JPS6356439B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6356439B2 JPS6356439B2 JP56133310A JP13331081A JPS6356439B2 JP S6356439 B2 JPS6356439 B2 JP S6356439B2 JP 56133310 A JP56133310 A JP 56133310A JP 13331081 A JP13331081 A JP 13331081A JP S6356439 B2 JPS6356439 B2 JP S6356439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- working fluid
- compressor
- control
- guide vane
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 71
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 18
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 18
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 4
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D27/00—Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
- F04D27/02—Surge control
- F04D27/0253—Surge control by throttling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、圧縮機の過負荷防止装置に係り、特
に、圧縮機を駆動する電動機に供給される電流値
又は電力値により圧縮機の過負荷状態を検出して
ガイドベーンを開閉制御し、吸入流量を制御して
圧縮機を定常運転に回復させる圧縮機の過負荷防
止装置に関するものである。
に、圧縮機を駆動する電動機に供給される電流値
又は電力値により圧縮機の過負荷状態を検出して
ガイドベーンを開閉制御し、吸入流量を制御して
圧縮機を定常運転に回復させる圧縮機の過負荷防
止装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、圧縮機を設計し、又運転する際にはそ
の使用場所の大気等の状態が問題とされる。特
に、気温、気圧及び湿度によつて変化する大気の
密度、つまりその比重量により圧縮機の運転が過
負荷状態に至るという問題がある。即ち、電動機
により駆動される圧縮機が、比較的比重量の大き
な大気を大量に吸入すると、電動機の回転に同期
して回転駆動される羽根車に過大な負荷がかか
る。これにより、電動機には定格電流又は定格電
力以上の電流が供給され、電動機は所謂過負荷状
態に陥つてしまう。これに対処すべく、圧縮機の
吐出風量あるいは吐出圧力が使用最大値を超えた
ことを検知して、吸入流量を変化させることが考
えられるが、この場合、吸入側の大気環境だけで
なく負荷側の圧気消費量も影響するため実体的な
過負荷状態を検知しているとは言えず、過負荷防
止の機能を充分に果し得ないと共に、不必要な吸
入流量の変動をもたらし圧縮機を円滑に運転し得
ない問題があつた。
の使用場所の大気等の状態が問題とされる。特
に、気温、気圧及び湿度によつて変化する大気の
密度、つまりその比重量により圧縮機の運転が過
負荷状態に至るという問題がある。即ち、電動機
により駆動される圧縮機が、比較的比重量の大き
な大気を大量に吸入すると、電動機の回転に同期
して回転駆動される羽根車に過大な負荷がかか
る。これにより、電動機には定格電流又は定格電
力以上の電流が供給され、電動機は所謂過負荷状
態に陥つてしまう。これに対処すべく、圧縮機の
吐出風量あるいは吐出圧力が使用最大値を超えた
ことを検知して、吸入流量を変化させることが考
えられるが、この場合、吸入側の大気環境だけで
なく負荷側の圧気消費量も影響するため実体的な
過負荷状態を検知しているとは言えず、過負荷防
止の機能を充分に果し得ないと共に、不必要な吸
入流量の変動をもたらし圧縮機を円滑に運転し得
ない問題があつた。
ここに関連する技術として「ターボ圧縮機用電
動機の過負荷防止装置」(特開昭52−9109号公報)
が提案されている。この提案は、電動機の電流あ
るいは電力検出器と、この検出器の信号に対して
ヒステリシスをもつて開閉するスイツチと、この
スイツチの信号により出力信号を変化させる信号
発生器を設け、この信号発生器の信号および吐出
圧調節計の信号をセレクタに送り、両信号を比較
して、圧縮機の容量を少なくする方の信号をセレ
クタより調節弁に送つて圧縮機の容量を制御する
ように構成されている。
動機の過負荷防止装置」(特開昭52−9109号公報)
が提案されている。この提案は、電動機の電流あ
るいは電力検出器と、この検出器の信号に対して
ヒステリシスをもつて開閉するスイツチと、この
スイツチの信号により出力信号を変化させる信号
発生器を設け、この信号発生器の信号および吐出
圧調節計の信号をセレクタに送り、両信号を比較
して、圧縮機の容量を少なくする方の信号をセレ
クタより調節弁に送つて圧縮機の容量を制御する
ように構成されている。
ところで当該提案は、基本的にそれぞれ独立し
た検出値である電流値(電力値)及び吐出圧を各
別独立に調節弁に投入する考え方に基づいてお
り、このためこれら検出値を択一的な一通りの制
御量として調節弁に送るための構成として、セレ
クタを採用する必要があるという問題があつた。
またこのため、制御回路が複雑化するという問題
があつた。更に上記考え方のため、セレクタに至
るまでの信号回路が全く各別独立した構成となつ
ており、この面からも回路が複雑化し、殊に過負
荷制御のために別途独立した計装空気供給源を必
要としていた。また上記考え方から、調節弁の制
御はセレクタによる単純な切替え制御となつてお
り、定風圧制御と過負荷防止制御との継ぎが不連
続になる場合が考えられる。
