JP2962590B2 - 擬似移動層式クロマト分離装置 - Google Patents
擬似移動層式クロマト分離装置Info
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Description
分以上の成分中の特定成分に対して選択的吸着能力を有
する吸着剤を充填した多数の充填塔を、直列かつ無端に
連結した擬似移動層式クロマト分離装置に関するもので
ある。
的には原液中に含まれる2成分以上の成分中の特定成分
に対して選択的吸着能力を有する吸着剤を充填した多数
の単位充填塔(以下単に充填塔という)を配管で直列に
連結すると共に、最後部の充填塔と最前部の充填塔を配
管で連結することによって、全体を無端に連結した充填
塔群の系として形成させた装置を用いて、原液の供給、
溶離液の供給、及びラフィネート液の抜き出し、エクス
トラクト液の抜き出しの各位置関係を一定に保ちなが
ら、これらの位置を経時的に下流側に移行させること
で、吸着剤の実際の移動を行なわずに移動層の処理操作
を擬似的に実現する装置であることはよく知られてい
る。
明すると、C1〜C8は所定の吸着剤が充填された充填
塔であり、これらは配管Hにより無端直列に連結されて
いると共に、充填塔C8から充填塔C1の間の配管の途
中には循環ポンプP1が介設されており、本例のこの装
置では、一つの該循環ポンプP1により液循環が行なわ
れるようになっている。
上流側において、ラフィネート液の抜き出し弁A1〜A
8を介設した抜き出し用配管a1〜a8、及びエクスト
ラクト液の抜き出し弁B1〜B8を介設した抜き出し用
配管b1〜b8が分岐接続されており、また配管Hの下
流側において、原液の供給弁F1〜F8を介設した原液
供給用配管f1〜f8、及び溶離液の供給弁D1〜D8
を介設した溶離液供給用配管d1〜d8が分岐接続され
ている。なお上記ラフィネート液抜き出し用配管a1〜
a8は夫々合流管Rに接続されて背圧弁Vを介して液の
抜き出しが行なわれるように設けられ、同様にエクスト
ラクト液抜き出し用配管b1〜b8は夫々合流管Eに接
続されてポンプP4を介して一定流量で液の抜き出しが
行なわれるように設けられている。また、上記各原液供
給用配管f1〜f8はポンプP3から原液が供給される
分配管Fに接続され、各溶離液供給用配管d1〜d8は
ポンプP2から溶離液が供給される分配管Dに接続され
ている。
液を所定の位置に供給し(例えば原液を充填塔C5の頂
部に供給し、溶離液を充填塔C1の頂部に供給し)、か
つラフィネート液及びエクストラクト液を所定の位置か
ら抜き出す(例えばラフィネート液を充填塔C6の末端
から抜き出し、エクストラクト液を充填塔C2の末端か
ら抜き出す)操作を行なうことで、系内は上流側から下
流側に向かって各成分が富豊化された第1区画、第2区
画、第3区画、第4区画に分けられる(すなわち吸着剤
に対して各成分の富豊化された領域が分かれる)。そし
てこのような操作が一定時間継続して行なわれると、上
記第1〜第4の区画が充填塔C2から始まる状態に移行
するので、各弁の開閉を切換えて、充填塔C2の頂部に
溶離液を供給し、充填塔C6の頂部に原液を供給し、充
填塔C7の末端からラフィネート液を抜き出し、充填塔
C3の末端からエクストラクト液を抜き出すようにし、
このような操作を、上記一定時間毎に繰り返して下流側
に移行させるようにして、目的とする擬似移動層式のク
ロマト分離を行なっている。
な構成の擬似移動層式クロマト分離装置においては、充
填塔群の系の各部に流れる循環液の流量や液の組成は、
上述した第1〜第4の区画において一致せず、したがっ
て、上記第2図の装置構成で言えば、充填塔群の系の一
か所に介設されている循環ポンプP1が、装置稼働中に
第1〜第4の区画に所属する状態が順次移行することに
なる。このために、この循環ポンプP1が所属する区画
が変わる毎に、該ポンプP1の流量を変更したり粘度の
変化に対応する制御を行なう必要があった。
のポンプの流量制御機器として、高性能な機構のものが
必要となり装置が高価となるために、小型で制御が簡単
で種々の用途に汎用的に使える安価な擬似移動層式クロ
マト分離装置を提供することは難しいという問題があっ
た。
列に連結した配管の系内に循環ポンプを介設することに
代えて、第3図に示すように、該系の配管から分岐した
独立の循環ライン配管Jとその途中の循環ポンプP11
とを設けて、例えば第1区画の充填塔C1の頂部から順
次C2・・・・・C8と流した液を直接充填塔C1に戻
すのではなく、充填塔C8の末端から充填塔C1の頂部
に戻す配管の途中に三方弁G8を介設することで、液を
該循環ライン配管J側に流し、この循環ライン配管Jを
通った液を溶離液分配管Dに合流させて充填塔C1の頂
部に流すようにした装置を構成することが考えられる。
なおこの分岐配管である循環ライン配管Jに液を流す三
方弁Gを各充填塔間に各々設け、上記第1区画〜第4区
画の移行に合わせてこの三方弁による流路切換えを下流
側に移行させれば装置の稼動中の全範囲でこれを行なう
ことができる。
からの液を循環ライン配管Jに液を流してから第1区画
の頂部に供給するので、循環系の各単位充填塔に対する
液の流れは第2図の構成と全く同じに得ることができる
上に、循環ポンプP11に流れる液は常に第4区画末端
からの液となり、該循環ポンプP11の流量を変更した
り粘度の変化に対応する制御を行なうことが不要となる
利点があり、比較的小型の装置では有利に実施できる。
イン配管Jに一つの循環ポンプを設けることしかできな
いため、多数の充填塔に渡って液を循環させるのに必要
なポンプ圧が高くなり、よって各充填塔の耐圧設計等が
重要となり、一般に無端直列の配管途中に多数の循環ポ
ンプを設ける必要がある大型の擬似移動層式クロマト分
離装置にはそのままでは有利に適用できないという難点
があり、工業的規模で実施される大型の擬似移動層式ク
ロマト分離装置を提供するには、未だ改善の余地があ
る。
重ね、循環ポンプ等の流量制御等が簡単であり、しかも
充填塔の耐圧設計等の制約も小さく、安価に装置を構成
できる擬似移動層式クロマト分離装置を提供することを
目的として鋭意研究を重ね本発明を開発するに至ったも
のである。
合理的に構成する上で必要となっている分配管から分岐
した液供給弁等の構成を都合よく利用して、本発明を構
成する上で付加される構造が出来るだけ少なく、しかも
工業的な規模での実施を効果的に行なえる擬似移動層式
クロマト分離装置を提供するところにある。
できる擬似移動層式クロマト分離装置を提供することに
あり、特に、循環ポンプにピストン往復動型ポンプを使
用でき、また液抜き出しのためのポンプを不要としても
安定な運転のできる擬似移動層式クロマト分離装置を提
供することにある。
上のような目的を達成するために、原液中に含まれる2
成分以上の成分中の特定成分に対して選択的吸着能力を
有する吸着剤を充填した多数の充填塔を配管により無端
直列に連結した充填塔群の系と、この系に供給した原液
の液流れにより該原液中の各成分が富豊化した領域を該
系の上流側から第1〜第4の区画に分けて形成する循環
流を与える液循環手段と、これらの区画のうち第1の区
画の頂部に溶離液を供給する溶離液供給手段と、第3の
区画の頂部に原液を供給する原液供給手段と、第3の区
画の末端からラフィネート液を抜き出す第1の液抜き出
し手段と、第1の区画の末端からエクストラクト液を抜
き出す第2の液抜き出し手段とを備え、擬似移動層操作
を行なうことに伴なって、上記第1〜第4の区画が経時
的に下流側の充填塔に移行することに応じて、上記各液
供給及び液抜き出しの位置を下流側の充填塔に移行させ
るように制御される擬似移動層式クロマト分離装置にお
いて、上記液循環手段は、第2の区画から第3の区画の
間を遮断すると共に、該第2の区画の末端から流出する
液を原液と合流させた後に第3の区画の頂部に供給する
第1の流路切換手段並びに第1の循環ポンプと、第4の
区画から第1の区画の間を遮断すると共に、該第4の区
画の末端から流出する液を溶離液と合流させた後に第1
の区画の頂部に供給する第2の流路切換手段並びに第2
の循環ポンプにより構成したことを特徴とする本発明の
擬似移動層式クロマト分離装置を完成した。
及び第2の流路切換手段は夫々3方弁を用いて構成でき
る他、これらは、充填塔を直列に連結した配管の系の途
中に介設した一つの開閉弁と、該系から分岐した二つの
配管に夫々介設した開閉弁の組み合わせにより構成する
ことも好ましい。前者によれば流路切換が二つの三方弁
のみによって行なえ得る利点があるが、後者によれば弁
装置の構造からして安価に全体構成を構築できる利点が
ある。
表的な擬似移動層操作を行なう装置に適用できることは
勿論であるが、これに限定されるものではなく、本発明
の趣旨を損なわない限り他の形式の装置にも適用でき
る。例えば、上記第1の流路切換手段及び第2の流路切
換手段を、各充填塔の末端から液を抜き出すために上記
