JP2959917B2 - 水冷抵抗器 - Google Patents
水冷抵抗器Info
- Publication number
- JP2959917B2 JP2959917B2 JP34156292A JP34156292A JP2959917B2 JP 2959917 B2 JP2959917 B2 JP 2959917B2 JP 34156292 A JP34156292 A JP 34156292A JP 34156292 A JP34156292 A JP 34156292A JP 2959917 B2 JP2959917 B2 JP 2959917B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cooled
- resistor
- sink
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水冷抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の水冷抵抗器としては、実公昭6
0−15281号公報に記載したものが知られている。
この水冷抵抗器は、水の入口と出口を有する中空の水冷
シンクの平面部に、複数の抵抗素子を耐水、耐熱及び可
撓性のある絶縁体内に列設して被覆した薄形面状の集合
抵抗体を付着し、各抵抗素子の互いに並列乃至直列に結
線して引き出された各リード線が通水器の側部に設けた
各端子に連結したものである。
0−15281号公報に記載したものが知られている。
この水冷抵抗器は、水の入口と出口を有する中空の水冷
シンクの平面部に、複数の抵抗素子を耐水、耐熱及び可
撓性のある絶縁体内に列設して被覆した薄形面状の集合
抵抗体を付着し、各抵抗素子の互いに並列乃至直列に結
線して引き出された各リード線が通水器の側部に設けた
各端子に連結したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報の水冷抵抗器
は水冷シンクの平面部に抵抗体を張付けたものであるか
ら、抵抗体が水冷シンクに接する一面のみしか強制的に
冷却されず、抵抗の容量が小さければ、その発熱量も小
さく実用に耐えうるが、抵抗容量が大きく高熱を発する
ものには不適である。また、従来水冷抵抗器は電気制御
ボックス内に種々の半導体を備えた制御機器や精密機器
などと共に設置されるもので、前述の水冷抵抗器は各端
子間に高電圧をかけると、水冷シンクとリード線の間に
コロナ放電が発生して、周囲の可燃物に引火する恐れが
あり、コロナ放電によって発生した電磁波によって制御
機器内の半導体素子に対して機能障害を起こしたり、周
りに電波障害を被る恐れがあった。
は水冷シンクの平面部に抵抗体を張付けたものであるか
ら、抵抗体が水冷シンクに接する一面のみしか強制的に
冷却されず、抵抗の容量が小さければ、その発熱量も小
さく実用に耐えうるが、抵抗容量が大きく高熱を発する
ものには不適である。また、従来水冷抵抗器は電気制御
ボックス内に種々の半導体を備えた制御機器や精密機器
などと共に設置されるもので、前述の水冷抵抗器は各端
子間に高電圧をかけると、水冷シンクとリード線の間に
コロナ放電が発生して、周囲の可燃物に引火する恐れが
あり、コロナ放電によって発生した電磁波によって制御
機器内の半導体素子に対して機能障害を起こしたり、周
りに電波障害を被る恐れがあった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みて、高電圧による
コロナ放電を防止し、且つ各抵抗体に対する冷却効率が
高められる水冷抵抗器を提供することにある。
コロナ放電を防止し、且つ各抵抗体に対する冷却効率が
高められる水冷抵抗器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による上記問題の
解決手段は、内部に通水される導電性の水冷シンクを複
数列設し、各水冷シンク間に抵抗素子を絶縁被覆した抵
抗体を挾持し、各抵抗体が接続子を介して直列に接続し
てあると共に、各接続子が水冷シンクに通電可能に接続
し、両端の抵抗体より突出する端子が両端の水冷シンク
に通電可能に接続していることを特徴とする。
解決手段は、内部に通水される導電性の水冷シンクを複
数列設し、各水冷シンク間に抵抗素子を絶縁被覆した抵
抗体を挾持し、各抵抗体が接続子を介して直列に接続し
てあると共に、各接続子が水冷シンクに通電可能に接続
し、両端の抵抗体より突出する端子が両端の水冷シンク
に通電可能に接続していることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明による水冷抵抗器によれば、水冷シンク
は導電性のものであり、これに接続子を接続してあるか
ら、抵抗体に電圧をかけた場合、各水冷シンクの電位は
接続子と等しくなり、コロナ放電の発生を防止すること
ができる。また、各抵抗体の両面がそれぞれ水冷シンク
に接触しているので、発生した熱を両面から速やかに除
去することができ、大容量の抵抗に対応することができ
る。
は導電性のものであり、これに接続子を接続してあるか
ら、抵抗体に電圧をかけた場合、各水冷シンクの電位は
接続子と等しくなり、コロナ放電の発生を防止すること
ができる。また、各抵抗体の両面がそれぞれ水冷シンク
に接触しているので、発生した熱を両面から速やかに除
去することができ、大容量の抵抗に対応することができ
る。
【0007】
【実施例】本発明による水冷抵抗器を以下図面に基づい
て説明する。枠体1内に、抵抗体2と金属製で導電性の
ある水冷シンク3とを交互に、且つ両端が水冷シンク3
で終端するように複数個重ねて設けたもので、前記抵抗
体2は薄形面状のニクロム板などの抵抗素子4を、熱伝
導性が高く絶縁性の高いセラミックプレート等の絶縁シ
ート5で両側から挾んで形成したものであり、前記水冷
シンク3は内部を中空に形成して、冷却水が循環する通
水路6を備え、外部に給水口7及び排水口8を備えるも
ので、隣り合う水冷シンク3の給水口7と排水口8とが
それぞれパイプ9によって直列に連結してあり、冷却水
が各水冷シンク3内を循環するようになっている。
て説明する。枠体1内に、抵抗体2と金属製で導電性の
ある水冷シンク3とを交互に、且つ両端が水冷シンク3
で終端するように複数個重ねて設けたもので、前記抵抗
体2は薄形面状のニクロム板などの抵抗素子4を、熱伝
導性が高く絶縁性の高いセラミックプレート等の絶縁シ
ート5で両側から挾んで形成したものであり、前記水冷
シンク3は内部を中空に形成して、冷却水が循環する通
水路6を備え、外部に給水口7及び排水口8を備えるも
ので、隣り合う水冷シンク3の給水口7と排水口8とが
それぞれパイプ9によって直列に連結してあり、冷却水
が各水冷シンク3内を循環するようになっている。
【0008】前記各抵抗体2は接続子10を介して直列
に接続するもので、その接続子10は銅合金製のブロッ
ク体よりなり、該接続子10の一端部を水冷シンク3よ
り突出する突片11に通電可能に固着し、他端を抵抗素
子4の一端に接続したものである。また各接続子10に
端子12が突設してある。従って、両端の端子12ある
いは中間の端子12を使用することによって、適宜の抵
抗値が得られる。
に接続するもので、その接続子10は銅合金製のブロッ
ク体よりなり、該接続子10の一端部を水冷シンク3よ
り突出する突片11に通電可能に固着し、他端を抵抗素
子4の一端に接続したものである。また各接続子10に
端子12が突設してある。従って、両端の端子12ある
いは中間の端子12を使用することによって、適宜の抵
抗値が得られる。
【0009】前記枠体1は図3に示しているように、抵
抗体2を挟んで列設した各水冷シンク3を挾持するもの
で、相対向する両基板13,13の四隅に絶縁被覆した
タイトボルト14を設け、両端の水冷シンク3,3と基
板13間にそれぞれ絶縁スペーサ15,15を介在し、
前記タイトボルト14をナットで締め付けることによっ
て、水冷シンク3と抵抗体2を両基板13,13間に挾
圧した状態に保持するものである。
抗体2を挟んで列設した各水冷シンク3を挾持するもの
で、相対向する両基板13,13の四隅に絶縁被覆した
タイトボルト14を設け、両端の水冷シンク3,3と基
板13間にそれぞれ絶縁スペーサ15,15を介在し、
前記タイトボルト14をナットで締め付けることによっ
て、水冷シンク3と抵抗体2を両基板13,13間に挾
圧した状態に保持するものである。
【0010】本発明による水冷抵抗器は、各水冷シンク
3に通電可能に接続してあり、両端子間12,12に電
圧をかけると、水冷シンク3に電流は流れないが接続子
10と同電位となり、水冷シンク3と接続子10との間
にコロナ放電が起こることがなく、また、各抵抗体2は
それぞれ2つの水冷シンク3に挾持されているので、発
生した熱は抵抗体2の両面から速やかに除去される。
3に通電可能に接続してあり、両端子間12,12に電
圧をかけると、水冷シンク3に電流は流れないが接続子
10と同電位となり、水冷シンク3と接続子10との間
にコロナ放電が起こることがなく、また、各抵抗体2は
それぞれ2つの水冷シンク3に挾持されているので、発
生した熱は抵抗体2の両面から速やかに除去される。
【0011】
【発明の効果】本発明による水冷抵抗器を使用すれば、
高電圧がかかった時であってもそれぞれ抵抗体間に介在
する水冷シンクと接続子の電位が同一であるから、水冷
シンクと接続子間にコロナ放電が起こることはない。従
ってコロナ放電による周囲への引火、電磁波による制御
機器の半導体素子の破損、電波障害などの被害を被るこ
とはなく、非常に安全性が高いものである。
高電圧がかかった時であってもそれぞれ抵抗体間に介在
する水冷シンクと接続子の電位が同一であるから、水冷
シンクと接続子間にコロナ放電が起こることはない。従
ってコロナ放電による周囲への引火、電磁波による制御
機器の半導体素子の破損、電波障害などの被害を被るこ
とはなく、非常に安全性が高いものである。
【0012】抵抗体がその両面から水冷シンクで挾持し
ているから、抵抗体から発生する熱の冷却効率がきわめ
て高められ、従って多量の冷却水を必要とせず、水冷抵
抗器を小形化、大容量化及び集積化することができる。
ているから、抵抗体から発生する熱の冷却効率がきわめ
て高められ、従って多量の冷却水を必要とせず、水冷抵
抗器を小形化、大容量化及び集積化することができる。
【図1】本発明による水冷抵抗器の断面図である。
【図2】本発明による水冷抵抗器の回路図である。
【図3】本発明による水冷抵抗器の斜視図である。
2 抵抗体 3 水冷シンク 4 抵抗素子 10 接続子 12 端子
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に通水される導電性の水冷シンク
(3)を複数列設し、各水冷シンク(3)間にそれぞれ
抵抗素子(4)を絶縁被覆した抵抗体(2)を挾持し、
各抵抗体(2)が接続子(10)を介して直列に接続し
てあると共に、各接続子(10)が水冷シンク(3)に
通電可能に接続し、両端の抵抗体(2)より突出する端
子(12,12)が両端の水冷シンク(3,3)に通電
可能に接続していることを特徴とする水冷抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34156292A JP2959917B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 水冷抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34156292A JP2959917B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 水冷抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168801A JPH06168801A (ja) | 1994-06-14 |
JP2959917B2 true JP2959917B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=18347032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34156292A Expired - Fee Related JP2959917B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 水冷抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959917B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012047549A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Shimadzu Corp | 硬度試験機 |
CN103871698B (zh) * | 2014-02-21 | 2017-03-22 | 株洲贝特电工有限公司 | 大功率水冷电阻装置 |
CN109119219B (zh) * | 2017-06-26 | 2020-07-31 | 株洲变流技术国家工程研究中心有限公司 | 一种大功率水冷电阻 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP34156292A patent/JP2959917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06168801A (ja) | 1994-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100346489C (zh) | 具有一体热交换器的热电模块和使用方法 | |
JP4220094B2 (ja) | パワー半導体モジュール | |
KR100754997B1 (ko) | 가열 요소들을 위한 전자 트리거 방법 | |
US6242713B1 (en) | Plane heating element without electromagnetic waves and a manufacturing method thereof | |
US5835354A (en) | Compact modular structure for electrical converters | |
JP2959917B2 (ja) | 水冷抵抗器 | |
FR2762750A1 (fr) | Ensemble plat de barres conductrices pour un convertisseur | |
JP2005251950A (ja) | 複数の電気的回路を含む熱電変換モジュールおよび熱電変換システム | |
CN210120749U (zh) | 电源结构 | |
JP3404841B2 (ja) | 熱電変換装置 | |
JPS6292349A (ja) | 半導体素子冷却装置 | |
JPH04365303A (ja) | 正抵抗温度係数発熱体およびその製造方法 | |
JPS5839042A (ja) | 半導体ヒ−タ装置 | |
JP3632218B2 (ja) | 密閉型充電器 | |
JPS5919423Y2 (ja) | コンデンサの取付構造体 | |
JPH1065224A (ja) | サーモモジュール | |
JPS6239596Y2 (ja) | ||
JP2820804B2 (ja) | 平面用ptcヒーター | |
US20010004074A1 (en) | Exothermic body and method of making same | |
SU1414235A1 (ru) | Полупроводниковый блок | |
CN114974761A (zh) | 高功率晶片电阻 | |
RU18325U1 (ru) | Конструкция силового полупроводникового блока | |
CN110896602A (zh) | 电源结构 | |
JPS586592B2 (ja) | 半田こての製造方法 | |
JPS6123637B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |