JP6660725B2 - パストライザ及び散水温度制御方法 - Google Patents
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Description
そこで、各貯水タンクに加熱蒸気と冷却水の供給配管を接続し、貯水タンク内の水の温度が下降したら加熱蒸気を供給し、温度が上昇した場合には冷却水を供給することにより、各散水領域の水の温度を設定温度に維持するように制御している。
また、容器の熱処理を行うにあたり、昇温領域の一部及び降温領域の一部において、散水される水を相互に循環させることにより、散水する水の温度を制御するための加熱蒸気及び冷却水の供給量を減らすことができるため、省エネを達成できる。
また、容器の熱処理を行うにあたり、昇温領域の一部及び降温領域の一部において、散水される水を相互に循環させることにより、散水する水の温度を制御するための加熱蒸気及び冷却水の供給量を減らすことができるため、省エネを達成できる。
図1に示すように、パストライザ100は、液体が充填された容器1に熱処理を行う装置であり、容器1を搬送する搬送手段2、搬送手段2による容器1の搬送方向に沿って容器1の搬送経路の上方に配設された八つの散水部3(3A―3H)及び各散水部3(3A―3H)の下方に配設され各散水部3(3A―3H)から散水された水を貯水する八つの貯水部4(4A―4H)等を備えている。
昇温領域10は、容器1の搬送方向に沿って上流側から順に、第一予熱領域11、第二予熱領域12、及び加熱領域13とを有している。
加熱領域13は、第二予熱領域12により加熱された容器1をさらに加熱するために設けられている。
本実施形態においては、散水部3A及び貯水部4Aが第一予熱領域11を構成し、散水部3B及び貯水部4Bが第二予熱領域12を構成し、散水部3C及び貯水部4Cが加熱領域13を構成する。
第二予熱領域12においては、第一予熱領域11から搬送されてきた容器1に約45℃の水を散水する。この散水により約25℃の容器1は約36℃まで昇温され、散水された水の温度は数度低下する。
加熱領域13においては、第二予熱領域12から搬送されてきた容器1に約70℃の水を散水する。この散水により約36℃の容器1は約70℃まで昇温され、散水された水の温度は数度低下する。
保温領域20は、容器1の搬送方向に沿って上流側から順に、第一保温領域21及び第二保温領域22を有している。
本実施形態においては、散水部3D及び貯水部4Dが第一保温領域21を構成し、散水部3E及び貯水部4Eが第二保温領域22を構成する。
第二保温領域22においては、第一保温領域21から搬送されてきた容器1に約63℃の水を散水する。この散水により約63℃の容器1は約60℃程度に維持され、散水された水の温度は数度低下する。
降温領域30は、容器1の搬送方向に沿って上流側から順に、第一徐冷領域31、第二徐冷領域32及び冷却領域33とを有している。
冷却領域33は、第二徐冷領域32により冷却された容器1をさらに冷却するために設けれている。
本実施形態においては、散水部3F及び貯水部4Fが第一徐冷領域31を構成し、散水部3G及び貯水部4Gが第二徐冷領域32を構成し、散水部3H及び貯水部4Hが冷却領域33を構成する。
第二徐冷領域32においては、第一徐冷領域31から搬送されてきた容器1に約33℃の水を散水する。この散水により約53℃の容器1は約42℃程度に降温され、散水された水の温度は数度上昇する。
冷却領域33においては、第二徐冷領域32から搬送されてきた容器1に約30℃の水を散水する。この散水により約42℃の容器1は約39℃程度に降温され、散水された水の温度は数度上昇する。
前記相互循環手段及び前記自己循環手段は、各貯水部4(4A―4H)と所定の各散水部3(3A―3H)とを接続する配管、前記配管中に配設されたポンプ及びバルブ等から構成されている。
低温経路40は、第一予熱領域11の貯水部4Aに貯水された水を第二徐冷領域32の散水部3Gに送水する第一低温経路41及び第二予熱領域12の貯水部4Bに貯水された水を第一徐冷領域31の散水部3Fに送水する第二低温経路42を有している。
