JP3074279B2 - モータトルク測定装置 - Google Patents

モータトルク測定装置

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睦 藤本
育雄 榎谷
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Ono Sokki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータトルク測定装置
に関し、特に、小型モータの起動トルクから無負荷回転
数まで連続して測定することができるモータトルク測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータトルク測定装置
は、被測定モータの動力伝達軸に、トルク検出器と一緒
にブレーキが設けられ、その動力伝達軸がトルクを伝達
しているときに生じるねじれによってトルクを検出して
いた。このようなブレーキとしては、負荷として用いら
れる直流モータ、ヒステリシス損を生じさせるヒステリ
シスブレーキ、粉末を機械的な抵抗として用いるパウダ
ブレーキなどがある。
【0003】図5は、直流モータをブレーキとして使用
した場合及びヒステリシスブレーキを使用した場合の測
定可能範囲の一例を示す説明図である。図5において、
点A, Bを含む直線mは、被測定モータの特性を示して
おり、直流モータをブレーキとした場合の測定可能範囲
は、N0,N1,Aを頂点とする三角形に囲まれた範囲であ
る。また、ヒステリシスブレーキを使用した場合の測定
可能範囲は、0,B,T1 を頂点とする三角形に囲まれ
た範囲である。なお、rは、ブレーキとしての直流モー
タが被測定モータのトルクに対抗することができる能力
を示す直線である。sは、直流モータをブレーキとした
場合に、これ以下では調整が難しくなる回転数N0 の位
置を示す直線である。tは、測定システムに必然的に発
生するトルク損失(以下、メカロスという)を示す直線
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の技術では、直流モータによるブレーキは、被測定モー
タの無負荷状態で回転数を測定することは可能である
が、起動トルク付近(回転数0rpm )の測定は制御が複
雑であるので、困難であった。つまり、図5の直線sか
ら左の部分の測定ができなかった。
【0005】また、ヒステリシスブレーキやパウダブレ
ーキは、起動トルクの測定は容易にできるが、測定系に
機械損があるので、被測定モータの無負荷状態をつくる
ことが困難であった。つまり、図5の直線tから下の部
分の測定ができなかった。
【0006】本発明の目的は、前述した課題を解決し、
小型モータの起動トルクから無負荷回転数まで連続して
測定することができるモータトルク測定装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明によるモータトルク測定装置は、被測定モー
タ10とその被測定モータ10の起動トルクを含む測定
を行うためのブレーキ2との間にトルク検出器1を挿入
し、前記ブレーキ2を制御しながら前記被測定モータ1
0の特性を測定するモータトルク測定装置において、前
記ブレーキ2の回転系に結合され、トルク測定中の機械
損失を補正するための補正用モータ3を設け、前記補正
用モータ3のトルク発生方向が前記被測定モータ10の
トルクと同一方向になるよう回転させ、無負荷回転数を
測定できるような構成する。
【0008】
【作用】本発明によれば、被測定モータのトルクが伝達
されるブレーキの回転系に結合させた直流モータを、被
測定モータと同一方向に回転させてメカロスを補償する
ことによって、ブレーキを結合したままで無負荷状態を
つくり出すことができるので、このモータトルク測定装
置だけで、起動トルクから無負荷回転数まで連続して測
定することができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳しく
説明する。図1は、本発明によるモータトルク測定装置
の実施例を示す系統図である。図5は、前述したよう
に、各種のブレーキを使用した場合の測定可能範囲を示
しているが、実現したい測定可能範囲は、図中の点0,
1,1 を頂点とする三角形に囲まれた範囲である。こ
の実施例のモータトルク測定装置は、この範囲の測定が
すべて可能となる。
【0010】図1において、1は被測定モータ10に結
合されるトルク検出器、2はトルク検出器1を介して被
測定モータ10に結合されるブレーキ、3はブレーキ2
に結合される機械損失補正用の直流モータ、4は被測定
モータ10又はトルク検出器1からのフィードバック
と、外部からのトルク又は回転数についての指令を入力
し、ブレーキ2の機能を制御するブレーキコントロー
ラ、5は直流モータ3に電力を供給する定電流源であ
る。
【0011】ブレーキ2は、ヒステリシスブレーキの
他、パウダブレーキなど、直流モータ以外であればいず
れのモータも使用できる。被測定モータ1に結合される
ブレーキ2及びブレーキコントローラ4の動作について
は、従来例と同じである。
【0012】直流モータ3は、この実施例ではブレーキ
としてではなく、測定システムのメカロスを補正するも
のである。この直流モータ3は、ブレーキ2に直結しな
くてもよく、トルク検出器1から見てブレーキ側であれ
ば、回転系のどの部分に結合されていてもよい。また、
ベルトドライブ等により離れたところから、その回転力
を伝えてもよい。
【0013】定電流源5は、一定以上で電流が制限され
る電源であり、その電流制限は、図5のB点より少し大
きいトルクの点で行われる。モータに流れる電流とモー
タに発生するトルク量とは比例するので、電源の電流を
制限することによって、直流モータ3のトルクを一定に
保つことができる。
【0014】このような構成により本実施例は、図5に
直線tで示したメカロスに見合うトルクを発生するよう
に、直流モータ3に定電流源5から電力を供給すること
によって、ブレーキ2だけでは不可能であった無負荷回
転数を測定することが可能となる。
【0015】図2は、本発明によるモータトルク測定装
置の実施例の動作を説明するための線図、図3は図2の
部分拡大図である。図2において、TT は被測定モータ
10の出力トルク、TD は直流モータ3の出力トルク、
L はロストルクである。
【0016】まず、被測定モータ10をオンすると、被
測定モータ10の出力トルクの曲線TT と、ロストルク
の曲線TL の交点P1 で回転し、プラス表示となる。な
お、このときの直流モータ3のロストルクは無視する。
【0017】次に、ブレーキ2の負荷が無い状態で、直
流モータ3をオンすると、トルク測定器1の負荷側に
は、ブレーキ2のロストルクと直流モータ3の出力トル
クの合成分がかかる(図2のTL +TD に相当する)。
この曲線と、被測定モータ10の曲線(直線)の交点P
6 が、この場合の安定点となり、交点がx軸の下側にあ
れば、被測定モータ10は加速され、駆動吸収が逆転
し、マイナス表示となる。一方、交点P6 が、x軸の上
側にあれば、被測定モータ10は出力不足でプラス表示
となり、被測定モータ10の無負荷回転数よりも、低く
なってしまう(従って、マイナス表示にする必要があ
る)。
【0018】次いで、直流モータ3を回転させた状態
で、ブレーキ2の指令値を制御する。指令値がゼロのと
きに、点P6 がマイナス側にあれば、トルクのマイナス
分、ブレーキ2をかけてトルク表示がゼロになるように
制御する。このとき、直流モータ3の条件は、 ND >NT |TD (N=NT )|>|TL (N=NT )| (点P
7 >点P3 )となる。
【0019】なお、点P6 がプラス側にあるときには、
トルクゼロの状態をつくることはできない。また、トル
クを連続的に増加又は減少させて、被測定モータ10の
特性曲線を変化させて、指令値をスイープするようにし
てもよい。さらに、この実施例では、直流モータ3を一
定にしているが、直流モータ3を制御したり、切り換え
てブレーキ側のみ制御するようにしてもよい。
【0020】つぎに、この実施例に使用される直流モー
タ3について説明する。 直流モータ3は、T2 <T3 /4の範囲で使用する
のが望ましい。直流モータ3において、図3に示すよう
に、電流IはトルクTに比例する(I∝T)。ここで、
発熱量Qは、Q∝RI2 であるから、Q∝RT2 とな
る。つまり、発熱量QとトルクTの二乗に比例する。し
たがって、トルクTが大きいと発熱量Qは二乗で増加す
る。
【0021】 N5 >N3 かつ直線P2 5 はP3
上を通過すること。直流モータ3は、被測定モータ10
よりも高い回転数で回転できるものでないと、無負荷回
転数N3 が得られない。このため、N5 >N3 が必要で
ある。また、図4に示すように、直線P2 5 は、回転
数N3 のときのロストルクの点P3 よりも上の点P4
通過する必要がある。これは、直流モータ3は、回転数
3 (被測定モータ10の無負荷状態の回転数)のロス
トルクよりも大きなトルクを発生しないと、無負荷回転
数が得られないためである。従って、N5 >N3 かつ回
転数N3 のときの直流モータの出力トルクがブレーキの
ロストルクよりも大きいことが、直流モータ3の能力の
必要条件となる。
【0022】 N5 を上下させるために直流モータ3
への供給電圧を調整してもよいが、少しの場合には、ブ
レーキ2の制御によって点P3 を作るようにしてもよ
い。その都度、直流モータ3への供給電圧を調整せず
に、予め、大きめの電圧をかけておき、ブレーキ2へ電
圧(電流)を供給して、ブレーキ2を掛けたほうが簡単
に制御できる。つまり、 ブレーキ2のトルク+ロストルク=直流モータ3の出力
トルク+被測定モータ10の出力トルク の関係がある。ロストルクと被測定モータ10の出力ト
ルクは、一義的に決まるので、ブレーキ2のトルク又は
直流モータ3の出力トルクを変えることにより、同様な
状態をつくることができる。
【0023】 ブレーキ2の能力は、により、トル
ク検出器1の定格トルクより少なくとも10〜20%の
余裕が必要である。これは、直流モータ3の分もブレー
キをかける必要があるので、例えば、10〜20%位の
余裕が必要である。
【0024】なお、図2に示すように、直流モータ3を
駆動する電流の上限を制限することにより、直流モータ
3に過大な電流が流れることがなくなり、直流モータ3
のブラシなどの寿命は大幅にのびる。したがって、従
来、無負荷回転数を求めるために、ブレーキとして使用
した直流モータより、メンテナンスが容易である。
【0025】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、起動トルクを測定できるようなブレーキとトルク
検出器を組み合わせたモータトルク測定装置において、
ブレーキの回転系に直流モータを結合し、被測定モータ
と同一方向に回転させて、メカロスを補償することによ
り、起動トルクから無負荷回転数までの全領域を連続し
て測定することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータトルク測定装置の実施例を
示すブロック図である。
【図2】本発明によるモータトルク測定装置の実施例の
動作を説明するための線図である。
【図3】実施例に係るモータトルク測定装置の直流モー
タの使用条件を説明するための線図である。
【図4】実施例に係るモータトルク測定装置の直流モー
タの使用条件を説明するための線図である。
【図5】従来のモータトルク測定装置の測定可能範囲を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 トルク検出器 2 ブレーキ 3 直流モータ 4 ブレーキコントローラ 5 定電流源
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−153440(JP,A) 特開 昭54−24077(JP,A) 特開 平2−155496(JP,A) 特開 昭63−36167(JP,A) 特開 昭57−113345(JP,A) 実開 昭62−42082(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 5/26 G01L 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定モータとその被測定モータの起動
    トルクを含む測定を行うためのブレーキとの間にトルク
    検出器を挿入し、前記ブレーキを制御しながら前記被測
    定モータの特性を測定するモータトルク測定装置におい
    て、 前記ブレーキの回転系に結合され、トルク測定中の機械
    損失を補正するための補正用モータを設け、 前記補正用モータのトルク発生方向が前記被測定モータ
    のトルクと同一方向になるよう回転させ、無負荷回転数
    を測定できるようにしたことを特徴とするモータトルク
    測定装置。
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