JP2957296B2 - 2−アミノ(フルオロアルコキシ)ピリミジンおよびその製造法 - Google Patents
2−アミノ(フルオロアルコキシ)ピリミジンおよびその製造法Info
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D239/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
- C07D239/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
- C07D239/24—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D239/28—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
- C07D239/46—Two or more oxygen, sulphur or nitrogen atoms
- C07D239/47—One nitrogen atom and one oxygen or sulfur atom, e.g. cytosine
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式Iの新規2−アミノ
(フルオロアルコキシ)ピリミジンに係るものであり
(フルオロアルコキシ)ピリミジンに係るものであり
【0002】
【化4】 ここでR1が水素、C1−C4−アルキル、C3−C4−ア
ルケニルまたはC3−C4−アルキニル、R2が水素、ハ
ロゲンまたはC1−C4−ハロアルキル、またはその他の
トリフルオロメトキシまたはクロロジフルオロメトキ
シ、R3が水素、ハロゲンまたはC1−C4−ハロアルキ
ルおよびnが0または1である。
ルケニルまたはC3−C4−アルキニル、R2が水素、ハ
ロゲンまたはC1−C4−ハロアルキル、またはその他の
トリフルオロメトキシまたはクロロジフルオロメトキ
シ、R3が水素、ハロゲンまたはC1−C4−ハロアルキ
ルおよびnが0または1である。
【0003】本発明は、またフルオロアルコキシ−2−
ハロピリミジンをアミンと反応させることでピリミジン
Iを製造する方法に係るものである。
ハロピリミジンをアミンと反応させることでピリミジン
Iを製造する方法に係るものである。
【0004】ピリミジンIは有機合成の有用な中間体で
あり、特に作物保護剤、農薬の製造用中間体として重要
である。
あり、特に作物保護剤、農薬の製造用中間体として重要
である。
【0005】
【従来の技術】類似する電子論的性状のために、フルオ
ロアルキルおよびフルオロアルコキシ基がハロゲンに相
応しているということが、文献上で多くの発表として示
されている。pKaの測定[米国科学アカデミー紀要
(Proc.Nat.Acad.Sci.USA)13
4(1960)1207、米国化学会誌(J.Am.C
hem.Soc.)83(1961)4860]は、例
えばフルオロアルコキシ基が誘起的電子求引性である
が、しかし逆にまた共鳴可能性のために電子供与体とし
ても作用することを示している。すべての効果を考慮に
入れると、トリフルオロメトキシ基は実際上ハロゲンよ
りもより強い不活性基となっており、これによって″ス
ーパーハロゲン″という用語が使われている[米国化学
会誌(J.Am.Chem.Soc.)83(196
1)4860]。これは同様にして、求核剤による置換
性にも適用される。例えばケミカルアブストラクツ(C
hemical Abstracts)87,5339
6は、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−トリフ
ルオロメチル−s−トリアジンにおける2個のハロアル
キル基はベンゼン中で塩基性アミンと一緒に撹拌するこ
とで置換されることを示している。トリフルオロメトキ
シ基が離脱基として作用する能力は、また例えば糖化学
において利用されている(CA.105,11532
5;107,96978)。
ロアルキルおよびフルオロアルコキシ基がハロゲンに相
応しているということが、文献上で多くの発表として示
されている。pKaの測定[米国科学アカデミー紀要
(Proc.Nat.Acad.Sci.USA)13
4(1960)1207、米国化学会誌(J.Am.C
hem.Soc.)83(1961)4860]は、例
えばフルオロアルコキシ基が誘起的電子求引性である
が、しかし逆にまた共鳴可能性のために電子供与体とし
ても作用することを示している。すべての効果を考慮に
入れると、トリフルオロメトキシ基は実際上ハロゲンよ
りもより強い不活性基となっており、これによって″ス
ーパーハロゲン″という用語が使われている[米国化学
会誌(J.Am.Chem.Soc.)83(196
1)4860]。これは同様にして、求核剤による置換
性にも適用される。例えばケミカルアブストラクツ(C
hemical Abstracts)87,5339
6は、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−トリフ
ルオロメチル−s−トリアジンにおける2個のハロアル
キル基はベンゼン中で塩基性アミンと一緒に撹拌するこ
とで置換されることを示している。トリフルオロメトキ
シ基が離脱基として作用する能力は、また例えば糖化学
において利用されている(CA.105,11532
5;107,96978)。
【0006】かくしてこの背景によれば、2−アミノ
(フルオロアルコキシ)−ピリミジンを製造する既存の
方法は、非常に手の込んだ時間のかかる方法となってい
る。例えば、はじめに適当に置換された2−ハロピリミ
ジンを毒性のあるメチルマーキャプタンと反応して2−
メチルチオピリミジンにし、次にこれを酸化して2−メ
チルスルホニル誘導体にし、これをアミンによる求核置
換にかけることとなる(米国特許第4,542,216
号)。
(フルオロアルコキシ)−ピリミジンを製造する既存の
方法は、非常に手の込んだ時間のかかる方法となってい
る。例えば、はじめに適当に置換された2−ハロピリミ
ジンを毒性のあるメチルマーキャプタンと反応して2−
メチルチオピリミジンにし、次にこれを酸化して2−メ
チルスルホニル誘導体にし、これをアミンによる求核置
換にかけることとなる(米国特許第4,542,216
号)。
【0007】
【発明の構成】我々は、R1,R2,R3およびnが上述
の意味を有している式Iの新規2−アミノ(フルオロア
ルコキシ)ピリミジン
の意味を有している式Iの新規2−アミノ(フルオロア
ルコキシ)ピリミジン
【0008】
【化5】 が、Halがフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、
R2,R3およびnが上述の意味を有する式IIの2−ハ
ロピリミジン
R2,R3およびnが上述の意味を有する式IIの2−ハ
ロピリミジン
【0009】
【化6】 を、R1が上述の意味を有している式IIIのアミン H−NH−R1 III と反応させることにより有利に得られることを見出し
た。
た。
【0010】2,4−ジフルオロ−6−トリフルオロメ
トキシピリミジンとアンモニアの反応は、次式の反応式
において示されている:
トキシピリミジンとアンモニアの反応は、次式の反応式
において示されている:
【0011】
【化7】 この反応方法は、まっすぐな方法で経済的に新規の2−
アミノ(フルオロアルコキシ)ピリミジンが高収率およ
び高純度で与えられることになる。予期に反して、この
反応条件ではフルオロアルコキシ基は置換されない。従
来技術からみると、これらの特徴的なすべての特性は驚
くべきことである。
アミノ(フルオロアルコキシ)ピリミジンが高収率およ
び高純度で与えられることになる。予期に反して、この
反応条件ではフルオロアルコキシ基は置換されない。従
来技術からみると、これらの特徴的なすべての特性は驚
くべきことである。
【0012】好ましい最終製品Iおよび、従って、好ま
しい出発原料IIは、その構造式においてR1が水素、
C1−C4−アルキル例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、二級−ブチル、イソブ
チルまたは三級−ブチル、C3−C4−アルケニル例えば
2−プロペニル、2−メチルエテニル、2−ブテニル、
3−ブテニル、1−メチル−2−プロペニルまたは2−
メチル−2−プロペニル、C3−C4−アルキニル例えば
プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニルまたは1−
メチル−2−プロピニル、R2およびR3は相互に関係な
く、それぞれに水素、フッ素、塩素、臭素、トリクロロ
メチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメ
チル、トリフルオロメチル、1,1,−ジクロロ−2,
2,2−トリフルオロエチル、1,1,2,2,2−ペ
ンタフルオロエチルまたは1,1,2,2,2−ペンタ
クロロエチル、およびさらに、R2がトリフルオロメト
キシまたはクロロジフルオロメトキシ、およびnは0ま
たは1である。 使用されることのできるアミンの中に
は、以下の化合物がある:アンモニア、メチルアミン、
エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、二級−ブチ
ルアミン、三級−ブチルアミン、2−プロペニルアミ
ン、2−メチルエテニルアミン、2−ブテニルアミン、
3−ブテニルアミン、1−メチル−2−プロペニルアミ
ン、2−メチル−2−プロペニルアミン、プロパルギル
アミン、2−ブチニルアミン、3−ブチニルアミンおよ
び1−メチル−2−プロピニルアミン。
しい出発原料IIは、その構造式においてR1が水素、
C1−C4−アルキル例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、二級−ブチル、イソブ
チルまたは三級−ブチル、C3−C4−アルケニル例えば
2−プロペニル、2−メチルエテニル、2−ブテニル、
3−ブテニル、1−メチル−2−プロペニルまたは2−
メチル−2−プロペニル、C3−C4−アルキニル例えば
プロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニルまたは1−
メチル−2−プロピニル、R2およびR3は相互に関係な
く、それぞれに水素、フッ素、塩素、臭素、トリクロロ
メチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメ
チル、トリフルオロメチル、1,1,−ジクロロ−2,
2,2−トリフルオロエチル、1,1,2,2,2−ペ
ンタフルオロエチルまたは1,1,2,2,2−ペンタ
クロロエチル、およびさらに、R2がトリフルオロメト
キシまたはクロロジフルオロメトキシ、およびnは0ま
たは1である。 使用されることのできるアミンの中に
は、以下の化合物がある:アンモニア、メチルアミン、
エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、二級−ブチ
ルアミン、三級−ブチルアミン、2−プロペニルアミ
ン、2−メチルエテニルアミン、2−ブテニルアミン、
3−ブテニルアミン、1−メチル−2−プロペニルアミ
ン、2−メチル−2−プロペニルアミン、プロパルギル
アミン、2−ブチニルアミン、3−ブチニルアミンおよ
び1−メチル−2−プロピニルアミン。
【0013】2−ハロピリミジンIIは、非プロトン性
極性溶剤中で−80°から40℃の温度において、アミ
ンIIIをIIに比べて過剰に使用するかまたは有機塩
基の添加の下にアミンIIIと反応させることができ
る。
極性溶剤中で−80°から40℃の温度において、アミ
ンIIIをIIに比べて過剰に使用するかまたは有機塩
基の添加の下にアミンIIIと反応させることができ
る。
【0014】2−ハロピリミジンIIとアミンIIIの
反応は溶剤の存在なしでも実施することができるが、よ
り好適には溶剤の存在において行なわれる。特に適当し
ている溶剤は以下のようである:エーテル、例えばメチ
ル三級−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、エチルプ
ロピルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、ジ−n−
ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジイソアミル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロヘキシルメ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキ
シエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルおよ
びアニソール、エステル類例えばエチルアセテート、n
−ブチルアセテートおよびイソブチルアセテート、およ
び塩素化炭化水素類例えば塩化メチレン、1,1,2,
2−テトラクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、1,2−ジ
クロロベンゼンおよび1−クロロナフタレン、およびこ
れら溶剤の混合物である。
反応は溶剤の存在なしでも実施することができるが、よ
り好適には溶剤の存在において行なわれる。特に適当し
ている溶剤は以下のようである:エーテル、例えばメチ
ル三級−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、エチルプ
ロピルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、ジ−n−
ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジイソアミル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロヘキシルメ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキ
シエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルおよ
びアニソール、エステル類例えばエチルアセテート、n
−ブチルアセテートおよびイソブチルアセテート、およ
び塩素化炭化水素類例えば塩化メチレン、1,1,2,
2−テトラクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、1,2−ジ
クロロベンゼンおよび1−クロロナフタレン、およびこ
れら溶剤の混合物である。
【0015】溶剤は好適には出発原料II当りで、10
0乃至2000重量%、より適切には400乃至120
0重量%の量で使用される。
0乃至2000重量%、より適切には400乃至120
0重量%の量で使用される。
【0016】出発原料IIに対してアミンIIIの1.
8から2.5まで、特に1.95から2.2モル当量
を、上述の溶剤中の1つに溶解してある出発原料IIに
−80から40℃までの温度、好適には−70から25
℃までの温度で0.5乃至2時間の時間をかけて投入
し、反応が完了するまで(約3時間後)撹拌を続けるの
が有利であり、次に反応を完全にするために反応温度を
25℃まで到達させる。
8から2.5まで、特に1.95から2.2モル当量
を、上述の溶剤中の1つに溶解してある出発原料IIに
−80から40℃までの温度、好適には−70から25
℃までの温度で0.5乃至2時間の時間をかけて投入
し、反応が完了するまで(約3時間後)撹拌を続けるの
が有利であり、次に反応を完全にするために反応温度を
25℃まで到達させる。
【0017】ほぼ化学量論的な量のみのアミンIIIが
使用されるならば、発生するハロゲン化水素を捕捉する
ために有機塩基を添加使用することが便利である。この
ために適しているのが通常の有機塩基例えばトリメチル
アミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン、トリイソプロピルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチ
ルピロリジン、ピリジン、キノリン、α−ピコリン、β
−ピコリンまたはγ−ピコリン、2,4−ルチジンまた
は2,6−ルチジンおよびトリエチレンジアミンであ
る。一般的に出発原料IIに対して、0.9から1.1
当量までの塩基添加が十分である。
使用されるならば、発生するハロゲン化水素を捕捉する
ために有機塩基を添加使用することが便利である。この
ために適しているのが通常の有機塩基例えばトリメチル
アミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン、トリイソプロピルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチ
ルピロリジン、ピリジン、キノリン、α−ピコリン、β
−ピコリンまたはγ−ピコリン、2,4−ルチジンまた
は2,6−ルチジンおよびトリエチレンジアミンであ
る。一般的に出発原料IIに対して、0.9から1.1
当量までの塩基添加が十分である。
【0018】反応は常圧または常圧以上で、連続法また
は回分法で実施されることができる。
は回分法で実施されることができる。
【0019】最終処理は常法どおりに処理することがで
き、例えば反応混合物が水で抽出されて塩類を除去し、
次に有機層が乾燥されてから例えばクロマトグラフィー
で精製される。しかしながら、また有機層を直接濃縮し
て残渣を溶剤でゆるく撹拌し結晶を分取することも可能
である。
き、例えば反応混合物が水で抽出されて塩類を除去し、
次に有機層が乾燥されてから例えばクロマトグラフィー
で精製される。しかしながら、また有機層を直接濃縮し
て残渣を溶剤でゆるく撹拌し結晶を分取することも可能
である。
【0020】本発明化合物をさらに処理して除草剤化合
物、例えばスルホニル尿素誘導体にするためには、以下
の式Iのピリミジン誘導体が特に有用である: 2−アミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメトキシピ
リミジン、 2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ
ピリミジン、 2−アミノ−4−クロロ−6−クロロジフルオロメトキ
シピリミジン、 2−アミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオロメト
キシピリミジン、 2−アミノ−4,6−ビス(トリフルオロメトキシ)ピ
リミジン、 2−アミノ−4,6−ビス(クロロジフルオロメトキ
シ)ピリミジン、 2−アミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−トリフル
オロメチルピリミジン、 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−トリ
フルオロメチルピリミジン、 2−アミノ−4,5−ジクロロ−6−トリフルオロメト
キシピリミジン、 2−アミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメトキシ−
5−トリフルオロメチルピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメ
トキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロ−6−クロロジフルオロ
メトキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4,6−ビス(トリフルオロメトキ
シ)ピリミジン、 2−メチルアミノ−4,6−ビス(クロロジフルオロメ
トキシ)ピリミジン、 2−メチルアミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−ト
リフルオロメチルピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6
−トリフルオロメチルピリミジン、 2−メチルアミノ−4,5−ジクロロ−6−トリフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシ−5−トリフルオロメチルピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメ
トキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロ−6−クロロジフルオロ
メトキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4,6−ビス(トリフルオロメトキ
シ)ピリミジン、 2−アリルアミノ−4,6−ビス(クロロジフルオロメ
トキシ)ピリミジン、 2−アリルアミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−ト
リフルオロメチルピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6
−トリフルオロメチルピリミジン、 2−アリルアミノ−4,5−ジクロロ−6−トリフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシ−5−トリフルオロメチル−ピリミジン。
物、例えばスルホニル尿素誘導体にするためには、以下
の式Iのピリミジン誘導体が特に有用である: 2−アミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメトキシピ
リミジン、 2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ
ピリミジン、 2−アミノ−4−クロロ−6−クロロジフルオロメトキ
シピリミジン、 2−アミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオロメト
キシピリミジン、 2−アミノ−4,6−ビス(トリフルオロメトキシ)ピ
リミジン、 2−アミノ−4,6−ビス(クロロジフルオロメトキ
シ)ピリミジン、 2−アミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−トリフル
オロメチルピリミジン、 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−トリ
フルオロメチルピリミジン、 2−アミノ−4,5−ジクロロ−6−トリフルオロメト
キシピリミジン、 2−アミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメトキシ−
5−トリフルオロメチルピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメ
トキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロ−6−クロロジフルオロ
メトキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4,6−ビス(トリフルオロメトキ
シ)ピリミジン、 2−メチルアミノ−4,6−ビス(クロロジフルオロメ
トキシ)ピリミジン、 2−メチルアミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−ト
リフルオロメチルピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6
−トリフルオロメチルピリミジン、 2−メチルアミノ−4,5−ジクロロ−6−トリフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−メチルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシ−5−トリフルオロメチルピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメ
トキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロ−6−クロロジフルオロ
メトキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4,6−ビス(トリフルオロメトキ
シ)ピリミジン、 2−アリルアミノ−4,6−ビス(クロロジフルオロメ
トキシ)ピリミジン、 2−アリルアミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−ト
リフルオロメチルピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6
−トリフルオロメチルピリミジン、 2−アリルアミノ−4,5−ジクロロ−6−トリフルオ
ロメトキシピリミジン、 2−アリルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメト
キシ−5−トリフルオロメチル−ピリミジン。
【0021】出発原料IIとして要求される2−ハロピ
リミジン類は、同日のドイツ特許出願P400731
7.3(O.Z.0050/41450)に記述されて
いる方法で製造され、この方法は以下の反応式において
示されている:
リミジン類は、同日のドイツ特許出願P400731
7.3(O.Z.0050/41450)に記述されて
いる方法で製造され、この方法は以下の反応式において
示されている:
【0022】
【化8】 このようにして、例えば2,4,6−トリハロピリミジ
ンIVが、非プロトン性極性溶剤中で、 a)塩基の存在または存在しない状態でメタノールとま
たは b)M1がアルカリ金属例えばリチウム、ナトリウムま
たはカリウムのカチオンまたはアルカリ土類金属例えば
マグネシウム、カルシウムまたはバリウムカチオンの当
量であるメタノラートとメタノールの存在において、 −40から120℃までの温度で反応させることがで
き、これによってメトキシピリミジンが得られる。これ
らの反応は、常圧または常圧以上(1乃至10バール、
好適には1乃至5バール)で、連続法または回分法で行
なうことができる。
ンIVが、非プロトン性極性溶剤中で、 a)塩基の存在または存在しない状態でメタノールとま
たは b)M1がアルカリ金属例えばリチウム、ナトリウムま
たはカリウムのカチオンまたはアルカリ土類金属例えば
マグネシウム、カルシウムまたはバリウムカチオンの当
量であるメタノラートとメタノールの存在において、 −40から120℃までの温度で反応させることがで
き、これによってメトキシピリミジンが得られる。これ
らの反応は、常圧または常圧以上(1乃至10バール、
好適には1乃至5バール)で、連続法または回分法で行
なうことができる。
【0023】この反応式におけるHalは、フッ素、塩
素または臭素である。
素または臭素である。
【0024】以下の溶剤が、トリハロピリミジンとメタ
ノールを反応させるのに適している: エーテル類例えばメチル三級−ブチルエーテル、ジエチ
ルエーテル、エチルプロピルエーテル、n−ブチルエチ
ルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジイソブチルエ
ーテル、ジイソアミルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、シクロヘキシルメチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテルおよびアニソール、塩素化炭化水素例
えば1,1,2,2−テトラクロロエタン、1,1−ジ
クロロエチレン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベ
ンゼンおよび1−クロロナフタレン、およびこれらの混
合物である。
ノールを反応させるのに適している: エーテル類例えばメチル三級−ブチルエーテル、ジエチ
ルエーテル、エチルプロピルエーテル、n−ブチルエチ
ルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジイソブチルエ
ーテル、ジイソアミルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、シクロヘキシルメチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテルおよびアニソール、塩素化炭化水素例
えば1,1,2,2−テトラクロロエタン、1,1−ジ
クロロエチレン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベ
ンゼンおよび1−クロロナフタレン、およびこれらの混
合物である。
【0025】溶剤は好適には、出発原料に基ずいて10
0乃至2000重量%、さらに好適には500乃至15
00重量%の量で使用される。
0乃至2000重量%、さらに好適には500乃至15
00重量%の量で使用される。
【0026】しかしながら、出発原料IVの反応は便宜
的に溶剤として過剰量のメタノールを使用して、直接的
に実施される。アルカリ金属メタノラートを出発原料に
基ずいて当量または当量の5モル%増または減で、出発
原料IVに基ずいて5乃至20倍重量のメタノール溶剤
中に出発原料を懸濁した懸濁液に加え、約−20から8
0℃までの温度で1時間反応させることが可能である。
この反応を完結するためには、次にこの混合物を、0か
ら120℃までの温度、好適には0乃至100℃で約1
/2時間乃至8時間撹拌する。
的に溶剤として過剰量のメタノールを使用して、直接的
に実施される。アルカリ金属メタノラートを出発原料に
基ずいて当量または当量の5モル%増または減で、出発
原料IVに基ずいて5乃至20倍重量のメタノール溶剤
中に出発原料を懸濁した懸濁液に加え、約−20から8
0℃までの温度で1時間反応させることが可能である。
この反応を完結するためには、次にこの混合物を、0か
ら120℃までの温度、好適には0乃至100℃で約1
/2時間乃至8時間撹拌する。
【0027】メトキシピリミジンは、常法の精製方法に
より分離される。
より分離される。
【0028】メトキシピリミジンは例えば60から18
0℃の温度で塩素化されて、トリクロロメトキシピリミ
ジンを与える。
0℃の温度で塩素化されて、トリクロロメトキシピリミ
ジンを与える。
【0029】適切な塩素化剤は、元素塩素および塩素を
放出する物質例えば塩化スルホニルまたは五塩化リンで
ある。また例えば軟マンガン鉱で塩酸を酸化すること、
またはアノード塩素化により、その場で塩素を発生させ
ることも可能である。
放出する物質例えば塩化スルホニルまたは五塩化リンで
ある。また例えば軟マンガン鉱で塩酸を酸化すること、
またはアノード塩素化により、その場で塩素を発生させ
ることも可能である。
【0030】塩素化反応は、不活性溶剤の存在において
行なうことができ、不活性溶剤とは例えば塩素化炭化水
素、即ちクロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン、
1,2−または1,3−または1,4−ジクロロベンゼ
ン、ニトリル類例えばアセトニトリルまたはプロピオニ
トリル、ニトロ化合物例えばニトロベンゼン、カルボン
酸例えば酢酸またはプロピオン酸、酸無水物例えば無水
酢酸、酸クロリド例えばクロル酢酸クロリド、α−クロ
ルプロピオン酸クロリドまたはα,α−ジクロルプロピ
オン酸クロリド、無機酸ハロゲニド例えば三塩化リンま
たはオキシ塩化リンであるか、または溶剤なしで出発原
料の溶融状態で塩素化が行なわれる。
行なうことができ、不活性溶剤とは例えば塩素化炭化水
素、即ちクロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン、
1,2−または1,3−または1,4−ジクロロベンゼ
ン、ニトリル類例えばアセトニトリルまたはプロピオニ
トリル、ニトロ化合物例えばニトロベンゼン、カルボン
酸例えば酢酸またはプロピオン酸、酸無水物例えば無水
酢酸、酸クロリド例えばクロル酢酸クロリド、α−クロ
ルプロピオン酸クロリドまたはα,α−ジクロルプロピ
オン酸クロリド、無機酸ハロゲニド例えば三塩化リンま
たはオキシ塩化リンであるか、または溶剤なしで出発原
料の溶融状態で塩素化が行なわれる。
【0031】ラジカル開始剤が反応速度を向上させるた
めに、使用されることができる。このための適当な方法
は、光による照射、特に紫外線照射、またはα,α′−
アゾイソブチロニトリルを好適には出発原料当りで0.
2乃至7モル%の量で加えることである。反応速度は、
また触媒の添加によっても促進される。このための適当
な触媒は五塩化リンであり、好適には出発原料Vに対し
て0.5乃至7モル%の量で使用される。この場合に、
出発原料Vは触媒と混合され、次に塩素化反応が始めら
れる。五塩化リンの代りに、反応条件下で五塩化リンを
生成するような成分、例えば三塩化リンまたは黄リンを
加えて、それから塩素化を開始することもまた可能であ
る。
めに、使用されることができる。このための適当な方法
は、光による照射、特に紫外線照射、またはα,α′−
アゾイソブチロニトリルを好適には出発原料当りで0.
2乃至7モル%の量で加えることである。反応速度は、
また触媒の添加によっても促進される。このための適当
な触媒は五塩化リンであり、好適には出発原料Vに対し
て0.5乃至7モル%の量で使用される。この場合に、
出発原料Vは触媒と混合され、次に塩素化反応が始めら
れる。五塩化リンの代りに、反応条件下で五塩化リンを
生成するような成分、例えば三塩化リンまたは黄リンを
加えて、それから塩素化を開始することもまた可能であ
る。
【0032】出発原料Vは、ほぼ化学量論的量におい
て、または好適には過剰量においての塩素で反応される
ことができ、特に出発原料V中のメトキシ当量当りで塩
素3.1から11モル、特に好適には3.3乃至5モル
の過剰塩素量で塩素化されることができる。反応は60
から180℃で、好適には100から150℃で常圧ま
たは加圧下に、連続法または回分法で行なわれることが
できる。
て、または好適には過剰量においての塩素で反応される
ことができ、特に出発原料V中のメトキシ当量当りで塩
素3.1から11モル、特に好適には3.3乃至5モル
の過剰塩素量で塩素化されることができる。反応は60
から180℃で、好適には100から150℃で常圧ま
たは加圧下に、連続法または回分法で行なわれることが
できる。
【0033】塩素化が1バール圧で行なわれる時には、
出発原料V中のメトキシ1当量当りで3.3乃至5モル
の塩素ガスを使用するのが好適であり、これは91乃至
60%の塩素転換率に相当している。適当な手段によっ
て、例えば適当な加圧条件、好適には1から10バール
までの加圧の使用により、またはバブル塔の使用によっ
て、塩素転換率を向上させることが可能である。塩素ガ
スが有機層と接触する時間を最大限に利用するのが有利
であり、このためには例えば有機層を激しく撹拌するか
または塩素ガスを有機層の厚い層を通して強制導入する
ことが好ましい。
出発原料V中のメトキシ1当量当りで3.3乃至5モル
の塩素ガスを使用するのが好適であり、これは91乃至
60%の塩素転換率に相当している。適当な手段によっ
て、例えば適当な加圧条件、好適には1から10バール
までの加圧の使用により、またはバブル塔の使用によっ
て、塩素転換率を向上させることが可能である。塩素ガ
スが有機層と接触する時間を最大限に利用するのが有利
であり、このためには例えば有機層を激しく撹拌するか
または塩素ガスを有機層の厚い層を通して強制導入する
ことが好ましい。
【0034】反応時間は、一般的には約0.5から12
時間までになっている。
時間までになっている。
【0035】塩素化工程の好適な具体化の方法は、塩素
ガスの必要量を0.5乃至12時間、好適には1乃至1
0時間で、激しく撹拌される液状出発原料Vの中へ60
乃至80℃の温度で吹き込んで連続的に温度を上昇させ
るのに可及的に反応の発熱性状を利用して反応終結の1
00乃至150℃に到達させる。大規模回分法の場合に
は、反応の発熱反応性状を合理的に進めるために外部冷
却を適用するかまたは塩素導入量を適当に制御しなけれ
ばならない。反応が鎮静する時には、冷却浴が除去され
次に混合物が必要ならばさらに過熱されることができ
る。
ガスの必要量を0.5乃至12時間、好適には1乃至1
0時間で、激しく撹拌される液状出発原料Vの中へ60
乃至80℃の温度で吹き込んで連続的に温度を上昇させ
るのに可及的に反応の発熱性状を利用して反応終結の1
00乃至150℃に到達させる。大規模回分法の場合に
は、反応の発熱反応性状を合理的に進めるために外部冷
却を適用するかまたは塩素導入量を適当に制御しなけれ
ばならない。反応が鎮静する時には、冷却浴が除去され
次に混合物が必要ならばさらに過熱されることができ
る。
【0036】最終生成物が精製され、常法により分離さ
れる。例えば、残留塩化水素、塩素または触媒が不活性
ガスを用いて熱有機層から追い出されることができる。
これによって、妥当な純度の高い粗製品が高収率で得ら
れる。さらに蒸留またはクロマトグラフィーによって精
製されることができ、またはそのほかにさらなる反応に
向かって直ちに使用されることができる。
れる。例えば、残留塩化水素、塩素または触媒が不活性
ガスを用いて熱有機層から追い出されることができる。
これによって、妥当な純度の高い粗製品が高収率で得ら
れる。さらに蒸留またはクロマトグラフィーによって精
製されることができ、またはそのほかにさらなる反応に
向かって直ちに使用されることができる。
【0037】トリクロロメトキシピリミジンVIとフッ
素化剤との反応は、例えば0から170℃の温度で行な
われる。
素化剤との反応は、例えば0から170℃の温度で行な
われる。
【0038】適当なフッ素化剤は、アンチモン(V)
塩、例えば塩化アンチモン(V)およびフッ化水素の触
媒量の存在または存在なしでの三フッ化アンチモンであ
る。
塩、例えば塩化アンチモン(V)およびフッ化水素の触
媒量の存在または存在なしでの三フッ化アンチモンであ
る。
【0039】トリクロロメチル基当量当りで、三フッ化
アンチモンの1から200、好適には5乃至20モル%
の過剰を使用するのが便宜的である。アンチモン(V)
塩触媒の量は、トリクロロメチル当量当りで1乃至2
0、好適には5乃至18モル%である。出発原料VI
は、好適には90から130℃でフッ素化剤を含む混合
物中に計量導入され、次に140から170℃に10乃
至約120分間加熱される。次に最終処理が、蒸留によ
り行なわれる。
アンチモンの1から200、好適には5乃至20モル%
の過剰を使用するのが便宜的である。アンチモン(V)
塩触媒の量は、トリクロロメチル当量当りで1乃至2
0、好適には5乃至18モル%である。出発原料VI
は、好適には90から130℃でフッ素化剤を含む混合
物中に計量導入され、次に140から170℃に10乃
至約120分間加熱される。次に最終処理が、蒸留によ
り行なわれる。
【0040】しかしながら、反応はまた出発原料VIを
140から170℃で10分から約120分をかけて添
加し、同時に減圧下で低沸点最終生成物IIを留出させ
るようにして連続的に行なわれることができる。持ち込
まれた痕跡量のアンチモン塩は、濃塩酸による抽出で除
去されることができる。
140から170℃で10分から約120分をかけて添
加し、同時に減圧下で低沸点最終生成物IIを留出させ
るようにして連続的に行なわれることができる。持ち込
まれた痕跡量のアンチモン塩は、濃塩酸による抽出で除
去されることができる。
【0041】ハロゲン置換は、少量例えば0.2乃至1
モル%のアンチモン(V)塩触媒だけを使用するかまた
は全く使用しないか、および三フッ化アンチモンの量を
トリクロロメチル当量当りで60乃至90モル%にまで
減少させることによって、クロロジフルオロメトキシの
段階に止めることができる。
モル%のアンチモン(V)塩触媒だけを使用するかまた
は全く使用しないか、および三フッ化アンチモンの量を
トリクロロメチル当量当りで60乃至90モル%にまで
減少させることによって、クロロジフルオロメトキシの
段階に止めることができる。
【0042】三フッ化アンチモンの代りに、0から17
0℃、好適には40から120℃でフッ化水素を使用す
ることもできる。これは出発原料VIと過剰の、即ち3
00乃至700、好適には350乃至400モル%のフ
ッ化水素をトリクロロメチル当量当りで使用して、一緒
にオートクレーブ中に入れ10分から約10時間まで撹
拌する。一般的には、反応は約4時間後に完了する。圧
がゆるめられて揮発分が除去された後で、精製処理が記
述されたとおりに行なわれる。
0℃、好適には40から120℃でフッ化水素を使用す
ることもできる。これは出発原料VIと過剰の、即ち3
00乃至700、好適には350乃至400モル%のフ
ッ化水素をトリクロロメチル当量当りで使用して、一緒
にオートクレーブ中に入れ10分から約10時間まで撹
拌する。一般的には、反応は約4時間後に完了する。圧
がゆるめられて揮発分が除去された後で、精製処理が記
述されたとおりに行なわれる。
【0043】新規の2−アミノ(フルオロアルコキシ)
ピリミジンIは、作物保護剤製造のための有用な中間体
である。これらは同日日付けのドイツ特許出願P第40
07683.0号(O.Z.0050/41452)の
方法により、例えば2−アミノ−4−フルオロ−6−ト
リフルオロメトキシピリミジンをメタノールと反応させ
て対応する2−アミノ−6−メトキシ−4−トリフルオ
ロメトキシピリミジンにし、これを2−カルボメトキシ
ベンゼンスルホニルイソシアネートと反応して除草剤ス
ルホニル尿素を得るのに使用される。しかしながら、こ
れらはまた直接上記のイソシアネートと反応して、除草
剤スルホニル尿素を得るようにすることもできる。
ピリミジンIは、作物保護剤製造のための有用な中間体
である。これらは同日日付けのドイツ特許出願P第40
07683.0号(O.Z.0050/41452)の
方法により、例えば2−アミノ−4−フルオロ−6−ト
リフルオロメトキシピリミジンをメタノールと反応させ
て対応する2−アミノ−6−メトキシ−4−トリフルオ
