JP2953467B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

Info

Publication number
JP2953467B2
JP2953467B2 JP63001748A JP174888A JP2953467B2 JP 2953467 B2 JP2953467 B2 JP 2953467B2 JP 63001748 A JP63001748 A JP 63001748A JP 174888 A JP174888 A JP 174888A JP 2953467 B2 JP2953467 B2 JP 2953467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
flag
bin
sheet
copy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63001748A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01177527A (ja
Inventor
琢磨 石川
明儀 上代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP63001748A priority Critical patent/JP2953467B2/ja
Priority to US07/293,496 priority patent/US5081489A/en
Publication of JPH01177527A publication Critical patent/JPH01177527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2953467B2 publication Critical patent/JP2953467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真法による複写装置、特に、自動原
稿搬送装置とソータとが付設された複写装置の制御機構
に関する。
従来技術とその問題点 近年、複写に際してのペーパーハンドリングの自動化
の要求により、積載された原稿を1枚ずつ自動的に給紙
する自動原稿搬送装置(以下、ADFと記す)、コピー済
みシートのソーティング,グルーピング等を行なうソー
タ等の周辺装置が種々開発され、実用に供されている。
従来一般的に使用されているADFは原稿トレイ上に積
載された一群の原稿をその全てが無くなるまで1枚ずつ
順次給紙して露光位置まで搬送し、かつ排出する様に構
成され、その間に、例えば、複写部数やソータの動作モ
ードを変更したりすることは不可能であった。従って、
異種の原稿群を複写しようとすると、まず一の原稿群に
ついてADFを使用して複写を実行し、ソータの他のビン
が空いているにも拘わらずその間待機し、その後他の原
稿群につき複写処理を実行し直さねばならず、時間的に
もロスが大きい。
そこで、複数の原稿群を同時にセットし、必要であれ
ば原稿群ごとに複写モードを変更して一度に複写処理を
可能とすることが考えられる。そのため、従来では、各
原稿群の枚数,ソート数を予め入力し、給紙された原稿
の枚数に応じて種々の制御を行なう方法が提案されてい
る。しかし、これではオペレータがいちいち原稿の枚数
をカウントして入力しなければならず、入力自体も複雑
となる。
また、特開昭57−181559号公報に記載の如く、原稿群
間に特別のマークシートを挿入したり、特開昭55−1464
58号公報,同55−115049号公報に記載の如く、原稿群ご
との1枚目の原稿に巡回指示光学情報を記入し、これら
に付された情報をADFで読み取り、複写モードを決定す
る装置ないし方法も提案されている。しかしながら、こ
れらのものでは、シートに付された情報の読み取り手段
が必要であるし、マークシート等の管理も煩雑である。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明に係る複写装置は、自動原稿搬送装置
を有する複写装置において、 (a)原稿トレイ上から給紙される原稿のサイズを検出
する手段と、 (b)原稿トレイ上に同一サイズで構成された原稿群を
各原稿群の間に原稿サイズとは異なるサイズのシートを
挿入した状態で積載し、各原稿の給紙中に異サイズのシ
ートが前記原稿サイズ検出手段によって検出されたとき
に原稿群の境界であると判別すると共に、その直後に給
紙されたシートは次に複写される原稿群の1枚目の原稿
であると判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする。
作用 即ち、原稿は各原稿群の間に原稿サイズとは異なるサ
イズのシートを挿入した状態でADFの原稿トレイ上に積
載され、1枚ずつ順次露光位置へと給紙されていく。こ
のとき、各原稿はサイズ検出手段にてそのサイズを検出
され、異サイズのシートが検出されたときには、原稿群
の境界であると判別される。そして、この判別信号にて
種々の制御、例えば、異サイズのシートに対しては複写
処理を実行することなくそのまま露光位置から排出させ
ることは勿論、ソーティング,グルーピング等ソータの
モード変更、複写部数(置数)の変更等を実行する。
そして、原稿群の境界であると判別した直後に給紙さ
れたシートは次に複写される原稿の1枚目の原稿である
と判別し、所定の複写処理を実行する。
実施例 以下、本発明に係る複写装置の一実施例を添付図面に
従って説明する。
[複写機の全体構成及び動作、第1図参照] 複写機本体(100)の略中央部には感光体ドラム
(1)が図中矢印(a)方向に回転可能に支持されてお
り、その周囲には、イレーサランプ(2),帯電チャー
ジャ(3),像端・像間イレーサ(4),現像装置
(6),転写チャージャ(7),分離チャージャ(8)
及びクリーニング装置(9)が順次配設されている。感
光体ドラム(1)は表面に感光体層を設けたもので、こ
の感光体層は前記イレーサランプ(2)及び帯電チャー
ジャ(3)を通過することにより均一に帯電され、走査
光学系(10)からスリツト部(5)を介して画像露光を
受け、その表面に静電潜像が形成される。前記像端・像
間イレーサ(4)は、画像幅方向に配列された複数の発
光ダイオードを有し、像形成時に感光体ドラム(1)表
面の不要な電荷を除去する。
光学系(10)は、原稿台ガラス(16)の下方で原稿像
を走査可能に設置したもので、露光ランプ(17)と、可
動ミラー(11),(12),(13)と、レンズ(14)と、
ミラー(15)とから構成されている。前記露光ランプ
(17)と可動ミラー(11)は、感光体ドラム(1)の周
速度(v)(等倍・変倍に拘わらず一定)に対して(v/
m)(但し、m:複写倍率)の速度で一体的に矢印(b)
方向に移動する様に、可動ミラー(12),(13)は(v/
2m)の速度で一体的に矢印(b)方向に移動する様に、
スキャンモータ(M3)にて駆動される。なお、複写倍率
の変更に際しては、ステッピングモータ(M4)によって
レンズ(14)が光軸上で移動すると共にミラー(15)が
移動かつ揺動して光路を補正する動作を伴うが、この様
な倍率変更機構については、原理的には既に知られてい
る。また、光学系(10)の走査速度に対する制御に関し
ても、予め選択された複写倍率データに応じてスキャン
モータ(M3)の回転速度を変化させる制御が行なわれる
が、これは周知であり、具体的な制御方式等についての
説明は省略する。
複写紙は、複写機本体(100)の図中左側に設けられ
た上下2段のカセット装着部を有する自動給紙機構(2
0)又はその上部に設けられた手差し紙給機構(30)に
よって機内に給送され、タイミングローラ対(21)によ
り一旦停止された後、感光体ドラム(1)の表面に形成
される像と同期をとって転写部へ送り込まれ、転写チャ
ージャ(7)でトナー像の転写を受け、分離チャージャ
(8)によって感光体ドラム(1)の表面から分離され
て搬送ベルト(22)で定着装置(23)へ送り込まれ、像
定着されて排出ローラ対(24)から以下に詳述するソー
タ(300)の所定のビン(301)に排出される。この排出
はシート検出スイッチ(37)にて検出される。また、複
写紙の給送タイミングにてキーカウンタ(KC)が動作
し、排出のタイミングでトータルカウンタ(TC)が動作
し、それぞれ複写動作回数の計数値として“1"ずつ加算
される。
転写後の感光体ドラム(1)は、クリーニング装置
(9),イレーサ(2)によってその表面に残留するト
ナー及び電荷を除去され、次の複写工程に備える。
自動給紙機構(20)と手差し給紙機構(30)は、いず
れか一方が選択的に使用される。自動給紙の場合、複写
機(100)の複写動作をスタートさせるプリントキー(7
1)(第3図参照)の操作によって感光体ドラム(1)
を含む作像系がスタートし、感光体ドラム(1)に対す
る予備駆動時の処理が終了すると給紙ローラ(25)又は
(26)が駆動され、複写紙の搬送に伴って出力されるス
キャン開始信号によって光学系(10)の駆動が開始さ
れ、作像動作と同期して複写紙が給送される。複写紙は
2,3枚のものが給紙ローラ(25)又は(26)の回転によ
って押し出され、次段のさばき機構(27),(27′)に
よって最上層の1枚だけが送り出される。
さばき機構(27),(27′)にあっては、上ローラ
(27a),(27a′)が給送方向に、下ローラ(27b),
(27b′)が押し戻し方向に、それぞれ図示矢印の方向
に回転駆動される。給紙ローラ(25)又は(26)によっ
て最上層の複写紙と共に押し出されてくる2枚目以降の
複写紙は、下ローラ(27b),(27b′)によって押し戻
され、最上層の複写紙のみが次段の中間ローラ対(28)
又は(28′)へ向けて送り出される。中間ローラ対(2
8),(28′)は、後述する様に、次段のタイミングロ
ーラ対(21)と関連付けられてその駆動を制御される。
これに対して手差し給紙の場合は、複写紙が手差しテ
ーブル(31)から手差し挿入口(32)に挿入されてセン
サ(34)がこれを検出すると、手差し給紙ローラ(33)
が回転して複写紙を機内へ送り込み、これと同時あるい
は若干遅れて前記プリントキー(71)の操作時と同様に
感光体ドラム(1)等の駆動がスタートする。そして、
手差しされた複写紙は複写紙先端検出スイッチ(35)の
検出部で一旦停止されて待機し、感光体ドラム(1)の
回転を含む予備駆動の処理が終了すると、給紙ローラ
(33)が再び回転し、これによって機内へ送り込まれ
る。
なお、前記手差しテーブル(31)は複写機本体(10
0)に対して着脱可能となっており、手差しテーブル(3
1)の代わりに、給紙用のモータ及び給紙ローラ等を内
蔵した汎用の給紙ユニットを装着することができ、これ
によって、3段の自動給紙部を備えたものと同等の機能
を持たせることができる。
また、自動給紙機構(20)の各カセット装着部には、
サイズ検出スイッチ(SW11)〜(SW14)及び(SW21)〜
(SW24)が設けられ、装着されるカセット(91),(9
2)に設けられた突起あるいは磁石(図示せず)等の配
列によってスイッチの作動状態を変化させ、装填された
複写紙のサイズを4ビットの2進コードで判別する様に
なっている。この様に、複写紙を収納したカセットを用
いて複写紙サイズを判別するものは既に多くの機構が知
られており、具体的な説明は省略する。
[自動原稿搬送装置の機構及び動作、第1図,第2図参
照] 一方、複写機本体(100)は、上部に自動原稿搬送装
置(200)(以下、ADFと記す)を備え、互いに連動して
複写動作を行なうことができる。このADF(200)は、大
略、原稿をストックして1枚ずつ送り出す原稿送り出し
部(201)と、送られてきた原稿を搬送ベルト(205)に
て原稿台ガラス(16)の上面を搬送し、ガラス(16)面
上の所定位置で停止させると共に、原稿走査の終了後に
原稿を排紙トレイ(204)上に送り出す原稿搬送部(20
2)とからなる。原稿搬送部(202)は、単独で手差しに
よる原稿搬送装置としても使用可能であり、また、複写
機本体(100)上に取り付けられた状態で原稿台ガラス
(16)を露出させる様に複写機本体(100)に対して開
閉可能であり、通常の原稿カバーと同様な使い方ができ
る。
複写機本体(100)には図示しないマグネットが設置
されており、原稿搬送部(202)を閉じると、該マグネ
ットを感知してリードスイッチからなるスイッチ(OS
W)がオンし、解放するとオフする。このスイッチ(OS
W)がオンすると、ADF(200)と複写機本体(100)の制
御は互いに関連付けられ、複写機本体(100)の動作モ
ードがADFモードに切換え可能となっている。ADFモード
とはADFスタートキー(401)(第4図参照)が操作され
ると、複写機本体(100)が待機状態を保ったままADF
(200)が動作を開始し、原稿トレイ(203)上に載置さ
れた最下層の1枚の原稿を原稿台ガラス(16)の上面に
沿って送り込み、所定位置で停止させると共に、ADF(2
00)から複写機本体(100)へスタート信号が出て前述
した複写動作がスタートするものであり、その原稿に対
する光学系(10)の最終の走査移動が終了すると、複写
機本体(100)からADF(200)に動作信号が出て、原稿
を排紙トレイ(204)上に排紙する。このとき、次の原
稿の所定位置への搬送も行なわれる。
原稿が原稿トレイ(203)上に有ることは、原稿エン
プティセンサ(ES)によって検出される。原稿エンプテ
ィセンサ(ES)によって原稿が有ることが検出されてい
る間、前記ADFモードにて複写が連続的に行なわれる。
また、1枚ずつ給紙される原稿は原稿検出センサ(SS
W)にて検出される。
さらに、ADF(200)は、原稿のサイズを自動的に検出
する手段を備えている。即ち、第2図はADF(200)の原
稿搬入部の要部を示し、シート原稿(D)を検出してそ
のサイズを識別するための原稿センサ(210),(211)
の配置関係の具体例を示す。この例はシート原稿(D)
の搬送装置及び光学系(10)の基準位置がその中央(搬
送方向と直角な方向における中央)に設置されている場
合の具体例であり、基準位置を一点鎖線(C)で示す。
原稿センサ(210),(211)はそれぞれ発光素子と受
光素子を一組とする一般的な反射型フォトセンサであっ
て、原稿トレイ(203)上から給紙される原稿により発
光素子からの光が反射されて受光素子に入り、受光素子
の出力が変化して原稿(D)の存在を検出する。
原稿センサ(210)は前記基準線(C)上に設けら
れ、搬送されてくる原稿(D)のサイズには拘わりなく
原稿を検出する。原稿センサ(211)は、基準線(C)
に対して、原稿(D)の巾方向(搬送方向と直角な方
向)に距離(X1)を隔てて設けられ、搬送されてくる原
稿(D)のサイズによって、これを検出する場合としな
い場合とがある。シート原稿のサイズ識別は、センサ
(210)によって原稿が検知されているときにタイマ
(t)が所定ピッチのパルス信号をカウントすることに
より、パルスの個数と実際の長さとの間に所定の関係を
持たせることにより、原稿の搬送方向の長さが判別でき
る。
このタイマカウント値と前記センサ(211)の検出状
態の信号とにより、原稿のサイズが識別され、本実施例
では同時に最適複写サイズの演算が実行される。
即ち、我国内において使用されているカットシートの
サイズは、JIS(日本工業規格)に規定されたA列とB
列とに大別され、例えば、A4のシートの短辺がA5のシー
トの長辺と同じ長さとなり、A5の短辺がA6のシートの長
辺と同じ長さとなり、順次面積が1/2となる様に規定さ
れており、同様にB列5番の短辺とB列6番の長辺とが
同じ長さとなる。一方、一般の複写機においてはA3のシ
ートサイズが最大複写サイズとされることが多く、従っ
て、複写機の原稿台ガラスはA3の縦送り寸法と一致する
大きさに設定されていることから、A3とB4のシートは縦
送りのみ可能であり、この2種類のものは送り方向の長
さを検出するのみで識別できる。ところが、他のサイズ
のものは、縦送りで使用される場合と横送りで使用され
る場合とがあるため、送り方向の長さ検出のみではサイ
ズの識別ができないことがある。例えば、A4の横送りで
は、タイマ(t)によって長さ210mmが判定されるが、
これのみではA5の縦送りとの区別ができず、同様にA5の
横送りはA6の縦送りと、B5の横送りはB5の縦送りと区別
できない。
従って、本実施例においては、センサ(211)を原稿
搬送の基準である中央位置から距離(X1)離れた位置に
てシートを検出する様に設置し、搬送されるシートのサ
イズを、その縦送り,横送りを含めて全て識別可能とし
た。以下に示す表はシートのサイズとしてA列3番から
B列6番までのシートの縦送り,横送りを含めた組合わ
せ例と、タイマ(t)のカウント値及びセンサ(211)
のオン,オフの関連を示すものである。
表において、センサ(211)は、74mm<X1<105mmを満
足する位置に設けられている。
表に示す組合わせ例においては、前述した様にA3とB4
とはタイマ(t)のカウント値のみで識別できる。同様
に、A4とB5が縦送りされた場合と、A6とB6が横送りされ
た場合も、原稿が定型のカットシートであればタイマ
(t)のカウント値のみで識別できる。そこで、タイマ
(t)のカウント値が一致するサイズに対し、センサ
(211)の出力状態が大サイズと小サイズとで異なる様
にその検出位置を設定すれば、全てのサイズに対してそ
の縦送りと横送りの関係を含めて識別できることにな
る。
従って、前記表から見て、センサ(211)がオフとな
る最大サイズはA5の縦送りの場合であり、そのときの中
央基準位置(C)からの距離は74mmであるから74mm<X1
の条件が成立し、またセンサ(211)がオンとなる最小
サイズはA5の横送りの場合であり、これによってX1<10
5mmの条件が成立する。なお、前記表に示した各シート
のサイズは基準となる値であって、実際には±1mm程度
の誤差があり、タイマ(t)のカウント値や距離(X1
の設定に際してはこの誤差を考慮しなければならない。
また、原稿の搬送が、通紙路の一方の側辺を基準とす
る、いわゆる片側基準の場合、センサ(211)の基準辺
からの距離(X2)(図示せず)は、前記表に示す如き我
国内で一般に使用されているシートを識別するために
は、148mm<(X2)<210mmの条件を満たせば良い。
以上の様にして、タイマ(t)のカウント値とセンサ
(211)の出力状態とによって原稿のサイズが識別され
ると、この原稿のサイズはマイクロコンピュータ内のメ
モリに記憶され、このデータと、予め使用者によって選
択され、記憶されている複写倍率データとによって、最
適複写紙サイズが決定される。なお、ここでの最適複写
紙サイズ選択機構については説明を省略する。また、原
稿サイズ検出手段については、光学系(10)に設けたセ
ンサにより原稿の大きさを読み取る方法等種々の手段が
考えられる。
[原稿群境界の検出] 以上の構成からなるADF(200)にあっては、原稿群の
間に原稿サイズとは異なるサイズの仕切りシートを挿入
することにより、複数の原稿群の境界を判別可能であ
る。この判別は原稿1枚のサイズ検出ごとにそのサイズ
をマイクロコンピュータ内にメモリしておき、次に検出
されたサイズと比較し、異なっておれば原稿群の境界で
あると判別する。この場合、次の原稿群の1枚目の原稿
が給紙されると、その原稿も前に検出された仕切りシー
トとは異サイズであると判定される。しかし、2枚続い
て異サイズであると判定されると、この場合は次群の原
稿の1枚目であるとして、原稿群境界であると判別しな
い。そのため、ADF(200)には原稿の枚数を自動的に計
数するカウンタを備えている。なお、ADF(200)の動作
がスタートした直後に検出されたシートに対しては比較
の対象はないが、これは全て原稿であるとして処理す
る。
ところで、異サイズの仕切りシートとしては、例え
ば、次のものが使用可能である。
(1)原稿群がA列のとき、B列のシートを挿入する。
(2)原稿群がA列のとき、幅がA列で長さがB列のシ
ートを挿入する。これは本実施例の如く、原稿を中央基
準で搬送する場合、仕切りシートの幅が原稿に対して短
いと、仕切りシートがサイドガイド板で規制されずに斜
行するおそれを有することから、幅寸法だけ原稿と合致
させるためである。
(3)原稿群がA列のとき、使用されていないA列の他
のサイズのシートを挿入する。例えば、A4の原稿群に対
してA3のシートを仕切りとして挿入したり、A4縦送りの
原稿群に対してA4サイズを横送りで挿入する。
(4)原稿群と同じサイズのシートに対して特殊な切欠
きを設ける。サイズ検出センサ(211)のオンタイミン
グを遅らせることにより、実質的に異サイズであると検
出させる。
なお、原稿群境界検出の具体的な制御については、ソ
ータ(300)の動作制御と共に、以下にフローチャート
を参照して説明する。
[ソータの構成及び動作、第1図参照] ソータ(300)は、複写機本体(100)のコピー済みシ
ート排出部に装着され、排出されたシートを各ビン(30
1)に分配,収容する。ビン(301)は10個のものが上下
二つの群に分割されて設置されている。
詳しくは、シート搬入部は、複写機本体(100)の排
出ローラ対(24)に対向する上下一対の搬入ガイド板
(302)と、搬入ローラ対(303)と、偏向爪(304)と
で構成されている。偏向爪(304)はビン(305)を支点
として回動可能であり、複写機本体(100)から排出さ
れたシートを上段の第1群ビン(301)又は下段の第2
群ビン(301)へと振り分ける。シート搬送部は上段,
下段とも、ガイド板(310),(310)と、搬送ローラ対
(311),(311)と、揺動ガイド板(312),(312)
と、排出ローラ対(313),(313)とで構成されてい
る。排出ローラ対(313),(313)はそれぞれ10段に設
置された各ビン(301)にシートを送り出す位置に1ス
テップごとに移動可能であり、この移動に連動して揺動
ガイド板(312),(312)が搬送ローラ対(311),(3
11)近傍を支点として揺動し、かつ、シートが送り込ま
れるビン(301)とその1段上のビン(301)との間隔が
広げられる。排出ローラ対(313),(313)の移動は螺
旋カムによって行なわれ、対応するビン間隔の調整は1
部に切欠きを形成したフローティングカムと各ビン(30
1)の両側に設けたトラニオンとの組合わせにて行なわ
れる。
また、ソータ(300)には、発光素子と受光素子とか
らなる透過型フォトセンサ(320a),(320b),(321
a),(321b)が設置されている。センサ(320a),(3
20b)はシートが排出ローラ対(313),(313)から1
枚ずつ第1群及び第2群のビン(301)へ排出されたこ
とを検出し、センサ(321a),(321b)は第1群及び第
2群ごとにビン(301)上のシートの有無を検出する。
[ソータの動作モード] 以上の構成からなるソータ(300)は、基本的には三
つのモード(ノンソートモード,ソートモード,グルー
ビングモード)でシートの収容が可能であると共に、上
段のビン群,下段のビン群に分割されて二つのソータと
しての動作モードがそのバリエーションとして加わる。
また、これらの種々の動作モードは前記ADF(200)によ
る仕切りシートの検出に応じても制御される。
ノンソートモードとは、排出された全てのシートを第
1群の最上段のビン(301)へ収容するモードである。
ソートモードとは、1枚の原稿につきそのコピーシート
を置数分だけのビン(301)へ順次1枚ずつ分配し、ペ
ージ揃えを行なうモードである。グルーピングモードと
は、1枚の原稿ごとにそのコピーシートを置数分ずつビ
ン(301)へ順次分配するモードである。
ソートモード,グルーピングモードでは共に上段のビ
ンから下段のビンへと分配していく。従って、ソータ
(300)の動作開始時においては、第1図に点線で示す
様に、各ビン(301)はその上下の群の最上段のビン(3
01)に対向するホームポジションにセットされる。上段
のビン(301)の全てを使用すると、次に下段のビン(3
01)が使用される。全体としては20ビンソータとして機
能する。
一方、このシータ(300)は上段のビン群と下段のビ
ン群とを別個に、あたかも10ビンソータが二つ設置され
ている如き態様で使用可能である。この様な動作モード
を以下デュアルモードと称する。例えば、二つの原稿群
に対して、第1の原稿群については上段のビン群で、第
2の原稿群については下段のビン群でそれぞれソーティ
ングを行なわせることができる。さらに、3以上の原稿
群について、既に分配が終了したビン群からシートを取
り除いていけば、そのビン群に次の原稿群のコピーシー
トが分配されることとなり、エンドレスでソーティング
動作が可能となる。
また、本実施例では、2以上の原稿群に対して、各原
稿群についての複写モードを予め設定して1回の複写ス
タート信号で全ての原稿群に対する複写を実行すること
が可能である。以下、この様な予約システムによる制御
をマルチジョブと称する。さらに、複数の原稿群に対し
て置数が“1"に設定された場合は、自動的に一つの原稿
群のコピーシートが一つのビン(301)に収容される様
に制御される。以下、この種の制御をシングルマルチジ
ョブと称する。
ところで、以上の各制御は原稿群の境界をADF(200)
で異サイズの仕切りシート検出,判別することに基づい
て行なわれる。
[操作パネル、第3図,第4図,第5図参照] 本実施例において、操作パネルとしては、複写機パネ
ル(70),ADFパネル(400),ソータパネル(410)が設
置されている。
複写機パネル(70)は、複写機本体(100)の上前部
に設置され、ADF(200)を使用しないときに複写動作を
開始させるためのプリントキー(71)、マルチコピー動
作を一時中断させるための割込みキー(72)、コピー動
作を停止させたり置数を解除させるためのクリア/スト
ップキー(73)、マルチコピー枚数等を設定するための
テンキー群(74)、コピー枚数や複写機の状態等を表示
するための表示部(75)、複写濃度を設定するためのア
ップダウンキー(76),(77)及びその表示LED群(7
8)、複写紙サイズを選択するための用紙選択キー(7
9)及びその表示LED群(80)、プリセットされている複
写倍率を選択するための倍率選択キー群(81)、選択さ
れている倍率を表示するための倍率表示LED群(82)、
ズーム倍率をプリセットするための選択キー(83)及び
その表示LED(84)、ズーム倍率のプリセット及び選択
を行なうためのキー群(85)、その選択表示LED群(8
6)が設置されている。また、前記プリントキー(71)
のキートップには、複写紙の紙詰まりやトナーエンプテ
ィ等の情報が表示される。
ADFパネル(400)は、ADF(200)の上面部に設置さ
れ、ADF(200)と連動させて複写動作を開始させるため
のADFスタートキー(401)、複写機本体(100)がADFモ
ードで動作中であることを表示するLED(402)、原稿が
原稿トレイ(203)から無くなったことを表示する原稿
エンプティ表示LED(403)、ADF(200)に原稿群境界検
出モードを実行させるための選択キー(404)及びこの
モードの選択表示LED(405)が設置されている。
原稿群境界検出モード選択キー(404)は1回オンす
るごとに選択と解除に切り換わり、選択時にLED(405)
を点灯する。
ソータパネル(410)には、ソータ(300)の動作モー
ド選択キー(411)、その表示部であるノンソートモー
ド表示LED(412)とソートモード表示LED(413)とグル
ービングモード表示LED(414)デュアルモード選択キー
(415)及びその表示LED(416)、分配に使用されるビ
ン数が設置ビン数をオーバーしていることを表示するLE
D(417)、ビン(301)に残っているコピーシートを取
り除くことを表示するLED(418)が設けられている。
ソータ(300)のモードは初期状態ではノンソートモ
ードにセットされ、モード選択キー(411)を1回オン
するごとにソートモード,グルーピングモード,ノンソ
ートモードに順次切り換わり、対応するLED(412),
(413),(414)が点灯する。デュアルモード選択キー
(415)は1回オンするごとに選択と解除に切り換わ
り、選択時にLED(416)が点灯する。
[制御手順、第6図〜第21図参照] ここで、以上の構成からなる複写装置の制御手順につ
いて詳述する。
第6図は制御の中心となるマイクロコンピュータ(以
下、CPUと記す)のメインルーチンを示す。なお、CPU自
体については周知であり、図示はしないが、その入出力
ポートには前述した複写機本体(100),ADF(200),ソ
ータ(300)の各種スイッチ,センサ、各種負荷ないし
はその制御回路等が接続されている。
CPUにリセットが掛り、プログラムがスタートする
と、ステップ(S1)でランダムアクセスメモリ(以下、
RAMと記す)のクリア、各種レジスタのイニシャライズ
及び各装置を初期モードにするための初期設定を行な
う。次に、ステップ(S2)でCPUに内蔵されている内部
タイマをスタートさせる。この内部タイマはメインルー
チンの所要時間を定めるもので、その値は予めステップ
(S1)の初期設定でセットされる。
次に、ステップ(S3)〜(S6)で以下に詳述する各サ
ブルーチンを順次コールしていき、全てのサブルーチン
の処理が終了すると、ステップ(S7)で前記内部タイマ
の終了を待ってステップ(S2)へ戻る。この1ルーチン
の時間の長さを使って各サブルーチンの中で登場してく
る各種タイマのカウントを行なう。即ち、各サブルーチ
ンにおいては各種タイマがこの1ルーチンを何回カウン
トしたかで、そのタイマの終了を判断する。
第7a図〜第7d図は前記ステップ(S3)で実行される入
力処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S20)で原稿境界フラグが「1」に
セットされているか否かを判定する。原稿境界フラグは
ADF(200)にて原稿群の境界が検出されたときに、即
ち、仕切りシートが給紙されたと判別されると、「1」
にセットされる[第13図ステップ(S184)参照]。
「1」にセットされていればステップ(S21)でRAMに記
憶されている次の原稿群に対するコピーモードの入力条
件を呼び出してその表示を行ない、ステップ(S22)で
メモリフラグを「0」にリセットする。メモリフラグは
RAMにコピーモードが記憶されたときに「1」にセット
される[第7b図ステップ(S54)参照]。
次に、ステップ(S23)でテンキー群(74)にて入力
された置数(A)をセットし、ステップ(S24)で複写
紙の選択サブルーチンを実行し、選択された複写紙サイ
ズをセットする。また、ステップ(S25)では複写機本
体(100)のその他の入力処理を実行し、設定されたモ
ードをセットする。
次に、ステップ(S26)でコピーフラグが「0」にリ
セットされているか否かを判定する。コピーフラグは複
写動作中「1」にセットされており、「1」にセットさ
れていれば直ちにステップ(S35)へ移行する。「0」
にリセットされていれば、ステップ(S27)〜(S34)で
ADF(200)の動作モードを受け付ける。
即ち、ステップ(S27)で原稿エンプティ検出センサ
(ES)がオンエッジであるか否かを判定する。オンエッ
ジであれば、即ち、原稿群が原稿トレイ(203)上に載
置されたのであれば、ステップ(S28)で警告フラグ(F
2)を「0」にリセットする。警告フラグ(F2)はADFス
タートキー(401)が押されたときに原稿トレイ(203)
上に原稿が無い場合に「1」にセットされる[ステップ
(S71),(S73)参照]。続いて、ステップ(S29)で
メモリフラグが「1」にセットされているか否かを判定
し、「1」にセットされていれば前記ステップ(S2
1),(S22)と同様に、ステップ(S30),(S31)でRA
Mに記憶されている次の原稿群に対するコピーモードの
入力条件をセットし、メモリフラグを「0」にリセット
する。次に、ステップ(S32)で原稿トレイ(203)上に
原稿が有るか否かをセンサ(ES)のオン,オフにて判定
する。原稿が有ればステップ(S33)でADFモードフラグ
を「1」にセットし、無ければステップ(S34)で該フ
ラグを「0」にリセットする。ADFモードフラグは
「1」にセットされているときADF(200)による複写動
作を可能とする。
ステップ(S35)〜(S39)は原稿群境界検出モードの
選択,解除を実行するためのもので、このモードが選択
されるとソータ(300)は上下のビン群ごとにマルチジ
ョブを行なう。ステップ(S35)でコピーフラグが
「0」にリセットされていることが確認されると、ステ
ップ(S36)で原稿群境界検出モード選択スイッチ(40
4)がオンエッジか否かを判定する。オンエッジであれ
ばステップ(S37)でそのとき原稿群境界検出モードフ
ラグ「0」にリセットされているか否かを判定する。YE
Sであればステップ(S38)で該フラブを「1」にセット
し、NOであればステップ(S39)で「0」にリセットす
る。
次に、ステップ(S40)でソートモード設定のサブル
ーチン(第9図で詳述する)を実行する。
ステップ(S41)〜(S57)はデュアルモードの選択,
解除及びマルチジョブでの第2の原稿群に対するコピー
モードの入力条件を記憶する。但し、コピー動作中は受
け付けない。即ち、ステップ(S41)でコピーフラグが
「0」にリセットされていることを確認のうえ(「1」
にセットされていれば直ちにステップ(S58)へ移行す
る)、ステップ(S42)でデュアルモード選択スイッチ
(415)がオンエッジか否かを判定する。オンエッジで
あればステップ(S43)で原稿群境界検出モードフラグ
が「1」にセットされているか否かを判定し、何ら操作
されなければステップ(S58)へ移行する。原稿群境界
検出モードが選択されていないとき、ステップ(S44)
でソートモードフラグが「1」にセットされているか否
かを判定し、「1」にセットされていればそのときデュ
アルモードフラグ「0」にリセットされているか否かを
ステップ(S45)で判定する。YESであればステップ(S4
6)で該フラグを「1」にセットし、NOであればステッ
プ(S47)で「0」にリセットする。
前記ステップ(S43)で原稿群境界検出モードが選択
されていると判定されると、ステップ(S48)でメモリ
フラグが「0」にリセットされているか否かを判定す
る。「1」にセットされていればステップ(S58)へ移
行し、「0」にリセットされていればステップ(S4
9),(S50)でソートモードフラグ,ADFモードフラグが
共に「1」にセットされていることを確認のうえ、ステ
ップ(S51)で置数(A)が(a/2但し、a:ビン数)以下
か否かを判定する。ここでNOであれば、即ち、ソートモ
ードにおいて、置数(A)が上下のビン群(本実施例で
は10ビンずつ)のビン数(a/2)を越えていれば、ステ
ップ(S57)で警告フラグ(F1)を「1」にセットす
る。警告フラグ(F1)はビン数オーバー表示LED(417)
を点灯させるためのフラグである。置数(A)が(a/
2)以下であれば、ステップ(S52)で警告フラグ(F1)
を「0」にリセットし、ステップ(S53)でデュアルモ
ードフラグを「1」にセットし、ステップ(S54)でメ
モリフラグを「1」にセットする。続いて、ステップ
(S55)で現在選択されているコピー条件をRAMに記憶さ
せ、ステップ(S56)でコピー条件を初期条件に戻し、
ステップ(S58)へ移行する。
ステップ(S58)〜(S67)はソートモード選択時に置
数(A)がビン数をオーバーしているか否かを判定す
る。この場合も、まず、ステップ(S58)でコピーフラ
グが「0」にリセットされていることを確認のうえ、ス
テップ(S59),(S63)でデュアルモードフラグ,ソー
トモードフラグが「1」にセットされているか否かを判
定する。デュアルモードが選択されていれば[ステップ
(S59)でYES]、ステップ(S60)で置数(A)がビン
数(a/2)以下であるか否かを判定し、YESであればステ
ップ(S61)で警告フラグ(F1)を「0」にリセット
し、NOであればステップ(S62)で該フラグ(F1)を
「1」にセットする。また、ソートモードのみの選択で
あれば[ステップ(S63)でYES]、ステップ(S64)で
置数(A)がビン数(a)以下であるか否かを判定し、
YESであればステップ(S65)で警告フラグ(F1)を
「0」にリセットし、NOであればステップ(S66)で該
フラグ(F1)を「1」にセットする。
ステップ(S68)以下はコピー動作のスタートを受け
付ける。まず、ステップ(S68)でコピーフラグが
「0」にリセットされていることを確認のうえ、ステッ
プ(S69)でコピー許可フラグが「1」にセットされて
いるか否かを判定する。コピー許可フラグはコピー動作
の実行に支障のないことが確認されると「1」にセット
される[第18図ステップ(S269)参照]。従って、既に
「1」にセットされていばステップ(S76)で該フラグ
を「0」にリセットし、ステップ(S77)でコピーフラ
グを「1」にセットしてこのサブルーチンを終了する。
このコピー許可フラグが「0」にリセットされていれ
ば、ステップ(S70),(S74)でADFスタートスイッチ
(401),プリントスイッチ(71)がオンエッジである
か否かを判定する。ADFスタートスイッチ(401)がオン
されると、ステップ(S71)でADFモードフラグが「1」
にセットされているか否かを判定し、YESであればステ
ップ(S72)でビンエンプティ判断のサブルーチンを実
行し、NOであればステップ(S73)で警告フラグ(F2)
を「1」にセットする。警告フラグ(F2)は前述の如く
原稿トレイ(203)上に原稿が無いことを示すためのフ
ラグである。また、プリントスイッチ(71)がオンされ
ると、ステップ(S75)でビンエンプティ判断のサブル
ーチンを実行する。スイッチ(401),(71)共にオン
されていなければこのサブルーチンを終了する。
スイッチ(401),(71)のいずれかがオンされる
と、次に、ステップ(S78),(S79),(S80)で警告
フラグ(F1),(F2),(F3)が全て「0」にリセット
されていることを確認のうえ、ステップ(S76)でコピ
ー許可フラグを「0」にセットし、ステップ(S77)で
コピーフラグを「1」にセットし、このサブルーチンを
終了する。
第8図は前記ステップ(S72),(S75)で実行される
ビンエンプティ判断のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S90)でデュアルモードフラグが
「1」にセットされているか否かを判定する。「1」に
セットされていれば、即ち、デュアルモードを実行する
のであれば、ステップ(S91),(S92)で第1群,第2
群のビン(301)内にシートが有るか否かをセンサ(321
a),(321b)のオン,オフにて判定する。いずれの群
のビン(301)にもシートが有る場合はステップ(S93)
で警告フラグ(F3)を「1」にセットする。また、少な
くともいずれかの群のビン(301)にシートが無ければ
ステップ(S94)で警告フラグ(F3)を「0」にリセッ
トする。即ち、デュアルモードはいずれかの群のビン
(301)が空いていればその実行を許可する。
一方、デュアルモードではなく全ビンを使用する可能
性のあるモードを実行するのであれば、ステップ(S9
5),(S96)で第1群,第2群のビン(301)内にシー
トが有るか否かをセンサ(321a),(321b)のオン,オ
フにて判定する。いずれの群のビン(301)にもシート
が無い場合のみステップ(S97)で警告フラグ(F3)を
「0」にリセットし、いずれかの群のビン(301)にシ
ートが有ればステップ(S98)で警告フラグ(F3)を
「1」にセットする。即ち、デュアルモード以外では第
1群,第2群の全てのビン(301)からシートが除去さ
れていなければその実行を許可しない。
第9図は前記ステップ(S40)で実行されるソートモ
ード設定のサブルーチンである。
ソータ(300)の動作モードはコピー動作時以外に設
定可能であり、ステップ(S100)でコピーフラグが
「0」にリセットされていることを確認のうえ、ステッ
プ(S101)でデュアルモードフラグが「0」にリセット
されているか否かを判定する。デュアルモードはソート
モードが選択されているときに選択可能とされているた
め[第7b図ステップ(S44),(S45)参照]、デュアル
モードフラグが「0」にリセットされているとき、以下
のステップを実行する。
まず、ステップ(S102)でモード選択スイッチ(41
1)がオンエッジか否かが判定され、オンエッジであれ
ばステップ(S103),(S106),(S109)でノンソート
モードフラグ,ソートモードフラグ,グルーピングモー
ドフラグがそれぞれ「1」にセットされているか否かを
判定する。ノンソートモードフラグが「1」にセットさ
れていれば、ステップ(S104)でソートモードフラグを
「1」にセットし、ステップ(S105)でノンソートモー
ドフラグを「0」にリセットする。ソートモードフラグ
が「1」にセットされていれば、ステップ(S107)でグ
ルーピングモードフラグを「1」にセットし、ステップ
(S108)でソートモードフラグを「0」にリセットす
る。グルーピングモードフラグが「1」にセットされて
いれば、ステップ(S110)でノンソートモードフラグを
「1」にセットし、ステップ(S111)でグルーピングモ
ードフラグを「0」にリセットする。一方、これらのフ
ラグが「0」にリセットされていれば、ステップ(S11
2)でノンソートモードフラグを「1」にセットし、ス
テップ(S113)でシングルマルチジョブフラグを「0」
にリセットする。なお、置数が“1"の場合に実行される
シングルマルチジョブは第11図のステップ(S145),
(S149),(S150),(S151)にて設定される。
第10図はメインルーチンのステップ(S4)で実行され
る表示処理のサブルーチンを示す。
このサブルーチンでは、まず、ステップ(S120)でAD
Fモードフラグが「1」にセットされているか否かを判
定し、「1」にセットされていればステップ(S121)で
ADFモードの表示、即ち、LED(402)を点灯し、「0」
にリセットされていればステップ(S122)でLED(402)
を消灯する。続いて、ステップ(S123)のサブルーチン
でソートモードの表示を処理し、選択された動作モード
に従ってLED(412),(413),(414)のいずれかを点
灯する。ステップ(S124)ではデュアルモードフラグが
「1」にセットされているか否かを判定し、「1」にセ
ットされていればステップ(S125)でデュアルモードの
表示、即ち、LED(416)を点灯し、「0」にリセットさ
れていればステップ(S126)でLED(416)を消灯する。
次に、ステップ(S127)では警告フラグ(F1)が
「1」にセットされているか否かを判定し、「1」にセ
ットされていればステップ(S128)でLED(417)を点灯
してビン数オーバーを表示し、「0」にリセットされて
いればステップ(S129)でLED(417)を消灯する。ステ
ップ(S130)では警告フラグ(F2)が「1」にセットさ
れているか否かを判定し、「1」にセットされていれば
ステップ(S131)でLED(403)を点灯して原稿トレイ
(203)上の原稿がエンプティであることを表示し、
「0」にリセットされていればステップ(S132)でLED
(403)を消灯する。ステップ(S133)では警告フラグ
(F3)が「1」にセットされているか否かを判定し、
「1」にセットされていれはステップ(S134)でLED(4
18)を点灯してビン(301)からコピーシートを除去す
る必要のあることを警告し、「0」にリセットされてい
ればステップ(S135)でLED(418)を消灯する。
次に、ステップ(S136)でコピーフラグが「1」にセ
ットされているか否かを判定し、「1」にセットされて
いればステップ(S137)で表示部(75)にコピー枚数置
数を表示し、「0」にリセットされていればステップ
(S138)で同じく表示部(75)に残りコピー枚数を表示
する。続いて、ステップ(S139)でその他の表示処理を
実行し、このサブルーチンを終了する。
第11図はメインルーチンのステップ(S5)で実行され
るコピーシステム処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S140)でADFモードフラグが「1」
にセットされているか否かを判定し、「1」にセットさ
れていればステップ(S141)でADFモード処理のサブル
ーチンを実行する。続いて、ステップ(S142)でノンソ
ートモードフラグが「1」にセットされているか否かを
判定し、「1」にセットされていればステップ(S143)
でノンソートモード処理のサブルーチン、ステップ(S1
53)でコピー処理のサブルーチン、ステップ(S154)で
その他の処理のサブルーチンをそれぞれ実行する。
一方、ノンソートモードフラグが「0」にリセットさ
れていれば、ステップ(S144)でソートモードフラグが
「1」にセットされているか否かを判定する。該フラグ
が「1」にセットされていればステップ(S145)で置数
(A)が“1"か否かを判定し、“1"でなければステップ
(S146)でデュアルモードフラグが「1」にセットされ
ているか否かを判定する。該フラグが「1」にセットさ
れていればステップ(S147)でデュアルモード処理のサ
ブルーチン、ステップ(S148)でソートモード処理のサ
ブルーチンを実行し、さらに前記ステップ(S153),
(S154)の処理を実行する。デュアルモードフラグが
「0」にリセットされていれば直ちにステップ(S148)
のソートモード処理のサブルーチンへ移行する。前記ス
テップ(S145)で置数(A)が“1"であると判定される
と、ステップ(S149)で原稿群境界検出モードフラグが
「1」か否かを判定する。該フラグが「1」にセットさ
れていればステップ(S150)でソートモードフラグを
「0」にリセットし、ステップ(S151)でシングルマル
チジョブフラグを「1」にセットし、さらに、ステップ
(S152)でグルーピングモード処理のサブルーチンを実
行した後、前記ステップ(S153),(S154)を実行す
る。原稿群境界検出モードフラグが「0」にリセットさ
れていれば、ステップ(S148)のサブルーチンへ移行す
る。
一方、前記ステップ(S144)でソートモードフラグが
「0」にリセットされていると判定されると、ステップ
(S152)のグルーピングモード処理へ移行する。
なお、前記ステップ(S143)で実行されるノンソート
モードのサブルーチンは従来と同様の制御手順であり、
その詳細は省略する。
第12図はコピーシステム処理(第11図参照)中でのス
テップ(S141)で実行されるADFモード処理のサブルー
チンを示す。
ここでは、まず、ステップ(S160)で原稿給紙枚数を
カウントする原稿カウンタのカウント値が“0"か否かを
判定し、“0"でなければステップ(S161)で原稿トレイ
(203)上に原稿が有るか否かをセンサ(ES)のオン,
オフにより判定する。原稿が無ければ全ての原稿につき
ADF(200)での給紙処理が終了したと判断してステップ
(S162)で原稿カウンタをリセットし、ステップ(S16
3)へ移行する。前記ステップ(S160)でカウント値が
“0"であれば、これから原稿給紙動作が開始されるた
め、直ちにステップ(S163)へ移行する。
次に、ステップ(S163)でコピーフラグが「1」にセ
ットされているか否かを判定する。該フラグが「0」に
リセットされていれば直ちにこのサブルーチンを終了
し、「1」にセットされていればステップ(S164)で原
稿給紙処理のサブルーチンを実行する。続いて、ステッ
プ(S165)でADF給紙センサ(SSE)のオフエッジが確認
されると、ステップ(S166)で原稿カウンタをインクリ
メントし、ステップ(S167)で原稿サイズ検出処理のサ
ブルーチンを実行する。
次に、原稿群境界検出モードフラグが「1」にセット
されているか否かを判定し、「1」にセットされていれ
ばステップ(S169)で原稿群境界検出モード処理のサブ
ルーチンを実行する。続いて、ステップ(S170)で原稿