た検出値である電流値(電力値)及び吐出圧を各
別独立に調節弁に投入する考え方に基づいてお
り、このためこれら検出値を択一的な一通りの制
御量として調節弁に送るための構成として、セレ
クタを採用する必要があるという問題があつた。
またこのため、制御回路が複雑化するという問題
があつた。更に上記考え方のため、セレクタに至
るまでの信号回路が全く各別独立した構成となつ
ており、この面からも回路が複雑化し、殊に過負
荷制御のために別途独立した計装空気供給源を必
要としていた。また上記考え方から、調節弁の制
御はセレクタによる単純な切替え制御となつてお
り、定風圧制御と過負荷防止制御との継ぎが不連
続になる場合が考えられる。
本発明は、電動機で駆動される圧縮機の給排流
路に介設され吸入流量を調節するガイドベーン
と、圧源から給排される作動流体でガイドベーン
を作動させる駆動手段を有し、ガイドベーンを開
閉制御して圧縮機を定風圧制御する定風圧制御手
段と、電動機の負荷電流又は消費電力を検出する
検出手段と、圧源から給排される等圧の作動流体
で駆動手段を強制的に閉方向へ駆動する倍力手段
を有し、検出手段からの検出値が電動機の設定電
流値又は設定電力値を超えたことに応じて倍力手
段で駆動手段を駆動してガイドベーンの最大開度
を規制する最大開度設定手段とを備えて構成され
る。
路に介設され吸入流量を調節するガイドベーン
と、圧源から給排される作動流体でガイドベーン
を作動させる駆動手段を有し、ガイドベーンを開
閉制御して圧縮機を定風圧制御する定風圧制御手
段と、電動機の負荷電流又は消費電力を検出する
検出手段と、圧源から給排される等圧の作動流体
で駆動手段を強制的に閉方向へ駆動する倍力手段
を有し、検出手段からの検出値が電動機の設定電
流値又は設定電力値を超えたことに応じて倍力手
段で駆動手段を駆動してガイドベーンの最大開度
を規制する最大開度設定手段とを備えて構成され
る。
本発明の作用について述べると、圧源からの作
動流体でガイドベーンを作動させる定風圧制御手
段の駆動手段に対して、同一の圧源から給排され
る等圧の作動流体で駆動手段を強制的に閉方向へ
駆動する倍力手段を備えた最大開度設定手段を設
備し、過負荷状態に至つた際にはこの倍力手段で
駆動手段を駆動してガイドベーンの最大開度を規
制して過負荷を解消させるようにして、単一の圧
源から給排される作動流体を利用して定風圧制御
に過負荷防止制御を重畳するように駆動手段に対
して倍力手段を連関させ、連続的で安定的な圧縮
機制御の下、過負荷を防止するようになつてい
る。
動流体でガイドベーンを作動させる定風圧制御手
段の駆動手段に対して、同一の圧源から給排され
る等圧の作動流体で駆動手段を強制的に閉方向へ
駆動する倍力手段を備えた最大開度設定手段を設
備し、過負荷状態に至つた際にはこの倍力手段で
駆動手段を駆動してガイドベーンの最大開度を規
制して過負荷を解消させるようにして、単一の圧
源から給排される作動流体を利用して定風圧制御
に過負荷防止制御を重畳するように駆動手段に対
して倍力手段を連関させ、連続的で安定的な圧縮
機制御の下、過負荷を防止するようになつてい
る。
次に本発明に係る圧縮機の過負荷防止装置の好
適一実施例を添付図面に従つて詳述する。
適一実施例を添付図面に従つて詳述する。
先ず、本発明の主要構成を述べると、第1図に
示す如く、圧縮機1には大気が吸入され圧気が吐
出される吸排流路2が接続されている。この流路
2の圧縮機1上流側には、吸入流量を調節するガ
イドベーン3が介設されている。このガイドベー
ン3は、その開度が全開から最小開度までの範囲
に動作可能な構造としてある。また、上記圧縮機
1には、これを駆動する電動機4が駆動軸5を介
して連結されている。この電動機4には、図示さ
れない電力源が接続されると共に、これより供給
される負荷電流又は電力量(消費電力)を検出す
る検出手段6が接続される。この検出手段6に
は、これより得られた検出値と、電動機4に設定
された設定電流値又は設定電力値とを比較して、
検出値が設定電流値又は設定電力値を超えたこと
に応じて後述する倍力手段で駆動手段を駆動して
ガイドベーン3の最大開度を規制する最大開度設
定手段7が設けられる。
示す如く、圧縮機1には大気が吸入され圧気が吐
出される吸排流路2が接続されている。この流路
2の圧縮機1上流側には、吸入流量を調節するガ
イドベーン3が介設されている。このガイドベー
ン3は、その開度が全開から最小開度までの範囲
に動作可能な構造としてある。また、上記圧縮機
1には、これを駆動する電動機4が駆動軸5を介
して連結されている。この電動機4には、図示さ
れない電力源が接続されると共に、これより供給
される負荷電流又は電力量(消費電力)を検出す
る検出手段6が接続される。この検出手段6に
は、これより得られた検出値と、電動機4に設定
された設定電流値又は設定電力値とを比較して、
検出値が設定電流値又は設定電力値を超えたこと
に応じて後述する倍力手段で駆動手段を駆動して
ガイドベーン3の最大開度を規制する最大開度設
定手段7が設けられる。
この最大開度設定手段7の具体例は、第2図に
示されている。本実施例は、過負荷防止に加えて
定風圧制御をも連関してなし得るものである。
示されている。本実施例は、過負荷防止に加えて
定風圧制御をも連関してなし得るものである。
図示する如く、ガイドベーン3には、圧源たる
ポンプ27から給排される作動流体でこれを開閉
駆動する駆動手段たる駆動シリンダ8が、駆動ロ
ツド9を介して接続されている。この駆動ロツド
9には、駆動シリンダ8内部を2室に区画分割し
つつ摺動する駆動ピストン10が連設されてい
る。第2図に示す如く、駆動シリンダ8内部は、
駆動ピストン10により第1上室11と第1下室
12とに区画分割され、この第1上室11には、
第1作動流体路13が接続されると共に、第1下
室12には第2作動流体路14が接続され、作動
流体たる油が、各室11,12に給排されるよう
に構成されている。本実施例にあつては、第1作
動流体路13を介して第1上室11に作動流体が
流入すると、その油圧により駆動ピストン10は
下降され、第1下室12に充満していた作動流体
が第2作動流体路14に流出されると共に、駆動
ピストン10の移動量が駆動ロツド9を介してガ
