JPH076743U - ディファレンシャルギヤの試験装置 - Google Patents

ディファレンシャルギヤの試験装置

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JPH076743U
JPH076743U JP3576793U JP3576793U JPH076743U JP H076743 U JPH076743 U JP H076743U JP 3576793 U JP3576793 U JP 3576793U JP 3576793 U JP3576793 U JP 3576793U JP H076743 U JPH076743 U JP H076743U
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JP
Japan
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speed
dynamometers
differential gear
speed control
output
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Application number
JP3576793U
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English (en)
Inventor
安紀彦 兒玉
Original Assignee
株式会社明電舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収側ダイナモメータを一定速度まで立ち上
げる速度制御に制御系の切り換えを不要にする。 【構成】 ディファレンシャルギヤの動力吸収手段にな
る一対のダイナモメータ5、6を速度制御増幅器14の
制御出力に従って一定速度に制御するにおいて、速度設
定器13から速度設定値が与えられたときに関数発生器
15を起動し、その出力によって速度制御増幅器14の
リミッタ値をゼロから徐々に一定値まで戻す制御を行う
ことにより、両ダイナモメータ5、6の加速時にディフ
ァレンシャルギヤの差回転による逆転を防止しながら一
定速度まで立ち上げる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディファレンシャルギヤの試験装置に係り、特に動力吸収側ダイナ モメータの速度制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディファレンシャルギヤの試験装置は、例えば図2に示す構成にされる。ディ ファレンシャルギヤ1の駆動軸にはその駆動源にされるダイナモメータ2とトル クメータ3及びパルスピックアップ4が結合される。また、ディファレンシャル ギヤ1の一対の出力軸には動力吸収手段としてのダイナモメータ5、6とトルク メータ7、8及びパルスピックアップ9、10が結合される。
【0003】 駆動側のダイナモメータ2は、制御部11によって速度制御又はトルク制御さ れる。また、吸収側のダイナモメータ5、6は制御部12によって速度制御又は トルク制御される。これら制御には、トルクメータ3、7、8やパルスピックア ップ4、9、10からのフィードバック信号による自動制御がなされる。
【0004】 ディファレンシャルギヤ1の差回転制御には、ダイナモメータ5、6の速度制 御量に差分ΔVが加減算される。
【0005】 このような試験装置において、吸収側ダイナモメータ5、6を一定速度に速度 制御する試験を行う場合、駆動側ダイナモメータ2を速度制御しかつ吸収側ダイ ナモメータ5、6をトルク一定制御して速度を上昇させ、設定速度まで加速され たときに駆動側ダイナモメータ2をトルク制御に切換えると共に、吸収側ダイナ モメータ5、6を速度制御に切り換えるようにしている。
【0006】 この理由は、吸収側ダイナモメータ5、6を初めから速度制御してその加速を 行う立ち上げでは、ディファレンシャルギヤ1の左右のわずかな回転差によりそ の機構上から片方のダイナモメータが逆回転し、制御不能になってしまい、他方 のダイナモメータは正転のまま回転を上げてしまう不都合を無くす。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の装置では、吸収側ダイナモメータの速度制御での立ち上げのためには、 駆動側のダイナモメータ及び吸収側ダイナモメータをそれぞれ速度制御とトルク 制御を切り換えるという複雑な制御を必要とする。
【0008】 本考案の目的は、吸収側ダイナモメータを一定速度まで立ち上げる速度制御に 制御系の切り換えを不要にした速度制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題の解決を図るため、ディファレンシャルギヤの駆動軸をト ルク制御される第1のダイナモメータで駆動し、該ディファレンシャルギヤの一 対の出力軸にそれぞれ結合され一定速度に制御される第2、第3のダイナモメー タで動力吸収するディファレンシャルギヤの試験装置において、前記第2、第3 のダイナモメータの速度設定値と該両ダイナモメータの平均速度との偏差から該 両ダイナモメータの速度制御を行うリミッタ機能付き速度制御増幅器と、前記速 度設定値が与えられたときに前記速度制御増幅器の出力をゼロに制限し、徐々に 通常の制限値まで戻す関数発生器とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
動力吸収側のダイナモメータの制御は、速度設定値が与えられたときに速度制 御増幅器の出力を関数発生器の出力によってゼロから徐々に一定値まで上昇させ るリミッタ値制御を行い、該ダイナモメータを徐々に加速することにより両ダイ ナモメータに回転差を起こすことなく設定速度まで加速する。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例を示す吸収側ダイナモメータの速度制御装置回路図 である。速度制御系は速度設定器13とリミッタ機能付き速度制御増幅器14及 び関数発生器15で構成される。
【0012】 速度制御増幅器14は、速度設定器13の設定値とダイナモメータ5、6の検 出平均速度(N1+N2)/2との偏差を比例積分演算し、この演算結果にリミ ッタ機能を有して速度制御出力を得る。
【0013】 関数発生器15は、速度設定器13により速度設定がなされたときに投入され るスイッチ15aと、このスイッチ15aの投入によって起動されて速度制御増 幅器14のリミッタ値を制御する関数発生回路15bとを有する。
