JP2955036B2 - ホーンボタンを有するステアリングホイールの製造方法 - Google Patents

ホーンボタンを有するステアリングホイールの製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホーンボタンを有するス
テアリングホイールに係り、特にホーンボタン部分の周
囲に間隙が生じないようにしたホーンボタンを有するス
テアリングホイールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からホーンボタンを有するステアリ
ングホイールは、図7乃至図14で示すように、ボタン
を押したときに、ボタンがホーンケースその他のボタン
周辺部材と干渉しないように、ボタンとホーンケースそ
の他の部材間の全周にわたり、間隙を設けていた。
【0003】即ち、図7及び図8で示す技術は、ステア
リングホイール71のグリップ72にホーンボタン73
を形成した例を示すものであり、グリップ72の環74
より内側に形成されたスポーク部75に凹部76を形成
し、この凹部76に硬質のホーンケース77を配設し、
このホーンケース77内に接点80及びホーンプレート
78をスプリング79を介して配設し、ホーンプレート
78の上部にボタン部73aを形成していた。なお図8
中、符号81はホーンカバー,符号82は芯金,符号8
3はボディカバーである。
【0004】図9及び図10で示す技術は、ステアリン
グホイール71のモジュールカバー91の部分にホーン
ボタンを形成した例を示すもので、グリップ72のスポ
ーク部75の上方位置にあるモジュールカバー91の端
部側に、ホーンボタン73を取着する穴92を形成し、
この穴92の部分にホーンケース93を形成し、上記従
来技術と同様なホーンボタンを形成したものである。な
お図10中、符号91aはボタン部である。
【0005】図11及び図12で示す技術は、モジュー
ルカバー101とグリップ72のスポーク部75との合
わせ部分にホーンボタンを形成した例を示すものであ
り、グリップの突起部75とモジュールカバー101と
の間にホーンケース102を配設し、前述の従来技術と
同様なホーンボタンを形成したものである。
【0006】図13及び図14で示す技術は、フローテ
ィング方式と称される技術であり、モジュールカバー1
10全体がホーンの役割をしており、モジュールカバー
全体110がボタン部を形成し、モジュールカバーの下
部に、ホーンプレート,スプリング,接点等(いずれも
図示せず)が配設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図7及び図8で示
す技術または図11及び図12で示す技術は、外観上、
ボタン部73aとホーンケース76,102の間に間隙
Xがあり、外観上好ましくない。またホーンボタン73
の形成位置が限定され、デザインの自由度が制限され、
さらにボタン部73a及びホーンケース76の硬度を高
くしており、ステアリングホイール71のグリップ部7
2及びホーンカバー81或はモジュールカバー101と
の硬度差が生じ、ボタン部73aとホーンケース76,
102の硬度が大きく感触に問題があった。
【0008】図9及び図10で示す技術は、上記従来技
術と同様な問題の他に、ボタン部91aがモジュールカ
バー91と干渉する虞があるので、上記従来技術よりさ
らに間隙を大きく形成する必要があるという問題があっ
た。
【0009】図13及び図14で示す技術は、モジュー
ルカバー110の下部機構が複雑になり、ホーンスイッ
チのバネ上荷重が大きくなり、振動性が悪くなる。また
吹鳴するときには、モジュールカバー110のいずれの
箇所を押してもよいようにするため、モジュールカバー
110とグリップ部72との間隙Y及び段差が多く、連
続感に欠けることとなる。さらに重量が重くなり、操縦
安定性に影響を及ぼすこととなる。
【0010】このように従来技術では、ホーンボタン或
はボタン部と、このホーンボタン或はボタン部の周囲部
材との間に間隙があり、前記した問題があるばかりでな
く、間隙から異物が浸入したり、間隙部分が汚れてしま
うという問題もあった。
【0011】本発明の目的は、ホーンボタン部分の周囲
に間隙が生じないようにして、外観を向上させると共に
デザインの自由度を大きくし、且つ違和感がなく感触の
よいホーンボタンを有するステアリングホイールの製造
方法の提供にある。本発明の他の目的は、部品点数の削
減及び組付性の良好なホーンボタンを有するステアリン
グホイールの製造方法の提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るホーンボタ
ンを有するステアリングホイールの製造方法は、少なく
ともスプリングとホーンプレートを収容するケースと、
このケース内で前記スプリングを介して可動可能に配設
される前記ホーンプレートと、このホーンプレートの可
動によって当接する接点と、前記ホーンプレートの押圧
部材と、を備えたホーンボタンを有するステアリングの
製造方法であって、上下金型で前記ケース及び押圧部材
となる硬質樹脂部分を成形する第1成形工程と、前記ケ
ース及び押圧部材の上部に軟質樹脂カバー部分を上型を
変えて成形する第2成形工程と、脱型後に前記ホーンプ
レート及びスプリングをケース内に装着する組付工程
と、からなるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。図1乃至図6は本発明の
一実施例を示すものであり、本例のホーンボタンを有す
るステアリングホイール20は、図2で示すように、グ
リップ21側に凹部13を形成し、この凹部13内にホ
ーンボタン10を形成した例を示すものである。
【0014】ホーンボタン10は、図1で示すように、
硬質樹脂からなるホーンケース11と、ホーンケース1
1と一体に成形される押圧部材12と、軟質樹脂から形
成され押圧部材12の上方に成形されるカバー部14
と、押圧部材12によって押されるホーンプレート15
と、接点16とホーンプレート15との間に配設される
スプリング17と、を備えてなるものである。
【0015】本例のホーンケース11は、中空の箱体を
しており、底面11aには接点16が箱体内に突出でき
るように穴11bが形成され、底面11a内側にはスプ
リング17を規制する突起11cが形成されている。ま
たホーンケース11の内側側壁11dにはガイド溝11
eが上下方向に所定数形成されており、ホーンケース1
1の上部には、押圧部材12が、ホーンケース11に上
下方向摺動可能に配設されている。本例のガイド溝11
eは末広がりに形成されているが、同一幅の溝であって
も良い。
【0016】本例の押圧部材12は、下部に押圧突起1
2aが形成され、この押圧突起12aと一体に受け面1
2bが形成されている。そしてこの受け面12bの上部
には、柔軟性のあるカバー部14が形成されている。カ
バー部14はホーンケース11の上端11f及び受け面
12bと一体に成形されている。
【0017】本例のホーンプレート15は、底面11a
と押圧部材12の間に、コイルスプリング17を介して
配設されており、下端部には接点16と当接する突起1
5aが形成され、上部周囲には、前記ガイド溝11eと
係合する係合突起15bが形成されている。
【0018】なお図1中の符号31はステアリングホイ
ール20のグリップ21とコア部とを連結する芯金であ
り、符号32はボディカバー,符号33はホーンパッド
である。また上記実施例では、コイルスプリング17を
用いているが、板バネであっても良い。
【0019】ホーンボタン10の作用は,図3及び図1
で示すように、常時には、グリップ21部と略同じ面に
カバー部14が位置しており、その感触は柔らかく、他
のグリップ21部分と違和感がなく形成されている。そ
してホーンボタン10を押して吹鳴させるときには、カ
バー部14の上から押しつけると、図3で示すように、
カバー部14材及び押圧部材12がホーンプレート15
をスプリング17の弾撥力に反して、接点16側に摺動
させ、ホーンプレート15の突起15aと接点16とを
接触させる。このとき、ホーンプレート15の係合突起
15bが、ガイド溝11eによって規制されるので、ガ
タ付かずスムーズに移動する。またコイルスプリング1
7は、底部11aの突起11cにより規制され、略真直
に圧縮される。
【0020】上記ホーンボタン10の製造方法について
図4乃至図6に基づいて説明する。先ず、図4はホーン
ケース11及び押圧部材12の部分を成形する工程を示
すものであり、この図4で示すように、上下型22,2
3によってホーンケース11及び押圧部材12となる硬
質樹脂部分を、射出成形によって成形する第1成形工程
によって、硬質のホーンケース11及び押圧部材12を
成形する。この上下型22,23は、穴11bの部分を
除いて底面11aとスプリング17の係止突起11cを
