JPS5933398Y2 - パストライザ - Google Patents

パストライザ

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JPS5933398Y2
JPS5933398Y2 JP4021879U JP4021879U JPS5933398Y2 JP S5933398 Y2 JPS5933398 Y2 JP S5933398Y2 JP 4021879 U JP4021879 U JP 4021879U JP 4021879 U JP4021879 U JP 4021879U JP S5933398 Y2 JPS5933398 Y2 JP S5933398Y2
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JP
Japan
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temperature
water
hot water
sprinkler
predetermined
Prior art date
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Expired
Application number
JP4021879U
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JPS55138942U (ja
Inventor
英夫 初井
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、飲料容器等を殺菌処理するバストライザの改
良に関するものである。
第1図は従来のバストライザの一例を示すもので、飲料
容器1はコンベア2により、矢印Aの方向にゆっくりと
搬送される間に、散水装置11からの温水シャワーによ
り一次加熱され、散水装置12により二次加熱、そして
散水装置13により所定の殺菌温度まで加熱され、散水
装置14により、一定時間殺菌温度に保持された後、散
水装置15,16,17,18により順次冷却されて殺
菌処理される。
散水装置11乃至18の下方には、それぞれ対応すよタ
ンク21乃至27が設けられ、このうちのタンク26の
水は、温度調節器46と、蒸気量制御弁56により一定
温度に保たれ、ポンプ36により、散水装置11へ送ら
れる。
ここで、飲料容器を一次加熱した氷は、その分だけ冷却
されてタンク21に落ちる。
この水はポンプ31により、散水装置16へ送られ、飲
料容器を二次冷却し、その分だけ熱量を取り戻してタン
ク26に戻ることになるため、−次加熱で飲料容器を加
熱する熱量と二次冷却で飲料容器から奪う熱量が等しけ
れば、上記系路内を循環する水の水温は常に一定に保た
れる。
しかし、実際は一次加熱で飲料容器に与える熱量を二次
冷却で飲料容器から奪う熱量より多くなるようにして、
温度調節器46と蒸気量制御弁56により、熱源として
矢印Bから供給される蒸気の投入量を制御して温度を維
持している。
二次加熱と一次冷却も同様に設定されている。従って、
装置に送り込まれる飲料容器の量が減少した時でも、水
温が急激に上昇することがなかった。
それでも、供給量が大きく減った時、例えば半減したり
、殆んど無くなった場合には、飲料容器が散水装置11
の水から奪う熱量が激減し、散水装置11の水温は上昇
する。
そのため、散水装置11の下を出る飲料容器の温度が所
定の温度より高くなる。
このことは、タンク25、ポンプ35、散水装置12、
タンク22、ポンプ32、散水装置15で作られる系路
内の水についても同じである。
従って、大きな負荷の減少があった時、または、飲料容
器の供給を打ち切った時は、散水装置11゜12の水温
が上昇し、散水装置13の下に入る時の飲料容器の温度
が所定温度より高くなるため、散水装置13を出る前に
、飲料容器は殺菌温度に到達し、遂には殺菌温度より高
くなる。
一般に飲料は、高い温度になればなるほど、またその保
持時間が長ければ長いほど、変質し易すくなるので、こ
れを避けるため、タンク25.26に注水をして、温度
上昇を防がねばならない。
なお、34.37はポンプ53,54.55は蒸気量制
御弁、43.44.45は温度調節器を示す。
しかし、上記のように、大きな負荷の減少があった時、
加熱用散水装置11及び12の水温を維持するためにタ
ンク25及び26に注水することは、一方でタンク23
の水温維持のために蒸気を補給しつづけていることも考
えると、水、及び蒸気の無駄使いを意味する。
すなわち、従来のものは、散水装置11及び12と13
との間に相互に関連性を持たせずに温度制御していたた
め、注水により降温を行う一方で、蒸気により昇温する
という無駄な水及び蒸気の消費をまねく結果となってい
