JP2958364B2 - 殺菌装置における温度制御装置 - Google Patents
殺菌装置における温度制御装置Info
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- JP2958364B2 JP2958364B2 JP8468890A JP8468890A JP2958364B2 JP 2958364 B2 JP2958364 B2 JP 2958364B2 JP 8468890 A JP8468890 A JP 8468890A JP 8468890 A JP8468890 A JP 8468890A JP 2958364 B2 JP2958364 B2 JP 2958364B2
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- treated
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は被処理液に対して熱交換器を介して間接的に
加熱殺菌する殺菌装置における温度制御装置に関するも
のである。
加熱殺菌する殺菌装置における温度制御装置に関するも
のである。
従来の技術 従来例としての殺菌装置を第2図を参照しながら説明
する。
する。
1はポンプで被処理液の入口部に設けられ、熱交換器
2へ送液して間接的に加熱殺菌する。3はタンクで、熱
媒を貯溜し、ポンプ4を介して送られ、途中のインライ
ンヒータ5によってスチームの供給を受けて昇温し、熱
交換器2へ供給される。熱交換器2からは再びタンク3
へ戻り、ポンプ4によって循環するようになっている。
6は温度感知部で、被処理液が熱交換器2から出てきた
温度を測定し、温度制御部7へ信号を送る。8は調節弁
で、前記温度制御部7の制御によりインラインヒータ5
へ送る蒸気量を制御している。このようにして被処理液
の殺菌温度の制御が行なわれている。
2へ送液して間接的に加熱殺菌する。3はタンクで、熱
媒を貯溜し、ポンプ4を介して送られ、途中のインライ
ンヒータ5によってスチームの供給を受けて昇温し、熱
交換器2へ供給される。熱交換器2からは再びタンク3
へ戻り、ポンプ4によって循環するようになっている。
6は温度感知部で、被処理液が熱交換器2から出てきた
温度を測定し、温度制御部7へ信号を送る。8は調節弁
で、前記温度制御部7の制御によりインラインヒータ5
へ送る蒸気量を制御している。このようにして被処理液
の殺菌温度の制御が行なわれている。
発明が解決しようとする課題 しかし、蒸気のような温度制御の場合、ポンプ1によ
る送液が定量に行なわれている間は正常な運転が続行さ
れるが、送得開始時は液量が零から所定量まで急激に変
化するため、温度感知部からの信号による温度制御に遅
れが生じて、殺菌温度に振れが生じて、場合によっては
昇温不足による未殺菌状態が発生するという問題点がみ
られた。
る送液が定量に行なわれている間は正常な運転が続行さ
れるが、送得開始時は液量が零から所定量まで急激に変
化するため、温度感知部からの信号による温度制御に遅
れが生じて、殺菌温度に振れが生じて、場合によっては
昇温不足による未殺菌状態が発生するという問題点がみ
られた。
本発明の目的は上記のような問題点を解消し、送液開
始時の液量変化にも応じて均一殺菌のできる殺菌装置に
おける温度制御装置を提供しようとするものである。
始時の液量変化にも応じて均一殺菌のできる殺菌装置に
おける温度制御装置を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、被処理液がポンプ
により熱交換器へ送られ、間接的に加熱殺菌される殺菌
系路と、タンクからインラインヒータを介して前記熱交
換器へ送る熱媒を循環する熱媒系路と、前記殺菌系路か
ら出た被処理液の温度感知部と、この温度感知部の信号
により熱媒系路中の前記インラインヒータへ調節弁を介
して供給する蒸気量を制御する温度制御部とを備え、前
記被処理液の熱交換器への入口側に温度感知部を設け、
これからの信号及び設定流量を入力し、前記熱媒側の温
度制御部に入力した設定殺菌温度を入力して演算する制
御部を設け、この制御部からの出力により電空変換器を
介して前記調節弁を制御する殺菌装置における温度制御
装置とした。
により熱交換器へ送られ、間接的に加熱殺菌される殺菌
系路と、タンクからインラインヒータを介して前記熱交
換器へ送る熱媒を循環する熱媒系路と、前記殺菌系路か
ら出た被処理液の温度感知部と、この温度感知部の信号
により熱媒系路中の前記インラインヒータへ調節弁を介
して供給する蒸気量を制御する温度制御部とを備え、前
記被処理液の熱交換器への入口側に温度感知部を設け、
これからの信号及び設定流量を入力し、前記熱媒側の温
度制御部に入力した設定殺菌温度を入力して演算する制
御部を設け、この制御部からの出力により電空変換器を
介して前記調節弁を制御する殺菌装置における温度制御
装置とした。
作用 本発明では一定時間、一定量の被処理液が熱交換器へ
供給されるようになるまでの被処理液の当初温度を感知
して制御部において、熱媒側の温度制御部に入力された
設定殺菌温度との差を計算し、温度差と設定流量の演算
によって熱媒側のインラインヒータへ供給する蒸気量を
制御するようにした。蒸気量の制御には、制御部からの
信号により電空変換器を用いて調節弁の開度調整をする
ことにより行なうようにした。
供給されるようになるまでの被処理液の当初温度を感知
して制御部において、熱媒側の温度制御部に入力された
設定殺菌温度との差を計算し、温度差と設定流量の演算
によって熱媒側のインラインヒータへ供給する蒸気量を
制御するようにした。蒸気量の制御には、制御部からの
信号により電空変換器を用いて調節弁の開度調整をする
ことにより行なうようにした。
実施例 以下、本発明の一実施例である殺菌装置の温度制御装
置につき図面を参照しながら説明する。
置につき図面を参照しながら説明する。
1はポンプで、被処理液を熱交換器2へ送り、間接的
に加熱殺菌して被処理液出口より取出すようになってい
る。熱媒側では、3はタンク、4はポンプ、5はインラ
インヒータ、6は温度感知部で、被処理液の出口側の温
度により、前記インラインヒータ5への蒸気量を制御す
る温度制御部に信号を入力するようになっている。8は
調節弁である。これらの構成は従来例と同じである。
に加熱殺菌して被処理液出口より取出すようになってい
る。熱媒側では、3はタンク、4はポンプ、5はインラ
インヒータ、6は温度感知部で、被処理液の出口側の温
度により、前記インラインヒータ5への蒸気量を制御す
る温度制御部に信号を入力するようになっている。8は
調節弁である。これらの構成は従来例と同じである。
本発明では、被処理液の入口側に温度感知部9を設
け、この信号を制御部10に入力するようになっている。
被処理液の流量は設定流量を手動により制御部10に入力
する。制御部10には熱媒側の温度制御部7に入力された
設定殺菌温度が入力され、前記被処理液の入力側の信号
と比較計算し演算して前記調節弁8の温度を設定するよ
うにした。
け、この信号を制御部10に入力するようになっている。
被処理液の流量は設定流量を手動により制御部10に入力
する。制御部10には熱媒側の温度制御部7に入力された
設定殺菌温度が入力され、前記被処理液の入力側の信号
と比較計算し演算して前記調節弁8の温度を設定するよ
うにした。
調節弁8は制御部10より電空変換器11を介して信号を
空気圧信号に変換し、開度を調節するようになってい
る。
空気圧信号に変換し、開度を調節するようになってい
る。
上記のように入力される被処理液の入口側の信号を制
御部によって演算することにより、被処理液の送液当初
における流量の急激に変化する時点でも、調節弁の開度
が適宜調節されるようになった。
御部によって演算することにより、被処理液の送液当初
における流量の急激に変化する時点でも、調節弁の開度
が適宜調節されるようになった。
送液後しばらく経ち、一定量一定時間後には、被処理
液の出口側の温度感知器による温度制御部だけによる制
御に切換えて運転することができる。
液の出口側の温度感知器による温度制御部だけによる制
御に切換えて運転することができる。
発明の効果 本発明は上記のように被処理液の送出当初の流量及び
温度をそれぞれ制御部に入力し、設定殺菌温度との差を
計算し演算して電空変換器による調節弁の開度を制御し
たので、適宜な蒸気量がインラインヒータに供給され、
熱媒側の温度制御が円滑に行なわれるようになった。従
って、未殺菌の被処理液等が生じることなく、品質の向
上効果が大きい温度御制御装置を提供することができる
ようになった。
温度をそれぞれ制御部に入力し、設定殺菌温度との差を
計算し演算して電空変換器による調節弁の開度を制御し
たので、適宜な蒸気量がインラインヒータに供給され、
熱媒側の温度制御が円滑に行なわれるようになった。従
って、未殺菌の被処理液等が生じることなく、品質の向
上効果が大きい温度御制御装置を提供することができる
ようになった。
第1図は本発明装置のフローチャート、第2図は従来例
を示すフローチャートである。 1……ポンプ、2……熱交換器、3……タンク 4……ポンプ、5……インラインヒータ 6……温度感知部、7……温度制御部 8……調節弁、9……温度感知部、10……制御部 11……電空変換器
を示すフローチャートである。 1……ポンプ、2……熱交換器、3……タンク 4……ポンプ、5……インラインヒータ 6……温度感知部、7……温度制御部 8……調節弁、9……温度感知部、10……制御部 11……電空変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/02 F28F 27/00 A23L 3/16
Claims (1)
- 【請求項1】被処理液がポンプにより熱交換器へ送ら
れ、間接的に加熱殺菌される殺菌系路と、タンクからイ
ンラインヒータを介して前記熱交換器へ送る熱媒を循環
する熱媒系路と、前記殺菌系路から出た被処理液の温度
感知部と、この温度感知部の信号により熱媒系路中の前
記インラインヒータへ調節弁を介して供給する蒸気量を
制御する温度制御部とを備え、 前記被処理液の熱交換器への入口側に温度感知部を設
け、これらの信号及び設定流量を入力し、前記熱媒側の
温度制御部に入力した設定殺菌温度を入力して演算する
制御部を設け、この制御部からの出力により電空変換器
を介して前記調節弁を制御するようにしたことを特徴と
する殺菌装置における温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8468890A JP2958364B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 殺菌装置における温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8468890A JP2958364B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 殺菌装置における温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03284389A JPH03284389A (ja) | 1991-12-16 |
JP2958364B2 true JP2958364B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=13837616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8468890A Expired - Fee Related JP2958364B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 殺菌装置における温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958364B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP8468890A patent/JP2958364B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03284389A (ja) | 1991-12-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |