JP2933033B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2933033B2
JP2933033B2 JP8274308A JP27430896A JP2933033B2 JP 2933033 B2 JP2933033 B2 JP 2933033B2 JP 8274308 A JP8274308 A JP 8274308A JP 27430896 A JP27430896 A JP 27430896A JP 2933033 B2 JP2933033 B2 JP 2933033B2
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琢磨 石川
明儀 上代
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法による
複写装置、特に、自動原稿搬送装置とソータとが付設さ
れた複写装置の制御機構に関する。
【0002】
【従来技術と課題】近年、複写に際してのペーパハンド
リングの自動化の要求により、積載された原稿を1枚ず
つ自動的に給紙する自動原稿搬送装置(以下、ADFと
記す)、コピー済みシートのソーティング、グルーピン
グ等を行うソータ等の周辺装置が種々開発され、実用に
供されている。
【0003】従来、一般的に使用されているADFは原
稿トレイ上に積載された一群の原稿をその全てが無くな
るまで1枚ずつ順次給紙して露光位置まで搬送し、か
つ、排出するように構成されている。従って、複数の原
稿群を一度にADFにセットし、置数を“1”に設定し
て複写すると、全てのコピーシートが一つのビン又は排
紙専用トレイに排出されてしまい、原稿群に対応するコ
ピーシートの区分けをオペレータがマニュアルで行わな
ければならず、煩雑であった。即ち、現状では、異種の
原稿群を複写しようとすると、まず、一の原稿群につい
てADFを使用して複写を実行し、ソータの他のビンが
空いているにも拘らずその間待機し、その後他の原稿群
につき複写処理を実行し直さねばならず、時間的にもロ
スが大きい。
【0004】そこで、本発明の目的は、複数の原稿群の
コピーシートを自動的に仕分けることができる使い勝手
の良好な複写装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る複写装置は、自動原稿搬送装置とソー
タとを有し、前記ソータによりシートを前記ビンに分配
収容する複数のモードを設定可能な複写装置において、
1枚の原稿に対する複写枚数である置数を設定する手段
と、原稿トレイ上から1枚ずつ給紙される複数の原稿群
の境界を判別する手段と、前記置数が“1”に設定され
ていることを条件として、前記複数のモードのなかか
ら、前記判別手段にて原稿群の境界が判別されるごとに
シートを分配収容するビンを次段のビンに変更させるモ
ードを選択して設定する制御手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0006】
【作用】即ち、原稿トレイ上に積載された原稿は1枚ず
つ順次露光位置へと給紙されていく。このとき、原稿群
の境界判別処理が行われる。原稿群の境界判別は種々の
方法を採用できるが、例えば、各原稿群の間に原稿サイ
ズとは異なるサイズのシートを挿入しておき、このシー
トの検出によって原稿群の境界であると判別する。そし
て、置数が“1”に設定されていることを条件として原
稿群の境界が判別されるごとに、自動的にシートを分配
収容するビンを次段のビンに変更するモードが設定され
る。これにて、シートが原稿群ごとに順次各ビンに仕分
けされて収容されることとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複写装置の実
施形態を添付図面に従って説明する。
【0008】(複写機の全体構成及び動作、図1参照)
複写機本体100の略中央部には感光体ドラム1が図中
矢印a方向に回転可能に支持されており、その周囲に
は、イレーサランプ2、帯電チャージャ3、像端・像間
イレーサ4、現像装置6、転写チャージャ7、分離チャ
ージャ8及びクリーニング装置9が順次配設されてい
る。感光体ドラム1は表面に感光体層を設けたもので、
この感光体層は前記イレーサランプ2及び帯電チャージ
ャ3を通過することにより均一に帯電され、走査光学系
10からスリット部5を介して画像露光を受け、その表
面に静電潜像が形成される。前記像端・像間イレーサ4
は、画像幅方向に配列された複数の発光ダイオードを有
し、像形成時に感光体ドラム1表面の不要な電荷を除去
する。
【0009】光学系10は、原稿台ガラス16の下方で
原稿像を走査可能に設置したもので、露光ランプ17
と、可動ミラー11,12,13と、レンズ14と、ミ
ラー15とから構成されている。前記露光ランプ17と
可動ミラー11は、感光体ドラム1の周速度v(等倍・
変倍に拘らず一定)に対してv/m(但し、m:複写倍
率)の速度で一体的に矢印b方向に移動するように、可
動ミラー12,13はv/2mの速度で一体的に矢印b
方向に移動するように、スキャンモータM3にて駆動さ
れる。なお、複写倍率の変更に際しては、ステッピング
モータM4によってレンズ14が光軸上で移動すると共
にミラー15が移動かつ揺動して光路長を補正する動作
を伴うが、このような倍率変更機構については、原理的
には既に知られている。また、光学系10の走査速度に
対する制御に関しても、予め選択された複写倍率データ
に応じてスキャンモータM3の回転速度を変化させる制
御が行われるが、これは周知であり、具体的な制御方式
等についての説明は省略する。
【0010】複写紙は、複写機本体100の図中左側に
設けられた上下2段のカセット装着部を有する自動給紙
機構20又はその上部に設けられた手差し給紙機構30
によって機内に給送され、タイミングローラ対21によ
り一旦停止された後、感光体ドラム1の表面に形成され
る像と同期をとって転写部へ送り込まれ、転写チャージ
ャ7でトナー像の転写を受け、分離チャージャ8によっ
て感光体ドラム1の表面から分離されて搬送ベルト22
で定着装置23へ送り込まれ、像定着されて排出ローラ
対24から以下に詳述するソータ300の所定のビン3
01に排出される。この排出はシート検出スイッチ37
にて検出される。また、複写紙の給送タイミングにてキ
ーカウンタKCが動作し、排出のタイミングでトータル
カウンタTCが動作し、それぞれ複写動作回数の計数値
として“1”ずつ加算される。
【0011】転写後の感光体ドラム1は、クリーニング
装置9、イレーサ2によってその表面に残留するトナー
及び電荷を除去され、次の複写工程に備える。
【0012】自動給紙機構20と手差し給紙機構30
は、いずれか一方が選択的に使用される。自動給紙の場
合、複写機100の複写動作をスタートさせるプリント
キー71(図3参照)の操作によって感光体ドラム1を
含む作像系がスタートし、感光体ドラム1に対する予備
駆動時の処理が終了すると給紙ローラ25又は26が駆
動され、複写紙の搬送に伴って出力されるスキャン開始
信号によって光学系10の駆動が開始され、作像動作と
同期して複写機が給送される。複写紙は2,3枚のもの
が給紙ローラ25又は26の回転によって押し出され、
次段のさばき機構27,27’によって最上層の1枚だ
けが送り出される。
【0013】さばき機構27,27’にあっては、上ロ
ーラ27a,27a’が給送方向に、下ローラ27b,
27b’が押し戻し方向に、それぞれ図示矢印の方向に
回転駆動される。給紙ローラ25又は26によって最上
層の複写紙と共に押し出されてくる2枚目以降の複写紙
は、下ローラ27b,27b’によって押し戻され、最
上層の複写紙のみが次段の中間ローラ対28又は28’
へ向けて送り出される。中間ローラ対28,28’は、
後述するように、次段のタイミングローラ対21と関連
付けられてその駆動を制御される。
【0014】これに対して、手差し給紙の場合は、複写
紙が手差しテーブル31から手差し挿入口32に挿入さ
れてセンサ34がこれを検出すると、手差し給紙ローラ
33が回転して複写紙を機内へ送り込み、これと同時あ
るいは若干遅れて前記プリントキー71の操作時と同様
に感光体ドラム1等の駆動がスタートする。そして、手
差しされた複写紙は複写紙先端検出スイッチ35の検出
部で一旦停止されて待機し、感光体ドラム1の回転を含
む予備駆動の処理が終了すると、給紙ローラ33が再び
回転し、これによって機内へ送り込まれる。
【0015】なお、前記手差しテーブル31は複写機本
体に対して着脱可能となっており、手差しテーブル31
の代わりに、給紙用のモータ及び給紙ローラ等を内蔵し
た汎用の給紙ユニットを装着することができ、これによ
って、3段の自動給紙部を備えたものと同等の機能を持
たせることができる。
【0016】また、自動給紙機構20の各カセット装着
部には、サイズ検出スイッチSW11〜SW14及びS
W21〜SW24が設けられ、装着されるカセット9
1,92に設けられた突起あるいは磁石(図示せず)等
の配列によってスイッチの作動状態を変化させ、装填さ
れた複写紙のサイズを4ビットの2進コードで判別する
ようになっている。このように、複写紙を収容したカセ
ットを用いて複写紙サイズを判別するものは既に多くの
機構が知られており、具体的な説明は省略する。
【0017】(自動原稿搬送装置の構成及び動作、図
1、図2参照)一方、複写機本体100は、上部に自動
原稿搬送装置200(以下、ADFと記す)を備え、互
いに連動して複写動作を行うことができる。このADF
200は、大略、原稿をストックして1枚ずつ送り出す
原稿送り出し部201と、送られてきた原稿を搬送ベル
ト205にて原稿台ガラス16の上面を搬送し、ガラス
16面上の所定位置で停止させると共に、原稿走査の終
了後に原稿を排紙トレイ204上に送り出す原稿搬送部
202とからなる。原稿搬送部202は、単独で手差し
による原稿搬送装置としても使用可能であり、また、複
写機本体100上に取り付けられた状態で原稿台ガラス
16を露出させるように複写機本体100に対して開閉
可能であり、通常の原稿カバーと同様な使い方ができ
る。
【0018】複写機本体100には図示しないマグネッ
トが設置されており、原稿搬送部202を閉じると、該
マグネットを感知してリードスイッチからなるスイッチ
OSWがオンし、解放するとオフする。このスイッチO
SWがオンすると、ADF200と複写機本体100の
制御は互いに関連付けられ、複写機本体100の動作モ
ードがADFモードに切換え可能となっている。ADF
モードとはADFスタートキー401(図4参照)が操
作されると、複写機本体100が待機状態を保ったまま
ADF200が動作を開始し、原稿トレイ203上に載
置された最下層の1枚の原稿を原稿台ガラス16の上面
に沿って送り込み、所定位置で停止させると共に、AD
F200から複写機本体100へスタート信号が出て前
述した複写動作がスタートするものであり、その原稿に
対する光学系10の最終の走査移動が終了すると、複写
機本体100からADF200に動作信号が出て、原稿
を排紙トレイ204上に排紙する。このとき、次の原稿
の所定位置への搬送も行われる。
【0019】原稿が原稿トレイ203上に有ることは、
原稿エンプティセンサESによって検出される。原稿エ
ンプティセンサESによって原稿があることが検出され
ている間、前記ADFモードにて複写が連続的に行われ
る。また、1枚ずつ給紙される原稿は原稿検出センサS
SWにて検出される。
【0020】さらに、ADF200は、原稿のサイズを
自動的に検出する手段を備えている。即ち、図2はAD
F200の原稿搬入部の要部を示し、シート原稿Dを検
出してそのサイズを識別するための原稿センサ201,
211の配置関係の具体例を示す。この例は、シート原
稿Dの搬送装置及び光学系10の基準位置がその中央
(搬送方向と直角な方向における中央)に設定されてい
る場合の具体例であり、基準位置を一点鎖線Cで示す。
【0021】原稿センサ210,211はそれぞれ発光
素子と受光素子を一組とする一般的な反射型フォトセン
サであって、原稿トレイ203上から給紙される原稿に
より発光素子からの光が反射されて受光素子に入り、受
光素子の出力が変化して原稿Dの存在を検出する。
【0022】原稿センサ210は前記基準線C上に設け
られ、搬送されてくる原稿Dのサイズには拘りなく原稿
を検出する。原稿センサ211は、基準線Cに対して、
原稿Dの幅方向(搬送方向と直角な方向)に距離X1
隔てて設けられ、搬送されてくる原稿Dのサイズによっ
て、これを検出する場合としない場合とがある。シート
原稿のサイズ識別は、センサ210によって原稿が検知
されているときにタイマtが所定ピッチのパルス信号を
カウントすることにより、パルスの個数と実際の長さと
の間に所定の関係を持たせることにより、原稿の搬送方
向の長さが判別できる。
【0023】このタイマカウント値と前記センサ211
の検出状態の信号とにより、原稿のサイズが識別され、
本実施形態では同時に最適複写サイズの演算が実行され
る。即ち、我国内において使用されているカットシート
のサイズは、JIS(日本工業規格)に規定されたA列
とB列とに大別され、例えば、A4のシートの短辺がA
5のシートの長辺と同じ長さとなり、A5の短辺がA6
のシートの長辺と同じ長さとなり、順次面積が1/2と
なるように規定されており、同様にB列5番の短辺とB
列6番の長辺とが同じ長さとなる。一方、一般の複写機
においてはA3のシートサイズが最大複写サイズとされ
ることが多く、従って、複写機の原稿台ガラスはA3の
縦送り寸法と一致する大きさに設定されていることか
ら、A3とB4のシートは縦送りのみ可能であり、この
2種類のものは送り方向の長さを検出するのみで識別で
きる。ところが、他のサイズのものは、縦送りで使用さ
れる場合と横送りで使用される場合とがあるため、送り
方向の長さ検出のみではサイズの識別ができないことが
ある。例えば、A4の横送りでは、タイマtによって長
さ210mmが判定されるが、これのみではA5の縦送
りとの区別ができず、同様にA5の横送りはA6の縦送
りと、B5の横送りはB6の縦送りと区別できない。
【0024】従って、本実施形態においては、センサ2
11を原稿搬送の基準である中央位置から距離X1離れ
た位置にシートを検出するように設置し、搬送されるシ
ートのサイズを、その縦送り、横送りを含めて全て識別
可能とした。以下に示す表はシートのサイズとしてA列
3番からB列6番までのシートの縦送り、横送りを含め
た組合わせ例と、タイマtのカウント値及びセンサ21
1のオン,オフの関連を示すものである。
【0025】
【表1】
【0026】表において、センサ211は74mm<X
1<105mmを満足する位置に設けられている。表に
示す組み合わせ例においては、前述したように、A3と
B4とはタイマtのカウント値のみで識別できる。同様
に、A4とB5が縦送りされた場合と、A6とB6が横
送りされた場合も、原稿が定型のカットシートであれば
タイマtのカウント値のみで識別できる。そこで、タイ
マtのカウント値が一致するサイズに対し、センサ21
1の出力状態が大サイズと小サイズとで異なるようにそ
の検出位置を設定すれば、全てのサイズに対してその縦
送りと横送りの関係を含めて識別できることになる。
【0027】従って、前記表から見て、センサ211が
オフとなる最大サイズはA5の縦送りの場合であり、そ
のときの中央基準位置Cからの距離は74mmであるか
ら74mm<X1の条件が成立し、またセンサ211が
オンとなる最小サイズはA5の横送りの場合であり、こ
れによってX1<105mmの条件が成立する。なお、
前記表に示した各シートのサイズは基準となる値であっ
て、実際には±1mm程度の誤差があり、タイマtのカ
ウント値や距離X1の設定に際してはこの誤差を考慮し
なければならない。また、原稿の搬送が、通紙路の一方
の側辺を基準とする、いわゆる片側基準の場合、センサ
211の基準辺からの距離X2(図示せず)は、前記表
に示す如き我国では一般に使用されているシートを識別
するためには、148mm<X2<210mmの条件を
満たせばよい。
【0028】以上のようにして、タイマtのカウント値
とセンサ211の出力状態とによって原稿のサイズが識
別されると、この原稿のサイズはマイクロコンピュータ
内のメモリに記憶され、このデータと、予め使用者によ
って選択され、記憶されている複写倍率データとによっ
て、最適複写紙サイズが決定される。なお、ここでの最
適複写紙サイズ選択機構については説明を省略する。ま
た、原稿サイズ検出手段については、光学系10に設け
たセンサにより原稿の大きさを読み取る方法等種々の手
段が考えられる。
【0029】(原稿群境界の検出)以上の構成からなる
ADF200にあっては、原稿群の間に原稿サイズとは
異なるサイズの仕切りシートを挿入することにより、複
数の原稿群の境界を判別可能である。この判別は原稿1
枚のサイズ検出ごとにそのサイズをマイクロコンピュー
タ内にメモリしておき、次に検出されたサイズと比較
し、異なっておれば原稿群の境界であると判別する。こ
の場合、次の原稿群の1枚目の原稿が給紙されると、そ
の原稿も前に検出された仕切りシートとは異サイズであ
ると判定される。しかし、2枚続いて異サイズであると
判定されると、この場合は次群の原稿の1枚目であると
して、原稿群境界であると判別しない。そのため、AD
F200には原稿の枚数を自動的に計数するカウンタを
備えている。なお、ADF200の動作がスターとした
直後に検出されたシートに対しては比較の対象はない
が、これは全て原稿であるとして処理する。
【0030】ところで、異サイズの仕切りシートとして
は、例えば、次のものが使用可能である。 (1)原稿群がA列のとき、B列のシートを挿入する。 (2)原稿群がA列のとき、幅がA列で長さがB列のシ
ートを挿入する。これは本実施形態の如く、原稿を中央
基準で搬送する場合、仕切りシートの幅が原稿に対して
