JP2952256B1 - 竪形ローラミル - Google Patents

竪形ローラミル

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JP2952256B1
JP2952256B1 JP25715798A JP25715798A JP2952256B1 JP 2952256 B1 JP2952256 B1 JP 2952256B1 JP 25715798 A JP25715798 A JP 25715798A JP 25715798 A JP25715798 A JP 25715798A JP 2952256 B1 JP2952256 B1 JP 2952256B1
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

【要約】 【課題】 簡単な構成で停止時における竪形ローラミル
の振動を防止する。 【解決手段】 定量原料供給装置15を停止するとき、
油圧ポンプ21の運転を開始するとともに第1ソレノイ
ドS1および第3ソレノイドS3をオフ状態からオン状
態に切換える。S1がオン状態であるので、作動油は切
換え弁23およびヘッド側管路L4を介してシリンダ1
0のヘッド側の部屋34に供給される。パイロット圧力
調整弁61のS3がオン状態であるので、開閉弁30の
パイロット圧力が大気圧に開放され、開閉弁30が開状
態になり、バイパス管路L5が連通する。これによっ
て、アキュムレータ27に貯留されている作動油は、ロ
ッド側管路L3、バイパス管路L5、開閉弁30および
ヘッド側管路L4を経由してヘッド側の部屋34に高流
量かつ高速度で供給される。このため、ローラ4を短時
間でテーブル3から離反させ、振動を防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント原料や鉱
石類を粉砕するときに好適に用いられる竪形ローラミル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的な竪形ローラミルは、油圧
シリンダによって粉砕ローラに圧下力を付与し、テーブ
ルとの間で原料の粉砕を行うように構成されている。こ
のような竪形ローラミルにおいて、ミル停止時に原料の
供給を停止するとテーブル上の原料層厚が減少し、それ
に伴って大きな振動が発生してテーブルおよびローラを
破損することがある。このため従来からミル停止時の過
大な振動を効果的に防止することが緊急な課題となって
いる。
【0003】実公平3−52107公報には、ミル停止
時に原料供給装置を停止するとともに、油圧シリンダの
ヘッド側油圧を電磁弁を介して解放し、圧下力をローラ
の自重のみとすることによって過大な振動を防止する技
術が開示されている。
【0004】この先行技術では、ローラの粉砕圧力が自
重のみとなるので、テーブル上の原料層厚が減少したと
き、ローラの振動の振幅が大きくなり、テーブルに大き
な衝撃力が作用してかえって過大な振動が発生すること
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
問題を解決し、原料供給停止時における振動を確実に防
止することのできる竪形ローラミルを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉砕されるべ
きセメント原料や鉱石類を乗載し、鉛直軸線まわりに回
転駆動するテーブルと、テーブル上で周方向に間隔をあ
けて配置され、テーブルの半径方向外方に沿って延びる
軸線まわりに回転する複数のローラと、ローラをテーブ
ルに近接/離反する複動油圧シリンダと、複動油圧シリ
ンダに作動油を供給する油圧源と、油圧源からの作動油
を複動油圧シリンダの一方の部屋へ供給してローラをテ
ーブルに近接変位する第1切換状態と、複動油圧シリン
ダの他方の部屋に作動油を供給してローラをテーブルか
ら離反変位する第2切換状態とを切換える切換え弁と、
前記一方の部屋に接続され、油圧源から供給される作動
油を貯留するとともに、貯留した作動油を油圧源から供
給される作動油の流量よりも大きい流量で放出するアキ
ュムレータと、前記複動油圧シリンダの前記一方の部屋
と前記他方の部屋とを相互に接続するとともに、アキュ
ムレータから放出された作動油を前記他方の部屋に導く
バイパス管路と、バイパス管路に介在し、前記切換え弁
が前記第1切換状態以外であり、かつテーブル上の原料
が減少を開始するときに開いてバイバス管路を連通する
開閉弁とを含むことを特徴とする竪形ローラミルであ
る。
【0007】本発明に従えば、切換え弁が第1切換状態
以外であり、かつテーブル上の原料が減少を開始すると
き、換言すれば切換え弁がローラをテーブルから離反変
位する第2切換状態であるか、または閉じた状態であ
り、かつミル停止に伴い原料の供給を停止するとき、開
閉弁が開いてバイパス管路を連通させるので、作動油を
バイパス管路を介して送油することができる。これによ
って、アキュムレータに貯留されている作動油が大流量
かつ高流速で放出され、バイパス管路および開閉弁を介
して前記他方の部屋に供給される。またそれとともに、
切換え弁が閉じた状態であれば閉じた状態から第2切換
状態に切換えられ、油圧源からの作動油が切換え弁によ
って前記他方の部屋に供給される。これによって、前記
他方の部屋の油圧が有効な油圧まで急速に上昇する。し
たがって、ローラをテーブルから迅速かつ確実に離反さ
せることができ、原料供給停止時における竪形ローラミ
ルの振動を確実に防止することができる。またアキュム
レータからの大流量の作動油と油圧源からの作動油とが
ともに前記他方の部屋に供給されるので、油圧源からの
作動油の流量は小さくてもよく、油圧源に設けられる油
圧ポンプを小形化することができる。
【0008】また本発明の前記複動油圧シリンダの一方
の部屋はロッド側の部屋であり、前記他方の部屋はヘッ
ド側の部屋であって、前記開閉弁は、前記ロッド側の部
屋に接続される第1接続口と、前記ヘッド側の部屋に接
続される第2接続口と、油圧源の油圧ポンプに接続され
るパイロット接続口とを有し、さらにパイロット接続
口、第1接続口および第2接続口を相互に連通する通路
が形成される弁本体と、弁本体の通路に摺動自在に嵌合
され、第1および第2接続口とパイロット接続口との間
に介在するとともに、第1接続口と第2接続口とを結ぶ
通路を遮断する第1位置と、第1接続口と第2接続口と
を結ぶ通路を連通する第2位置とを有する弁体であっ
て、パイロット接続口から流入する作動油のパイロット
圧力を受圧し、パイロット圧力が弁体を第1位置に向か
うように押圧する第1受圧面と、第1接続口から流入す
る作動油の圧力を受圧し、その圧力が弁体を第2位置に
向かうように押圧する第2受圧面とを有する弁体と、弁
本体を覆うカバーと、弁体とカバーとの間に設けられ、
弁体に弾発力を付勢して弁体が第1位置に向かうように
押圧するばね手段とを含み、前記開閉弁のパイロット接
続口と油圧源の油タンクとは、管路によって接続されて
おり、前記管路にはパイロット圧力調整弁が設けられて
おり、パイロット圧力調整弁は、前記切換え弁が前記第
1切換状態以外であり、かつテーブル上の原料が減少を
開始するときに開いて管路を連通することを特徴とす
る。
【0009】本発明に従えば、テーブル上の原料が減少
を開始するとき、すなわち原料の供給を停止するとき、
パイロット圧力調整弁は開閉弁のパイロット接続口と油
圧源の油タンクとを接続する管路を連通させるので、パ
イロット接続口のパイロット圧力が開放され大気圧まで
低下する。またパイロット圧力調整弁が前記管路を遮断
しているときには、パイロット接続口のパイロット圧力
は増大して作動油の圧力が付与される。これによって、
第1受圧面の受圧面積と第2受圧面の受圧面積との比お
よびばね手段のばね力を適正に設定すれば、原料供給を
停止するとき第1接続口の作動油の圧力は、ばね力に打
ち勝つことができるので、弁体を容易に第2位置に移動
させることができる。したがって、作動油は開閉弁を介
してバイパス管路を通過することができる。またパイロ
ット圧力調整弁が前記管路を遮断しているときには、第
1接続口の作動油の圧力はパイロット圧力とばね力との
合力に打ち勝つことができないので、開閉弁は確実にバ
イパス管路を遮断することができる。このように開閉弁
およびパイロット圧力調整弁は、簡単な構成で応答性よ
くバイパス管路を確実に連通または遮断させることがで
きる。
【0010】また本発明の前記アキュムレータは、作動
油を貯留する作動油貯留室を有し、かつ作動油を給排す
る給排油口が形成されるアキュムレータ本体と、アキュ
ムレータ本体の作動油貯留室内に設けられ、気体が封入
される可撓性の袋体とを含み、前記気体は、作動油の圧
力よりも低い予め定める封入圧力になるように、かつ作
動油貯留室を満たす体積になるように封入され、作動油
が作動油貯留室内に貯留されるときには、気体の圧力が
供給される作動油の圧力に達するまで圧縮されて体積を
収縮し、前記開閉弁が開いて貯留された作動油が作動油
貯留室内から放出されるときには、気体の圧力が前記予
め定める封入圧力に達するまで体積を膨張することを特
徴とする。
【0011】本発明に従えば、アキュムレータには油圧
源からの作動油の圧力と同一の圧力の作動油が貯留され
ているので、複動油圧シリンダのロッド側の部屋の油圧
をほぼ一定に保つことができる。また開閉弁が開いて貯
留された作動油がアキュムレータから放出されるときに
は、圧縮された気体が予め定める封入圧力に達するまで
体積を膨張させるので、作動油貯留室内に貯留されてい
る作動油を大流量かつ高流速で放出することができる。
これによって、アキュムレータの作動油を短時間で油圧
シリンダのヘッド側の部屋に供給することができる。
【0012】また本発明の前記アキュムレータの給排油
口には給排油弁が設けられており、給排油弁は、給排油
口と袋体との間に設けられ、給排油口に近接離反して給
排油口を開閉する弁体と、弁体の袋体を臨む面に取付け
られ、弁体よりも大きい面積を有する支持部材と、弁体
および支持部材を給排油口から離反する方向にばね力を
付勢するばね体とを含むことを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、給排油弁の弁体の袋体を
臨む面には、支持部材が設けられており、支持部材の面
積は弁体よりも大きいので、膨張した袋体を確実に支持
することができる。これによって、袋体の膨張速度が高
速であっても、弁体が給排油口を閉じる前に袋体が弁体
と給排油口との間に進入する不具合の発生を防止するこ
とができ、袋体の破損を防止することができる。
【0014】また本発明の前記開閉弁の作動油の最大通
過流量は、アキュムレータの作動油の最大放出流量未満
に設定されることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、開閉弁を通過できる作動
油の最大流量がアキュムレータの最大放出流量未満に設
定されているので、アキュムレータの袋体の膨張速度を
抑制することができる。これによって、袋体の急速膨張
に付随する破損の発生を確実に防止することができる。
【0016】また本発明の前記バイパス管路の開閉弁と
アキュムレータとの間には、アキュムレータの作動油の
放出流量を規制する固定絞り弁が設けられることを特徴
とする。
【0017】本発明に従えば、固定絞り弁の設置によっ
てアキュムレータの作動油の放出流量を規制することが
できるので、袋体の膨張速度を抑制することができる。
これによって、袋体の急速膨張に伴う破損の発生を確実
に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある竪形ローラミル1の構成を簡略化して示す断面図で
ある。竪形ローラミル1は、ハウジング2内に設けら
れ、鉛直方向に延びる回転軸線を有するテーブル3と、
テーブル3上でその周方向に等間隔をあけて配置される
複数のローラ4(本実施の形態では3本)とを備える。
粉砕されるべき原料は、テーブル3上に乗載され、テー
ブル3とローラ4との間に噛み込まれて粉砕される。テ
ーブル3は、モータ41に接続された減速機42によっ
て回転駆動される。ハウジング2のテーブル3よりも下
方には、空気を吹込むための送風口43が設けられる。
送風口43から吹込まれた空気は、テーブル3を周方向
に外囲して設けられるノズル44を介してテーブル3の
全周においてハウジング2内で鉛直方向上方に向かって
吹上げる。
【0019】テーブル3の上方には、コーン45が設け
られ、その下端はテーブル3の中央部付近上方に開口す
る。コーン45の上端部には、周方向に複数の旋回羽根
46が設けられ、旋回羽根46間を半径方向外方から内
方に通過した空気がコーン45内において旋回する。コ
ーン45の内方には、支持部材47に固定された複数の
回転翼48が設けられ、支持部材47は回転軸49を介
して駆動装置50に接続されている。したがって、回転
翼48は駆動装置50によって回転駆動される。天井板
51の回転翼48の半径方向内方部分には、粉砕されて
吹上げられた粒子が取出される排出ダクト52が設けら
れる。
【0020】ハウジング2内には、テーブル3の中央部
付近に原料を供給する供給シュート53が設けられる。
供給シュート53には、ホッパ54に貯留された原料が
ベルトコンベア55を介して単位時間当たり一定の重量
で供給される。供給シュート53、ホッパ54およびベ
ルトコンベア55は、原料供給手段である定量原料供給
装置15を構成する。
【0021】ローラ4の支持軸5の一端にはブラケット
6が形成され、ブラケット6に接続部材7がピン8,9
によってピン結合される。一方接続部材7のブラケット
6と反対側の他端部は、複動油圧シリンダ(以後、シリ
ンダと略称する)10に接続される。シリンダ10は片
ロッド形シリンダであり、そのピストン11には軸線方
向の一方に延びるピストン軸12が取付けられている。
ピストン軸12の遊端部は、ピン13を介して前記接続
部材7の他端部とピン結合される。シリンダ10は、固
定手段14によってたとえば竪形ローラミル1が設けら
れている基盤に揺動自在に固定される。シリンダ10に
は、シリンダ10に作動油を供給する油圧装置16が接
続される。シリンダ10と油圧装置16とを含んで加圧
装置17が構成される。
【0022】竪形ローラミル1の起動または停止は押釦
57によって行われ、押釦57の出力信号に応答して制
御装置56からモータ41、定量原料供給装置15およ
び油圧装置16に制御信号が与えられる。シリンダ10
の内部空間は、ピストン11によって2つの部屋25,
34に仕切られる。このうち、ピストン軸12の存在す
る一方の部屋25は、ロッド側の部屋と呼ばれ、他方の
部屋34はヘッド側の部屋と呼ばれる。ロッド側の部屋
25に油圧装置16から作動油が供給されると、ピスト
ン11はヘッド側に向かって前進するので、その運動は
接続部材7を介してローラ4に伝えられ、ローラ4をテ
ーブル3に向って矢符A1方向に近接させる。ヘッド側
の部屋34に油圧装置16から作動油が供給されると、
ピストン11はロッド側に向かって後退するので、その
運動はローラ4をテーブル3から矢符A2方向に離反さ
せる。シリンダ10は片ロッド形シリンダであるので、
ピストン11のロッド側の受圧面の面積はヘッド側の受
圧面の面積よりも小さい。
【0023】図2は、図1に示す油圧装置の構成を簡略
化して示す系統図である。各ローラ4には2基のシリン
ダ10がそれぞれ設けられている。油タンク19は、供
給管路L1を介して切換え弁23に接続される。供給管
路L1には、モータ20によって駆動される油圧ポンプ
21と、第1逆止弁22とがこの順序に設けられてい
る。第1逆止弁22は、油圧ポンプ21から切換え弁2
3に向かう作動油の流れを許容する。油タンク19は、
第1戻り管路L2を介して供給管路L1に接続される。
すなわち第1戻り管路L2は、第1逆止弁22と切換え
弁23との間の接続点C1において供給管路L1に接続
される。第1戻り管路L2には、リリーフ弁24が設け
られており、作動油の供給圧力が過大なとき作動油を油
タンク19に環流させる。前記油圧ポンプ21と油タン
ク19とは油圧源を構成する。
【0024】切換え弁23は、電磁スプリング式4ポー
ト3位置切換え弁であり、4つのポートP,R,A,B
と、第1ソレノイドS1と、第2ソレノイドS2とを備
える。第1ソレノイドS1は、オン状態でポートP,B
間およびポートR,A間を連通させ、オフ状態で全ポー
トを塞ぐ。この切換え弁23の接続状態を第2接続状態
とよぶ。第2ソレノイドS2は、オン状態でポートP,
A間およびポートR,B間を連通させ、オフ状態で全ポ
ートを塞ぐ。この切換え弁の接続状態を第1接続状態と
よぶ。
【0025】ポートPは、供給管路L1に接続され、ポ
ートAは、ロッド側管路L3を介してロッド側の部屋2
5に接続される。ロッド側管路L3の切換え弁23近傍
には、第2逆止弁26が設けられている。第2逆止弁2
6は、ポートAからロッド側の部屋25に向かう作動油
の流れを許容する。ロッド側管路L3のシリンダ10近
傍には、アキュムレータ27が接続されている。本実施
の形態では、各シリンダ10に対してアキュムレータ2
7が1基ずつ設けられているけれども、各シリンダ10
に対して複数基のアキュムレータ27を設けてもよい。
切換え弁23のポートBは、ヘッド側管路L4を介して
ヘッド側の部屋34に接続される。ヘッド側管路L4の
切換え弁23近傍には、第3逆止弁28が設けられてい
る。第3逆止弁28は、ポートBからヘッド側の部屋3
4に向かう作動油の流れを許容する。
【0026】第1ソレノイドS1がオン状態のとき、油
ポンプ21からの作動油はポートP,Bを通過してシリ
ンダ10のヘッド側の部屋34に供給され、ローラ4を
上昇させてテーブル3から離反させる。第2ソレノイド
S2がオン状態のとき、油ポンプ21からの作動油はポ
ートP,Aを通過してシリンダ10のロッド側の部屋2
5に供給され、ローラ4を下降させてテーブル3に近接
させる。このように、切換え弁23は第1および第2接
続状態を切換えてローラ4をテーブル3に近接離反させ
ることができる。前記ロッド側管路L3、シリンダ1
0、アキュムレータ27およびヘッド側管路L4から成
る構成は、各ローラ4毎に全く同一であり、それぞれ並
列に接続される。
【0027】前記ロッド側管路L3とヘッド側管路L4
とは、バイパス管路L5によって接続される。バイパス
管路L5の一端部は、接続点C2においてロッド側管路
L3に接続されており、その他端部は接続点C3におい
てヘッド側管路L4に接続されている。これによって、
ロッド側の部屋25とヘッド側の部屋34とはバイパス
管路L5を介して相互に接続される。バイパス管路L5
には、開閉弁30と第4逆止弁31とがロッド側管路L
3からヘッド側管路L4に向かってこの順序に設けられ
ている。開閉弁30は、第1接続口35と、第2接続口
36と、パイロット接続口37とを有している。第1接
続口35は、ロッド側管路L3に連なるバイパス管路L
5に接続され、第2接続口36はヘッド側管路L4に連
なるバイパス管路L5に接続される。第4逆止弁31
は、バイパス管路L5を通ってヘッド側の部屋34に向
かう作動油の流れを許容する。
【0028】前記供給管路L1とパイロット接続口37
とは、第1パイロット管路L6によって接続されてい
る。第1パイロット管路L6の一端部は、接続点C4に
おいて供給管路L1に接続されており、その他端部はパ
イロット接続口37に接続されている。第1パイロット
管路L6には、パイロット接続口37から接続点C4に
向かって第1絞り弁38と第2絞り弁39と第5逆止弁
40とがこの順序に設けられている。第5逆止弁40
は、油圧ポンプ21からパイロット接続口37に向かう
パイロット作動油の流れを許容する。
【0029】バイパス管路L5と第1戻り管路L2と
は、第1接続管路L7によって接続されている。第1接
続管路L7の一端部は、接続点C5においてバイパス管
路L5に接続されており、その他端部は接続点C6にお
いて第1戻り管路L2に接続されている。第1接続管路
L7には、接続点C5からC6に向かって第1逆止弁付
可変絞り弁59と、第1電磁開閉弁60とがこの順序に
設けられている。第1電磁開閉弁60は、電磁スプリン
グ式2ポート2位置切換え弁であり、2つのポートK,
Mと第4ソレノイドS4とを備える。第4ソレノイドS
4は、オン状態でポートK,M間を連通させ、オフ状態
でポートK,M間を遮断する。ポートKは、接続点C5
側の第1接続管路L7に接続されており、ポートMは接
続点C6側の第1接続管路L7に接続されている。
【0030】第1パイロット管路L6と第1接続管路L
7とは、第2パイロット管路L15によって接続されて
いる。第2パイロット管路L15の一端部は、接続点C
16において第1パイロット管路L6に接続されてお
り、その他端部は接続点C17において第1接続管路L
7に接続されている。第2パイロット管路L15には第
6逆止弁58が設けられている。第6逆止弁58は接続
点C17から接続点C16に向かう作動油の流れを許容
する。
【0031】第1パイロット管路L6と第1接続管路L
7とは、第3パイロット管路L8によって接続されてい
る。第3パイロット管路L8の一端部は、第1絞り弁3
8と第2絞り弁39との間の接続点C7において第1パ
イロット管路L6に接続されており、その他端部は接続
点C8において第1接続管路L7に接続している。第3
パイロット管路L8には、パイロット圧力調整弁61が
設けられている。パイロット圧力調整弁61は、電磁ス
プリング式2ポート2位置切換え弁であり、2つのポー
トN,Qと第3ソレノイドS3とを備える。第3ソレノ
イドS3は、オン状態でポートN,Q間を連通させ、オ
フ状態でポートN,Q間を遮断する。ポートNは、接続
点C7側の第3パイロット管路L8に接続されており、
ポートQは接続点C8側の第3パイロット管路L8に接
続されている。第3ソレノイドS3がオン状態のとき、
前記開閉弁30のパイロット接続口37と油圧源の油タ
ンク19とは、複数の管路L6,L8,L7,L2を介
して連通される。これによって、パイロット接続口37
のパイロット圧力が開放され、大気圧まで低下する。第
3ソレノイドS3がオフ状態のとき、パイロット圧力は
作動油の圧力に保たれる。
【0032】ヘッド側管路L4と油タンク19とは第2
戻り管路L9によって接続されている。第2戻り管路L
9の一端部は、接続点C9においてヘッド側管路L4に
接続されており、その他端部は油タンク19に接続され
ている。第2戻り管路L9には、パイロット逆止弁63
が設けられており、パイロット逆止弁63は接続点C9
から油タンク19に向かう作動油の流れを阻止する。パ
イロット逆止弁63と第1接続管路L7とは、第4パイ
ロット管路L10によって接続されている。第4パイロ
ット管路L10の一端部は、接続点C10において第1
接続管路L7に接続されており、その他端部はパイロッ
ト逆止弁63に接続されている。第4パイロット管路L
10には、パイロット用切換え弁64が設けられてい
る。
【0033】パイロット用切換え弁64は、電磁スプリ
ング式3ポート2位置切換え弁であり、3つのポート
D,E,Fと第5ソレノイドS5とを備える。第5ソレ
ノイドS5は、オン状態でポートE,F間を連通させる
とともにポートDを塞ぎ、オフ状態でポートD,E間を
連通させるとともに、ポートFを塞ぐ。パイロット用切
換え弁64のポートDは、接続点C10側の第4パイロ
ット管路L10に接続されており、ポートEはパイロッ
ト逆止弁63側の第4パイロット管路L10に接続され
ている。ポートFはドレン管路L11の一端部に接続さ
れており、ドレン管路L11の他端部は油タンク19に
接続されている。
【0034】第5ソレノイドS5がオフ状態のとき、接
続点C10からのパイロット作動油はパイロット切換え
弁64のポートD,Eを通過してパイロット逆止弁63
にパイロット圧力を付与し、接続点C9から油タンク1
9に向かう作動油の逆流を許容する。第5ソレノイドS
5がオン状態のときパイロット逆止弁63のパイロット
圧力はドレン管路L11を通過してタンク19に開放さ
れ、接続点C9から油タンク19に向かう作動油の流れ
を阻止する。
【0035】ヘッド側管路L4と第1戻り管路L2と
は、第2接続管路L13によって接続されている。第2
接続管路L13の一端部は、接続点C12においてヘッ
ド側管路L4と接続されており、その他端部は接続点C
13において第1戻り管路L2に接続されている。第2
接続管路L13には、第2逆止弁付可変絞り弁65と第
2電磁開閉弁67とが接続点C12からC13に向かっ
てこの順序で設けられている。第2電磁開閉弁67は、
電磁スプリング式4ポート2位置切換え弁であり、4つ
のポートG,H,I,Jと、第6ソレノイドS6とを備
える。第6ソレノイドS6は、オン状態でポートG,J
間およびポートI,H間を連通させ、オフ状態で全ての
ポートを塞ぐ。第2接続管路L13は、ポートGおよび
ポートHに接続している。
【0036】バイパス管路L5と第1戻り管路L2と
は、第3接続管路L14によって接続されている。第3
接続管路L14の一端部は、接続点C14においてバイ
パス管路L5に接続されており、その他端部は接続点C
15において第1戻り管路L2に接続されている。第3
接続管路L14には、第3逆止弁付可変絞り弁66と、
前記第2電磁開閉弁67とが接続点C14からC15に
向かってこの順序で設けられている。第3接続管路L1
4は、第2電磁開閉弁67のポートIおよびポートJに
接続している。
【0037】図3は、図2に示す開閉弁30の構成を簡
略化して示す断面図である。開閉弁30は、前述のよう
にバイパス管路L5の途中に設けられている。開閉弁3
0の弁本体69には、前記ロッド側の部屋25に接続さ
れる第1接続口35と、前記ヘッド側の部屋34に接続
される第2接続口36と、油圧源の油圧ポンプ21に接
続されるパイロット接続口37とが形成されており、さ
らに各接続口35,36,37を相互に連通する通路7
0が形成されている。通路70の軸直角断面形状は円形
である。弁本体69の通路70には、弁体71が摺動自
在に嵌合されている。弁体71は、略有底円筒状部材で
あり、開口部をパイロット接続口37側に向けて装着さ
れる。弁体71の開口部とは反対側の先端部は、第2接
続口36に形成されている弁座面72に対向して配置さ
れる。弁体71は、第1および第2接続口35,36と
パイロット接続口37との間に介在して通路70を軸線
方向に仕切る。さらに弁体71は、弁座面72に当接し
て第1接続口35と第2接続口36とを結ぶ通路70を
遮断する第1位置と、弁座面72から離反して第1接続
口35と第2接続口36とを結ぶ通路70を連通させる
第2位置とを有し、いずれか一方の位置を占める。
【0038】弁体71は、図3に示すように3つの作動
油受圧面を有する。第1受圧面73は、パイロット接続
口37から流入する作動油のパイロット圧力を受圧する
面であり、その受圧面積は弁体71の開口部側からの軸
線方向投影面積によって表される。第1受圧面73に付
与されるパイロット圧力は、弁体71を第1位置に向か
うように押圧する。第2受圧面74は、第1接続口35
から流入する作動油の圧力を受圧する面であり、弁体7
1の外周面の段差によって形成される。したがって、第
2受圧面74は環状受圧面であり、その受圧面積は段差
の先端部側からの軸線方向投影面積によって表される。
第3受圧面75は、第2接続口36から流入する作動油
の圧力を受圧する面であり、その受圧面積は弁体71の
先端部の軸線方向投影面積によって表される。第2およ
び第3受圧面74,75に付与される圧力は弁体71を
パイロット圧力に抗して第2位置に向かうように押圧す
る。本実施の形態では、作動油は第1接続口35を介し
て流入し、第2接続口36を介して流出するように構成
されているので、第1受圧面73と第2受圧面74とが
圧力バランスの対象受圧面となる。
【0039】弁体71の内部空間には、ばね手段である
コイルばね76が収納されており、弁本体69のパイロ
ット接続口37側端部には、端部を覆うカバー77が設
けられている。弁本体69は、弁本体取付台78に固定
されており、カバー77はコイルばね76を弁体71と
の間に挟んだ状態で弁本体取付台78に固定ねじ79に
よって取付けられる。コイルばね76は、弁体71に弾
発力を付勢して弁体71が第1位置になるように押圧す
る。カバー77には、図示しないストロークリミッタが
取付けられている。ストロークリミッタは、弁体71の
ストロークを調整して開閉弁30の最大流量を調整する
ことができる。
【0040】このように開閉弁30は、第1接続口35
側の圧力とパイロット接続口37側の圧力との大小関係
によって開閉されるように構成されているので、第1受
圧面73の受圧面積と第2受圧面74の受圧面積との比
およびコイルばね76のばね力を適正に設定するととも
に、前記パイロット圧力調整弁61と一体で制御するこ
とによって応答性の良好な開閉動作を行うことができ
る。すなわち、前記パイロット圧力調整弁61を開状態
にすれば、前述のようにパイロット接続口37のパイロ
ット圧力が大気圧まで低下するので、第1接続口35を
介して流入する作動油の圧力はばね力に打ち勝つことが
でき、開閉弁30を容易にかつ応答性よく開くことがで
きる。これに対して、パイロット圧力調整弁61が閉状
態のときには、第1接続口35を介して流入する作動油
はパイロット圧力とばね力との合力に打ち勝つことがで
きないので、開閉弁30は確実に閉じた状態となる。こ
のように、開閉弁30はパイロット圧力調整弁61と一
体的に制御することによって、簡単な構成でバイパス管
路を応答性よく連通または遮断することができる。
【0041】図4は、図2に示すアキュムレータ27の
構成を簡略化して示す断面図である。アキュムレータ2
7のアキュムレータ本体80は、鋼製の中空容器であ
り、その内部に作動油を貯留する作動油貯留室81を有
する。アキュムレータ本体80の一端部には作動油を給
排する給排油口84が形成されている。アキュムレータ
本体80の作動油貯留室81内には、可撓性の袋体であ
るゴム製の袋85(以後、ブラダと呼ぶ)が挿入されて
おり、ブラダ85の口はアキュムレータ本体80の他端
部に装着されている。ブラダ85内には気体、たとえば
窒素ガスが予め定める封入圧力になるように、かつ作動
油貯留室81を満たす体積になるように封入されてい
る。窒素ガスの封入は、アキュムレータ本体80の他端
部に設けられている給気弁86を介して行われる。窒素
ガスの封入圧力は、作動油の圧力よりも低く設定され
る。アキュムレータ27の給排油口84には、給排油弁
87が取付けられている。給排油弁87は、給排油口8
4とブラダ85との間に設けられる弁体88と、弁体8
8のブラダ85を臨む面に取付けられ、弁体88よりも
大きい面積を有する支持部材89と、ばね体であるコイ
ルばね90とを含む。コイルばね90は、弁体88の給
排油口84側に設けられ、弁体88および支持部材89
を給排油口84から離反する方向にばね力を付勢する。
【0042】アキュムレータ27への作動油の貯留は、
油圧ポンプ21から供給される作動油を給排油口84を
介して作動油貯留室81内に導くことによって行われ
る。ブラダ85内の窒素ガスは、導入された作動油によ
って窒素ガスの圧力が作動油の圧力に達するまで体積を
圧縮され、圧縮された窒素ガスの体積収縮分に相当する
作動油が貯留される。前記開閉弁30が開状態となって
バイパス管路L5が連通されると、アキュムレータ27
内の作動油の圧力が瞬時に低下するので、窒素ガスの圧
力もそれにつりあうように急速に低下する。窒素ガスの
圧力低下は、窒素ガスの体積の増大をもたらすので、ブ
ラダ85が急速に膨張して作動油をアキュムレータ27
から短時間で放出する。ブラダ85の膨張は、窒素ガス
の圧力が低下して封入圧力に達するまで続く。アキュム
レータ27から放出される作動油の流量および流速は、
作動油が短時間で放出されるので、油圧ポンプ21から
供給される作動油の流量および流速よりも格段に大流量
であり、かつ高流速である。膨張したブラダ85は、支
持部材89を介して弁体88にばね力に打ち勝つ押圧力
を付与して給排油口84を閉じる。
【0043】前述のように支持部材89の面積は、弁体
88の面積よりも大きく設定されているので、膨張した
ブラダ85を支持部材89によって確実に支持すること
ができる。これによって、放出される作動油の流量およ
び流速が大流量かつ高流速であっても、換言すればブラ
ダ85の膨張速度が高速であっても、弁体88が給排油
口84を閉じる前にブラダ85が弁体88とアキュムレ
ータ本体80との隙間に進入する不具合の発生を防止す
ることができる。このため、ブラダ85の破損を防止す
ることができる。
【0044】前述のように、前記開閉弁30は作動油の
最大通過流量を調整することができる。開閉弁30の作
動油の最大通過流量は、アキュムレータ27の作動油の
最大放出流量未満に設定されることが好ましい。この理
由は、これによってアキュムレータ27の作動油の放出
流量を規制することができ、アキュムレータ27のブラ
ダ85の破損を防止することができるからである。
【0045】竪形ローラミル1は、起動時、定常運転時
および停止時にそれぞれ次のように運転される。竪形ロ
ーラミル1を起動しようとするとき、押釦57を押圧操
作し、起動信号を制御装置56に与える。制御装置56
は、モータ41に起動制御信号を与え、テーブル3の回
転駆動を開始する。また制御装置56は、所定時間後、
定量原料供給装置15に起動制御信号を送って駆動を開
始し、供給シュート53を介してテーブル3への原料の
供給を開始する。
【0046】図5は竪形ローラミル1の起動時における
ローラ4を下降するときの油圧装置16の動作状態を示
す系統図である。図5中の表の○印は、油圧ポンプ21
が運転中であり、各ソレノイドがオン状態であることを
表しており、×印は各ソレノイドがオフ状態であること
を表している。この記号の意味は、後述の図6および図
8においても同一である。制御装置56は、油圧装置1
6のモータ20に制御信号を送って油圧ポンプ21の運
転を開始するとともに、第1〜第6ソレノイドS1〜S
6に制御信号を送ってオン状態またはオフ状態に制御す
る。すなわち第2ソレノイドS2、第5ソレノイドS5
および第6ソレノイドS6はオン状態に制御され、第1
ソレノイドS1、第3ソレノイドS3および第4ソレノ
イドS4はオフ状態に制御される。第2ソレノイドS2
がオン状態であるので、切換え弁23は第1接続状態で
あり、作動油はロッド側の部屋34に向かって送油され
る。また第3ソレノイドS3がオフ状態であるので、前
述のように開閉弁30のパイロット接続口37にはパイ
ロット圧力が付与され、開閉弁30は閉状態になり、バ
イパス管路L5は遮断される。
【0047】これによって、油圧ポンプ21からの作動
油は、図5中に矢符で示すように供給管路L1、第1逆
止弁22、切換え弁23、第2逆止弁26およびロッド
側管路L3を介してシリンダ10のロッド側の部屋25
に供給され、ピストン軸12を前進させる。このときシ
リンダ10のヘッド側の部屋34内の作動油は、図5中
に矢符で示すようにヘッド側管路L4、第2および第3
接続管路L13,L14、第2電磁開閉弁67および第
1戻り管路L2を介して油タンク19に戻される。前記
ピストン軸12の前進動作によって、ローラ4は図1の
矢符A1方向に角変位する。このため、ローラ4は下降
してテーブル3に近接し、テーブル3上の原料を粉砕す
ることができる。
【0048】図6は、竪形ローラミル1の定常運転時に
おける油圧装置16の動作状態を示す系統図である。シ
リンダ10のロッド側の部屋25の圧力が竪形ローラミ
ル1の定常運転を行うのに適切な値になったとき、図示
しない圧力スイッチがこの圧力を検出して検出信号を制
御装置56に与える。制御装置56は、モータ20に制
御信号を送って油圧ポンプ21の運転を停止するととも
に、第2ソレノイドS2、第5ソレノイドS5および第
6ソレノイドS6に制御信号を送ってオン状態からオフ
状態に切換える。したがって、図6に示すように第1〜
第6ソレノイドS1〜S6は全てオフ状態になる。ロッ
ド側の部屋25内の圧力は、油圧ポンプ21を停止して
もアキュムレータ27によって一定圧力に維持される。
またロッド側の部屋25内の圧力は、ロッド側管路L
3、バイパス管路L5、第1接続管路L7、第2パイロ
ット管路L15、第1パイロット管路L6および第4パ
イロット管路L10内を伝播して開閉弁30およびパイ
ロット逆止弁63にパイロット圧力を付与する。これに
よって、開閉弁30は閉状態を維持するとともに、パイ
ロット逆止弁63は逆流が可能となり、ヘッド側管路L
4から第2戻り管路L9を経て油タンク19に向かう作
動油の流れを許容する。したがって、ヘッド側管路L4
は油圧タンク19に開放され、ヘッド側管路L4および
第2戻り管路L9の圧力は大気圧に等しくなる。この結
果、竪形ローラミル1の定常運転中のシリンダ10の激
しい動きに伴って、ヘッド側の部屋34に発生する作動
油の出入にヘッド側管路L4および第2戻り管路L9内
の作動油の移動が追従できず、作動油中に気泡が発生す
る。
【0049】図7は竪形ローラミル1の停止時における
油圧装置16の動作状態を説明するためのタイミングチ
ャートであり、図8は竪形ローラミル1の停止時におけ
るローラ4を上昇させるときの油圧装置16の動作状態
を示す系統図である。定常運転中の竪形ローラミル1を
停止するとき、押釦57を押圧操作し、停止信号を制御
装置56に与える。制御装置56は図7の時刻t1にお
いて停止制御信号を定量原料供給装置15に与え、原料
の供給を停止する。このため、テーブル3上の原料は減
少を開始する。さらに制御装置56は、時刻t1におい
て図8に示すように油圧ポンプ21の運転を開始すると
ともに、第1ソレノイドS1、第3ソレノイドS3およ
び第5ソレノイドS5に制御信号を送ってオフ状態から
オン状態に切換える。
【0050】前記切換え弁23の第1ソレノイドS1が
オン状態であるので、切換え弁23は第2接続状態であ
り、油圧ポンプ21からの作動油は切換え弁23のポー
トP、ポートB、第3逆止弁28およびヘッド側管路L
4を介してシリンダ10のヘッド側の部屋34に供給さ
れる。前記パイロット圧力調整弁61の第3ソレノイド
S3がオン状態であるので、前述のように開閉弁30の
パイロット圧力が大気圧に開放される。このため、作動
油の圧力によって開閉弁30が時刻t1において容易に
開状態になり、バイパス管路L5が連通する。また前記
パイロット用切換え弁64の第5ソレノイドS5がオン
状態であるので、第4パイロット管路L10が遮断さ
れ、パイロット逆止弁63の逆流が阻止される。このた
め、ヘッド側管路L4の作動油は第2戻り管路L9を介
して油タンク19に戻ることができず、管路内に閉じ込
められる。
【0051】このように本実施の形態では、開閉弁30
を開閉する第3ソレノイドS3は第1ソレノイドS1と
ほぼ同時にオフ状態からオン状態に切換えられる。第1
ソレノイドS1は、前述のようにオフ状態で切換え弁2
3を閉じ、オン状態で切換え弁23を第2接続状態に接
続する。したがって開閉弁30は、切換え弁23が閉じ
ているとき、または第2接続状態であるときに、すなわ
ち第1接続状態以外のときに開かれる。
【0052】定量原料供給装置15を停止するとき、油
圧装置16は前述のように動作するので、アキュムレー
タ27に貯留されている作動油は、ロッド側の部屋25
内の作動油ととともにロッド側管路L3、バイパス管路
L5、開閉弁30、第4逆止弁31およびヘッド側管路
L4を経由してシリンダ10のヘッド側の部屋34に大
流量かつ高流速で供給される。この結果、大流量かつ高
流速の作動油によって前記ヘッド側管路L4内の作動油
の気泡を急速に圧縮して消滅させることができる。時刻
t1以降、テーブル上の原料層厚は減少を続ける。また
作動油の移動に伴いシリンダ10のロッド側の部屋25
の油圧は減少を続け、ヘッド側の部屋25の油圧は急速
に増大した後、緩やかな増大を続ける。
【0053】このように、油圧ポンプ21からの作動油
はシリンダ10のヘッド側の部屋34に供給されるとと
もに、シリンダ10のロッド側の部屋25およびアキュ
ムレータ27に貯留されている作動油が管路内の気泡を
急速に圧縮しながら大流量かつ高流速でシリンダ10の
ヘッド側の部屋34に供給される。これによって、ヘッ
ド側の部屋34の油圧が有効な油圧まで急速に増大する
ので、シリンダ10のピストン軸12は急速に後退して
ローラ4を図1の矢符A2方向に角変位させる。このた
め、ローラ4は短時間で、すなわち時刻t1直後の時刻
t2においてテーブル3から上方に離反を開始する。時
刻t2以降、ローラ4は上昇を続ける。この結果、従来
からの問題点である原料層厚の減少時における異常な振
動の増大を防止することができる。
【0054】以上述べたように、アキュムレータ27か
らの大流量の作動油と油圧ポンプ21からの作動油とが
ともにシリンダ10のヘッド側の部屋34に供給される
ので、油圧ポンプ21からの作動油の流量は小流量でも
よい。したがって、油圧ポンプ21を小形化することが
できる。またアキュムレータ27から放出される大流量
かつ高流速の作動油によって、管路内の気泡を急速に圧
縮することができるので、気泡を急速に圧縮するために
大容量の油圧ポンプを設置したり、またはヘッド側油圧
管路を大口径管路にしなくてもよい。したがって竪形ロ
ーラミル1の油圧装置16を小形化することができる。
【0055】時刻t3では、テーブル上の原料層厚が零
となり、原料に起因する振動が解消される。時刻t4で
は、シリンダ10のロッド側の部屋25の圧力と、ヘッ
ド側の部屋34の圧力とが平衡になり、それ以降平衡状
態が保たれる。時刻t5では、開閉弁30が閉状態に切
換えられ、バイパス管路L5が遮断される。この切換え
は、パイロット圧力調整弁61の第3ソレノイドS3を
タイマによって時刻t1から予め定める時間経過後にオ
フ状態に切換えることによって行われる。またそれと同
時に第1電磁開閉弁60の第4ソレノイドS4がオン状
態に切換えられる。これによって、シリンダ10のロッ
ド側の部屋25内の作動油がロッド側管路L3、バイパ
ス管路L5、第1接続管路L7および第1戻り管路L2
を経由して油タンク19内に戻される。したがって時刻
t5以降、前記ロッド側の部屋25の油圧が減少すると
ともに、ヘッド側の部屋34の油圧は一定に保たれ、ロ
ーラ4は上昇を続ける。時刻t6では、前記ロッド側の
部屋25の油圧が零になる。時刻t7では、ローラ4の
位置が上限に達する。制御装置56は、油圧ポンプ21
を停止させるとともに、モータ41に停止制御信号を与
えてテーブル3を停止させる。これによって、竪形ロー
ラミル1の運転の停止が完了する。
【0056】本発明の他の実施の形態として、開閉弁3
0の作動油流れ方向上流側のバイパス管路L5に固定絞
り弁を設けるように構成してもよい。これによって、開
閉弁30の最大通過流量を調整できるように構成されて
いる図2に示す実施の形態と同様にアキュムレータ27
の作動油の放出流量を規制することができ、前述のよう
にアキュムレータ27のブラダ85の破損を防止するこ
とができる。
【0057】以上述べたように本発明では、アキュムレ
ータ27から放出される作動油は竪形ローラミル1の停
止に伴う原料供給停止時にバイパス管路L5および開閉
弁30を介してシリンダ10のヘッド側の部屋34に供
給されるように構成されている。しかしながら、それ以
外のときでもテーブル3上の原料減少時に、たとえば定
量原料供給装置15の故障発生時にアキュムレータ27
からヘッド側の部屋34に作動油を供給するように構成
してもよい。
【0058】また本発明ではバイパス管路L5の連通ま
たは遮断は、パイロット圧力調整弁61によって開閉弁
30のパイロット圧力を調整することによって行われて
いる。しかしながら、バイパス管路L5の連通または遮
断はそれに限定されるものではなく、それに代わって電
磁開閉弁によって行うように構成してもよい。
【0059】また本発明では、竪形ローラミル1の定常
運転時に油圧装置15は切換え弁23を閉じて油圧ポン
プ21を停止するように構成されているけれども、油圧
ポンプ21を停止しないで作動油をリリーフ弁24およ
び第1戻り管路L2を介して油タンク19に戻すように
構成してもよい。また本発明では、アキュムレータ27
はブラダ85を用いるように構成されているけれども、
ブラダ85を用いない構成であってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ミル停止
に伴い原料の供給を停止するとき、開閉弁が開いてバイ
パス管路を連通させるので、作動油をバイパス管路を介
して送油することができる。これによって、アキュムレ
ータに貯留されている作動油が大流量かつ高流速で放出
され、バイパス管路および開閉弁を介して前記他方の部
屋に供給される。またそれとともに、油圧源からの作動
油が切換え弁によって前記他方の部屋に供給される。こ
れによって、前記他方の部屋の油圧が有効な油圧まで急
速に上昇する。したがって、ローラをテーブルから迅速
かつ確実に離反させることができ、原料供給停止時にお
ける竪形ローラミルの振動を確実に防止することができ
る。またアキュムレータからの大流量の作動油と油圧源
からの作動油とがともに前記他方の部屋に供給されるの
で、油圧源からの作動油の流量は小さくてもよく、油圧
源に設けられる油圧ポンプを小形化することができる。
【0061】また本発明によれば、テーブル上の原料が
減少を開始するとき、すなわち原料の供給を停止すると
き、パイロット圧力調整弁は開閉弁のパイロット接続口
と油圧源の油タンクとを接続する管路を連通させるの
で、パイロット接続口のパイロット圧力が開放され大気
圧まで低下する。またパイロット圧力調整弁が前記管路
を遮断しているときには、パイロット接続口のパイロッ
ト圧力は増大して作動油の圧力が付与される。これによ
って、第1受圧面の受圧面積と第2受圧面の受圧面積と
の比およびばね手段のばね力を適正に設定すれば、原料
供給を停止するとき第1接続口の作動油の圧力は、ばね
力に打ち勝つことができるので、弁体を容易に第2位置
に移動させることができる。したがって、作動油は開閉
弁を介してバイパス管路を通過することができる。また
パイロット圧力調整弁が前記管路を遮断しているときに
は、第1接続口の作動油の圧力はパイロット圧力とばね
力との合力に打ち勝つことができないので、開閉弁は確
実にバイパス管路を遮断することができる。このように
開閉弁およびパイロット圧力調整弁は、簡単な構成で応
答性よくバイパス管路を確実に連通または遮断させるこ
とができる。
【0062】また本発明によれば、アキュムレータには
油圧源からの作動油の圧力と同一の圧力の作動油が貯留
されているので、複動油圧シリンダのロッド側の部屋の
油圧をほぼ一定に保つことができる。また開閉弁が開い
て貯留された作動油がアキュムレータから放出されると
きには、圧縮された気体が予め定める封入圧力に達する
まで体積を膨張させるので、作動油貯留室内に貯留され
ている作動油を大流量かつ高流速で放出することができ
る。これによって、アキュムレータの作動油を短時間で
油圧シリンダのヘッド側の部屋に供給することができ
る。
【0063】また本発明によれば、給排油弁の弁体の袋
体を臨む面には、支持部材が設けられており、支持部材
の面積は弁体よりも大きいので、膨張した袋体を確実に
支持することができる。これによって、袋体の膨張速度
が高速であっても、弁体が給排油口を閉じる前に袋体が
弁体と給排油口との間に進入する不具合の発生を防止す
ることができ、袋体の破損を防止することができる。
【0064】また本発明によれば、開閉弁を通過できる
作動油の最大流量がアキュムレータの最大放出流量未満
に設定されているので、アキュムレータの袋体の膨張速
度を抑制することができる。これによって、袋体の急速
膨張に付随する破損の発生を確実に防止することができ
る。
【0065】また本発明によれば、固定絞り弁の設置に
よってアキュムレータの作動油の放出流量を規制するこ
とができるので、袋体の膨張速度を抑制することができ
る。これによって、袋体の急速膨張に伴う破損の発生を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である竪形ローラミル1
の構成を簡略化して示す断面図である。
【図2】図1に示す油圧装置16の構成を簡略化して示
す系統図である。
【図3】図2に示す開閉弁30の構成を簡略化して示す
断面図である。
【図4】図2に示すアキュムレータ27の構成を簡略化
して示す断面図である。
【図5】竪形ローラミル1の起動時におけるローラ4を