【0014】 関数発生回路15bは、その起動によりゼロレベルから一定値まで一定の傾斜 を有して時間と共に上昇する出力を発生し、速度制御増幅器14のリミッタ値を ゼロから一定値(通常速度制御のリミッタ値)に制御する。また、スイッチ15 aは、速度設定値がゼロ設定に戻されたときに復帰し、この復帰時には関数発生 回路15bはそれまでの一定値からゼロレベルに一定の傾斜で戻る関数出力を発 生する。
【0015】 従って、速度制御系は、速度制御開始で速度設定値が印加されたとき、速度制 御増幅器14の出力は関数発生器15によりリミッタ値がゼロに制限され、ゼロ 速度から時間と共に徐々に上昇して通常制御に入る。
【0016】 次に、速度制御増幅器14の出力は、差回転制御部16によって差回転補正さ れた一対の信号として取り出される。差回転制御部16は、ダイナモメータ5、 6の差回転を設定する設定器16aと、この設定値と差回転検出値との偏差を比 例積分演算する差回転コントローラ16bと、この差回転コントローラ16bの 出力ΔVと速度制御増幅器14の出力とを加算する加算器16cと、コントロー ラ16bの出力ΔVを反転する反転アンプ16dと、この反転アンプ16dの出 力と速度制御増幅器14の出力とを加算する加算器16eとで構成される。
【0017】 この構成により、速度制御増幅器14の出力は、差回転設定分に相当する値Δ Vだけ加減算されて取り出される。この両出力は一対の電流制御増幅器17、1 8の電流指令とされ、該電流制御増幅器17、18によってダイナモメータ5、 6の電流がそれぞれ自動制御される。
【0018】 なお、差回転コントローラ16bは、ダイナモメータの速度がゼロになったと きに出力をしゃ断し、速度設定器13の設定値がゼロの時に電流指令が出力され るのを防止する。
【0019】 本実施例において、通常の速度制御は、速度設定器13の設定値に従ってダイ ナモメータ5、6の平均速度(N1+N2)/2が制御される。また、差回転設 定器16aに設定値が与えられるときにはその設定値に従って平均速度からΔV だけ増減した速度でダイナモメータ5、6の速度制御がなされる。
【0020】 ここで、速度制御の立ち上げ時には、関数発生器15によって速度制御増幅器 14の出力が制限され、この制限値はゼロから時間の経過と共に徐々に緩和され る。これにより、ダイナモメータ5、6は、ディファレンシャルギヤ1の差動機 構に基つくトルク偏差にも逆回転を起こすことなく、一定の加速度で設定速度ま で加速する。
【0021】 従って、吸収側のダイナモメータ5、6の速度制御をその立ち上げ時にトルク 制御することなく、初めからの速度制御によって立ちあげることができる。また 、駆動側のダイナモメータ2は、初めからトルク制御で立ち上げることができる 。
【0022】 なお、実施例において、関数発生器15や差回転制御部16等の構成は適宜設 計変更して同等の作用効果を得ることができるのは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案によれば、動力吸収側のダイナモメータを一定速度に速 度制御する試験において、速度制御開始時に速度制御増幅器のリミッタ値をゼロ から徐々に一定値まで上昇させる制御を行うようにしたため、速度制御のまま立 ち上げができ、従来のように駆動側と吸収側の各ダイナモメータをトルク制御と 速度制御に切り換える複雑な制御を不要にしながらダイナモメータの逆回転を防 止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す吸収側ダイナモメータ
の速度制御回路図。
【図2】ディファレンシャルギヤの試験装置構成図。
【符号の説明】
1…ディファレンシャルギヤ 2、5、6…ダイナモメータ 14…速度制御増幅器 15…関数発生器 16…差回転制御部 17、18…電流制御増幅器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディファレンシャルギヤの駆動軸をトル
    ク制御される第1のダイナモメータで駆動し、該ディフ
    ァレンシャルギヤの一対の出力軸にそれぞれ結合され一
    定速度に制御される第2、第3のダイナモメータで動力
    吸収するディファレンシャルギヤの試験装置において、 前記第2、第3のダイナモメータの速度設定値と該両ダ
    イナモメータの平均速度との偏差から該両ダイナモメー
    タの速度制御を行うリミッタ機能付き速度制御増幅器
    と、 前記速度設定値が与えられたときに前記速度制御増幅器
    の出力をゼロに制限し、徐々に通常の制限値まで戻す関
    数発生器と、 を備えたことを特徴とするディファレンシャルギヤの試
    験装置。
JP3576793U 1993-06-30 1993-06-30 ディファレンシャルギヤの試験装置 Pending JPH076743U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3576793U JPH076743U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ディファレンシャルギヤの試験装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3576793U JPH076743U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ディファレンシャルギヤの試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH076743U true JPH076743U (ja) 1995-01-31

Family

ID=12451022

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JP3576793U Pending JPH076743U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ディファレンシャルギヤの試験装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013047551A1 (ja) * 2011-09-30 2015-03-26 国際計測器株式会社 ねじり試験装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013047551A1 (ja) * 2011-09-30 2015-03-26 国際計測器株式会社 ねじり試験装置
JP2017058380A (ja) * 2011-09-30 2017-03-23 国際計測器株式会社 ねじり試験装置

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