JP2957173B1 - シガレット製造機の刻たばこ給送装置 - Google Patents

シガレット製造機の刻たばこ給送装置

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JP2957173B1
JP2957173B1 JP10229822A JP22982298A JP2957173B1 JP 2957173 B1 JP2957173 B1 JP 2957173B1 JP 10229822 A JP10229822 A JP 10229822A JP 22982298 A JP22982298 A JP 22982298A JP 2957173 B1 JP2957173 B1 JP 2957173B1
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Abstract

【要約】 【課題】 シガレット製造機に適用される刻たばこ給送
装置において、2次セパレータの開度を極端に小さくす
ることなく、ウイノワ量を少なくすることができる刻た
ばこ給送装置を提供する。 【解決手段】 刻たばこ給送装置1では、循環系ファン
20から循環空気が供給され、各吹き出し口14,1
6,18から吹き出されるブローエアにより風送空気流
が生じている。1次分離シュート40のシーブ42に
は、外気を導入する開口68が設けられており、この開
口68の開口面積は可変可能となっている。シーブ42
において、開口68の開口面積を小さくすれば、その
分、2次セパレータ44から導入される空気の流速が増
すので、2次セパレータ44の開度を小さくすることな
く一定のウイノワ量を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シガレット製造
機のたばこバンドに刻たばこを給送するための刻たばこ
給送装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】シガレット製造機の刻たばこ給送
装置では、たばこバンドに刻たばこを給送する過程にお
いて、全ての刻たばこを一律に風送することで、刻たば
こに含まれる中骨裁刻仕損じ品等を風選分離している。
具体的には、たばこバンドへの刻たばこの給送通路内に
ブローエアによる空気流を発生させ、この空気流に向け
て全ての刻たばこを落下給送する。このとき、比較的軽
量の刻たばこは空気流により偏向され、そのまま風送さ
れるが、上述の中骨裁刻仕損じ品等の比較的重い刻たば
こは空気流を通過して落下する。刻たばこの落下位置に
は1次分離シュートが配置されており、これら重い刻た
ばこは1次分離シュート内に落ち込むことで1次的に選
別され、順次エアロッカ内に取り込まれる。このエアロ
ッカは、上端が給送通路に連通するとともに下端が外気
に開放された2次セパレータ通路に接続されており、取
り込んだ刻たばこを順次、この2次セパレータ通路内に
送り出す。2次セパレータ通路の上端位置には、給送通
路に向けてブローエアの吹き出し口が設けられており、
2次セパレータ通路内に送出された刻たばこのうち、比
較的軽量の良品は、このブローエアにより外気と共に給
送通路内に吸い込まれるが、それ以外の刻たばこは2次
セパレータ通路の下端から排出され、最終的に分離され
る。
【0003】また、公知の刻たばこ給送装置では、上述
した2次セパレータ通路の断面積は可変になっており、
この断面積を可変することで、刻たばこの排出量を所望
に調節することができる。具体的には、通路断面積を小
さくすると2次セパレータ通路内での空気流速が高くな
り、給送通路内に戻される刻たばこの量が増加する分、
排出量が減少する。これに対し、通路断面積を大きくす
れば、空気流速が低下する分だけ刻たばこの排出量が増
加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように2次セパ
レータ通路の断面積を可変して刻たばこの排出量を調節
する場合、例えば、所望により排出量をより減少させる
ためには、通路断面積を更に小さくする必要がある。し
かしながら、あまり通路断面積を小さくすると、排出さ
れるべき刻たばこが2次セパレータ通路内に詰まり、こ
れにより、2次セパレータ通路を閉塞させてしまう。ま
た、このような詰まりを取り除くためにはシガレット製
造機全体を停止させなければならない。それ故、2次セ
パレータ通路の断面積を小さくするのには所定の限度が
あり、刻たばこ排出量の下限もまた、その限度内に制限
されてしまう。このような状況にあっては、本来なら給
送通路内に戻されるべき刻たばこの良品までも無駄に排
出されてしまい、シガレットの製造上、効率的ではな
い。
【0005】この発明は上述の事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、刻たばこの排出量を
所望に調節でき、しかも、風送過程において排出するべ
き刻たばこだけを効率的に分離して排出することができ
るシガレット製造機の刻たばこ給送装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1のシガレット製造機の刻たばこ給送装置
は、シガレット製造機のたばこバンドまで延びる給送通
路を有した給送手段を備えており、この給送通路内に空
気循環系により空気流を発生させる。そして、給送手段
により刻たばこを空気流と共に風送する。また、給送通
路内の空気は循環路を通じて回収され、回収された空気
は循環路を通じて給送通路に供給され、ここで空気流と
して使用される。給送通路には、第1選別シュートの上
端が連通しており、また、この第1選別シュートは空気
循環系外の大気開放域に開放されている。第1選別シュ
ートよりも下流位置の給送通路には、第2選別シュート
の上端が連通しており、その下端は空気循環系外の大気
開放域に開放されている。第1選別シュートと第2選別
シュートとの間には、これらの間を空圧的に遮断する一
方、第1選別シュートから第2選別シュートへの刻たば
この通過を許容する接続手段が設けられている。そし
て、シガレット製造機の刻たばこ給送装置は、上述した
循環路及び第1選別シュートを含む空気循環系に、大気
開放域から空気を調量して導入するための導入手段を備
えたものとなっている。
【0007】請求項1のシガレット製造機の刻たばこ給
送装置によれば、給送手段により風送される刻たばこの
風送過程において、比較的重い刻たばこは空気流を通過
して第1選別シュート内に落ち込む。この第1選別シュ
ート内に溜められた刻たばこは、接続手段を通過して第
2選別シュート内に入り、この第2選別シュート内で更
に分離される。すなわち、更に軽量の刻たばこは第2選
別シュート内に導入される外気とともに給送通路内に戻
され、一方、更に重い刻たばこは第2選別シュートの下
端から落下して排出される。
【0008】このとき、第2選別シュートの通路断面積
が一定に設定されていても、導入手段により大気開放域
から空気循環系に空気を導入する際、その流量を少なく
すれば、その分だけ大気開放域から第2選別シュートを
通じて風送通路内に導入される空気の流量が増加する。
この場合、通路断面積を小さくすることなく、第2選別
シュート内に導入される空気の流速を高くすることがで
きる。これに対し、導入手段により空気循環系に導入さ
れる空気の流量を多くすれば、その分だけ第2選別シュ
ートを通じて導入される空気の流量が減少するので、そ
の流速もまた低下する。従って、第2選別シュートにお
ける通路断面積に関係なく、導入される空気の流速を所
望に可変することができる。
【0009】請求項2のシガレット製造機の刻たばこ給
送装置における導入手段は、第1選別シュートの大気開
放面積を可変する可変機構を含むものとなっている。こ
の場合、第1選別シュートの大気開放面積を小さくすれ
ば、第2選別シュート内に導入される空気の流速は高く
なる。従って、第2選別シュートの通路断面積を更に大
きく設定しても、その一方で、第1選別シュートの大気
開放面積をより小さくすれば、第2選別シュート内に導
入される空気の流速が落ちることはないので、より大き
な通路断面積で充分な刻たばこの排出量が得られる。
【0010】請求項3のシガレット製造機の刻たばこ給
送装置における導入手段は、循環路を大気開放域に連通
させる導入通路と、この導入通路の通路断面積を可変す
る可変機構とを含むものとなっている。この場合、導入
通路の通路断面積を大きくすると、第2選別シュート内
に導入される空気の流量が減少し、その分、流速も低下
するので、刻たばこ排出量の設定自由度が更に高まる。
【0011】請求項4の刻たばこ給送装置は、空気循環
系が給送通路を通じて循環させる単位時間当たりの空気
量を可変する可変手段を更に備えている。請求項4の刻
たばこ給送装置によれば、可変手段にて刻たばこ給送装
置全体の空気循環量を単に低下させると、その分、第2
選別シュート内に導入される空気の流速も低下する。一
方、導入手段により第1選別シュートの大気開放面積を
小さくすれば、その分だけ第2選別シュート内での空気
流速を増加することができるので、第2選別シュートの
通路断面積を小さくする必要がなくなる。この場合、第
2選別シュート内での空気流速が高すぎるときは、更
に、導入手段により導入通路の通路断面積を大きくする
ことで、第2選別シュート内での空気流速を低くするこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、一実施例とし
て公知のシガレット製造機に適用された刻たばこ給送装
置1の概略的な構成が示されている。実施例の刻たばこ
給送装置1は、シガレット製造機のたばこバンド、つま
り、サクションロッドコンベヤ2まで延びる給送通路と
して重力シュート4及び風送通路5を有している。重力
シュート4は、ニードルローラ6とピッカローラ8との
間を通過して落下する刻たばこTをその落下方向に案内
する。風送通路5は、重力シュート4の下端から1次ダ
ンパ10の空気吹き出し方向に延び、流動層トラフ12