イドベーン3に伝達され、移動量に応じてこれを
最小開度方向へ作動させることになる。また、第
2作動流体路14を介して第1下室12に作動流
体が流入すると、上述の逆の作用によつて、ガイ
ドベーン3は開方向へ作動されることになる。更
に、作動流体の給排が停止されれば、ガイドベー
ン3の開度は保持される。この駆動ピストン10
の駆動ロツド9が接続された側の反対側には、設
定ロツド15が接続される。この設定ロツド15
には、上述した圧源たるポンプ27から給排され
る駆動シリンダ8側と等圧の作動流体により、圧
縮機1の過負荷運転時に駆動シリンダ8の駆動ピ
ストン10をガイドベーン3の閉方向へ強制的に
駆動制御する倍力手段たる制御シリンダ16が、
制御ロツド17を介して接続される。この制御ロ
ツド17には、制御シリンダ16内部を2室に区
画分割しつつ摺動する制御ピストン18が連設さ
れている。この制御ピストン18の外径は、駆動
ピストン10の外径よりも大きく形成され、これ
らに同等の油圧がかかつた際には、倍力作用によ
り制御ピストン18がより大きな駆動力を有する
ように構成される。制御シリンダ16の内部は、
制御ピストン18により第2上室19と第2下室
20とに区画分割され、この第2上室19には、
第3作動流体路21が接続されると共に、第2下
室20には、第4作動流体路22が接続され、作
動流体たる油が、各室19,20に給排されると
共に、制御ピストン18が上下駆動されるように
構成されている。また、設定ロツド15と制御ロ
ツド17とは同一線上に対向している。
ポンプ27から給排される作動流体でこれを開閉
駆動する駆動手段たる駆動シリンダ8が、駆動ロ
ツド9を介して接続されている。この駆動ロツド
9には、駆動シリンダ8内部を2室に区画分割し
つつ摺動する駆動ピストン10が連設されてい
る。第2図に示す如く、駆動シリンダ8内部は、
駆動ピストン10により第1上室11と第1下室
12とに区画分割され、この第1上室11には、
第1作動流体路13が接続されると共に、第1下
室12には第2作動流体路14が接続され、作動
流体たる油が、各室11,12に給排されるよう
に構成されている。本実施例にあつては、第1作
動流体路13を介して第1上室11に作動流体が
流入すると、その油圧により駆動ピストン10は
下降され、第1下室12に充満していた作動流体
が第2作動流体路14に流出されると共に、駆動
ピストン10の移動量が駆動ロツド9を介してガ
イドベーン3に伝達され、移動量に応じてこれを
最小開度方向へ作動させることになる。また、第
2作動流体路14を介して第1下室12に作動流
体が流入すると、上述の逆の作用によつて、ガイ
ドベーン3は開方向へ作動されることになる。更
に、作動流体の給排が停止されれば、ガイドベー
ン3の開度は保持される。この駆動ピストン10
の駆動ロツド9が接続された側の反対側には、設
定ロツド15が接続される。この設定ロツド15
には、上述した圧源たるポンプ27から給排され
る駆動シリンダ8側と等圧の作動流体により、圧
縮機1の過負荷運転時に駆動シリンダ8の駆動ピ
ストン10をガイドベーン3の閉方向へ強制的に
駆動制御する倍力手段たる制御シリンダ16が、
制御ロツド17を介して接続される。この制御ロ
ツド17には、制御シリンダ16内部を2室に区
画分割しつつ摺動する制御ピストン18が連設さ
れている。この制御ピストン18の外径は、駆動
ピストン10の外径よりも大きく形成され、これ
らに同等の油圧がかかつた際には、倍力作用によ
り制御ピストン18がより大きな駆動力を有する
ように構成される。制御シリンダ16の内部は、
制御ピストン18により第2上室19と第2下室
20とに区画分割され、この第2上室19には、
第3作動流体路21が接続されると共に、第2下
室20には、第4作動流体路22が接続され、作
動流体たる油が、各室19,20に給排されると
共に、制御ピストン18が上下駆動されるように
構成されている。また、設定ロツド15と制御ロ
ツド17とは同一線上に対向している。
この設定ロツド15と制御ロツド17は、以下
のような機能を有する。
のような機能を有する。
制御ピストン18が下降されると、それに伴い
制御ロツド17は設定ロツド15に密着しつつこ
れを押圧して駆動ピストン10を強制的に下降さ
せ、ガイドベーン3を最小開度方向に駆動し、制
御ピストン18が停止されると、設定ロツド15
の移動上限、つまり駆動ピストン10の移動上限
が固定される。従つて、ガイドベーン3は全開ま
では作動し得ず、制御ピストン18により減縮さ
れ、設定された駆動ピストン10の移動範囲に相
応する最大開度から最小開度まで作動されること
になる。また、制御ピストン18が上昇される
と、それに伴い制御ロツド17は、設定ロツド1
5から離脱され制御ピストン18と駆動ピストン
10との連関動作は解除される。
制御ロツド17は設定ロツド15に密着しつつこ
れを押圧して駆動ピストン10を強制的に下降さ
せ、ガイドベーン3を最小開度方向に駆動し、制
御ピストン18が停止されると、設定ロツド15
の移動上限、つまり駆動ピストン10の移動上限
が固定される。従つて、ガイドベーン3は全開ま
では作動し得ず、制御ピストン18により減縮さ
れ、設定された駆動ピストン10の移動範囲に相
応する最大開度から最小開度まで作動されること
になる。また、制御ピストン18が上昇される
と、それに伴い制御ロツド17は、設定ロツド1
5から離脱され制御ピストン18と駆動ピストン
10との連関動作は解除される。
第2図に示す如く、上記第3作動流体路21及
び第4作動流体路22には、その上流側に電磁弁
23が設けられている。この電磁弁23のAポー
トには、第4作動流体路22、Bポートには第3
作動流体路21、Pポートには作動流体供給路2
4及びRポートには排出路25が接続されてい
る。本実施例にあつては、電磁弁23として、4
ポート3位置切換弁が設けられている。この電磁
弁23には、検出手段6が接続され、これより供
給される電気信号により、流路が切り換えられる
ように構成されている。即ち、例えば負荷電流値
が設定電流値を超えたことに応じてPポート→B
ポート→及びAポート→Rポートの流路が形成さ
れ、負荷電流値が低下し、設定電流値の95%〜
100%になつたことに応じて、互いの流路が遮断