下降するときの油圧装置16の動作状態を示す系統図で
ある。
【図6】竪形ローラミル1の定常運転時における油圧装
置16の動作状態を示す系統図である。
【図7】竪形ローラミル1の停止時における油圧装置1
6の動作状態を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図8】竪形ローラミル1の停止時におけるローラ4を
上昇させるときの油圧装置16の動作状態を示す系統図
である。
【符号の説明】
1 竪形ローラミル 3 テーブル 4 ローラ 10 複動油圧シリンダ 15 定量原料供給装置 16 油圧装置 17 加圧装置 19 油タンク 21 油圧ポンプ 23 切換え弁 25 ロッド側の部屋 27 アキュムレータ 30 開閉弁 34 ヘッド側の部屋 35 第1接続口 36 第2接続口 37 パイロット接続口 56 制御装置 57 押釦 60 第1電磁開閉弁 61 パイロット圧力調整弁 64 パイロット用切換え弁 67 第2電磁開閉弁 L1 供給管路 L2 第1戻り管路 L3 ロッド側管路 L4 ヘッド側管路 L5 バイパス管路 L6 第1パイロット管路 L8 第3パイロット管路 L9 第2戻り管路 S1 第1ソレノイド S2 第2ソレノイド S3 第3ソレノイド S4 第4ソレノイド S5 第5ソレノイド S6 第6ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−146351(JP,A) 特開 平4−277038(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 15/00 - 15/16 B02C 25/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕されるべきセメント原料や鉱石類を
    乗載し、鉛直軸線まわりに回転駆動するテーブルと、 テーブル上で周方向に間隔をあけて配置され、テーブル
    の半径方向外方に沿って延びる軸線まわりに回転する複
    数のローラと、 ローラをテーブルに近接/離反する複動油圧シリンダ
    と、 複動油圧シリンダに作動油を供給する油圧源と、 油圧源からの作動油を複動油圧シリンダの一方の部屋へ
    供給してローラをテーブルに近接変位する第1切換状態
    と、複動油圧シリンダの他方の部屋に作動油を供給して
    ローラをテーブルから離反変位する第2切換状態とを切
    換える切換え弁と、 前記一方の部屋に接続され、油圧源から供給される作動
    油を貯留するとともに、貯留した作動油を油圧源から供
    給される作動油の流量よりも大きい流量で放出するアキ
    ュムレータと、 前記複動油圧シリンダの前記一方の部屋と前記他方の部
    屋とを相互に接続するとともに、アキュムレータから放
    出された作動油を前記他方の部屋に導くバイパス管路
    と、 バイパス管路に介在し、前記切換え弁が前記第1切換状
    態以外であり、かつテーブル上の原料が減少を開始する
    ときに開いてバイバス管路を連通する開閉弁とを含むこ
    とを特徴とする竪形ローラミル。
  2. 【請求項2】 前記複動油圧シリンダの一方の部屋はロ
    ッド側の部屋であり、前記他方の部屋はヘッド側の部屋
    であって、 前記開閉弁は、 前記ロッド側の部屋に接続される第1接続口と、前記ヘ
    ッド側の部屋に接続される第2接続口と、油圧源の油圧
    ポンプに接続されるパイロット接続口とを有し、さらに
    パイロット接続口、第1接続口および第2接続口を相互
    に連通する通路が形成される弁本体と、 弁本体の通路に摺動自在に嵌合され、第1および第2接
    続口とパイロット接続口との間に介在するとともに、第
    1接続口と第2接続口とを結ぶ通路を遮断する第1位置
    と、第1接続口と第2接続口とを結ぶ通路を連通する第
    2位置とを有する弁体であって、パイロット接続口から
    流入する作動油のパイロット圧力を受圧し、パイロット
    圧力が弁体を第1位置に向かうように押圧する第1受圧
    面と、第1接続口から流入する作動油の圧力を受圧し、
    その圧力が弁体を第2位置に向かうように押圧する第2
    受圧面とを有する弁体と、 弁本体を覆うカバーと、 弁体とカバーとの間に設けられ、弁体に弾発力を付勢し
    て弁体が第1位置に向かうように押圧するばね手段とを
    含み、 前記開閉弁のパイロット接続口と油圧源の油タンクと
    は、管路によって接続されており、前記管路にはパイロ
    ット圧力調整弁が設けられており、 パイロット圧力調整弁は、前記切換え弁が前記第1切換
    状態以外であり、かつテーブル上の原料が減少を開始す
    るときに開いて管路を連通することを特徴とする請求項
    1記載の竪形ローラミル。
  3. 【請求項3】 前記アキュムレータは、 作動油を貯留する作動油貯留室を有し、かつ作動油を給
    排する給排油口が形成されるアキュムレータ本体と、 アキュムレータ本体の作動油貯留室内に設けられ、気体
    が封入される可撓性の袋体とを含み、 前記気体は、作動油の圧力よりも低い予め定める封入圧
    力になるように、かつ作動油貯留室を満たす体積になる
    ように封入され、作動油が作動油貯留室内に貯留される
    ときには、気体の圧力が供給される作動油の圧力に達す
    るまで圧縮されて体積を収縮し、前記開閉弁が開いて貯
    留された作動油が作動油貯留室内から放出されるときに
    は、気体の圧力が前記予め定める封入圧力に達するまで
    体積を膨張することを特徴とする請求項1または2記載
    の竪形ローラミル。
  4. 【請求項4】 前記アキュムレータの給排油口には給排
    油弁が設けられており、 給排油弁は、給排油口と袋体との間に設けられ、給排油
    口に近接離反して給排油口を開閉する弁体と、 弁体の袋体を臨む面に取付けられ、弁体よりも大きい面
    積を有する支持部材と、 弁体および支持部材を給排油口から離反する方向にばね
    力を付勢するばね体とを含むことを特徴とする請求項3
    記載の竪形ローラミル。
  5. 【請求項5】 前記開閉弁の作動油の最大通過流量は、
    アキュムレータの作動油の最大放出流量未満に設定され
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の竪
    形ローラミル。
  6. 【請求項6】 前記バイパス管路の開閉弁とアキュムレ
    ータとの間には、アキュムレータの作動油の放出流量を
    規制する固定絞り弁が設けられることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の竪形ローラミル。
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