JP2959440B2 - 指示計器 - Google Patents

指示計器

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JP2959440B2 JP18797295A JP18797295A JP2959440B2 JP 2959440 B2 JP2959440 B2 JP 2959440B2 JP 18797295 A JP18797295 A JP 18797295A JP 18797295 A JP18797295 A JP 18797295A JP 2959440 B2 JP2959440 B2 JP 2959440B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用計器に採
用される指示計器に関し、特に表示板の指針近傍に内部
表示装置を視認するための窓部を有する指示計器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種指示計器の従来技術として、例え
ば図7に示す構造が一般によく知られている。すなわち
図7において指示計器は、計器本体1の指針軸2を表示
板3に貫通させてその先端に長手状に伸長するアクリル
等の透光性材料からなる指針4を固着すると共に指針4
の回転中心部に遮蔽キャップ5を装着し、表示板3の背
後にフレーム6に保持され走行距離を積算表示する積算
計からなる内部表示装置7と、ランプ等の光源8及び導
光板9とからなる照明装置を配置し、表示板3の指針4
近傍位置及びこれに対応する導光板9位置に内部表示装
置7を視認するための貫通孔状の窓部10を形成してな
る。そして光源8が点灯すると、その照明光を導光板9
により表示板3の背面及び指針4の回転中心部に導い
て、表示板3に形成された文字,目盛等の図示しない透
光性の表示意匠部と指針4を光輝させ、またこの光源8
の点灯によるその直接光、もしくは導光板9,ケース11
を通じて反射あるいは導光された照明光により直接的も
しくは間接的に内部表示装置7をも照明され、窓部10よ
り視認させるものである。なお図7中、12は指針4の回
転中心部に照明光を反射する導光板反射部、13は導光板
反射部12により反射され、指針4内部に導かれた照明光
を先端側に反射して長手状の指示部分を光輝させる指針
反射面である。
【0003】ところで前述のように窓部10は、内部表示
装置7の視認性等を考慮して指針4の近傍に形成される
ため、指針4の回転位置によっては、図8に示すよう
に、窓部10より洩れ出た光源8の照明光Lが指針4内に
入射し、この入射した照明光が指針4の平坦面状の前方
端面14を通じて表示板3側に反射し、この反射した照明
光が表示板3の板面に照射されることにより、図9に示
すようにハレーションXとなってが視認されることがあ
る。このハレーションXは、前記表示意匠部を除く領域
となる地色部が光反射性の低い黒色系の表示板3より
も、地色部が光反射性の高い白色系の表示板の方が顕著
に発生しやすい傾向を有している。
【0004】このためハレーションXを防止すべく窓部
9からの光漏れを抑制する手段として、例えば図示はし
ないが、光源7と窓部10との間に遮光カバーを装着した
り、導光板9の窓部10周囲に遮光リブを立設したり、周
囲を囲むケース11の所望位置に黒色の塗装を施したり、
あるいは窓部10と内部表示装置7との間隔を狭めたりす
る等の手段が施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光洩れ抑制手段を施すと、内部表示装置6を照明す
る照明光の光量が減少しやすく、夜間等周囲が暗い状況
下では、内部表示装置6が照明が暗くて視認しづらくな
るという問題を有している。
【0006】本発明はこの点に鑑みてなされたもので、
内部表示装置の照明光量を抑えることなく、表示板上の
ハレーションを防止でき得る指示計器の提供を主な目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、長手状に伸長する透光性材料からなる指針
と、この指針の背後に配置され且つ前記指針近傍箇所に
内部表示装置を視認可能な貫通孔状の窓部を有する表示
板と、この表示板の背後に配置され前記指針,前記表示
板,前記内部表示装置のうち少なくとも何れかを照明す
る光源とからなり、前記指針の前方端面に前記窓部より
前記指針内に入射する前記光源の照明光に応じて曲面部
を設けたものである。
【0008】また本発明は前記構成において、前記曲面
部が前記指針近傍に集光点を形成する凸面からなるもの
である。
【0009】
【作用】本発明によれば、窓部より洩れ出て指針内に入