の上面に沿って湾曲してサクションロッドコンベヤ2の
ベルト面に達している。
【0013】風送通路5における図中矢印方向に示す空
気流は、上述の1次ダンパ10、流動層トラフ12上面
及び後述する2次セパレータ44の上端部に開口した吹
き出し口14,16,18からそれぞれ吹き出されるジ
ェットエアによって発生されている。これら吹き出し口
14,16,18にはそれぞれ、循環系ファン20か
ら、空気の循環路からなる供給ライン22を通じて循環
空気が供給されている。すなわち、風送通路5を流れた
空気はチャンバ24内に一旦滞留し、そして、図示のよ
うにケーシング26の開口を通じて、空気の循環路から
なる回収ライン28内に回収される。このように回収さ
れた空気は、回収ライン28を通じて循環系ファン20
に戻され、連続的に空気流として使用される。従って、
刻たばこ給送装置1には、主として循環系ファン20、
供給ライン22、吹き出し口14,16,18及び回収
ライン28からなる空気循環系が形成されており、風送
通路5内の空気流は、この空気循環系により発生されて
いる。
【0014】また、回収ライン28にはサイクロン30
が介挿されており、回収された空気の一部は、サイクロ
ン30を介して図示しないサクションファン系に引き込
まれる。その他、循環系ファン20のハウジング32か
ら供給される循環空気は、供給ライン34を通じて室3
6にも分配されている。重力シュート4の終端から落下
する刻たばこTのうち、比較的軽い刻たばこT Lは、図
示のように1次ダンパ10の吹き出し口14から吹き出
される空気流によって風送通路5内に送り込まれる。こ
れに対し、比較的重い刻たばこTHは、この空気流を通
過して落下する。なお、刻たばこTHには例えば、葉た
ばこの中骨裁刻仕損じ品等が含まれる。
【0015】1次分離シュート40(第1選別シュー
ト)は、その上端が風送通路5に連通しており、上述し
た刻たばこTHを受け取って案内する。1次分離シュー
ト40の一方壁を構成するシーブ42は、図示の風送方
向に対し傾斜して配置されており、1次分離シュート4
0は、その下端に向かって次第に縮幅されている。2次
セパレータ44(第2選別シュート)は、刻たばこ給送
装置1の本体内を上下方向に延び、その上端は風送方向
に屈曲されて風送通路5に連通し、下端は装置本体内に
て空気循環系外、つまり、大気開放域に開放されてい
る。なお、装置本体内にはオープン型の底部46や通気
開口部48等を介して大気を導入可能となっている。
【0016】上述した1次分離シュート40と2次セパ
レータ44との間にはエアロッカ50が介装されてお
り、エアロッカ50内には、これらの間を空圧的に遮断
する一方、1次分離シュート40内に受け取られた刻た
ばこTHを2次セパレータ44内に送出するスターホイ
ール52が装備されている。スターホイール52は、そ
の回転に伴って1次分離シュート40の下端から刻たば
こTHを取り込み、そして、取り込んだ刻たばこTHを2
次セパレータ44内に送り出す。
【0017】2次セパレータ44内には、風送通路5の
空気流に合流するべく上昇方向への空気流が発生してい
る。すなわち、吹き出し口18から吹き出される空気流
により、2次セパレータ44内の空気が風送通路5内に
吸い込まれるので、下端から導入された外気によって2
次セパレータ44内に上昇空気流が発生する。ここで、
2次セパレータ44内に送出された刻たばこTHのう
ち、比較的軽い刻たばこTHLは、上述の空気流とともに
風送通路5内に吸い込まれ、風送される刻たばこTL
合流する。これに対し、更に重い刻たばこTHHは、2次
セパレータ44内を落下し、その下端から排出される。
なお、排出された刻たばこTHHは、振動コンベヤ54に
受け取られて搬送される。
【0018】図示のように、2次セパレータ44は主に
可動壁56及び後壁58から構成されており、2次セパ
レータ44の開度は、これら可動壁56と後壁58との
最小間隔Dの大きさに依存して規定される。従って、こ
の最小間隔Dを可変することで、2次セパレータ44の
最小通路断面積を可変することができる。公知のよう
に、可動壁56にはリンク機構60が接続されており、
このリンク機構60は、ハンドル部62を装置本体の上
下方向に移動させることで、その操作量に応じて可動壁
56を前後方向に移動させ、最小間隔Dを可変すること
ができる。従って、2次セパレータ44の開度(最小通
路断面積)は、可動壁56が前後に移動する分だけ可変
される。
【0019】次に図2を参照すると、上述したシーブ4
2が拡大して詳細に示されている。また、図3は、シー
ブ42を単独で示した正面図であり、以下にはこれら図
2及び図3を参照してシーブ42について詳細に説明す
る。シーブ42は、本体プレート64及び調整プレート
66からなり、これら本体プレート64及び調整プレー
ト66は、互いに重ね合わされた状態で、図1に示す給
送通路の幅全域に亘って延びている。本体プレート64
の上側縁部には、1次分離シュート40を空気循環系の
大気開放域に開放する開口68が設けられており、この
ような開口68は、本体プレート64の幅方向に1列を
なして複数形成されている。一方、個々の開口68には
スクリーン70が取り付けられているので、図1の状態
で、刻たばこTHがこれら開口68を通じて落下してし
まうことはない。
【0020】調整プレート66は、複数のボルト72を
介して本体プレート64に締結されており、その背面に
は、個々のボルト72に対応するナットが取り付けられ
ている。また、本体プレート64には、ボルト72のた
めの挿通孔74が形成されており、これら挿通孔74
は、1次分離シュート40の上下方向に延びる長孔に形
成されている。従って、ボルト72がこの挿通孔74内
を移動できる範囲内で、調整プレート66を上下方向に
ずらすことができる。
【0021】また、図示のように調整プレート66は、
本体プレート64に対して開口68を閉塞できる位置に
あり、その固定位置を上下方向にずらすことで、開口6
8の実質的な開口面積(大気開放面積)を可変すること
ができる。この場合、調整プレート66の位置は、開口
68を全閉又は全開する範囲内でずらすことができる。
なお、本体プレート64には、各開口68の間の部位に
調整プレート66を位置決めするための目盛り76が付
されている。
【0022】図2及び図3からも明らかなように、シー
ブ42では、本体プレート64におけるガイド面78の
全面積に対し、開口68の実質的な開口面積が占める割
合はきわめて少ない。すなわち、公知の刻たばこ給送装
置に使用されているシーブにあっては、ガイド面が全面
的に開口しており、また、その開口全体にスクリーンが
取り付けられている。この実施例では、ガイド面78の
全面積に対し、開口68の開口面積が占める割合、つま
り、開口率を0%〜20%の範囲内で可変調整できるよ
うになっており、上述した目盛り76は、この開口率を
0%,5%,10%及び20%にそれぞれ設定できるよ
うに付されている。
【0023】図1に示される空気循環系では、チャンバ
24内から回収された空気のうち、サクションファン系
へ引き込まれる分の空気は、外気から循環系に導入する
ことで補充される。すなわち、上述した1次分離シュー
ト40及び2次セパレータ44は何れも大気開放域に開
放されており、具体的には、1次分離シュート40では
シーブ42の開口68を通じて、また、2次セパレータ
44ではその下端を通じてそれぞれ外気が導入される。
【0024】また、循環系ファン20を駆動するモータ
80にはインバータ82が接続されており、このインバ
ータ82によりモータ80の単位時間当たりの回転数を
可変制御することで、空気循環系における循環空気量を
可変することができる。なお、空気循環系の回収ライン
28には、その途中に回収ライン28を大気開放域に連
通させる導入通路90が設けられており、この導入通路
90は、ダンパ92の開閉によりその通路断面積を可変
できるようになっている。ただし、以下の実施例では、
図示のようにダンパ92が全閉されており、導入通路9
0からの大気の導入がない場合について説明するものと
し、ダンパ92を開いて使用する場合については後述す
る。
【0025】一般的に、この種の刻たばこ給送装置にお
いて、2次セパレータ44の下端から排出される刻たば
こTHHの量(以下、ウイノワ〔winnower〕量)は、2次
セパレータ44内での空気流速に依存することが確認さ
れている。すなわち、2次セパレータ44内での流速が
高いほど風送通路5内に戻される刻たばこの量は多く、
ウイノワ量は少ない。これに対し、流速が低いほど風送
通路5内に戻される刻たばこ量は少なく、ウイノワ量は
多い。また、2次セパレータ44の開度を小さくするほ
ど空気流速は高くなり、逆に開度を大きくすれば、その
分、流速は低下する。
【0026】一方、この発明の刻たばこ給送装置1で
は、シーブ42における開口率をも可変することができ
る。従って、この開口率を可変調整すれば、2次セパレ
ータ44内での空気流速に影響が現れると考えられる。
発明者等が行った実験によれば、シーブ42の開口率α
を小さくすると、2次セパレータ44から循環系に導入
される空気の流速が上昇することが確認されている。
【0027】図4を参照すると、実験結果から得られた
2次セパレータ44の開度と空気流速との関係を表す曲
線のグラフが示されている。また、この実験は、循環系
ファン20の回転数を低くして運転し、通常時の循環空
気量を20%だけ低減して行われた。なお、循環空気量
を低減する点についての詳細は後述する。図4中、1点
鎖線で示されるように、2次セパレータの開度Aと空気
流速Vとの関係を表す曲線は、シーブ42の開口率αの
違いによって複数示されている。例えば、2次セパレー
タ44の開度が所定値A1であって、シーブ42の開口
率αが0%のとき、導入される空気の流速は最高値V0
である。これは、シーブ42が完全に閉塞されており、
ここから風送通路5内に外気が導入されないため、その
分、2次セパレータ44から導入される空気量が増加し
