JP2956460B2 - 砂浜を有する造波プール - Google Patents

砂浜を有する造波プール

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JP2956460B2
JP2956460B2 JP5346089A JP34608993A JP2956460B2 JP 2956460 B2 JP2956460 B2 JP 2956460B2 JP 5346089 A JP5346089 A JP 5346089A JP 34608993 A JP34608993 A JP 34608993A JP 2956460 B2 JP2956460 B2 JP 2956460B2
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sandy beach
sand
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喜種 草川
範久 小段
英樹 寺沢
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JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、砂浜を有する造波プ
ール、特に、プール底が露出する程度に浸食されること
がない、砂浜を有する造波プールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在構築されている、砂浜を有する造波
プールは、砕波による砂浜の浸食を軽減するために、砂
浜を遠浅にして、大きな波が砂浜に打ち寄せないように
したり、あるいは、砂の粒径が小さいと砂浜が浸食され
やすいことから、全ての砂の粒径を5〜70mm程度の
大きなものにするなどの手段を講じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大きな
波が打ち寄せない砂浜、あるいは、全ての砂の粒径が極
端に大きい砂浜は、自然の砂浜に程遠く、しかも、砂の
粒径が大きい砂浜は、砂利の上を歩く感覚となるので、
足の痛みが避けられないばかりか、転倒による怪我等、
安全上の問題もあった。
【0004】従って、この発明の目的は、自然に近い粒
径の砂を使用することができ、しかも、砕波によって浸
食されても、プール底が露出する程度に浸食されること
がない、砂浜を有する造波プールを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、水深が波打際から沖に向かって
徐々に深くなるような勾配の底を有するプール本体と、
前記プール本体の沖側に設置された造波装置と、前記プ
ール本体の浅瀬側に設けられた砂浜とからなる、砂浜を
有する造波プールにおいて、砕波により浸食されやすい
砂浜部分の、砂浜と沖側との境界部から砂浜側に砂層の
厚さ寸法と同寸法の長さの範囲の砂浜の砂の粒径は、5
〜70mmの範囲内であり、それ以外の前記砂浜の砂の
粒径は、1〜2mmの範囲内であることを特徴とする、
砂浜を有する造波プールにより、上述した課題を解決す
る。
【0006】また、請求項2の発明は、水深が波打際か
ら沖に向かって徐々に深くなるような勾配の底を有する
プール本体と、前記プール本体の沖側に設置された造波
装置と、前記プール本体の浅瀬側に設けられた砂浜とか
らなる、砂浜を有する造波プールにおいて、砕波により
浸食されやすい砂浜部分の、砂浜と沖側との境界付近の
砂層のうち、厚さが砂層の厚さの1/2である下層の砂
の粒径は5〜70mm の範囲内であり、それ以外の前記
砂浜の砂の粒径は1〜2mmの範囲内であることを特徴
とする、砂浜を有する造波プールにより、上述した課題
を解決する。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、砕波により浸食され
やすい砂浜部分の、砂浜と沖側との境界部から砂浜側に
砂層の厚さ寸法と同寸法の長さの範囲の砂浜の砂の粒径
を、5〜70mmの範囲内としたので、砕波によって砂
が移動し、砂浜が浸食するのが防止される。また、それ
以外の前記砂浜の砂の粒径を、1〜2mmの範囲内とし
たので、遊戯者は、自然の砂浜の感覚が味わえる。
【0008】また、請求項2の発明によれば、砕波によ
り浸食されやすい砂浜部分の、砂浜と沖側との境界付近
の砂層のうち、厚さが砂層の厚さの1/2である下層の
砂の粒径を5〜70mmの範囲内とし、それ以外の前記
砂浜の砂の粒径を1〜2mmの範囲内としたので、砂浜
の表層は全体に渡って自然に近い粒径の砂で構成され
る。また、上層の小さい粒径の砂が浸食されても、下層
には大きい粒径の砂が存在するので、プール底面が露出
することがない。
【0009】
【実施例】次に、この発明の、砂浜を有する造波プール
の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、この発明の、砂浜を有する造波プ
ールの一実施態様を示す概略平面図、図2は、図1のA
−A線断面図、図3は、この発明の、砂浜を有する造波
プールの浸食されやすい砂浜部分の拡大図である。
【0011】図1及び図2において、1は、水深が波打
際から沖に向かって徐々に深くなるような勾配の底を有
するプール本体、2は、プール本体の沖側に設置され
た、従来公知の造波装置、3は、プール本体の浅瀬側に
設けられた砂浜である。図3において、4は、波によっ
て浸食されやすい砂浜部分の一例である。砕波により浸
食されやすい砂浜部分の、砂浜と沖側との境界部から砂
浜側に砂層の厚さ寸法と同寸法の長さの範囲の砂浜4の
砂の粒径は、5〜70mmの範囲内である。その他の部
分の砂の粒径は、1〜2mmの範囲である。
【0012】このように、砕波により浸食されやすい部
分の砂浜4の砂の粒径を大きくしたので、砕波によって
砂が移動し、砂浜4が浸食するのが防止される。また、
その他の砂の粒径を、自然の砂浜の砂の粒径とすること
によって、遊戯者は、自然の砂浜の感覚が味わえる。
【0013】図4は、この発明の、砂浜を有する造波プ
ールの他の実施形態における砂浜境界部分の拡大図であ
る。図4に示すように、砕波により浸食されやすい部分
の砂浜と沖側との境界付近の砂層のうち、厚さが1/2
である下層の砂の粒径は、5〜70mmの範囲内であ
る。また、それ以外の砂の粒径は1〜2mmの範囲であ
る。この場合には、砂浜3全体の砂の粒径が自然の砂の
粒径に近づくと共に、例え、浸食されやすい部分の砂浜
3の上層が浸食されても、下層に浸食されにくい粒径の
大きな砂が敷かれているので、プール底が露出する程度
に浸食されることはない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、砕波により浸食されやすい砂浜部分の、砂浜と沖側
との境界部から砂浜側に砂層の厚さ寸法と同寸法の長さ
の範囲の砂浜の砂の粒径を、5〜70mmの範囲内と
し、それ以外の砂浜の砂の粒径を、1〜2mmの範囲内
としたので、遊戯者は自然の砂浜の感覚が味わえ、しか
も、砕波によって砂が移動し、砂浜が浸食するのが防止
される。
【0015】また、砕波により浸食されやすい砂浜部分
の、砂浜と沖側との境界付近の砂層のうち、厚さが砂層
の厚さの1/2である下層の砂の粒径を5〜70mmの
範囲内とし、それ以外の前記砂浜の砂の粒径を1〜2m
mの範囲内としたので、砂浜の表層が全体に渡って自然
に近い粒径の砂で構成され、しかも、上層の小さい粒
の砂が浸食されても、プール底面が露出することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、砂浜を有する造波プールの一実施
態様を示す概略平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この発明の、砂浜を有する造波プールの浸食さ
れやすい砂浜境界部分の拡大図である。
【図4】この発明の、砂浜を有する造波プールの他の実
施態様における砂浜境界部分の拡大図である。
【符号の説明】
1:プール本体、 2:造波装置、 3:砂浜、 4:粗い砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−119438(JP,A) 特開 平5−195640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 3/18 502

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水深が波打際から沖に向かって徐々に深
    くなるような勾配の底を有するプール本体と、前記プー
    ル本体の沖側に設置された造波装置と、前記プール本体
    の浅瀬側に設けられた砂浜とからなる、砂浜を有する造
    波プールにおいて、砕波により浸食されやすい砂浜部分の、砂浜と沖側との
    境界部から砂浜側に砂層の厚さ寸法と同寸法の長さの範
    囲の砂浜の砂の粒径は 、5〜70mmの範囲内であり、 それ以外の前記砂浜の砂の粒径は、1〜2mmの範囲内
    であることを特徴とする、砂浜を有する造波プール。
  2. 【請求項2】 水深が波打際から沖に向かって徐々に深
    くなるような勾配の底を有するプール本体と、前記プー
    ル本体の沖側に設置された造波装置と、前記プール本体
    の浅瀬側に設けられた砂浜とからなる、砂浜を有する造
    波プールにおいて、 砕波により浸食されやすい砂浜部分の、砂浜と沖側との
    境界付近の砂層のうち、厚さが砂層の厚さの1/2であ
    る下層の砂の粒径は5〜70mmの範囲内であり、 それ以外の前記砂浜の砂の粒径は1〜2mmの範囲内で
    あることを特徴とする、砂浜を有する造波プール。
JP5346089A 1993-12-22 1993-12-22 砂浜を有する造波プール Expired - Lifetime JP2956460B2 (ja)

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