高温経路50は、第二徐冷領域32の貯水部4Gに貯水された水を第一予熱領域11の散水部3Aに送水する第一高温経路51及び第一徐冷領域31の貯水部4Fに貯水された水を第二予熱領域12の散水部3Bに送水する第二高温経路52を有している。
加熱経路60は、加熱領域13の貯水部4Cに貯水された水を加熱領域13の散水部3Cに送水する経路である。
第一保温経路61は、第一保温領域21の貯水部4Dに貯水された水を第一保温領域21の散水部3Dに送水する経路である。
第二保温経路62は、第二保温領域22の貯水部4Eに貯水された水を第二保温領域22の散水部3Eに送水する経路である。
冷却経路63は、冷却領域33の貯水部4Hに貯水された水を冷却領域33の散水部3Hに送水する経路である。
加熱手段7(7A―7H)は、各貯水部4(4A―4H)に接続された蒸気管及び前記蒸気管に接続された蒸気発生装置から構成されている。
冷却手段8(8A―8H)は、各貯水部4(4A―4H)と図示しない冷却水源とを接続する配管及び前記配管中に配設されたポンプから構成されている。なお、冷却水源には水道事業者が提供する上水が例示できる。
前記制御手段は、各貯水部4(4A―4H)に貯水されている水の温度及び水位が所定の設定値となるように、加熱手段7(7A―7H)及び冷却手段8(8A―8H)を制御する。例えば、水の温度が設定温度よりも低下したときは加熱手段7(7A―7H)により加熱蒸気を供給して水の温度を上昇させ、設定温度よりも高くなったときは冷却手段8(8A―8H)により水を供給して水の温度を低下させるようになっている。
なお、水の温度が設定温度より所定の閾値以上乖離したときは異常温度警報を報知するようになっている。また、水の水位が基準水位以下に設定された所定の渇水水位未満であるときは、水を供給して水の水位を上昇させ、基準水位より所定の閾値以上乖離したときは異常水位警報を報知するようになっている。
また、容器1の熱処理を行うにあたり、上述のように昇温領域10及び降温領域30の一部において、散水される水を相互に循環させることにより、散水する水の温度を制御するための加熱蒸気及び冷却水の供給量を減らすことができるため、省エネを達成できる。
容器1が存在しない昇温領域10の第一予熱領域11及び第二予熱領域12並びに降温領域30の第一徐冷領域31及び第二徐冷領域32においては、散水された水と容器1との間の熱交換が行われないため、散水された水の温度の低下がない、又はあっても少ない。
これに対して、非加熱運転状態とは、加熱手段7及び冷却手段8の制御を停止し、昇温領域10の運転状態を、高温経路50を介して降温領域30から昇温領域10へと送水される水を昇温領域10における散水に適した温度に調節することをしない状態にある。
これに対して、非冷却運転状態とは、加熱手段7及び冷却手段8の制御を停止し、降温領域30の運転状態を、低温経路40を介して昇温領域10から降温領域30へと送水される水を降温領域30における散水に適した温度に調節することをしない状態にある。
これにより、第一予熱領域11の貯水部4Aに貯水された約35℃の水の温度を、第二徐冷領域32における散水に適した温度である約33℃にするための制御は行われずに、第二徐冷領域32の貯水部4Gに貯水された約33℃の水の温度を、第一予熱領域11における散水に適した温度である約35℃にするために、貯水部4Gに加熱手段7Gにより加熱蒸気を供給したり、冷却手段8Gにより冷却水を供給したりするような制御のみが行われる。
なお、第一予熱領域11においても、又は、第一予熱領域11においてのみ、貯水部4Aに貯水された水の温度を第一予熱領域11における散水に適した温度である約35℃にするために、貯水部4Aに加熱手段7Aにより加熱蒸気を供給したり、冷却手段8Aにより冷却水を供給したりするような制御を行ってもよい。
この場合は、例えば、第一予熱領域11の貯水部4Aに貯水された約35℃の水の温度を、第二徐冷領域32における散水に適した温度である約33℃にするために、貯水部4Aに加熱手段7Aにより加熱蒸気を供給したり、冷却手段8Aにより冷却水を供給したりするような制御のみが行われ、第二徐冷領域32の貯水部4Gに貯水された約33℃の水の温度を、第一予熱領域11における散水に適した温度である約35℃にするための制御は行われない。
なお、第二徐冷領域32においても、又は、第二徐冷領域32においてのみ、貯水部4Gに貯水された水の温度を第二徐冷領域32における散水に適した温度である約33℃にするために、貯水部4Gに加熱手段7Gにより加熱蒸気を供給したり、冷却手段8Gにより冷却水を供給したりするような制御を行ってもよい。
すなわち、容器1が昇温領域10から降温領域30までの間に存在しないため、昇温領域10及び降温領域30における散水の温度管理を停止するのである。
なお、昇温工程は、容器1の搬送方向に沿って上流側から順に、第一予熱領域11において実行される第一予熱工程、第二予熱領域12において実行される第二予熱工程、及び加熱領域13において実行される加熱工程とを有している。
なお、降温工程は、容器1の搬送方向に沿って上流側から順に、第一徐冷領域31において実行される第一徐冷工程、第二徐冷領域32において実行される第二徐冷工程、及び冷却領域33において実行される冷却工程とを有している。
また、容器1の熱処理を行うにあたり、昇温領域10の一部及び降温領域30の一部において、散水される水を相互に循環させることにより、散水する水の温度を制御するための加熱蒸気及び冷却水の供給量を減らすことができるため、省エネを達成できる。
加熱運転工程は、昇温領域10の運転状態を加熱運転状態とすることにより行われる。
冷却運転工程は、降温領域30の運転状態を冷却運転状態とすることにより行われる。
非加熱運転工程は、昇温領域10の運転状態を非加熱運転状態とすることにより行われ、非冷却運転工程は、降温領域30の運転状態を非冷却運転状態とすることにより行われる。
検出工程による検出結果に基づいて搬送されている容器1の現在位置を算出する算出工程と、算出工程による算出結果に基づいて少なくとも昇温領域10又は降温領域30に搬送されている容器1の有無を判断する判断工程は、前記制御手段により行われる。
非加熱運転工程の実行中に、判断工程により昇温領域10へ搬送されている容器1が有ると判断されたときは、容器1が昇温領域10に到達するまでに、加熱運転工程が実行される。これにより、非加熱運転工程の実行中であり、昇温領域10における散水の温度の調節をしていない状態であっても、判断工程により昇温領域10へ搬送されている容器1が有ると判断されたときは、容器1が昇温領域10へ到達するまでに、昇温領域10における散水に適した温度に調節するため、容器1を確実に昇温できる。
2 :搬送手段
3(3A−3H) :散水部
3H :散水部
4(4A−4H) :貯水部
4H :貯水部
7(7A−7H) :加熱手段
8(8A−8H) :冷却手段
10 :昇温領域
11 :第一予熱領域
12 :第二予熱領域
13 :加熱領域
20 :保温領域
30 :降温領域
31 :第一徐冷領域
32 :第二徐冷領域
33 :冷却領域
40 :低温経路
41 :第一低温経路
42 :第二低温経路
50 :高温経路
51 :第一高温経路
52 :第二高温経路
70 :容器検出部
100 :パストライザ
Claims (14)
- 液体が充填された容器を搬送する搬送手段、
前記搬送手段による前記容器の搬送方向に沿って配設された複数の散水部及び
前記各散水部の下方に配設され前記各散水部から散水された水を貯水する複数の貯水部を備え、
前記搬送手段により搬送される前記容器に向けて前記散水部ごとに異なる温度の水を散水することにより、前記容器の搬送方向に沿って上流側から順に、搬送された前記容器を昇温する昇温領域、昇温された前記容器を保温する保温領域及び保温された前記容器を降温する降温領域が構成されたパストライザであって、
前記昇温領域の貯水部に貯水された水を前記降温領域の散水部に送水する低温経路及び前記降温領域の貯水部に貯水された水を前記昇温領域の散水部に送水する高温経路を有する循環手段、
少なくとも前記昇温領域及び前記降温領域に散水される水に加熱蒸気を供給する加熱手段、
少なくとも前記昇温領域及び前記降温領域に散水される水に系外から冷却水を供給する冷却手段並びに
前記加熱手段による加熱蒸気の供給及び停止の制御、並びに前記冷却手段による冷却水の供給及び停止の制御をする制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記昇温領域の運転状態を、前記高温経路を介して前記降温領域から前記昇温領域へと送水される水を前記昇温領域における散水に適した温度に調節するために前記加熱手段及び前記冷却手段を制御する加熱運転状態、又は前記加熱手段及び前記冷却手段の制御を停止する非加熱運転状態に切り替え可能に構成されるとともに、
前記降温領域の運転状態を、前記低温経路を介して前記昇温領域から前記降温領域へと送水される水を前記降温領域における散水に適した温度に調節するために前記加熱手段及び前記冷却手段を制御する冷却運転状態、又は前記加熱手段及び前記冷却手段の制御を停止する非冷却運転状態に切り替え可能に構成され、
前記容器が前記昇温領域及び前記降温領域の両方に存在するときは、前記昇温領域の運転状態を加熱運転状態とするとともに前記降温領域の運転状態を冷却運転状態とし、
前記容器が前記昇温領域及び前記降温領域の両方に存在しない、又は一方にしか存在しないときは、少なくとも、前記昇温領域の運転状態を非加熱運転状態とする、又は前記降温領域の運転状態を非冷却運転状態とするように構成されているパストライザ。 - 前記搬送手段により搬送されている容器を検出可能な容器検出部を備え、
前記制御手段は、
前記容器検出部からの検出信号に基づいて、前記搬送手段により搬送されている前記容器の現在位置を算出するとともに、少なくとも前記昇温領域又は前記降温領域へ搬送されている容器の有無を判断可能に構成されるとともに、
前記昇温領域の運転状態が非加熱運転状態にあるときに、前記昇温領域へ搬送されている容器が有ると判断したときは、前記容器が前記昇温領域に到達するまでに、前記昇温領域の運転状態を加熱運転状態に切り替えるように構成されている請求項1に記載のパストライザ。 - 前記制御手段は、
前記昇温領域の運転状態が加熱運転状態にあるときに、前記昇温領域へ搬送されている容器が無いと判断したときは、前記容器が前記昇温領域を通過するのを待って、前記昇温領域の運転状態を前記非加熱運転状態に切り替えるように構成されている請求項2に記載のパストライザ。 - 前記制御手段は、
前記降温領域の運転状態が非冷却運転状態にあるときに、前記降温領域へ搬送されている容器が有ると判断したときは、前記容器が前記降温領域に到達するまでに、前記降温領域の運転状態を冷却運転状態に切り替えるように構成されている請求項2又は3に記載のパストライザ。 - 前記制御手段は、
前記降温領域の運転状態が冷却運転状態にあるときに、前記降温領域へ搬送されている容器が無いと判断したときは、前記容器が前記降温領域を通過するのを待って、前記降温領域の運転状態を非冷却運転状態に切り替えるように構成されている請求項4に記載のパストライザ。 - 前記昇温領域は、前記容器を徐々に加熱する予熱領域及び前記予熱領域により加熱された前記容器をさらに加熱する加熱領域を有し、
前記降温領域は、前記容器を徐々に冷却する徐冷領域及び前記徐冷領域により冷却された前記容器をさらに冷却する冷却領域を有し、
前記低温経路は、前記予熱領域の貯水部に貯水された水を前記徐冷領域の散水部に送水し、
前記高温経路は、前記徐冷領域の貯水部に貯水された水を前記予熱領域の散水部に送水するように構成されている請求項1から5のいずれか一項に記載のパストライザ。 - 前記予熱領域は、前記容器の搬送方向に沿って上流側から順に、第一予熱領域及び第二予熱領域を有し、
前記徐冷領域は、前記容器の搬送方向に沿って上流側から順に、第一徐冷領域及び第二徐冷領域を有し、
前記低温経路は、前記第一予熱領域の貯水部に貯水された水を前記第二徐冷領域の散水部に送水する第一低温経路及び前記第二予熱領域の貯水部に貯水された水を前記第一徐冷領域の散水部に送水する第二低温経路を有し、
