JP2957094B2 - 置き針付きトルクドライバー - Google Patents

置き針付きトルクドライバー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、置き針を具備せしめた
トルクドライバーにおいて、その置き針の飛び動作を防
止し、締付トルク値等の指示精度を高めることができる
ようにした置き針付きトルクドライバーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の置き針付きトルクドライバー構造
としては、図1、図2に示す如き構造のものがあった。
つまり1は筒状の柄であって、この柄1の内部には、外
周囲がテーパに形成されている内側ばね受け部材2と、
この内外ばね受け部材2のテーパ面に接合する内周面を
有する外側ばね受け部材3が内装されており、その内側
ばね受け部材2は、柄1の内側に形成されているフラン
ジ部4に保持されているねじ5によって柄と一体的に締
結される。また上記内側ばね受け部材2の中心軸孔内に
はトーションバー6の一端部が挿通保持されており、こ
のトーションバー6の他端部は、外管7の先端部に、カ
プラー8を介して固定されている。さらに前記柄1の内
部には、外管7との接触部における摩擦力を緩和するた
め及び外管7のスラスト方向の荷重を緩和せしめるため
のベアリング9がベアリング受け部10によって嵌合保
持されている。
【0003】11は柄1と一体に設けられている指針で
あり、12は外管7と一体的に設けられている目盛板で
あって、この目盛12には、その目盛12の周方向に沿
って回動可能な置き針13が位置されている。14はト
ーションバー6へ、締付トルク以下のトルクである負荷
を予め作用させるプリロード機構である。
【0004】そしてこの従来構造のトルクドライバーを
用いてねじ締めを行なうとき、柄1をねじ締め方向へ回
転させると、トーションバー6に捩れが生じ、この捩れ
によって、柄1と一体の指針11が外管7と一体に設け
られている目盛板12上を移動し、そのねじ締付時のト
ルクか値が指示される。この指針11の動作に伴なっ
て、目盛板12側で回動可能に指示されている置き針1
3も目盛板12に沿って移動されるために、柄1による
ねじ締め力を開放して、トーションバー6の復元力で柄
1及び指針11を元の位置に戻しても、置き針13は締
付トルク値を指したままとなって締付トルクの検知が容
易となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような置き針付き
トルクドライバーを用いてねじの戻しトルクを知りたい
ときは、置き針13を図2の鎖線で示す位置となして指
針11と共に戻り動作するようにした後、柄1を図2に
おいて反時計方向に動作してねじの緩めを開始するが、
このとき、そのねじが緩んだときの反動が大であると、
そのときの指針の急激な動作(反動)を置き針13が受
けて置き針が必要以上に戻されてしまう(飛びが生じ
る)ことがあって、その置き針13によって正確な戻し
トルクを検知することができないという不具合があっ
た。この動作はねじの増し締めのときに生じることがあ
って、正確な増し締めトルクを検知することができない
場合もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
置き針付きトルクドライバーの不具合に着目してなされ
たもので、置き針付きトルクドライバーにおける置き針
がねじの増し締め動作時、又は戻し動作時における反動
等によって変動しない構造となしたものである。すなわ
ち本発明では、置き針を柄側に支持せしめることで、そ
の柄にねじの増し締め動作時又は戻し動作時において急
激な反動を生じたとしても、置き針が飛動することな
く、その置き針によって正確な締付けトルク又は戻しト
ルクを検知することができる置き針付きトルクドライバ
ーを提供することにある。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0008】図3乃至図5において、21はトルクドラ
イバーの柄であって、この柄21には、この柄と同一軸
線上に位置される外管22の尾端部が鋼球23を介して
同軸に結合保持されている。この外管22の先端内部に
はトーションバー24の一端が結合部材25を介して固
定されており、また柄21の内部には、前記トーション
バー24の他端が結合部材26を介して固定されてい
る。
【0009】27は取付ねじ28によって柄21に固定
されている目盛板であり、この目盛板27に対応する指
針29は、前記の外管22に固定されている。
【0010】30は置き針であって、この置き針30
は、柄21の端部外周面に、摩擦保持のためのOリング
31を介して摩擦係合されているセットリング32に固
定されているものである。33は目盛板27に固定され
ていて、ねじの締付時又は戻し時のトーションバー24
に作用するオーバートルクを防止するために設けられて
いるストッパーピンを示す。
【0011】以上が本実施例の置き針付きトルクドライ
バー構造であって、次にその作用について述べると、こ
のトルクレンチを用いて例えばねじ締めを行なうとき、
外管22の先端に不図示のビットを嵌着し、そこで柄2
1を締め付け方向へ回転させる。この柄21を回転させ
ることによって、柄21に固定されている目盛板27が
回動し、これによって、外管22と固定関係にある指針
29により、目盛板27上の締付けトルク値を示す。こ
の柄21の回動動作に伴なってセットリング32に指示
されている置き針30が回動し、指針29に当った所で
接触停止し、締付け完了時のトルクが置き針によっても
指示される。
【0012】ねじ締め完了後柄21の回動力を解放すれ
ば、トーションバーの復元力により柄21と共に目盛板
27が復元するが、このときの置き針30も目盛板27
と共に、回動するため、置き針30による指示値は前記
締付トルク値を指したままであって、締付トルク値の確
認がねじ締め完了後でも確実に行なえる。同様にしてね
じの戻し時におけるトルク値も測定できる。
【0013】このように本実施例による置き針付きトル
クドライバーにあっては、置き針30が、柄21に摩擦
手段を介して保持されていることから、例えばねじの締
付時(増し締め時)又は戻し時において急激な締付トル
ク又は戻しトルクが生じて、その柄が瞬間的に回動する
ような反動が生じても、その反動で置き針が飛ばされる
ような位置ずれを生じることがなく、従ってその置き針
によって、正確な締め付けトルク値又は戻しトルク値が
指示(表示)される。
【0014】
【発明の効果】以上の本発明は、柄21と外管22の一
端部とを同心的にしかも互に回転可能に保持せしめると
共に、その柄21と外管22をトーションバー24を介
して連結せしめたトルクドライバーにおいて、外管22
に指針29を固定し、この指針29に対応する目盛板2
7を柄21に固定し、さらにこの柄21の外周囲にセッ
トリング32を摩擦結合せしめ、このセットリング32
に前記指針29により指示位置が規制される置き針を設
けた置き針付きトルクドライバーであるから、これによ
れば例えばねじの締付時(増し締め時)又は戻し時にお
いて急激な締付トルク又は戻しトルクが生じて、その柄
が瞬間的に回動するような反動が生じても、その反動で
置き針が飛ばされるような位置ずれを生じることがな
く、正確な締め付けトルク値又は戻しトルク値が置き針
によって確認できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の置針付きトルクドライバーを示した構造
説明図。
【図2】図1における右側面図。
【図3】本発明実施例の置針付きトルクドライバーを示
した構造説明図。
【図4】本発明実施例の置き針付きトルクドライバーを
示した要部拡大断面図。
【図5】図4における右側面図。
【符号の説明】
21…柄 22…外管 23…鋼球 24…トーション
バー 25…結合部材 26…結合部材 27…目盛板 28…取付ねじ 29…指針 30…置き針 31…Oリング 32…セットリン
グ 33…ストッパーピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄(21)と外管(22)の一端部とを
    同心的にしかも互に回転可能に保持せしめると共に、そ
    の柄(21)と外管(22)をトーションバー(24)
    を介して連結せしめたトルクドライバーにおいて、外管
    (22)に指針(29)を固定し、この指針(29)に
    対応する目盛板(27)を柄(21)に固定し、さらに
    この柄(21)の外周囲にセットリング(32)を摩擦
    結合せしめ、このセットリング(32)に前記指針(2
    9)により指示位置が規制される置き針を設けたことを
    特徴とする置き針付きトルクドライバー。
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