの回転により線材には遠心力が作用するが、線材は
ガイド管の内部を通り抜けるので、遠心力による線材の
膨らみがガイド管によって規制され、線材の位置にかか
わらず撓むことがない。
【0012】そして、トラバースローラの移動によって
キャプスタンからトラバースローラまでの距離が変化す
るので、ガイド管は、トラバースローラの移動に伴って
伸縮するように、中間部分で分離してスライド可能とし
て、距離の変化に対応させたり、あるいは伸縮自在な管
を用いる。
【0013】
【発明の実施の形態】本実施形態の撚合機を図1,2に
示す。この撚合機は、図5に示した従来のものと基本的
な構成は同じであるので、その説明は省略する。そこ
で、従来のものとは異なる、線材Wが遠心力で撓むのを
防止するための機構について説明する。すなわち、本実
施形態では、キャプスタン2とトラバースローラ12と
の間に、線材Wの通過するガイド管30が設けられてい
る。
【0014】ガイド管30は、図3,4に示すように、
2本の金属製パイプ31,32とこれらを連結する中継
パイプ33とを組み合わせてなり、トラバースローラ1
2の移動に伴って上流側を支点にして首振り自在とさ
れ、かつ伸縮するようになっている。
【0015】上流側パイプ31の一端は、ブッシュ34
が嵌め込まれたリング35に固定され、リング35は、
縦ローラ19を支持するためのラグ36に設けられた軸
37に回転自在に支持される。下流側パイプ32の他端
も同様に、ブッシュ34が嵌め込まれたリング35に固
定され、リング35は、トラバースローラ12の取付ブ
ラケット13に設けられた軸38に回転自在に支持され
ている。
【0016】そして、上流側パイプ31の他端と下流側
パイプ32の一端は、両端にブッシュ39が嵌め込まれ
た中継パイプ33にそれぞれ挿入され、自由端となり中
継パイプ33内でスライド可能となっている。中継パイ
プ33は、ブラケット40に取り付けられた軸41に回
転自在に支持され、ブラケット40はフライヤ1上のラ
グ42に差し渡された横棒43にスライド自在に支持さ
れ、トラバースローラ12と同じように往復動する。
【0017】これにより、ガイド管30の両端および中
間部分は、それぞれ回転自在に支持されることになり、
トラバースローラ12が軸方向に移動してもガイド管3
0は線材Wに対して常に平行な状態に維持され、線材W
を曲げたり傷つけることはない。各パイプ31,32,
33の内面は線材Wが接触するので、線材Wが傷つかな
いようにめっきやフッ素樹脂をコーティングしておくと
よい。なお、図3中、44はブラケット40の移動を規
制するフランジである。
【0018】中継パイプ33内において、2本のパイプ
31,32には隙間があいており、縦ローラ19とトラ
バースローラ12とが一直線上にあるとき、その隙間は
最小となって、ガイド管30の長さは最短となり、トラ
バースローラ12が巻取ボビン10の端にきたとき、そ
の隙間は最大となって、ガイド管30の長さは最長とな
る。
【0019】上記のガイド管30を用いることによっ
て、キャプスタン2によって引き取られてフライヤ1内
に入ってきた線材Wは、回転するフライヤ1により撚ら
れ、キャプスタン2に数回巻き付けられてからガイドロ
ーラ45、縦ローラ19を経て、ガイド管30の中を通
ってトラバースローラ12に達する。そして、線材W
は、トラバースローラ12の移動によって巻取ボビン1
0に整列されながら巻き取られていく。
【0020】このとき、フライヤ1の回転により線材W
に遠心力が作用するが、線材Wはガイド管30の内部を
通過するので、遠心力の影響を直接受けることはなく、
線材Wが撓んで膨らむことはない。また、トラバースロ
ーラ12の移動によって巻取ボビン10の端にきたと
き、ガイド管30はその一端を支点に首振りしながら伸
長するため、線材Wは常にガイド管30の内部を通過
し、線材Wの位置に関係なく線材Wは撓むことはない。
したがって、フライヤ1を高速で回転させることが可能
となり、例えば従来200rpmであったものが300
rpmにすることができ、撚合機の高速化を図れる。
【0021】また、遠心力はガイド管30にも作用する
が、ガイド管30は、両端が支持されているだけでな
く、中間部分においても中継パイプ33が横棒43に支
持されているので、これがガイド管30の補強となり、
ガイド管30は遠心力によって撓むことはない。
【0022】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることができる。上記実施形
態では、キャプスタンとトラバースローラとの間にガイ
ドローラがあり、ガイド管はガイドローラとトラバース
ローラとの間に配されている。しかし、機種によっては
ガイドローラがなかったり、ガイドローラの代わりにダ
ンサーローラが設けられているものもあり、前者ではキ
ャプスタンとトラバースローラとの間にガイド管が配さ
れることになり、後者ではダンサーローラとトラバース
ローラとの間にガイド管が配されることになる。すなわ
ち、ガイド管は、トラバースローラに対して常に線材の
進行方向上流側に配されるものである。
【0023】そして、ガイド管として伸縮可能な管、例
えばベローズを用いてもよく、さらに中間部分において
ベローズが遠心力によって撓まないように横棒にスライ
ド可能に取り付けておく。
【0024】また、ガイド管の中間部分で伸縮するよう
に2本のパイプを組み合わせたが、1本のパイプでその
一端を固定端にし、他端をスリーブに挿入して自由端と
してスライド可能に支持してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、キャプ
スタンとトラバースローラとの間に、線材の通過するガ
イド管が設けられているので、ガイド管により線材の撓
みが規制され、線材の位置に関係なく回転するフライヤ
からの遠心力の影響を線材は受けない。したがって、フ
ライヤを高速回転させても線材の撓みを防止することが
できるので、巻取ボビンに線材を規則正しく巻き取るこ
とができ、高速運転が可能となり、撚合機の性能向上に
つながる。
【0026】また、ガイド管はトラバースローラの移動
に対応して伸縮するので、線材に無理な力がかからず、
線材がガイド管の端面に引っ掛かって傷つくようなこと
はなく、線材の品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の撚合機の全体構成を示す正
面図
【図2】同じく平面図
【図3】撚合機要部を示す平面図
【図4】ガイド管の断面図
【図5】従来の撚合機の正面図
【図6】線材Wに作用する遠心力を示す図
【符号の説明】
1 フライヤ 2 キャプスタン 10 巻取ボビン 12 トラバースローラ 30 ガイド管 31 上流側パイプ 32 下流側パイプ 33 中継パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21F 7/00 D07B 3/08 D07B 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される回転体に、線材を引き取
    るキャプスタンと、前記回転体の回転によって撚られた
    線材を巻き取る巻取ボビンと、前記キャプスタンと巻取
    ボビンとの間に配され巻取ボビンの軸方向に移動自在な
    トラバースローラとが設けられ、前記キャプスタンとト
    ラバースローラとの間に、線材が遠心力で撓むのを防止
    するために線材の通過するガイド管がトラバースローラ
    の移動に伴って移動可能に設けられたことを特徴とする
    撚合機。
  2. 【請求項2】 回転駆動される回転体に、線材を引き取
    るキャプスタンと、前記回転体の回転によって撚られた
    線材を巻き取る巻取ボビンと、前記キャプスタンと巻取
    ボビンとの間に配され巻取ボビンの軸方向に移動自在な
    トラバースローラとが設けられ、前記キャプスタンとト
    ラバースローラとの間に、線材が遠心力で撓むのを防止
    するために線材の通過するガイド管がトラバースローラ
    の移動に伴って伸縮可能に設けられたことを特徴とす
    合機。
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