JP2957510B2 - 高シンジオタクチック性ポリスチレン製造用触媒組成物およびそれを用いたポリスチレンの製造方法 - Google Patents
高シンジオタクチック性ポリスチレン製造用触媒組成物およびそれを用いたポリスチレンの製造方法Info
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- polystyrene
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三価チタン触媒を
用いてなる高シンジオタクチック性ポリスチレン製造用
触媒組成物および該触媒組成物を用いた高シンジオタク
チック性ポリスチレンの製造方法に関する。
用いてなる高シンジオタクチック性ポリスチレン製造用
触媒組成物および該触媒組成物を用いた高シンジオタク
チック性ポリスチレンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シンジオタクチック性ポリスチレンが、
メタラセン(metallacene)触媒組成物を用いてイシハ
ラ(Ishihara)によって最初に開発されたのは、198
6年のことである。通常、シンジオタクチック性ポリス
チレンの製造には、遷移金属チタン錯体およびメチルア
ルミノキサン(methyl aluminoxane)(以下、MAOと
もいう)を含有する触媒組成物が必要とされる。すなわ
ち、チタン錯体とメチルアルミノキサンとの協調作用に
よってシンジオタクチック性ポリスチレンを製造するこ
とができる。かかるシンジオタクチック性ポリスチレン
の製造方法としては、たとえばテトラ(エトキシ)チタ
ンおよびメチルアルミノキサンを含有する触媒組成物を
用いる方法(ヨーロッパ特許公開No.EP 210,
615号公報)ならびにシクロペンタジエニルトリクロ
ロチタンおよびメチルアルミノキサンを含有する触媒組
成物を用いる方法(国際公開No.WO 8,810,
275号公報)などがある。
メタラセン(metallacene)触媒組成物を用いてイシハ
ラ(Ishihara)によって最初に開発されたのは、198
6年のことである。通常、シンジオタクチック性ポリス
チレンの製造には、遷移金属チタン錯体およびメチルア
ルミノキサン(methyl aluminoxane)(以下、MAOと
もいう)を含有する触媒組成物が必要とされる。すなわ
ち、チタン錯体とメチルアルミノキサンとの協調作用に
よってシンジオタクチック性ポリスチレンを製造するこ
とができる。かかるシンジオタクチック性ポリスチレン
の製造方法としては、たとえばテトラ(エトキシ)チタ
ンおよびメチルアルミノキサンを含有する触媒組成物を
用いる方法(ヨーロッパ特許公開No.EP 210,
615号公報)ならびにシクロペンタジエニルトリクロ
ロチタンおよびメチルアルミノキサンを含有する触媒組
成物を用いる方法(国際公開No.WO 8,810,
275号公報)などがある。
【0003】また、米国特許第4,774,301号明
細書および米国特許第4,808,680号明細書に
は、シンジオタクチック性ポリスチレンを製造するため
に、遷移金属ジルコニウム錯体およびメチルアルミノキ
サンを含有する触媒組成物を用いることが開示されてい
る。前記チタン錯体およびメチルアルミノキサンを含有
する触媒組成物と比較して、かかるジルコニウム錯体お
よびメチルアルミノキサンを含有する触媒組成物は、比
較的低い活性しか示さず、これを用いて製造されたポリ
スチレンは、比較的低い分子量を有し、比較的低いシン
ジオタクチック度を示す。
細書および米国特許第4,808,680号明細書に
は、シンジオタクチック性ポリスチレンを製造するため
に、遷移金属ジルコニウム錯体およびメチルアルミノキ
サンを含有する触媒組成物を用いることが開示されてい
る。前記チタン錯体およびメチルアルミノキサンを含有
する触媒組成物と比較して、かかるジルコニウム錯体お
よびメチルアルミノキサンを含有する触媒組成物は、比
較的低い活性しか示さず、これを用いて製造されたポリ
スチレンは、比較的低い分子量を有し、比較的低いシン
ジオタクチック度を示す。
【0004】シンジオタクチック性ポリスチレンを製造
するための前記触媒組成物には、いずれも活性化を与え
るために第IV族遷移金属化合物およびメチルアルミノ
キサンが含有されている。ここで、所望の活性化触媒組
成物をうるために、非常に高過剰のメチルアルミノキサ
ンが必要とされることに注目すべきである。かかるメチ
ルアルミノキサンに高い費用がかかるために、これらの
方法の商業的な応用は、非常に限定されている。したが
って、必要なメチルアルミノキサンの量を最少限にとど
めるかまたはメチルアルミノキサンを用いなくてもよい
メタロセンをベースとする触媒を開発することが強く望
まれている。たとえば、ヨーロッパ特許公開No.50
5,890号公報および国際公開No.WO 930,
367号公報には、高シンジオタクチック性ポリスチレ
ンを製造するための触媒組成物であり、触媒としてシク
ロペンタジエニルトリアルキルチタンを、共触媒として
非配位ルイス酸を、およびスカベンジャーとしてトリイ
ソブチルアルミニウムを含有する触媒組成物が開示され
ている。しかしながら、かかる触媒組成物は、比較的低
い活性しか有しないものである。
するための前記触媒組成物には、いずれも活性化を与え
るために第IV族遷移金属化合物およびメチルアルミノ
キサンが含有されている。ここで、所望の活性化触媒組
成物をうるために、非常に高過剰のメチルアルミノキサ
ンが必要とされることに注目すべきである。かかるメチ
ルアルミノキサンに高い費用がかかるために、これらの
方法の商業的な応用は、非常に限定されている。したが
って、必要なメチルアルミノキサンの量を最少限にとど
めるかまたはメチルアルミノキサンを用いなくてもよい
メタロセンをベースとする触媒を開発することが強く望
まれている。たとえば、ヨーロッパ特許公開No.50
5,890号公報および国際公開No.WO 930,
367号公報には、高シンジオタクチック性ポリスチレ
ンを製造するための触媒組成物であり、触媒としてシク
ロペンタジエニルトリアルキルチタンを、共触媒として
非配位ルイス酸を、およびスカベンジャーとしてトリイ
ソブチルアルミニウムを含有する触媒組成物が開示され
ている。しかしながら、かかる触媒組成物は、比較的低
い活性しか有しないものである。
【0005】チタン錯体、とくにチタノセンのグループ
のなかで、ポリスチレンを製造するための触媒活性は、
2個のシクロペンタジエニル配位子を含有するチタノセ
ンよりも、1個のシクロペンタジエニル配位子を含有す
るチタノセンのほうが高い。また、1個のシクロペンタ
ジエニル配位子を含有するチタノセンの触媒活性は、シ
クロペンタジエニル配位子を含有しないチタン錯体(た
だし、定義によればこれはチタノセンではない)よりも
高い。このような相対関係は、ヨーロッパ特許公開N
o.EP 210,615号公報に開示されている。シ
クロペンタジエニル配位子を含有しないチタン錯体の触
媒活性は、1個のシクロペンタジエニル配位子を含有す
るチタノセンよりも実質的に低いけれども、かかるチタ
ン錯体は、実質的により安価であるという利点を有して
いる。このように、触媒の高活性を維持しながら高シン
ジオタクチック性ポリスチレンをうるためには、1個の
シクロペンタジエニル配位子を含有するチタノセンと同
程度の高い活性を有するチタン錯体を用いることが必要
とされることがわかる。
のなかで、ポリスチレンを製造するための触媒活性は、
2個のシクロペンタジエニル配位子を含有するチタノセ
ンよりも、1個のシクロペンタジエニル配位子を含有す
るチタノセンのほうが高い。また、1個のシクロペンタ
ジエニル配位子を含有するチタノセンの触媒活性は、シ
クロペンタジエニル配位子を含有しないチタン錯体(た
だし、定義によればこれはチタノセンではない)よりも
高い。このような相対関係は、ヨーロッパ特許公開N
o.EP 210,615号公報に開示されている。シ
クロペンタジエニル配位子を含有しないチタン錯体の触
媒活性は、1個のシクロペンタジエニル配位子を含有す
るチタノセンよりも実質的に低いけれども、かかるチタ
ン錯体は、実質的により安価であるという利点を有して
いる。このように、触媒の高活性を維持しながら高シン
ジオタクチック性ポリスチレンをうるためには、1個の
シクロペンタジエニル配位子を含有するチタノセンと同
程度の高い活性を有するチタン錯体を用いることが必要
とされることがわかる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、本発明の主な目的は、
シクロペンタジエニル配位子を含有せず、同時に高い活
性を有する、高シンジオタクチック性ポリスチレンを製
造するための、三価チタン触媒を用いた触媒組成物を提
供することである。
術に鑑みてなされたものであり、本発明の主な目的は、
シクロペンタジエニル配位子を含有せず、同時に高い活
性を有する、高シンジオタクチック性ポリスチレンを製
造するための、三価チタン触媒を用いた触媒組成物を提
供することである。
【0007】また、本発明のさらなる目的は、前記触媒
組成物を用いた高シンジオタクチック性ポリスチレンの
製造方法を提供することである。
組成物を用いた高シンジオタクチック性ポリスチレンの
製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)一般
式(I):
式(I):
【0009】
【化2】
【0010】(式中、X1およびX2はそれぞれ独立して
炭素数1〜12のアルコキシル基、アミン由来の基また
はハロゲン原子、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素
数1〜12のアルキル基、アリール基、アリールアルキ
ル基またはアルキルシラン基を示す)で表わされる高シ
ンジオタクチック性ポリスチレン製造用三価チタン触媒
および (B)活性化遷移金属共触媒からなる高シンジオタクチ
ック性ポリスチレン製造用触媒組成物、ならびに
炭素数1〜12のアルコキシル基、アミン由来の基また
はハロゲン原子、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素
数1〜12のアルキル基、アリール基、アリールアルキ
ル基またはアルキルシラン基を示す)で表わされる高シ
ンジオタクチック性ポリスチレン製造用三価チタン触媒
および (B)活性化遷移金属共触媒からなる高シンジオタクチ
ック性ポリスチレン製造用触媒組成物、ならびに
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】 スチレンまたはアリールエチレンを、前
記触媒組成物と接触させる工程からなることを特徴とす
る高シンジオタクチック性ポリスチレンの製造方法に関
する。
記触媒組成物と接触させる工程からなることを特徴とす
る高シンジオタクチック性ポリスチレンの製造方法に関
する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の触媒組成物に用いられる
三価チタン触媒は、前記目的を達成するために、遷移金
属とのより強い結合活性を有するジケトンを配位子とし
て用いてえられる。すなわち、本発明の高シンジオタク
チック性ポリスチレン製造用触媒組成物に用いられる三
価チタン触媒は、(a)テトラヒドロフランの存在下
で、TiCl3を一般式(II):
三価チタン触媒は、前記目的を達成するために、遷移金
属とのより強い結合活性を有するジケトンを配位子とし
て用いてえられる。すなわち、本発明の高シンジオタク
チック性ポリスチレン製造用触媒組成物に用いられる三
価チタン触媒は、(a)テトラヒドロフランの存在下
で、TiCl3を一般式(II):
【0018】
【化9】
【0019】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
炭素数1〜12のアルキル基、アリール基、アリールア
ルキル基またはアルキルシラン基を示す)で表わされる
ジケトンと反応させ、一般式(III):
炭素数1〜12のアルキル基、アリール基、アリールア
ルキル基またはアルキルシラン基を示す)で表わされる
ジケトンと反応させ、一般式(III):
【0020】
【化3】
【0021】(式中、R1およびR2は前記と同じ、Tは
テトラヒドロフランを示す)で表わされる化合物を製造
し、ついで(b)一般式(III)で表わされる化合物を
シラノールアミン、該シラノールアミンの塩またはアル
コールと反応させることによって製造することができ、
一般式(I):
テトラヒドロフランを示す)で表わされる化合物を製造
し、ついで(b)一般式(III)で表わされる化合物を
シラノールアミン、該シラノールアミンの塩またはアル
コールと反応させることによって製造することができ、
一般式(I):
【0022】
【化4】
【0023】(式中、R1およびR2は前記と同じ、X1
およびX2はそれぞれ独立して炭素数1〜12のアルコ
キシル基、アミン由来の基またはハロゲン原子を示す)
で表わされるものである。
およびX2はそれぞれ独立して炭素数1〜12のアルコ
キシル基、アミン由来の基またはハロゲン原子を示す)
で表わされるものである。
【0024】本発明に用いられる三価チタン触媒の製造
方法において、まず前記一般式(III)で表わされる化
合物を製造する。
方法において、まず前記一般式(III)で表わされる化
合物を製造する。
【0025】前記一般式(III)で表わされる化合物
は、たとえばインオーガニック・ケミストリー(Inorga
nic Chemistry)(エル・イー・マンツァー(L. E. Man
zer)著、17巻、41552頁、1978年)に記載
の方法で合成することができ、具体的には、テトラヒド
ロフラン(以下、THFという)の存在下で、TiCl
3を一般式(II)で表わされるジケトンと反応させる。
は、たとえばインオーガニック・ケミストリー(Inorga
nic Chemistry)(エル・イー・マンツァー(L. E. Man
zer)著、17巻、41552頁、1978年)に記載
の方法で合成することができ、具体的には、テトラヒド
ロフラン(以下、THFという)の存在下で、TiCl
3を一般式(II)で表わされるジケトンと反応させる。
【0026】前記反応に用いられるジケトンの代表例と
