JP2960900B2 - ハンドバッグ - Google Patents

ハンドバッグ

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JP2960900B2
JP2960900B2 JP30182497A JP30182497A JP2960900B2 JP 2960900 B2 JP2960900 B2 JP 2960900B2 JP 30182497 A JP30182497 A JP 30182497A JP 30182497 A JP30182497 A JP 30182497A JP 2960900 B2 JP2960900 B2 JP 2960900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な切替操作で
美的印象を変えることができるハンドバッグに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ハンドバッグには、バッグ本体の開口部
を覆うカバー部の先端にハンドバッグに装飾効果を付与
する飾り専用または止め金を兼ねるブローチ状飾りが設
けられているのを普通とするが、従来のブローチ状飾り
は変更不能なために、服装や身飾り品に相応しいお洒落
をしようとするには多数のハンドバッグを所有していな
ければならず、その経済的負担は相当なものとなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような課題を解決して、ブローチ状
飾りを簡単な操作で切替えてハンドバッグの美的印象を
替え、2種のハンドバッグとして利用することができる
極めて経済的なハンドバッグを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
するためになされた本発明に係るハンドバッグは、バッ
グ本体の開口部を覆うカバー部の表面に取付けられてハ
ンドバッグに装飾効果を付与するブローチ状飾りを、
長コ字枠状で上部中央にカバー止め具取付用の係止孔が
設けられている枠状ベース部材と、表面が第1飾り部に
形成され裏面には表面の第1飾り部とは美的印象の異な
る第2飾り部が形成されている飾り部材とよりなるもの
として、前記カバー部に枠状ベース部材をその枠部下端
の開放端がカバー部先端と同一線上に位置するように取
付け、この枠状ベース部材の枠内には前記飾り部材を嵌
装してその両端を回動自在に軸支させ、さらに、この飾
り部材と枠状ベース部材の上下間には両者のいずれか一
方に挿着されて上下方向に作用するばねの弾発力により
出没自在な球状突起を他方に設けた係合凹部に係脱自在
とする仮保持機構を設けたことを特徴とするものを基本
構成とする。そして、このようなハンドバッグにおい
て、カバー止め具取付用の係止孔を枠状ベース部材の上
部中央に設けた舌片部に設けてあるものを請求項2に係
る発明とし、また、仮保持機構を、枠状ベース部材の上
縁内面にばねの弾発力をもって出没自在に設けられた球
状突起と、飾り部材の上下縁に前記球状突起小球と対応
させて形成してある係合凹部とよりなるもの、及び仮保
持機構が、枠状ベース部材の上縁内面に形成してある係
合凹部と、飾り部材の上下縁に前記係合凹部に対応して
設けたばねの弾発力をもって出没自在とした球状突起球
状突起よりなるものものとして的確な仮保持機能を有す
るとともに表裏反転操作を容易にしたものを請求項3及
び4に係る発明とし、さらに、第1飾り部と第2飾り部
のうち少なくとも一方をブランド標識部としてこれに装
飾機能と出所表示機能を併せもたせるようにしたものを
請求項5に係る発明とする。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図1〜図3に示す
好ましい実施の形態について詳細に説明する。1はバッ
グ本体、2はバッグ本体1の開口部を覆うカバー部であ
り、カバー部2の先端表面にはハンドバッグに装飾効果
を付与するブローチ状飾り11が露呈されており、これ
らの構成は従来のハンドバッグと同様であるが、本発明
はブローチ状飾り11に従来には見られない特長があ
る。
【0006】すなわち、本発明におけるブローチ状飾り
11は、カバー部2に基部が固定される枠状ベース部材
12と、このベース部材12の内部にあって両端の短軸
を枠状ベース部材の両側内面に軸支させることにより回
動自在に連結された表裏反転可能な飾り部材13とより
なるもので、この飾り部材13の上下縁のいずれか一方
が枠状ベース部材12の上下縁のいずれか一方または双
方に仮保持機構14を介して係脱自在に保持させてあ
る。そして、この飾り部材13にはその表側に第1飾り
部13aが形成される一方、裏側にはこの第1飾り部1
3aとは美的印象の異なる第2飾り部13bが形成され
ていて、この第1飾り部13aと第2飾り部13bのい
ずれか一方が表面に現れるように構成されている。
【0007】なお、この実施の形態では、枠状ベース部
材12を横長のコ字枠状として、その開放端をカバー部
2の先端縁に位置させ、開放端で飾り部材13を手指に
より操作できるようにして飾り部材13の表裏反転操作
を容易に行なえるようにしてあるが、枠状ベース部材1
2を横長の角枠状として上面より飾り部材の表裏反転操
作を行うようにしてもよい。
【0008】なお、第1飾り部13aと第2飾り部13
bとは前記したように美的印象の異なるものでなければ
目的を達成できないが、美的印象の異なるものとは同一
の模様であっても金色と銀色としたり、金色と黒色にす
るなど色調を替えたり、艶を変えるだけとするなど、広
い意味で美的印象が異なっていればよいことは勿論であ
る。また、表側飾り部13aと裏側飾り部13bの少な
くとも一方は、文字商標或いは図形商標などのブランド
標識部としておけば、装飾機能と出所表示機能を併せも
つこととなる。
【0009】さらに、枠状ベース部材12内に表裏反転
可能なように回動自在に連結されている飾り部材13を
枠状ベース部材12に係脱自在とする仮保持機構14の
構成は特に問わないが、この好ましい実施の形態におい
て使用した仮保持機構14は、枠状ベース部材12の上
縁内面にばねの弾発力をもって出没自在に配設された球
状突起14aと、飾り部材13の上下縁の前記球状突起
14aに対応する位置に形成してある係合凹部14bと
よりなるものとして手指による表裏反転操作を容易にす
るとともに、仮保持機能を的確なものとしている。ま
た、これとは逆に図4に示すように枠状ベース部材12
の上縁内面に係合凹部14bを形成し、飾り部材13の
上下縁に係合凹部14bに対応したばねの弾発力をもっ
て出没自在とした球状突起14aを設けたものとしても
よい。なお、15は磁気ホック等の止め具をカバー部2
の裏面に取り付けるために枠状ベース部材12に連設し
た係止孔15a付きの舌片部である。
【0010】このように構成されたものは、常時はバッ
グ本体の開口部を覆うカバー部2の先端にあるブローチ
状飾り11の表面にある第1飾り部13aがハンドバッ
グに装飾効果を付与することとなるが、このブローチ状
飾り11はハンドバッグに固定された不変のものではな
く、ハンドバッグ側に基部が固定されるベース部材12
と、このベース部材12の表側に回動自在に連結されて
表裏反転とした飾り部材13とよりなるものであって、
飾り部材13にはその表面に第1飾り部13aが形成さ
れる一方、裏面にとこの第1飾り部13aとは美的印象
の異なる第2飾り部13bが形成されているので、第2
飾り部13bが表側となるように飾り部材13表裏反転
させるだけでハンドハッグ自体が美的印象の異なるもの
となり、服装や身飾り品に相応しいものに変更使用でき
ることとなる。従って、例えば、黒色のハンドバッグの
ブローチ状飾り11の飾り部材13の表側を金色の第1
飾り部13aとし裏側は黒色の第2飾り部13bとして
おけば、結婚式などのおめでたいときにはその服装に相
応しい金色の第1飾り部13aを露呈させて使用し、葬
式などの不祝儀時にはその服装に相応しい黒色の第2飾
り部13bを露呈させて使用することができ、祝儀用と
不祝儀用を1個のハンドバッグな兼用できるので経済的
なものとなる。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、ブローチ状飾りを簡単な操作で切替えてハンドバッ
グの美的印象を替え、2種のハンドバッグとして利用す
ることができる極めて経済的なハンドバッグとして実用
上の効果が大きいものである。従って、本発明は従来の
ハンドバッグの問題を解決したものとして、業界に寄与
するところ大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の好ましい実施の形態におけるブローチ
状飾りの一部切欠斜視図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態におけるブローチ
状飾りの断面図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態におけるブローチ
状飾りの他例の断面図である。
【符号の説明】
1 バッグ本体 2 カバー部 11 ブローチ状飾り 12 ベース部材 13 飾り部材 13a 第1飾り部 13b 第2飾り部 14 仮保持機構 14a 球状突起 14b 係合凹部15 舌片部 15 a カバー止め具取付用の係止孔

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッグ本体(1) の開口部を覆うカバー部
    (2) の表面に取付けられてハンドバッグに装飾効果を付
    与するブローチ状飾り(11)を、横長コ字枠状で上部中央
    にカバー止め具取付用の係止孔(15a) が設けられている
    枠状ベース部材(12)と、表面が第1飾り部(13a) に形成
    され裏面には表面の第1飾り部(13a)とは美的印象の異
    なる第2飾り部(13b) が形成されている飾り部材(13)と
    よりなるものとして、前記カバー部(2) に枠状ベース部
    材(12)をその枠部下端の開放端がカバー部先端と同一線
    上に位置するように取付け、この枠状ベース部材(12)の
    枠内には前記飾り部材(13)を嵌装してその両端を回動自
    在に軸支させ、さらに、この飾り部材(13)と枠状ベース
    部材(12)の上下間には両者のいずれか一方に挿着されて
    上下方向に作用するばねの弾発力により出没自在な球状
    突起(14a) を他方に設けた係合凹部(14b) に係脱自在と
    する仮保持機構(14)を設けたことを特徴とするハンドバ
    ッグ。
  2. 【請求項2】 カバー止め具取付用の係止孔(15a) を枠
    状ベース部材(12)の上部中央に設けた舌片部(15)に設け
    てある請求項1に記載のハンドバッグ。
  3. 【請求項3】 仮保持機構(14)が、枠状ベース部材(12)
    の上縁内面にばねの弾発力をもって出没自在に設けられ
    た球状突起(14a) と、飾り部材(13)の上下縁に前記球状
    突起(14a) に対応して形成してある係合凹部(14b) とよ
    りなるものである請求項1または2に記載のハンドバッ
    グ。
  4. 【請求項4】 仮保持機構(14)が、枠状ベース部材(12)
    の上縁内面に形成してある係合凹部(14b) と、飾り部材
    (13)の上下縁に前記係合凹部(14b) に対応して設けたば
    ねの弾発力をもって出没自在とした球状突起(14a) より
    なるものである請求項1または2に記載のハンドバッ
    グ。
  5. 【請求項5】 第1飾り部(13a) と第2飾り部(13b) の
    少なくとも一方がブランド標識部である請求項1または
    2または3または4に記載のハンドバッグ。
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