JP2959840B2 - ピリダジノン誘導体の製造方法 - Google Patents

ピリダジノン誘導体の製造方法

Info

Publication number
JP2959840B2
JP2959840B2 JP2512885A JP51288590A JP2959840B2 JP 2959840 B2 JP2959840 B2 JP 2959840B2 JP 2512885 A JP2512885 A JP 2512885A JP 51288590 A JP51288590 A JP 51288590A JP 2959840 B2 JP2959840 B2 JP 2959840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
ethyl
alkyl
dihydro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2512885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05500065A (ja
Inventor
コツクス,ブライアン,ジヨフレー
ハワーズ,マイケル,スコツト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZENEKA Ltd
Original Assignee
ZENEKA Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ZENEKA Ltd filed Critical ZENEKA Ltd
Publication of JPH05500065A publication Critical patent/JPH05500065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2959840B2 publication Critical patent/JP2959840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D237/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings
    • C07D237/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D237/06Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D237/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D237/24Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/581,2-Diazines; Hydrogenated 1,2-diazines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は植物生長調整用化合物として及び特に化学的
なハイブリッド形成剤(hybridising agent)として有
用なピリダジノン誘導体の製造方法に関する。ピリダジ
ノン誘導体は穀物例えば小麦及び大麦の雄性不稔化剤
(malesterilant)として使用され、しかもかゝる穀物
のハイブリッド(雑種)を形成するのに有用である。
英国特許第858,792号明細書は次式(I): (式中R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であ
り、R2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基又は置
換されていても良いフェニル又はチオフェン残基であ
り、R3は水素又は1〜4個の炭素原子を有するアルキル
基であるか又はR2及びR3は一緒になってアルキレン連鎖
を表わし、R4は水素又はアルキル、アリール又はシアノ
基である)のピリダジノン誘導体の製造を記載してい
る。2通りの製造方法が該英国特許に記載されており:
第1の方法は適当なN−アルキル−ピペリジル−4−ヒ
ドラジンをγ−ケトカルボン酸と縮合させ続いて縮合生
成物を脱水素することからなる。第2の方法はN−アル
キル・ピペリジル−4−ヒドラジンをα−ジカルボニル
誘導体と縮合させてモノ−ヒドラゾンを形成し次いでこ
れを反応性メチレン基を有するカルボン酸又はそのアル
キルエステルと反応させることからなる。
次の反応図式によりピリダジノン化合物を製造するこ
とは欧州特許出願第49971号から知られている。
こうして得られた化合物(III)は次いで部分的に加
水分解してモノエステルにすることができ又は完全に加
水分解してジカルボン酸にすることができ;しかも所望
ならば得られるジカルボン酸を部分的に脱カルボキシル
化できる。この方法によって2種の可能なモノカルボン
酸の混合物が一般に得られ、該混合物から所望の生成物
