JP2962201B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP2962201B2 JP7256939A JP25693995A JP2962201B2 JP 2962201 B2 JP2962201 B2 JP 2962201B2 JP 7256939 A JP7256939 A JP 7256939A JP 25693995 A JP25693995 A JP 25693995A JP 2962201 B2 JP2962201 B2 JP 2962201B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/02Details of liquid circulation

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料処理装置の
処理液槽の構造に関する。詳しくは、脱銀反応を行う処
理液槽、ラックの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から感光材料の自動現像を行う感光
材料処理装置では、カラーの現像工程の場合、発色現
像、漂白、定着、安定により処理が行われている。発色
現像で、感光部分で潜像を形成している遊離した銀を還
元しながら、色素を生成する。漂白では発色部分の潜像
銀を再び酸化して銀塩に戻し、定着で銀塩を水溶性の錯
塩にして除去し、安定では未感光部分の発色成分を不活
性化することにより、安定した画像が得られ、現像工程
が完了する。
【0003】感光材料の処理液は、コスト面、あるい
は、廃液処理の面から、現像に必要な液量を少なく、抑
えるよう、工夫が成されている。処理液の疲労を抑制す
るために、各種の助剤が添加されている。一方では、少
ない液量で処理能力を安定させるため、処理液と感光材
料の活性を高め、あるいは一定に保てるよう、適度の攪
拌が行われている。
【0004】従来の感光材料処理装置の処理液槽につい
て一例を挙げ、説明する。図1は従来の感光材料処理装
置の処理液槽を示す概略断面図である。処理液槽61に
は、サブタンク62が連結されており、ポンプ63によ
り、サブタンク62の処理液を処理液槽61の底部に吐
出することにより、処理液を循環している。処理液槽6
1に浸漬されたラック64の下部に処理液が送り込まれ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】感光材料の処理に要す
る液量を抑える工夫として、化学的に処理液と感光材料
の活性を高め、適度の活性を保てるよう、適当な助剤が
用いる他、物理的に攪拌による反応の促進が行われてい
る。
【0006】しかしながら、従来の感光材料処理装置
は、処理液槽の側面から液を送り込むことにより、処理
液槽内を攪拌しているため攪拌不足となり、漂白、定着
等の脱銀処理においては、脱銀不足を生じやすい。感光
部分の潜像銀を再び銀塩に戻す反応が不足し、あるいは
銀塩を溶解除去する反応が不足すれば、感光材料に不要
な銀が残留し、高コントラスト化を招き、ハイライト部
の画質が損なわれる。また、脱銀不足の感光材料は、現
像処理後の長期保存により、画質が劣化する恐れもあ
る。
【0007】本発明は、感光材料処理装置の処理液層に
処理液が良好に攪拌される構造を有する処理液槽および
ラックを得て、脱銀不足を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、感光材料処理装置の処理液槽の底部
を、処理液を吐出する構造とするとともに、処理液が、
処理液槽の底部から、ラックの下部ターンカバーおよび
下部ターンガイドにより形成される空間に吐出され、下
部ターンガイドに設けた噴出口を通じて、搬送路上に噴
出する構造を得て、処理液の攪拌を行う。
【0009】下部ターンガイドに設けた噴出口を通じて
処理液を湧出する構造には、ラックの大きさや、搬送路
の長さにより、いくつかの方法が考えられる。例えば、
下部ターンガイドに設けた噴出口をスリット等とし、処
理液をスリット等から噴出して、ラック下部を移動中の
感光材料に吹き付けるとよい。この構造は、処理液槽が
比較的小さく、搬送路が短いラックや、処理反応が緩慢
に進行しやすいものに適している。
【0010】また、処理液槽が大きく搬送路が長いラッ
クについては、下部ターンガイドに設けた噴出口より湧
出した処理液を、さらに処理液面に近く、高い位置へ上
昇させ、ラックの適宜の高さから処理液が噴出させると
よい。この場合、下部ターンガイドの噴出口から、ラッ
クの高い位置へ通じる噴出通路を設ける必要がある。例
えば、ラックの側面を構成するラックプレートの内部を
二層構造にして、そこに噴出通路を設け、噴出通路から
ラックプレートの内側の部材にスリットやノズル等を設
け、搬送路に処理液が吹き出す構造とする。
【0011】通常の感光材料処理装置では、感光材料は
ラックを下降してきて、ターンローラー等により搬送方
向を変え、ラックを上昇していく。スリット等は、感光
材料が下降する側と、上昇する側の両方に設け、あるい
は丁度、方向の変わる箇所に設けるなど、適宜の位置に
設けることが出来るが、特に、感光材料が下向きに移動
する搬送路側に設けるとよい。処理液槽に進入し、下向
きに搬送される感光材料は、処理が開始した直後である
ため、処理反応が大きく、処理液の疲労が大きい。処理
反応が大きく、処理液の疲労が大きい側にスリットを設
けて、絶えず、処理液が循環するような構成とすること
により、反応不足を解消することが出来る。
【0012】本発明の感光材料処理装置の処理液槽およ
びラックは、構造上、処理液槽に供給される処理液が下
部ターンカバーおよび下部ターンガイドにより形成され
る空間に貯留しやすいため、下部ターンカバーは液切れ
の良い形状であることが望ましい。下部ターンカバーに
は処理液を導入する開口部を備える必要があることか
ら、例えば開口部から周囲に向かって勾配を持たせて、
液切れしやすい形状とすることが考えられる。
【0013】本発明の感光材料処理装置の処理液槽およ
びラックは、搬送路に処理液を噴出することにより処理
液の循環が生じることから、適宜ラックに搬送路から処
理液を流出させる循環路を確保することが考えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一例を図面と共に説明す
る。図2は、本発明の感光材料処理装置の処理液槽に用
いるラックの下部ターンガイドを説明する斜視図であ
る。ラックは、フィルムが下降するラックプレート(I
N側)51とフィルムが上昇するラックプレート(OU
T側)52、下部ターンガイド53を主な構成である。
一例に示すラックでは、処理仕様、処理時間に合わせて
ラックを複数接続して用いるもので、ラックプレート
(IN側)51と、ラックプレート(OUT側)52に
は、ラック同士を結合するラック接続用ジョイント71
を有する。
【0015】下部ターンガイド53は図のように、下部
ターンローラーのシャフト、ギヤ等に合わせた縁を設
け、下部ターンローラーの周に沿うような肉厚の形状と
することにより、処理液槽の無駄な間隙を埋めるのにも
役立つ。下部ターンガイド53は、スリット54を有
し、両端のツメ72をラックプレート(IN側)51に
示したような嵌着部73に嵌挿して組み立てる。
【0016】図3は、本発明の感光材料処理装置の処理
液槽に用いるラックの下部ターンカバーを説明する斜視
図である。下部ターンカバー55は、一例に用いるラッ
クの底面を形成し、ラックの構造を補強する。下部ター
ンカバー55には、中央に処理液の開口56を有し、ラ
ックを処理液槽から取り外した際に、処理液が速やかに
分離されるよう、開口56に向かって傾斜する形状を有
する。下部ターンカバー55の四隅には、前述のラック
プレート(OUT側)に示したラック接続用ジョイント
に嵌合するツメ74を有し、開口56に指を掛けて引く
ことにより、下部ターンカバー55を容易に取り外すこ
とができる。
【0017】図4は、本発明の感光材料処理装置の処理
液槽に用いるラックの底面を説明する概略正面図であ
る。図はフィルムが下降するラックプレート(IN側)
51を上、フィルムが上昇するラックプレート(OUT
側)52を下に示している。ラックの底面には下部ター
ンガイド53を備え、ラックプレートIN側にスリット
54が設けられている。スリット54を、脱銀等の現像
処理反応が強く生じ、処理液の疲労が大きいと考えられ
るラックプレートIN側に設けることにより、効率的に
攪拌ができる。
【0018】図中破線で示す円は、下部ターンガイド5
3の下に備える下部ターンカバーに設けた開口である。
ポンプから吐出された処理液は、下部ターンカバーと、
下部ターンガイドの間に送り込まれ、水圧により下部タ
ーンガイド53のスリット54から吹き出す。スリット
54の形状から、処理液槽に進入して、ラックプレート
IN側を下降する感光材料に吹き付けられる。
【0019】図5は、本発明の感光材料処理装置の処理
液槽に用いるラックの底部を説明する概略断面図であ
る。下部ターンカバー55は、ラックの底面となり、下
部ターンガイド53と下部ターンローラー58とによ
り、感光材料の搬送路が形成されている。処理液槽57
の底部にはポンプを介してタンクから導入される処理液
の吐出口59が設けられている。処理液は図中矢線で流
れを示すとおり、処理液槽57の吐出口59から下部タ
ーンカバーの開口を通じ、下部ターンガイドのスリット
から吹き出し、下降してきた感光材料75に吹き付けら
れる。
【0020】ここでは、カラーフィルムの処理について
一例を挙げ、下部ターンローラーに接近した感光材料
に、処理液を吹き付けるものについて説明しているが、
本発明は一例に限定されず、処理液槽の底部から水圧に
より処理液を処理液槽の上方へ導き、感光材料に吹き付
けてもよい。また白黒感光材料についても適用すること
が可能である。
【0021】本発明の感光材料処理装置の処理液槽およ
びラックは、通常の感光材料処理装置全般に適用が可能
であるが、特に脱銀処理を行う漂白、定着などに向いて
いる。最近の感光材料処理装置は、処理液槽に供給され
る処理液の液量が少なく、搬送路も感光材料の搬送を妨
げない程度に狭小になっている。スリットやノズル等か
ら噴出した処理液が、直接、感光材料に吹き付けられる
恐れがあるため、例えば発色現像を行う処理液槽に適用
する場合には、処理液が噴出する圧力を調整し、現像ム
ラを起こさないよう、注意を払う必要がある。
【0022】
【実施例】本発明の感光材料処理装置の実施例を図面と
共に説明する。図6は、本発明の感光材料処理装置の実
施例に用いる下部ターンガイドの斜視図、図7は本発明
の感光材料処理装置の実施例に用いるラックの底部にお
いて、処理液の吐出口周囲を補強する部品の斜視図、図
8は本発明の感光材料処理装置の実施例に用いる下部タ
ーンカバーの斜視図である。
【0023】図6にあるとおり、下部ターンガイド10
は下部ターンローラーや、シャフト、ギヤ、スプロケッ
ト等に接近するように突出し、全体的に肉厚の形状とす
ることにより、処理液槽の無駄な空間を解消するもので
ある。2本の搬送ラインについて、感光材料が下降する
ラックプレートIN側と、感光材料が上昇するラックプ
レートOUT側に噴出口50が設けられている。
【0024】図7に示す中間プレート46およびゴムパ
ッキン47は、下部ターンカバーの開口と、処理液槽の
底部の処理液の吐出口とを密着、安定させる部品であ
る。下部ターンガイドと下部ターンカバーの間に中間プ
レートを介することにより、ゴムパッキンを適度に圧着
し、ゴムパッキンにより、密着性が良好となり、振動の
解消にも役立つが、必ずしも用いる必要がない場合も考
えられる。
【0025】図8に示す下部ターンカバー11は、下部
ターンガイドとともに空間を形成するため、凹んだ形状
を有し、中央には開口が設けられている。本実施例の下
部ターンカバー11は、発泡成形により作製される。突
条48は、下部ターンガイドに設けた穴に嵌合し、下部
ターンガイドと下部ターンカバーを結合するものであ
る。
【0026】図9は、本発明の感光材料処理装置の実施
例に用いるラックの底部の構成を説明する断面図であ
る。図6〜図8の部品を用いて組み立てたラックの底部
について、図8のA断面、B断面について示す。A断面
にあるように、下部ターンカバーと下部ターンガイドが
突状の嵌合により結合する。処理液槽の吐出口付近を示
すB断面では、下部ターンガイドと下部ターンカバーの
間に、中間プレートとゴムパッキンを介して、吐出口
と、開口を密着して液漏れを解消し、処理液を下部ター
ンカバーの噴出口に送り出すことができる。
【0027】図10は、本発明の感光材料処理装置のラ
ックの動力伝達構成を説明する概略斜視図である。ラッ
クにはラインシャフト42からウォームギヤ21を介し
て動力が送られる。ラインシャフト42の動力を取り込
む伝達ギヤ22は、本実施例ではハスバと平歯車の組み
合わせにより構成する。動力はさらにアイドルギヤ
(A)24、アイドルギヤ(B)26を介して駆動ギヤ
25に伝達される。駆動ギヤ25の回転によりシャフト
中央にある送りスプロケット7、シャフトの末端にある
送りギヤ29が回転する。送りギヤ29の回転は送りア
イドルギヤ30より調整されている。
【0028】ラック最上位にある駆動ギヤの場合は、シ
ャフト中央に送りスプロケットがあり、シャフトの末端
には、スクイズギヤ40とともにスクイズ駆動ギヤ2
8、スクイズアイドルギヤ27、出口ローラー6を用い
ている。
【0029】図11は、本発明の感光材料処理装置の実
施例におけるラックの正面図で、ラックプレートOUT
側の概略を示す。
【0030】図11は後述する図15のB断面にあた
り、図の上側がラックプレートIN側、下側がラックプ
レートOUT側となる。ラックプレート(IN側)3
4、ラックプレート(OUT側)39は、それぞれ、バ
ックプレート(IN側)13、バックプレート(OUT
側)15を用いることにより、処理液の噴出通路を得て
いる。ラックプレート(IN側)とラックプレート(O
UT側)により形成される空間には中間プレート18を
用いて無駄な空間を解消している。感光材料45は、図
示するような搬送路を移動する。図中塗りつぶしの箇所
が、処理液槽の吐出口から送られてきた処理液の噴出通
路である。
【0031】図12は、本発明の感光材料処理装置の実
施例におけるラックの断面図で、各送りスプロケットの
シャフトに垂直な面を示す。
【0032】図12は後述する図15のA矢視にあた
り、図の上側がラックプレートIN側、下側がラックプ
レートOUT側になる。ラックプレート(IN側)33
には、ラックを安定させる固定ピン43や、ラックの取
り扱いに利用する取っ手44が一体成形で設けられてい
る。ラックプレート(OUT側)38についても同様に
固定ピンが設けられている。取っ手44の下側に見える
のは、中間プレート16である。
【0033】図13は、本発明の感光材料処理装置の実
施例における処理液槽の説明図で、ラックプレートOU
T側を示す。ラックプレートOUT側は、ラックプレー
ト(OUT側)38とラックプレート(OUT側)39
を連結して用いている。処理液槽から排出される感光材
料の水分を除去するためのスクイズローラーを回転させ
るスクイズギヤ40およびスクイズメタル41を有す
る。
【0034】図14は、本発明の感光材料処理装置の実
施例における処理液槽を説明する断面図である。感光材
料は搬送経路に沿って、まず入口ターンガイド1、入口
ターンローラー2でラック内に送り込まれる。さらに入
口コロ3に案内されて液中へ進入し、送りスプロケット
7等により処理液中を下降する。ラック底部では下部タ
ーンローラーユニット9、下部ターンローラー10によ
り、感光材料の搬送方向は上向きにかわり、処理液中を
上昇する。ラック出口では、送りスプロケット7から出
口ローラー6で駆動されて感光材料が液中より引き出さ
れ、上部ターンローラー5と上部ターンガイド4により
案内されて、ラック外に排出される。
【0035】ラックは、ラックプレートIN側の側面
に、バックプレート(IN側)12およびバックプレー
ト(IN側)13、ラックプレートOUT側の側面に、
バックプレート(OUT側)14およびバックプレート
(OUT側)15を備えている。
【0036】ラックプレートと中間プレートにより、搬
送路が形成されており、中間プレートは、中間プレート
16、中間プレート17、中間プレート18、中間プレ
ート19を接続したものである。2本の搬送路の間には
送りスプロケット7などがある。
【0037】ラックの底部には、下部ターンローラーユ
ニット9、下部ターンガイド10、下部ターンカバー1
1を備え、下部ターンガイドが曲面を有するため、下部
ターンローラーとともに無駄のない搬送路が形成されて
いる。また、ラックプレート、下部ターンガイドと、バ
ックプレートおよび下部ターンカバーにより、処理液の
噴出通路が形成されている。図中塗りつぶしの箇所が、
処理液槽の吐出口から送られてきた処理液の噴出通路で
ある。
【0038】図15は、本発明の感光材料処理装置の実
施例における処理槽の説明図で、ラックプレートIN側
を示す。ラックプレートIN側は、ラックプレート(I
N側)33とラックプレート(IN側)34を連結して
用いている。前述の通り、ラックプレート(IN側)3
3と一体成形された、固定ピン43、取っ手44が図示
されている。図には動力伝達構成も示されており、前述
の通り、ウォームギヤ21、伝達ギヤ22により駆動シ
ャフト20が回転し、アイドルギヤ(A)24、駆動ギ
ヤ25、アイドルギヤ(B)26や、送りギヤ29、送
りアイドルギヤ30、スクイズアイドルギヤ27、スク
イズ駆動ギヤ28、メタル35が動力を得ている。
【0039】ラックプレートには、液噴出ノズル36が
設けられ、ポンプ等の水圧により、図に示す高さまで処
理液の噴出通路を得ている。一方、液噴出ノズル36が
処理液を送入するのに対し、処理液を流出する液流出口
37を設けて、処理液の循環を図っている。その他、本
実施例の感光材料処理装置のラックは、搬送される感光
材料を安定させるため、振り子31、振り子32を備え
ている。
【0040】
【発明の効果】上記のように本発明は、感光材料処理装
置の処理液槽の底部から処理液を吐出して、ラックの下
部ターンカバーおよび下部ターンガイドにより形成され
る空間から、下部ターンガイドに設けた噴出口を通じ
て、搬送路上に噴出する構造である。処理液槽の大きさ
や搬送路の長さに応じて噴出口より湧出した処理液を、
液面に近い高い位置へ上昇させ、ラックの適宜の高さか
ら処理液が噴出させれば、処理液がよどみなく循環する
上、必要に応じて処理液の流出口を設け、処理液の循環
路を確保すれば、より良好に攪拌される。
【0041】本発明を構成する下部ターンカバーや下部
ターンガイド、ラックプレート等はツメと嵌着部の嵌合
により組み立てることが可能である。簡易に組み立て、
分解できるため、取り扱いしやすく、メンテナンスも容
易である。
【0042】本発明の感光材料処理装置の処理液槽およ
びラックは、漂白、定着等の脱銀処理に適用することに
より、処理反応を促進させることができる。脱銀処理を
適正に行うだけでなく、処理液の疲労が軽減することに
より、処理液交換サイクルが伸びれば、処理コストの低
下と資源の節約を図ることができる。脱銀不足を防止で
きるため、画質を保ち、長期保存による画質の劣化を防
ぐ等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の感光材料処理装置の処理液槽を示す概略
断面図である。
【図2】本発明の感光材料処理装置の処理液槽に用いる
ラックの下部ターンガイドを説明する斜視図である。
【図3】本発明の感光材料処理装置の処理液槽に用いる
ラックの下部ターンカバーを説明する斜視図である。
【図4】本発明の感光材料処理装置の処理液槽に用いる
ラックの底面を説明する概略正面図である。
【図5】本発明の感光材料処理装置の処理液槽に用いる
ラックの底部を説明する概略断面図である。
【図6】本発明の感光材料処理装置の実施例に用いる下
部ターンガイドの斜視図
【図7】本発明の感光材料処理装置の実施例に用いるラ
ックの底部において、処理液の吐出口周囲を補強する部
品の斜視図である。
【図8】本発明の感光材料処理装置の実施例に用いる下
部ターンカバーの斜視図である。
【図9】本発明の感光材料処理装置の実施例に用いるラ
ックの底部の構成を説明する断面図である。
【図10】本発明の感光材料処理装置の実施例における
ラックの動力伝達構成を説明する概略斜視図である。
【図11】本発明の感光材料処理装置の実施例における
ラックの断面図である。
【図12】本発明の感光材料処理装置の実施例における
ラックの矢視図である。
【図13】本発明の感光材料処理装置の実施例における
処理液槽の正面図である。
【図14】本発明の感光材料処理装置の実施例における
処理液槽の断面図である。
【図15】本発明の感光材料処理装置の実施例における
処理液槽の断面図である。
【符号の説明】
1 入口ターンガイド 2 入口ターンローラー 3 入口コロ 4 上部ターンガイド 5 上部ターンローラー 6 出口ローラー 7 送りスプロケット 8 処理液槽 9 下部ターンローラーユニット 10 下部ターンガイド 11 下部ターンカバー 12 バックプレート(IN側) 13 バックプレート(IN側) 14 バックプレート(OUT側) 15 バックプレート(OUT側) 16 中間プレート 17 中間プレート 18 中間プレート 19 中間プレート 20 駆動シャフト 21 ウォームギヤ 22 伝達ギヤ 23 メタル 24 アイドルギヤ(A) 25 駆動ギヤ 26 アイドルギヤ(B) 27 スクイズアイドルギヤ 28 スクイズ駆動ギヤ 29 送りギヤ 30 送りアイドルギヤ 31 振り子 32 振り子 33 ラックプレート(IN側) 34 ラックプレート(IN側) 35 メタル 36 液噴出ノズル 37 液流出口 38 ラックプレート(OUT側) 39 ラックプレート(OUT側) 40 スクイズギヤ 41 スクイズメタル 42 ラインシャフト 43 固定ピン 44 取っ手 45 感光材料 46 中間プレート 47 ゴムパッキン 48 突条 49 開口 50 噴出口 51 ラックプレート(IN側) 52 ラックプレート(OUT側) 53 下部ターンガイド 54 スリット 55 下部ターンカバー 56 開口 57 処理液槽 58 下部ターンローラー 59 吐出口 61 処理液槽 62 サブタンク 63 ポンプ 64 ラック 71 ラック接続用ジョイント 72 ツメ 73 嵌着部 74 ツメ 75 感光材料

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液槽を備えた感光材料処理装置にお
    いて、処理液槽の底部に処理液を吐出する構造を設け、
    処理液槽の底部より湧出する処理液がラックの下部ター
    ンカバーおよび下部ターンガイドにより形成される空間
    に吐出され、下部ターンガイドに設けた噴出口を通じ
    て、搬送路上に噴出する構造を備えたことを特徴とする
    処理液槽を備えた感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 処理液槽を備えた感光材料処理装置にお
    いて、処理液槽の底部を処理液を吐出する構造を設け、
    処理液槽の底部より湧出する処理液がラックの下部ター
    ンカバーおよび下部ターンガイドにより形成される空間
    に吐出され、下部ターンガイドに設けた噴出口、ラック
    プレート内部に設けた処理液の噴出通路および噴出口を
    通じて、搬送路上に噴出する構造を含むことを特徴とす
    る処理液槽を備えた感光材料処理装置。
JP7256939A 1995-09-08 1995-09-08 感光材料処理装置 Expired - Fee Related JP2962201B2 (ja)

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