JP2952976B2 - 粘性継手の試験装置 - Google Patents
粘性継手の試験装置Info
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- JP2952976B2 JP2952976B2 JP2181270A JP18127090A JP2952976B2 JP 2952976 B2 JP2952976 B2 JP 2952976B2 JP 2181270 A JP2181270 A JP 2181270A JP 18127090 A JP18127090 A JP 18127090A JP 2952976 B2 JP2952976 B2 JP 2952976B2
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、ビスカス・カップリング等の粘性継手の試
験装置に関する。
験装置に関する。
B.発明の概要 本発明は、粘性継手の試験装置において、 粘性継手のハンプ現象を検出したときに駆動側電動機と
吸収側電動機の一方を速度制御し、他方を電流制御する
ことにより、 ハンプ現象の発生にも試験を続行できるようにしたもの
である。
吸収側電動機の一方を速度制御し、他方を電流制御する
ことにより、 ハンプ現象の発生にも試験を続行できるようにしたもの
である。
C.従来の技術 ビスカス・カップリング等の粘性によるトルクを伝達
する粘性継手は、入力軸と出力軸(インナープレートと
アウタープレート)との間にすべりを伴いながらトルク
を伝達する。この粘性継手の試験、例えば耐久試験に
は、第3図に示すように粘性継手1の入力軸及び出力軸
に夫々電動機2,3を結合し、電動機2を駆動側としてそ
の速度N1制御を行い、電動機3を吸収側としてその速度
N2制御を行い、電動機2と3の速度差零又は△N(=N1
−N2)を持たせながら長時間運転又はサイクル運転を行
う。
する粘性継手は、入力軸と出力軸(インナープレートと
アウタープレート)との間にすべりを伴いながらトルク
を伝達する。この粘性継手の試験、例えば耐久試験に
は、第3図に示すように粘性継手1の入力軸及び出力軸
に夫々電動機2,3を結合し、電動機2を駆動側としてそ
の速度N1制御を行い、電動機3を吸収側としてその速度
N2制御を行い、電動機2と3の速度差零又は△N(=N1
−N2)を持たせながら長時間運転又はサイクル運転を行
う。
D.発明が解決しようとする課題 従来の試験装置において、ビスカス・カップリングは
回転速度下△Nに応じたトルクを発生し、△Nが小さい
場合又は△Nが大きくとも短時間の試験には初期の伝達
トルクを発生させることできる。
回転速度下△Nに応じたトルクを発生し、△Nが小さい
場合又は△Nが大きくとも短時間の試験には初期の伝達
トルクを発生させることできる。
しかしながら、△Nが大きくかつ時間が比較的長くな
る試験には、ビスカス・カップリングにハンプ(Humpin
g)現象があることから試験中にロック状態となる。こ
のハンプ現象は、第3図に示すように、回転速度差△N
をパラメータとして△Nに応じてある時間に達すると伝
達トルクが急激に上昇として説明される。
る試験には、ビスカス・カップリングにハンプ(Humpin
g)現象があることから試験中にロック状態となる。こ
のハンプ現象は、第3図に示すように、回転速度差△N
をパラメータとして△Nに応じてある時間に達すると伝
達トルクが急激に上昇として説明される。
上述のハンプ現象から、回転速度差△Nの一定のまま
ではハンプ現象が発生すると入出力軸の回転速度差△N
=0になるにも拘わらず駆動側電動機2と吸収側電動機
3に速度差△Nを持たせようと速度制御し、制御系に過
電流や過電圧を起こして試験続行が不能になる。
ではハンプ現象が発生すると入出力軸の回転速度差△N
=0になるにも拘わらず駆動側電動機2と吸収側電動機
3に速度差△Nを持たせようと速度制御し、制御系に過
電流や過電圧を起こして試験続行が不能になる。
本発明の目的は、ハンプ現象の発生にも試験を続行す
ることができる試験装置を提供することにある。
ることができる試験装置を提供することにある。
E.課題を解決するための手段と作用 本発明は、前記目的を達成するため、粘性継手の入力
軸を駆動する駆動側電動機と、粘性継手の出力軸を駆動
する吸収側電動機と、前記両電動機をマイナループに電
流制御系を有して夫々速度制御する制御装置と、前記粘