しては、たとえば2,4−ペンタジオン、1,3−ジフ
ェニル−1,3−プロパンジオン、2,2,6,6−テ
トラメチル−3,5−ヘプタンジオンなどがあげられ
る。
しては、たとえば2,4−ペンタジオン、1,3−ジフ
ェニル−1,3−プロパンジオン、2,2,6,6−テ
トラメチル−3,5−ヘプタンジオンなどがあげられ
る。
【0027】THFの存在下でTiCl3をジケトンと
反応させる際には、まずあらかじめ調製したTiCl3
T3(式中、TはTHFを示す)にTHFを添加して撹
拌し、さらにジケトンを添加して室温(15〜20℃)
程度で1〜8時間程度撹拌すればよい。
反応させる際には、まずあらかじめ調製したTiCl3
T3(式中、TはTHFを示す)にTHFを添加して撹
拌し、さらにジケトンを添加して室温(15〜20℃)
程度で1〜8時間程度撹拌すればよい。
【0028】前記反応を必要かつ充分に進行させるため
には、TiCl3T3とジケトンとの割合(TiCl3T3
/ジケトン(モル比))は1/1.2〜1.2/1程度
であることが好ましい。
には、TiCl3T3とジケトンとの割合(TiCl3T3
/ジケトン(モル比))は1/1.2〜1.2/1程度
であることが好ましい。
【0029】なお、かくしてえられる一般式(III)で
表わされる化合物において、R1およびR2を示す炭素数
1〜12のアルキル基としては、たとえばメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基などがあげられ、アリール基としては、
たとえばフェニル基、p−トルイル基などがあげられ、
アリールアルキル基としては、たとえばベンジル基など
があげられ、アルキルシラン基としては、たとえばメチ
ルシラン基、エチルシラン基などがあげられる。これら
R1およびR2を示す基のなかでは、フェニル基、メチル
基およびt−ブチル基が好ましい。
表わされる化合物において、R1およびR2を示す炭素数
1〜12のアルキル基としては、たとえばメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基などがあげられ、アリール基としては、
たとえばフェニル基、p−トルイル基などがあげられ、
アリールアルキル基としては、たとえばベンジル基など
があげられ、アルキルシラン基としては、たとえばメチ
ルシラン基、エチルシラン基などがあげられる。これら
R1およびR2を示す基のなかでは、フェニル基、メチル
基およびt−ブチル基が好ましい。
【0030】つぎに、前記のごとくえられた一般式(II
I)で表わされる化合物を、シラノールアミン、該シラ
ノールアミンの塩またはアルコールと反応させる。
I)で表わされる化合物を、シラノールアミン、該シラ
ノールアミンの塩またはアルコールと反応させる。
【0031】前記反応に用いられるシラノールアミンの
代表例としては、たとえばHN(Si(CH3)2)2、
HN(Si(C2H5)2)2、HN(Si(C3H7)2)2
などがあげられる。
代表例としては、たとえばHN(Si(CH3)2)2、
HN(Si(C2H5)2)2、HN(Si(C3H7)2)2
などがあげられる。
【0032】シラノールアミンの塩の代表例としては、
たとえばLi[N(Si(CH3)2)2]、Li[N
(Si(C2H5)2)2]、Li[N(Si(C
3H7)2)2]などのリチウム塩;Na[N(Si(CH
3)2)2]、Na[N(Si(C2H5)2)2]、Na
[N(Si(C3H7)2)2]などのナトリウム塩などが
あげられる。
たとえばLi[N(Si(CH3)2)2]、Li[N
(Si(C2H5)2)2]、Li[N(Si(C
3H7)2)2]などのリチウム塩;Na[N(Si(CH
3)2)2]、Na[N(Si(C2H5)2)2]、Na
[N(Si(C3H7)2)2]などのナトリウム塩などが
あげられる。
【0033】アルコールの代表例としては、たとえばメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなど
の炭素数1〜10の1価のアルコールなどがあげられ
る。
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなど
の炭素数1〜10の1価のアルコールなどがあげられ
る。
【0034】前記反応は、一般式(III)で表わされる
化合物を、たとえばトルエンなどの溶媒に溶解させて撹
拌したのち、シラノールアミン、該シラノールアミンの
塩またはアルコール(以下、これらをまとめて化合物
(III’)ともいう)を添加し、室温(15〜20℃)
程度で5〜15時間程度撹拌するなどして行なえばよ
い。
化合物を、たとえばトルエンなどの溶媒に溶解させて撹
拌したのち、シラノールアミン、該シラノールアミンの
塩またはアルコール(以下、これらをまとめて化合物
(III’)ともいう)を添加し、室温(15〜20℃)
程度で5〜15時間程度撹拌するなどして行なえばよ
い。
【0035】前記反応を必要かつ充分に進行させるため
には、一般式(III)で表わされる化合物と化合物(II
I’)との割合(一般式(III)で表わされる化合物/化
合物(III’)(モル比))は、1/2.5以上、なか
んづく1/2.2以上、また1.5/1以下、なかんづ
く1/1以下であることが好ましい。
には、一般式(III)で表わされる化合物と化合物(II
I’)との割合(一般式(III)で表わされる化合物/化
合物(III’)(モル比))は、1/2.5以上、なか
んづく1/2.2以上、また1.5/1以下、なかんづ
く1/1以下であることが好ましい。
【0036】なお、一般式(III)で表わされる化合物
と化合物(III’)とを反応させる際に、たとえばトリ
メチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミンなどのトリアルキルアミンを用い
ることが、反応がより進行しやすくなるという点から好
ましい。
と化合物(III’)とを反応させる際に、たとえばトリ
メチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミンなどのトリアルキルアミンを用い
ることが、反応がより進行しやすくなるという点から好
ましい。
【0037】かくしてえられる一般式(I)で表わされ
る三価チタン触媒において、X1およびX2を示す炭素数
1〜12のアルコキシル基としては、たとえばメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチル
オキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基などが
あげられ、アミン由来の基としては、たとえばNSi
(CH3)2、NSi(C2H5)2、NSi(C3H7)2な
どがあげられ、ハロゲン原子としては、たとえばフッ素
原子、塩素原子、臭素原子などがあげられる。これらの
なかでは、三価チタン触媒の活性がより高いという点か
ら、メトキシ基およびNSi(CH3)2がとくに好まし
い。
る三価チタン触媒において、X1およびX2を示す炭素数
1〜12のアルコキシル基としては、たとえばメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチル
オキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基などが
あげられ、アミン由来の基としては、たとえばNSi
(CH3)2、NSi(C2H5)2、NSi(C3H7)2な
どがあげられ、ハロゲン原子としては、たとえばフッ素
原子、塩素原子、臭素原子などがあげられる。これらの
なかでは、三価チタン触媒の活性がより高いという点か
ら、メトキシ基およびNSi(CH3)2がとくに好まし
い。
【0038】なお、前記一般式(I)で表わされる本発
明に用いられる三価チタン触媒の構造は、電子常磁性共
鳴(electron paramagnetic resonance(以下、EPR
という))スペクトルによって確認することができる。
明に用いられる三価チタン触媒の構造は、電子常磁性共
鳴(electron paramagnetic resonance(以下、EPR
という))スペクトルによって確認することができる。
【0039】本発明の高シンジオタクチック性ポリスチ
レン製造用触媒組成物は、前記三価チタン触媒(A)お
よび活性化遷移金属共触媒(B)からなるものである。
レン製造用触媒組成物は、前記三価チタン触媒(A)お
よび活性化遷移金属共触媒(B)からなるものである。
【0040】前記活性化遷移金属共触媒(B)として
は、たとえばMAO;N,N−ジメチルアニリニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフ
ェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートなどの非配位ルイス酸などがあげられる。
は、たとえばMAO;N,N−ジメチルアニリニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフ
ェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートなどの非配位ルイス酸などがあげられる。
【0041】なお、活性化遷移金属共触媒(B)とし
て、前記MAOや非配位ルイス酸とともに、たとえばト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムな
どのトリアルキルアルミニウムを同時に用いてもよい。
て、前記MAOや非配位ルイス酸とともに、たとえばト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムな
どのトリアルキルアルミニウムを同時に用いてもよい。
【0042】三価チタン触媒(A)と活性化遷移金属共
触媒(B)との割合は、高い活性が示されるようにする
という点を考慮すると、三価チタン触媒(A)/活性化
遷移金属共触媒(B)(モル比)が1/400以上、な
かんづく1/350以上、また10/1以下、なかんづ
く5/1以下であることが好ましい。
触媒(B)との割合は、高い活性が示されるようにする
という点を考慮すると、三価チタン触媒(A)/活性化
遷移金属共触媒(B)(モル比)が1/400以上、な
かんづく1/350以上、また10/1以下、なかんづ
く5/1以下であることが好ましい。
【0043】本発明の触媒組成物をうる方法にはとくに
限定がなく、たとえば三価チタン触媒(A)および活性
化遷移金属共触媒(B)の量を適宜調整し、撹拌混合す
ればよい。
限定がなく、たとえば三価チタン触媒(A)および活性
化遷移金属共触媒(B)の量を適宜調整し、撹拌混合す
ればよい。
【0044】本発明の触媒組成物は、シクロペンタジエ
ニル配位子を含有せず、1個のシクロペンタジエニル配
位子を含有するチタノセンと同程度の高い活性を有する
ものであるので、これらを用いて高シンジオタクチック
性ポリスチレンをうることができる。
ニル配位子を含有せず、1個のシクロペンタジエニル配
位子を含有するチタノセンと同程度の高い活性を有する
ものであるので、これらを用いて高シンジオタクチック
性ポリスチレンをうることができる。
【0045】なお、前記触媒組成物の触媒活性は、たと
えば後述するようにしてえられた高シンジオタクチック
性ポリスチレンについて、用いた触媒組成物中のチタン
含有量(1g)に対する高シンジオタクチック性ポリス
チレンの重量(g)を、さらに時間(hour)で除した値
として表わすことができる。
えば後述するようにしてえられた高シンジオタクチック
性ポリスチレンについて、用いた触媒組成物中のチタン
含有量(1g)に対する高シンジオタクチック性ポリス
チレンの重量(g)を、さらに時間(hour)で除した値
として表わすことができる。
【0046】本発明の高シンジオタクチック性ポリスチ
レンの製造方法は、スチレンまたはアリールエチレン
を、触媒組成物と接触させる工程からなることを特徴と
する。
レンの製造方法は、スチレンまたはアリールエチレン
を、触媒組成物と接触させる工程からなることを特徴と
する。
【0047】前記アリールエチレンとしては、たとえば
フェニルエチレン、p−トルイルエチレンなどがあげら
れる。
フェニルエチレン、p−トルイルエチレンなどがあげら
れる。
【0048】スチレンまたはアリールエチレンと、触媒
組成物との割合は、重合反応の進行およびえられるポリ
スチレンに付与されるシンジオタクチック性を考慮する
と、(スチレンまたはアリールエチレン)/(触媒組成
物)(モル比)が100/1以上、なかんづく200/
1以上、また50000/1以下、なかんづく4500
0/1以下であることが好ましい。
組成物との割合は、重合反応の進行およびえられるポリ
スチレンに付与されるシンジオタクチック性を考慮する
と、(スチレンまたはアリールエチレン)/(触媒組成
物)(モル比)が100/1以上、なかんづく200/
1以上、また50000/1以下、なかんづく4500
0/1以下であることが好ましい。
【0049】触媒組成物を接触させてのスチレンまたは
アリールエチレンの重合は、適切な重合条件下で行なわ
れればよく、とくに限定がないが、たとえばスチレンま
たはアリールエチレンに触媒組成物を添加し、さらにた
とえばメタノールなどの溶媒を添加して50〜100℃
程度で1〜5時間程度重合させるなどすればよい。
アリールエチレンの重合は、適切な重合条件下で行なわ
れればよく、とくに限定がないが、たとえばスチレンま
たはアリールエチレンに触媒組成物を添加し、さらにた
とえばメタノールなどの溶媒を添加して50〜100℃
程度で1〜5時間程度重合させるなどすればよい。
【0050】かくしてえられるポリスチレンのシンジオ
タクチック性は、Methyl Ethyl Keto
ne Insoluble Portion法(以下、
MIPという)によって確認することができる。
タクチック性は、Methyl Ethyl Keto
ne Insoluble Portion法(以下、
MIPという)によって確認することができる。
【0051】
【実施例】つぎに、本発明を実施例に基づいてさらに詳
細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。
細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。
【0052】製造例1 [Ti(diket)Cl2(THF)2(diket:
2,4−ペンタジオン)の合成] 1.48g(4ミリモル)のTiCl3(THF)3を、
100ml容の丸底フラスコに添加した。つぎに、40
mlのTHFを丸底フラスコに添加して撹拌し、ついで
0.45g(4.5ミリモル)の2,4−ペンタジオン
を添加し、えられた反応溶液を室温で2時間撹拌した。
つぎに、THFを減圧下で排出し、えられた深青色の生
成物をペンタンで2回洗浄した。この残渣を真空乾燥
し、1.33gの深青色生成物[Ti(diket)C
l2(THF)2(diket:2,4−ペンタジオ
ン)]をえた。収率は92%であった。
2,4−ペンタジオン)の合成] 1.48g(4ミリモル)のTiCl3(THF)3を、
100ml容の丸底フラスコに添加した。つぎに、40
mlのTHFを丸底フラスコに添加して撹拌し、ついで
0.45g(4.5ミリモル)の2,4−ペンタジオン
を添加し、えられた反応溶液を室温で2時間撹拌した。
つぎに、THFを減圧下で排出し、えられた深青色の生
成物をペンタンで2回洗浄した。この残渣を真空乾燥
し、1.33gの深青色生成物[Ti(diket)C
l2(THF)2(diket:2,4−ペンタジオ
ン)]をえた。収率は92%であった。
【0053】製造例2 [Ti(diket)Cl2(THF)2(diket:
1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)の合
成] 1.48g(4ミリモル)のTiCl3(THF)3を、
100ml容の丸底フラスコに添加し、ついで0.90
g(4.1ミリモル)の1,3−ジフェニル−1,3−
プロパンジオンを添加し、えられた反応溶液を室温で6
時間撹拌した。つぎにTHFを減圧下で排出し、えられ
た深緑色の生成物をペンタンで2回洗浄した。この残渣
を真空乾燥し、1.90gの深緑色生成物[Ti(di
ket)Cl2(THF)2(diket:1,3−ジフ
ェニル−1,3−プロパンジオン)]をえた。収率は9
8%であった。
1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)の合
成] 1.48g(4ミリモル)のTiCl3(THF)3を、
100ml容の丸底フラスコに添加し、ついで0.90
g(4.1ミリモル)の1,3−ジフェニル−1,3−
プロパンジオンを添加し、えられた反応溶液を室温で6
時間撹拌した。つぎにTHFを減圧下で排出し、えられ
た深緑色の生成物をペンタンで2回洗浄した。この残渣
を真空乾燥し、1.90gの深緑色生成物[Ti(di
ket)Cl2(THF)2(diket:1,3−ジフ
ェニル−1,3−プロパンジオン)]をえた。収率は9
8%であった。
【0054】製造例3 [Ti(diket)Cl2(THF)2(diket:
2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオ
ン)の合成] 1.48g(4ミリモル)のTiCl3(THF)3を、
100ml容の丸底フラスコに添加した。つぎに、40
mlのTHFを丸底フラスコに添加して撹拌し、ついで
0.74g(4.1ミリモル)の2,2,6,6−テト
ラメチル−3,5−ヘプタンジオンを添加し、えられた
反応溶液を室温で6時間撹拌した。つぎに、THFを減
圧下で排出し、えられた深赤色の生成物をペンタンで2
回洗浄した。この残渣を真空乾燥し、1.71gの深赤
色生成物[Ti(diket)Cl2(THF)2(di
ket:2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプ
タンジオン)]をえた。収率は90%であった。
2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオ
ン)の合成] 1.48g(4ミリモル)のTiCl3(THF)3を、
100ml容の丸底フラスコに添加した。つぎに、40
mlのTHFを丸底フラスコに添加して撹拌し、ついで
0.74g(4.1ミリモル)の2,2,6,6−テト
ラメチル−3,5−ヘプタンジオンを添加し、えられた
反応溶液を室温で6時間撹拌した。つぎに、THFを減
圧下で排出し、えられた深赤色の生成物をペンタンで2
回洗浄した。この残渣を真空乾燥し、1.71gの深赤
色生成物[Ti(diket)Cl2(THF)2(di
ket:2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプ
タンジオン)]をえた。収率は90%であった。
【0055】製造例4 [(diket)Ti[N(Si(CH3)2)2]2(d
iket:2,4−ペンタジオン)の合成] 1.09g(3.0ミリモル)の製造例1でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:2,
4−ペンタジオン)を、40mlのトルエンに溶解し、
撹拌した。ついで0.50g(3.7ミリモル)のLi
[N(Si(CH3)2)2]をこの反応溶液中に添加
し、室温で6時間撹拌した。えられた反応溶液を濾過
し、塩化リチウムの白色沈殿を除去した。この白色沈殿
をトルエンで2回抽出したのち、えられた抽出液を濾液
と一緒にし、一緒にした溶液を真空下に排出して1.0
1gの深青色生成物をえた。収率は72%であった。
iket:2,4−ペンタジオン)の合成] 1.09g(3.0ミリモル)の製造例1でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:2,
4−ペンタジオン)を、40mlのトルエンに溶解し、
撹拌した。ついで0.50g(3.7ミリモル)のLi
[N(Si(CH3)2)2]をこの反応溶液中に添加
し、室温で6時間撹拌した。えられた反応溶液を濾過
し、塩化リチウムの白色沈殿を除去した。この白色沈殿
をトルエンで2回抽出したのち、えられた抽出液を濾液
と一緒にし、一緒にした溶液を真空下に排出して1.0
1gの深青色生成物をえた。収率は72%であった。
【0056】えられた深青色生成物のEPRスペクトル
は、一重項1.96Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti[N(Si(CH3)2)2]2
(diket:2,4−ペンタジオン)(以下、化合物
(Ia)という)であることが確認された。
は、一重項1.96Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti[N(Si(CH3)2)2]2
(diket:2,4−ペンタジオン)(以下、化合物
(Ia)という)であることが確認された。
【0057】製造例5 [(diket)Ti(OCH3)2(diket:2,
4−ペンタジオン)の合成] 1.09g(3.0ミリモル)の製造例1でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:2,
4−ペンタジオン)を、40mlのトルエンに溶解し、
撹拌した。ついで0.2ml(5ミリモル)のメタノー
ルおよび0.84ml(6ミリモル)のトリエチルアミ
ンをこの反応溶液中に添加し、室温で一晩(12時間)
撹拌した。えられた反応溶液を濾過し、トリエチルアミ
ンの酸塩の沈殿を除去した。この沈殿をトルエンで2回
抽出したのち、えられた抽出液を濾液と一緒にし、一緒
にした溶液を真空下に排出して0.41gの深青色生成
物をえた。収率は65%であった。
4−ペンタジオン)の合成] 1.09g(3.0ミリモル)の製造例1でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:2,
4−ペンタジオン)を、40mlのトルエンに溶解し、
撹拌した。ついで0.2ml(5ミリモル)のメタノー
ルおよび0.84ml(6ミリモル)のトリエチルアミ
ンをこの反応溶液中に添加し、室温で一晩(12時間)
撹拌した。えられた反応溶液を濾過し、トリエチルアミ
ンの酸塩の沈殿を除去した。この沈殿をトルエンで2回
抽出したのち、えられた抽出液を濾液と一緒にし、一緒
にした溶液を真空下に排出して0.41gの深青色生成
物をえた。収率は65%であった。
【0058】えられた深青色生成物のERPスペクトル
は、一重項1.92Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti(OCH3)2(diket:
2,4−ペンタジオン)(以下、化合物(Ib)とい
う)であることが確認された。
は、一重項1.92Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti(OCH3)2(diket:
2,4−ペンタジオン)(以下、化合物(Ib)とい
う)であることが確認された。
【0059】製造例6 [(diket)Ti(OCH3)2(diket:1,
3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)の合成] 1.46g(3.0ミリモル)の製造例2でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:1,
3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)を、40m
lのトルエンに溶解し、撹拌した。ついで0.24ml
(6ミリモル)のメタノールおよび0.84ml(6ミ
リモル)のトリエチルアミンをこの反応溶液中に添加
し、室温で一晩(12時間)撹拌した。えられた反応溶
液を濾過し、トリエチルアミンの酸塩の沈殿を除去し
た。この沈殿をトルエンで2回抽出したのち、えられた
抽出液を濾液と一緒にし、一緒にした溶液を真空下に排
出して0.82gの深緑色生成物をえた。収率は82%
であった。
3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)の合成] 1.46g(3.0ミリモル)の製造例2でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:1,
3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)を、40m
lのトルエンに溶解し、撹拌した。ついで0.24ml
(6ミリモル)のメタノールおよび0.84ml(6ミ
リモル)のトリエチルアミンをこの反応溶液中に添加
し、室温で一晩(12時間)撹拌した。えられた反応溶
液を濾過し、トリエチルアミンの酸塩の沈殿を除去し
た。この沈殿をトルエンで2回抽出したのち、えられた
抽出液を濾液と一緒にし、一緒にした溶液を真空下に排
出して0.82gの深緑色生成物をえた。収率は82%
であった。
【0060】えられた深緑色生成物のEPRスペクトル
は、一重項1.80Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti(OCH3)2(diket:
1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)(以
下、化合物(Ic)という)であることが確認された。
は、一重項1.80Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti(OCH3)2(diket:
1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオン)(以
下、化合物(Ic)という)であることが確認された。
【0061】製造例7 [(diket)Ti(OCH3)2(diket:2,
2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン)
の合成] 1.34g(3.0ミリモル)の製造例3でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:2,
2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン)
を、40mlのトルエンに溶解し、撹拌した。ついで
0.24ml(6ミリモル)のメタノールおよび0.8
4ml(6ミリモル)のトリエチルアミンをこの反応溶
液中に添加し、室温で一晩(12時間)撹拌した。えら
れた反応溶液を濾過し、トリエチルアミンの酸塩の沈殿
を除去した。この沈殿をトルエンで2回抽出したのち、
えられた抽出液を濾液と一緒にし、一緒にした溶液を真
空下に排出して0.49gの深青色生成物をえた。収率
は56%であった。
2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン)
の合成] 1.34g(3.0ミリモル)の製造例3でえられたT
i(diket)Cl2(THF)2(diket:2,
2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン)
を、40mlのトルエンに溶解し、撹拌した。ついで
0.24ml(6ミリモル)のメタノールおよび0.8
4ml(6ミリモル)のトリエチルアミンをこの反応溶
液中に添加し、室温で一晩(12時間)撹拌した。えら
れた反応溶液を濾過し、トリエチルアミンの酸塩の沈殿
を除去した。この沈殿をトルエンで2回抽出したのち、
えられた抽出液を濾液と一緒にし、一緒にした溶液を真
空下に排出して0.49gの深青色生成物をえた。収率
は56%であった。
【0062】えられた深青色生成物のEPRスペクトル
は、一重項1.97Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti(OCH3)2(diket:
2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオ
ン)(以下、化合物(Id)という)であることが確認
された。
は、一重項1.97Gであり、この生成物が三価チタン
触媒の(diket)Ti(OCH3)2(diket:
2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオ
ン)(以下、化合物(Id)という)であることが確認
された。
【0063】実施例1 1リットルの重合用反応ボトルを加熱し、真空下で排気
し、チッ素ガスを導入した。つぎに、400ml(3.
5モル)のスチレンおよび8mlのMAO(1.5Mト
ルエン中)を添加し、ついでこの反応溶液を70℃に加
熱したのち、2.5mlの化合物(Ia)(0.016
Mトルエン中)を添加して重合を開始させた。重合反応
を70℃で2時間続けたのち、150mlのメタノール
を添加して反応を停止させた。この反応混合物から、白
色のシンジオタクチック性ポリスチレン生成物が沈殿し
た。これを濾過し、乾燥させたのち、2.3gのシンジ
オタクチック性ポリスチレンをえた。
し、チッ素ガスを導入した。つぎに、400ml(3.
5モル)のスチレンおよび8mlのMAO(1.5Mト
ルエン中)を添加し、ついでこの反応溶液を70℃に加
熱したのち、2.5mlの化合物(Ia)(0.016
Mトルエン中)を添加して重合を開始させた。重合反応
を70℃で2時間続けたのち、150mlのメタノール
を添加して反応を停止させた。この反応混合物から、白
色のシンジオタクチック性ポリスチレン生成物が沈殿し
た。これを濾過し、乾燥させたのち、2.3gのシンジ
オタクチック性ポリスチレンをえた。
【0064】えられたシンジオタクチック性ポリスチレ
ンについて、触媒活性(シンジオタクチック性ポリスチ
レンの重量(g(sPS)/g(Ti)・h)、用いた
触媒組成物中のチタン含有量(1g)に対するシンジオ
タクチック性ポリスチレンの重量(g)を、さらに時間
(hour)で除して算出、値が大きいほど活性が高いこと
を示す)、融点およびMIP(反応終了直後のシンジオ
タクチック性ポリスチレンの乾燥重量を、これのメチル
エチルケトンによる抽出物の乾燥重量で除してえられた
割合(%)、値が大きいほどシンジオタクチック性が高
いことを示す)を調べた。その結果を表1に示す。
ンについて、触媒活性(シンジオタクチック性ポリスチ
レンの重量(g(sPS)/g(Ti)・h)、用いた
触媒組成物中のチタン含有量(1g)に対するシンジオ
タクチック性ポリスチレンの重量(g)を、さらに時間
(hour)で除して算出、値が大きいほど活性が高いこと
を示す)、融点およびMIP(反応終了直後のシンジオ
タクチック性ポリスチレンの乾燥重量を、これのメチル
エチルケトンによる抽出物の乾燥重量で除してえられた
割合(%)、値が大きいほどシンジオタクチック性が高
いことを示す)を調べた。その結果を表1に示す。
【0065】実施例2 1リットルの重合用反応ボトルを加熱し、真空下で排気
し、チッ素ガスを導入した。つぎに、400ml(3.
5モル)のスチレンおよび8mlのMAO(1.5Mト
ルエン中)を添加し、ついでこの反応溶液を70℃に加
熱したのち、2.5mlの化合物(Ib)(0.016
Mトルエン中)を添加して重合を開始させた。重合反応
を70℃で2時間続けたのち、150mlのメタノール
を添加して反応を停止させた。この反応混合物から、白
色のシンジオタクチック性ポリスチレン生成物が沈殿し
た。これを濾過し、乾燥させたのち、5.9gのシンジ
オタクチック性ポリスチレンをえた。
し、チッ素ガスを導入した。つぎに、400ml(3.
5モル)のスチレンおよび8mlのMAO(1.5Mト
ルエン中)を添加し、ついでこの反応溶液を70℃に加
熱したのち、2.5mlの化合物(Ib)(0.016
Mトルエン中)を添加して重合を開始させた。重合反応
を70℃で2時間続けたのち、150mlのメタノール
を添加して反応を停止させた。この反応混合物から、白
色のシンジオタクチック性ポリスチレン生成物が沈殿し
た。これを濾過し、乾燥させたのち、5.9gのシンジ
オタクチック性ポリスチレンをえた。
【0066】えられたシンジオタクチック性ポリスチレ
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0067】実施例3 実施例1において、化合物(Ia)のかわりに化合物
(Ic)を用い、重合反応を60℃で2時間行なったほ
かは実施例1と同様にして13.8gのシンジオタクチ
ック性ポリスチレンをえた。
(Ic)を用い、重合反応を60℃で2時間行なったほ
かは実施例1と同様にして13.8gのシンジオタクチ
ック性ポリスチレンをえた。
【0068】えられたシンジオタクチック性ポリスチレ
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0069】実施例4 実施例1において、化合物(Ia)のかわりに化合物
(Ic)を用い、重合反応を80℃で2時間行なったほ
かは実施例1と同様にして24.9gのシンジオタクチ
ック性ポリスチレンをえた。
(Ic)を用い、重合反応を80℃で2時間行なったほ
かは実施例1と同様にして24.9gのシンジオタクチ
ック性ポリスチレンをえた。
【0070】えられたシンジオタクチック性ポリスチレ
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0071】実施例5 実施例1において、化合物(Ia)のかわりに化合物
(Id)を用いたほかは実施例1と同様にして10.0
gのシンジオタクチック性ポリスチレンをえた。
(Id)を用いたほかは実施例1と同様にして10.0
gのシンジオタクチック性ポリスチレンをえた。
【0072】えられたシンジオタクチック性ポリスチレ
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0073】実施例6 1リットルの重合用反応ボトルを加熱し、真空下で排気
し、チッ素ガスを導入した。つぎに、400ml(3.
5モル)のスチレンおよび6mlのトリイソブチルアル
ミニウム(TIBA)(2.0Mトルエン中)を添加
し、ついでこの反応溶液を70℃に加熱したのち、2.
5mlの化合物(Ib)(0.016Mトルエン中)お
よび2.4mlのN,N−ジメチルアニリニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(以下、ボレ
ートという)(0.02Mトルエン中)を添加し、重合
を開始させた。重合反応を70℃で2時間続けたのち、
150mlのメタノールを添加して反応を停止させた。
この反応混合物から、白色のシンジオタクチック性ポリ
スチレン生成物が沈殿した。これを濾過し、乾燥させた
のち、9.5gのシンジオタクチック性ポリスチレンを
えた。
し、チッ素ガスを導入した。つぎに、400ml(3.
5モル)のスチレンおよび6mlのトリイソブチルアル
ミニウム(TIBA)(2.0Mトルエン中)を添加
し、ついでこの反応溶液を70℃に加熱したのち、2.
5mlの化合物(Ib)(0.016Mトルエン中)お
よび2.4mlのN,N−ジメチルアニリニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(以下、ボレ
ートという)(0.02Mトルエン中)を添加し、重合
を開始させた。重合反応を70℃で2時間続けたのち、
150mlのメタノールを添加して反応を停止させた。
この反応混合物から、白色のシンジオタクチック性ポリ
スチレン生成物が沈殿した。これを濾過し、乾燥させた
のち、9.5gのシンジオタクチック性ポリスチレンを
えた。
【0074】えられたシンジオタクチック性ポリスチレ
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
ンについて、触媒活性、融点およびMIPを実施例1と
同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0075】なお、表1中には、活性化遷移金属共触媒
(B)と三価チタン触媒(A)とのモル比(共触媒
(B)/触媒(A))の値および重合反応温度をあわせ
て示す。
(B)と三価チタン触媒(A)とのモル比(共触媒
(B)/触媒(A))の値および重合反応温度をあわせ
て示す。
【0076】
【表1】
【0077】表1に示された結果から、製造例4〜7で
えられた三価チタン触媒が高い活性を有し、かかる三価
チタン触媒を含む本発明の触媒組成物を用いてえられた
実施例1〜6のポリスチレンが高いシンジオタクチック
性を有していることがわかる。
えられた三価チタン触媒が高い活性を有し、かかる三価
チタン触媒を含む本発明の触媒組成物を用いてえられた
実施例1〜6のポリスチレンが高いシンジオタクチック
性を有していることがわかる。
【0078】
【発明の効果】三価チタン触媒を含有した本発明の高シ
ンジオタクチック性ポリスチレン製造用触媒組成物は、
安価であり、シクロペンタジエニル配位子を含有せず、
1個のシクロペンタジエニル配位子を含有するチタノセ
ンと同程度の高い活性を有するものである。したがっ
て、この触媒組成物を用いた本発明の製造方法により、
高シンジオタクチック性ポリスチレンを容易にうること
ができる。
ンジオタクチック性ポリスチレン製造用触媒組成物は、
安価であり、シクロペンタジエニル配位子を含有せず、
1個のシクロペンタジエニル配位子を含有するチタノセ
ンと同程度の高い活性を有するものである。したがっ
て、この触媒組成物を用いた本発明の製造方法により、
高シンジオタクチック性ポリスチレンを容易にうること
ができる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 4/642 C08F 12/08 C07F 7/28 CA(STN)
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)一般式(I): 【化1】 (式中、X 1 およびX 2 はそれぞれ独立して炭素数1〜1
2のアルコキシル基、アミン由来の基またはハロゲン原
子、R 1 およびR 2 はそれぞれ独立して炭素数1〜12の
アルキル基、アリール基、アリールアルキル基またはア
ルキルシラン基を示す)で表わされる高シンジオタクチ
ック性ポリスチレン製造用三価チタン触媒および (B)活性化遷移金属共触媒からなる高シンジオタクチ
ック性ポリスチレン製造用触媒組成物。 - 【請求項2】 (B)活性化遷移金属共触媒がメチルア
ルミノキサンである請求項1記載の触媒組成物。 - 【請求項3】 (B)活性化遷移金属共触媒が非配位ル
イス酸である請求項1記載の触媒組成物。 - 【請求項4】 非配位ルイス酸がN,N−ジメチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
トである請求項3記載の触媒組成物。 - 【請求項5】 非配位ルイス酸がトリフェニルカルベニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートで
ある請求項3記載の触媒組成物。 - 【請求項6】 スチレンまたはアリールエチレンを、請
求項1記載の触媒組成物と接触させる工程からなること
を特徴とする高シンジオタクチック性ポリスチレンの製
造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW085116319A TW367270B (en) | 1996-12-31 | 1996-12-31 | Trivalent titanium metal catalyst for preparing high syndiotacticity polystyrene, the synthesis of the same and process using the same |
TW85116319 | 1996-12-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195124A JPH10195124A (ja) | 1998-07-28 |
JP2957510B2 true JP2957510B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=21625658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9075742A Expired - Fee Related JP2957510B2 (ja) | 1996-12-31 | 1997-03-27 | 高シンジオタクチック性ポリスチレン製造用触媒組成物およびそれを用いたポリスチレンの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957510B2 (ja) |
TW (1) | TW367270B (ja) |
-
1996
- 1996-12-31 TW TW085116319A patent/TW367270B/zh not_active IP Right Cessation
-
1997
- 1997-03-27 JP JP9075742A patent/JP2957510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Organometallics,12[6](1993),p2111−2120 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10195124A (ja) | 1998-07-28 |
TW367270B (en) | 1999-08-21 |
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