たためと考えられる。このことは、開口率αを0%から
20%まで段階的に大きくしていくと、逆に流速が最高
値V0から最低値V20まで低下することからも確認でき
る。
【0028】上述したシーブ42における開口率αが2
次セパレータ44での空気流速Vに与える影響は、図4
の横軸でみて最小開度Aminから最大開度Amaxまでの間
で常に同様の特性を維持しており、それ故、図中1点鎖
線で示される曲線は、相互に交差していない。次に、図
5を参照すると、上述の実験時に得られたウイノワ量と
2次セパレータ44の開度との関係を表す曲線のグラフ
が示されている。図5中、1点鎖線で示される曲線は、
何れも図4と同じ条件での結果を示している。例えば、
2次セパレータ44の開度が図4と同じ所定値A1のと
き、シーブ42の開口率αを20%に設定すると、単位
時間当たりに得られるウイノワ量(重量/時間)は最大
値W20であり、また、図4に照らし合わせてみれば、こ
のときの空気流速は最低値V20である。これに対し、同
じ開度A1であっても、シーブ42の開口率を20%か
ら段階的に0%まで下げれば、得られるウイノワ量は最
小値W0まで減少する。また、このときの空気流速は最
高値V0である。
【0029】上述のように、この実施例の刻たばこ給送
装置1によれば、シーブ42の開口率を可変すること
で、2次セパレータ44の開度を可変することなく、空
気流速を増減することができる。つまり、2次セパレー
タ44の開度と空気流速との関係が単に線形でないの
で、両者を別々に可変調整することができる。一方、2
次セパレータ44の開度とウイノワ量との関係でみれ
ば、実施例の刻たばこ給送装置1は、2次セパレータ4
4の開度を保持したまま、ウイノワ量を増減することが
できる。ここでも両者の関係は非線形であり、ウイノワ
量を減少させるために、特に2次セパレータ44の開度
を小さくする必要がない。従って、極端に2次セパレー
タ44の開度を小さくしなくても、ウイノワ量を充分に
減少することができ、これにより、2次セパレータ44
内での詰まりが有効に防止できる。
【0030】更に、発明者等は、2次セパレータ44内
における刻たばこTHの空間に占める割合(刻たばこ量
/空間容積)と、刻たばこTHHの分離効率との関係につ
いては、その割合が低いほど高効率で分離が行われるこ
とを確認している。すなわち、2次セパレータ44の開
度が大きいほど、その空間容積が大きくなる分だけ、刻
たばこTHが占める割合は低くなる。この場合、2次セ
パレータ44内では、風送通路5内に戻されるべき刻た
ばこTHLと、排出されるべき刻たばこTHHとが相互に干
渉することなく、これらは良好に分離される。
【0031】これに対し、2次セパレータ44の開度が
小さければ、刻たばこTHが空間に占める割合が高くな
り、上述した干渉が発生しやすくなる。この場合、本来
は風送通路5内に戻されるべき比較的軽い刻たばこTHL
が、重い刻たばこTHHに絡まって一緒に排出されてしま
ったり、逆に、重い刻たばこTHHが、比較的軽い刻たば
こTHLと一緒に風送通路5に戻されてしまう。
【0032】上述のように、この実施例の刻たばこ給送
装置1では、2次セパレータ44の開度を大きくして
も、シーブ42の開口率を低く設定することで、空気流
速の低下を抑えることができる。従って、より大きい開
度で同じウイノワ量を得ることができ、上述した2次セ
パレータ44内の空間に占める刻たばこの割合を効果的
に低下させることができる。
【0033】次に、上述の実施例において、ダンパ92
を開いて導入通路90から空気循環系に外気を導入した
場合について説明する。ダンパ92が開かれると、導入
通路90を通じて回収ライン28、つまり、空気循環系
に外気が導入される。この場合、空気循環系にはシーブ
42の開口68及び2次セパレータ44に加えて、この
導入通路90からも外気が導入されるので、上述の実施
例の場合に比べて2次セパレータ44内に導入される外
気の量も少なくなる。このとき、ダンパ92の開度を大
きくすれば、それに伴って導入通路90の通路断面積が
大きくなり、その分、導入通路90を通じて空気循環系
に導入される外気の量も増加する。従って、ダンパ92
の開度を大きくすれば、その分だけ2次セパレータ44
から導入される空気量が少なくなる結果、2次セパレー
タ44内での空気流速が低下することになる。
【0034】上述したダンパ92の開度と2次セパレー
タ44内での空気流速との関係に基づいて、図4及び図
5の曲線に対するダンパ92の開度の影響を考えれば、
ダンパ92が開かれた場合、その開度を大きくすれば、
その分、図4の曲線は何れも下方にシフトする。一方、
図5の曲線は、ダンパ92の開度の増加に伴って上方に
シフトすることになる。従って、上述した実施例のよう
にシーブ42における開口率の可変調整と併せてダンパ
92の開度調整を行えば、刻たばこ給送装置1において
ウイノワ量を設定する範囲の自由度が更に高まる。
【0035】ところで、発明者等は、この種のシガレッ
ト製造機にあっては、刻たばこ給送装置1の空気循環系
における循環空気量が、製造されたシガレット製品の喫
味品質に与える影響が大きいことに着目し、その喫味品
質を高度に維持又は向上するためには、循環空気量の減
少が有効であることを確認している。具体的には、循環
系ファン20の回転数を低減することで、循環空気量を
減少することとし、循環系ファン20の回転数低減は、
上述したようにインバータ82を用いて行うことができ
る。
【0036】一方、循環空気量を単に低減すると、その
分、2次セパレータ44での空気流速も低下して、ウイ
ノワ量は増加するものと考えられる。ここで、図4及び
図5にはそれぞれ、循環空気量を低減しないで、循環系
ファン20を通常運転したときのデータを表す曲線が実
線で示されている。この場合、公知のシーブが使用され
ており、その開口率は100%である。これに対し、図4
及び図5中、2点鎖線で示される曲線は、循環空気量を
20%だけ減少したときのデータを表している。
【0037】図4からも明らかなように、循環空気量を
単に低減すると、図中実線で示される曲線は2点鎖線で
示される曲線にシフトし、2次セパレータ44の開度に
関わらず、空気流速は一様に落ち込むことが理解され
る。この場合、上述した実施例での説明と同一の開度A
1であっても、空気流速はきわめて低い値V100しか得ら
れない。
【0038】また、図5から明らかなように、2次セパ
レータ44での空気流速の落ち込みによって、全体的に
ウイノワ量は増加しており、その増加率は2次セパレー
タ44の開度が大きい領域で上昇する。また、実施例で
の説明と同じ開度A1であっても、ウイノワ量(W100
は極端に多いといえる。しかしながら、この実施例の刻
たばこ給送装置1によれば、循環空気量を低減している
にも拘わらず、シーブ42の開口率を適当に調整するこ
とで、循環系ファン20の通常運転時と同じ開度で、よ
り高い空気流速を得ることができる(図4中、α=5
%,0%の曲線参照)。更に、この実施例の刻たばこ給
送装置1では、循環系ファン20の通常運転時より循環
空気量を低減していても、図中、α=0%のときの曲線
とα=20%のときの曲線とに囲まれる領域内で、2次
セパレータ44内での空気流速を所望に調整することが
でき、これにより、通常運転時の空気流速レベルを充分
にカバーできる。
【0039】公知のシーブの場合、図5中実線で示され
るように、循環系ファン20の通常運転時でも、ウイノ
ワ量を比較的少量の所定値W5に設定するためには、2
次セパレータ44の開度をA0に設定する必要がある。
これに対し、実施例の刻たばこ給送装置1では、シーブ
42の開口率αを例えば5%に設定すれば、同じ所定値
5のウイノワ量をより大きい開度A1で得ることができ
る。従って、所望のウイノワ量に対して刻たばこの空間
に占める割合を低くし、上述した分離効率を容易に高く
することができる。
【0040】上述の実施例では、循環空気量を可変する
手段として、インバータ82を用いてモータ80の回転
数を可変し、これにより、循環系ファン20の回転数を
可変しているが、インバータ82を使用しないで、モー
タ80から循環系ファン20への動力伝達系に例えばプ
ーリ減速機を介挿し、循環系ファン20の回転数を可変
することもできる。ただし、実施例のようにインバータ
82を使用していれば、モータ80の回転数とともに供
給電力量を低減できるので、刻たばこ給送装置の運転コ
スト上、有利であるし、モータ80の発熱及び循環系フ
ァン24の温度上昇を抑えて、循環空気温が過度に上昇
するのを防止できる。
【0041】また、図1の刻たばこ給送装置1におい
て、循環系ファン20、モータ80、ハウジング32及
びサイクロン30等は、装置本体内に区画されたファン
ボックス84内に格納されており、このファンボックス
84に、換気扇86を配設することもできる。このよう
なファンボックス84は通常、刻たばこ給送装置1の一
端側部に設けられており、装置本体外の大気とは、上述
したオープン型底部46及び通気開口部48を介して接
続されている。そして、刻たばこ給送装置1の運転時、
この換気扇86を作動させてファンボックス84内を強
制的に換気すれば、モータ80及び循環系ファン20が
過度に高温化することがなく、それ故、空気循環系にお
いて供給される空気の温度が極端に高くなることもな
い。
【0042】また、シーブ42の開口率を可変できる範
囲は、実施例のように0%〜20%の範囲だけでなく、
0%〜100%の範囲で可変できるようにしてもよい。ま
た、一実施例では、調整プレート66の位置決めをボル
ト締めとしているが、例えば平行リンク機構を用いて調
整プレート66をスライドさせるようにしてもよい。次
に、図6を参照すると、シーブ42の開口率を自動制御
するための装置の構成がブロック図で示されている。上
述のように、実施例の刻たばこ給送装置1では、シーブ
42の開口率を調整することで、2次セパレータ44の
開度との関係から、図5に示す特性に基づいて所望のウ
イノワ量を得ることができる。従って、目標値として目
標ウイノワ量Wrを設定する一方、実際に得られたウイ
ノワ量Wpを検出すれば、これら目標ウイノワ量Wrと
実ウイノワ量Wpとの間の偏差に基づいてシーブ42の
開口率をフィードバック制御することができるものと考
えられる。
【0043】この場合、調整プレート66は本体プレー
ト64に対してスライド自在に取り付けられており、そ
の位置決めは、モータ100に駆動されるスライダ機構
102により行われるようになっている。スライダ機構
102は、例えばピニオン及びラックの組み合わせを用
いてモータ100の出力軸の回転を調整プレート66の
往復動として伝達する機構から構成することもできる
し、ボールねじ及びボールナットの組み合わせ等を用い
て構成することもできる。
【0044】モータ100にはエンコーダ104が接続
されており、モータコントローラ106は、エンコーダ
104から出力されるパルス信号に基づいてモータ10
0の回転角を制御し、調整プレート66の位置を位置決
め制御することができる。なお、シーブ42の開口率を
0%及び20%とする調整プレート66の位置をそれぞ
れ上限位置及び下限位置として、これら各位置でそれぞ
れリミットスイッチ108,110が作動するべく配置
されている。
【0045】モータコントローラ106には表示装置1
12が接続されており、この表示装置112には、エン
コーダ106から入力される信号に基づいてモータコン
トローラ106にて求めたシーブ42の開口率がディジ
タル表示されるようになっている。上述のように、2次
セパレータ44を通じて排出された刻たばこTHHは、振
動コンベヤ54に受け取られて搬送される。この搬送経
路の途中には計重器114が設置されており、この計重
器114により、搬送される刻たばこTHHの重量、つま
り、ウイノワ量が計測される。
【0046】計重器114から出力された計測信号は、
計重コントローラ116に入力されるようになってお
り、この計重コントローラ116は、計測信号に基づい
て単位時間当たりの実ウイノワ量Wpを求める。また、
計重コントローラ116は数値入力装置を備えており、
この入力装置から数値を入力して、目標ウイノワ量Wr
を設定することができる。なお、設定した目標ウイノワ
量Wr及び求めた実ウイノワ量Wpは、表示装置118
に表示させることができる。
【0047】図6の装置は、所望により自動運転モード
又は手動運転モードに切り換えることができる。具体的
には、モータコントローラ106にはスイッチボックス
120から作動信号が入力されるようになっており、こ
のスイッチボックス120は、図示のようにモータ10
0の駆動、つまり、シーブ42の開口率調整を自動制御
モード又は手動設定モードの何れかに切り換えるための
切換スイッチを備えている。
【0048】スイッチボックス120にて自動制御モー
ドが選択されている場合には、モータコントローラ10
6は、予め設定した目標ウイノワ量Wrを得るのに必要
なシーブ42の開口率αRを求め、そして、求めた必要
開口率αRとなる位置に調整プレート66を位置決めす
るべくモータ100を作動させる。一方、計重コントロ
ーラ116では、目標ウイノワ量Wrと実ウイノワ量W
pとの間の偏差に基づいてモータ制御信号を形成し、こ
の制御信号をモータコントローラ106にフィードバッ
クする。モータコントローラ106では、入力された制
御信号に基づいてモータ100を作動させ、シーブ42
の開口率を自動制御する。
【0049】これに対し、スイッチボックス120にて
手動設定モードが選択されている場合には、オペレータ
が表示装置118にて実ウイノワ量Wpを監視すること
により、シーブ42の開口率を適宜に調整して実ウイノ
ワ量Wpを増減する。具体的には、スイッチボックス1
20には、シーブ42の開口率を増減するためのスイッ
チもまた備えられており、オペレータが各スイッチを操
作すれば、その操作に応じてシーブ42の開口率が増減
される。この場合、実ウイノワ量Wpを少なくするとき
は、オペレータは減スイッチを操作してシーブ42の開
口率を小さくし、これに対し、実ウイノワ量Wpを多く
するときは、増スイッチを操作して開口率を大きくす
る。
【0050】実際に刻たばこ給送装置1により給送する
刻たばこにあっては、製造するべきシガレットの銘柄や
原料葉たばこの葉組により、その構成(排出するべき刻
たばこの混入割合)が種々に異なっており、全ての刻た
ばこについて図5の関係が適用できるとは限らない。し
かしながら、図6の装置を適用すれば、実ウイノワ量W
pに基づいてシーブ42の開口率を自動的に調整するこ
とができるので、給送する刻たばこの構成に関わらず、
常に一定のウイノワ量を得ることができる。従って、シ
ガレット製造上、原料ロスを適正に管理することでコス
トの低減が図られるし、また、2次セパレータ44内で
の詰まりを有効に防止することにより、刻たばこ給送装
置1の運転性能を安定化させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のシガレ
ット製造機の刻たばこ給送装置によれば、2次分離シュ
ートにおける通路断面積の設定だけに依存することな
く、種々に刻たばこ排出量を可変することができる。請
求項2のシガレット製造機の刻たばこ給送装置によれ
ば、排出されるべき刻たばこが第2選別シュート内に詰
まってしまうのを効果的に防止して、安定した適切な排
出量及び高い分離効率を得ることができる。
【0052】請求項3のシガレット製造機の刻たばこ給
送装置によれば、簡単な構成で刻たばこ排出量を種々に
可変することができる。また、請求項4のシガレット製
造機の刻たばこ給送装置によれば、請求項1〜3に加え
て循環空気量を低減することができるし、その分の第2
選別シュート内での空気流速の低下を充分に補償するこ
とができる。従って、より少ない循環空気量でも、充分
な刻たばこの排出量を確保することができ、また、第2
選別シュート内での詰まりも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シガレット製造機に適用された、一実施例の刻
たばこ給送装置1の概略的な構成を示した図である。
【図2】図1中、シーブを拡大して示した詳細断面図で
ある。
【図3】シーブの構造を詳細に示した正面図である。
【図4】実施例の刻たばこ給送装置における2次セパレ
ータ開度と空気流速との関係を説明するためのグラフで
ある。
【図5】実施例の刻たばこ給送装置における2次セパレ
ータ開度とウイノワ量との関係を説明するためのグラフ
である。
【図6】シーブ開口率を自動制御するための装置を概略
的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1 刻たばこ給送装置 2 サクションロッドコンベヤ(たばこバンド) 4 重力シュート(給送通路) 5 風送通路(給送通路) 10 1次ダンパ(空気循環系) 14,16,18 吹き出し口(空気循環系) 20 循環系ファン(空気循環系) 22 供給ライン(循環路) 28 回収ライン(循環路) 40 1次分離シュート 42 シーブ 44 2次セパレータ 50 エアロッカ(接続手段) 52 スターホイール(接続手段) 66 調整プレート(可変機構) 68 開口 80 モータ 82 インバータ(可変手段) 90 導入通路 92 ダンパ(可変機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 洋 群馬県高崎市宮原町1−1 日本たばこ 産業株式会社 高崎工場内 (72)発明者 村上 浩永 群馬県高崎市宮原町1−1 日本たばこ 産業株式会社 高崎工場内 (56)参考文献 特開 平8−256750(JP,A) 特開 平4−258279(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A24C 5/39

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シガレット製造機のたばこバンドまで延
    びる給送通路を有し、刻たばこを所定の空気流と共に風
    送する給送手段と、 前記給送通路内に前記空気流を発生させる一方、前記給
    送通路から循環路を通じて空気を回収し、この回収した
    空気を前記空気流として使用する空気循環系と、 前記給送通路に上端が連通するとともに、前記空気循環
    系外の大気開放域に開放された第1選別シュートと、 前記第1選別シュートよりも下流位置の前記給送通路に
    上端が連通し、下端が前記大気開放域に開放された第2
    選別シュートと、 前記第1選別シュートと前記第2選別シュートとの間を
    空圧的に遮断する一方、前記第1選別シュートから前記
    第2選別シュートへの刻たばこの通過を許容する接続手
    段と、 前記循環路及び前記第1選別シュートを含む前記空気循
    環系に、前記大気開放域から空気を調量して導入するた
    めの導入手段とを具備したことを特徴とするシガレット
    製造機の刻たばこ給送装置。
  2. 【請求項2】 前記導入手段は、前記第1選別シュート
    の大気開放面積を可変する可変機構を含むことを特徴と
    する請求項1に記載のシガレット製造機の刻たばこ給送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記導入手段は、前記循環路を前記大気
    開放域に連通させる導入通路、及び、この導入通路の通
    路断面積を可変する可変機構を含むことを特徴とする請
    求項1に記載のシガレット製造機の刻たばこ給送装置。
  4. 【請求項4】 前記空気循環系の単位時間当たりの空気
    循環量を可変する可変手段を更に具備したことを特徴と
    する請求項1から3の何れかに記載のシガレット製造機
    の刻たばこ給送装置。
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