JP2952700B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2952700B2
JP2952700B2 JP2257357A JP25735790A JP2952700B2 JP 2952700 B2 JP2952700 B2 JP 2952700B2 JP 2257357 A JP2257357 A JP 2257357A JP 25735790 A JP25735790 A JP 25735790A JP 2952700 B2 JP2952700 B2 JP 2952700B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に
とって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、
予め定めた特別入賞口に打球が入賞することに基づき、
上記変動入賞装置が第1状態から第2状態へ変換するこ
とを待機している特別遊技状態を起生する特別遊技状態
起生手段と、を備え、上記特別遊技状態起生手段により
特別遊技状態が起生されていることを条件に、作動入賞
口手段に打球が入賞することに基づいて、上記変動入賞
装置を予め定められた規定に基づき第2状態へ変換する
ようにした遊技機に関するものである。
〈従来の技術〉 小球を用いたパチンコ遊技を行うパチンコ機に代表さ
れる遊技機として、近年は、所定の遊技条件に基づいて
特別遊技が起生されると短期間に入賞球が多量に発生し
て、遊技者が多くの賞球を遊技利益として獲得可能な遊
技機の人気が高く、多様な特別遊技に即して種々の遊技
機が開発されている。
上述した如き特別遊技の可能な遊技機として、特別入
賞口へ打球が入賞することを条件に特別遊技状態が起生
されるものがあり、このような遊技機では、特別遊技状
態が起生されることにより、普段は打球が入賞しても賞
球が得られるだけの入賞口が始動入賞口として機能する
ようになり、該始動入賞口に打球が入賞することによっ
て、変動入賞装置を遊技者にとって有利な状態に変換す
る制御を行なうことで、遊技者の興趣が効果的に高めら
れるようになっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述した遊技機では、特別入賞口へ打
球が入賞して特別遊技状態が起生されると、遊技者は多
量の賞球を獲得することが出来るので、頻繁に特別遊技
状態を起生させると、遊技店の不利益が増大して経営に
支障を来すため、遊技店としては、特別遊技状態の起生
を適度に抑制せざるを得ない。
そこで、遊技店としては、利益バランスを考慮しつ
つ、特別遊技状態が適切な頻度で起生されるよう、遊技
機における特別入賞口への打球の入賞が所定の確率にな
るような釘調整を施すのであるが、なかなか、意図通り
の調整を行うことは困難である。しかも、遊技盤に植設
された遊技釘の調整だけでなく、特別入賞口を備えた遊
技装置の取付状態や変形などから生じる微妙な誤差にも
起因して、特別入賞口へ打球が入賞し易い遊技機となっ
たり、特別入賞口へ打球が入賞し難い遊技機となったり
することもある。
なお、遊技店としては、特別入賞口へ打球が入賞し易
い遊技機と入賞し難い遊技機を意図的に設ける場合もあ
るが、特別入賞口への打球入賞が困難な調整になってい
ることが遊技者に分かってしまうと、遊技者はその遊技
機による遊技を避けるために遊技機の稼働率が低下する
ので、結果的に遊技店の売上げが低下してしまう。
また、特別入賞口への打球入賞が極端に困難な状態に
調整されていなくても、一般に、特別入賞口への打球入
賞は比較的困難な状態に調整されていることから、遊技
を続けていても特別入賞口へ打球が入賞する可能性を感
じられないと、遊技者の遊技意欲が減退してしまい、到
底遊技上の興趣を高めることはできない。
更に、特別遊技状態を起生させるか否かの判定を、特
別入賞口への打球の入賞といった一瞬に結果がでてしま
うような遊技により行っていたため、特別遊技状態の起
生に対する十分な期待感を遊技者に与えることができ
ず、遊技上の興趣を十分に高められるものとはなってい
なかった。
また、特別入賞口へ打球が入賞しさすれば、特別遊技
状態が起生されて多量の賞球が獲得できる遊技内容であ
るため、この特別入賞口へ入賞した打球を検出するため
の検出器が不正行為の対象として狙われやすく、ピアノ
線等の不正部材の挿入や不正電波の発生等によって、不
正に特別遊技状態が起生させられたしまう虞れがあっ
た。
そこで、特別遊技状態の起生確率を、高度な釘調整技
術などを用いることなく、遊技店と遊技者との利益バラ
ンスがとれる範囲で安定させることが可能であり、特別
遊技状態が起生するまでの遊技における興趣を向上させ
るとともに特別遊技状態の起生に対する期待感を向上さ
せ、更に特別遊技状態を不正に起生させることを防止で
きる遊技機が望まれている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技者にとっ
て不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに
変換可能な変動入賞装置(6)と、予め定めた特別入賞
口(例えば、特別排出通路19)に打球が入賞することに
基づき、上記変動入賞装置が第1状態から第2状態へ変
換することを待機している特別遊技状態を起生する特別
遊技状態起生手段と、を備え、上記特別遊技状態起生手
段により特別遊技状態が起生されていることを条件に、
作動入賞口手段(例えば、始動口10)に打球が入賞する
ことに基づいて、上記変動入賞装置を予め定められた規
定に基づき第2状態へ変換するようにした遊技機(例え
ば、パチンコ機)において、上記特別遊技状態起生手段
は、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示装置
(4)と、上記特別入賞口および該特別入賞口以外の一
般入賞口(例えば、一般排出通路20)を各々有すると共
に、受け入れた打球を該特別入賞口或いは該一般入賞口
の何れかに振り分けて入賞させることが可能な入賞球処
理装置(例えば、特定入賞装置5)と、上記特別入賞口
へ入賞した打球を1個宛検出可能な特別入賞検出手段
(例えば、特別入賞検出器21)と、所定の可変表示開始
条件の成立に基づき上記可変表示装置において可変表示
を開始させ、該可変表示の停止結果態様が特別の結果態
様となったことに関連して、上記入賞球処理装置におい
て受け入れた所定の打球を上記特別入賞口へ振り分ける
処理を行わせるとともに、上記特別入賞検出手段からの
検出信号に基づき上記特別遊技状態を起生させることが
可能な制御手段(例えば、電気的制御装置25)と、を含
んで構成され、上記制御手段は、上記可変表示装置にお
ける可変表示の停止結果態様が上記特別の結果態様とな
ったことを条件に、上記特別入賞検出手段からの検出信
号を上記特別遊技状態の起生に対して有効にする特別入
賞有効制御手段(例えば、第1フリップフロップ67,第
2アンドゲート66等)を含んでいることを特徴とする。
〈作用〉 したがって、請求項1に係る遊技機においては、制御
手段により、所定の可変表示開始条件の成立に基づき可
変表示装置において可変表示が開始され、該可変表示の
停止結果態様が特別の結果態様となったことに関連し
て、入賞球処理装置において受け入れた所定の打球が特
別入賞口へ振り分けられ、特別入賞検出手段からの検出
信号に基づき特別遊技状態が起生されることとなる。ま
た、制御手段に含まれる特別入賞有効制御手段により、
可変表示装置における可変表示の停止結果態様が上記特
別の結果態様となったことを条件に、上記特別入賞検出
手段からの検出信号が上記特別遊技状態の起生に対して
有効とされる。
〈実施例〉 以下、本発明に係る遊技機の実施例を図面にもとづい
て説明する。
第1図に示す遊技機用の遊技盤1は、所謂第3種に属
するパチンコ機のもので、ガイドレール2で囲まれた遊
技部3内に種々の入賞領域を形成するとともい多数の障
害釘を植設してあり、具体的には遊技部3のほぼ中央上
部に複数の識別情報を可変表示可能な可変表示装置4
を、該可変表示装置4の下方に入賞球処理装置としての
特定入賞装置5を、可変表示装置4の右下方に遊技者に
とって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態
とに変換可能な変動入賞装置6を、可変表示装置4の左
下方に補助変動入賞装置7を、該補助変動入賞装置7の
上方には、補助変動入賞装置7に設けた普通図柄表示器
8の始動口として機能する特定ゲート9を、特定入賞装
置5の左右には変動入賞装置6の始動口10,10などを配
設してある。
可変表示装置4は、遊技盤1の表面に取付けるベース
板11に7セグメントタイプの可変表示器12a,12b,12cを
3つ並設してなり、各可変表示器12に遊技者が認識でき
ない速さで数字を高速変換表示する。なお、本実施例で
は3桁の数字を高速変換表示する可変表示装置4を使用
したが、本発明における図柄表示手段は、図柄や数字な
どの識別記号を可変表示できればどのような構成でもよ
く、例えば1桁の表示器でもよいし、また識別記号を周
面に記載したドラムを回転させるドラム式でもよい。
特定入賞装置5は、第2図から第4図に示すように、
遊技盤1の表面に取付ける取付基板13の上部に球が1つ
通過可能な枠状の特定入賞口14を特定領域として突設
し、該特定入賞口14の下方に、球を1個収納可能な球収
納部15を円周面に形成したドラム状の切換部材16を軸17
によって回転可能に止着し、該切換部材16の左右には円
弧状のガイドウオール18a,18bを設け、両ガイドウオー
ル18a,18bの下端間には特別排出通路19と一般排出通路2
0を並べて形成し、特別排出通路19に特別入賞検出器21
を特別入賞検出手段として臨ませ、取付基板13の裏側に
は切換部材16を回転駆動する電気的駆動源としてギヤー
ドモータ22を取付けるとともに、切換部材16の軸17に固
定した遮光片23により作用するフォトセンサタイプの位
置検出器24を設けてある。
上記遮光片23は、切換部材16の球収納部15が特定入賞
口14の直ぐ下に位置した状態で位置検出器24に作用する
ように位置調整してある。したがって、切換部材16は、
常には球収納部15が特定入賞口14の下に位置して遮光片
23が位置検出器24に作用した状態で停止している。そし
て、特定入賞口14に球が通過すると、この球は球収納部
15内に嵌合して待機する。
電気的制御装置25からの信号によりギヤードモータ22
が作動し、切換部材16が時計方向に回転すると、球収納
部15内に嵌合した球は切換部材16と共に回動し、半回転
近く回動すると、この球は右側のガイドウオール18bか
ら外れた時点で一般排出通路20に落下する。なお、切換
部材16は、球を一般排出通路20に落下した後も回転し続
け、遮光片23が位置検出器24に作用すると、即ち球収納
部15が特定入賞口14の下に位置する状態まで一回転する
と停止する。
一方、切換部材16が反時計方向に回転すると、球収納
部15内に嵌合した球は切換部材16と共に回動し、半回転
近く回動すると、この球は左側のガイドウオール18aか
ら外れた時点で、打球が1個宛入賞可能な特別入賞口と
して機能する特別排出路19の落下口を経て特別排出通路
19に落下し、この特別排出通路19内を流下する途中で特
別入賞検出器21により検出される。なお、切換部材16
は、球を特別排出通路19に落下した後も回転し続け、球
収納部15が特定入賞口14の下に位置する状態に戻ると遮
光片23が位置検出器24に作用して停止する。
すなわち、入賞球処理装置として機能する特定入賞装
置5においては、切換部材16が、電気的駆動源であるギ
ヤードモータ22の回転方向に応じて特別入賞口へ打球が
入賞可能な状態に変化する作動部材として機能するので
ある。
なお、図面に示す特定入賞装置5においては、特定領
域として機能する特定入賞口14の下方に特定領域通過検
出器26を配置し、この検出器26により特定領域を通過し
た球を検出して電気的制御装置25に信号を送るように構
成してある。
変動入賞装置6は、電気的駆動源の駆動により、遊技
者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2
状態とに変換可能であればどのような構成でもよいが、
第5図及び第6図に示すものは、取付基板27の開口部28
の両側に開閉翼29,29を軸着し、開口部28には球受け部3
0を形成してある。各開閉翼29の回動軸31は、取付基板2
7を貫通して延在しており、その後端には開閉翼29,29を
左右に開閉動作させるためのピン32を植設した操作レバ
ー33が固定してある。そして、この操作レバー33のピン
32は、電気的駆動源であるソレノイド34のプランジャ下
端に設けた操作部材35の係合孔36内に緩く挿入されてい
る。このため、左右の開閉翼29,29は、プランジャ自重
及び復帰ばねの作用により、通常は開閉翼29,29の上端
間隔を球が通過し得ない程度に閉じた状態、即ち遊技者
にとって不利な第1状態を維持している。ソレノイド34
は、駆動基板37の裏面に突設したボスに取付けられてい
るが、操作部材35及びその係合孔36が左右2つの操作レ
バー33,33のピン32,32に対して共通に形成されている。
ソレノイド34を励磁して操作部材35を開閉翼29,29の外
開き方向の回動習性に抗して引き上げると、操作部材35
及びピン32が上方向に移動し、各操作レバー33が回動軸
31を中心にして外開きに回動して開閉翼29,29が開き、
球を受け入れ易い状態、即ち遊技者にとって有利な第2
状態に変換する。第2状態に変換して開かれた開閉翼2
9,29に入賞した球は、球受け部30に拾われて開口部28を
抜けて取付基板27の裏側を下方に流下し取付基板27の裏
側に設けてあるフォトセンサタイプの計数用検出器38に
よって検出される。計数用検出器38は、球を検出する
と、電気的制御装置25に信号を送る。なお、この変動入
賞装置6は、横長な扉をソレノイドの駆動により開閉す
ることによって球を受け入れない第1状態と球を受け入
れ易い第2状態に変換する所謂アタッカー式入賞装置で
もよい。
補助変動入賞装置7は、第7図及び第8図に示すよう
に、上記した変動入賞装置6とほぼ同様の構成であり、
取付基板39の開口部40の両側に開閉翼41,41を軸着し、
開口部40には球受け部42を形成してある。各開閉翼41の
回動軸43は、取付基板39を貫通して延在しており、その
後端には開閉翼41,41を左右に開閉動作させるためのピ
ン44を植設した操作レバー45が固定してある。そして、
この操作レバー45のピン44は、電気的駆動源であるソレ
ノイド46のプランジャ下端に設けた操作部材47の係合孔
48内に緩く挿入されている。このため、左右の開閉翼4
1,41は、プランジャの自重及び復帰ばねの作用により、
通常は開閉翼41,41の上端間隔を球が1個通過し得る程
度の間隔に閉じた状態(第7図)、即ち遊技者にとって
不利な第1状態を維持している。ソレノイド46は、駆動
基板50の裏面に突設したボスに取付けられているが、操
作部材47及びその係合孔48が左右2つの操作レバー45,4
5のピン44,44に対して共通に形成されている。ソレノイ
ド46を励磁して操作部材47を開閉翼41,41の外開き方向
の回動習性に抗して引き上げると、操作部材47及びピン
44が上方向に移動し、各操作レバー45が回動軸43を中心
にして外開きに回動して開閉翼41,41が開き、球を受け
入れ易い状態、即ち遊技者にとって有利な第2状態に変
換する。第2状態に変換して開かれた開閉翼41,41に入
賞した球は、球受け部42に拾われて開口部40を抜けて取
付基板39の裏側を下方に流下し、入賞球として処理され
る。
始動口10は、上面が開放したポケット枠状であり、入
賞した球が流下する流路に始動検出器49を臨ませてあ
る。始動検出器49は、球を検出すると、電気的制御装置
25に信号を送る。
次に、上記した構成からなるパチンコ機における遊技
について説明する。
遊技者が発射操作ハンドルを操作することにより発射
された球が遊技部3内に入ると、障害釘に当って流下方
向を変更しながら流下する。そして、この球が特定ゲー
ト9を通過すると、検出器9′がこの球を検出して電気
的制御装置25に信号を送る。電気的制御装置25は、検出
器9′からの信号を受けると、補助変動入賞装置7の前
面に設けてある普通図柄表示器8を作動して、遊技者が
識別できない速さで数字を可変表示させる。そして、電
気的制御装置25のタイマに予め設定してある所定時間が
経過すると、普通図柄表示器8の可変表示を停止し、停
止表示が予め設定してある賞態様を形成した場合、例え
ば「7」が表示された場合には、補助変動入賞装置7の
ソレノイド46を所定時間(例えば6秒間)だけ励磁す
る。したがって、補助変動入賞装置7は、普通図柄表示
器8により賞態様を形成すると、所定時間だけ開閉翼4
1,41を開いて打球を受け入れ易い第2状態に変換する。
なお、所定時間が経過すると、ソレノイド46が消磁する
ので、補助変動入賞装置7は、開閉翼41,41を閉じた第
1状態に復帰する。
また、遊技部3内を流下する球が特定入賞口14に入る
と、この球は切換部材16の球収納部15内に嵌合して待機
する。特定入賞口14を球が通過すると、特定領域通過検
出器26がこの球を検出して電気的制御装置25に信号を送
る。電気的制御装置25は、この信号を受けると、可変表
示装置4の3つの可変表示器12a,12b,12cを作動して遊
技者が認識できない速さで数字を変換表示する。そし
て、電気的制御装置25のタイマに予め設定してある所定
時間が経過するか、或は遊技者がストップスイッチ(図
示せず)を操作すると、可変表示装置4の可変表示が停
止し、3桁の数字が停止表示される。そして、この停止
表示の結果態様が予め設定してある賞態様に該当するか
否かを電気的制御装置25が判定し、賞態様を形成してい
な場合には電気的制御装置25が特定入賞装置5のギヤー
ドモータ22を作動して、切換部材16を時計方向に回転す
る。したがって、球収納部15内の球は、切換部材16の回
転に伴って回動し、一般排出通路20に落下し、入賞球と
して処理される。なお、賞態様が形成されない場合に
は、遊技に変化はない。
一方、可変表示装置4の停止態様が賞態様を形成する
と、例えば「7」「7」「7」や「3」「3」「3」な
どが表示されると、電気的制御装置25がモータ22を作動
して切換部材16を反時計方向に回転する。したがって、
球収納部15内の球は、切換部材16の回転に伴って回動
し、特別排出通路19に落下し、特別入賞検出器21により
検出される。特別入賞検出器21が球を検出すると、電気
的制御装置25に特別遊技状態が起生される条件が成立し
た旨の信号を送る。すなわち、本実施例においては、こ
の電気的制御装置25が「所定の可変表示開始条件の成立
に基づき上記可変表示装置において可変表示を開始さ
せ、該可変表示の停止結果態様が特別の結果態様となっ
たことに関連して、上記入賞球処理装置において受け入
れた所定の打球を上記特別入賞口に振り分ける処理を行
わせるとともに、上記特別入賞検出手段からの検出信号
に基づき上記特別遊技状態を起生させることが可能な制
御手段」としての機能を担うのである。
電気的制御装置25は、特別入賞検出器21から特別遊技
状態が起生される条件が成立した旨の信号を受けると、
始動口10の始動検出器49を有効化する。したがって、こ
の特別遊技状態が起生された後に遊技部3内を流下して
きた球が始動口10に入賞すると、始動検出器49がこの球
を検出して電気的制御装置25に信号を送り、電気的制御
装置25はこの信号にもとづいて変動入賞装置6のソレノ
イド34を所定期間だけ、例えばタイマに設定した所定時
間(10秒間)が経過するまでの期間、或は変動入賞装置
6に所定数(10個)の球が入賞するまでの期間だけ励磁
する。したがって、変動入賞装置6は、この所定期間の
間だけ球を受け入れ易い第2状態に変換する。変動入賞
装置6が第2状態に変換した状態で、球が入賞すると、
計数用検出器38がこの球を1個宛検出して電気的制御装
置25に信号を送り、電気的制御装置25はこの信号にもと
づいて入賞球数を計数し、所定数に達するとソレノイド
34を消磁して変動入賞装置6を第1状態に復帰させる。
なお、入賞球数が所定数に達しなくても、所定時間の10
秒間が経過すると、電気的制御装置25はソレノイド34を
消磁して変動入賞装置6を第1状態に復帰させる。この
様に、所定時間の経過すること、または入賞球数が所定
数に達することのいずれか早く成立すると変動入賞装置
6は第1状態に復帰するが、この条件が成立するまでを
1サイクルとし、上記条件が成立した後に可変表示装置
4が所定の賞態様を形成すると、サイクルの更新が行わ
れ、特別遊技を所定の回数(例えば16サイクル目)まで
継続することができる。即ち、変動入賞装置6が第1状
態に復帰した後に球が始動口10に入賞すると、始動検出
器49がこの球を検出して電気的制御装置25に信号を送
り、この信号にもとづいて電気的制御装置25が変動入賞
装置6のソレノイド34を励磁し、2サイクル目に更新さ
れて特別遊技を継続する。この2サイクル目の特別遊技
において、変動入賞装置6への入賞球数が所定数(10
個)に達するか、または所定時間(10秒間)が経過する
と、ソレノイド34が消磁して2サイクル目を終了する。
そして、球が始動口10に入賞すると、同様にして3サイ
クル目に更新されて特別遊技が継続される。このように
して、球が始動口10に入ることを条件としてサイクルの
更新が行われる。但し、最終の16サイクル目が終了する
と、特別遊技状態が消滅して、その後で球が始動口10に
入賞してもサイクルの更新は行われない。
この様に、本実施例では球が特定入賞口14を通過する
ことを条件として可変表示装置4が作動し、この可変表
示装置4により所定の賞態様が形成されると特定入賞口
14を通過した球が特別排出通路19を流下して特別入賞検
出器21に作用し、これにより特別遊技状態が起生され、
この権利が発生している状態で球が始動口10に入賞する
ことを条件に変動入賞装置6が所定期間第2状態に変換
し、変動入賞装置6が第1状態に復帰してから球が始動
口10に入賞することを条件としてサイクルの更新が行わ
れて特別遊技が継続される。そして、最終のサイクルに
おいて所定時間が経過すると、または入賞球数が所定数
に達すると、この時点で特別遊技状態が消滅して特別遊
技を終了する。
なお、変動入賞装置6が第2状態のときに球が特定入
賞口14を通過して可変表示装置4が作動し、これにより
賞態様を形成すると、これにより特別遊技状態が消滅
し、特別遊技はその時点で終了する所謂パンクとなる。
したがって、特別遊技が開始されたならば、球が特定入
賞口14に入らないように、できるだけ右側を狙って打球
を発射することが望ましい。
次に、当該遊技機としてのパチンコ機での遊技制御を
統括的に行う電気的制御装置25について説明するが、先
ず、可変表示装置4、及び特定入賞装置5の切換部材16
を上記したように制御する構成について、第9図のブロ
ック図に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、信号
をHレベル「H」、Lレベル「L」で表わす。
第9図に示すように、特定入賞口14に打球が入賞して
可変表示開始条件が成立し、特定入賞装置5の特定領域
通過検出器26が球を検出すると、「H」を図柄作動制御
手段51に送るので、該図柄作動制御手段51からの信号に
もとづいて乱数抽出手段52が乱数テーブル53から乱数を
抽出して、抽出した乱数を図柄選択手段54に送る。ま
た、図柄作動制御手段51は特定領域通過検出器26からの
信号を受けると、第1アンドゲート55に「H」を送出す
るので、第1アンドゲート55は表示更新パルス発生手段
56からのパルスに同期して開き、図柄表示制御手段57に
信号を送出し、該図柄表示制御手段57は、可変表示装置
4を作動して3桁の数字を遊技者が視認できない速さで
高速変換表示させる。そして、図柄作動制御手段51のタ
イマ58に予め設定した所定時間が経過すると、図柄作動
制御手段51から図柄比較手段59に「H」信号が送られ、
これにより図柄比較手段59は、図柄選択手段54から送ら
れてくる停止図柄と図柄表示制御手段57から送られてく
る可変表示装置4の図柄とを比較し始め、両方の図柄が
一致すると図柄作動制御手段51に信号を送る。図柄作動
制御手段51は、この信号を受けると第1アンドゲート55
への「H」を「L」に変換するので、第1アンドゲート
55が閉じ、これにより可変表示装置4の可変表示が停止
されて、図柄選択手段54により選択された3桁の数字が
停止表示される。また、図柄作動制御手段51は、第1ア
ンドゲート55への信号を「L」に変換すると同時に停止
図柄判定手段60に判定信号を送出するので、停止図柄判
定手段60はこの信号を受けると、図柄表示制御手段57か
ら送られてくる信号にもとづいて停止表示された図柄
(3桁の数字)が賞態様を形成しているか否かを判定す
る。
すなわち、電気的制御装置25の図柄作動制御手段51,
乱数抽出手段52,乱数テーブル53,図柄選択手段54,第1
アンドゲート55,表示更新パルス発生手段56,図柄表示制
御手段57,タイマ58,図柄比較手段59,停止図柄判定手段6
0等が協働することにより、「可変表示装置に所定の可
変表示開始条件の成立に基づき可変表示を開始させ、所
定の確率で特別な識別情報を停止表示させる可変表示制
御手段」として機能するのである。
停止図柄判定手段60が「ハズレ」と判定した場合に
は、切換部材制御手段61に「ハズレ」である旨の信号を
送るとともに、後述する効果音発生器62にも「ハズレ」
である旨の信号を送って「ハズレ」の効果音を発生させ
る。「ハズレ」信号を受けた切換部材制御手段61は、こ
の信号にもとづいて回転方向選択手段63が回転方向を選
択して切換部材駆動制御手段64に信号を送る。したがっ
て、切換部材駆動制御手段64は、モータ22を作動して切
換部材16を時計方向に回転させて、切換部材16の球収納
部15内で待機していた球を一般排出通路20に落下させ排
出する。
一方、停止図柄判定手段60が「当り」と判定して場合
には、切換部材制御手段61に「当り」である旨の信号を
送るとともに、後述する効果音発生器62にも「当り」で
ある旨の信号を送って「当り」の効果音を発生させる。
「当り」信号を受けた切換部材制御手段61は、この信号
にもとづいて回転方向選択手段63が回転方向を選択して
切換部材駆動制御手段64に信号を送る。したがって、切
換部材駆動制御手段64は、モータ22を作動して切換部材
16を反時計方向に回転させて、切換部材16の球収納部15
内で待機していた球を特別排出通路19に落下させ排出す
る。球が特別排出通路19に落下すると、特別入賞検出器
21がこの球を検出して「H」信号を送出する。
すなわち、可変表示装置4に特別な識別情報(当たり
図柄)が停止表示された場合には、切換部材16の作動状
態が変化(回転方向が逆転)して、特別入賞口への入賞
が可能になるので、特定入賞装置5の特定入賞口14に球
が入賞して特別入賞検出器21か信号が送出され、後述す
るように、この信号が送信されることで、特別遊技状態
が起生されるのである。
なお、切換部材駆動制御手段64がモータ22を作動して
切換部材16が回転し始め、切換部材16が1回転すると、
位置検出器24から「H」信号が切換部材駆動制御手段64
に送られてくるので、この信号にもとづいて切換部材駆
動制御手段64はモータ22の作動を停止する。したがっ
て、切換部材16は、球収納部15は特定入賞口14の下に位
置させた状態で停止する。
次に、変動入賞装置6などを上記したように作動して
特別遊技を制御する電気的制御装置25について説明す
る。
第10図に示す電気的制御装置25(主として変動入賞装
置駆動制御手段)の実施例は、特定入賞装置5の特別入
賞検出器21を波形整形回路65を介して第2アンドゲート
66の一方の入力側に接続し、該第2アンドゲート66の他
方の入力側には、前記した停止図柄判定手段60の「アタ
リ」信号を入力とする第1フリップフロップ67のQ出力
を接続してある。したがって、停止図柄判定手段60から
「アタリ」の「H」信号が第1フリップフロップ67をセ
ットしてQ出力の「H」が第2アンドゲート66の他方に
入力した状態で、特別入賞検出器21からの「H」信号が
一方の入力側に送られたときにのみ第1アンドゲート55
が開いて「H」を第2Dフリップフロップ68に送出する。
即ち、遊技者が針金等を使用して特別入賞検出器21を作
動させて「H」を送出させても、停止図柄判定手段60か
らの「アタリ」の「H」信号が送出されない限り特別遊
技は開始されることはない。このため、不正行為を未然
に防止することができる。従って、本実施例において
は、これら第1フリップフロップ67や第2アンドゲート
66等が協働することにより、「可変表示装置における可
変表示の停止結果態様が上記特別の結果態様となったこ
とを条件に、上記特別入賞検出手段からの検出信号を上
記特別遊技状態の起生に対して有効にする特別入賞有効
制御手段」として機能するのである。
第2Dフリップフロップ68は、クロック入力側に前記第
2アンドゲート66の出力側を接続し、反転Q出力側をD
入力側に接続し、Q出力側を効果音発生器62と発振器69
と発光源制御器70に接続してある。したがって、第2Dフ
リップフロップ68がリセットした状態では反転Q出力が
「H」となり、この「H」がD入力に入力されている。
この状態で、前記したように停止図柄判定手段60から
「アタリ」の「H」信号と、球が特別排出通路19を流下
することにより特別入賞検出器21から送られてくる
「H」とにより第2アンドゲート66が開いて出力「H」
が第2Dフリップフロップ68のクロック入力側に送られる
と、第2Dフリップフロップ68は、Q出力側からD入力側
と同じ信号、即ち反転Qからの「H」信号を出力する。
この出力は、効果音発生器62を作動してスピーカ71から
効果音を発生し、また発光源制御器70と発振器69を作動
して発光ダイオードやランプなどの発光源を点滅或は点
灯して特別遊技状態が起生されたことを遊技者に知らせ
る。また、この出力は、第3アンドゲート72の一方の入
力側に送られ、始動賞口10に入った打球を始動検出器49
で検出可能な状態にする。
したがって、この状態で打球が始動賞口10に入り、こ
の打球を検出した始動検出器49の信号が波形整形回路73
を介して第3アンドゲート72の他方の入力側に入力する
と、該アンドゲート72のアンドが採れ第4アンドゲート
74に「H」信号を送る。第4アンドゲート74は、第3Dフ
リップフロップ75の反転Q出力を一方の入力とし、出力
側が第4Dフリップフロップ76のT入力側に接続する。第
4Dフリップフロップ76は、Q出力側が遅延回路77に接続
し、遅延回路77の出力側が第4Dフリップフロップ76のリ
セット側に接続し、第4Dフリップフロップ76の反転Q出
力側が第3Dフリップフロップ75のT入力側に接続する。
そして、この第3Dフリップフロップ75は、Q出力側がド
ライバを介して変動入賞装置6のソレノイド34と、効果
音発生器62と、発光源制御器70と、ランプ表示器の発振
器69に接続する。したがって、始動検出器49から波形整
形回路73及び第3アンドゲート72を介して「H」が第4
アンドゲート74に入る。第4アンドゲート74は第3Dフリ
ップフロップ75の反転Q出力を他の入力としているの
で、第3Dフリップフロップ75がリセット状態のときは、
反転Q出力の「H」とアンドが採れ、第4フリップフロ
ップ76のT入力側に「H」のクロック信号を送る。第4
フリップフロップ76のT入力側にクロック信号が入る
と、Q出力側が「H」となり、この「H」が遅延回路77
の入力側に送られる。遅延回路77は信号が入ると、その
時点から0.5秒後に「H」信号を第4Dフリップフロップ7
6のリセット側に送り、第4Dフリップフロップ76を上記
0.5秒だけ遅らせてリセットする。第4Dフリップフロッ
プ76がリセットされると、反転Q出力が「H」に変換す
るので、この反転Q出力をクロック入力とする第3Dフリ
ップフロップ75が「H」の立ち上がりによりセットさ
れ、Q出力側を「H」に、反転Q出力側を「L」に変換
する。したがって、第3Dフリップフロップ75がセットさ
れ、Q出力側から「H」が送出されると、効果音発生器
62が作動して前記とは異なる効果音をスピーカから発生
し、同時に発光源制御器70が発光ダイオードを同時点滅
させる。また、これらの動作と同時にソレノイド34が励
磁し、変動入賞装置6を打球が入賞し易い第2状態に変
換し、1サイクル目を開始する。この様にして変動入賞
装置6が1サイクル目を開始すると、第3Dフリップフロ
ップ75のQ出力側から「H」を受けた第1カウンタ78が
1サイクル目をカウントし、デコーダ79を介して第1表
示手段80にサイクル数「01」をデジタル表示する。そし
てこの第1カウンタ78は第3Dフリップフロップ75のQ出
力側が「H」になる度に、即ち変動入賞装置6が第1状
態から第2状態に変換する度にカウントし、この回数
(サイクル数)を変動入賞装置6の第1表示手段80に表
示する。
変動入賞装置6は第2状態に変換すると所定期間の停
止条件が成立するまで第2状態を維持し、打球を入賞し
続ける。そして本実施例では変動入賞装置6の計数用検
出器38からの信号をカウント入力する第2カウンタ81に
設定した入賞球数、及びタイマ82に設定した時間のいず
れか一方の停止条件が成立したときに変動入賞装置6を
第2状態から第1状態に戻し、当該サイクルを終了させ
るようにしてある。即ち、サイクル継続最長時間10秒を
設定したタイマ82の出力側を微分回路83を介してオアゲ
ート84の一方の入力側に接続し、該オアゲート84の出力
側を第3Dフリップフロップ75のリセット入力側に接続す
る。また、第2カウンタ81のQ1出力側とQ3出力側とを第
5アンドゲート85の入力側に各々接続し、該第5アンド
ゲート85の出力側を前記したオアゲート84の他方の入力
側に接続する。
したがって、変動入賞装置6に打球が次々に入賞し、
計数用検出器38がこれらの打球を1個宛検出し、波形整
形回路を介して第2カウンタ81に「H」信号を送ると、
該カウンタ81が入賞球数を逐一カウントし、Q0〜Q3出力
を順次変換する。このため該カウンタのQ0〜Q3にデコー
ダ86を介して接続した第2表示手段87に当該サイクルに
おける入賞個数をデジタル表示することができる。そし
て、変動入賞装置6に10個の打球が入賞すると、第2カ
ウンタ81のQ0出力が「L」、Q1出力が「H」、Q2出力が
「L」、Q3出力が「H」、即ち「10」となり、オアゲー
ト84を介して第3Dフリップフロップ75のリセット入力側
に「H」信号が送られ、第3Dフリップフロップ75をリセ
ットして、1サイクル目を終了させる。
一方、変動入賞装置6に打球が10個入賞する前にタイ
マ82の設定時間10秒が経過すると、タイマ82からの
「H」信号がオアゲート84を介して第3Dフリップフロッ
プ75のリセット入力側に送られ、変動入賞装置6への入
賞個数に拘らず第3Dフリップフロップ75がリセットされ
る。
第3Dフリップフロップ75がリセットされると、Q出力
が「L」に変換するので、ソレノイド34が消磁し、変動
入賞装置6が打球を受け入れ易い第2状態から打球を全
く受け入れない第1状態に復帰する。また、第3Dフリッ
プフロップ75がリセットされると反転Q出力が「H」に
変換するので、この「H」が第2カウンタ81をリセット
するとともに、タイマ82をリセットする。
この状態で始動賞口10に打球が入り始動検出器49から
の「H」信号が第4アンドゲート74の一方に入ると、前
記と同様に第4Dフリップフロップ76が一旦セットした後
僅かに遅れてリセットし、第3Dフリップフロップ75が再
度セット状態となる。したがって、変動入賞装置6が再
度第2状態に変換し、2サイクル目に更新され、同時に
第1表示手段80が2サイクル目である旨「02」を可視表
示する。
このようにして変動入賞装置6は、タイマ82に設定し
た「10秒」、或は第2カウンタ81に設定した「10個」と
いう停止条件が成立する度に球を受け入れ易い第2状態
から受け入れない第1状態に復帰し、始動賞口10に打球
が入ることを条件として次のサイクルに更新される。
始動賞口1に打球が入り続ける限り変動入賞装置6の
サイクルを無制限に更新したのでは、健全な遊技となら
ないし、パチンコ店に大きな損害を与える。したがっ
て、一回の特別遊技におけるサイクル数を制限する必要
がある。そこで本実施例では16サイクル目まで更新でき
るようにするため、第3カウンタ88のQ4出力側を遅延回
路89を介して第2Dフリップフロップ68のリセット入力側
に接続する。したがって、始動賞口10に16個の打球が入
ると変動入賞装置6がこの個の入賞にもとづいて16サイ
クル目までの更新を行うことができる。
更に本実施例においては、第2Dフリップフロップ68の
D入力側に反転Q出力を接続してあるので、第2Dフリッ
プフロップ68がセットされて特別遊技が開始された後、
特定入賞口14に球が入って可変表示装置4が賞態様が形
成され、球が特別排出通路19に分別されると、特別入賞
検出器21からの信号によりQ出力がD入力側と同じレベ
ルの信号、即ち反転Q出力からの「L」となる。したが
って、第2Dフリップフロップ68の反転Q出力側からの
「H」により第1カウンタ78、及び第3カウンタ88がリ
セットされ、特別遊技を当該サイクルで終了させる。
なお、前記した実施例においては、特定領域通過検出
器26が特定領域である特定入賞口14を通過した球を検出
することにより可変表示装置4の可変表示を開始させる
のであるが、第11図に示すように、常には可変表示装置
4が可変表示を行っており、特定領域通過検出器26が球
を検出して信号を送ることにもとづいて可変表示を停止
させるように構成することも可能である。即ち、図柄更
新制御手段89からの信号を一方の入力とする第6アンド
ゲート90は、タイマ91の出力を反転して他方の入力とし
ており、タイマ91は常には「L」を出力している。した
がって、第6アンドゲート90は、常には開いて「H」を
送出し、この「H」が第2オアゲート92を介して図柄可
変表示制御手段93に送られ、この図柄可変表示制御手段
93からの信号により可変表示装置4が可変表示を行って
いる。そして、特定領域通過検出器26が球を検出して
「H」を停止図柄記憶手段94とタイマ91に送出すると、
タイマ91が所定時間(例えば5秒間)だけ「H」を送出
する。この「H」は反転して第6アンドゲート90の他方
の入力側に入るので、該第6アンドゲート90の出力が
「L」に変換し、これにより可変表示装置4の可変表示
が上記所定時間だけ停止する。可変表示装置4が停止表
示したときの図柄は、図柄更新制御手段89からの信号が
停止図柄記憶手段94に送られて記憶され、この記憶され
た図柄が第7アンドゲート95の一方の入力側に送られ、
該第7アンドゲート95の他方の入力側にはタイマ91から
の「H」が入るので、タイマ91の出力により可変表示を
停止させたと同時に第7アンドゲート95が開く。第7ア
ンドゲート95が開くと、信号を停止図柄判定手段60に送
るので、この停止図柄判定手段60が停止図柄の賞態様を
判定する。停止図柄判定手段60が「アタリ」、「ハズ
レ」を判定した後の作動は、前記した実施例と同様であ
る。
なお、可変表示装置4は、タイマ91の所定時間が経過
すると、タイマ91の出力が「L」に変換して、この
「L」が反転して第6アンドゲート90に送られるので、
所定時間経過後は再び可変表示を再開する。
〈発明の効果〉 以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、
制御手段により、所定の可変表示開始条件の成立に基づ
き可変表示装置において可変表示が開始され、該可変表
示の停止結果態様が特別の結果態様となったことに関連
して、入賞球処理装置において受け入れた所定の打球が
特別入賞口に振り分けられ、特別入賞検出手段からの検
出信号に基づき特別遊技状態が起生されることとなるの
で、可変表示装置における遊技と、入賞球処理装置での
遊技との連係した遊技結果に基づいて特別遊技状態が起
生されることとなる。従って、個々の遊技要素を複合的
に関連させて遊技の流れに変化を与えることが可能とな
り、遊技に幅がでて遊技上の興趣を向上させることがで
きる。しかも、特別遊技状態は起生されないまでも、可
変表示装置による遊技が行われることで、特別遊技状態
の起生に対する遊技者の期待感を高め、遊技意欲を向上
させるという効果もある。
しかも、特別遊技状態の起生確率は、比較的制御し易
い可変表示装置での特別の結果態様の発生確率に関連す
ることとなるため、特別遊技状態の起生確率の調整する
に当たって、熟練を要する高度な釘調整技術などを用い
て遊技機の調整を行う必要がなく、遊技店と遊技者との
利益バランスがとれるような特別遊技状態の起生確率を
簡単且つ正確に実現することが可能となる。
また、制御手段に含まれる特別入賞有効制御手段によ
り、可変表示装置における可変表示の停止結果態様が上
記特別の結果態様となったことを条件に、上記特別入賞
検出手段からの検出信号が上記特別遊技状態の起生に対
して有効とされるようにしたので、可変表示装置の可変
表示が特別の結果態様となっていなければ、たとえ特別
入賞検出手段から検出信号が出力されても、この検出信
号によって特別遊技状態が起生されることが無いので、
特別入賞検出手段に対する不正行為によって特別入賞検
出手段から不正に出力された検出信号に基づいて特別遊
技状態が不正に起生されてしまうことを効果的に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は遊技機の
一例である第3種のパチンコ機の遊技盤の正面図、第2
図は特定入賞装置の正面図、第3図は特定入賞装置の斜
視図、第4図は特定入賞装置の分解斜視図、第5図は変
動入賞装置の第1状態における斜視図、第6図は変動入
賞装置の第2状態における裏側から見た一部分解斜視
図、第7図は補助変動入賞装置の第1状態における斜視
図、第8図は補助変動入賞装置の第2状態における裏側
から見た一部分解斜視図、第9図及び第10図は電気的制
御装置の概略配線図、第11図は電気的制御装置の他の実
施例の概略ブロック図である。 図中、4は可変表示装置、5は特定入賞装置、6は変動
入賞装置、10は始動口、16は切換部材、19は特別排出通
路、21は特別入賞検出器、22はギヤードモータ、25は電
気的制御装置、51は図柄作動制御手段、52は乱数抽出手
段、53は乱数テーブル、54は図柄選択手段、57は図柄表
示制御手段、59は図柄比較手段、60は停止図柄判定手段
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に
    とって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、
    予め定めた特別入賞口に打球が入賞することに基づき、
    上記変動入賞装置が第1状態から第2状態へ変換するこ
    とを待機している特別遊技状態を起生する特別遊技状態
    起生手段と、を備え、上記特別遊技状態起生手段により
    特別遊技状態が起生されていることを条件に、作動入賞
    口手段に打球が入賞することに基づいて、上記変動入賞
    装置を予め定められた規定に基づき第2状態へ変換する
    ようにした遊技機において、 上記特別遊技状態起生手段は、 複数の識別情報を可変表示可能な可変表示装置と、 上記特別入賞口および該特別入賞口以外の一般入賞口を
    各々有すると共に、受け入れた打球を該特別入賞口或い
    は該一般入賞口の何れかに振り分けて入賞させることが
    可能な入賞球処理装置と、 上記特別入賞口へ入賞した打球を1個宛検出可能な特別
    入賞検出手段と、 所定の可変表示開始条件の成立に基づき上記可変表示装
    置において可変表示を開始させ、該可変表示の停止結果
    態様が特別の結果態様となったことに関連して、上記入
    賞球処理装置において受け入れた所定の打球を上記特別
    入賞口へ振り分ける処理を行わせるとともに、上記特別
    入賞検出手段からの検出信号に基づき上記特別遊技状態
    を起生させることが可能な制御手段と、 を含んで構成され、 上記制御手段は、上記可変表示装置における可変表示の
    停止結果態様が上記特別の結果態様となったことを条件
    に、上記特別入賞検出手段からの検出信号を上記特別遊
    技状態の起生に対して有効にする特別入賞有効制御手段
    を含んでいることを特徴とする遊技機。
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