成形する底部形成空間部24と、この底部形成空間部2
4と狭い間隙25を介してホーンケース11の外周を形
成する外周形成空間部26と、この外周形成空間部26
の所定箇所にガイド溝11eとなる空間27と、この外
周形成空間部26と連通する押圧部材12を形成する押
圧部材形成空間部28とが一体となったものである。
【0021】次にホーンケース11及び押圧部材12の
上部に軟質樹脂カバー部14分を射出成形する第2成形
工程を行なう。即ち、図5で示すように、図4で示した
上型22の形状に付加して、押圧部材形成空間部28の
上部にカバー部形成空間部29を備えた別の上型30
(このカバー部形成空間部28以外は上記上型22と同
じ空間部を備えたもの)を用いて、軟質樹脂を射出して
成形を行なう。このようにすることによって、押圧部材
12の上部を覆ってホーンケース11と一体となったカ
バー部14が成形される。
【0022】次に、上記のようにしてホーンケース11
と押圧部材12とカバー部14が一体となって成形され
たものを脱型する。そして図6のイで示すように、ホー
ンプレート15をホーンケース11に収容し、さらにコ
イルスプリング17を装着し、底面11aを折り曲げて
一体とする。
【0023】そして、図1で示すように、グリップ21
の内側に突出したスポーク部にホーンボタン10を配設
するために、凹部13を形成し、この凹部13に予め接
点16を配設し、この接点16の上からホーンボタン1
0を取着する。なお接点16は、ホーンケース11の底
面11aに予めコンタクトプレートをインサートし、一
体成形しても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、ボタン部と
ホーンケースが一体に成形できるので、部品点数の削減
及び組付が容易となり、またホーンボタン部分の周囲に
間隙が生じないようにして、外観を向上させると共にデ
ザインの自由度が大きくなり、且つ違和感がなく感触の
よいホーンボタンを有するステアリングホイールを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステアリングホイールを示す図2
のA−A線による部分断面図である。
【図2】本発明に係るステアリングホイールの斜視図で
ある。
【図3】本発明のホーンボタンの吹鳴状態を示す説明図
である。
【図4】本発明のホーンボタンの第1成形工程を示す断
面図である。
【図5】本発明のホーンボタンの第2成形工程を示す断
面図である。
【図6】図6のイは本発明のホーンボタンの組付状態を
示す一部切欠いた構成斜視図であり、図6のロはホーン
ケースの断面斜視図である。
【図7】従来例を示すホーンボタンを備えたステアリン
グホイール20の平面図である。
【図8】図7のB−B線による部分断面図である。
【図9】従来例を示すホーンボタンを備えたステアリン
グホイールの平面図である。
【図10】図9のC−C線による部分断面図である。
【図11】従来例を示すホーンボタンを備えたステアリ
ングホイールの平面図である。
【図12】図11のD−D線による部分断面図である。
【図13】従来例を示すホーンボタンを備えたステアリ
ングホイールの平面図である。
【図14】図13のE−E線による部分断面図である。
【符号の説明】
10 ホーンボタン 11 ホーンケース 12 押圧部材 14 カバー部 15 ホーンプレート 16 接点 17 スプリング 22,30 上型 23 下型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともスプリングとホーンプレート
    を収容するケースと、該ケース内で前記スプリングを介
    して可動可能に配設される前記ホーンプレートと、該ホ
    ーンプレートの可動によって当接する接点と、前記ホー
    ンプレートの押圧部材と、を備えたホーンボタンを有す
    るステアリングの製造方法であって、上下金型で前記ケ
    ース及び押圧部材となる硬質樹脂部分を成形する第1成
    形工程と、前記ケース及び押圧部材の上部に軟質樹脂カ
    バー部分を上型を変えて成形する第2成形工程と、脱型
    後に前記ホーンプレート及びスプリングをケース内に装
    着する組付工程と、からなるホーンボタンを有するステ
    アリングホイールの製造方法。
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