系の配管から分岐して設けられている第1の液抜き出し
手段及び第2の液抜き出し手段の分岐位置よりも下流に
設けることで、本出願人が既に提案している所謂3ゾー
ン方式の操作を行なうことを特徴とした擬似移動層装置
(特願昭60−228806号(特開昭62−9120
5号))にも適用することができる。
は、循環ライン配管Jに溶離液を供給する位置の後段に
設けてもよいし前段に設けてもよく、前段に設けた場合
には容量の小さいポンプを使用できる利点がある。同様
に、第2の循環ポンプは、配管Iに原液を供給する位置
の後段に設けてもよいし前段に設けてもよい。
る点の効果のみに注目してこれを一層強調するために
は、第1区画の末端からの液を第2区画の頂部に迂回し
て導入する経路を設けてその途中に循環ポンプを設ける
とか、第3区画の末端からの液を第4区画の頂部に迂回
して導入する経路を設けてその途中に循環ポンプを設け
るとかする構成を考えることもできるが、実際の工業的
規模の擬似移動層式クロマト分離装置を実現する場合に
は、本発明の構成によって従来にない優れた効果が十分
に得られる。
プは、第1区画及び第2区画を流れた液を第3区画の頂
部に流すものであればよく、第2の循環ポンプは、第3
区画及び第4区画を流れた液を第1区画の頂部に流すも
のであればよいため、擬似移動層の操作により第1区画
〜第4区画が下流側に充填塔に順次に移行しても、これ
らの第1及び第2の循環ポンプには、実質的に常に一定
の組成の液が一定の流量で流れることになり、該ポンプ
の流量可変制御等は不要となる効果がある。
について夫々一つづつの循環ポンプを設けたので、系全
体を対象として一つの循環ポンプを設ける場合に比べ
て、充填塔等における耐圧設計の要求が大幅に緩和さ
れ、特に工業的な規模で大型の装置を実施しようとする
場合の効果は極めて大きなものがある。
点だけでなく、第1循環ポンプ(第2循環ポンプも同
様)について言えば、第1区画の流量のみ、あるいは溶
離液合流前段にポンプを設けた場合には第1区画の流量
から溶離液の流量を差し引いた流量のみを出せばよいか
ら、例えば、循環ポンプに小型の分取クロマト装置に汎
用されるピストン往復動型ポンプを使用することがで
き、更に、流量変動がない分だけポンプの寿命が延びる
という効果もある。
第1及び第2の循環ポンプを使用することに伴って、ラ
フィネート液の抜き出し及びエクストラクト液の抜き出
しのために従来使用されていた抜き出し用ポンプあるい
は流量コントロール弁が不要となり、これらの双方に、
単純な背圧弁等の背圧を付与できる弁を用いることがで
きるという効果もある。
るが、本発明がこれらの実施例に限定されるものでない
ことは当然である。
の分離) 第1図は本実施例に使用した装置のフローを示す説明図
である。
(C1....C8)8本のそれぞれの末端を、次の充
填塔の頂部に、途中に開閉弁K(K1....K8)を
介して配管Hで無端連結し、各開閉弁Kの上流側の配管
Hにはラフィネート液流出弁A(A1....A8)と
エクストラクト液流出弁B(B1....B8)を連結
すると共に、各開閉弁Kの下流側(次段の充填塔との
間)の配管Hには原液供給弁F(F1....F8)と
溶離液供給弁D(D1....D8)を連結し、さらに
開閉弁Kと上記液流出弁A,Bの途中において系から分
岐して二つの分岐配管を接続し、その分岐配管の一方は
途中に開閉弁M(M1〜M8)を介設して循環ライン配
管Jに合流接続され、分岐配管の他方は途中に開閉弁N
(N1〜N8)を介設して循環ライン配管Iに合流接続
されている。なお上記ラフィネート液は背圧弁V1を介
して抜き出し、エクストラクト液は背圧弁V2を介して
抜き出した。
の循環ポンプP11を介して溶離液ポンプP2の出口と
連結し、上記他方の循環ライン配管Iは第2の循環ポン
プP12を介して原液ポンプP3の出口と連結した装置
を構成した。なお、各充填塔Cには強酸性カチオン交換
樹脂アンバーライトCG−6000のNa型を充填し
た。
の擬似移動層操作を行なった。
F5を開いて充填塔C5の頂部から原液として粗製マル
トース液を導入すると共に、溶離液供給弁D1を開いて
充填塔C1の頂部から溶離液として水を導入し、また、
ラフィネート液流出弁A6を開いて充填塔C6の末端か
らマルトトリオースを多く含む液(ラフィネート液)を
抜き出すと共に、エクストラクト液流出弁B2を開いて
充填塔C2の末端からマルトースを多く含む液(エクス
トラクト液)を抜き出す。更に系内配管に設けてある開
閉弁K8を閉じると共に、循環ライン配管Jの開閉弁M
8を開いて、充填塔C8の末端からの液の全量を第1の
循環ポンプP11を介して溶離液の分配管Dに合流さ
せ、溶離液供給弁D1から充填塔C1の頂部に導入させ
た。また同様にして、系内配管に設けてある開閉弁K4
を閉じると共に、循環ライン配管Iの開閉弁N4を開い
て、充填塔C4の末端からの液の全量を第2の循環ポン
プP12を介して原液の分配管Fに合流させ、原液供給
弁F5から充填塔C5の頂部に導入させた。
めた時間(これは各成分の富豊化された領域が充填塔の
一つ分だけ下流側に移行するのに見合った時間として設
定される)が経過した後、第2工程として、第1工程に
おいて開としていた原液供給弁をF5からF6に移行
し、開としていた溶離液供給弁をD1からD2に移行
し、開としていたラフィネート液流出弁をA6からA7
に移行し、開としていたエクストラクト液流出弁をB2
からB3に移行し、更に系内の開閉弁Kの開を、K8か
らK1へ、及びK4からK5に移行させると共に、循環
ライン配管Jの開閉弁の開をM8からM1に移行させ、
循環ライン配管Iの開を開閉弁からN4からN1に移行
させた。これらの弁の開閉切換の操作により、液の流れ
が全体の相互の位置関係を保ったまま充填塔の一つ分だ
け下流側に移行される。
液の流れ方向の下流に沿って移行させる操作を第8番目
の充填塔C8まで行ない、これを1サイクルとして、以
後繰り返して同じ操作を行なった。なお、第1の循環ポ
ンプP11の流量は全工程とも第1区画の流量から溶離
液の流量を差し引いた流量とし、第2の循環ポンプP1
2の流量は全工程とも第3区画の流量から原液の流量を
差し引いた流量としてこれらのポンプを一定流量で稼動
させた。
12の流量と原液のフィード量を合計したものから、第
1の循環ポンプP11の流量を減算したものであり、エ
クストラクト液流出量は第1の循環ポンプP11の流量
と溶離液のフィード量を合計したものから、第2の循環
ポンプP12の流量を減算したものである。)弁の開閉
の一巡すなわち第1工程から第8工程までを1サイクル
として数十サイクル後の流出液の組成を調べたところ下
記表1に示す通りであり、その結果は安定しており、ま
た第1及び第2の循環ポンプの流量は実質的に一定して
いて、本発明装置の優れた効果が確認された。
の分離) 上記第2図に示した装置を使用して比較試験を行なっ
た。
の充填塔C(C1....C8)8本のそれぞれの末端
を次の充填塔の頂部に配管Hで無端連結し、上記実施例
1における循環ライン配管J,Iを設けることなく、こ
の配管の充填塔C8とC1の間に循環ポンプP1を介設
した他は実施例1と同様にして装置を構成した。
5を開き充填塔C5の頂部から原液として粗製マルトー
ス液を導入し、溶離液供給弁D1を開き充填塔C1の頂
部から溶離液として水を導入し、ラフィネート液流出弁
A6を開き充填塔C6の底部からマルトトリオースを多
く含む液(ラフィネート液)を抜き出し、エクストラク
ト液流出弁B2を開き充填塔C2の底部からマルトース
を多く含む液(エクストラクト液)を抜き出し、さらに
充填塔C8の底部からの液を循環ポンプP1を介して充
填塔C1の頂部に導入し、この操作を、予め定めた時間
が経過する毎に下流側に移行させた。
属することになる領域に従って以下のように可変制御し
た。
あり安定していなかった。
ーを示す説明図である。
す説明図である。
示す説明図である。
ストラクト液流出弁 C1〜C8:充填塔 G1〜G8:三方
弁 K1〜K8:開閉弁 F1〜F8:原液
供給弁 D1〜D8:溶離液供給弁 M1〜M8:開閉
弁 N1〜N8:開閉弁 P1:循環ポンプ P2:溶離液供給ポンプ P3:原液供給ポ
ンプ P4:エクストラクト液抜き出しポンプ P11:第1の循環ポンプ P12:第2の循
環ポンプ H:配管 J:循環ライン配
管 I:循環ライン配管
Claims (6)
- 【請求項1】 原液中に含まれる2成分以上の成分中の
特定成分に対して選択的吸着能力を有する吸着剤を充填
した多数の単位充填塔を配管により無端直列に連結した
単位充填塔群の系と、この系に供給した原液の液流れに
より該原液中の各成分が富豊化した領域を該系の上流側
から第1〜第4の区画に分けて形成する循環流を与える
液循環手段と、これらの区画のうち第1の区画の頂部に
溶離液を供給する溶離液供給手段と、第3の区画の頂部
に原液を供給する原液供給手段と、第3の区画の末端か
らラフィネート液を抜き出す第1の液抜き出し手段と、
第1の区画の末端からエクストラクト液を抜き出す第2
の液抜き出し手段とを備え、擬似移動層操作に伴い上記
第1〜第4の区画が経時的に上記系の下流側の単位充填
塔に移行することに応じて、上記各液供給及び液抜き出
しの位置を下流側の単位充填塔に移行させる擬似移動層
式クロマト分離装置において、上記液循環手段は、第2
の区画から第3の区画の間を遮断すると共に、該第2の
区画の末端から流出する液を原液と合流させた後に第3
の区画の頂部に供給する第1の流路切換手段並びに第1
のポンプ手段と、第4の区画から第1の区画の間を遮断
すると共に、該第4の区画の末端から流出する液を溶離
液と合流させた後に第1の区画の頂部に供給する第2の
流路切換手段並びに第2のポンプ手段により構成したこ
とを特徴とする擬似移動層式クロマト分離装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記第1の流路切換
手段が、第2の区画と第3の区画の間の配管を遮断する
開閉弁と、該第2の区画の末端から流出する液を原液と
合流させる分岐配管に介設された開閉弁の組み合わせか
らなることを特徴とする擬似移動層式クロマト分離装
置。 - 【請求項3】 請求項1において、上記第2の流路切換
弁が、第4の区画と第1の区画の間の配管を遮断する開
閉弁と、該第4の区画の末端から流出する液を溶離液と
合流させる分岐配管に介設された開閉弁の組み合わせか
らなることを特徴とする擬似移動層式クロマト分離装
置。 - 【請求項4】 請求項2の第1の流路切換手段と請求項
3の第2の流路切換手段とを備えたことを特徴とする擬
似移動層式クロマト分離装置。 - 【請求項5】 請求項1において、第1の流路切換手段
及び第2の流路切換手段が夫々3方弁であることを特徴
とする擬似移動層式クロマト分離装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかにおいて、第
1の流路切換手段及び第2の流路切換手段が、各単位充
填塔の末端から液を抜き出すために上記系の配管から分
岐して設けられている第1の液抜き出し手段及び第2の
液抜き出し手段の分岐位置よりも下流に設けられている
ことを特徴とする擬似移動層式クロマト分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101644A JP2962590B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 擬似移動層式クロマト分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101644A JP2962590B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 擬似移動層式クロマト分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04334504A JPH04334504A (ja) | 1992-11-20 |
JP2962590B2 true JP2962590B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14306091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3101644A Expired - Lifetime JP2962590B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 擬似移動層式クロマト分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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CN109432822B (zh) | 2018-11-14 | 2023-09-29 | 内蒙古伊泰煤基新材料研究院有限公司 | 一种高效模拟移动床设备以及高效模拟移动床工艺 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP3101644A patent/JP2962590B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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