を回収できる。前記の方法に伴なう問題はポリ塩素化ビ
フェニル類(PCBs)が段階1(ジアゾ−カップリング)
で生成される傾向があることである。この傾向は最も望
ましくない。何故ならばPCBsは有毒であり環境中に残留
するからであり、従ってPCBsを反応混合物から回収し且
つこれを安全に処分するにはかなりの注意と経費を払わ
ねばならない。更には、3−カルボキシ誘導体の全収率
は34%であり、3−非置換誘導体を得るのに必要な加水
分解段階及び脱カルボキシル化段階が前記の欧州特許出
願に如何に与えられているかについての記載は該欧州特
許出願には与えられていない。しかしながら、別法にお
ける同様な工程に与えられた数値を用いて、最終生成物
の全収率は精々約21%であると推定できる。
次式: (式中R1は例えばアルキル又はハロ基で随意に置換され
たフェニル基であり、R3はH、アルキル、ハロ又はカル
ボキシ基であり、R3及びR5の少なくとも1個はカルボキ
シ基であり;R5はカルボキシ基である)の4−ピリダジ
ノンカルボン酸の製造方法は既に提案されている(英国
特許出願第8821447.3号)。本法はPCBsが望ましくない
量で生成される前記反応図式の段階1を回避する新規な
環化工程を用い、本法はグリオキシル酸ハライドのフェ
ニルヒドラゾンをケトエステルのエノミン誘導体と反応
させることからなる。提案された方法の主たる欠点は中
度の収率と副生物としてグリオキシル酸アミドが生成す
る傾向とである。本法は次の反応図式から容易に理解し
得る: こうして得られたエステル(VI)は強アルカリで容易
に加水分解されて対応のナトリウム塩又はカリウム塩即
ち植物生長調整剤又は化学的なハイブリッド形成剤とし
て用いるに好都合な形にすることができる。
本発明の1目的は前記の欠点を回避又は軽減するもの
である。
本発明によると、次式(VII): (式中Xはハロゲン原子を表わし、R1及びR2は後記の如
くである)のグリオキシル酸ハライドのヒドラゾンをア
ルカリ土類塩基の存在下に次式(VIII): (式中R3はアルキル又はアルコキシ基であり、R4は後記
の如くである)のオキソ−カルボン酸エステルと反応さ
せることからなる、次式(I): (式中R1は例えばアルキル又はハロ基で随意に置換され
たフェニル基であり、R2はH、アルキル又はカルボキシ
基であり、R3はヒドロキシ又はアルキル又はアルコキシ
基であり、R4はアルキル基である)のピリダジノン誘導
体の製造方法が提供される。場合によっては、R3がアル
コキシである場合には、生成物は次いでR3=−OHに加水
分解できる。
本発明の方法の変更例としては、前記式(VII)の化
合物を、アルカリ土類塩基との式(VIII)の化合物の予
備形成錯体と反応させることにより式(I)の化合物を
製造できる。
本発明の目的のため、用語“アルカリ土類塩基”とは
真のアルカリ土類、カルシウム、ストロンチウム及びバ
リウムの酸化物及び水酸化物並びに同様な元素、リチウ
ムの酸化物及び水酸化物を意味する。
本発明はまたアルカリ金属化合物での処理により前記
式(I)の化合物の塩の製造をも包含する。
本発明の好ましい具体例においては、式(I)中の基
R1〜R4は次の意義を有する: R1は4−クロロフェニル基であり;R2は水素であり;R3
はヒドロキシ又はアルコキシ基、好ましくはメトキシ又
はエトキシ基であり;R4はエチル基である。
前記の反応は水性/有機の2相系で実施できる。しか
しながら、反応は有機液体媒質中でアルカリ土類金属
(特にカルシウム)水酸化物の存在下に行なうのが好ま
しい。
図面の第1図はp−クロロアニリンから開始して最終
生成物の化合物である1−(4−クロロフェニル)−1,
4−ジヒドロ−6−エチル−4−オキソピリダジン−5
−カルボン酸までに至る反応図式を示す。例として、本
発明を次の実施例により説明する。
実施例 1 (a) グリオキシル酸クロライドの4−クロロフェニ
ルヒドラゾンの製造 グリオキシル酸の4−クロロフェニルヒドラゾン(88
%の純度で56.4g=0.25モル)をヘキサン(500ml)とジ
メチルホルムアミド(DMF)(3.1g)との混合物に懸濁
させた。塩化チオニル(32.8g=0.275モル)を室温で15
分の期間に亘って添加し、ガスの発生が終了するまでま
た室温で該混合物を攪拌した。粗製物を濾取し、ヘキサ
ンで洗浄し、濾紙上の生成物に空気を通すことにより乾
燥させた。生成物をビーカーに移送し、メタノール(10
0ml)を添加し、該混合物を30秒間攪拌した。生成物を
濾過し、少量のメタノールで洗浄し、吸引下に乾燥させ
た。次いで生成物をデシケーター中で完全に乾燥させ
た。
回収した生成物の重量は123〜124℃の融点を有して5
2.4gであった。NMRによる濃度(strength)は93.7%で
あり、収率は93.7%であった。
(b) 1−(4−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ
−6−エチル−4−オキソピリダジン−5−カルボン酸
