JP2960243B2 - 空調装置 - Google Patents
空調装置Info
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- JP2960243B2 JP2960243B2 JP5484992A JP5484992A JP2960243B2 JP 2960243 B2 JP2960243 B2 JP 2960243B2 JP 5484992 A JP5484992 A JP 5484992A JP 5484992 A JP5484992 A JP 5484992A JP 2960243 B2 JP2960243 B2 JP 2960243B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車室内の冷暖房を行う空
調装置に関するものである。
調装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の空調装置は、車室内に設
置された空調ユニットと空気吹き出し口をダクトを介し
て連結し、空調空気を吹き出すものであった。
置された空調ユニットと空気吹き出し口をダクトを介し
て連結し、空調空気を吹き出すものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、車室内の搭乗人員に関係なく一定の冷暖
房能力で定められた位置から空調空気を吹き出すため、
搭乗者が多い場合には冷暖房能力が不足したり、搭乗者
が存在しない位置にも空調空気が吹き出され、搭乗者が
存在する位置がすみやかに冷暖房されにくいという課題
があった。本発明は上記課題を解決するもので、搭乗者
の在席状態を検知して、その信号に応じて冷暖房能力を
定め、かつ、吹き出し状態の制御を行なうことを目的と
したものである。
来の構成では、車室内の搭乗人員に関係なく一定の冷暖
房能力で定められた位置から空調空気を吹き出すため、
搭乗者が多い場合には冷暖房能力が不足したり、搭乗者
が存在しない位置にも空調空気が吹き出され、搭乗者が
存在する位置がすみやかに冷暖房されにくいという課題
があった。本発明は上記課題を解決するもので、搭乗者
の在席状態を検知して、その信号に応じて冷暖房能力を
定め、かつ、吹き出し状態の制御を行なうことを目的と
したものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、車室内の冷暖房を行なう空調ユニットおよび
空気吹き出し口と、前記車室内の座席に設けられ搭乗者
の心拍、呼吸に伴う細体動を検知して在席状態を判定す
る在席検知手段とを有し、前記在席検知手段からの信号
に応じて冷暖房能力および吹き出し状態を制御するもの
である。
するため、車室内の冷暖房を行なう空調ユニットおよび
空気吹き出し口と、前記車室内の座席に設けられ搭乗者
の心拍、呼吸に伴う細体動を検知して在席状態を判定す
る在席検知手段とを有し、前記在席検知手段からの信号
に応じて冷暖房能力および吹き出し状態を制御するもの
である。
【０００５】
【作用】本発明は上記構成によって、在席検知手段が搭
乗者の心拍、呼吸に伴う細体動に基づいて在席の有無を
知る。そして、在席が検知された場合、在席人数に応じ
て冷暖房能力を決定し、在席者の位置のみに空調空気を
吹き出して冷暖房を行なう。
乗者の心拍、呼吸に伴う細体動に基づいて在席の有無を
知る。そして、在席が検知された場合、在席人数に応じ
て冷暖房能力を決定し、在席者の位置のみに空調空気を
吹き出して冷暖房を行なう。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【０００７】図１において、１は空調ユニットで、内部
に冷媒配管２を介して連結された室内熱交換器３、送風
機４を有する。５は空調ユニット１から吹き出される空
調空気を搬送するダクトで、末端に運転席側吹出口６、
助手席側吹出口７、右後部座席側吹出口８、左後部座席
側吹出口９と連通している。そして、各々の吹出口６、
７、８、９、に到る途中のダクト５の中には、運転席側
電動ダンパ１０、助手席側電動ダンパ１１、右後部座席
側電動ダンパ１２、左後部座席側電動ダンパ１３を有す
る。
に冷媒配管２を介して連結された室内熱交換器３、送風
機４を有する。５は空調ユニット１から吹き出される空
調空気を搬送するダクトで、末端に運転席側吹出口６、
助手席側吹出口７、右後部座席側吹出口８、左後部座席
側吹出口９と連通している。そして、各々の吹出口６、
７、８、９、に到る途中のダクト５の中には、運転席側
電動ダンパ１０、助手席側電動ダンパ１１、右後部座席
側電動ダンパ１２、左後部座席側電動ダンパ１３を有す
る。
【０００８】図２において、１４は運転席に、１５は助
手席に、１６は右後部座席に、１７は左後部座席に組み
込まれた在席検知手段である。これらの在席検知手段１
４、１５、１６、１７は在席人数判定回路１８を介して
それぞれ、冷暖房制御回路１９と圧縮機２０、運転席側
ダンパ制御回路２１と運転席側電動ダンパ１０、助手席
側ダンパ制御回路２２と助手席側電動ダンパ１１、右後
部座席側ダンパ制御回路２３と右後部座席側電動ダンパ
１２、左後部座席側ダンパ制御回路２４と左後部座席側
電動ダンパ１３と接続されている。
手席に、１６は右後部座席に、１７は左後部座席に組み
込まれた在席検知手段である。これらの在席検知手段１
４、１５、１６、１７は在席人数判定回路１８を介して
それぞれ、冷暖房制御回路１９と圧縮機２０、運転席側
ダンパ制御回路２１と運転席側電動ダンパ１０、助手席
側ダンパ制御回路２２と助手席側電動ダンパ１１、右後
部座席側ダンパ制御回路２３と右後部座席側電動ダンパ
１２、左後部座席側ダンパ制御回路２４と左後部座席側
電動ダンパ１３と接続されている。
【０００９】次に、図３を用いて在席検知手段１４、１
５、１６、１７の構成を説明する。同図に示したよう
に、在席検知手段１４、１５、１６、１７はそれぞれ体
動検知素子２５と信号処理回路２６から構成されてい
る。体動検知素子２５は、ポリフッ化ビニリデン（ＰＶ
ＤＦ）などの高分子圧電材料を薄膜状にし、両面に可と
う性の電極膜を付着させたものをテープ状に成形したも
ので、運転席、助手席、右後部座席、左後部座席の内部
にそれぞれ配設されている。信号処理回路２６はローパ
スフィルタ２７、増幅器２８、整流器２９、積分器３
０、および比較器３１から構成されている。
５、１６、１７の構成を説明する。同図に示したよう
に、在席検知手段１４、１５、１６、１７はそれぞれ体
動検知素子２５と信号処理回路２６から構成されてい
る。体動検知素子２５は、ポリフッ化ビニリデン（ＰＶ
ＤＦ）などの高分子圧電材料を薄膜状にし、両面に可と
う性の電極膜を付着させたものをテープ状に成形したも
ので、運転席、助手席、右後部座席、左後部座席の内部
にそれぞれ配設されている。信号処理回路２６はローパ
スフィルタ２７、増幅器２８、整流器２９、積分器３
０、および比較器３１から構成されている。
【００１０】上記構成において、座席の上に人体が存在
する場合、体動検知素子２５は座席の上の人体の心拍、
呼吸および動作などの体動により変形を受け、圧電効果
による電圧が発生する。そして発生した電圧出力のうち
所定の周波数成分のみがローパスフィルタ２７を通過
し、増幅、整流された後、積分器３０により積分され
る。実際の場面での積分器３０の出力信号を図４に示
す。図に示したように動作などの粗体動が起こった場合
は大きな出力があり、在席して安静状態の場合は人体の
心拍、呼吸に伴う細体動によりレベルの低い出力が得ら
れ、離席していると出力がゼロとなる。すなわち、車内
の座席の上に人体が存在するかぎり少なくとも上記のよ
うな人体の心拍、呼吸に伴う細体動によりレベルの低い
出力が得られる。このことを利用して、比較器３１では
積分器３０の出力信号が図４に示すＶａとＶｂの範囲内
の細体動状態であれば、在席であると判定する。
する場合、体動検知素子２５は座席の上の人体の心拍、
呼吸および動作などの体動により変形を受け、圧電効果
による電圧が発生する。そして発生した電圧出力のうち
所定の周波数成分のみがローパスフィルタ２７を通過
し、増幅、整流された後、積分器３０により積分され
る。実際の場面での積分器３０の出力信号を図４に示
す。図に示したように動作などの粗体動が起こった場合
は大きな出力があり、在席して安静状態の場合は人体の
心拍、呼吸に伴う細体動によりレベルの低い出力が得ら
れ、離席していると出力がゼロとなる。すなわち、車内
の座席の上に人体が存在するかぎり少なくとも上記のよ
うな人体の心拍、呼吸に伴う細体動によりレベルの低い
出力が得られる。このことを利用して、比較器３１では
積分器３０の出力信号が図４に示すＶａとＶｂの範囲内
の細体動状態であれば、在席であると判定する。
【００１１】在席人数判定回路１８は、各在席検知手段
１４、１５、１６、１７からの信号を受け、在席人数を
判定し、冷暖房制御回路１９を介して圧縮機２０の能力
を制御する。すなわち、在席人数が増すにしたがって、
冷暖房能力を高めるのである。また、各在席検知手段１
４、１５、１６、１７からの信号は、それぞれ各座席の
ダンパ制御回路２１、２２、２３、２４に送られ、在席
であると判定された場合のみ、各電動ダンパ１０、１
１、１２、１３を開放してそれぞれの吹出口６、７、
８、９から空調空気を吹き出す。
１４、１５、１６、１７からの信号を受け、在席人数を
判定し、冷暖房制御回路１９を介して圧縮機２０の能力
を制御する。すなわち、在席人数が増すにしたがって、
冷暖房能力を高めるのである。また、各在席検知手段１
４、１５、１６、１７からの信号は、それぞれ各座席の
ダンパ制御回路２１、２２、２３、２４に送られ、在席
であると判定された場合のみ、各電動ダンパ１０、１
１、１２、１３を開放してそれぞれの吹出口６、７、
８、９から空調空気を吹き出す。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の就寝装置
によれば、次の効果が得られる。 （１）在席検知手段により搭乗者の心拍、呼吸に伴う細
体動に基づいて在席状態を検知して空調ユニットの冷暖
房能力を制御しているので、搭乗者の人数に応じて車内
の冷暖房を行なうことができるとともに、荷物のような
非生物の物体が座席に置かれても誤動作なく人の有無を
