JP2957973B2 - 振動式ルアー - Google Patents

振動式ルアー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィッシングツー
ルに関し、特に電動式振動機構を有する振動式ルアーに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のルアーにおいては、大きな潜行深
度を得て活発に上下動すること、水中や水面を遊泳中に
振動すること、水中での音響効果が得られること、ある
いは視覚効果が得られることを目的として、種々の工夫
がなされている。
【0003】例えば、大きな潜行深度を得るために、ル
アー内部に空間を設けて鉛等の重心を自在に移動させる
ように構成したものが提案されている。これにより、着
水時にルアーを水面に対して垂直に保ち、急速潜行させ
るように構成している。
【0004】また、ルアー先端にリップ形状のバイブレ
ーション手段を設け、ここで流水抵抗を受けて、ルアー
本体が各方向に揺動し、恰も弱った魚が遊泳しているよ
うな動作をさせるものが提案されている。これにより、
魚体の微妙な振動を伝えると共に遊泳動作による視覚効
果を狙っている。
【0005】なお、この種の装置として関連するものに
は、例えば特開平8−214733号公報、特開平7−
298807号公報等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のよう
に、ルアー内部の重心移動機構にてルアーを急速潜行さ
せる方法では、潜行深度の増加は着水時の姿勢よりも遊
泳時の姿勢に関わるという点について配慮がなされてい
ない。
【0007】また、ルアー先端にリップ形状のバイブレ
ーション手段を設ける方法では、ルアーの振動がルアー
の潜行を妨げる原因の一つであるという点については配
慮がなされていない。さらに、そのバイブレーション手
段はリップ形状のみに依存するものであるため、使用環
境(流水抵抗や波浪の高低等)によっては一定の振動を
与えることが難しいと言う問題がある。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、対象魚に対して確実に振動効果を与えると共に、深
く潜行し大きな上下動で高い視覚効果を与えることが可
能な振動式ルアーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の振動式ルアーは、第1に、ルアー本体に魚
類の泳動に疑似した振動動作を与える振動付与手段と、
該振動付与手段を駆動する電動の駆動手段と、該駆動手
段に電力を供給するための太陽電池とを、前記ルアー本
体に内蔵した振動式ルアーであって、前記ルアー本体の
先端には、前記振動式ルアーが水中で曳航される際に前
記水中に於ける流体的な力によって前記振動式ルアーに
潜航および浮上を繰り返させる傾斜面が設けられている
ことを特徴としている。
【0010】また、第2に、上記第1に記載の振動式ル
アーにおいて、前記ルアーヘッドはフックを取り付けた
糸が貫通するように形成されており、かつ前記糸が貫通
する貫通路の前記傾斜面寄りの開口である先端側開口
は、前記振動式ルアーが水中で曳航される際に前記太陽
電池の受光面が上向きを保つように、前記傾斜面の中心
位置よりも上の位置に偏って配置されていることを特徴
としている。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の一形態である振動
式ルアーの構成を示す図であって、(a)は上側(太陽
側)から見た平面図、(b)は側面図である。
【0015】本実施形態は、例えばカジキ等の大型魚を
対象とするトローリング用のルアーである。
【0016】図1において、1は、フック7を装着した
糸(ワイヤ)であり、ルアーを貫くチューブ5を通し
て、図示していないトローリングロッド側に巻き取られ
る。
【0017】2は、アクリル製のルアーヘッドであり、
チューブ外側を包むルアーヘッド2の内部は密閉されて
いる。すなわち、チューブ5の内側部分のみが海水と接
触する。
【0018】3は、多数の短冊形状を有するシリコンラ
バースカートであり、ルアーヘッド2の後側にフック7
を覆うように着脱可能に装着される。
【0019】4は、ルアーヘッド2の前側(トロールリ
ング時の進行方向側)に設けられ、凹状の傾斜面を有す
るテーパ部である。このテーパは上端から下端に向かっ
て、下端部が鋭角をなすような斜面となっている。
【0020】5は、ルアーヘッド内を貫通するように設
けられた金属製のチューブであり、ワイヤ1を通すため
のものである。特に、テーパ側の穴5aは、上下方向で
はヘッド断面のセンタよりも上方に偏って配置され(左
右方向ではセンタ配置)、シリコンラバースカート側の
穴5bは、センタ配置されている。
【0021】6は、ヘッド2の内部空間に配置された、
半導体光起電素子からなるシリコン光電池等の太陽電池
であって、マイクロモータ22の電源である。
【0022】8は、アルミ箔製のプリズムシートであっ
て、対象魚にルアーを認識させるための反射光によるデ
ィスプレイであると共に、太陽電池6の半導体光起電素
子面が太陽側(上側)を向くようにするためのバランス
錘でもある。
【0023】22は、太陽電池6を電源とするマイクロ
モータであって、駆動軸には振り子21(例えば9mm
×3.8mm程度の大きさ)が取り付けられている。な
お、ルアーヘッド内部の振動機構の構成は図2に示す通
りである。
【0024】このような構成により、本実施形態の振動
式ルアーは以下のように動作する。まず、ボートから投
入後の曳航時は、テーパ部4の傾斜面がトローリングに
伴う流体抵抗を上方に受け流すので、ルアーは水面下に
深く潜行する。この際、ルアーの潜行力は、ルアーの重
心位置よりも形状によって流体から受ける力(テーパ部
4の傾斜面が受ける流体抵抗)に大きく依存する。な
お、着水時の急激な潜行によってルアー後方のシリコン
ラバースカート部分から気泡が発生する。また、チュー
ブ5の穴5aからも空気がチューブ内に流れ込み、潜行
と共に後ろ側の穴5bから気泡としてが放出される。こ
れらの気泡は対象魚への視覚、振動作用をもつ。
【0025】この後、ボートの曳航等によって生じる波
浪、トローリングロッドによる上方への引っ張り、及び
ルアー自体の浮力等によって、ルアーは再び水面に飛び
出し、大きくスプラッシュする。さらに水面に着水した
後、テーパ部4の傾斜面によって前記と同様に深く潜行
する。こうしてルアーは大きく上下動し、潜行、飛び出
し、着水を繰り返すことにより、その存在を対象魚に認
識させる。なお、水面曳航時あるいは潜行時において、
偏心して配置されたチューブの穴5bとバランス錘(プ
リズムシート8)とにより、ルアーの姿勢は、太陽電池
6の半導体光起電素子面が上側を向くように保持され
る。
【0026】従って、晴天の昼間であれば常に、太陽電
池6を電源とするマイクロモータ22が駆動し、振り子
21が振動する。この振動は、ルアーヘッド2を覆うア
クリル面、チューブ5の金属面、あるいはシリコンラバ
ースカート3を介して水中に伝搬され、対象魚を誘引す
る。特に、水面曳航時あるいは飛び出し、着水時には太
陽電池6からマイクロモータ22に対し十分に電力が供
給され、振り子21の振動が対象魚に伝えられる。一
方、潜行動作時には太陽電池6は光電変換を行わずルア
ーは振動しない。このような動作は、ルアーの振動が潜
行を妨げることを抑止し、より深く潜行するのに好適で
ある。
【0027】本実施形態によれば、軽量で丈夫なアクリ
ル製のルアーヘッド2を採用することにより、着水時の
衝撃によって振動機構が故障することを回避できる。ま
た、ワイヤセンタを上方に偏心させることにより、ルア
ーの姿勢を適性に保持して振動機構を駆動させることが
できる。さらに、ルアーヘッド2の前側に下向きの傾斜
面を設けることにより、ルアーを規則的に大きく上下動
させ、視覚効果を高めることができる。
【0028】なお、本実施形態に拘らず、海岸や湖等、
太陽電池が使用可能な場所であれば、ルアーの形状等を
適宜変更することにより本発明を適用できる。さらに、
図3に示すような他の実施形態もある。なお、図3
(a)は他の実施形態の振動式ルアーのルアーヘッドの
側断面図、(b)は上側(太陽側)から見た平面図であ
る。この実施形態では、曇天、夜間に対応するため、マ
イクロモータ22の電源として乾電池6´(ニッカド電
池等)を用い、アルミ箔製のプリズムシートの代わりに
バランス錘として厚さ1mm程度の鉛8´を用いてい
る。また、図1に示した実施形態と同じく、傾斜した凹
面を有するテーパ部4を設けて海水の掬いを良好にし、
ルアーを上下動させる。このような構成によって、一度
に何個も引くことができ、また互いに絡まることを防
ぐ。この他の実施形態として、太陽電池とニッカド電池
等を組み合わせた構成としてもよい。また、金属製のチ
ューブの代わりに樹脂製のチューブを用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、対象魚
に対して確実に振動効果を与えると共に、大きな上下動
でより高い視覚効果を与えることができる。
【0030】すなわち、ルアー潜行時は動作せず、水面
曳航時あるいは飛び出し、着水時には確実に振動する振
動機構を有するので、対象魚に対する適切な振動効果を
得ると共に、より深く潜行させることができる。
【0031】また、太陽電池が常に発電可能な姿勢を保
持するように、ワイヤセンタを上方に偏心させているの
で、振動機構を効率的に駆動させることができる。
【0032】さらに、ヘッドの前側に下向きの傾斜面を
設けることにより、ルアーをより深く潜行させると共
に、規則的に大きく上下動させることができるので、よ
り高い視覚効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である振動式ルアーの
構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態である振動機構の構成
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である振動式ルアーの
ルアーヘッドの構成を示す図である。
【符号の説明】
2 ルアーヘッド 4 テーパ部 5 チューブ 6 太陽電池 21 振り子 22 マイクロモータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルアー本体に魚類の泳動に疑似した振動
    動作を与える振動付与手段と、該振動付与手段を駆動す
    る電動の駆動手段と、該駆動手段に電力を供給するため
    の太陽電池とを、前記ルアー本体に内蔵した振動式ルア
    ーであって、前記ルアー本体の先端には、前記振動式ル
    アーが水中で曳航される際に前記水中に於ける流体的な
    力によって前記振動式ルアーに潜航および浮上を繰り返
    させる傾斜面が設けられていることを特徴とする振動式
    ルアー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の振動式ルアーにおいて、 前記ルアーヘッドはフックを取り付けた糸が貫通するよ
    うに形成されており、かつ前記糸が貫通する貫通路の前
    記傾斜面寄りの開口である先端側開口は、前記振動式ル
    アーが水中で曳航される際に前記太陽電池の受光面が上
    向きを保つように、前記傾斜面の中心位置よりも上の位
    置に偏って配置されていることを特徴とする振動式ルア
    ー。
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