JP2953554B2 - 電線の絡み防止具を備えた電線棚 - Google Patents

電線の絡み防止具を備えた電線棚

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JP2953554B2 JP30515193A JP30515193A JP2953554B2 JP 2953554 B2 JP2953554 B2 JP 2953554B2 JP 30515193 A JP30515193 A JP 30515193A JP 30515193 A JP30515193 A JP 30515193A JP 2953554 B2 JP2953554 B2 JP 2953554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線を巻き込んだカセ
ットリールから電線を引き出す際に、電線が隣接するカ
セットリールや種々の機器に絡みつく障害を防止するた
めの絡み防止具を備えた電線棚に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電線の加工工程においては、図
10に示すように、電線aを巻き込んだカセットリール
bを電線棚cに多数本並列に配置し、これらのカセット
リールbの巻取軸方向から電線aを引き出し、張力調整
装置dを経て加工装置eに向けて(図中の矢印方向)導
出することが行われている。
【0003】加工装置eへ電線aを導出する際に、図1
1の矢印Fで示すように、勢いよく電線aが引っ張られ
ると、カセットリールbに巻かれた電線aが、図12の
矢印Wに示すように、遠心力で大きく振り回され、図1
3に示すように、隣接するカセットリールb′や、図1
4に示すような他の電線a′等に絡みつき、電線aの供
給が阻害されて加工装置が停止したり、断線が起きるな
どの障害が発生する問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、並列に配置したカセット
リールから電線を円滑に導出できる絡み防止具を備えた
電線棚を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、請求項1に記載した発明は、電線を巻き込んだカセ
ットリールを並列に配置して該カセットリールから電線
を導出するようにした電線棚であって、該電線棚の隣接
するカセットリール相互間に仕切り板を配設してなるこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2に記載した発明は、電線を巻き込
んだカセットリールを並列に配置して該カセットリール
から電線を導出するようにした電線棚であって、該カセ
ットリールの巻取軸の上方に絡み防止リングを配設し、
該絡み防止リングの内側を通じて電線を導出するように
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、隣接するカセ
ットリール間に絡み防止具としての仕切り板を設けてあ
るため、電線が勢いよく引き出されて電線が振り回され
たときに、電線が仕切り板に当たってその勢いが抑えら
れ、隣接するカセットリールや他の電線に対して絡みつ
くことがなくなり、電線は円滑に導出される。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、カセット
リールの巻取軸の上方に絡み防止具としての絡み防止リ
ングを設けてあるため、電線が勢いよく引き出されて電
線に対し振り回す力が働いた場合においても、電線は、
絡み防止リング内で回転するので、隣接するカセットリ
ールや他の電線に対して絡みつく障害が解消され、電線
の導出が円滑に行われる。
【0009】
【実施例】図1は、請求項1に記載した発明の実施例に
係わる電線棚Aの平面図である。電線棚Aは、種々の電
線加工装置(図示せず)に電線を供給するため、電線を
巻き込んだカセットリール1を配置しておくもので、平
板あるいはチャンネル材によって形成された棚板2の上
に、カセットリール1を支持する複数のリール支持柱3
を立設し、隣接するカセットリール1間に、図2に示す
ような、屏風状の仕切板4を立設して成る。
【0010】カセットリール1は、図3に示すように、
筒状のリール5の両端に、それぞれ上蓋5aと下蓋5b
を有し、上蓋5aと下蓋5b間に電線6を巻き込んだも
のであり、リール支持柱3にカセットリール1のリール
5を嵌挿して棚板2上に配置される。電線6は、図3の
矢印に示すように、リール5の直上すなわち電線6の巻
取軸方向に導出されるようにしてある。
【0011】電線6が勢いよく引き出されると、図4の
矢印に示すように、電線が振り回されるが、このとき電
線6は仕切板4に当たってその勢いが減殺され、大きく
振り回されることがなくなり、隣接するカセットリール
1′や他の電線6′などに絡みつく障害が排除される。
なお、仕切板4の形状は上記の屏風状に限らず、隣接す
るカセットリール1間を仕切るものであれば、平板状な
どの形状であってもよい。
【0012】図5は、請求項2に記載した発明の実施例
に係わる電線棚Bの要部を示す側面図であり、図6はそ
の一部を切欠いて示した斜視図である。電線棚Bは、平
板あるいはチャンネル材によって形成された棚板7の上
に、カセットリール1を支持する複数のリール支持柱8
を立設すると共に、リール支持柱8の上方に絡み防止リ
ング9を備えている。
【0013】絡み防止リング9は、図6に示すように、
金属線を環状に形成したもので、内径をカセットリール
1の上蓋5aと略同径とし、その中心をリール支持柱8
の中心軸に合致させて、溶接された支柱10を介して棚
板7に立設してある。絡み防止リング9を設ける位置
は、カセットリール1の上蓋5aの上方約3〜5cmが
好適である。絡み防止リング9の上方には、電線導出孔
11を有する天井板12が設けられ、カセットリール1
に巻かれた電線6は、電線導出孔11を通じて外部へ導
出されるようにしている。
【0014】図7に示すように、カセットリール1か
ら、絡み防止リング9および電線導出孔11を通じて矢
印方向に電線6の引き出しが行われると、電線6はカセ
ットリール1から振り解かれて、大きく振り回されよう
とする。このとき、電線6は、図8の矢印に示すように
振り回されるが、図9に拡大して示すように、絡み防止
リング9の内側9aに接触しつつ回転しながら引き出さ
れるため、絡み防止リング9との摩擦抵抗により振り回
される振幅が抑制され、隣接するカセットリールや他の
電線に絡みつく現象が解消される。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、電線棚
の隣接するカセットリール間に仕切り板を設けてあるた
め、電線が勢いよく引き出されて電線が振り回されたと
きに、電線が仕切り板に当たってその勢いが抑えられ、
隣接するカセットリールや他の電線に対して絡みつくこ
とがなくなり、電線は円滑に導出される。請求項2に記
載の発明によれば、カセットリールの上方に設けた絡み
防止リングにより、引き出される電線が大きく振り回さ
れことがなくなり、隣接するカセットリールや他の電線
等に対して電線が絡みつく障害が解消されるなどの利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の実施例に係わる電線
棚の平面図である。
【図2】図1の仕切板を示す斜視図である。
【図3】図1の電線棚の側面図である。
【図4】図3のカセットリールから電線を引き出す工程
の説明図である。
【図5】請求項2に記載した発明の実施例に係わる電線
棚の側面図である。
【図6】図5の電線棚の一部を切欠いて示した斜視図で
ある。
【図7】図5のカセットリールから電線を引き出す工程
の説明図である。
【図8】図7の工程における絡み防止リングと電線との
接触状態を示す側面図である。
【図9】図8の絡み防止リングと電線との接触状態を示
す拡大説明図である。
【図10】従来の電線棚から電線を導出する工程を示す
説明図である。
【図11】図10のカセットリールから電線を引き出す
工程の説明図である。
【図12】図11の工程において電線が大きく振り回さ
れる状態を示す側面図である。
【図13】図12の工程で電線が隣接するカセットリー
ルに絡みつく状態を示すが側面図である。
【図14】図12の工程で電線が他の電線に絡みつく状
態を示すが側面図である。
【符号の説明】
A、B 電線棚 1 カセットリール 4 仕切板 6 電線 9 絡み防止リング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を巻き込んだカセットリールを並列
    に配置して該カセットリールから電線を導出するように
    した電線棚であって、該電線棚の隣接するカセットリー
    ル相互間に仕切り板を配設してなることを特徴とする電
    線の絡み防止具を備えた電線棚。
  2. 【請求項2】 電線を巻き込んだカセットリールを並列
    に配置して該カセットリールから電線を導出するように
    した電線棚であって、該カセットリールの巻取軸の上方
    に絡み防止リングを配設し、該絡み防止リングの内側を
    通じて電線を導出するようにしたことを特徴とする電線
    の絡み防止具を備えた電線棚。
JP30515193A 1993-12-06 1993-12-06 電線の絡み防止具を備えた電線棚 Expired - Fee Related JP2953554B2 (ja)

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