性継手のハンプ現象を検出したときに前記両電動機の一
方を速度制御しかつ他方を電流制御する切換手段とを備
え、粘性継手のハンプ現象によって入力軸と出力軸がロ
ックしたときに一方の電動機を速度制御を続行しながら
他方の電動機を電流制御し、両電動機の速度差△Nが零
又は小さくすることで両電動機間のトルク差を小さく、
ロック状態を解除する。
軸を駆動する駆動側電動機と、粘性継手の出力軸を駆動
する吸収側電動機と、前記両電動機をマイナループに電
流制御系を有して夫々速度制御する制御装置と、前記粘
性継手のハンプ現象を検出したときに前記両電動機の一
方を速度制御しかつ他方を電流制御する切換手段とを備
え、粘性継手のハンプ現象によって入力軸と出力軸がロ
ックしたときに一方の電動機を速度制御を続行しながら
他方の電動機を電流制御し、両電動機の速度差△Nが零
又は小さくすることで両電動機間のトルク差を小さく、
ロック状態を解除する。
F.実施例 第1図は本発明の一実施例を示す構成図である。駆動
側電動機2の制御系は、速度設定器4の設定値と速度検
出器5の検出値とを比較して速度制御アンプ6に電流指
令として取り出し、この電流指令と電動機2の電流検出
値との比較によって電流制御アンプ7に電流制御出力を
得、電力変換器8から電動機2へ供給する交流電流又は
直流電流を制御する。
側電動機2の制御系は、速度設定器4の設定値と速度検
出器5の検出値とを比較して速度制御アンプ6に電流指
令として取り出し、この電流指令と電動機2の電流検出
値との比較によって電流制御アンプ7に電流制御出力を
得、電力変換器8から電動機2へ供給する交流電流又は
直流電流を制御する。
同様に、吸収側電動機3の制御系は速度設定器9と速
度検出器10と速度制御アンプ11による速度制御系と、こ
の電流指令による電流制御アンプ12によるマイナループ
の電流制御系と、電力変換器13とに構成される。
度検出器10と速度制御アンプ11による速度制御系と、こ
の電流指令による電流制御アンプ12によるマイナループ
の電流制御系と、電力変換器13とに構成される。
ここで、電流制御アンプ12の電流指令入力には速度制
御アンプ11の出力から速度制御アンプ6の出力に切り換
える切換スイッチ14が設けられている。この切換スイッ
チ14はハンプ現象検出リレー15が粘性拭手1のハンプ現
象を検出したときに速度制御アンプ6側に切換制御され
る。このハンプ現象の検出は例えばリレー15が粘性継手
1の温度を監視し、この温度が設定レベルを越えたとき
にハンプ現象発生(ハンプ現象発生直前も含む)と判定
する。また、第3図に示す温度と回転速度差△Nの関係
から速度差△N別に定める温度を越えたか否かがハンプ
現象発生を判定する。
御アンプ11の出力から速度制御アンプ6の出力に切り換
える切換スイッチ14が設けられている。この切換スイッ
チ14はハンプ現象検出リレー15が粘性拭手1のハンプ現
象を検出したときに速度制御アンプ6側に切換制御され
る。このハンプ現象の検出は例えばリレー15が粘性継手
1の温度を監視し、この温度が設定レベルを越えたとき
にハンプ現象発生(ハンプ現象発生直前も含む)と判定
する。また、第3図に示す温度と回転速度差△Nの関係
から速度差△N別に定める温度を越えたか否かがハンプ
現象発生を判定する。
上述の構成により、回転速度差△Nを持たせた試験中
に粘性継手1にハンプ現象が発生すると、リレー15によ
り切換スイッチ14が速度制御アンプ6側に切り換えら
れ、粘性継手1の入力軸と出力軸がロック状態になって
同じ回転速度(△N=0)にも電動機2と3が同じ電流
指令又は比例した電流指令にされて同じ速度に制御さ
れ、両電動機2,3の過電流や過電圧発生を無くして試験
を続行することができる。そして、粘性継手1の温度低
下でそのロック状態が解除されると、スイッチ14の復帰
で両電動機2,3を元の速度差△Nによる試験に戻すこと
ができる。
に粘性継手1にハンプ現象が発生すると、リレー15によ
り切換スイッチ14が速度制御アンプ6側に切り換えら
れ、粘性継手1の入力軸と出力軸がロック状態になって
同じ回転速度(△N=0)にも電動機2と3が同じ電流
指令又は比例した電流指令にされて同じ速度に制御さ
れ、両電動機2,3の過電流や過電圧発生を無くして試験
を続行することができる。そして、粘性継手1の温度低
下でそのロック状態が解除されると、スイッチ14の復帰