の製造 グリオキシル酸クロライドの4−クロロフェニルヒド
ラゾン(97%で10g=0.045モル)、メチル−3−オキソ
ペンタノエート(97%で6g=0.045モル)及びトルエン
(100ml)を反応容器に装入し、室温で5分間互いに攪
拌した。次いで水酸化カルシウム(96%で3.5g=0.045
モル)を添加した。温度は約40℃に上昇した。反応物を
更に15分間攪拌し、次いで1Mの塩酸(100ml)を添加し
た。該混合物を更に5分間攪拌し、次いで2相を分離し
た。トルエン相を容器に再装入し、1Mの水酸化ナトリウ
ムを添加した。該混合物を2時間60〜65℃に加熱し、次
いで冷却し、2相を分離した。水酸化ナトリウム溶液相
を、約15分間に亘って室温で濃塩酸(20ml)と水(30m
l)との急速攪拌混合物に添加した。生成物は濾過によ
り回収し、塩化物を含有しなくなるまで水で洗浄し、30
〜35℃で且つ30mmHgの圧力で乾燥させた。回収した生成
物の重量は11.3gであり、これは70.2%の収率を表わ
す。NMRによる濃度は76.5%であった。
実施例 2〜9 以下に示した式(IX)の別の化合物を本発明の方法に
より形成した。かゝる化合物の構造及びデータは以下の
表に要約する。
実施例 2 1−(4−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−メ
チル−4−オキソ−ピリダジン−5−カルボン酸の製造 エチルアセトアセテート(98%で96.6g=0.05モル)
とトルエン(50ml)との攪拌溶液を含有するビーカーに
水酸化カルシウム(98%で4.7g=0.062モル)を添加
し、室温で2時間攪拌した。次いで内容物を、グリオキ
シル酸クロライドの4−クロロフェニルヒドラゾン(96
%で11.3g=0.05モル)とトルエン(100ml)とを含有す
る反応容器に添加し、室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸
溶液(100ml)を添加し、5分間攪拌し、次いで2相を
分離した。トルエン相を反応容器に再装入し、80℃で2
時間加熱した。内容物を50℃に冷却し、水酸化ナトリウ
ムの10%溶液(50g)を添加した。次いで該混合物を60
〜65℃で3時間加熱し、冷却し、2相を分離した。水酸
化ナトリウム相を、濃硫酸(5.9g)と水(54.1g)との
急速攪拌混合物に1時間に亘って室温で添加した。粗製
物は濾過により回収し、硫酸塩を含有しなくなるまで水
で洗浄し、十分に乾燥するように吸引した。粗製物をイ
ソプロパノール(25ml)に装入し、1時間加熱還流して
から20℃に冷却した。粗製物質は濾過により回収し、冷
却イソプロパノールで洗浄し、次いで40〜50℃で20mmHg
の圧力で乾燥させた。
実施例 3 1−(4−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−6−n−プロピル−ピリダジン−5−カルボン酸
の製造 エチルブチルアセテート(98%で8.1g=0.05モル)と
トルエン(50ml)との攪拌溶液を含有するビーカーに水
酸化カルシウム(98%で4.7g=0.062モル)を添加し、
室温で2時間攪拌した。次いで内容物を、グリオキシル
酸クロライドの4−クロロフェニルヒドラゾン(96%で
11.3g=0.05モル)とトルエン(100ml)とを含有する反
応容器に添加し、室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸溶液
(100ml)を添加し、5分間攪拌し;次いで2相を分離
した。トルエン相を反応容器に再装入し、80℃で2時間
加熱した。内容物を50℃に冷却し、水酸化ナトリウムの
10%溶液(50g)を添加した。次いで該混合物60〜70℃
で3時間加熱し、次いで冷却し、2相を分離した。
水酸化ナトリウム相を、濃硫酸(5.9g)と水(54.1
g)との急速攪拌混合物に室温で1時間に亘って添加し
た。粗製物を濾過により回収し、硫酸塩を含有しなくな
るまで水で洗浄し、十分に乾燥するように吸引した。粗
製物をイソプロパノール(25ml)に装入し、1時間加熱
還流してから20℃に冷却した。精製物質は濾過により回
収し、冷却イソプロパノールで洗浄し、次いで40〜50℃
で20mmHgの圧力で乾燥させた。
実施例 4 1−(4−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
チル−4−オキソ−5−プロピオニルピリダジンの製造 ヘプタ−3,5−ジオン(98%で6.5g=0.05モル)とト
ルエン(50ml)との攪拌溶液を含有する加熱器に水酸化
カルシウム(98%で4.7g=0.062モル)を添加し、室温
で2時間攪拌した。次いでグリオキシル酸クロライドの
4−クロロフェニルヒドラゾン(96%で11.3g=0.05モ
ル)とトルエン(100ml)とを含有する反応容器に前記