ロメトキシピリミジンにし、これを2−カルボメトキシ
ベンゼンスルホニルイソシアネートと反応して除草剤ス
ルホニル尿素を得るのに使用される。しかしながら、こ
れらはまた直接上記のイソシアネートと反応して、除草
剤スルホニル尿素を得るようにすることもできる。
【0044】
【実施例】I 前駆物質製造のための実施例 [参照。同日日付けのドイツ特許出願P第400731
7.3(O.Z.0050/41450)] 実施例I.1 2−クロロ−4−トリクロロメトキシ−6−トリクロロ
メチルピリミジン a)2−クロロ−4−メトキシ−6−トリクロロメチル
ピリミジン 30%濃度のナトリウムメチラート溶液の293.1g
(1.692モル)が、1.5時間をかけて1,2−ジ
クロロエタンの1リットル中に434g(1.692モ
ル)の2,6−ジクロロ−4−トリクロロメチルピリミ
ジンを溶解した撹拌溶液中に0乃至5℃で加えられた。
この混合物が、次に0乃至5℃で1時間および25℃で
12時間撹拌されてから、次に水および塩水で抽出され
た。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して4
23g(理論収率95%)の標記化合物をほとんど無色
油として得た。
7.3(O.Z.0050/41450)] 実施例I.1 2−クロロ−4−トリクロロメトキシ−6−トリクロロ
メチルピリミジン a)2−クロロ−4−メトキシ−6−トリクロロメチル
ピリミジン 30%濃度のナトリウムメチラート溶液の293.1g
(1.692モル)が、1.5時間をかけて1,2−ジ
クロロエタンの1リットル中に434g(1.692モ
ル)の2,6−ジクロロ−4−トリクロロメチルピリミ
ジンを溶解した撹拌溶液中に0乃至5℃で加えられた。
この混合物が、次に0乃至5℃で1時間および25℃で
12時間撹拌されてから、次に水および塩水で抽出され
た。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮して4
23g(理論収率95%)の標記化合物をほとんど無色
油として得た。
【0045】
【化9】 b)2−クロロ−4−トリクロロメトキシ−6−トリク
ロロメチルピリミジン (a)の210g(0.802モル)およびα,α′−
アゾイソブチロニトリルの260mg(0.0016モ
ル)の混合物中に、はじめは110℃で塩素が導入され
て、紫外線照射の下で反応の進行状態をガスクロマトグ
ラフィーで監視を続けた。加熱浴を除去した後でも、温
度が140℃で安定していた。反応が鎮静した後で、合
計341g(4.8モル)の塩素が120℃で5.5時
間にわたって導入された。反応混合物を40℃に冷却し
てから、撹拌しながら70mlのn−ペンタンが加えら
れた。沈殿物を吸引濾取し、石油エーテルで洗浄してか
ら乾燥し、67−69℃融点の標記化合物163g(理
論収率55%)を得た。
ロロメチルピリミジン (a)の210g(0.802モル)およびα,α′−
アゾイソブチロニトリルの260mg(0.0016モ
ル)の混合物中に、はじめは110℃で塩素が導入され
て、紫外線照射の下で反応の進行状態をガスクロマトグ
ラフィーで監視を続けた。加熱浴を除去した後でも、温
度が140℃で安定していた。反応が鎮静した後で、合
計341g(4.8モル)の塩素が120℃で5.5時
間にわたって導入された。反応混合物を40℃に冷却し
てから、撹拌しながら70mlのn−ペンタンが加えら
れた。沈殿物を吸引濾取し、石油エーテルで洗浄してか
ら乾燥し、67−69℃融点の標記化合物163g(理
論収率55%)を得た。
【0046】濾液(113.8g)のガスクロマトグラ
フィーにより、これが標記化合物83%、2−クロロ−
4−ジクロロメトキシ−6−トリクロロメチル−ピリミ
ジン4%および2,4−ジクロロ−6−トリクロロメチ
ルピリミジン9%から構成されていることが示された。
従って標記化合物の合計収率は、理論収率87.6%で
あった。 実施例I.2 2,4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキシピリミジ
ン a)2,4−ジフルオロ−6−メトキシピリミジン (古いドイツ特許出願番号P3900471.6の方法
による製法)30%濃度のナトリウムメチラートのメタ
ノール溶液の335.8g(1.865モル)が、25
0g(1.865モル)の2,4,6−トリフルオロピ
リミジンおよび1.4リットルのメタノールからの混合
物に−20℃で45分間をかけて添加され、この混合物
が同上温度でさらに30分間撹拌された。次に25℃に
まで加温されるようにして、約1/5の容量になるまで
濃縮された。
フィーにより、これが標記化合物83%、2−クロロ−
4−ジクロロメトキシ−6−トリクロロメチル−ピリミ
ジン4%および2,4−ジクロロ−6−トリクロロメチ
ルピリミジン9%から構成されていることが示された。
従って標記化合物の合計収率は、理論収率87.6%で
あった。 実施例I.2 2,4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキシピリミジ
ン a)2,4−ジフルオロ−6−メトキシピリミジン (古いドイツ特許出願番号P3900471.6の方法
による製法)30%濃度のナトリウムメチラートのメタ
ノール溶液の335.8g(1.865モル)が、25
0g(1.865モル)の2,4,6−トリフルオロピ
リミジンおよび1.4リットルのメタノールからの混合
物に−20℃で45分間をかけて添加され、この混合物
が同上温度でさらに30分間撹拌された。次に25℃に
まで加温されるようにして、約1/5の容量になるまで
濃縮された。
【0047】得られた混合物がジエチルエーテルおよび
水の間に分配されて、次に有機層が硫酸マグネシウム上
で乾燥され濃縮された。3mmV−型充填材を充填した
1.1m充填塔による蒸留によって、沸点144−14
5℃を有する標記化合物の141.6g(理論収率52
%)が得られた。
水の間に分配されて、次に有機層が硫酸マグネシウム上
で乾燥され濃縮された。3mmV−型充填材を充填した
1.1m充填塔による蒸留によって、沸点144−14
5℃を有する標記化合物の141.6g(理論収率52
%)が得られた。
【0048】ノルマグヘッド(Normag hea
d)による残渣の蒸留によって、沸点157−161℃
を有する4,6−ジフルオロ−2−メトキシピリミジン
の114.4g(理論収率42%)が得られた。
d)による残渣の蒸留によって、沸点157−161℃
を有する4,6−ジフルオロ−2−メトキシピリミジン
の114.4g(理論収率42%)が得られた。
【0049】b)2,4−ジフルオロ−6−トリクロロ
メトキシピリミジン 130℃で撹拌され紫外線照射に暴露されている2,4
−ジフルオロ−6−メトキシピリミジンの123g
(0.843モル)中に210g(2.96モル)の塩
素が2.5時間をかけて導入されて、反応の進行状態が
ガスクロマトグラフィーで監視された。反応混合物が減
圧で10cmビグルー(Vigreux)蒸留塔により
蒸留されて、沸点40−43℃/0.2ミリバールを有
する標記化合物の190.2g(理論収率90.5%)
が得られた。
メトキシピリミジン 130℃で撹拌され紫外線照射に暴露されている2,4
−ジフルオロ−6−メトキシピリミジンの123g
(0.843モル)中に210g(2.96モル)の塩
素が2.5時間をかけて導入されて、反応の進行状態が
ガスクロマトグラフィーで監視された。反応混合物が減
圧で10cmビグルー(Vigreux)蒸留塔により
蒸留されて、沸点40−43℃/0.2ミリバールを有
する標記化合物の190.2g(理論収率90.5%)
が得られた。
【0050】実施例I.3 2,4−ジクロロ−6−トリクロロメトキシピリミジン 80℃で1/2時間撹拌されている2,6−ジクロロ−
4−メトキシ−ピリミジンの209g(1.168モ
ル)およびα,α′−アゾイソブチロニトリルの2g
(0.012モル)の混合物中に、1時間をかけて10
0℃で303g(4.27モル)の塩素が導入され、続
いて紫外線照射下に3時間120℃でおよび3時間15
0℃で反応が続けられ、反応の進行状況をガスクロマト
グラフィーで監視された。次に反応混合物が、4mmス
テンレススチール製ラッシッヒリングを含む50cm充
填塔を使って減圧蒸留された。沸点87−88℃/0.
4ミリバールおよび融点55−56℃を有する標記化合
物の241.3g(理論収率73%)が、得られた。
4−メトキシ−ピリミジンの209g(1.168モ
ル)およびα,α′−アゾイソブチロニトリルの2g
(0.012モル)の混合物中に、1時間をかけて10
0℃で303g(4.27モル)の塩素が導入され、続
いて紫外線照射下に3時間120℃でおよび3時間15
0℃で反応が続けられ、反応の進行状況をガスクロマト
グラフィーで監視された。次に反応混合物が、4mmス
テンレススチール製ラッシッヒリングを含む50cm充
填塔を使って減圧蒸留された。沸点87−88℃/0.
4ミリバールおよび融点55−56℃を有する標記化合
物の241.3g(理論収率73%)が、得られた。
【0051】実施例I.4 2,4−ジフルオロ−6−トリフルオロメトキシピリミ
ジン 三フッ化アンチモンの39.3g(0.22モル)およ
び五塩化アンチモンの9.38g(0.031モル)の
撹拌混合物中に100℃で、15分間をかけて2,4−
ジフルオロ−6−トリクロロメトキシピリミジンの4
9.9g(0.2モル)が加えられた。25分間をかけ
て浴温を100℃から150℃に上昇し、次に混合物が
30分間撹拌され120から125℃の温度で還流が実
施された。次に蒸留して、沸点125−127℃を有す
る標記化合物の37.1g(理論収率92.7%)が得
られた。
ジン 三フッ化アンチモンの39.3g(0.22モル)およ
び五塩化アンチモンの9.38g(0.031モル)の
撹拌混合物中に100℃で、15分間をかけて2,4−
ジフルオロ−6−トリクロロメトキシピリミジンの4
9.9g(0.2モル)が加えられた。25分間をかけ
て浴温を100℃から150℃に上昇し、次に混合物が
30分間撹拌され120から125℃の温度で還流が実
施された。次に蒸留して、沸点125−127℃を有す
る標記化合物の37.1g(理論収率92.7%)が得
られた。
【0052】実施例I.5 6−クロロジフルオロメトキシ−2,4−ジフルオロピ
リミジン 三フッ化アンチモンの44.5g(0.249モル)お
よび五塩化アンチモンの0.94g(0.0031モ
ル)の撹拌混合物中に100℃で、10分間をかけて
2,4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキシピリミジ
ンの93g(0.373モル)が加えられた。25分間
をかけて浴温を100℃から175℃に上昇し、還流が
145℃で実施された。1.5時間の撹拌後に、反応生
成物は146−150℃で蒸留留出された。留出物が2
00mlの塩化メチレン中に溶解され、同上溶液が6N
塩酸で抽出されてから硫酸マグネシウム上で乾燥され
た。減圧濃縮により、標記化合物の残渣が63.7g=
78.8%理論収率で得られた。
リミジン 三フッ化アンチモンの44.5g(0.249モル)お
よび五塩化アンチモンの0.94g(0.0031モ
ル)の撹拌混合物中に100℃で、10分間をかけて
2,4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキシピリミジ
ンの93g(0.373モル)が加えられた。25分間
をかけて浴温を100℃から175℃に上昇し、還流が
145℃で実施された。1.5時間の撹拌後に、反応生
成物は146−150℃で蒸留留出された。留出物が2
00mlの塩化メチレン中に溶解され、同上溶液が6N
塩酸で抽出されてから硫酸マグネシウム上で乾燥され
た。減圧濃縮により、標記化合物の残渣が63.7g=
78.8%理論収率で得られた。
【0053】実施例I.6 2−フルオロ−4−トリフルオロメトキシ−6−トリフ
ルオロメチルピリミジン 三フッ化アンチモンの93.9g(0.525モル)お
よび五塩化アンチモンの18.7g(0.0627モ
ル)の撹拌混合物に、100℃で2−クロロ−4−トリ
クロロメチル−6−トリクロロメトキシピリミジンの8
0g(0.219モル)が加えられた。10分間をかけ
て浴温を140℃に上昇し、混合物が次に1時間撹拌さ
れこの間に激しく還流された。反応生成物が135−1
40℃で蒸留され、蒸留の終点付近で95℃/50ミリ
バールで蒸留された。留出物が塩化メチレンで抽出溶解
され、硫酸マグネシウム上で乾燥された。減圧濃縮によ
り、標記化合物が35.9g(65.5%理論収率)で
得られた。
ルオロメチルピリミジン 三フッ化アンチモンの93.9g(0.525モル)お
よび五塩化アンチモンの18.7g(0.0627モ
ル)の撹拌混合物に、100℃で2−クロロ−4−トリ
クロロメチル−6−トリクロロメトキシピリミジンの8
0g(0.219モル)が加えられた。10分間をかけ
て浴温を140℃に上昇し、混合物が次に1時間撹拌さ
れこの間に激しく還流された。反応生成物が135−1
40℃で蒸留され、蒸留の終点付近で95℃/50ミリ
バールで蒸留された。留出物が塩化メチレンで抽出溶解
され、硫酸マグネシウム上で乾燥された。減圧濃縮によ
り、標記化合物が35.9g(65.5%理論収率)で
得られた。
【0054】実施例I.7 2,4−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシピリミジ
ン 三フッ化アンチモンの80g(0.447モル)および
五塩化アンチモンの18.77g(0.0627モル)
の撹拌混合物に、100℃で2,4−ジクロロ−6−ト
リクロロメトキシピリミジンの115g(0.407モ
ル)が5分間かけて加えられ、この間に反応温度が14
0℃に上昇した。混合物は次に、45分間150℃で撹
拌された。標記化合物が128℃、210ミリバールで
蒸留され、残留揮発分が110℃/22ミリバールで留
去された。留出物を塩化メチレン中に溶解し、同上溶液
を6N塩酸で抽出した後に硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。減圧濃縮により、標記化合物が
ン 三フッ化アンチモンの80g(0.447モル)および
五塩化アンチモンの18.77g(0.0627モル)
の撹拌混合物に、100℃で2,4−ジクロロ−6−ト
リクロロメトキシピリミジンの115g(0.407モ
ル)が5分間かけて加えられ、この間に反応温度が14
0℃に上昇した。混合物は次に、45分間150℃で撹
拌された。標記化合物が128℃、210ミリバールで
蒸留され、残留揮発分が110℃/22ミリバールで留
去された。留出物を塩化メチレン中に溶解し、同上溶液
を6N塩酸で抽出した後に硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。減圧濃縮により、標記化合物が
【0055】
【数1】 の無色油として80g(84.4%理論収率)の収量で
得られた。 II 本発明による化合物Iの製造法 実施例II.1 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−フル
オロピリミジン 2,4−ジフルオロ−6−クロロジフルオロメトキシピ
リミジンの62.5g(0.289モル)および300
mlのテトラヒドロフランの撹拌混合物に、−75から
−70℃の温度でアンモニアガスの9.8g(0.57
8モル)が1時間かけて導入された。この混合物を−7
0℃で1時間撹拌してから、次に加温して室温に到達さ
せた。沈殿物を吸引濾取し、酢酸エチルと水の間に分配
して有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過および
濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、シリカゲル充填
剤のクロマトグラフィーにより石油エーテル/エーテル
5:1の展開剤で展開後に濃縮した。標記化合物の4
6.5g(75.3%理論収率)が、融点77−80℃
の無色結晶として得られた。
得られた。 II 本発明による化合物Iの製造法 実施例II.1 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−フル
オロピリミジン 2,4−ジフルオロ−6−クロロジフルオロメトキシピ
リミジンの62.5g(0.289モル)および300
mlのテトラヒドロフランの撹拌混合物に、−75から
−70℃の温度でアンモニアガスの9.8g(0.57
8モル)が1時間かけて導入された。この混合物を−7
0℃で1時間撹拌してから、次に加温して室温に到達さ
せた。沈殿物を吸引濾取し、酢酸エチルと水の間に分配
して有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過および
濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、シリカゲル充填
剤のクロマトグラフィーにより石油エーテル/エーテル
5:1の展開剤で展開後に濃縮した。標記化合物の4
6.5g(75.3%理論収率)が、融点77−80℃
の無色結晶として得られた。
【0056】実施例II.2 2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ
ピリミジン 2,4−ジフルオロ−6−トリフルオロメトキシピリミ
ジンの51g(0.255モル)および200mlのジ
エチルエーテルの撹拌混合物中に、−75から−70℃
の温度で1時間かけてアンモニアガスの8.7g(0.
51モル)が導入された。同上混合物が−70℃で1.
5時間撹拌され次に室温で1時間撹拌されてから、減圧
濃縮された。残渣を塩化メチレン中に抽出溶解し有機層
を水で抽出後に、有機層を乾燥、濃縮しシリカゲル上で
クロマトグラフィー分離精製を石油エーテル/エーテル
8:1で実施し、標記化合物の38.1g(75.6理
論収率)を融点86−89℃の無色結晶として得た。
ピリミジン 2,4−ジフルオロ−6−トリフルオロメトキシピリミ
ジンの51g(0.255モル)および200mlのジ
エチルエーテルの撹拌混合物中に、−75から−70℃
の温度で1時間かけてアンモニアガスの8.7g(0.
51モル)が導入された。同上混合物が−70℃で1.