境界フラグが「1」にセットされているか否か、即ち、
このとき給紙されたシートが仕切りシートであるか否か
を判定し、YESであればステップ(S172)で原稿排出処
理のサブルーチンを実行し、仕切りシートを原稿台ガラ
ス(16)上から排出する。原稿境界フラグが「0」にリ
セットされていれば、即ち、このとき給紙されたシート
が原稿であればステップ(S171)で光学系(10)がコピ
ー枚数(置数)分スキャンしたことを確認のうえ、ステ
ップ(S171)で原稿排出処理のサブルーチン、ステップ
(S173)でその他の処理のサブルーチンを実行し、この
ADFモード処理を終了する。
なお、前記ステップ(S164),(S172)で実行される
原稿給紙処理,原稿排出処理のサブルーチンは従来と同
様の制御手順であり、その詳細は省略する。また、前記
ステップ(S167)で実行される原稿サイズ検出処理につ
いては、ADF(200)の動作説明で詳述した通りであり、
制御手順としては省略する。
第13図はADFモード処理(第12図参照)中でのステッ
プ(S169)で実行される原稿群境界検出モード処理のサ
ブルーチンを示す。
まず、ステップ(S180)で原稿カウンタのカウント値
が“1"以下か否かを判定し、YESであれば直ちにこのサ
ブルーチンを終了す。即ち、給紙されたのが1枚目のシ
ートであればそれは原稿であることが当然であるため、
以下の処理を実行することはない。2枚目以降の原稿が
給紙されると、センサ(210),(211)とカウンタとの
組合わせで検出された原稿サイズに基づき、ステップ
(S181)で現在の原稿サイズ(Sn)と1枚前の原稿サイ
ズ(Sn-1)とを比較し、サイズが異なっていればステッ
プ(S182)でカウンタ(B)に“1"を加算し、ステップ
(S183)へ移行し、同サイズであればそのままステップ
(S183)へ移行する。
ステップ(S183)ではカウンタ(B)のカウント値が
“1"か否かを判定し、“1"であれば、異サイズの仕切り
シートが給紙されたと判断し、ステップ(S184)で原稿
境界フラグを「1」にセットし、このサブルーチンを終
了する。前記ステップ(S183)でNOと判定されるとステ
ップ(S185)でカウンタ(B)のカウント値が“2"か否
かを判定し、“2"であれば、次群の原稿の1枚目が給紙
されたと判断し、ステップ(S186)で原稿境界フラグを
“0"にリセットし、ステップ(S187)でカウンタ(B)
を“0"にリセットし、このサブルーチンを終了する。
第14図はコピーシステム処理(第11図参照)中のステ
ップ(S152)で実行されるグルーピングモード処理のサ
ブルーチンを示す。
ここではソータ(300)の動作モードがグルーピング
モードに選択されているとき、あるいはシングルマルチ
ジョブに設定されたときの処理を行なう。即ち、ステッ
プ(S200)でビン(301)をホームポジションへ設定す
るための処理前、ステップ(S201)でコピーシートを所
定のビン(301)へ送り込むための搬送処理、ステップ
(S202)でビン(301)をリセットすると共にビン(30
1)の使用状態を判別するための後処理Iの各サブルー
チンをそれぞれ実行する。
第15図はステップ(S201)で実行される前処理のサブ
ルーチンを示す。
ここでは、まず、ステップ(S210)でコピーフラグが
オンエッジか否かを判定し、NOであればステップ(S21
4)へ移行し、YESであればステップ(S211),(S212)
でビンカウンタ,枚数カウンタをリセットし、ステップ
(S213)でホームポジションセットフラグを「1」にセ
ットし、ステップ(S214)へ移行する。
ステップ(S214)ではホームポジションセットフラグ
が「1」にセットされているか否かを判定し、「0」に
リセットされていれば直ちにこのサブルーチンを終了す
る。該フラグが「1」にセットされていればステップ
(S215)でホームポジションセット処理のサブルーチン
を実行する。このサブルーチンはソータ(300)の排出
ローラ対(313),(313)をそれぞれ第1群,第2群の
最上段のビン(301)へシートを排出する位置へセット
するもので、この種のソータとしては良く知られている
制御であり、詳細は省略する。
次に、ステップ(S216)でホームポジションへの復帰
が終了したことを持って、ステップ(S217)でシートモ
ードフラグが「0」にリセットされているか否かを判定
し、「0」にリセットされていればステップ(S218)で
ビンカウンタをインクリメントし、ステップ(S219)で
ホームポジションセットフラグを「0」にリセットし、
このサブルーチンを終了する。ソートモードフラグが
「1」にセットされていれば直ちにステップ(S219)へ
移行する。
第16図はステップ(S201)で実行される搬送処理のサ
ブルーチンを示す。
まず、ステップ(S220)で複写機本体(100)の排出
スイッチ(37)のオンエッジが確認されると、即ち、コ
ピーシートの先端が排出ローラ対(24)に達すると、ス
テップ(S221)でソータ(300)の搬送モータをオンす
る。これにてソータ(300)内のローラ対(303),(31
1),(313)が回転を開始する。
次に、ステップ(S222)で排出センサ(320a),(32
0b)がオフエッジになるのを待って、即ち、シートが所
定のビン(301)へ分配,収容されるのを待って、ステ
ップ(S223)でソートモードフラグが「1」にセットさ
れているか否かを判定する。ソートモードフラグが
「1」にセットされていればステップ(S224)でビンカ
ウンタをインクリメントし、「0」にリセットされてい
ればステップ(S225)で枚数カウンタをインクリメント
する。
次に、ステップ(S226)でモードタイマをスタートさ
せ、ステップ(S227)でこのタイマの終了が確認される
と、ステップ(S228)でソータ搬送モータをオフし、こ
のサブルーチンを終了する。
第17a図,第17b図はステップ(S202)で実行される後
処理Iのサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S230)でコピー中断フラグが「0」
にリセットされているか否かを判定する。コピー中断フ
ラグはコピー処理中に全ビン(301)にシートが分配,,
収容されたとき、ビン(301)からシートが取り除かれ
るのを持ってコピー処理を再開させるためのもので、以
下のステップ(S265)(第18図参照)で「1」にセット
される。コピー中断フラグが「1」にセットされていれ
ばステップ(S245)へ移行し、「0」にリセットされて
いればステップ(S231)でコピーフラグが「1」にセッ
トされているか否かを判定する。コピーフラグが「0」
にリセットされていれば直ちにこのサブルーチンを終了
し、「1」にセットされていればステップ(S232)でシ
ングルマルチジョブフラグが「1」にセットされている
か否かを判定する。シングルマルチジョブフラグが
「1」にセットされてれいれば、即ち、置数(A)が
“1"の場合はステップ(S234)で原稿境界フラグが
「0」にリセットされているか否かを判定する。該フラ
グが「1」にセットされていれば、即ち、一の原稿群の
コピーが終了して仕切りシートが給紙されたのであれば
ステップ(S243)へ移行する。原稿境界フラグが「0」
にリセットされていれば、即ち、一群の原稿についてコ
ピー処理中であれば、ステップ(S235)で枚数カウンタ
のカウント値(q)(1ビン中に収容されたシート枚数
を意味する)が1ビン当りのシート収容容量(Q)と等
しいか否かを判定する。このステップ(S235)でNOと判
定されれば、即ち、そのとき使用されているビン(30
1)にまだ収容余地があればこのサブルーチンを終了
し、YESと判定されれば、即ち、容量限度であればステ
ップ(S243)へ移行する。
一方、前記ステップ(S232)でシングルマルチジョブ
フラグが「0」にリセットされていると判定されると、
即ち、置数(A)が“2"以上でグルービングモード処理
を行なっている場合は、ステップ(S236)で複数ビン使
用フラグが「0」にリセットされているか否かを判定す
る。複数ビン使用フラグは「1」にセットされていると
き1枚の原稿について複数のビン(301)を使用してい
ることを示すフラグである[ステップ(S242)参照]。
このフラグが「0」にリセットされていればステップ
(S237)で1原稿につきコピー終了判断値(C)に置数
(A)をセットし、ステップ(S238)へ移行する。複数
ビン使用フラグが「1」にセットされていれば直ちにス
テップ(S238)へ移行する。
ステップ(S238)では枚数カウンタのカウント値
(q)が前記コピー終了判断値(C)と等しいか否かを
判定し、NOであれば、即ち、一つのビン(301)に収容
されたシート枚数が判断値(C)に達していなければ、
ステップ(S240)で枚数カウント値(q)がシート収容
容量(Q)と等しいか否かを判定する。枚数カウント値
(q)が容量(Q)に達していなければ直ちにこのサブ
ルーチンを終了し、達すればステップ(S241)でC減算
フラグが「1」にセットする。C減算フラグはシートを
収容するためのビン(301)を1段下のもにに切り換え
て新たに収容シート枚数をカウントし直させるめのフラ
グである。続いて、ステップ(S242)で複数ビン使用フ
ラグを「1」にセットし、ステップ(S243)へ移行す
る。一方、前記ステップ(S238)でシート枚数カウント
値(q)が判断値(C)に達したと判定されると、ステ
ップ(S239)で複数ビン使用フラグを「0」にリセット
し、ステップ(S243)へ移行する。
次に、ステップ(S243)ではビンカウンタのカウント
値(p)(使用中のビン数を意味する)がビン数(a)
と等しいか否かを判定する。ビンカウント値(p)がビ
ン数(a)より少ないと判定されている間は、ステップ
(S244)でビン(301)を1ビンシフトさせるサブルー
チンを実行し、ステップ(S246)でビンシフト処理の終
了が確認されると、ステップ(S247)でC減算フラグが
「1」にセットされているか否かを判定する。このフラ
グが「0」にリセットされていればステップ(S250)へ
移行し、「1」にセットされていればステップ(S248)
でC減算フラグを「0」にリセットし、ステップ(S24
9)で判断値(C)に(A−Q)の値をセットする。続
いて、ステップ(S250)でビンカウンタをインクリメン
トし、ステップ(S251)で枚数カウンタをリセットし、
このサブルーチンを終了する。
また、前記ステップ(S243)でビンカウント値(p)
がビン数(a)に達したと判定されると、ステップ(S2
45)で次に詳述する動作継続判断のサブルーチンを実行
する。
なお、前記ステップ(S244)で実行される1ビンシフ
トのサブルーチンは、ソータ(300)の排出ローラ対(3
13)を1段下のビン(301)へシートを排出する位置へ
移動させると共に排出の対象となるビン間を広げる動作
を処理するもので、この種のソータでは良く知られてい
る制御である。
第18図は前記後処理Iのステップ(S245)で実行され
る動作継続判断のサブルーチンを示す。
このサブルーチンは、ADF(200)の原稿トレイ(20
3)に原稿が残っているにも拘わらず、ソータ(300)の
ビン(301)が全て使用されている場合に、一旦コピー
動作を中断し、その後コピーシートが除去されたことを
検出して自動的にコピー動作を再開するためのものであ
る。
まず、ステップ(S260)でピン(301)内にシートが
有るか否かをセンサ(321a),(321b)のオン,オフに
て判定する。シートが有ればステップ(S261)で警告フ
ラグ(F3)を「1」にセットし、ステップ(S262),
(S263)でビンリセットフラグ,コピーフラグを「0」
にリセットする。続いて、ステップ(S264)で原稿トレ
イ(203)上に原稿が有るか否かをセンサ(ES)のオ
ン,オフにて判定し、無ければこのサブルーチンを終了
し、有ればステップ(S265)でコピー中断フラグを
「1」にセットしてこのサブルーチンを終了する。前記
ステップ(S261)で警告フラグ(F3)が「1」にセット
され、LED(418)が点灯されると、それに気が付いたオ
ペレータがビン(301)からコピーシートを除去するこ
ととなる。
シートが除去され、前記ステップ(S260)でNOと判定
されると、ステップ(S266)で警告フラグ(F3)を
「0」にリセットし、ステップ(S267)でコピー中断フ
ラグが「1」にセットされているか否かを判定する。該
フラグが「0」にリセットされていればこのサブルーチ
ンを終了し、「1」にセットされていればステップ(S2
68)でコピー中断フラグを「0」にリセットし、ステッ
プ(S269)でコピー許可フラグを「1」にセットし、こ
のサブルーチンを終了する。
第19図はコピーシステム処理(第11図参照)中のステ
ップ(S148)で実行されるソートモード処理のサブルー
チンを示す。
ここでは、前記第14図に示したグルービングモードと
同様に、ステップ(S270)で前処理、ステップ(S271)
で搬送処理、ステップ(S272)で後処理IIの各サブルー
チンをそれぞれ実行する。ステップ(S270),(S271)
のサブルーチンは前記第15図,第16図に示したサブルー
チンと同様である。
第20図はソートモード処理中でのステップ(S272)で
実行される後処理IIのサブルーチンを示す。
まず、ステップ(S280)でコピー中断フラグが「0」
にリセットされているか否かを判定し、「1」にセット
されていれば直ちにステップ(S293)へ移行して動作継
続判断のサブルーチンを実行する。該フラグが「0」に
リセットされ、かつ、ステップ(S281)でコピーフラグ
が「1」にセットされていることが確認されたとき、以
下の具体的な処理を行なう。
即ち、ステップ(S282)でビンカウンタのカウント値
(p)が置数(A)と等しいか否かを判定する。ビンカ
ウント値(p)が置数(A)に達するまでは、ステップ
(S283)でビン(301)を1ビンシフトさせるサブルー
チンを実行し、ステップ(S284)でビンシフト処理の終
了が確認されると、ステップ(S285)でビンカウンタを
インクリメントし、ステップ(S292)へ移行する。
一方、前記ステップ(S282)でビンカウント値(p)
が置数(A)に達したと判定されると、ステップ(S28
6)で原稿境界フラグが「1」にセットされているか否
かを判定する。該フラグが「1」にセットされていれば
ステップ(S287)でホームポジション変更フラグを
「1」にセットし、ステップ(S292)へ移行する。即
ち、一の原稿群のコピー処理が終了すればシートを分
配,収容するビン群を変更する。前記ステップ(S286)
で原稿境界フラグが「0」にリセットされていると判定
されると、ステップ(S288)で原稿トレイ(203)上に
原稿が有るか否かをセンサ(ES)のオン,オフにて判定
する。原稿が有ればステップ(S289)でビンリセットフ
ラグを「1」にセットし、ステップ(S290)で枚数カウ
ンタをインクリメントし、ステップ(S292)へ移行す
る。また、原稿が無くなっていればステップ(S291)で
コピーフラグを「0」にリセットし、ステップ(S292)
へ移行する。ビンリセットフラグは「1」にセットされ
たときに使用中のビン群のホームポジションからシート
の分配を再開させる様に指示するためのフラグである。
ステップ(S292)では枚数カウンタのカウント値
(q)が1ビン当りのシート収容容量(Q)と等しいか
否かを判定する。ここでNOと判定されればこのサブルー
チンを終了し、YESと判定されればステップ(S293)で
動作継続判断のサブルーチンを実行する。このステップ
(S293)での処理は第18図に示した動作継続判断のサブ
ルーチンと同様である。
第21図はコピーシステム処理(第11図参照)中のステ
ップ(S147)で実行されるデュアルモード処理のサブル
ーチンを示す。
まず、ステップ(S300)でホームポジション変更フラ
グが「1」にセットされているか否かを判定する。ホー
ムポジション変更フラグはソートモード処理の後処理サ
ブルーチン中ステップ(S287)に示した様に、原稿群の
境界が検出されたときに「1」にセットされる。従っ
て、該フラグが「0」にリセットされていれば直ちにこ
のサブルーチンを終了し、「1」にセットされていれば
ステップ(S301),(S307)で第1群ビン(301)及び
第2群ビン(301)内にシートが有るか否かをセンサ(3
21a),(321b)のオン,オフにて判定する。
ステップ(S301)で第1群ビン(301)内にシートが
存在しないことが確認されると、ステップ(S302)で警
告フラグ(F3)を「0」にリセットし、ステップ(S30
3)でシートの分配を開始するホームポジションを第1
群に設定するサブルーチンを実行する。続いて、ステッ
プ(S304)でホームポジションの設定終了が確認される
と、ステップ(S305)でホームポジション変更フラグを
「0」にリセットし、ステップ(S306)でコピー許可フ
ラグを「1」にセットし、このサブルーチンを終了す
る。
一方、ステップ(S307)で第2群ビン(301)内にシ
ートが存在しないことが確認されると、ステップ(S30
8)で警告フラグ(F3)を「0」にリセットし、ステッ
プ(S309)でシートの分配を開始するホームポジション
を第2群に設定するサブルーチンを実行する。続いて、
ステップ(S310)でホームポジションの設定終了が確認
されると、前記ステップ(S305),(S306)を実行し、
このサブルーチンを終了する。
また、ステップ(S301),(S307)で第1群,第2群
のいずれにもシートが存在していると判定されると、ス
テップ(S311)で警告フラグ(F3)を「1」にセット
し、ステップ(S312)でコピーフラグを「0」にリセッ
トする。
[実施例の要部] 以上の制御において、本実施例では、原稿群の間に挿
入された異サイズの仕切りシートが原稿トレイ(203)
上から給紙されたことが検出されると、原稿境界フラグ
を「1」にセットする[第13図ステップ(S184)]。そ
して、この原稿境界フラグを利用して種々の制御を行な
う。例えば、異サイズの仕切りシートに対しては複写処
理を実行することなくそのまま露光位置から排出させ
[第12図ステップ(S170),(S172)]、第2群以降の
原稿群に対して予約コピーを実行させ[第7a図ステップ
(S20),(S21),(S12)]、あるいはソートモード
処理にあってはデュアルモード処理を実行させる[第20
図ステップ(S286),(S287)、第21図ステップ(S30
0)]。
[他の実施例] なお、本発明に係る複写装置は前記実施例に限定する
ものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更可能であ
る。
例えば、ソーティング,グルーピングの処理中にシー
トの分配,収容が最終ビンまで行なわれた場合には以下
の処理を行なう様にしても良い。
(1)最終ビンに以後コピーされたシートを収容する。
その際、原稿群に対応するシートの境界が不明となるた
め、コピーシート間に別途カラーシートあるいは境界用
の異サイズシートを挿入する。
(2)最終ビンに収容されるべき原稿群のコピーが終了
したとき、換言すれば、原稿群の境界が検出されたと
き、ADF(200)の動作を中止すると共に、複写機本体
(100)にコピー禁止信号又は警告信号を出力する。
さらに、前記実施例ではADF(200)の原稿トレイ(20
3)上に原稿群がまとめてセットされた場合について連
続した制御を行なうことを説明したが、原稿トレイ(20
3)上から原稿が全て給紙された場合でも一定時間は原
稿エンプティ検出状態で待機させる様に制御しても良
い。
また、デュアルモード選択時に入力された置数(A)
が設定ビン数よりも大きい場合は、以下の処理が考えら
れる。
(1)ビン数オーバーとして表示部(75)の置数を点滅
させる。
(2)置数を最大ビン数に自動的に変更する。
(3)デュアルモードを解除し、通常のソートモードで
の処理とする(この場合、予約入力はキャンセルされ
る)。
さらに、デュアルモード選択時に第1の原稿群につい
て1ビン当りのコピー枚数がビン容量よりも多い場合
は、以下の処理が可能である。
(1)シートの収容を第1ビン群から第2ビン群へ移行
させると共に、次の原稿群の予約コピーをキャンセルす
る。
(2)シートの収容を第1ビン群から第2ビン群へ移行
させて処理を続行し、全体として容量をオーバーするに
至った場合にコピー処理を禁止する。但し、第2ビン群
での処理中に第1ビン群からシートが取り除かれた場合
は、コピー処理を続行させる。
一方、原稿群境界検出モードに関しては、その選択キ
ー(404)がオフのとき前述した原稿群境界検出モード
処理を実行し、オンされると仕切りシートが特定のサイ
ズであるときのみ原稿群境界検出モード処理を実行する
様にしても良い。この場合、特定のサイズは任意に設定
可能とすることが好ましい。
発明の効果 以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、自動原
稿搬送装置による原稿の給紙中に原稿とはサイズの異な
るシートが原稿サイズ検出によって検出されると原稿群
の境界であると判別する様にしたため、原稿群の間に異
サイズのシートを挿入するという簡単な作業のみで原稿
群の境界を自動的に判別することができ、デュアルモー
ドをソーティングと組み合わせて能率良く複写処理を行
なうことができ、複写条件等の予約も可能となる。しか
も、原稿のサイズ検出には従来から設置されている検出
手段を利用すれば良く、特別なマークシートや検出手段
を用いる必要はない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る複写装置の一実施例を示し、第1図
は装置全体の概略構成図、第2図はADFの原稿搬入部の
平面図、第3図は複写機パネルの平面図、第4図はADF
パネルの平面図、第5図はソータパネルの平面図、第6
図,第7a図〜第7d図,第8図〜第16図,第17a図,第17b
図,第18図〜第21図はそれぞれ制御手順を示すフローチ
ャート図である。 (100)…複写機本体、(200)…自動原稿搬送装置(AD
F)、(203)…原稿トレイ、(210),(211)…原稿サ
イズ検出用センサ、(300)…ソータ、(301)…ビン、
(404)…原稿群境界検出モード選択キー、(411)…ソ
ータ動作モード選択キー、(415)…デュアルモード選
択キー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上代 明儀 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭56−83754(JP,A) 特開 昭63−208472(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿トレイ上に積載された原稿を1枚ずつ
    給紙して露光位置で停止させ、露光終了後排出させる自
    動原稿搬送装置を有する複写装置において、 原稿トレイ上から給紙される原稿のサイズを検出する手
    段と、 原稿トレイ上に同一サイズで構成された原稿群を各原稿
    群の間に原稿サイズとは異なるサイズのシートを挿入し
    た状態で積載し、各原稿の給紙中に異サイズのシートが
    前記原稿サイズ検出手段によって検出されたときに原稿
    群の境界であると判別すると共に、その直後に給紙され
    たシートは次に複写される原稿群の1枚目の原稿である
    と判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする複写装置。
JP63001748A 1988-01-06 1988-01-06 複写装置 Expired - Lifetime JP2953467B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63001748A JP2953467B2 (ja) 1988-01-06 1988-01-06 複写装置
US07/293,496 US5081489A (en) 1988-01-06 1989-01-04 Copying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63001748A JP2953467B2 (ja) 1988-01-06 1988-01-06 複写装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08274309A Division JP3114631B2 (ja) 1996-10-17 1996-10-17 複写装置
JP8274308A Division JP2933033B2 (ja) 1996-10-17 1996-10-17 複写装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01177527A JPH01177527A (ja) 1989-07-13
JP2953467B2 true JP2953467B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=11510188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63001748A Expired - Lifetime JP2953467B2 (ja) 1988-01-06 1988-01-06 複写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2953467B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5683754A (en) * 1979-12-12 1981-07-08 Fuji Xerox Co Ltd Automatic original feeder of copying machine
JPS63208472A (ja) * 1987-02-25 1988-08-29 Canon Inc 複写装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01177527A (ja) 1989-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4609283A (en) Copying apparatus with preprogrammed features enabled by a document
US5008709A (en) Document recycling copier for copying documents of varying sizes
US4212457A (en) Pre/post-collation copying system
JP2961944B2 (ja) 画像形成装置
US5053831A (en) Image forming apparatus having a finisher
US5081489A (en) Copying apparatus
US4980721A (en) Copying apparatus having a controller capable of sorting groups of originals in different bins by detecting a boundary between the groups
US4757356A (en) Copying with auto sort/stack selection
JP2953467B2 (ja) 複写装置
JP2933033B2 (ja) 複写装置
JP3114631B2 (ja) 複写装置
JPH01170955A (ja) 複写機
US5073803A (en) Copying apparatus provided with an automatic document feeder and a sheet binding unit
US5708953A (en) Copying system provided with an automatic document feeder and a copy sheet circulating device
JPH01177565A (ja) 複写装置
JP2590827B2 (ja) 画像形成装置
JP2526901B2 (ja) 複写装置
JP2770826B2 (ja) フィニッシャ付きソータ
JP3211282B2 (ja) 画像形成装置
JP2522321B2 (ja) 自動ペ―パ―セレクト機能を備えた電子写真複写機
JPH01177564A (ja) 複写装置
JP2568553B2 (ja) 複写装置
JPH01177566A (ja) 複写装置
JPH01177562A (ja) 複写装置
JP2590828B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9