JPH0720128Y2 - ケーブルバスケット - Google Patents

ケーブルバスケット

Info

Publication number
JPH0720128Y2
JPH0720128Y2 JP4863090U JP4863090U JPH0720128Y2 JP H0720128 Y2 JPH0720128 Y2 JP H0720128Y2 JP 4863090 U JP4863090 U JP 4863090U JP 4863090 U JP4863090 U JP 4863090U JP H0720128 Y2 JPH0720128 Y2 JP H0720128Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
guide
storage space
core
basket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4863090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH047570U (ja
Inventor
義明 宮長
和央 牧野
政志 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4863090U priority Critical patent/JPH0720128Y2/ja
Publication of JPH047570U publication Critical patent/JPH047570U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0720128Y2 publication Critical patent/JPH0720128Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クレーンの吊具等への給電を行うケーブルを
納めるケーブル収納装置付ケーブルバスケットに関する
ものである。
〔従来の技術〕
クレーンの吊具に設置されるケーブルバスケットは、ケ
ーブルを収納する囲いと、その中に配置された円錐並び
に円筒状の芯とからなり、吊具の巻上げに伴い、送り込
まれてきたケーブルが自重と撚りによって、自然に芯の
まわりに巻き付けられるようになっている。
また、実開昭64−12084号公報に示す如く、ケーブルガ
イドの中心軸に対して一方向に回転するケーブルガイド
を設け、強制的にケーブルを巻き込むようにしたものが
ある。
このものではケーブルガイドの回転駆動源としてトルク
モータを採用しているが、渦巻ばね等、他の駆動源によ
り回転力を得る方式も提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち、前者は、吊具の上昇速度が遅い場
合には、問題無く機能するが、上昇速度が速い場合には
ケーブルが一方向に巻き付けられずバスケット内でケー
ブルが乱巻となり、その結果としてケーブルがバスケッ
ト内に入り込まず、上部でバスケットからはみ出す現象
が生じるという問題があった。
後者の技術は前者の問題点を解決するためのもので、ケ
ーブルガイドでケーブルを押し付けながら巻き取るた
め、芯にケーブルが強く巻き付いたり、ケーブルガイド
の回転速度がケーブルの巻込速度に追従できない場合、
バスケット内で乱巻となりいずれも、巻下げ時に、ケー
ブルがケーブルガイドにからみ付いてケーブル切断事故
に至るという問題があった。即ち、上昇速度がより高速
になるとこの問題が発生した。
本考案の目的は、ケーブルバスケット内でのケーブルの
芯への巻付や乱巻が防止できるケーブル収納装置付ケー
ブルバスケットを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、ケーブルバスケットへの入口とケーブ
ルを巻いて収納する収納空間との間に回転自在に設置す
る巻取り用のケーブルガイドを、前記入口と前記収納空
間との間のケーブルのら旋に実質的に沿うように設けた
こと、および、最下端のケーブルガイドを、実質的にケ
ーブルが1列だけ並ぶケーブル収納空間の真上の位置に
配置し、かつ芯とケーブルガイドとの高さ方向のすき間
をケーブルの径よりも小さくしたことにある。
〔作用〕
ケーブルを巻取るためのケーブルガイドは前記の如く配
置されているので、高速でケーブルがケーブルバスケッ
ト内に送り込まれても、ケーブルが座屈せず、一定の軌
跡を通って規則正しく収納するように作用する。
また、芯を大きくしてケーブルが1列巻きとなるような
収納空間にすると同時に、その部分に確実にケーブルが
収納されるよう、最下端のケーブルガイドをその空間の
上方に設置しているので、ケーブルの乱巻や、キンク,
小ループ等の現象を防止できる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を、第1図〜第3図により説明す
る。
ケーブルバスケット20はクレーンのトロリ等の移動体か
らロープで吊下げられた吊具の上面に設置されている。
給電等のためのケーブル15は前記移動体から吊下げられ
ている。
ケーブルバスケット20は、上部が円錐状になった円筒状
の芯21とこれを囲む円筒状の下部囲い(第1の囲い)22
とその上にボルトで取付けられ、上端が円錐台状になっ
た円筒状の上部囲い(第2の囲い)23と、上端の下に設
けた複数のリング状ガイド24とからなる。芯21,上部囲
い23,下部囲い22およびガイド24は同心状に配置してい
る。芯21の円筒部外周とこれに対向する囲い22,23の垂
直部内面との間が、ケーブル15の収納空間29となってい
る。ケーブル収納空間29の半径方向の大きさはケーブル
15を1列に巻くことのできる大きさである。
芯21の中心には回転軸30が設置されている。回転軸30は
駆動装置35で駆動される。駆動装置35は、公知のよう
に、ケーブル15をケーブル収納空間29に向けて巻取る時
(吊具を上昇させる時)に回転軸30を回転させ、吊具の
下降時にはケーブル15が取出される力によって逆回転さ
せられる。駆動装置35はトルクモータや渦巻きばねで構
成されている。
芯21の上方に突出した回転軸30の下端にはケーブルを巻
込むための大ケーブルガイド40をケーブル収納空間29の
上方となるような半径で設置し、更にその上方には小ケ
ーブルガイド41,42を複数(本実施例では2個)回転軸3
0に設置している。このケーブルガイド40,41,42は、ケ
ーブル収納空間29から上部囲い23の入口(ガイド24)ま
でのケーブル15のら旋状の経路(ケーブルの最適収納経
路)上に配置されている。実際は大ケーブルガイド40が
基準となるので、小ケーブルガイド41,42が前記ら旋状
の経路上に配置される。すなわち、第1図,第2図から
明らかなように、上方のガイドは下方のガイドに対して
回転半径を小さく設けている。また、ケーブルの巻取り
時の回転軸30の回転方向において上方のガイドに対して
下方のガイドを後方に位置するように設けている。
ケーブルガイド40,41,42はリング状であり、この穴内に
ケーブル15が通っている。ケーブルガイド40の回転方向
の穴径は小ケーブルガイド41,42の穴径より大きい。
ケーブルガイド40の取付位置は、ケーブル収納空間のほ
ぼ真上になるような位置で、かつ垂直方向では、芯21の
上面とのすき間が最小となるよう(ケーブル15の径より
も小さい)配置する。芯21の上面はほぼ水平であり、半
径方向に傾斜していてもその角度は小さい。また、芯21
の上部は円錐状となっており、これによって拡大したケ
ーブル収納空間29aにケーブルガイド40を位置させてい
る。つまり、ケーブルガイド40の半径方向の大きさ(半
径方向の空間の大きさ)はこの拡大したケーブル収納空
間29aの半径方向の大きさよりも小さい。
以上のような構成において、吊具が揚程上限から下降す
ると、ケーブル15は収納部分29から左回りの方向で引き
出される。この時、ケーブルガイド40,41,42はケーブル
15によって左回りに押され、回転軸30が左回りに回され
る。
次に吊具が上昇すると、ケーブル15は駆動装置35が出す
右回りのトルクによりケーブルガイド40,41,42で押され
ながら、ケーブル15自身の捻りも手伝って、右回りにケ
ーブルバスケット21の収納部分29へ巻込まれていく。従
って、吊具を高速で上昇させても、囲い23内でケーブル
15が座屈等して収納空間29内に収納されないというよう
なことが防止できるものである。
なお、小ケーブルガイド41と大ケーブルガイド40との垂
直方向の間隔は、高速で吊具が上昇時にこの間でケーブ
ル15が座屈しない間隔にする。
ケーブル15の最適収納経路とは、高速巻上速度において
も、ケーブルバスケット20内でケーブルが座屈せず、従
って乱巻きとならない経路であって、この経路は、ケー
ブルガイド41,42の位置を調整することにより見出すこ
とができる。
この実施例では、大ケーブルガイド40と小ケーブルガイ
ド41,42との2群からなっているが、大ケーブルガイド4
0と小ケーブルガイド41,42の群との間に、もう一つのケ
ーブルガイドを設けてもよい。この追加のケーブルガイ
ドの位置は前記ら旋の最適収納経路上である。
小ケーブルガイド41,42の内径はケーブル15の径の約3
倍程度である。大ケーブルガイド40は、回転方向に余裕
のある形状(大きな径)とし、収納空間29の巻量等に追
従できるようにする。
ガイド24は、ケーブル15がケーブルバスケット20の外に
はみ出さないよう、ケーブル15に直接性を持たす働きを
する。
ケーブルガイド41,42は近接して設けられ、実質的に1
群となっている。このため、ケーブル15がケーブルガイ
ド41又は42に接しても、ケーブル15の曲げ半径は大きく
なり、ケーブル15が小さな半径で曲げられることがな
く、良好に巻取ることができる。
ケーブル15に過度の撚りを加えると乱巻きの原因となる
ので撚りは芯21への巻き回数程度が良い。
収納装置付ケーブルバスケットは、収納部分29が多列の
場合、巻上速度が低速の時は芯21に巻き付き、高速の時
は遠心力で囲い22,23側に収納されるので、巻き回数に
差が出てケーブルの撚りが変化し乱巻きとなる。本実施
例の如く収納部分29を1列とすることにより、この問題
は解決できる。
特に、ケーブルガイド40を、1列のケーブル収納空間の
ほぼ真上に配置し、芯とケーブルガイドとの上下方向の
すき間も、最小となるようにしたので、ケーブルがスム
ーズにバスケット内へ巻かれていく。つまり、ケーブル
ガイド40のアーム40aと芯21の上面との間にケーブルが
入って巻取り不能となるようなことがないものである。
また、ケーブルガイド40の半径方向の大きさ(半径方向
の空間の大きさ)は拡大したケーブル収納空間29aの半
径方向の大きさよりも小さいので、アームと芯21aの上
面との間にケーブル15が入ることがない。
本実施例によれば、ケーブルの座屈による乱巻きおよび
ケーブルバスケットからの外れを防止でき、従って、ケ
ーブルがケーブルガイドにからみつくことによるケーブ
ル切断事故を防止できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、高速の巻上速度においても、ケーブル
をケーブルバスケット内に収納できるので、ケーブルの
切断事故を防止できる他、荷役効率を大幅に向上させる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のケーブルバスケットの縦断
面図、第2図は第1図の2−2断面図、第3図は大ケー
ブルガイドの拡大図である。 15…ケーブル、20…ケーブルバスケット、21…芯、22,2
3…囲い、24…ガイド、29…収納部分、30…回転軸、35
…駆動装置、40…大ケーブルガイド、41,42…小ケーブ
ルガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 菅野 政志 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジジニアリング株式会社笠戸事業 所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向を垂直方向に向けた実質的に円筒状
    のケーブル収納空間と、該ケーブル収納空間の外側を構
    成する第1の囲いの上端に設けられ、上方を小径とした
    円錐状の第2の囲いと、前記ケーブル収納空間の軸心を
    中心として回転自在に前記第2の囲い内に設けられ、ケ
    ーブルに接してケーブルを巻取るためのケーブルガイド
    と、該ケーブルガイドを備えた回転軸を回転させるため
    の駆動装置と、からなるケーブルバスケットにおいて、 前記第2の囲いの上端と前記ケーブル収納空間との間の
    ケーブルのら旋に実質的に沿うように、複数のケーブル
    ガイドを配置し、前記収納空間を構成する前記芯と前記
    第1の囲いとの間隔を収納されるケーブルが実質的に一
    つだけ並ぶ間隔に設け、複数のケーブルガイドのうちの
    最下端のケーブルガイドの位置を前記ケーブル収納空間
    の真上となるような位置とし、前記最下段のケーブルガ
    イドの下面と前記芯の上面との隙間がケーブルの外径に
    比べ小さく設けること、 を特徴とするケーブルバスケット。
  2. 【請求項2】第1請求項記載のケーブルバスケットにお
    いて、前記芯の上部は円錐状になっており、これによっ
    て前記ケーブル収納空間の上部の拡大した空間の半径方
    向の大きさよりも前記最下部のケーブルガイドの半径方
    向の空間の大きさを小さく設けたこと、 を特徴とするケーブルバスケット。
JP4863090U 1990-05-11 1990-05-11 ケーブルバスケット Expired - Lifetime JPH0720128Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4863090U JPH0720128Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 ケーブルバスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4863090U JPH0720128Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 ケーブルバスケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH047570U JPH047570U (ja) 1992-01-23
JPH0720128Y2 true JPH0720128Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31565612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4863090U Expired - Lifetime JPH0720128Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 ケーブルバスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720128Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH047570U (ja) 1992-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09243831A (ja) 線条体繰出し装置及び繰出し方法
JPH0753552B2 (ja) ワイヤボルト挿し用のワイヤ保管装置
JPH0720128Y2 (ja) ケーブルバスケット
JP2528992B2 (ja) ケ―ブルバスケット及びクレ―ン
US3778000A (en) Rotatable reel
JP2771265B2 (ja) ケーブル収納装置及びクレーン
CN215159807U (zh) 一种大跨越放线滑车用悬挂装置
JPH10330037A (ja) 大型回転機のケーブル巻き取り装置
JP5283856B2 (ja) クレーンにおける給電装置
JPH0527408Y2 (ja)
JPS642450B2 (ja)
CN219173927U (zh) 门式起重机的钢丝绳更换放劲装置
JPS6310217Y2 (ja)
JP7055347B2 (ja) 巻上げドラムおよびカーテン開閉装置
CN210262478U (zh) 一种钢缆生产用自动缠绕机
CN220914860U (zh) 一种电力放线滑车机构
KR102058007B1 (ko) 케이블 권취용 릴
JP2500637Y2 (ja) 吊具用ケ―ブルバスケット
CN217295305U (zh) 一种电感元件组装上料用料盘
KR200334685Y1 (ko) 가공광케이블 정리기
CN215923998U (zh) 多线缆卷轴套收放装置
JPS6243669Y2 (ja)
JPH03288774A (ja) ケーブルバスケット
JPS6144024Y2 (ja)
JPH02108413A (ja) 線材巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term