の内容物を添加し、室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸溶
液を添加し、5分間攪拌し、次いで2相を分離した。ト
ルエン相を反応容器に再装入し、80℃で30分間加熱し、
次いで25℃に冷却した。回転蒸発器を用いてトルエンを
除去すると暗褐色の油状物が残った。粗製の固体精製物
はジイソプロピルエーテルから晶出させ続いて同じ溶剤
を用いて再結晶させた。
実施例 5 1−(4−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
チル−3−メチル−4−オキソ−ピリダジン−5−カル
ボン酸の製造 ピルビン酸の4−クロロフェニルヒドラゾン(97%で
11.0g=0.05モル)とジメチルホルムアミド(0.6g)と
n−ヘキサン(100ml)とを反応容器に装入し、塩化チ
オニル(6.5g=0.055モル)を室温で攪拌しながら5分
間に亘って添加した。内容物を室温で2時間攪拌してか
らヘキサンを傾シャさせ、その代りにトルエン(100m
l)を用いた。メチル−3−オキソペンタノエート(98
%で6.6g=0.05モル)と水酸化カルシウム(98%で4.7g
=0.062モル)とトルエン(50ml)とを室温で2時間互
いに攪拌することにより形成した水酸化カルシウム/メ
チル−3−オキソペンタノエート錯体を、反応容器に添
加し、内容物を室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸溶液
(100ml)を添加し、5分間攪拌し;次いで2相を分離
した。トルエン相を反応容器に再装入し、80℃で2時間
加熱した。内容物を50℃に冷却し、水酸化ナトリウムの
10%溶液(50g)を添加した。該混合物を次いで60〜70
℃で3時間加熱し、冷却し、2相を分離した。水酸化ナ
トリウム相を、濃硫酸(5.9g)と水(54.1g)との急速
攪拌混合物に室温で1時間に亘って添加した。粗製物は
濾過により回収し、硫酸塩を含有しなくなるまで水で洗
浄し、十分に乾燥するように吸引した。
粗製物をイソプロパノール(25ml)に装入し、1時間
加熱還流させてから20℃に冷却した。精製した生成物は
濾過により回収し、冷却イソプロパノールで洗浄し、次
いで40〜50℃で20mmHgの圧力で乾燥させた。
実施例 6 1−(2−メチルフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
チル−4−オキソ−ピリダジン−5−カルボン酸の製造 グリオキシル酸の2−メチルフェニルヒドラゾン(97
%で9.2g=0.05モル)とジメチルホルムアミド(0.06
g)とn−ヘキサン(100ml)とを反応容器に装入し、塩
化エオニル(6.5g=0.055モル)を室温で攪拌しながら
5分間に亘って添加した。内容物を室温で2時間攪拌し
てからヘキサンを傾シャし、代りにトルエン(100ml)
を用いた。メチル−3−オキソペンタノエート(98%で
6.6g=0.05モル)と水酸化カルシウム(98%で4.7g=0.
062モル)とトルエン(50ml)とを室温で2時間互いに
攪拌することにより生成した水酸化カルシウム/メチル
−3−オキソペンタノエート錯体を反応容器に添加し、
内容物を室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸溶液(100m
l)を添加し、5分間攪拌し次いで2相を分離した。ト
ルエン相を反応容器に再装入し、80℃で2時間加熱し
た。内容物を50℃に冷却し、水酸化ナトリウム10%溶液
(50g)を添加した。次いで該混合物を60〜70℃に3時
間加熱してから冷却し、2相を分離した。水酸化ナトリ
ウム相を濃硫酸(5.8g)と水(54.1g)との急速攪拌混
合物に室温で1時間に亘って添加した。
粗製物は濾過により回収し、硫酸塩を含有しなくなる
まで水で洗浄し、十分乾燥するように吸引した。粗製物
をイソプロパノール(25ml)に装入し、1時間加熱還流
させてから20℃に冷却した。精製した生成物を濾過によ
り回収し、冷却イソプロパノールで洗浄し次いで40〜50
℃で20mmHgの圧力で乾燥させた。
実施例 7 1−(3−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
チル−4−オキソ−ピリダジン−5−カルボン酸の製造 グリオキサル酸の3−クロロフェニルヒドラゾン(97
%で10.2g=0.05モル)と、ジメチルホルムアミド(0.0
6g)とn−ヘキサン(100ml)とを反応容器に装入し、
塩化チオニル(6.5g=0.055モル)を室温で攪拌しなが
ら5分間に亘って添加した。内容物を室温で2時間攪拌
してからヘキサンを傾シャさせ代りにトルエン(100m
l)を用いた。メチル−3−オキソペンタノエート(98
%で6.6g=0.05モル)と水酸化カルシウム(98%で4.7g
=0.062モル)とトルエン(50ml)とを室温で2時間互
いに攪拌することにより形成した水酸化カルシウム/メ