前記高温経路は、前記第二徐冷領域の貯水部に貯水された水を前記第一予熱領域の散水部に送水する第一高温経路及び前記第一徐冷領域の貯水部に貯水された水を前記第二予熱領域の散水部に送水する第二高温経路を有する請求項6に記載のパストライザ。 - 液体が充填された容器を搬送しながら前記容器に向けて段階的に異なる温度の水を散水することで、前記容器の搬送方向に沿って上流側から順に、搬送される前記容器を昇温する昇温工程を実行可能な昇温領域、昇温された前記容器を保温する保温工程を実行可能な保温領域及び保温された前記容器を降温する降温工程を実行可能な降温領域を備えたパストライザの散水温度制御方法であって、
前記昇温工程において使用された水を前記降温工程において利用し、前記降温工程において使用された水を前記昇温工程において利用するにあたり、
前記昇温工程の実行中及び前記降温工程の実行中は、前記昇温工程における利用に適した温度に調節するために、前記降温工程において使用された水を加熱及び冷却する加熱運転工程を実行するとともに、前記降温工程における利用に適した温度に調節するため、前記昇温工程において使用された水を加熱及び冷却する冷却運転工程を実行し、
前記昇温工程を実行していないとき及び前記降温工程を実行していないとき、又は前記昇温工程若しくは前記降温工程の一方のみを実行するときは、少なくとも、前記降温工程において使用された水の加熱及び冷却を停止する非加熱運転工程を実行する、又は前記昇温工程において使用された水の加熱及び冷却を停止する非冷却運転工程を実行する散水温度制御方法。 - 搬送される前記容器を検出する検出工程と、前記検出工程による検出結果に基づいて搬送されている前記容器の現在位置を算出する算出工程と、前記算出工程による算出結果に基づいて少なくとも前記昇温領域又は前記降温領域に搬送されている容器の有無を判断する判断工程を備え、
前記非加熱運転工程の実行中に、前記判断工程により前記昇温領域へ搬送されている容器が有ると判断されたときは、前記容器が前記昇温領域に到達するまでに、前記加熱運転工程を実行する請求項8に記載の散水温度制御方法。 - 前記加熱運転工程の実行中に、前記判断工程により前記昇温領域へ搬送されている容器が無いと判断されたときは、前記容器が前記昇温領域を通過するのを待って、前記非加熱運転工程を実行する請求項9に記載の散水温度制御方法。
- 前記非冷却運転工程の実行中に、前記判断工程により前記降温領域へ搬送されている容器が有ると判断されたときは、前記容器が前記降温領域に到達するまでに、前記冷却運転工程を実行する請求項9又は10に記載の散水温度制御方法。
- 前記冷却運転工程の実行中に、前記判断工程により前記降温領域へ搬送されている容器が無いと判断されたときは、前記容器が前記降温領域を通過するのを待って、前記非冷却運転工程を実行する請求項11に記載の散水温度制御方法。
- 前記昇温工程は、前記容器を徐々に加熱する予熱工程及び前記予熱工程により加熱された前記容器をさらに加熱する加熱工程を有し、
前記降温工程は、前記容器を徐々に冷却する徐冷工程及び前記徐冷工程により冷却された前記容器をさらに冷却する冷却工程を有し、
前記予熱工程において使用された水を前記徐冷工程において利用し、
前記徐冷工程において使用された水を前記予熱工程において利用する請求項8から12のいずれか一項に記載の散水温度制御方法。 - 前記予熱工程は、前記容器の搬送方向に沿って上流側から順に、第一予熱工程及び第二予熱工程を有し、
前記徐冷工程は、前記容器の搬送方向に沿って上流側から順に、第一徐冷工程及び第二徐冷工程を有し、
前記第一予熱工程において使用された水を前記第二徐冷工程において利用する、及び前記第二予熱工程において使用された水を前記第一徐冷工程において利用するとともに、
前記第二徐冷工程において使用された水を前記第一予熱工程において利用する、及び前記第一徐冷工程において使用された水を前記第二予熱工程において利用する請求項13に記載の散水温度制御方法。
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