短いと、仕切りシートがサイドガイド板で規制されずに
斜行するおそれを有することから、幅寸法だけ原稿と合
致させるためである。
【0031】(3)原稿群がA列のとき、使用されてい
ないA列の他のサイズのシートを挿入する。例えば、A
4の原稿群に対してA3のシートを仕切りとして挿入し
たり、A4縦送りの原稿群に対してA4サイズを横送り
で挿入する。 (4)原稿群と同じサイズのシートに対して特殊な切欠
きを設ける。サイズ検出センサ211のオンタイミング
を遅らせることにより、実質的に異サイズであると検出
させる。
【0032】なお、原稿群境界検出の具体的な制御につ
いては、ソータ300の動作制御と共に、以下にフロー
チャートを参照して説明する。
【0033】(ソータの構成及び動作、図1参照)ソー
タ300は、複写機本体100のコピー済みシート排出
部に装着され、排出されたシートを各ビン301に分
配、収容する。ビン301は10個のものが上下二つの
群に分割されて設置されている。
【0034】詳しくは、シート搬入部は、複写機本体1
00の排出ローラ対24に対向する上下一対の搬入ガイ
ド板302と、搬入ローラ対303と、偏向爪304と
で構成されている。偏向爪304はピン305を支点と
して回動可能であり、複写機本体100から排出された
シートを上段の第1群ビン301又は下段の第2群ビン
301へと振り分ける。シート搬送部は上段、下段と
も、ガイド板310,310と、搬送ローラ対311,
311と、揺動ガイド板312,312と、排出ローラ
対313,313とで構成されている。排出ローラ対3
13,313はそれぞれ10段に設置された各ビン30
1にシートを送り出す位置に1ステップごとに移動可能
であり、この移動に連動して揺動ガイド板312,31
2が搬送ローラ対311,311近傍を支点として揺動
し、かつ、シートが送り込まれるビン301とその1段
上のビン301との間隔が広げられる。排出ローラ対3
13,313の移動は螺旋カムによって行われ、対応す
るビン間隔の調整は1部に切欠きを形成したフローティ
ングカムと各ビン301の両側に設けたトラニオンとの
組合わせにて行われる。
【0035】また、ソータ300には、発光素子と受光
素子とからなる透過型フォトセンサ320a,320
b,321a,321bが設置されている。センサ32
0a,320bはシートが排出ローラ対313,313
から1枚ずつ第1群及び第2群のビン301へ排出され
たことを検出し、センサ321a,321bは第1群及
び第2群ごとにビン301上のシートの有無を検出す
る。
【0036】(ソータの動作モード)以上の構成からな
るソータ300は、基本的には三つのモード(ノンソー
トモード、ソートモード、グルーピングモード)でシー
トの収容が可能であると共に、上段のビン群、下段のビ
ン群に分割された二つのソータとしての動作モードがそ
のバリエーションとして加わる。また、これらの種々の
動作モードは前記ADF200による仕切りシートの検
出に応じても制御される。
【0037】ノンソートモードとは、排出された全ての
シートを第1群の最上段のビン301へ収容するモード
である。ソートモードとは、1枚の原稿につきそのコピ
ーシートを置数分だけのビン301へ順次1枚ずつ分配
し、ページ揃えを行うモードである。グルーピングモー
ドとは、1枚の原稿ごとにそのコピーシートを置数分ず
つビン301へ順次分配するモードである。
【0038】ソートモード、グルーピングモードでは共
に上段のビンから下段のビンへと分配していく。従っ
て、ソータ300の動作開始時においては、図1に点線
で示すように、各ビン301はその上下の群の最上段の
ビン301に対向するホームポジションにセットされ
る。上段のビン301の全てを使用すると、次に下段の
ビン301が使用される。全体としては20ビンソータ
として機能する。
【0039】一方、このソータ300は上段のビン群と
下段のビン群とを別個に、あたかも10ビンソータが二
つ設置されている如き態様で使用可能である。このよう
な動作モードを以下デュアルモードと称する。例えば、
二つの原稿群に対して、第1の原稿群については上段の
ビン群で、第2の原稿群については下段のビン群でそれ
ぞれソーティングを行わせることができる。さらに、3
以上の原稿群について、既に分配が終了したビン群から
シートを取り除いていけば、そのビン群に次の原稿群の
コピーシートが分配されることとなり、エンドレスでソ
ーティング動作が可能となる。
【0040】また、本実施形態では、2以上の原稿群に
対して、各原稿群についての複写モードを予め設定して
1回の複写スタート信号で全ての原稿群に対する複写を
実行することが可能である。以下、このような予約シス
テムによる制御をマルチジョブと称する。さらに、複数
の原稿群に対して置数が“1”に設定された場合は、自
動的に一つの原稿群のコピーシートが一つのビン301
に収容されるように制御される。以下、この種の制御を
シングルマルチジョブと称する。ところで、以上の各制
御は原稿群の境界をADF200で異サイズの仕切りシ
ートを検出、判別することに基づいて行われる。
【0041】(操作パネル、図3、図4、図5参照)本
実施形態において、操作パネルとしては、複写機パネル
70、ADFパネル400、ソータパネル410が設置
されている。
【0042】複写機パネル70は、複写機本体100の
上前面部に設置され、ADF200を使用しないときに
複写動作を開始させるためのプリントキー71、マルチ
コピー動作を一時中断させるための割り込みキー72、
コピー動作を停止させたり置数を解除させるためのクリ
ア/ストップキー73、マルチコピー枚数等を設定させ
るためのテンキー群74、コピー枚数や複写機の状態等
を表示するための表示部75、複写濃度を設定するため
のアップダウンキー76,77及びその表示LED群7
8、複写紙サイズを選択するための用紙選択キー79及
びその表示LED群80、プリセットされている複写倍
率を選択するための倍率選択キー群81、選択されてい
る倍率を表示するための倍率表示LED群82、ズーム
倍率をプリセットするための選択キー83及びその表示
LED84、ズーム倍率のプリセット及び選択を行うた
めのキー群85及びその選択表示LED群86が設置さ
れている。また、前記、プリントキー71のキートップ
には、複写紙の紙詰まりやトナーエンプティ等の情報が
表示される。
【0043】ADFパネル400は、ADF200の上
面部に設置され、ADF200と連動させて複写動作を
開始させるためのADFスタートキー401、複写機本
体100がADFモードで動作中であることを表示する
LED402、原稿が原稿トレイ203から無くなった
ことを表示する原稿エンプティ表示LED403、AD
F200に原稿群境界検出モードを実行させるための選
択キー404及びこのモードの選択表示LED405が
設置されている。原稿群境界検出モード選択キー404
は1回オンするごとに選択と解除に切り換わり、選択時
にLED405が点灯する。
【0044】ソータパネル410には、ソータ300の
動作モード選択キー411、その表示部であるノンソー
トモード表示LED412とソートモード表示LED4
13とグルーピングモード表示LED414、デュアル
モード選択キー415及びその表示LED416、分配
に使用されるビン数が設置ビン数をオーバーしているこ
とを表示するLED417、ビン301に残っているコ
ピーシートを取り除くことを表示するLED418が設
けられている。
【0045】ソータ300のモードは初期状態ではノン
ソートモードにセットされ、モード選択キー411を1
回オンするごとにソートモード、グルーピングモード、
ノンソートモードに順次切り換わり、対応するLED4
12,413,414が点灯する。デュアルモード選択
キー415は1回オンするごとに選択と解除に切り換わ
り、選択時にLED416が点灯する。
【0046】(制御手順、図6〜図29参照)ここで、
以上の構成からなる複写装置の制御手順について詳述す
る。図6は制御の中心となるマイクロコンピュータ(以
下、CPUと記す)のメインルーチンを示す。なお、C
PU自体については周知であり、図示しないが、その入
出力ポートには前述した複写機本体100、ADF20
0、ソータ300の各種スイッチ、センサ、各種負荷な
いしはその制御回路等が接続されている。CPUにリセ
ットが掛り、プログラムがスタートすると、ステップS
1でランダムアクセスメモリ(以下、RAMと記す)の
クリア、各種レジスタのイニシャライズ及び各装置を初
期モードにするための初期設定を行う。次に、ステップ
S2でCPUに内蔵されている内部タイマをスタートさ
せる。この内部タイマはメインルーチンの所要時間を定
めるもので、その値はステップS1の初期設定でセット
される。
【0047】次に、ステップS3〜S6で以下に詳述す
る各サブルーチンを順次コールしていき、全てのサブル
ーチンの処理が終了すると、ステップS7で前記内部タ
イマの終了を待ってステップS2へ戻る。この1ルーチ
ンの時間の長さを使って各サブルーチンの中で登場して
くる各種タイマのカウントを行う。即ち、各サブルーチ
ンにおいては各種タイマがこの1ルーチンを何回カウン
トしたかで、そのタイマの終了を判断する。
【0048】図7〜図12は前記ステップS3で実行さ
れる入力処理のサブルーチンを示す。まず、ステップS
20で原稿境界フラグが「1」にセットされているか否
かを判定する。原稿境界フラグはADF200にて原稿
群の境界が検出されたときに、即ち、仕切りシートが給
紙されたと判別されると、「1」にセットされる(図2
0、ステップS184参照)。「1」にセットされてい
れば、ステップS21でRAMに記憶されている次の原
稿群に対するコピーモードの入力条件を呼び出してその
表示を行い、ステップS22でメモリフラグを「0」に
リセットする。メモリフラグはRAMにコピーモードが
記憶されたときに「1」にセットされる(図9、ステッ
プS54参照)。
【0049】次に、ステップS23でテンキー群74に
て入力された置数Aをセットし、ステップS24で複写
紙の選択サブルーチンを実行し、選択された複写紙サイ
ズをセットする。また、ステップS25では複写機本体
100のその他の入力処理を実行し、設定されたモード
をセットする。
【0050】次に、ステップS26でコピーフラグが
「0」にリセットされているか否かを判定する。コピー
フラグは複写動作中「1」にセットされており、「1」
にセットされていれば直ちにステップS35へ移行す
る。「0」にリセットされていれば、ステップS27〜
S34でADF200の動作モードを受け付ける。
【0051】即ち、ステップS27で原稿エンプティ検
出センサESがオンエッジであるか否かを判定する。オ
ンエッジであれば、即ち、原稿群が原稿トレイ203上
に載置されたのであれば、ステップS28で警告フラグ
F2を「0」にリセットする。警告フラグF2はADF
スタートキー401が押されたときに原稿トレイ203
上に原稿が無い場合に「1」にセットされる(ステップ
S71,S73参照)。続いて、ステップS29でメモ
リフラグが「1」にセットされているか否かを判定し、
「1」にセットされていれば前記ステップS21,S2
2と同様に、ステップS30,S31でRAMに記憶さ
れている次の原稿群に対するコピーモードの入力条件を
セットし、メモリフラグを「0」にリセットする。次
に、ステップS32で原稿トレイ203上に原稿が有る
か否かをセンサESのオン,オフにて判定する。原稿が
有ればステップS33でADFモードフラグを「1」に
セットし、無ければステップS34で該フラグを「0」
にリセットする。ADFモードフラグは「1」にセット
されているときADF200による複写動作を可能とす
る。
【0052】ステップS35〜S39は原稿群境界検出
モードの選択、解除を実行するためのもので、このモー
ドが選択されるとソータ300は上下のビン群ごとにマ
ルチジョブを行う。ステップS35でコピーフラグが
「0」にリセットされていることが確認されると、ステ
ップS36で原稿群境界検出モード選択スイッチ404
がオンエッジか否かを判定する。オンエッジであればス
テップS37でそのとき原稿群境界検出モードフラグが
「0」にリセットされているか否かを判定する。YES
であればステップS38で該フラグを「1」にセット
し、NOであればステップS39で「0」にリセットす
る。
【0053】次に、ステップS40でソートモード設定
のサブルーチン(図14、図15で詳述する)を実行す
る。ステップS41〜S57はデュアルモードの選択、
解除及びマルチジョブでの第2の原稿群に対するコピー
モードの入力条件を記憶する。但し、コピー動作中は受
け付けない。即ち、ステップS41でコピーフラグが
「0」にリセットされていることを確認のうえ(「1」
にセットされていれば直ちにステップS58へ移行す
る)、ステップS42でデュアルモード選択スイッチ4
15がオンエッジか否かを判定する。オンエッジであれ
ばステップS43で原稿群境界検出モードフラグが
「1」にセットされているか否かを判定し、何ら操作さ
れなければステップS58へ移行する。原稿群境界検出
モードが選択されていないとき、ステップS44でソー
トモードフラグが「1」にセットされているか否かを判
定し、「1」にセットされていればそのときデュアルモ
ードフラグが「0」にリセットされているか否かをステ
ップS45で判定する。YESであればステップS46
で該フラグを「1」にセットし、NOであればステップ
S47で「0」にリセットする。
【0054】前記ステップS43で原稿群境界検出モー
ドが選択されていると判定されると、ステップS48で
メモリフラグが「0」にリセットされているか否かを判
定する。「1」にセットされていればステップS58へ
移行し、「0」にリセットされていればステップS4
9,S50でソートモードフラグ、ADFモードフラグ
が共に「1」にセットされていることを確認のうえ、ス
テップS51で置数Aがa/2(但し、a:ビン数)以
下か否かを判定する。ここでNOであれば、即ち、ソー
トモードにおいて、置数Aが上下のビン群(本実施形態
では10ビンずつ)のビン数a/2を越えていれば、ス
テップS57で警告フラグF1を「1」にセットする。
警告フラグF1はビン数オーバー表示LED417を点
灯させるためのフラグである。置数Aがa/2以下であ
れば、ステップS52で警告フラグF1を「0」にリセ
ットし、ステップS53でデュアルモードフラグを
「1」にセットし、ステップS54でメモリフラグを
「1」にセットする。続いて、ステップS55で現在選
択されているコピー条件をRAMに記憶させ、ステップ
S56でコピー条件を初期条件に戻し、ステップS58
へ移行する。
【0055】ステップS58〜S67はソートモード選
択時に置数Aがビン数をオーバーしているか否かを判定
する。この場合も、まず、ステップS58でコピーフラ
グが「0」にリセットされていることを確認のうえ、ス
テップS59,S63でデュアルモードフラグ、ソート
モードフラグが「1」にセットされているか否かを判定
する。デュアルモードが選択されていれば(ステップS
59でYES)、ステップS60で置数Aがビン数a/
2以下であるか否かを判定し、YESであればステップ
S61で警告フラグF1を「0」にリセットし、NOで
あればステップS62で該フラグF1を「1」にセット
する。また、ソートモードのみの選択であれば(ステッ
プS63でYES)、ステップS64で置数Aがビン数
a以下であるか否かを判定し、YESであればステップ
S65で警告フラグF1を「0」にリセットし、NOで
あればステップS66で該フラグF1を「1」にセット
する。
【0056】ステップS68以下はコピー動作のスター
トを受け付ける。まず、ステップS68でコピーフラグ
が「0」にリセットされていることを確認のうえ、ステ
ップS69でコピー許可フラグが「1」にセットされて
いるか否かを判定する。コピー許可フラグはコピー動作
の実行に支障のないことが確認されると「1」にセット
される(図26、ステップS269参照)。従って、既
に「1」にセットされていればステップS76で該フラ
グを「0」にリセットし、ステップS77でコピーフラ
グを「1」にセットしてこのサブルーチンを終了する。
このコピー許可フラグが「0」にリセットされていれ
ば、ステップS70,S74でADFスタートスイッチ
401、プリントスイッチ71がオンエッジであるか否
かを判定する。ADFスタートスイッチ401がオンさ
れると、ステップS71でADFモードフラグが「1」
にセットされているか否かを判定し、YESであればス
テップS72でビンエンプティ判断のサブルーチンを実
行し、NOであればステップS73で警告フラグF2を
「1」にセットする。警告フラグF2は前述の如く原稿
トレイ203上に原稿が無いことを示すためのフラグで
ある。また、プリントスイッチ71がオンされると、ス
テップS75でビンエンプティ判断のサブルーチンを実
行する。スイッチ401,71共にオンされていなけれ
ばこのサブルーチンを終了する。
【0057】スイッチ401,71のいずれかがオンさ
れると、次に、ステップS78,S79,S80で警告
フラグF1,F2,F3が全て「0」にリセットされて
いることを確認のうえ、ステップS76でコピー許可フ
ラグを「0」にリセットし、ステップS77でコピーフ
ラグを「1」にセットし、このサブルーチンを終了す
る。
【0058】図8は前記ステップS72,S75で実行
されるビンエンプティ判断のサブルーチンを示す。ま
ず、ステップS90でデュアルモードフラグが「1」に
セットされているか否かを判定する。「1」にセットさ
れていれば、即ち、デュアルモードを実行するのであれ
ば、ステップS91,S92で第1群、第2群のビン3
01内にシートが有るか否かをセンサ321a,321
bのオン,オフにて判定する。いずれの群のビン301
にもシートが有る場合はステップS93で警告フラグF
3を「1」にセットする。また、少なくともいずれかの
群のビン301にシートが無ければステップS94で警
告フラグF3を「0」にリセットする。即ち、デュアル
モードはいずれかの群のビン301が空いていればその
実行を許可する。
【0059】一方、デュアルモードではなく全ビンを使
用する可能性のあるモードを実行するのであれば、ステ
ップS95,S96で第1群、第2群のビン301内に
シートが有るか否かをセンサ321a,321bのオ
ン,オフにて判定する。いずれの群のビン301にもシ
ートが無い場合のみステップS97で警告フラグF3を
「0」にリセットし、いずれかの群のビン301にシー
トが有ればステップS98で警告フラグF3を「1」に
セットする。即ち、デュアルモード以外では第1群、第
2群の全てのビン301からシートが除去されていなけ
ればその実行を許可しない。
【0060】図14、図15は前記ステップS40で実
行されるソートモード設定のサブルーチンである。ソー
タ300の動作モードはコピー動作時以外に設定可能で
あり、ステップS100でコピーフラグが「0」にリセ
ットされていることを確認のうえ、ステップS101で
デュアルモードフラグが「0」にリセットされているか
否かを判定する。デュアルモードはソートモードが選択
されているときに選択可能とされているため(図8、ス
テップS44,S45参照)、デュアルモードフラグが
「0」にリセットされているとき、以下のステップを実
行する。
【0061】まず、ステップS102でモード選択スイ
ッチ411がオンエッジか否かが判定され、オンエッジ
であればスイッチS103,S106,S109でノン
ソートモードフラグ、ソートモードフラグ、グルーピン
グモードフラグがそれぞれ「1」にセットされているか
否かを判定する。ノンソートモードフラグが「1」にセ
ットされていれば、ステップS104でソートモードフ
ラグを「1」にセットし、ステップS105でノンソー
トモードフラグを「0」にリセットする。ソートモード
フラグが「1」にセットされていれば、ステップS10
7でグルーピングモードフラグを「1」にセットし、ス
テップS108でソートモードフラグを「0」にリセッ
トする。グルーピングモードフラグが「1」にセットさ
れていれば、ステップS110でノンソートモードフラ
グを「1」にセットし、ステップS111でグルーピン
グモードフラグを「0」にリセットする。一方、これら
のフラグが「0」にリセットされていれば、ステップS
112でノンソートモードフラグを「1」にセットし、
ステップS113でシングルマルチジョブフラグを
「0」にリセットする。なお、置数が“1”の場合に実
行されるシングルマルチジョブは図18のステップS1
45,S149,S150,S151にて設定される。
【0062】図16,図17はメインルーチンのステッ
プS4で実行される表示処理のサブルーチンを示す。こ
のサブルーチンでは、まず、ステップS120でADF
モードフラグが「1」にセットされているか否かを判定
し、「1」にセットされていればステップS121でA
DFモードの表示、即ち、LED402を点灯し、
「0」にリセットされていればステップS122でLE
D402を消灯する。続いて、ステップS123のサブ
ルーチンでソートモードの表示を処理し、選択された動
作モードに従ってLED412,413,414のいず
れかを点灯する。ステップS124ではデュアルモード
フラグが「1」にセットされているか否かを判定し、
「1」にセットされていればステップS125でデュア
ルモードの表示、即ち、LED416を点灯し、「0」
にリセットされていればステップS126でLED41
6を消灯する。
【0063】次に、ステップS127では警告フラグF
1が「1」にセットされているか否かを判定し、「1」
にセットされていればステップS128でLED417
を点灯してビン数オーバーを表示し、「0」にリセット
されていればステップS129でLED417を消灯す
る。ステップS130では警告フラグF2が「1」にセ
ットされているか否かを判定し、「1」にセットされて
いればステップS131でLED403を点灯して原稿
トレイ203上の原稿がエンプティであることを表示
し、「0」にリセットされていればステップS132で
LED403を消灯する。ステップS133では警告フ
ラグF3が「1」にセットされているか否かを判定し、
「1」にセットされていればステップS134でLED
418を点灯してビン301からコピーシートを除去す
る必要のあることを警告し、「0」にリセットされてい
ればステップS135でLED418を消灯する。
【0064】次に、ステップS136でコピーフラグが
「1」にセットされているか否かを判定し、「1」にセ
ットされていればステップS137で表示部75にコピ
ー枚数置数を表示し、「0」にリセットされていればス
テップS138で同じく表示部75に残りコピー枚数を
表示する。続いて、ステップS139でその他の表示処
理を実行し、このサブルーチンを終了する。
【0065】図18はメインルーチンのステップS5で
実行されるコピーシステム処理のサブルーチンを示す。
まず、ステップS140でADFモードフラグが「1」
にセットされているか否かを判定し、「1」にセットさ
れていればステップS141でADFモード処理のサブ
ルーチンを実行する。続いて、ステップS142でノン
ソートモードフラグが「1」にセットされているか否か
を判定し、「1」にセットされていればステップS14
3でノンソートモード処理のサブルーチン、ステップS
153でコピー処理のサブルーチン、ステップS154
でその他の処理のサブルーチンをそれぞれ実行する。
【0066】一方、ノンソートモードフラグが「0」に
リセットされていれば、ステップS144でソートモー
ドフラグが「1」にセットされているか否かを判定す
る。該フラグが「1」にセットされていればステップS
145で置数Aが“1”か否かを判定し、“1”でなけ
ればステップS146でデュアルモードフラグが「1」
にセットされているか否かを判定する。該フラグが
「1」にセットされていればステップS147でデュア
ルモード処理のサブルーチン、ステップS148でソー
トモード処理のサブルーチンを実行し、さらに前記ステ
ップS153,S154の処理を実行する。デュアルモ
ードフラグが「0」にリセットされていれば直ちにステ
ップS148のソートモード処理のサブルーチンへ移行
する。前記ステップS145で置数Aが“1”であると
判定されると、ステップS149で原稿群境界検出モー
ドフラグが「1」か否かを判定する。該フラグが「1」
にセットされていればステップS150でソートモード
フラグを「0」にリセットし、ステップS151でシン
グルマルチジョブフラグを「1」にセットし、さらに、
ステップS152でグルーピングモード処理のサブルー
チンを実行した後、前記ステップS153,S154を
実行する。原稿群境界検出モードフラグが「0」にリセ
ットされていれば、ステップS148のサブルーチンへ
移行する。
【0067】一方、前記ステップS144でソートモー
ドフラグが「0」にリセットされていると判定される
と、ステップS152のグルーピングモード処理へ移行
する。なお、前記ステップS143で実行されるノンソ
ートモードのサブルーチンは従来と同様の制御手順であ
り、その詳細は省略する。
【0068】図19はコピーシステム処理(図18参
照)中でのステップS141で実行されるADFモード
処理のサブルーチンを示す。ここでは、まず、ステップ
S160で原稿給紙枚数をカウントする原稿カウンタの
カウント値が“0”か否かを判定し、“0”でなければ
ステップS161で原稿トレイ203上に原稿が有るか
否かをセンサESのオン,オフにより判定する。原稿が
無ければ全ての原稿につきADF200での給紙処理が
終了したと判断してステップS162で原稿カウンタを
リセットし、ステップS163へ移行する。前記ステッ
プS160でカウント値が“0”であれば、これから原
稿給紙動作が開始されるため、直ちにステップS163
へ移行する。
【0069】次に、ステップS163でコピーフラグが
「1」にセットされているか否かを判定する。該フラグ
が「0」にリセットされていれば直ちにこのサブルーチ
ンを終了し、「1」にセットされていればステップS1
64で原稿給紙処理のサブルーチンを実行する。続い
て、ステップS165でADF給紙センサSSEのオフ
エッジが確認されると、ステップS166で原稿カウン
タをインクリメントし、ステップS167で原稿サイズ
検出処理のサブルーチンを実行する。
【0070】次に、原稿群境界検出モードフラグが
「1」にセットされているか否かを判定し、「1」にセ
ットされていればステップS169で原稿群境界検出モ
ード処理のサブルーチンを実行する。続いて、ステップ
S170で原稿境界フラグが「1」にセットされている
か否か、即ち、このとき給紙されたシートが仕切りシー
トであるか否かを判定し、YESであればステップS1
72で原稿排出処理のサブルーチンを実行し、仕切りシ
ートを原稿台ガラス16上から排出する。原稿境界フラ
グが「0」にリセットされていれば、即ち、このとき給
紙されたシートが原稿であればステップS171で光学
系10がコピー枚数(置数)分スキャンしたことを確認
のうえ、ステップS172で原稿排出処理のサブルーチ
ン、ステップS173でその他の処理のサブルーチンを
実行し、このADFモード処理を終了する。
【0071】なお、前記ステップS164,S172で
実行される原稿給紙処理、原稿排出処理のサブルーチン
は従来と同様の制御手順であり、その詳細は省略する。
また、前記ステップS167で実行される原稿サイズ検
出処理については、ADF200の動作説明で詳述した
とおりであり、制御手順としては省略する。
【0072】図20はADFモード処理(図19参照)
中でのステップS169で実行される原稿群境界検出モ
ード処理のサブルーチンを示す。まず、ステップS18
0で原稿カウンタのカウント値が“1”以下か否かを判
定し、YESであれば直ちにこのサブルーチンを終了す
る。即ち、給紙されたのが1枚目のシートであればそれ
は原稿であることが当然であるため、以下の処理を実行
することはない。2枚目以降の原稿が給紙されると、セ
ンサ210,211とカウンタとの組合わせで検出され
た原稿サイズに基づき、ステップS181で現在の原稿
サイズSnと1枚前の原稿サイズSn-1とを比較し、サ
イズが異なっていればステップS182でカウンタBに
“1”を加算し、ステップS182へ移行し、同サイズ
であればそのままステップS183へ移行する。
【0073】ステップS183ではカウンタBのカウン
ト値が“1”か否かを判定し、“1”であれば、異サイ
ズの仕切りシートが給紙されたと判断し、ステップS1
84で原稿境界フラグを「1」にセットし、このサブル
ーチンを終了する。前記ステップS183でNOと判定
されると、ステップS185でカウンタBのカウント値
が“2”か否かを判定し、“2”であれば、次群の原稿
の1枚目が給紙されたと判断し、ステップS186で原
稿境界フラグを「0」にリセットし、ステップS187
でカウンタBを“0”にリセットし、このサブルーチン
を終了する。
【0074】図21はコピーシステム処理(図18参
照)中のステップS152で実行されるグルーピングモ
ード処理のサブルーチンを示す。ここではソータ300
の動作モードがグルーピングモードに選択されていると
き、あるいはシングルマルチジョブに設定されたときの
処理を行う。即ち、ステップS200でビン301をホ
ームポジションへ設定するための前処理、ステップS2
01でコピーシートを所定のビン301へ送り込むため
の搬送処理、ステップS202でビン301をリセット
すると共にビン301の使用状態を判別するための後処
理1の各サブルーチンをそれぞれ実行する。
【0075】図22はステップS201で実行される前
処理のサブルーチンを示す。ここでは、まず、ステップ
S210でコピーフラグがオンエッジか否かを判定し、
NOであればステップS214へ移行し、YESであれ
ばステップS211,S212でビンカウンタ、枚数カ
ウンタをリセットし、ステップS213でホームポジシ
ョンセットフラグを「1」にセットし、ステップS21
4へ移行する。
【0076】ステップS214ではホームポジションセ
ットフラグが「1」にセットされているか否かを判定
し、「0」にリセットされていれば直ちにこのサブルー
チンを終了する。該フラグが「1」にセットされていれ
ばステップS215でホームポジションセット処理のサ
ブルーチンを実行する。このサブルーチンはソータ30
0の排出ローラ対313,313をそれぞれ第1群、第
2群の最上段のビン301へシートを排出する位置へセ
ットするもので、この種のソータとしてはよく知られて
いる制御であり、詳細は省略する。
【0077】次に、ステップS216でホームポジショ
ンへの復帰が終了したことを待って、ステップS217
でソートモードフラグが「0」にリセットされているか
否かを判定し、「0」にリセットされていればステップ
S218でビンカウンタをインクリメントし、ステップ
S219でホームポジションセットフラグを「0」にリ
セットし、このサブルーチンを終了する。ソートモード
フラグが「1」にセットされていれば直ちにステップS
219へ移行する。
【0078】図23はステップS201で実行される搬
送処理のサブルーチンを示す。まず、ステップS220
で複写機本体100の排出スイッチ37のオンエッジが
確認されると、即ち、コピーシートの先端が排出ローラ
対24に達すると、ステップS221でソータ300の
搬送モータをオンする。これにて、ソータ300内のロ
ーラ対303,311,313が回転を開始する。
【0079】次に、ステップS222で排出センサ32
0a,320bがオフエッジになるのを待って、即ち、
シートが所定のビン301へ分配、収容されるのを待っ
て、ステップS223でソートモードフラグが「1」に
セットされているか否かを判定する。ソートモードフラ
グが「1」にセットされていればステップS224でビ
ンカウンタをインクリメントし、「0」にリセットされ
ていればステップS225で枚数カウンタをインクリメ
ントする。
【0080】次に、ステップS226でモータタイマを
スタートさせ、ステップS227でこのタイマの終了が
確認されると、ステップS228でソータ搬送モータを
オフし、このサブルーチンを終了する。
【0081】図24、図25はステップS202で実行
される後処理1のサブルーチンを示す。まず、ステップ
S230でコピー中断フラグが「0」にリセットされて
いるか否かを判定する。コピー中断フラグはコピー処理
中に全ビン301にシートが分配、収容されたとき、ビ
ン301からシートが取り除かれるのを待ってコピー処
理を再開させるためのもので、以下のステップS265
(図26参照)で「1」にセットされる。コピー中断フ
ラグが「1」にセットされていればステップS245へ
移行し、「0」にリセットされていればステップS23
1でコピーフラグが「1」にセットされているか否かを
判定する。コピーフラグが「0」にリセットされていれ
ば直ちにこのサブルーチンを終了し、「1」にセットさ
れていればステップS232でシングルマルチジョブフ
ラグが「1」にセットされているか否かを判定する。シ
ングルマルチジョブフラグが「1」にセットされていれ
ば、即ち、置数Aが“1”の場合はステップS234で
原稿境界フラグが「0」にリセットされているか否かを
判定する。該フラグが「1」にセットされていれば、即
ち、一の原稿群のコピーが終了して仕切りシートが給紙
されたのであればステップS243へ移行する。原稿境
界フラグが「0」にリセットされていれば、即ち、一群
の原稿についてコピー処理中であれば、ステップS23
5で枚数カウンタのカウント値q(1ビン中に収容され
たシート枚数を意味する)が1ビン当りのシート収容容
量Qと等しいか否かを判定する。このステップS235
でNOと判定されれば、即ち、そのとき使用されている
ビン301にまだ収容余地があればこのサブルーチンを
終了し、YESと判定されれば、即ち、容量限度であれ
ばステップS243へ移行する。
【0082】一方、前記ステップS232でシングルマ
ルチジョブフラグが「0」にリセットされていると判定
されると、即ち、置数Aが“2”以上でグルーピングモ
ード処理を行っている場合は、ステップS236で複数
ビン使用フラグが「0」にリセットされているか否かを
判定する。複数ビン使用フラグは「1」にセットされて
いるとき1枚の原稿について複数のビン301を使用し
ていることを示すフラグである(ステップS242参
照)。このフラグが「0」にリセットされていればステ
ップS237で1原稿につきコピー終了判断値Cに置数
Aをセットし、ステップS238へ移行する。複数ビン
使用フラグが「1」にセットされていれば直ちにステッ
プS238へ移行する。
【0083】ステップS238では枚数カウンタのカウ
ント値qが前記コピー終了判断値Cと等しいか否かを判
定し、NOであれば、即ち、一つのビン301に収容さ
れたシート枚数が判断値Cに達していなければ、ステッ
プS240で枚数カウント値qがシート収容容量Qと等
しいか否かを判定する。枚数カウント値qが容量Qに達
していなければ直ちにこのサブルーチンを終了し、達す
ればステップS241でC減算フラグを「1」にセット
する。C減算フラグはシートを収容するためのビン30
1を1段下のものに切り換えて新たに収容シート枚数を
カウントし直させるためのフラグである。続いて、ステ
ップS242で複数ビン使用フラグを「1」にセット
し、ステップS243へ移行する。一方、前記ステップ
S238でシート枚数カウント値qが判断値Cに達した
と判定されると、ステップS239で複数ビン使用フラ
グを「0」にリセットし、ステップS243へ移行す
る。
【0084】次に、ステップS243ではビンカウンタ
のカウント値p(使用中のビン数を意味する)がビン数
aと等しいか否かを判定する。ビンカウント値pがビン
数aより少ないと判定されている間は、ステップS24
4でビン301を1ビンシフトさせるサブルーチンを実
行し、ステップS246でビンシフト処理の終了が確認
されると、ステップS247でC減算フラグが「1」に
セットされているか否かを判定する。このフラグが
「0」にリセットされていればステップS250へ移行
し、「1」にセットされていればステップS248でC
減算フラグを「0」にリセットし、ステップS249で
判断値CにA−Qの値をセットする。続いて、ステップ
S250でビンカウンタをインクリメントし、ステップ
S251で枚数カウンタをリセットし、このサブルーチ
ンを終了する。
【0085】また、前記ステップS243でビンカウン
ト値pがビン数aに達したと判定されると、ステップS
245で次に詳述する動作継続判断のサブルーチンを実
行する。なお、前記ステップS244で実行される1ビ
ンシフトのサブルーチンは、ソータ300の排出ローラ
対313を1段下のビン301へシートを排出する位置
へ移動させると共に排出の対象となるビン間を広げる動
作を処理するもので、この種のソータではよく知られて
いる制御である。
【0086】図26は前記後処理1のステップS245
で実行される動作継続判断のサブルーチンを示す。この
サブルーチンは、ADF200の原稿トレイ203に原
稿が残っているにも拘らず、ソータ300のビン301
が全て使用されている場合に、一旦コピー動作を中断
し、その後コピーシートが除去されたことを検出して自
動的にコピー動作を再開するためのものである。
【0087】まず、ステップS260でビン301内に
シートが有るか否かをセンサ321a,321bのオ
ン,オフにて判定する。シートが有ればステップS26
1で警告フラグF3を「1」にセットし、ステップS2
62,S263でビンリセットフラグ、コピーフラグを
「0」にリセットする。続いて、ステップS264で原
稿トレイ203上に原稿が有るか否かをセンサESのオ
ン,オフにて判定し、無ければこのサブルーチンを終了
し、有ればステップS265でコピー中断フラグを
「1」にセットしてこのサブルーチンを終了する。前記
ステップS261で警告フラグF3が「1」にセットさ
れ、LED418が点灯されると、それに気が付いたオ
ペレータがビン301からコピーシートを除去すること
となる。
【0088】シートが除去され、前記ステップS260
でNOと判定されると、ステップS266で警告フラグ
F3を「0」にリセットし、ステップS267でコピー
中断フラグが「1」にセットされているか否かを判定す
る。該フラグが「0」にリセットされていればこのサブ
ルーチンを終了し、「1」にセットされていればステッ
プS268でコピー中断フラグを「0」にリセットし、
ステップS269でコピー許可フラグを「1」にセット
し、このサブルーチンを終了する。
【0089】図27はコピーシステム処理(図18参
照)中のステップS148で実行されるソートモード処
理のサブルーチンを示す。ここでは、前記図21に示し
たグルーピングモードと同様に、ステップS270で前
処理、ステップS271で搬送処理、ステップS272
で後処理2の各サブルーチンをそれぞれ実行する。ステ
ップS270,S271のサブルーチンは前記図22、
図23に示したサブルーチンと同様である。
【0090】図28はソートモード処理中でのステップ
S272で実行される後処理2のサブルーチンを示す。
まず、ステップS280でコピー中断フラグが「0」に
リセットされているか否かを判定し、「1」にセットさ
れていれば直ちにステップS293へ移行して動作継続
判断のサブルーチンを実行する。該フラグが「0」にリ
セットされ、かつ、ステップS281でコピーフラグが
「1」にセットされていることが確認されたとき、以下
の具体的な処理を行う。
【0091】即ち、ステップS282でビンカウンタの
カウント値pが置数Aと等しいか否かを判定する。ビン
カウント値pが置数Aに達するまでは、ステップS28
3でビン301を1ビンシフトさせるサブルーチンを実
行し、ステップS284でビンシフト処理の終了が確認
されると、ステップS285でビンカウンタをインクリ
メントし、ステップS292へ移行する。
【0092】一方、前記ステップS282でビンカウン
ト値pが置数Aに達したと判定されると、ステップS2
86で原稿境界フラグが「1」にセットされているか否
かを判定する。該フラグが「1」にセットされていれば
ステップS287でホームポジション変更フラグを
「1」にセットし、ステップS292へ移行する。即
ち、一の原稿群のコピー処理が終了すればシートを分
配、収容するビン群を変更する。前記ステップS286
で原稿境界フラグが「0」にリセットされていると判定
されると、ステップS288で原稿トレイ203上に原
稿が有るか否かをセンサESのオン,オフにて判定す
る。原稿が有ればステップS289でビンリセットフラ
グを「1」にセットし、ステップS290で枚数カウン
タをインクリメントし、ステップS292へ移行する。
また、原稿が無くなっていればステップS291でコピ
ーフラグを「0」にリセットし、ステップS292へ移
行する。ビンリセットフラグは「1」にセットされたと
きに使用中のビン群のホームポジションからシートの分
配を再開させるように指示するためのフラグである。
【0093】ステップS292では枚数カウンタのカウ
ント値qが1ビン当りのシート収容容量Qと等しいか否
かを判定する。ここでNOと判定されればこのサブルー
チンを終了し、YESと判定されればステップS293
で動作継続判断のサブルーチンを実行する。このステッ
プS293での処理は図26に示した動作継続判断のサ
ブルーチンと同様である。
【0094】図29はコピーシステム処理(図18参
照)中のステップS147で実行されるデュアルモード
処理のサブルーチンを示す。まず、ステップS300で
ホームポジション変更フラグが「1」にセットされてい
るか否かを判定する。ホームポジション変更フラグはソ
ートモード処理の後処理サブルーチン中ステップS28
7に示したように、原稿群の境界が検出されたときに
「1」にセットされる。従って、該フラグが「0」にリ
セットされていれば直ちにこのサブルーチンを終了し、
「1」にセットされていればステップS301,S30
7で第1群ビン301及び第2群ビン301内にシート
が有るか否かをセンサ321a,321bのオン,オフ
にて判定する。
【0095】ステップS301で第1群ビン301内に
シートが存在しないことが確認されると、ステップS3
02で警告フラグF3を「0」にリセットし、ステップ
S303でシートの分配を開始するホームポジションを
第1群に設定するサブルーチンを実行する。続いて、ス
テップS304でホームポジションの設定終了が確認さ
れると、ステップS305でホームポジション変更フラ
グを「0」にリセットし、ステップS306でコピー許
可フラグを「1」にセットし、このサブルーチンを終了
する。
【0096】一方、ステップS307で第2群ビン30
1内にシートが存在しないことが確認されると、ステッ
プS308で警告フラグF3を「0」にリセットし、ス
テップS309でシートの分配を開始するホームポジシ
ョンを第2群に設定するサブルーチンを実行する。続い
て、ステップS310でホームポジションの設定終了が
確認されると、前記ステップS305,S306を実行
し、このサブルーチンを終了する。
【0097】また、ステップS301,S307で第1
群、第2群のいずれにもシートが存在していると判定さ
れると、ステップS311で警告フラグF3を「1」に
セットし、ステップS312でコピーフラグを「0」に
リセットする。
【0098】(実施形態の要部)以上の制御において、
本実施形態では、原稿群の間に挿入された異サイズの仕
切りシートが原稿トレイ203上から給紙されたことが
検出されると、原稿境界フラグを「1」にセットし、原
稿群の境界であることを判別する(図20、ステップS
184)。一方、コピーシステムを処理する際に置数が
“1”に設定されていると、原稿群境界検出モードが選
択されていることを確認のうえ、ソータ300の動作モ
ードをシングルマルチジョブのグルーピングモードとす
る(図18、ステップS145,S149〜S15
2)。そして、原稿群の境界が判別されるごとに(図2
4、ステップS234でNO)、1ビンシフトさせる
(図25、ステップS244)。これにて、コピーシー
トが原稿群ごとに各ビン301に区分けして収容される
こととなる。
【0099】(他の実施形態)なお、本発明に係る複写
装置は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨
の範囲内で種々に変更可能である。
【0100】特に、原稿群の境界判別は、サイズ検出手
段を用いて原稿群の間に挿入された異サイズのシートを
検出する方法以外に、マークシートやカラーシートを挿
入してこれらのシートを検出する方法、原稿群の1枚目
に何らかの情報を付し、この情報を光学的に検出する方
法等を採用してもよい。但し、前記実施形態の如くサイ
ズ検出による方法を採用すれば既設の原稿サイズ検出手
段を利用でき、特別なマークシートや検出手段を設ける
必要がなくなる。
【0101】また、ソーティング、グルーピングの処理
中にシートの分配、収容が最終ビンまで行われた場合に
は以下の処理を行うようにしてもよい。 (1)最終ビンに以後コピーされたシートを収容する。
その際、原稿群に対応するシートの境界が不明となるた
め、コピーシート間にカラーシートあるいは境界用の異
サイズシートを挿入する。 (2)最終ビンに収容されるべき原稿群のコピーが終了
したとき、換言すれば、原稿群の境界が検出されたと
き、ADF200の動作を中止すると共に、複写機本体
100にコピー禁止信号又は警告信号を出力する。
【0102】さらに、前記実施形態ではADF200の
原稿トレイ203上に原稿群がまとめてセットされた場
合について連続した制御を行うことを説明したが、原稿
トレイ203上から原稿が全て給紙された場合でも一定
時間は原稿エンプティ検出状態で待機させるように制御
してもよい。
【0103】また、デュアルモード選択時に入力された
置数Aが設定ビン数よりも大きい場合は、以下の処理が
考えられる。 (1)ビン数オーバーとして表示部75の置数を点滅さ
せる。 (2)置数を最大ビン数に自動的に変更する。 (3)デュアルモードを解除し、通常のソートモードで
の処理とする(この場合、予約入力はキャンセルされ
る)。
【0104】さらに、デュアルモード選択時に第1の原
稿群について1ビン当りのコピー枚数がビン容量よりも
多い場合は、以下の処理が可能である。 (1)シートの収容を第1ビン群から第2ビン群へ移行
させると共に、次の原稿群の予約コピーをキャンセルす
る。 (2)シートの収容を第1ビン群から第2ビン群へ移行
させて処理を続行し、全体として容量をオーバーするに
到った場合にコピー処理を禁止する。但し、第2ビン群
での処理中に第1ビン群からシートが取り除かれた場合
は、コピー処理を続行させる。
【0105】一方、原稿群境界検出モードに関しては、
その選択キー404がオフのとき前述した原稿群境界検
出モードを実行し、オンされると仕切りシートが特定の
サイズであるときのみ原稿群境界検出モード処理を実行
するようにしてもよい。この場合、特定のサイズは任意
に設定可能とすることが好ましい。
【0106】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、置数が“1”に設定されていることを条件とし
て、自動原稿搬送装置によって1枚ずつ給紙される原稿
群の境界が判別されるごとにシートを分配収容するビン
次段のビンに変更させるモードを選択して設定するよ
うにしたため、自動的にシートを原稿群ごとに順次各ビ
ンに区分けして収容することができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である複写装置を示す概略
構成図。
【図2】ADFの原稿搬入部を示す平面図。
【図3】複写機パネルを示す平面図。
【図4】ADFパネルを示す平面図。
【図5】ソータパネルを示す平面図。
【図6】複写装置の制御手順のメインルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図7】入力処理のサブルーチンを示すフローチャート
図。
【図8】入力処理のサブルーチンを示すフローチャート
図、図7の続き。
【図9】入力処理のサブルーチンを示すフローチャート
図、図8の続き。
【図10】入力処理のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図9の続き。
【図11】入力処理のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図10の続き。
【図12】入力処理のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図11の続き。
【図13】ビンエンプティ判断のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図14】ソートモード設定のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図15】ソートモード設定のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図、図14の続き。
【図16】表示処理のサブルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図17】表示処理のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図16の続き。
【図18】コピーシステム処理のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図19】ADFモード処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図20】原稿群境界検出モード処理のサブルーチンを
示すフローチャート図。
【図21】グルーピングモード処理のサブルーチンを示
すフローチャート図。
【図22】前処理のサブルーチンを示すフローチャート
図。
【図23】搬送処理のサブルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図24】後処理1のサブルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図25】後処理1のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図24の続き。
【図26】動作継続判断のサブルーチンを示すフローチ
ャート図。
【図27】ソートモード処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図28】後処理2のサブルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図29】デュアルモード処理のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【符号の説明】
74…テンキー(置数入力手段) 100…複写機本体 200…ADF(自動原稿搬送装置) 203…原稿トレイ 210,211…原稿サイズ検出用センサ 300…ソータ 301…ビン 404…原稿群境界検出モード選択キー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−121069(JP,A) 特開 昭61−178369(JP,A) 特開 昭59−200271(JP,A) 特開 昭63−117873(JP,A) 特開 昭63−212671(JP,A) 特開 昭59−200277(JP,A) 特開 昭62−180841(JP,A) 特開 昭57−181559(JP,A) 特開 平1−107270(JP,A) 特開 平1−177527(JP,A) 特開 平9−166832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/00 107 G03G 15/00 510 - 534 B65H 39/11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿トレイ上に積載された原稿を1枚ず
    つ給紙して露光位置で停止させ、露光終了後排出させる
    自動原稿搬送装置、及び複写装置本体で画像を形成され
    た後排出されたシートをビンに分配収容するソータを有
    し、前記ソータによりシートを前記ビンに分配収容する
    複数のモードを設定可能な複写装置において、 1枚の原稿に対する複写枚数である置数を設定する手段
    と、 原稿トレイ上から1枚ずつ給紙される複数の原稿群の境
    界を判別する手段と、 前記置数が“1”に設定されていることを条件として、
    前記複数のモードのなかから、前記判別手段にて原稿群
    の境界が判別されるごとにシートを分配収容するビンを
    次段のビンに変更させるモードを選択して設定する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする複写装置。
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JPS62180841A (ja) * 1986-02-04 1987-08-08 Sharp Corp シ−ト材の給送装置

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