判定して空調ユニットを制御することができる。 （２）在席検知手段により車内の各座席の吹出口に応じ
るダンパを制御しているので、必要な位置だけの空調を
行なうことができる。
によれば、次の効果が得られる。 （１）在席検知手段により搭乗者の心拍、呼吸に伴う細
体動に基づいて在席状態を検知して空調ユニットの冷暖
房能力を制御しているので、搭乗者の人数に応じて車内
の冷暖房を行なうことができるとともに、荷物のような
非生物の物体が座席に置かれても誤動作なく人の有無を
判定して空調ユニットを制御することができる。 （２）在席検知手段により車内の各座席の吹出口に応じ
るダンパを制御しているので、必要な位置だけの空調を
行なうことができる。
【図１】本発明の一実施例における空調装置の系統図
【図２】同装置の制御ブロック図
【図３】同装置の在席検知手段の制御ブロック図
【図４】同装置における在席検知手段の積分器からの出
力波形図
力波形図
１ 空調ユニット ５ ダクト ６、７、８、９ 空気吹き出し口 １０、１１、１２、１３ 電動ダンパ １４、１５、１６、１７ 在席検知手段 ２１、２２、２３、２４ ダンパ制御回路 ２５ 体動検知素子 ２６ 信号処理回路
Claims (1)
- 【請求項１】車室内の冷暖房を行なう空調ユニットおよ
び空気吹き出し口と、前記車室内の座席に設けられ搭乗
者の心拍、呼吸に伴う細体動を検知して在席状態を判定
する在席検知手段とを有し、前記在席検知手段からの信
号に応じて前記空調ユニットの冷暖房能力および吹き出
し状態を制御する空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5484992A JP2960243B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5484992A JP2960243B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 空調装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05254331A JPH05254331A (ja) | 1993-10-05 |
| JP2960243B2 true JP2960243B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=12982052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5484992A Expired - Fee Related JP2960243B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2960243B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR960000557A (ko) * | 1994-06-23 | 1996-01-25 | 배순훈 | 에어커튼(Air-Curtain)을 이용한 차량 자동온도 조절 시스템 |
| JP3405070B2 (ja) * | 1996-06-05 | 2003-05-12 | 日産自動車株式会社 | 車両用空調装置 |
| JP2010030435A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
| JP5569425B2 (ja) | 2010-05-20 | 2014-08-13 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
| JP5312434B2 (ja) * | 2010-11-29 | 2013-10-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
| JP5447486B2 (ja) | 2010-12-07 | 2014-03-19 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
| JP2015074243A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
| JP6926680B2 (ja) * | 2017-05-31 | 2021-08-25 | 株式会社リコー | 在席検知システム、在席検知装置、在席検知方法およびプログラム |
| JP6984332B2 (ja) * | 2017-11-07 | 2021-12-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用空調装置 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP5484992A patent/JP2960243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05254331A (ja) | 1993-10-05 |
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