5時間撹拌され次に室温で1時間撹拌されてから、減圧
濃縮された。残渣を塩化メチレン中に抽出溶解し有機層
を水で抽出後に、有機層を乾燥、濃縮しシリカゲル上で
クロマトグラフィー分離精製を石油エーテル/エーテル
8:1で実施し、標記化合物の38.1g(75.6理
論収率)を融点86−89℃の無色結晶として得た。
【0057】実施例II.3 2−アミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメトキシピ
リミジン 2,4−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシピリミジ
ンの23.3g(0.1モル)および150mlのメチ
ル三級−ブチルエーテルの撹拌混合物中に、−50乃至
−45℃でアンモニアガスの4.3g(0.25モル)
が45分間かけて導入された。同上混合物は、−50℃
で30分間、−30℃で1時間および25℃で1時間撹
拌された。沈殿物を吸引濾取し、水洗および乾燥して、
融点270−272℃の4−アミノ−2,6−ジクロロ
ピリミジンの5.4g(33.1%理論収率)を副生物
として得た。濾液を水洗、乾燥し減圧濃縮して、残渣を
石油エーテル/エーテル5:1でクロマトグラフィー展
開して最初の分離分から出発原料の3g(理論量12.
8%)を無色油として回収し、次の分離分から融点55
−56℃の無色結晶として標記化合物の9g(42%理
論収率)を得た。転換率は48.3%であった。
リミジン 2,4−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシピリミジ
ンの23.3g(0.1モル)および150mlのメチ
ル三級−ブチルエーテルの撹拌混合物中に、−50乃至
−45℃でアンモニアガスの4.3g(0.25モル)
が45分間かけて導入された。同上混合物は、−50℃
で30分間、−30℃で1時間および25℃で1時間撹
拌された。沈殿物を吸引濾取し、水洗および乾燥して、
融点270−272℃の4−アミノ−2,6−ジクロロ
ピリミジンの5.4g(33.1%理論収率)を副生物
として得た。濾液を水洗、乾燥し減圧濃縮して、残渣を
石油エーテル/エーテル5:1でクロマトグラフィー展
開して最初の分離分から出発原料の3g(理論量12.
8%)を無色油として回収し、次の分離分から融点55
−56℃の無色結晶として標記化合物の9g(42%理
論収率)を得た。転換率は48.3%であった。
【0058】実施例II.4 4−クロロジフルオロメトキシ−6−フルオロ−2−メ
チルアミノピリミジン 4−クロロジフルオロメトキシ−2,6−ジフルオロピ
リミジンの20.3g(0.0938モル)が150m
lのテトラヒドロフラン中に加えられ、−70から−6
0℃の温度で撹拌しながら、これに5.8g(0.18
8モル)の気体状メチルアミンが30分間かけて導入さ
れた。この混合物がそれぞれに1時間、−70℃、0℃
および25℃で撹拌され、次に減圧濃縮された。残渣が
水と一緒に撹拌されて、この混合物が酢酸エチルで抽出
され、抽出液が硫酸マグネシウム上で乾燥された。減圧
濃縮からの残渣が、シリカゲル充填剤で石油エーテル/
エーテル5:1で展開、クロマトグラフィー分離で精製
された。最初の分離分が、融点57−61℃の標記化合
物を12.5g(58.5%)収量で含んでいた。 実施例II.5 2−アミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−トリフル
オロメチルピリミジン2−フルオロ(クロロ)−4−ト
リフルオロメトキシ−6−トリフルオロメチル−ピリミ
ジンの38.0g(0.147モル)および150ml
のジエチル−エーテルの撹拌混合物に、−75から−7
0℃の温度で4.7g(0.278モル)のアンモニア
ガスが導入された。この混合物が、−75℃および25
℃でそれぞれ2時間ずつ撹拌された。沈殿物が濾別さ
れ、有機層が3回水で抽出後、乾燥され蒸発された。メ
チル三級−ブチルエーテルによりシリカゲルクロマトグ
ラフィー精製をして、融点47−49℃の標記化合物2
0.4g(56.1%理論収率)を得た。 III ピリミジンIの除草剤スルホニル尿素への変換 実施例III.1からIII.8まで 実施例III.1 2−アミノ−4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ
ピリミジン 30%濃度ナトリウムメチラートの2.7g(0.01
5モル)が、2.95g(0.015モル)の2−アミ
ノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシピリミジ
ンを50mlメタノールに溶解した溶液中に−5乃至0
℃で撹拌しながら15分間かけて加えられた。反応混合
物が0℃で1時間撹拌された後に25℃まで加温され、
次に減圧濃縮され、水と一緒に撹拌してから2回塩化メ
チレンで抽出された。塩化メチレン溶液を乾燥し減圧濃
縮して、
チルアミノピリミジン 4−クロロジフルオロメトキシ−2,6−ジフルオロピ
リミジンの20.3g(0.0938モル)が150m
lのテトラヒドロフラン中に加えられ、−70から−6
0℃の温度で撹拌しながら、これに5.8g(0.18
8モル)の気体状メチルアミンが30分間かけて導入さ
れた。この混合物がそれぞれに1時間、−70℃、0℃
および25℃で撹拌され、次に減圧濃縮された。残渣が
水と一緒に撹拌されて、この混合物が酢酸エチルで抽出
され、抽出液が硫酸マグネシウム上で乾燥された。減圧
濃縮からの残渣が、シリカゲル充填剤で石油エーテル/
エーテル5:1で展開、クロマトグラフィー分離で精製
された。最初の分離分が、融点57−61℃の標記化合
物を12.5g(58.5%)収量で含んでいた。 実施例II.5 2−アミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−トリフル
オロメチルピリミジン2−フルオロ(クロロ)−4−ト
リフルオロメトキシ−6−トリフルオロメチル−ピリミ
ジンの38.0g(0.147モル)および150ml
のジエチル−エーテルの撹拌混合物に、−75から−7
0℃の温度で4.7g(0.278モル)のアンモニア
ガスが導入された。この混合物が、−75℃および25
℃でそれぞれ2時間ずつ撹拌された。沈殿物が濾別さ
れ、有機層が3回水で抽出後、乾燥され蒸発された。メ
チル三級−ブチルエーテルによりシリカゲルクロマトグ
ラフィー精製をして、融点47−49℃の標記化合物2
0.4g(56.1%理論収率)を得た。 III ピリミジンIの除草剤スルホニル尿素への変換 実施例III.1からIII.8まで 実施例III.1 2−アミノ−4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ
ピリミジン 30%濃度ナトリウムメチラートの2.7g(0.01
5モル)が、2.95g(0.015モル)の2−アミ
ノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシピリミジ
ンを50mlメタノールに溶解した溶液中に−5乃至0
℃で撹拌しながら15分間かけて加えられた。反応混合
物が0℃で1時間撹拌された後に25℃まで加温され、
次に減圧濃縮され、水と一緒に撹拌してから2回塩化メ
チレンで抽出された。塩化メチレン溶液を乾燥し減圧濃
縮して、
【0059】
【数2】 の標記化合物の3.1g(98%理論収率)を得た。
【0060】実施例III.2 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−メト
キシピリミジン 30%濃度ナトリウムメチラートの26.1g(0.1
45モル)が、2−アミノ−4−クロロジフルオロメト
キシ−6−フルオロピリミジン31.0g(0.145
モル)を300mlメタノールに溶解した溶液中に−1
0乃至0℃で撹拌しながら15分間かけて加えられた。
反応混合物は0℃で30分間、25℃で1時間撹拌され
続いて減圧濃縮されて、上述のように精製された。標記
化合物の31.6g(96.6%理論収率)が、
キシピリミジン 30%濃度ナトリウムメチラートの26.1g(0.1
45モル)が、2−アミノ−4−クロロジフルオロメト
キシ−6−フルオロピリミジン31.0g(0.145
モル)を300mlメタノールに溶解した溶液中に−1
0乃至0℃で撹拌しながら15分間かけて加えられた。
反応混合物は0℃で30分間、25℃で1時間撹拌され
続いて減圧濃縮されて、上述のように精製された。標記
化合物の31.6g(96.6%理論収率)が、
【0061】
【数3】 を有する無色油として得られた。
【0062】実施例III.3 4−クロロジフルオロメトキシ−2−メチルアミノ−6
−メトキシピリミジン 30%濃度ナトリウムメチラートの4.7g(0.02
6モル)が、4−クロロジフルオロメトキシ−6−フル
オロ−2−メチルアミノピリミジンの6.0g(0.0
263モル)を100mlメタノールに溶解した溶液中
に0℃で撹拌しながら10分間かけて加えられた。この
混合物が0℃および25℃でそれぞれ1時間撹拌され常
法どおりに精製されて、融点49−53℃の標記化合物
の6.3g(100%理論収率)が得られた。
−メトキシピリミジン 30%濃度ナトリウムメチラートの4.7g(0.02
6モル)が、4−クロロジフルオロメトキシ−6−フル
オロ−2−メチルアミノピリミジンの6.0g(0.0
263モル)を100mlメタノールに溶解した溶液中
に0℃で撹拌しながら10分間かけて加えられた。この
混合物が0℃および25℃でそれぞれ1時間撹拌され常
法どおりに精製されて、融点49−53℃の標記化合物
の6.3g(100%理論収率)が得られた。
【0063】実施例III.4 4−クロロジフルオロメトキシ−6−ジメチルアミノ−
2−メチルアミノピリミジン 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−フル
オロピリミジンの8.9g(0.0417モル)および
100mlのテトラヒドロフランとの撹拌混合物中に、
0℃で気体状ジメチルアミンの1.9g(0.0417
モル)が10分間をかけて導入された。この混合物が0
℃で1時間、25℃で2時間撹拌されて常法どおり精製
されて、融点127−130℃の標記化合物の9.7g
(97.5%理論収率)が得られた。
2−メチルアミノピリミジン 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−フル
オロピリミジンの8.9g(0.0417モル)および
100mlのテトラヒドロフランとの撹拌混合物中に、
0℃で気体状ジメチルアミンの1.9g(0.0417
モル)が10分間をかけて導入された。この混合物が0
℃で1時間、25℃で2時間撹拌されて常法どおり精製
されて、融点127−130℃の標記化合物の9.7g
(97.5%理論収率)が得られた。
【0064】実施例III.5 2−(4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ−2−
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチル 2−メトキシカルボニルベンゼンスルホニルイソシアネ
ートの3.6g(0.015モル)を15mlの1,2
−ジクロロエタンに溶解した溶液が、2−アミノ−4−
フルオロ−6−トリフルオロメトキシピリミジンの2.
95g(0.015モル)および100mlの1,2−
ジクロロエタンとからの撹拌混合物に25℃で15分間
をかけて加えられ、これからの混合物が25℃で12時
間撹拌された。同上溶液が減圧濃縮され、残渣がエーテ
ル/石油エーテル1:1混合液と一緒に撹拌された。吸
引濾過および乾燥して、融点157−161℃の標記化
合物4.8g(73.3%理論収率)が得られた。
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチル 2−メトキシカルボニルベンゼンスルホニルイソシアネ
ートの3.6g(0.015モル)を15mlの1,2
−ジクロロエタンに溶解した溶液が、2−アミノ−4−
フルオロ−6−トリフルオロメトキシピリミジンの2.
95g(0.015モル)および100mlの1,2−
ジクロロエタンとからの撹拌混合物に25℃で15分間
をかけて加えられ、これからの混合物が25℃で12時
間撹拌された。同上溶液が減圧濃縮され、残渣がエーテ
ル/石油エーテル1:1混合液と一緒に撹拌された。吸
引濾過および乾燥して、融点157−161℃の標記化
合物4.8g(73.3%理論収率)が得られた。
【0065】実施例III.6 2−(4−クロロ−6−トリフルオロメトキシ−2−ピ
リミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安息
香酸エチル 2−エトキシカルボニルベンゼンスルホニルイソシアネ
ートの2.55g(0.01モル)を10mlの塩化メ
チレンに溶解した溶液が、2−アミノ−4−クロロ−6
−トリフルオロメトキシピリミジンの2.1g(0.0
1モル)および100mlの塩化メチレンからの撹拌混
合物に25℃で10分間をかけて加えられた。同混合物
が25℃で12時間撹拌され、次に僅少部分の不溶分を
除去するために吸引濾過された。濾液を減圧濃縮し、残
渣をエーテル/石油エーテル1:1と一緒に撹拌し、吸
引濾過して乾燥し融点148−151℃の標記化合物
4.0g(85.4%理論収率)が得られた。
リミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安息
香酸エチル 2−エトキシカルボニルベンゼンスルホニルイソシアネ
ートの2.55g(0.01モル)を10mlの塩化メ
チレンに溶解した溶液が、2−アミノ−4−クロロ−6
−トリフルオロメトキシピリミジンの2.1g(0.0
1モル)および100mlの塩化メチレンからの撹拌混
合物に25℃で10分間をかけて加えられた。同混合物
が25℃で12時間撹拌され、次に僅少部分の不溶分を
除去するために吸引濾過された。濾液を減圧濃縮し、残
渣をエーテル/石油エーテル1:1と一緒に撹拌し、吸
引濾過して乾燥し融点148−151℃の標記化合物
4.0g(85.4%理論収率)が得られた。
【0066】実施例III.7 2−(4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ−2−
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチル 2−メトキシカルボニルベンゼンスルホニルイソシアネ
ートの4.8g(0.02モル)を10mlのアセトニ
トリルに溶解した溶液が、2−アミノ−4−メトキシ−
6−トリフルオロメトキシピリミジンの4.1g(0.
02モル)および100mlのアセトニトリルの撹拌混
合物に25℃において15分間をかけて加えられ、同混
合物が次に12時間撹拌された。沈殿物が除去されて
(融点141−143℃の2.4g)、次に濾液が減圧
濃縮されエーテル/石油エーテルと一緒に撹拌されて、
固体が吸引濾取され乾燥された。融点141−143℃
の標記化合物のさらなる4.3gが得られ、合計収量は
6.7g(74.4%理論収率)であった。
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチル 2−メトキシカルボニルベンゼンスルホニルイソシアネ
ートの4.8g(0.02モル)を10mlのアセトニ
トリルに溶解した溶液が、2−アミノ−4−メトキシ−
6−トリフルオロメトキシピリミジンの4.1g(0.
02モル)および100mlのアセトニトリルの撹拌混
合物に25℃において15分間をかけて加えられ、同混
合物が次に12時間撹拌された。沈殿物が除去されて
(融点141−143℃の2.4g)、次に濾液が減圧
濃縮されエーテル/石油エーテルと一緒に撹拌されて、
固体が吸引濾取され乾燥された。融点141−143℃
の標記化合物のさらなる4.3gが得られ、合計収量は
6.7g(74.4%理論収率)であった。
【0067】実施例III.8 2−(4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ−2−
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチルのナトリウム塩 2−(4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ−2−
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチル(活性物質例5.001)の2.4g
(0.053モル)が50mlのメタノール中に溶解さ
れ、次に25℃で30%濃度ナトリウムメチラートのメ
タノール溶液の1.0g(0.053モル)が加えられ
て、この混合物が10分間撹拌された。減圧蒸留により
溶剤を除去することにより、融点175℃の標記化合物
の2.5g(100%理論収率)が得られた。
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチルのナトリウム塩 2−(4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ−2−
ピリミジニルアミノカルボニル−アミノスルホニル)安
息香酸メチル(活性物質例5.001)の2.4g
(0.053モル)が50mlのメタノール中に溶解さ
れ、次に25℃で30%濃度ナトリウムメチラートのメ
タノール溶液の1.0g(0.053モル)が加えられ
て、この混合物が10分間撹拌された。減圧蒸留により
溶剤を除去することにより、融点175℃の標記化合物
の2.5g(100%理論収率)が得られた。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 239/47 C07D 239/52 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 次式Iで表わされ、 【化1】 式中、R1が水素、C1−C4−アルキル、C3−C4−ア
ルケニルまたはC3−C4−アルキニル、R2が水素、ハ
ロゲンまたはC1−C4−ハロアルキル、またはその他の
トリフルオロメトキシまたはクロロジフルオロメトキ
シ、R3が水素、ハロゲンまたはC1−C4−ハロアルキ
ルおよびnが0または1であることを特徴とする置換2
−アミノ(フルオロアルコキシ)ピリミジン。 - 【請求項2】 次式Iで表わされ、 【化2】 式中、R1が水素、C1−C4−アルキル、C3−C4−ア
ルケニルまたはC3−C4−アルキニル、R2が水素、ハ
ロゲンまたはC1−C4−ハロアルキル、またはその他の
トリフルオロメトキシまたはクロロジフルオロメトキ
シ、R3が水素、ハロゲンまたはC1−C4−ハロアルキ
ルおよびnが0または1である 2−アミノ(フルオロアルコキシ)ピリミジンの製造法
であって、次式IIの2−ハロピリミジン、 【化3】 (ただし、式中Halがフッ素、塩素、臭素またはヨウ
素であり、R2,R3およびnが上述の意味を有してい
る)を、次式IIIのアミン H−NH−R1 III (ただし、式中R1が上述の意味を有している)と、有
機塩基の存在下または不存在下に反応させることを特徴
とする、2−アミノ(フルオロアルコキシ)ピリミジン
の製造法。
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