され、更に負荷電流値が低下したことに応じてP
ポート→Aポート及びBポート→Rポートの流路
が形成されるようになされる。消費電力値と設定
電力値との場合も同様である。Pポートに接続さ
れる作動流体供給路24は、モータ26等に駆動
されるポンプ27を介して油槽28に接続されて
いる。従つて、ポンプ27により油槽28から吸
入された作動流体たる油は、作動流体供給路2
4、電磁弁23等を介して、制御シリンダ16に
供給されるように構成されている。また、Rポー
トに接続された排出路25は油槽28に接続さ
れ、第3作動流体路21あるいは第4作動流体路
22より排出される作動流体を油槽28に回収で
きるように構成されている。更に、作動流体供給
路24には、これより分岐された油圧制御路29
が設けられ、この制御路29は、リリーフ弁30
を介して油槽28に接続されている。このリリー
フ弁30は、供給される作動流体の油圧力を一定
に保持すべく作動されることになる。
び第4作動流体路22には、その上流側に電磁弁
23が設けられている。この電磁弁23のAポー
トには、第4作動流体路22、Bポートには第3
作動流体路21、Pポートには作動流体供給路2
4及びRポートには排出路25が接続されてい
る。本実施例にあつては、電磁弁23として、4
ポート3位置切換弁が設けられている。この電磁
弁23には、検出手段6が接続され、これより供
給される電気信号により、流路が切り換えられる
ように構成されている。即ち、例えば負荷電流値
が設定電流値を超えたことに応じてPポート→B
ポート→及びAポート→Rポートの流路が形成さ
れ、負荷電流値が低下し、設定電流値の95%〜
100%になつたことに応じて、互いの流路が遮断
され、更に負荷電流値が低下したことに応じてP
ポート→Aポート及びBポート→Rポートの流路
が形成されるようになされる。消費電力値と設定
電力値との場合も同様である。Pポートに接続さ
れる作動流体供給路24は、モータ26等に駆動
されるポンプ27を介して油槽28に接続されて
いる。従つて、ポンプ27により油槽28から吸
入された作動流体たる油は、作動流体供給路2
4、電磁弁23等を介して、制御シリンダ16に
供給されるように構成されている。また、Rポー
トに接続された排出路25は油槽28に接続さ
れ、第3作動流体路21あるいは第4作動流体路
22より排出される作動流体を油槽28に回収で
きるように構成されている。更に、作動流体供給
路24には、これより分岐された油圧制御路29
が設けられ、この制御路29は、リリーフ弁30
を介して油槽28に接続されている。このリリー
フ弁30は、供給される作動流体の油圧力を一定
に保持すべく作動されることになる。
一方、第2図に示す如く、吸排流路2の圧縮機
1下流側には、これより分岐されて吐出圧導入路
31が接続されている。この吐出圧導入路31に
は、吐出圧の変動に応じて作動されるアスカニヤ
制御装置32が接続されている。このアスカニヤ
制御装置32は、吐出圧導入路31より導入され
る吐出圧に応じて伸縮するベローズ33と、これ
に相対向して、設定圧に相応する一定の押圧力を
有する圧力設定バネ34と、これらバネ34とベ
ローズ33とに挟持されつつ揺動自在に支持され
作動流体を噴出する噴出管35と、この噴出管3
5からの作動流体を受ける図示されない2つの受
流孔部とから構成されている。この受流孔部に
は、各々第1作動流体路13及び第2作動流体路
14が連設されている。本実施例にあつては、吐
出圧が設定圧以上である場合には、噴射管35は
図において左方へ移動され作動流体は、第1作動
流体路13より流入され、駆動ピストン10を押
し下げ、第1下室12の作動流体は第2作動流体
路14より流出される。又吐出圧が設定圧以下の
場合には、上述と逆の作用がなされるように構成
されている。このアスカニヤ制御装置32の噴射
管35には、これに作動流体を供給する噴射管用
作動流体路36が接続され、この流体路36は制
御シリンダ16側と同一圧源の作動流体供給路2
4に連結されている。また、上記第1作動流体路
13及び第2作動流体路14には、作動流体排出
用の排出端37が接続され、この排出端37は、
油槽28に接続されている。
1下流側には、これより分岐されて吐出圧導入路
31が接続されている。この吐出圧導入路31に
は、吐出圧の変動に応じて作動されるアスカニヤ
制御装置32が接続されている。このアスカニヤ
制御装置32は、吐出圧導入路31より導入され
る吐出圧に応じて伸縮するベローズ33と、これ
に相対向して、設定圧に相応する一定の押圧力を
有する圧力設定バネ34と、これらバネ34とベ
ローズ33とに挟持されつつ揺動自在に支持され
作動流体を噴出する噴出管35と、この噴出管3
5からの作動流体を受ける図示されない2つの受
流孔部とから構成されている。この受流孔部に
は、各々第1作動流体路13及び第2作動流体路
14が連設されている。本実施例にあつては、吐
出圧が設定圧以上である場合には、噴射管35は
図において左方へ移動され作動流体は、第1作動
流体路13より流入され、駆動ピストン10を押
し下げ、第1下室12の作動流体は第2作動流体
路14より流出される。又吐出圧が設定圧以下の
場合には、上述と逆の作用がなされるように構成
されている。このアスカニヤ制御装置32の噴射
管35には、これに作動流体を供給する噴射管用
作動流体路36が接続され、この流体路36は制
御シリンダ16側と同一圧源の作動流体供給路2
4に連結されている。また、上記第1作動流体路
13及び第2作動流体路14には、作動流体排出
用の排出端37が接続され、この排出端37は、
油槽28に接続されている。
上述した構成において、過負荷防止制御を達成
する主たる構成要素は、圧縮機1を駆動する電動
機4の負荷電流値又は消費電力値を検出する検出
手段6と、倍力手段たる制御シリンダ16を有
し、検出手段6からの検出値が電動機4の設定電
流値又は設定電力値を超えたことに応じて制御シ
リンダ16で駆動手段たる駆動シリンダ8を駆動
してガイドベーン3の最大開度を規制する最大開
度設定手段である。本実施例において詳しくは、
検出値が設定電流値又は設定電力値を超えたこと
に応じてポンプ27より供給される作動流体の流
路切り換えを行う電磁弁23が、制御シリンダ1
6を駆動制御する。一方、定風圧制御手段38の
主たる構成要素は、吐出圧導入路31、アスカニ
ヤ制御装置32、駆動シリンダ8及び駆動ピスト
ン10である。特に、設定ロツド15及び制御ロ
ツド17は、上述した過負荷防止制御と定風圧制
御とを連関して動作させるに際して必要とされる
ものである。
する主たる構成要素は、圧縮機1を駆動する電動
機4の負荷電流値又は消費電力値を検出する検出
手段6と、倍力手段たる制御シリンダ16を有
し、検出手段6からの検出値が電動機4の設定電
流値又は設定電力値を超えたことに応じて制御シ
リンダ16で駆動手段たる駆動シリンダ8を駆動
してガイドベーン3の最大開度を規制する最大開
度設定手段である。本実施例において詳しくは、
検出値が設定電流値又は設定電力値を超えたこと
に応じてポンプ27より供給される作動流体の流
路切り換えを行う電磁弁23が、制御シリンダ1
6を駆動制御する。一方、定風圧制御手段38の
主たる構成要素は、吐出圧導入路31、アスカニ
ヤ制御装置32、駆動シリンダ8及び駆動ピスト
ン10である。特に、設定ロツド15及び制御ロ
ツド17は、上述した過負荷防止制御と定風圧制
御とを連関して動作させるに際して必要とされる
ものである。
以上の構成の作用について述べる。
第2図に示す如く、通常運転状態では、定風圧
制御がなされる。即ち、圧縮機1の吐出圧に応じ
てアスカニヤ制御装置32が作動され、噴射管3
5より第1作動流体路13又は第2作動流体路1
4に向けて作動流体が供給される。この油圧力に
より、駆動ピストン10が駆動されガイドベーン
3は最小開度から全開までの範囲内で作動され
る。これに際して電磁弁23は、Pポート→Aポ
ート及びBポート→Rポートの流路を形成し、供
給される作動流体の油圧により、制御ピストン1
8は図において制御シリンダ16の最上部に位置
され、制御ロツド17により設定ロツド15の上
下動を拘束したりこれと連関して動作することは
ない。
制御がなされる。即ち、圧縮機1の吐出圧に応じ
てアスカニヤ制御装置32が作動され、噴射管3
5より第1作動流体路13又は第2作動流体路1
4に向けて作動流体が供給される。この油圧力に
より、駆動ピストン10が駆動されガイドベーン
3は最小開度から全開までの範囲内で作動され
る。これに際して電磁弁23は、Pポート→Aポ
ート及びBポート→Rポートの流路を形成し、供
給される作動流体の油圧により、制御ピストン1
8は図において制御シリンダ16の最上部に位置
され、制御ロツド17により設定ロツド15の上
下動を拘束したりこれと連関して動作することは
ない。
圧縮機1の運転が過負荷状態に至つたことは、
電動機4に供給される負荷電流値又し消費電力値
を検出する検出手段6が検出する。即ち、例えば
検出手段6で検出された検出値が設定電流値を超
えたことに応じて、電磁弁23が作動されPポー
ト→Bポート及びAポート→Rポートの流路を形
成すべく切り換わる。従つて、作動流体は、作動
流体供給路24より第3作動流体路21を介して
制御シリンダ16の第2上室19に流入して制御
ピストン18を下降させることになる。これに伴
い、制御ロツド17が依然定風圧制御により上下
動している設定ロツド15に密着しつつこれを押
圧して、駆動ピストン10を強制的に下降させ、
ガイドベーン3を最小開度方向に作動する。この
ようにガイドベーン3が作動されると、圧縮機1
で圧縮される大気流量は減少し、電動機4に供給
される負荷電流は低下する。この負荷電流値が例
えば設定電流値の95%〜100%に低下し圧縮機1
の過負荷運転状態が解消したことが検出手段6を
介して電磁弁23に伝達されると、この電磁弁2
3が作動され、第3作動流体路21及び第4作動
流体路22は、作動流体供給路24及び排出路2
5と遮断され、制御シリンダ16の制御ピストン
18の下降が停止される。これに伴い、設定ロツ
ド15は固定され駆動ピストン10の移動上限を
設定する。従つて、この時ガイドベーン3は全開
まで開放されることはなく、制御ピストン18の
下降により減縮された駆動シリンダ8内の移動範
囲を定風圧制御によつて移動される駆動ピストン
10の移動量に応じて、最小開度から最大開度ま
で作動されることになる。その後、吸入される大
気の比重量が減少し、圧縮機1の運転が軽減され
て負荷電流値が、95%より低下したことが検出手
段6を介して電磁弁23に伝達されると、この電
磁弁23が作動され、Pポート→Aポート及びB
ポート→Rポートの流路を形成すべく切り換わ
る。従つて、作動流体は、作動流体供給路24よ
り第4作動流体路22を介して制御シリンダ16
の第2下室20に流入して、制御ピストン18を
上昇させることになる。これに伴い、制御ロツド
17は設定ロツド15から離脱され制御ピストン
18と駆動ピストン10との連関動作が解除さ
れ、駆動シリンダ8において、圧縮機1の定風圧
制御のみなされることになる。以上の動作は、消
費電力値を検出し設定電力値と比較させる場合も
同様である。また、以上の動作は、圧縮機1の運
転状態を常にフイードバツクして電磁弁23を作
動させる検出手段6によつてなされるので圧縮機
1の過負荷運転状態を迅速且つ円滑に定常運転に
回復させることができる。また、圧縮機1の過負
荷運転を解消すべくガイドベーン3を開閉制御す
るに際して、その制御量を圧縮機1の吐出風量や
吐出圧力に依らず電動機4の負荷電流値又は消費
電力値に依るため圧縮機1周囲の使用環境の変動
に影響されない実体的な過負荷状態を検出でき、
不必要な吸入流量の変動をもたらすことなく円滑
に圧縮機1を運転することができる。
電動機4に供給される負荷電流値又し消費電力値
を検出する検出手段6が検出する。即ち、例えば
検出手段6で検出された検出値が設定電流値を超
えたことに応じて、電磁弁23が作動されPポー
ト→Bポート及びAポート→Rポートの流路を形
成すべく切り換わる。従つて、作動流体は、作動
流体供給路24より第3作動流体路21を介して
制御シリンダ16の第2上室19に流入して制御
ピストン18を下降させることになる。これに伴
い、制御ロツド17が依然定風圧制御により上下
動している設定ロツド15に密着しつつこれを押
圧して、駆動ピストン10を強制的に下降させ、
ガイドベーン3を最小開度方向に作動する。この
ようにガイドベーン3が作動されると、圧縮機1
で圧縮される大気流量は減少し、電動機4に供給
される負荷電流は低下する。この負荷電流値が例
えば設定電流値の95%〜100%に低下し圧縮機1
の過負荷運転状態が解消したことが検出手段6を
介して電磁弁23に伝達されると、この電磁弁2
3が作動され、第3作動流体路21及び第4作動
流体路22は、作動流体供給路24及び排出路2
5と遮断され、制御シリンダ16の制御ピストン
18の下降が停止される。これに伴い、設定ロツ
ド15は固定され駆動ピストン10の移動上限を
設定する。従つて、この時ガイドベーン3は全開
まで開放されることはなく、制御ピストン18の
下降により減縮された駆動シリンダ8内の移動範
囲を定風圧制御によつて移動される駆動ピストン
10の移動量に応じて、最小開度から最大開度ま
で作動されることになる。その後、吸入される大
気の比重量が減少し、圧縮機1の運転が軽減され
て負荷電流値が、95%より低下したことが検出手
段6を介して電磁弁23に伝達されると、この電
磁弁23が作動され、Pポート→Aポート及びB
ポート→Rポートの流路を形成すべく切り換わ
る。従つて、作動流体は、作動流体供給路24よ
り第4作動流体路22を介して制御シリンダ16
の第2下室20に流入して、制御ピストン18を
上昇させることになる。これに伴い、制御ロツド
17は設定ロツド15から離脱され制御ピストン
18と駆動ピストン10との連関動作が解除さ
れ、駆動シリンダ8において、圧縮機1の定風圧
制御のみなされることになる。以上の動作は、消
費電力値を検出し設定電力値と比較させる場合も
同様である。また、以上の動作は、圧縮機1の運
転状態を常にフイードバツクして電磁弁23を作
動させる検出手段6によつてなされるので圧縮機
1の過負荷運転状態を迅速且つ円滑に定常運転に
回復させることができる。また、圧縮機1の過負
荷運転を解消すべくガイドベーン3を開閉制御す
るに際して、その制御量を圧縮機1の吐出風量や
吐出圧力に依らず電動機4の負荷電流値又は消費
電力値に依るため圧縮機1周囲の使用環境の変動
に影響されない実体的な過負荷状態を検出でき、
不必要な吸入流量の変動をもたらすことなく円滑
に圧縮機1を運転することができる。
特に、単一の圧源から給排される作動流体を利
用して定風圧制御と過負荷防止制御を行うように
したので、回路を簡素化でき、またコストダウン
を達成できる。また従来のセレクタを必要としな
いので、この面からも回路の簡素化を確保でき
る。更に定風圧制御に過負荷防止制御を重畳する
ように駆動シリンダ8に対して制御シリンダ16
を連関させたので、連続的で安定な定風圧制御の
下、過負荷を防止できる。
用して定風圧制御と過負荷防止制御を行うように
したので、回路を簡素化でき、またコストダウン
を達成できる。また従来のセレクタを必要としな
いので、この面からも回路の簡素化を確保でき
る。更に定風圧制御に過負荷防止制御を重畳する
ように駆動シリンダ8に対して制御シリンダ16
を連関させたので、連続的で安定な定風圧制御の
下、過負荷を防止できる。
尚、第3図には、本発明に係る圧縮機の過負荷
防止装置の変形実施例が示されている。これは第
2図におけるガイドベーン3の開閉方向と駆動シ
リンダ8及び制御シリンダ16の相対配置が逆に
ならざるを得ない場合に採用すべきカツプリング
39の特殊構造及び4ポート3位置切換電磁弁2
3に替えて4ポート2位置切換電磁弁40,41
を2個組み合せることにより同様の機能を達せら
れることを示すものである。また、アスカニヤ制
御装置32の作動状態も上記実施例と反対となる
ように接続されている。ところで、カツプリング
39は、設定ロツド15端部に設けられたシリン
ダ部42と、制御ロツド17端部に設けられたピ
ストン部43とが係合されて形成される。このよ
うに構成された変形実施例では、上記実施例とは
逆に、圧縮機1が過負荷運転状態に至ると、2つ
の電磁弁40,41が作動されて、P1ポート→
A1ポート及びB1ポート→R1ポートの流路が
形成されると共に、P2ポート及びA2ポート
と、B2ポート及びR2ポートとの間は遮断され
作動流体は、制御ピストン18を上昇させるべく
給排される。これに伴ない、カツプリング39の
ピストン部43が上昇され、シリンダ部42の一
内壁42aに密着しつつ、これを牽引して駆動ピ
ストン10を強制的に上昇させ、ガイドベーン3
を最小開度方向に駆動する。例えば、負荷電流値
が設定電流値の95%〜100%に低下したときは、
電磁弁41のみが動作され、他方の電磁弁40は
動作を中止する。従つて、P1ポート及びA1ポ
ートと、B1ポート及びR1ポートとの間は遮断
され、作動流体は供給されず制御ピストン18の
上昇が停止される。これに伴い、カツプリング3
9のピストン部43は固定され、駆動ピストン1
0の移動下限を設定し、ガイドベーン3は、駆動
シリンダ8の移動範囲を定風圧制御によつて移動
される駆動ピストン10の移動量に応じて最小開
度から最大開度まで作動されることになる。以上
の作用は消費電力値を検出し、設定電力値と比較
させて動作させる場合にも同様になし得る。
防止装置の変形実施例が示されている。これは第
2図におけるガイドベーン3の開閉方向と駆動シ
リンダ8及び制御シリンダ16の相対配置が逆に
ならざるを得ない場合に採用すべきカツプリング
39の特殊構造及び4ポート3位置切換電磁弁2
3に替えて4ポート2位置切換電磁弁40,41
を2個組み合せることにより同様の機能を達せら
れることを示すものである。また、アスカニヤ制
御装置32の作動状態も上記実施例と反対となる
ように接続されている。ところで、カツプリング
39は、設定ロツド15端部に設けられたシリン
ダ部42と、制御ロツド17端部に設けられたピ
ストン部43とが係合されて形成される。このよ
うに構成された変形実施例では、上記実施例とは
逆に、圧縮機1が過負荷運転状態に至ると、2つ
の電磁弁40,41が作動されて、P1ポート→
A1ポート及びB1ポート→R1ポートの流路が
形成されると共に、P2ポート及びA2ポート
と、B2ポート及びR2ポートとの間は遮断され
作動流体は、制御ピストン18を上昇させるべく
給排される。これに伴ない、カツプリング39の