射し表示板側に反射する照明光は、指針の曲面部により
表示板の板面上で拡散状態となるよう反射されるため、
ハレーションが防止される。従って内部表示装置の照明
光量の低下や不足なくして表示板上のハレーションを防
止できる。また本発明によれば、曲面部が凸面からなる
ことにより、非照明時の指針の外観や視認性を損なうこ
とがなくハレーションを防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用いて説
明するが、指示計器の基本構成は前記従来例と同一であ
るので、同一もしくは均等箇所には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。
【0011】図1,図2は、本実施例による表示板3の
構造を示すもので、図1は表示板3の正面図、図2
(A),(B)は、各々図1のA,B部の要部断面図、
図3,図4は本実施例による指針4の構造を示すもの
で、図3は指針4の斜視図、図4は図3のC−C線に沿
った断面図、図5は表示板の窓部10から洩れ出て指針4
に入射し表示板3側に反射する照明光の光路を示す説明
図である。
【0012】図1において表示板3は、指針4の指示対
象となる数字,目盛からなる第1表示意匠部15と、この
第1表示意匠部15の単位を示す「km/h」からなる第
2表示意匠部16を備え、これら各表示意匠部15,16以外
を地色部17となし、その略中心部に位置する地色部17部
位には、指針4を指針軸2により回動可能に支持するた
めの貫通孔18が形成され、この貫通孔18と若干距離を隔
てた地色部17部位には、表示板3の背後に配置され、走
行距離を積算表示する機械式積算計からなる内部表示装
置7を視認するための貫通孔状の窓部10が形成され、こ
の窓部10は指針4に対しその近傍に位置してなる。
【0013】この表示板3は図2(a),(b)に示す
ように、透明基板19の表面に所定部19aを除いて黒色の
遮光層20、その表面全面に緑色の透光性着色層21、その
表面全面に暗色のスモーク層22、その表面に所定部22a
を除いて白色の半透過性の地色部17を構成する地色層23
をそれぞれ印刷形成してなり、地色層23が部分的に除か
れてなる所定部22aが昼間等周囲が明るい場合の各表示
意匠部15,16となって外光により黒色に視認され、また
遮光層20が除かれてなる所定部19aと地色層23が除かれ
てなる所定部所定部22aを光源8の照明光が透過するこ
とにより夜間等周囲が明るい場合の各表示意匠部15,16
となって緑色に発光表示されるものである。
【0014】この際、第1表示意匠部15の場合、透光性
着色層21の透過範囲である所定部19aの幅H1よりも地
色層23の開口範囲である所定部22aの幅H2を若干広く
形成することにより透過光量を増加させて照明にくっき
り感を持たせ、またこれに対し第2表示意匠部16の場
合、前記幅H1よりも前記幅H2を若干狭く形成するこ
とにより透過光量を低下させて照明にぼやけ感を持たせ
ており、このように各表示意匠部15,16の照明にくっき
り感とぼやけ感の変化をつけることで、照明に立体感あ
るいは意匠的に面白みのある照明デザインを与えてい
る。
【0015】図3,図4において指針4は、遮蔽キャッ
プ5により覆われない長手状指示部分の前方端面全面
に、指針4近傍側に集光点F(図5参照)を有する凸面
からなる曲面部24を備えており、この曲面部24は、例え
ばその曲率がR7.9に設定されている。
【0016】図5において表示板の窓部10から洩れ出て
指針4内に入射した光源8の照明光(光路)Lは、曲面
部24を介して表示板3の板面に反射されるが、本実施例
の場合、指針4の前方端面が曲面部24からなることによ
り、この部分で表示板3側に反射する照明光Lは、表示
板3の板面に至る過程において、指針4に近い集光点F
で最も集光されて焦点を結んだ後、次第に拡散されて表
示板3の板面に到達したときには、ハレーションとなっ
て視認されないレベルに拡散される。
【0017】以上詳述したように、本実施例によれば、
窓部10より洩れ出て指針4内に入射し、表示板3側に反
射する光源8の照明光Lに応じて指針4の前方端面に、
指針4近傍側に集光点Fを有する凸面からなる曲面部24
を設けたことにより、窓部10より洩れ出て指針4内に入
射して表示板3側に反射する光源8の照明光Lが表示板
3の板面上に至る過程で拡散されるため、内部表示装置
の照明光量を抑えることなく表示板上のハレーションを
防止できる。
【0018】また本実施例によれば、曲面部24が凸面か
らなることにより、非照明時の指針の外観や視認性を損
なうことがないものである。
【0019】また本実施例によれば、表示板3のに形成
したが、本実施例のようなハレーション防止手段は、白
色の地色部23を有する表示板3に特に好適であるが、黒
色系の地色部23を有する表示板3に適用してもよいこと
はもちろんである。
【0020】また本実施例によれば、各表示意匠部15,
16の照明意匠に関し、照明光の透過範囲を調整して各表
示意匠部15,16の照明にくっきり感とぼやけ感の変化を
つけたことにより、これらの照明に立体感あるいは意匠
的に面白みのある照明デザインを与えることができる。
【0021】なお本実施例では、曲面部24の曲率をR
7.9に設定しているが、曲面部24の曲率は曲面部24と
表示板3の板面との距離、指針4の寸法、窓部10より洩
れ出る照明光の光路、窓部10の開口寸法及びその位置等
に応じて適宜設定が可能であり、また本実施例では、遮
蔽キャップ5に覆われない長手状指示部分の前方端面全
域に曲面部24を形成する例を示したが、曲面部24の形成
位置は、指針4の形状や窓部10より洩れ出る照明光の光
路、窓部10の開口寸法及びその位置等に応じて指針の一
部分に形成してもよい。
【0022】また曲面部24の形状は、前記実施例で示し
た形状の他、例えば他の実施例として図6に示すように
凹面であってもよく、ハレーションの発生を抑制し得る
曲面であれば、適宜設定が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
長手状に伸長する透光性材料からなる指針と、この指針
の背後に配置され且つ前記指針近傍箇所に内部表示装置
を視認可能な貫通孔状の窓部を有する表示板と、この表
示板の背後に配置され前記指針,前記表示板,前記内部
表示装置のうち少なくとも何れかを照明する光源とから
なり、前記指針の前方端面に前記窓部より前記指針内に
入射する前記光源の照明光に応じて曲面部を設けたこと
により、窓部より洩れ出て指針内に入射し、表示板側に
反射する光源の照明光が表示板の板面上に至る過程で拡
散されるため、内部表示装置の照明光量を抑えることな
く表示板上のハレーションを防止でき得る指示計器を提
供できる。
【0024】また本発明によれば、前記曲面部が前記指
針近傍に集光点を形成する凸面からなることにより、非
照明時の指針の外観や視認性を損なうことがなく表示板
上のハレーションを防止でき得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による指示計器の表示板を示す正面図。
【図2】図1のA部,B部の要部断面図で(a)はA部
の要部断面図、(b)はB部の要部断面図。
【図3】本発明による指示計器の指針を示す斜視図。
【図4】図3のC−C線に沿った断面図。
【図5】照明光の光路を示す説明図。
【図6】他の実施例を示す断面図。
【図7】従来例を示す断面図。
【図8】従来例における照明光の光路を示す説明図。
【図9】ハレーションを説明する斜視図。
【符号の説明】
4 指針 7 内部表示装置 8 光源 9 遮光壁 10 窓部 24 曲面部 F 集光点 L 照明光(光路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 11/28 G01D 22/00 G01D 13/28 G12B 11/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手状に伸長する透光性材料からなる指
    針と、この指針の背後に配置され且つ前記指針近傍箇所
    に内部表示装置を視認可能な貫通孔状の窓部を有する表
    示板と、この表示板の背後に配置され前記指針,前記表
    示板,前記内部表示装置のうち少なくとも何れかを照明
    する光源とからなり、前記指針の前方端面に前記窓部よ
    り前記指針内に入射する前記光源の照明光に応じて曲面
    部を設けたことを特徴とする指示計器。
  2. 【請求項2】 前記曲面部が前記指針近傍に集光点を形
    成する凸面からなることを特徴とする指示計器。
JP18797295A 1995-06-30 1995-06-30 指示計器 Expired - Lifetime JP2959440B2 (ja)

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JP4585241B2 (ja) * 2004-06-28 2010-11-24 東京特殊印刷工業株式会社 立体感を有する印刷シート
JP4655876B2 (ja) * 2005-10-21 2011-03-23 株式会社デンソー 車両用指針計器

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