JP2953462B1 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2953462B1
JP2953462B1 JP10177298A JP17729898A JP2953462B1 JP 2953462 B1 JP2953462 B1 JP 2953462B1 JP 10177298 A JP10177298 A JP 10177298A JP 17729898 A JP17729898 A JP 17729898A JP 2953462 B1 JP2953462 B1 JP 2953462B1
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/053Indirect insertion, i.e. with external loading means
    • G11B17/056Indirect insertion, i.e. with external loading means with sliding loading means

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】スムーズな光ディスクのロード、アンロード動
作を実現できる光ディスク装置を提供する。 【解決手段】モータ駆動制御回路7は、モータ1を駆動
するパワアンプ部2と、モータ1に流れる駆動電流を検
出するモータ電流検出部3と、モータ電流検出部3から
のアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部4
と、AD変換部4からのデジタル信号に応じてモータ1
へ最適な駆動電圧を出力するモータ駆動電圧制御部5
と、モータ駆動電圧制御部5からのデジタル信号をアナ
ログ信号に変換するDA変換部6とから構成され、モー
タ1の駆動電流値が大きい程、モータの駆動電圧を大き
くなるように変化させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関し、特に、光ディスクのロード・アンロード動作を行
う際の駆動モータのモータ駆動制御回路を改善した光デ
ィスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置200の概略構成
斜視図を図11に、図11中に示すモータ1の駆動力伝
達機構部の正面図を図12に、モータ1の駆動力伝達機
構部の歯車を一部省略した平面図を図13に、図11中
に示すモータ駆動制御回路70のブロック図を図14に
各々示す。
【0003】図11、12、13および図14を参照す
ると、従来の光ディスク装置200は、光ディスク21
を搭載し高速回転させるスピンドル32と、スピンドル
32を回転駆動させるスピンドルモータ(図示せず)
と、光ディスク21に対して情報の書込み・読出しを行
う光学ヘッド(図示せず)と、スピンドル32と光学ヘ
ッドとを載置するベースプレート33と、光ディスク2
1をセットする際にガイドとなる光ディスク21の直径
より大きい円形の窪み部23を持ち水平方向に移動する
トレー22と、モータ1の回転軸の上端側に取り付けら
れたウォーム11とベルト車24とにベルト25を掛
け、ベルト車24と同一の回転軸を持って設けられた第
一の平歯車42と、第一の平歯車42と噛み合う第二の
平歯車40と、第二の平歯車40と同一回転軸を持つ第
三の平歯車41と噛み合う第四の平歯車44と、第四の
平歯車44と同一回転軸上に設けられた第五の平歯車4
3と、第五の平歯車43と噛み合う第六の平歯車26
と、第六の平歯車26と噛み合う第七の平歯車27とを
設け、トレー22の側面側に取り付けられたラック28
のラックの歯28aと第七の平歯車27とを噛み合わせ
て装着し(矢印方向にトレー22を装着)、モータ1の
回転力を第七の平歯車27からトレー22に伝達させ、
トレー22をスピンドル32に対して前後方向に水平移
動させる機構と、第三の平歯車41を中心軸とは異なる
偏心した位置に固定している遊星歯車29とベースプレ
ート33下部の筐体39上に左右方向に可動に設けたラ
ック30とを噛み合わせ、第七の平歯車27がロックさ
れるとモータ1の回転力が遊星歯車29に伝達して遊星
歯車29を回転させ、遊星歯車29と噛み合っているラ
ック30を左右方向に移動させ、ラック30に取り付け
られた台形形状のリフタ31の傾斜面31aに沿ってベ
ースプレート端面33aと接し摺動してベースプレート
端面33a側を上昇・下降させ、リフタ31の傾斜面3
1aに沿ってベースプレート端面33aと接し摺動する
側とは反対のベースプレート33の奥側の端部が、板バ
ネ34を介して筐体39に固定され、板バネ34が取り
付けられたベースプレート33の奥側の端部の固定点を
支点としてベースプレート33を上昇・下降させる機構
と、モータ1を駆動するパワーアンプ部102からなり
駆動電圧を一定電圧の5Vでモータ1を制御するモータ
駆動制御回路70とから構成されている。
【0004】次に、上述のように構成された従来の光デ
ィスク装置200の動作について説明する。
【0005】光ディスク21を光ディスク装置にロード
する場合、モータ1が回転すると、トレー22は矢印方
向に水平移動し、筐体39後部に設けられたストッパ3
7とトレー22とが接触する位置まで水平移動する。ス
トッパ37によりトレー22がそれ以上移動できなくな
ると、モータ1の回転力はそのままで、第七の平歯車2
7の回転は停止してロックされ、第六の平歯車26、第
五の平歯車43、および第四の平歯車44もロックされ
る。
【0006】ここで、第四の平歯車44と噛み合う第三
の平歯車41は、遊星歯車29上の遊星歯車29の中心
軸とは異なる偏心した位置に固定されており、モータ1
の回転力は、ロックされている第四の平歯車44の円周
方向に沿って第三の平歯車41を回転させる作用をし、
第三の平歯車41の回転に伴い、遊星歯車29が回転し
て遊星歯車29と噛み合っているラック30を図13に
示す右方向に移動させることによって、ベースプレート
33が上昇を開始し、ベースプレート33の上昇が完了
するとベースプレート33の上昇完了をセンスするメカ
センサ(図示せず)が働き、モータ1の駆動をOFFに
する。
【0007】このとき、ベースプレート33に配置され
たガイドポスト35がトレー22のガイドホール36に
挿入され、ベースプレート33上のスピンドル32とト
レー22上の光ディスク21との相対位置関係が所定範
囲内位置にセットされ、光ディスク21がスピンドル3
2に装着され、ロード動作が完了する。
【0008】一方、光ディスク21をアンロードする場
合は、モータ1が回転すると、ベースプレート33に配
置されたガイドポスト35がトレー22のガイドホール
36に挿入されている状態のため、ガイドポスト35が
ガイドホール36から脱出するまで平歯車27はロック
された状態となり、遊星歯車29が回転してベースプレ
ート33が下降を開始し、ガイドポスト35がガイドホ
ール36から解放されベースプレート33が下降動作を
完了した後、トレイ22が矢印と反対方向に水平移動す
ることにより光ディスク21のアンロード動作が完了す
る。
【0009】次に、上述の光ディスク21のロード/ア
ンロード動作時におけるモータ1の負荷変動について図
面を参照して説明する。
【0010】図10(a)、図10(b)は、各々、光
ディスク21をロード、アンロードしたときの負荷変動
を示す図である。
【0011】図10(a)を参照すると、光ディスク2
1をロードする場合、モータ1の負荷は、起動時および
ベースプレート33の上昇時にピークを有しており、ト
レー22の水平移動時には負荷は小さく、且つ負荷変動
は小さくなるが、この原因は、起動時にはモータ1に最
大静止摩擦力が作用して負荷が増大し、その後トレー2
2の水平移動時には動摩擦となり負荷が減少し、ベース
プレート33上昇時には、トレー22に加えベースプレ
ート33の重量が作用するため負荷が増加するためであ
る。 なお、ベースプレート33にはスピンドル32、
スピンドルモータおよび光学ヘッド38等が搭載されて
おり、その重量は約300gにも達する。
【0012】図10(b)を参照すると、光ディスク2
1をアンロードする場合、モータ1の起動時とそれに連
続するベースプレート33の下降時に最大負荷が生じ、
その後トレー22の水平移動時には負荷は小さく、且つ
負荷変動は小さくなる。
【0013】ところで、モータ1を制御するモータ駆動
制御回路70は、駆動電圧を一定電圧の5Vで制御して
おり、図15に示すモータ1の回転速度ー回転トルクの
関係から明確なように、負荷トルクの大きさに対してモ
ータ1の回転数は反比例して動作する為、ロード・アン
ロードする場合の上述の各フェーズにおける動作速度が
大きく異なるという欠点がある。
【0014】また、トレー22を移動させる機構、およ
びベースプレート33を上昇・下降させる機構には、何
れも摩擦摺動する機構構成部品が有るが、これらの部品
は、部品間バラツキにより摩擦係数が異なり、且つ、使
用動作時間経過と共に摩擦係数を含む機械特性が変化
し、図15に示すモータ1の最大回転トルク以上の負荷
となった場合には、モータ1の駆動トルク不足により、
ロード・アンロード動作が不可能になるという欠点も併
せ持っている。
【0015】これを解決するために、モータ1の駆動電
圧を一律に大きい値に設定すると、トレイ22の水平移
動時の速度が上がりすぎてトレイ22上の光ディスク2
1が静止していることができずに、トレイ22上の円形
の窪み部23から光ディスク21が外れてスピンドル3
2にセットできないケース、或いはトレイ22と光ディ
スク21表面とが接触し、光ディスク21に損傷を与え
るなどの併発障害が発生するという問題点がある。
【0016】また、解決するための別の方法として、モ
ータ1を減速する減速装置の減速比をモータ1の負荷に
応じて変化させる方法があるが、機械的構造が非常に複
雑になって、装置の小型化や組立性に難点がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の光ディスク装置は、トレーを移動させる機構、お
よびベースプレートを上昇・下降させる機構とを駆動す
るモータを制御するモータ駆動制御回路が、駆動電圧を
一定電圧で制御しているため、光ディスクをロード・ア
ンロードする場合の各フェーズにおける動作速度が大き
く異なり、スムーズなロード・アンロードができないと
いう課題がある。
【0018】本発明の目的は、モータ電流が大きい程モ
ータ駆動電圧が大きくなるように変化させるモータ駆動
制御回路を設けるという簡単な構成により、スムーズな
モータ起動とベースプレート上昇/下降の動作、および
トレイ水平移動時における適正なトレイ移動速度を実現
した光ディスク装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、光ディスクを搭載し高速回転させるスピンドルと、
スピンドルを回転駆動させるスピンドルモータと、光デ
ィスクに対して情報の書込み・読出しを行う光学ヘッド
と、スピンドルと光学ヘッドとを載置するベースプレー
トと、光ディスクをセットし水平方向に移動するトレー
と、トレーを移動させる機構と、ベースプレートを上昇
・下降させる機構と、トレーの移動とベースプレートの
上昇・下降とを駆動するモータと、モータを制御するモ
ータ駆動制御回路とを有し、モータ駆動制御回路は、
ータを駆動するパワアンプ部と、モータに流れる駆動電
流を検出するモータ電流検出部と、モータ電流検出部か
らのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部
と、AD変換部からのデジタル信号に応じてモータへ最
適な駆動電圧を出力するモータ駆動電圧制御部と、モー
タ駆動電圧制御部からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するDA変換部とから構成され、モータ駆動電圧制
御部は、モータ電流検出部の電流検出値が下限規定値と
上限規定値との間において、電流検出値が大きい程、
ータの駆動電圧を大きくなるように変化させることを特
徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】モータ駆動電圧制御部は、マイクロコンピ
ュータとメモリとから構成されることを特徴とする。
【0023】メモリは、マイクロコンピュータと第一の
データバスで接続され、AD変換部からのデジタル信号
に応じてモータ駆動電圧制御部からモータへ最適な駆動
電圧を出力する信号への変換テーブルを有することを特
徴とする。
【0024】マイクロコンピュータとAD変換部および
DA変換部とは各々第二、第三のデータバスで接続さ
れ、マイクロコンピュータは、第二のデータバスを介し
てAD変換部から信号を受け取り第三のデータバスを介
してDA変換部に信号を送出することを特徴とする。
【0025】モータ電流検出部は、モータの巻き線抵抗
より小さい抵抗をモータと直列に接続したことを特徴と
する。
【0026】トレーを移動させる機構は、モータの回転
軸の上端側に取り付けられたウォームと、ウォームとベ
ルトを介してモータの駆動力が伝達されるベルト車と、
ベルト車と同一の回転軸を持って設けられた第一の平歯
車と、第一の平歯車と噛み合う第二の平歯車と、第二の
平歯車と同一回転軸を持つ第三の平歯車と、第三の平歯
車と噛み合う第四の平歯車と、第四の平歯車と同一回転
軸上に設けられた第五の平歯車と、第五の平歯車と噛み
合う第六の平歯車と、第六の平歯車と噛み合う第七の平
歯車とを設け、トレーの側面側に取り付けられたラック
の歯と第七の平歯車とを噛み合わせて装着し、モータの
回転力を第七の平歯車からトレーに伝達させ、トレーを
スピンドルに対して前後方向に平行移動させることを特
徴とする。
【0027】トレーは、光ディスクをセットする際にガ
イドとなる光ディスクの直径より大きい円形の窪み部を
有することを特徴とする。
【0028】ベースプレートを上昇・下降させる機構
は、第三の平歯車を中心軸とは異なる偏心した位置に固
定している遊星歯車とベースプレート下部の筐体上に左
右方向に可動に設けたラックとを噛み合わせ、第三の平
歯車がロックされるとモータの回転力が遊星歯車に伝達
して遊星歯車を回転させ、遊星歯車と噛み合っているラ
ックを左右方向に移動させ、ラックに取り付けられた台
形形状のリフタの傾斜面に沿ってベースプレート端面と
接し摺動してベースプレートを上昇・下降させることを
特徴とする。
【0029】ベースプレートを上昇・下降させる機構
は、リフタの傾斜面に沿ってベースプレート端面と接し
摺動する側とは反対のベースプレートの奥側の端部が板
バネを介して筐体に固定され、板バネが取り付けられた
ベースプレートの奥側の端部の固定点を支点としてベー
スプレートを上昇・下降させることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光ディスク装置1
00の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。
【0031】図1は、本発明の光ディスク装置100の
モータ駆動制御回路7を示すブロック図、図2は本発明
の光ディスク装置100の一実施の形態を示す概略構成
斜視図である。
【0032】図1に示す本発明の光ディスク装置100
の構成と従来の光ディスク装置200の構成との相異点
は、本発明のモータ駆動制御回路7と従来のモータ駆動
制御回路70とが異なるだけで、機構構成は全く同一で
あり、機構構成に関する説明はここでは省略する。
【0033】なお、従来の光ディスク装置200の構成
部品と同一の構成部品は、同一符号で表示している。
【0034】図1、および図2を参照すると、モータ駆
動制御回路7は、モータ1を駆動するパワーアンプ部2
と、モータ1の巻き線抵抗より小さい抵抗rをモータ1
と直列に接続しモータ1に流れる電流を検出するモータ
電流検出部3と、モータ電流検出部3からのアナログ信
号をデジタル信号に変換するAD変換部4と、AD変換
部4からのデジタル信号に応じて最適なモータ駆動電圧
(デジタル値)を出力するマイクロコンピュータ51と
メモリ52とからなるモータ駆動電圧制御部5と、モー
タ駆動電圧制御部5からのデジタル信号をアナログ信号
に変換するDA変換部6とから構成されている。
【0035】次に、このように構成された本発明の光デ
ィスク装置100の動作について説明する。
【0036】先ず、光ディスク21をスピンドル32へ
ロードする場合について説明する。
【0037】図3は、ロード時のモータ電流bを示す図
である。
【0038】図3を参照すると、モータ電流bは起動時
およびベースプレート33の上昇時にピークを有してお
り、水平移動時には変動は僅かになる。ここで、モータ
1負荷とモータ電流bとは比例するので、ロード時のモ
ータ1負荷を示す図10(a)とロード時のモータ電流
bを示す図3とは、類似形になるが、ベースプレート3
3の上昇時において形状が少し異なっている理由につい
ては後述する。
【0039】モータ電流bはモータ電流検出部3で、そ
れに比例した抵抗端子電圧cに変換されるが、モータ電
流検出部3では、モータ1に流れる電流に影響を与える
こと無しに電流検出するため、モータ1の巻き線抵抗に
比べて充分小さい抵抗(0.25オーム)をモータ1に
直列に接続しており、その抵抗端子電圧cは、モータ電
流bに比例する。例えば、モータ電流bが1Aなら抵抗
端子電圧cは250mVとなるが、モータ電流bと抵抗
端子電圧cとの関係を図4に示す。
【0040】AD変換部4は抵抗端子電圧c(アナログ
信号)をデジタル信号dに変換してデータバス9dを介
してデジタル信号dを出力するが、抵抗端子電圧c(ア
ナログ信号)とデジタル信号dとの関係を図5に示す。
【0041】モータ駆動電圧制御部5は、デジタル信号
dに応じて最適なモータ駆動電圧信号のデジタル信号e
をデータバス9eを介して出力するが、デジタル信号d
とデジタル信号eとの関係を図6に示す。デジタル信号
dが50h以下(モータ電流が1A以下)の場合は、デ
ジタル信号eは40hで一定となる。これは、モータ1
が起動直前の電流ゼロの状態で、一定のモータ駆動電圧
を確保し、且つトレイ22の水平移動時にトレイ22の
速度ムラを防止するためである。デジタル信号dが50
h以上(モータ電流が1A以上)でA0h以下(モータ
電流が2A以下)の場合は、デジタル信号dが大きい
程、デジタル信号eが大きくなる。これは、モータ1の
負荷が大きい程、大きなモータ駆動電圧を確保するため
である。
【0042】さらに、信号dがA0h以上(モータ電流
が2A以上)の場合は、デジタル信号eは、80hで一
定となる。これは、モータ1の起動時やモータ1のロッ
ク時に大きなモータ1電流が流れたとき、モータ駆動電
圧が非常に大きくなって、雪崩式にモータ1電流がさら
に増大し、モータ1が破壊されるのを防止するためであ
る。
【0043】モータ駆動電圧制御部5は、マイクロコン
ピュータ51とメモリ52とで構成され、デジタル信号
dからデジタル信号eへの変換は、マイクロコンピュー
タ51とデータバス9mを介して接続されたメモリ52
が、図7に示す変換テーブルを持つことで可能となる。
なお、図7に示す変換テーブル中の表示は16進数で表
示している。(例えば、表中の40hの表示のhが16
進数表示であることを意味している。)マイクロコンピ
ュータ51は、データバス9dを介してAD変換部4か
らデジタル信号dを受け取り、メモリ52上の変換テー
ブルで最適なモータ駆動電圧のデジタル信号eに変換し
た後、DA変換部6にデータバス9eを介してデジタル
信号eを送出する。
【0044】D/A変換部6は、デジタル信号eをアナ
ログ信号に変換して、アナログ信号(信号f)を出力す
るが、デジタル信号eとアナログ信号fとの関係を図8
に示す。
【0045】アナログ信号fはパワアンプ部2で一定電
圧5Vと加え合わされて、モータ駆動電圧aとなる。
【0046】図9は、光ディスク21をスピンドル32
にロードするときの、モータ駆動電圧aを最適化した図
を示す。
【0047】図9を参照すると、モータ1起動時に2A
以上の電流が流れる場合は、モータ駆動電圧aは10V
にクランプされ、その後のトレイ22の水平移動時には
モータ1電流は1A以下になりモータ駆動電圧aは5V
にクランプされる。そして、ベースプレート33上昇時
には、モータ1電流は増大し、モータ駆動電圧aも大き
くなる。モータ駆動電圧aが大きくなるとモータ1回転
数が大きくなって、モータ1自身による逆起電力が大き
くなるためモータ電流は低下するので、ベースプレート
33上昇時には、モータ負荷を示す図10(a)とモー
タ電流bを示す図3の形状は少し異なることになる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、モータ電流が大き
い程モータ駆動電圧が大きくなるように変化させるモー
タ駆動制御回路を設ける構成により、光ディスクをスピ
ンドルにロード・アンロードする際に、モータ起動時と
ベースプレート上昇・下降時にはモータ駆動電圧を大き
くし、モータの回転トルクを大きくしてスムーズなモー
タ起動とベースプレート上昇・下降に必要な力を確保
し、トレイの水平移動時にはモータ駆動電圧小さくし
て、適正なトレイ移動速度を実現できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置のモータ駆動制御回路
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の実施の形態を示す概
略斜視図である。
【図3】本発明の光ディスク装置の光ディスクのロード
時のモータ電流を示す図である。
【図4】本発明の光ディスク装置のモータ電流と抵抗端
子電圧との関係を示す図である。
【図5】本発明の光ディスク装置の抵抗端子電圧とAD
変換部出力との関係を示す図である。
【図6】本発明の光ディスク装置のAD変換部出力とモ
ータ駆動電圧制御部出力との関係を示す図である。
【図7】本発明の光ディスク装置のメモリ内の変換テー
ブルを示す図である。
【図8】本発明の光ディスク装置のモータ駆動電圧制御
部出力とDA変換部出力との関係を示す図である。
【図9】本発明の光ディスク装置の光ディスクをロード
時のモータ駆動電圧を示す図である。
【図10】図10(a)は、従来の光ディスク装置の光
ディスクをロードしたときのモータの負荷を示す図であ
る。図10(b)は、従来の光ディスク装置の光ディス
クをアンロードしたときのモータの負荷を示す図であ
る。
【図11】従来の光ディスク装置を示す概略斜視図であ
る。
【図12】図11のモータの駆動力伝達機構部の正面図
を示す。
【図13】図11のモータの駆動力伝達機構部の平面図
を示す。
【図14】従来の光ディスク装置のモータ駆動制御回路
を示すブロック図である。
【図15】モータの回転速度ー回転トルクの関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 モータ 11 ウォーム 2、102 パワーアンプ部 3 モータ電流検出部 4 AD変換部 5 モータ駆動電圧制御部 51 マイクロコンピュータ 52 メモリ 6 DA変換部 7 モータ駆動制御回路 9d、9e データバス 9m データバス 21 光ディスク 22 トレイ 23 窪み部 24 ベルト車 25 ベルト 26 第六の平歯車 27 第七の平歯車 28 ラック 28a ラックの歯 29 遊星歯車 30 ラック 31 リフタ 31a 傾斜面 32 スピンドル 33 ベースプレート 33a ベースプレート端面 34 板バネ 35 ガイドポスト 36 ガイドホール 37 ストッパ 39 筐体 40 第二の平歯車 41 第三の平歯車 42 第一の平歯車 43 第五の平歯車 44 第四の平歯車 70 モータ駆動制御回路 100 光ディスク装置 200 光ディスク装置 a モータ駆動電圧 b モータ電流 c 抵抗端子電圧 d デジタル信号 e デジタル信号 f アナログ信号 r 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 25/04 101 G11B 25/04 101P (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 5/178 G11B 17/04 301 G11B 25/04 101

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを搭載し高速回転させるスピ
    ンドルと、前記スピンドルを回転駆動させるスピンドル
    モータと、前記光ディスクに対して情報の書込み・読出
    しを行う光学ヘッドと、前記スピンドルと前記光学ヘッ
    ドとを載置するベースプレートと、前記光ディスクをセ
    ットし水平方向に移動するトレーと、前記トレーを移動
    させる機構と、前記ベースプレートを上昇・下降させる
    機構と、前記トレーの移動と前記ベースプレートの上昇
    ・下降とを駆動するモータと、前記モータを制御するモ
    ータ駆動制御回路とを有し、前記モータ駆動制御回路
    は、前記モータを駆動するパワアンプ部と、前記モータ
    に流れる駆動電流を検出するモータ電流検出部と、前記
    モータ電流検出部からのアナログ信号をデジタル信号に
    変換するAD変換部と、前記AD変換部からのデジタル
    信号に応じて前記モータへ最適な駆動電圧を出力するモ
    ータ駆動電圧制御部と、前記モータ駆動電圧制御部から
    のデジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換部と
    から構成され、前記モータ駆動電圧制御部は、前記モー
    タ電流検出部の電流検出値が下限規定値と上限規定値と
    の間において、電流検出値が大きい程、前記モータの駆
    動電圧を大きくなるように変化させることを特徴とする
    光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ駆動電圧制御部は、マイクロ
    コンピュータとメモリとから構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリは、前記マイクロコンピュー
    タと第一のデータバスで接続され、前記AD変換部から
    のデジタル信号に応じて前記モータ駆動電圧制御部から
    前記モータへ最適な駆動電圧を出力する信号への変換テ
    ーブルを有することを特徴とする請求項記載の光ディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】 前記マイクロコンピュータと前記AD変
    換部および前記DA変換部とは各々第二、第三のデータ
    バスで接続され、前記マイクロコンピュータは、前記第
    二のデータバスを介して前記AD変換部から信号を受け
    取り前記第三のデータバスを介して前記DA変換部に信
    号を送出することを特徴とする請求項1または2記載の
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記モータ電流検出部は、前記モータの
    巻き線抵抗より小さい抵抗を前記モータと直列に接続し
    たことを特徴とする請求項記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記トレーを移動させる機構は、前記モ
    ータの回転軸の上端側に取り付けられたウォームと、前
    記ウォームとベルトを介して前記モータの駆動力が伝達
    されるベルト車と、前記ベルト車と同一の回転軸を持っ
    て設けられた第一の平歯車と、前記第一の平歯車と噛み
    合う第二の平歯車と、前記第二の平歯車と同一回転軸を
    持つ第三の平歯車と、前記第三の平歯車と噛み合う第四
    の平歯車と、前記第四の平歯車と同一回転軸上に設けら
    れた第五の平歯車と、前記第五の平歯車と噛み合う第六
    の平歯車と、前記第六の平歯車と噛み合う第七の平歯車
    とを設け、前記トレーの側面側に取り付けられたラック
    の歯と前記第七の平歯車とを噛み合わせて装着し、前記
    モータの回転力を前記第七の平歯車から前記トレーに伝
    達させ、前記トレーを前記スピンドルに対して前後方向
    に平行移動させることを特徴とする請求項1記載の光デ
    ィスク装置。
  7. 【請求項7】 前記トレーは、前記光ディスクをセット
    する際にガイドとなる前記光ディスクの直径より大きい
    円形の窪み部を有することを特徴とする請求項1または
    記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記ベースプレートを上昇・下降させる
    機構は、前記第三の平歯車を中心軸とは異なる偏心した
    位置に固定している遊星歯車と前記ベースプレート下部
    の筐体上に左右方向に可動に設けたラックとを噛み合わ
    せ、前記第七の平歯車がロックされると前記モータの回
    転力が前記遊星歯車に伝達して前記遊星歯車を回転さ
    せ、前記遊星歯車と噛み合っている前記ラックを左右方
    向に移動させ、前記ラックに取り付けられた台形形状の
    リフタの傾斜面に沿って前記ベースプレート端面と接し
    摺動して前記ベースプレートを上昇・下降させることを
    特徴とする請求項1または記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記ベースプレートを上昇・下降させる
    機構は、前記リフタの傾斜面に沿って前記ベースプレー
    ト端面と接し摺動する側とは反対の前記ベースプレート
    の奥側の端部が板バネを介して筐体に固定され、前記板
    バネが取り付けられた前記ベースプレートの奥側の端部
    の固定点を支点として前記ベースプレートを上昇・下降
    させることを特徴とする請求項1、6、8のいずれかに
    記載の光ディスク装置。
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