チル−3−オキソペンタノエート錯体を反応容器に添加
し、内容物を室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸溶液(10
0ml)を添加し、5分間攪拌し;次いで2相を分離し
た。トルエン相を反応容器に再装入し、2時間80℃に加
熱した。内容物を50℃に冷却し、水酸化ナトリウムの10
%溶液(50g)を添加した。次いで該混合物を60〜70℃
に3時間加熱し次いで冷却し、2相を分離した。水酸化
ナトリウム相を、濃硫酸(5.9g)と水(54.1g)との急
速攪拌混合物に室温で1時間に亘って添加した。
粗製物は濾過により回収し、硫酸塩を含有しなくなる
まで水で洗浄し、十分に乾燥させるように吸引した。次
いで粗製物をイソプロパノール(25ml)に装入し、1時
間加熱還流してから20℃に冷却した。精製した物質は濾
過により回収し、冷イソプロパノールで洗浄し、40〜50
℃で20mmHgの圧力で乾燥させた。
実施例 8 1−(4−メチルフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
チル−4−オキソピリダジン−5−カルボン酸の製造 グリオキシル酸の4−メチルフェニルヒドラゾン(97
%で9.2g=0.05モル)とジメチルホルムアミド(0.06
g)とn−ヘキサン(100ml)とを反応容器に装入し、塩
化チオニル(6.5g=0.055モル)を室温で攪拌しながら
5分間に亘って添加した。内容物を室温で2時間攪拌し
ながらヘキサンを傾シャさせその代りにトルエン(100m
l)を用いた。メチル−3−オキソペンタノエート(98
%で6.6g=0.05モル)と水酸化カルシウム(98%で4.7g
=0.062モル)とトルエン(50ml)とを室温で2時間互
いに攪拌することにより形成した水酸化カルシウム/メ
チル−3−オキソペンタノエート錯体を反応容器に添加
し、内容物を室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸溶液(10
0ml)を添加し、5分間攪拌し次いで2相を分離した。
トルエン相を反応容器に再装入し、80℃で2時間加熱し
た。内容物を50℃に冷却し、水酸化ナトリウムの10%溶
液(50g)を添加した。次いで該混合物を60〜70℃に3
時間加熱し次いで冷却し、2相を分離した。水酸化ナト
リウム相を濃硫酸(5.9g)と水(54.1g)との急速攪拌
混合物に室温で1時間に亘って添加した。粗製物を濾過
により回収し、硫酸塩を含有しなくなるまで水で洗浄
し、十分乾燥するように吸引した。粗製物をイソプロパ
ノール(25ml)に装入し、1時間加熱還流させてから20
℃に冷却した。精製した生成物は濾過により回収し、冷
イソプロパノールで洗浄し、次いで40〜50℃で20mmHgの
圧力で乾燥させた。
実施例 9 1−(4−ブロモフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
チル−4−オキソ−ピリダジン−5−カルボン酸の製造 グリオキシル酸の4−ブロモフェニルヒドラゾン(97
%で12.6g=0.05モル)と、ジメチルホルムアミド(0.6
g)とn−ヘキサン(100ml)とを反応容器に装入し、塩
化チオニル(6.5g=0.055モル)を室温で攪拌しながら
5分間に亘って添加した。内容物を室温で2時間攪拌し
てからヘキサンを傾シャしその代りにトルエン(100m
l)を用いた。メチル−3−オキソペンタノエート(98
%で6.6g=0.05モル)と水酸化カルシウム(98%で4.7g
=0.062モル)とトルエン(50ml)とを室温で2時間互
いに攪拌することにより形成した水酸化カルシウム/メ
チル−3−オキソペンタノエート錯体を反応容器に添加
し、内容物を室温で2時間攪拌した。2Mの塩酸溶液(10
0ml)を添加し、5分間攪拌し、次いで2相を分離し
た。トルエン相を反応容器に再装入し、80℃で2時間加
熱した。内容物を50℃に冷却し、水酸化ナトリウムの10
%溶液(50g)を添加した。次いで該混合物を60〜70℃
で3時間加熱し次いで冷却し、2相を分離した。水酸化
ナトリウム相を、濃硫酸(5.9g)と水(54.1g)との急
速攪拌混合物に室温で1時間に亘って添加した。
粗製物は濾過により回収し、硫酸塩を含有しなくなる
まで水で洗浄し次いで十分乾燥させるように吸引した。
粗製物をイソプロパノール(25ml)に装入し、1時間加
熱還流してから20℃に冷却した。精製した生成物は濾過
により回収し、冷イソプロパノールで洗浄し、次いで40
〜50℃で20mmHgの圧力で乾燥させた。
実施例 10 本実施例は目的化合物の1−(4−クロロフェニル)
−1,4−ジヒドロ−6−エチル−4−オキソ−ピリダジ
ン−5−カルボン酸、メチルエステルを形成するのに本
発明において種々のアルカリ土類塩基の使用を例証する
ものである。
4−クロロフェニルヒドラゾンの酸クロライド(10
g、0.046M)とメチル−3−オキソペンタノエート(10.
14g、0.078M)とをトルエン(100ml)中で互いに混合し
た。アルカリ土類金属水酸化物(0.046M)を添加し、反
応をHPLCにより追跡しながら該混合物を攪拌した。反応
が完了したと見られた時に、反応混合物を1M塩酸(95m
l)で処理し、短期間攪拌した後に水性相を分離し、有
機相を1時間80℃に加熱した。次いでトルエン溶液を所
望生成物の濃度についてHPLCにより分析し、収率を算出
した。種々のアルカリ土類金属水酸化物に対する生成物
の収率を以下に示す。
塩基 収率(%) 水酸化カルシウム 72.3 水酸化バリウム 43.6 水酸化リチウム 47.1
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−102868(JP,A) 特開 昭57−102869(JP,A) 特開 昭58−162578(JP,A) 特開 平2−131471(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 237/24 C07D 237/14 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(VII): (式中Xはハロゲン原子を表わし、R1及びR2は後記の如
    くである)のグリオキシル酸ハライドのヒドラゾンを、
    アルカリ土類塩基の存在下に次式(VIII): (式中R3はアルキル又はアルコキシ基であり、R4は後記
    の如くである)のオキソカルボン酸エステルと反応させ
    ることからなる、次式(I): (式中R1はフェニル基、アルキルフェニル基又は、ハロ
    フェニル基であり、R2はH、アルキル又はカルボキシ基
    であり、R3はヒドロキシ又はアルキル又はアルコキシ基
    であり、R4はアルキル基である)のピリダジノン誘導体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記式(VIII)のオキソ−カルボン酸をア
    ルカリ土類塩基と反応させて予備形成錯体を与え、しか
    る後にこれを式(VII)のヒドラゾンと接触させる請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記式(VIII)中のR3はアルコキシ基であ
    り、生成物を続いてR3がヒドロキシ基である化合物に加
    水分解する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】アルカリ土類塩基は水酸化カルシウムであ
    る請求項1〜3の何れかに記載の方法。
  5. 【請求項5】アルカリ土類塩化は酸基リチウム又は水酸
    化リチウムである請求項1〜3の何れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】有機液体媒質中で反応を行なう請求項1〜
    5の何れかに記載の方法。
  7. 【請求項7】R1は4−クロロフェニル基であり;R2は水
    素であり;R3はヒドロキシ又はアルコキシ基であり;R4
    エチル基である請求項1〜6の何れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】R3はメトキシ又はエトキシ基である請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】次の化合物: 1−(4−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
    チル−4−オキソ−5−プロピオニル−ピリダジン; 1−(4−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
    チル−3−メチル−4−オキソピリダジン−5−カルボ
    ン酸; 1−(2−メチルフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
    チル−4−オキソピリダジン−5−カルボン酸; 1−(3−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
    チル−4−オキソピリダジン−5−カルボン酸;及び 1−(4−メチルフェニル)−1,4−ジヒドロ−6−エ
    チル−4−オキソピリダジン−5−カルボン酸よりなる
    群から選んだ式(I)の新規化合物。
JP2512885A 1989-08-30 1990-08-29 ピリダジノン誘導体の製造方法 Expired - Lifetime JP2959840B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8919622.4 1989-08-30
GB898919622A GB8919622D0 (en) 1989-08-30 1989-08-30 A method of preparing pyridazinone derivatives

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05500065A JPH05500065A (ja) 1993-01-14
JP2959840B2 true JP2959840B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=10662275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2512885A Expired - Lifetime JP2959840B2 (ja) 1989-08-30 1990-08-29 ピリダジノン誘導体の製造方法

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0489845B1 (ja)
JP (1) JP2959840B2 (ja)
AT (1) ATE144255T1 (ja)
AU (1) AU634291B2 (ja)
CA (1) CA2065333C (ja)
DE (1) DE69028922T2 (ja)
ES (1) ES2092511T3 (ja)
GB (1) GB8919622D0 (ja)
WO (1) WO1991003463A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2839532A (en) * 1958-06-17 Pyridazone compounds and process of
GB858792A (en) * 1958-02-10 1961-01-18 Sandoz Ltd New pyridazine derivatives and processes for their manufacture
US4281125A (en) * 1980-05-15 1981-07-28 Diamond Shamrock Corporation Quinoline catalyzed synthesis of pyridazinone pharmaceutical intermediates
GR75799B (ja) * 1980-10-03 1984-08-02 Ici Plc
US4623378A (en) * 1983-08-10 1986-11-18 Ciba-Geigy Corporation Gametocidal pyridazinylcarboxylic acid derivatives
GB8821447D0 (en) * 1988-09-13 1988-10-12 Ici Plc Pyridazinone manufacture
GB8821449D0 (en) * 1988-09-13 1988-10-12 Ici Plc Pyridazinone manufacture

Also Published As

Publication number Publication date
ATE144255T1 (de) 1996-11-15
JPH05500065A (ja) 1993-01-14
CA2065333A1 (en) 1991-03-01
AU634291B2 (en) 1993-02-18
CA2065333C (en) 2001-01-16
AU6404290A (en) 1991-04-08
ES2092511T3 (es) 1996-12-01
DE69028922T2 (de) 1997-02-13
EP0489845B1 (en) 1996-10-16
GB8919622D0 (en) 1989-10-11
WO1991003463A1 (en) 1991-03-21
EP0489845A1 (en) 1992-06-17
DE69028922D1 (de) 1996-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1274686B1 (en) Process for preparing 2-(4-chlorobenzolamino) -3- 2(1h) -quinolinon-4-yl proprionic acid
JPH0742290B2 (ja) 1,2−ジヒドロ−3H−ピロロ〔1,2−α〕ピロール−1−カルボン酸エステルの5位のアロイル化方法
JP3452081B2 (ja) フルオロ−トリフルオロメチル安息香酸誘導体類
JP2959840B2 (ja) ピリダジノン誘導体の製造方法
US5189163A (en) Method of preparing pyridazinone derivatives
JP2992334B2 (ja) 軟体動物駆除剤の2,4,5―トリブロモピロール―3―カーボニトリル化合物の製造法
JPH09110832A (ja) 4−アシルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの製造方法
US5003068A (en) Pyridazinone manufacture
US5166354A (en) Quinoline derivatives and processes for the preparation thereof
EP0309626B1 (en) Process for the preparation of dibenzothiepin derivative
US4891433A (en) Process for the preparation of dibenzothiepin derivative
JP3544727B2 (ja) 2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製方法
AU627609B2 (en) New quinoline derivatives and process for the preparation thereof
JP2842441B2 (ja) ジアルキルオキサルアセテート類の製造方法
JP2918899B2 (ja) 環状イミド誘導体の製造方法
JP2812761B2 (ja) クロロマレエートまたはクロロフマレートまたはそれらの混合物を経るアニリノフマレートの製造方法
EP0990637A1 (en) Process for producing ketoprofen and 5-benzoyl-3-methyl-2-indolinone
BE858864A (fr) Nouveaux esters d'acides phenyl- et pyridine-3-carboxylique et procede permettant leur preparation
JP3272340B2 (ja) 1−[(シクロペント−3−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオンの製造方法
JP3523874B2 (ja) 中間体としてのキノロン二硫化物
JP2001510830A (ja) 1,3−ジアザ−スピロ(4,4)ノン−1−エン−4−オン誘導体及び1−シアノ−1−アシルアミノシクロペンタン中間体の調製方法
CA1233823A (en) Process for the production of 4-substituted acetoacetic acid derivatives
JPH06199809A (ja) 2,5−ジブロモピリミジンの製造法
JPH09176129A (ja) 2−アルキル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチルイミダゾール誘導体の製造法
EP0923540A1 (en) Synthesis of a hydrazone beta-keto ester by the reaction with a diazo ester