た。
本考案は上記した点に鑑み提案されたもので搬送装置に
より送られる容器に、順次所定温度の温水をあびせて所
定の殺菌温度に加熱し、さらに一定時間、所定温度の温
水をあびせて殺菌温度に保持した後、順次所定温度の温
水をあびせて冷却することにより容器の殺菌処理を行う
ようにしたバストライザにおいて、殺菌温度への最終加
熱部における温水の温度調節器の設定値をそれまでの加
熱部における温水の温度変化に対応して調節制御する制
御機構を設けたことを特徴としその目的とするところは
、水や蒸気等の消費量を節減できると共に安定した殺菌
処理を行うことのできるバストライザを提供しようとす
るものである。
本考案は上記したように構成されているため、負荷が大
きく減少し、殺菌温度への最終加熱部の前の加熱部にお
ける温水の温度が上昇して目標値の上限を越えた時、こ
れに対応して制御機構により最終加熱部の温度調節器の
設定値が下げられ、最終加熱部への温水加熱熱源の補給
量は減少されることになるので、それまでの加熱部の温
水の温度を注水して降温させることなく容器が最終加熱
部を出る時に所定の殺菌温度となるように加熱すること
ができる。
なお、上記のように最終加熱部の温水温度調節器の設定
値を下げた状態から再び負荷が増大した時は、上記とは
逆の動作で制御されることになる。
従って水や蒸気等の消費量を節減し、運転経費を低減す
ることができると共に安定した殺菌処理が可能となり、
容器内飲料等の変質を防止することができる。
以下本考案の一実施例を第2図に基づいて説明する。
飲料容器1を搬送するコンベア2の上方に順次、散水装
置11,12.13 A、13 B、14,15,16
,17.18を設け、それぞれの散水装置の下方に対応
してタンク21.22,23 A、23 B 、24,
25,26.27が設けられている。
なお、タンク27は散水装置17と18の水を受ける。
各タンクにはそぞれポンプ31,32,33A、33
B 、34,35,36.37が設けられ、ポンプ31
はタンク21の水を散水装置16へ送り、ポンプ32は
タンク22の水を散水装置15へ送る。
またポンプ33A、33B、34はそれぞれタンク23
A、23 B 、24の水を、インライン加熱器、6
3 A、63 B 、64及び温度調節器43A、43
B、44の感温部を経て、散水装置13 A、13 B
、14へ送り、それぞれの閉じた水循環系路を構成して
いる。
さらにポンプ35はタンク25の水をインライン加熱器
62及び温度調節器42の感温部を経て、散水装置12
へ送り、ポンプ32の水循環系路と合わせて、一つの閉
じた水循環系路を構成し、同様にポンプ36はタンク2
6の水をインライン加熱器61及び温度調節器41の感
温部を経て散水装置11へ送りポンプ31の水循環系路
と合わせて、もう一つの閉じた水循環系路を構成してい
る。
ポンプ37はタンク27の水を散水装置17へ送るが、
この糸路には外部から供給される水が散水装置18を通
して流入し、一方向量だけ、タンク27から溢水して、
系路外へ流出するようになっている。
なお、温度調節器41.42,43 A 、43 B
、44はそれぞれの感温部から得た温度を自己に与えら
れた設定値と比較して、蒸気量調節弁51,52,53
A、53B、54の弁開度を調節し、そこを通って、そ
れぞれインイラン加熱器61.62.63 A、63
B 、64への蒸気量を制御するものであり、温度調節
器41.42.43 B 。
躬の温度設定値は一定であるが、温度調節器、43Aは
中央制御器100と結ばれ、これにより設定値が調節さ
れるようになっている。
また温度調節器41.42,43 Aは、それぞれの感
温部から得た温度を中央制御器100に入力できるよう
になっている。
上記構成において、各ポンプ31乃至37は前記した水
循環系路に従って、各タンク21乃至27内の水を循環
させる。
この間番数装置11乃至16より散水される水の温度は
温度調節器41乃至aにより以下に述べるように制御さ
れる。
中央制御器100は予め与えられたデータすなわち飲料
容器1の加熱特性(飲料容器に対しである温度差をもつ
散水の中で飲料容器の温度が時間に対してどう変化する
かを示す。
)に基づいて、同じく予め与えられた飲料容器1の供給
温度と、散水装置11.12の水温が各設定温度以上と
なった時中央制御器100に送られる信号から散水装置
13Aの出口E点での飲料容器温度TBEを演算してモ
ニターする。
E点での飲料容器温度THEが目標値の上限を越えた時
、散水装置12の出口C点と、0点及びE点の中間のい
くつかの点の飲料容器温度を前記飲料容器の加熱特性か
ら算出し、そのいずれもが、その地点での目標値の上限
を越えていれば、温度調節器43Aの設定値を下げる、
もちろんその新設定値は、上記といずれの点の飲料容器
も、以後新設定値のシャワーを受けて、E点での予想温
度が、目標温度の下限以下にならないようきめられる。
温度調節器43Aの設定値を変えた後は、常に上記の演
算を繰り返し、必要ならば設定値を変えつづける。
このようにして変えられた設定値を昇温側へ修正の時は
、蒸気量制御弁53Aの開度を増し、インライン加熱器
63Aへの蒸気の供給量を増やして、水温を直ちに設定
値にし得、また降温側へ修正の時も、蒸気量制御弁53
Aの開度を感じることにより応じることができ、散水装
置13Bを通過してD点に達した飲料容器は、所定の殺
菌温度に加熱され、散水装置14により殺菌温度に維持
された後、散水装置15,16,17.18の下を順次
通り冷却される。
従って散水装置11.12の水温が、設定値より上昇し
て、飲料容器温度が上がりすぎる時、注水によりこの散
水装置11.12の水温を降温させることなく、散水装
置13Aへの蒸気補給量を減らして目的とするD点での
飲料容器温度を制御することができ、これによって水と
蒸気を節減することが可能となった。
また散水装置13を前段13Aと後段13Bに分けるこ
とにより、設定温度変更の影響を受ける飲料容器量をへ
らして、変更のタイミングを早めることができると共に
、熱交換量の大きい前後13Aのみ変更することにより
、レスポンスを早めることができるため後段13Bの設
定値を変更しないで、重要なり点での温度を安定させる
ことができる。
さらに、インライン加熱器63Aを用いているため、御
御の応答を早めることができ、上記の制御をより効果的
に行うことができる。
等、多大の効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のものの一例を示す概略構成図、第2図は
本考案の一実施例を示す概略構成図である。 1:容器、2:コンベア、11.12.13 A 、1
3 B 、14゜15.16,17,18 :散水装置
、21.22,23 A、23 B 、24゜25.2
6,27. :タンク、31.32.33 A、33
B 、34,35,36゜37:ポンプ、41.42,
43 A 、43 B 、44 :温度、調節器、51
.52,53 A 、53 B 、54 :蒸気量制御
弁、61.62.63A、63B、64:インライン加
熱器、100 :中央制御器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送装置により送られる容器に、順次所定温度の温水を
    あびせて所定の殺菌温度に加熱し、さらに一定時間、所
    定温度の温水をあびせて殺菌温度に保持した後、順次所
    定温度の温水をあびせて冷却することにより容器の殺菌
    処理を行うようにしたバストライザにおいて、殺菌温度
    への最終加熱部における温水の温度調節器の設定値をそ
    れまでの加熱部における温水の温度変化に対応して調節
    制御する制御機構を設けたことを特徴とするバストライ
    ザ。
JP4021879U 1979-03-28 1979-03-28 パストライザ Expired JPS5933398Y2 (ja)

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JP4021879U JPS5933398Y2 (ja) 1979-03-28 1979-03-28 パストライザ

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JP4021879U JPS5933398Y2 (ja) 1979-03-28 1979-03-28 パストライザ

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JPS55138942U JPS55138942U (ja) 1980-10-03
JPS5933398Y2 true JPS5933398Y2 (ja) 1984-09-18

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JP2011172525A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd ウォーマ或いはパストライザにおける熱処理温度の制御方法および装置
JP6660726B2 (ja) * 2015-12-15 2020-03-11 サントリーホールディングス株式会社 パストライザ
JP6660725B2 (ja) * 2015-12-15 2020-03-11 サントリーホールディングス株式会社 パストライザ及び散水温度制御方法

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