ピストン部43が上昇され、シリンダ部42の一
内壁42aに密着しつつ、これを牽引して駆動ピ
ストン10を強制的に上昇させ、ガイドベーン3
を最小開度方向に駆動する。例えば、負荷電流値
が設定電流値の95%〜100%に低下したときは、
電磁弁41のみが動作され、他方の電磁弁40は
動作を中止する。従つて、P1ポート及びA1ポ
ートと、B1ポート及びR1ポートとの間は遮断
され、作動流体は供給されず制御ピストン18の
上昇が停止される。これに伴い、カツプリング3
9のピストン部43は固定され、駆動ピストン1
0の移動下限を設定し、ガイドベーン3は、駆動
シリンダ8の移動範囲を定風圧制御によつて移動
される駆動ピストン10の移動量に応じて最小開
度から最大開度まで作動されることになる。以上
の作用は消費電力値を検出し、設定電力値と比較
させて動作させる場合にも同様になし得る。
また尚、本発明は上記実施例及び変形例に限定
されるものではなく、要旨を変更しない範囲で
種々に変形して実施し得ることは勿論である。ま
た、上記実施例では、1段圧縮機の吸入側ガイド
ベーン制御の場合を例にとつて説明したが、多段
圧縮機の場合及び吐出側ガイドベーン制御の場合
にも使用できることは勿論である。
されるものではなく、要旨を変更しない範囲で
種々に変形して実施し得ることは勿論である。ま
た、上記実施例では、1段圧縮機の吸入側ガイド
ベーン制御の場合を例にとつて説明したが、多段
圧縮機の場合及び吐出側ガイドベーン制御の場合
にも使用できることは勿論である。
以上要するに本発明によれば、以下の如き優れ
た効果を奏する。
た効果を奏する。
(1) 圧源からの作動流体でガイドベーンを作動さ
せる定風圧制御手段の駆動手段に対して、同一
の圧源から給排さる等圧の作動流体で駆動手段
を強制的に閉方向へ駆動する倍力手段を備えた
最大開度設定手段を設備し、過負荷状態に至つ
た際にはこの倍力手段で駆動手段を駆動してガ
イドベーンの最大開度を規制して過負荷を解消
させるようにして、単一の圧源から給排される
作動流体を利用して回路の簡素化を図りつつ、 定風圧制御に過負荷防止制御を重畳するよう
に駆動手段に対して倍力手段を連関させて連続
的で安定的な圧縮機制御の下、過負荷を防止す
ることができる。
せる定風圧制御手段の駆動手段に対して、同一
の圧源から給排さる等圧の作動流体で駆動手段
を強制的に閉方向へ駆動する倍力手段を備えた
最大開度設定手段を設備し、過負荷状態に至つ
た際にはこの倍力手段で駆動手段を駆動してガ
イドベーンの最大開度を規制して過負荷を解消
させるようにして、単一の圧源から給排される
作動流体を利用して回路の簡素化を図りつつ、 定風圧制御に過負荷防止制御を重畳するよう
に駆動手段に対して倍力手段を連関させて連続
的で安定的な圧縮機制御の下、過負荷を防止す
ることができる。
(2) 圧縮機を駆動する電動機に供給される負荷電
流値又は消費電力値により圧縮機周囲の使用環
境に影響されない実体的な圧縮機の過負荷運転
状態を検出できるので、不必要な吸入流量の変
動をもたらすことなく迅速且つ円滑に圧縮機を
過負荷運転状態から定常運転に回復させること
ができる。
流値又は消費電力値により圧縮機周囲の使用環
境に影響されない実体的な圧縮機の過負荷運転
状態を検出できるので、不必要な吸入流量の変
動をもたらすことなく迅速且つ円滑に圧縮機を
過負荷運転状態から定常運転に回復させること
ができる。
(3) 圧縮機を駆動する電動機の負荷電流値又は消
費電力値を圧縮機の運転状態として常にフイー
ドバツクして制御できるので、圧縮機が過負荷
運転状態に陥るまでは、圧縮機を最良の状態で
運転し得、過負荷運転状態に至つた際にも迅速
に定常運転に回復させることができる。
費電力値を圧縮機の運転状態として常にフイー
ドバツクして制御できるので、圧縮機が過負荷
運転状態に陥るまでは、圧縮機を最良の状態で
運転し得、過負荷運転状態に至つた際にも迅速
に定常運転に回復させることができる。
(4) 構造が簡単で、既設の設備にも容易に採用し
得る。
得る。
第1図は本発明に係る圧縮機の過負荷防止装置
の主要構成を示す系統図、第2図はその好適一実
施例を示す系統図、第3図はその変形実施例を示
す系統図である。 図中、1は圧縮機、2は吸排流路、3はガイド
ベーン、4は電動機、6は検出手段、7は最大開
度設定手段、8は駆動手段として例示した駆動シ
リンダ、16は倍力手段として例示した制御シリ
ンダ、27は圧源として例示したポンプ、38は
定風圧制御手段である。
の主要構成を示す系統図、第2図はその好適一実
施例を示す系統図、第3図はその変形実施例を示
す系統図である。 図中、1は圧縮機、2は吸排流路、3はガイド
ベーン、4は電動機、6は検出手段、7は最大開
度設定手段、8は駆動手段として例示した駆動シ
リンダ、16は倍力手段として例示した制御シリ
ンダ、27は圧源として例示したポンプ、38は
定風圧制御手段である。
Claims (1)
- 1 電動機で駆動される圧縮機の給排流路に介設
され吸入流量を調節するガイドベーンと、圧源か
ら給排される作動流体で上記ガイドベーンを作動
させる駆動手段を有し、該ガイドベーンを開閉制
御して上記圧縮機を定風圧制御する定風圧制御手
段と、上記電動機の負荷電流又は消費電力を検出
する検出手段と、上記圧源から給排される等圧の
作動流体で上記駆動手段を強制的に閉方向へ駆動
する倍力手段を有し、上記検出手段からの検出値
が上記電動機の設定電流値又は設定電力値を超え
たことに応じて該倍力手段で該駆動手段を駆動し
て上記ガイドベーンの最大開度を規制する最大開
度設定手段とを備えたことを特徴とする圧縮機の
過負荷防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13331081A JPS5835283A (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | 圧縮機の過負荷防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13331081A JPS5835283A (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | 圧縮機の過負荷防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5835283A JPS5835283A (ja) | 1983-03-01 |
JPS6356439B2 true JPS6356439B2 (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=15101678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13331081A Granted JPS5835283A (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | 圧縮機の過負荷防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835283A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63155539U (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-12 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01110886A (ja) * | 1987-03-25 | 1989-04-27 | Ebara Densan:Kk | ポンプの異常運転防止方法 |
JPH029966A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-12 | Max Co Ltd | 空気圧縮機における最適負荷制御装置 |
JPH02115991U (ja) * | 1989-03-07 | 1990-09-17 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS529109A (en) * | 1975-07-11 | 1977-01-24 | Kobe Steel Ltd | Overload protection for turbo compressor motor |
-
1981
- 1981-08-27 JP JP13331081A patent/JPS5835283A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS529109A (en) * | 1975-07-11 | 1977-01-24 | Kobe Steel Ltd | Overload protection for turbo compressor motor |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63155539U (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5835283A (ja) | 1983-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2923379B2 (ja) | 水圧モータ制御装置 | |
EP0758055B1 (en) | Apparatus and method for electronically controlling inlet flow and preventing backflow in a compressor | |
US4699571A (en) | Control valve for a variable displacement pump | |
JPH08208206A (ja) | 空気圧縮装置および圧縮空気からの窒素抽出装置 | |
JP2004293628A (ja) | 液圧シリンダの制御装置 | |
JP2003521652A (ja) | 特に作業機械の昇降シリンダを制御するための方法及び装置 | |
EP0488043B1 (en) | Capacity volume ratio control for twin screw compressors | |
EP0130662B1 (en) | Compressor control system | |
KR100976358B1 (ko) | 유압 제어 장치 | |
SE466560B (sv) | Lastmaskin med en foersta och en andra pump foer matning av tryckolja till minst en hydrauliskt driven arbetskomponent saasom enhydraulcylinder eller hydraulmotor | |
US4708599A (en) | Rotary compressor apparatus | |
JPS6356439B2 (ja) | ||
CA1244742A (en) | Pressure supply device for a hydraulic system | |
US5996464A (en) | Fail safe valve and multiplexed fluid control systems incorporating the same | |
JP2019138200A (ja) | 圧縮機システム | |
JPS61129494A (ja) | 容積形空気圧縮機 | |
JPH0154561B2 (ja) | ||
JPH08100805A (ja) | 油圧制御装置 | |
GB2082798A (en) | Compressor | |
GB2210678A (en) | Control system for a hydraulic lift | |
JP2003004001A (ja) | 油圧制御装置 | |
JP3240265B2 (ja) | 型締装置の油圧制御方法 | |
EP0403829B1 (en) | Rotary compressor with oleopneumatic delivery control device | |
JP2005194926A (ja) | スクリュ圧縮機の運転方法 | |
JP2007040534A (ja) | アクチュエーションシステム |