で両電動機2,3を元の速度差△Nによる試験に戻すこと
ができる。
なお、実施例でハンプ現象発生時に駆動側電動機を電
流制御に切り換え、吸収側電動機を速度制御のまま続行
することでも良い。
流制御に切り換え、吸収側電動機を速度制御のまま続行
することでも良い。
G.発明の効果 以上のとおり、本発明によれば、粘性継手のハンプ現
象発生で駆動側又は吸収側の電動機を電流制御に切り換
えるため、ハンプ現象発生による入出力軸のロックにも
電動機の荷電流,過電圧発生を起こすことなく試験を続
行することができる。
象発生で駆動側又は吸収側の電動機を電流制御に切り換
えるため、ハンプ現象発生による入出力軸のロックにも
電動機の荷電流,過電圧発生を起こすことなく試験を続
行することができる。
第1図は本発明の一実施零を示す構成図、第2図は試験
装置の機構図、第3図はビスカス・カップリングのハン
プトルク特性図である。 1……粘性継手、2……駆動側電動機、3……吸収側電
動機、4,9……速度設定器、6,11……速度制御アンプ、
7,12……電流制御アンプ、8,13……電力変換器、14……
切換スイッチ、15……ハンプ現象検出リレー。
装置の機構図、第3図はビスカス・カップリングのハン
プトルク特性図である。 1……粘性継手、2……駆動側電動機、3……吸収側電
動機、4,9……速度設定器、6,11……速度制御アンプ、
7,12……電流制御アンプ、8,13……電力変換器、14……
切換スイッチ、15……ハンプ現象検出リレー。
Claims (1)
- 【請求項1】粘性継手の入力軸を駆動する駆動側電動機
と、粘性継手の出力軸を駆動する吸収側電動機と、前記
両電動機をマイナループに電流制御系を有して夫々速度
制御する制御装置と、前記粘性継手のハンプ現象を検出
したときに前記両電動機の一方を速度制御しかつ他方を
電流制御する切換手段とを備えたことを特徴とする粘性
継手の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181270A JP2952976B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 粘性継手の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181270A JP2952976B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 粘性継手の試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0469542A JPH0469542A (ja) | 1992-03-04 |
JP2952976B2 true JP2952976B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=16097761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2181270A Expired - Fee Related JP2952976B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 粘性継手の試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2952976B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102401734A (zh) * | 2011-11-17 | 2012-04-04 | 苏州睿昕汽车配件有限公司 | 离合器综合性能测试台 |
FR3070630B1 (fr) | 2017-09-05 | 2019-08-23 | Reydel Automotive B.V. | Dispositif de sortie d'air, notamment du type sortie d'aerateur a ailettes |
-
1990
- 1990-07-09 JP JP2181270A patent/JP2952976B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0469542A (ja) | 1992-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |