JP2952036B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2952036B2
JP2952036B2 JP2339668A JP33966890A JP2952036B2 JP 2952036 B2 JP2952036 B2 JP 2952036B2 JP 2339668 A JP2339668 A JP 2339668A JP 33966890 A JP33966890 A JP 33966890A JP 2952036 B2 JP2952036 B2 JP 2952036B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トナー補給部に収容されたトナーと現像剤
収容部に収容された現像剤とを現像部で混合し現像ロー
ラにより画像形成装置の潜像担持体上に形成された静電
潜像を現像する現像装置であって、該現像装置が前記画
像形成装置に装着されたときに前記トナー補給部に対し
て相対的に移動されて該トナー補給部のトナー吐出口を
開口させるトナー遮蔽部材を有するものに関する。
従来の技術 電子写真複写機等の画像形成装置に使用する現像装置
であってトナーと現像剤とを使用する二成分の現像装置
においては、現像剤の劣化を防止するため、画像形成装
置に現像装置が装着されるまでは、現像剤とトナーとは
別個に取り扱われる。そして従来の現像装置では、トナ
ーはトナーホッパ内に入れられているが、現像剤は、現
像装置を画像形成装置に装着後に現像ローラ等が備えら
れている現像部へ入れられる。しかしこのような方法で
は操作上不便である。
又、操作性を向上するために、現像装置に現像剤の収
容部を設けてこの中に現像剤を収容しておき、現像装置
を画像形成装置に装着後シールを開封して現像剤を現像
装置内に落とすようにした装置も知られている。しかし
このような装置においても、画像形成装置に取り付け後
一定の操作が必要であり、又シール部材等が装置から外
部へ取り出されることになるという問題がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は従来技術に於ける上記問題を解決し、現像装
置を本体に装着するだけの操作で現像剤が現像部へ供給
される操作性の向上された現像装置を提供することを課
題とする。そしてこれに加えて、現像剤収容部の配置に
自由度があり、現像剤を現像部へ供給するまでは現像剤
収容部に現像剤を密封することができ、更に機構が簡単
で低コストの現像装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、トナー補給部に
収容されたトナーと現像剤収容部に収容された現像剤と
を現像部で混合し現像ローラにより画像形成装置の潜像
担持体上に形成された静電潜像を現像する現像装置であ
って、該現像装置が前記画像形成装置に装着されたとき
に前記トナー補給部に対して相対的に移動されて該トナ
ー補給部のトナー吐出口を開口させるトナー遮蔽部材を
有するものにおいて、前記現像剤収容部は、現像剤を保
有する位置から現像剤を放出する位置まで回動可能に前
記現像部との境に取り付けられた現像剤遮蔽部材を有
し、該現像剤遮蔽部材は、現像剤を保有する位置を保持
するために支持される被支持部と、現像剤を放出する方
向へ回動されるためのガイド部とを有し、前記トナー遮
蔽部材は、前記被支持部と前記ガイド部とに当接する突
部を備え、該突部は、前記トナー遮蔽部材が移動する前
には、前記被支持部を支持し、前記トナー遮蔽部材が移
動すると前記被支持部を支持する範囲外へ移動して前記
ガイド部に当接し前記現像剤遮蔽部材を回動させる、こ
とを特徴とする。
作用 本発明によれば、現像剤収容部の現像剤遮蔽部材を回
動可能にし、これをトナー遮蔽部材の突部により支持す
るが、現像装置を画像形成装置本体に装着するとトナー
遮蔽部材が移動するので、その突部も移動して現像剤遮
蔽部材を支持しなくなる。その結果、現像剤遮蔽部材は
自重及び現像剤の重さにより回動し、現像剤の保有状態
が解除され、現像剤は現像部へ供給される。従って、現
像剤を現像部へ供給するに当たって、現像装置を画像形
成装置に装着すること以外に何らの操作を必要とせず、
又外部へ取り出される物もない。そしてこの場合、突部
は単に現像剤遮蔽部材を支持しなくなるだけでなく、そ
のガイド部に当接してこれを強制的に回動させるので、
現像剤やその遮蔽部材の重力がそれ程作用しない場合
や、現像剤収容部と遮蔽部材との密着力が強い場合に
も、遮蔽部材を開き現像剤を現像部へ供給することがで
きる。
実 施 例 第1図は実施例の現像装置の概略構造を示す。
現像装置は、現像部1、トナー補給部としてのトナー
タンク2及び現像剤収容部としての現像剤タンク3によ
り構成されている。
現像部1内には、潜像担持体としての感光体ドラム4
側から現像ローラ5、パドル6及び楕円板7が設けられ
ている。現像剤としての磁性キャリヤは、現像剤タンク
3から放出されて現像部1内に入れられ、一方トナー
は、トナータンク2のアジテータ2aにより、トナー吐出
口2bからトナー遮蔽部材であるトナータンクシャッタ2c
を通過して現像部1内に補給される。
現像部1内では、磁性キャリヤ及びトナーは、楕円板
7により混合・攪拌され、パドル6により現像ローラ5
に供給される。
現像ローラ5は、外表面に回転するスリーブと内部に
磁石とを備えていて、磁石の作用により供給された磁性
キャリヤとトナーとをその表面に吸着・担持し、これら
がドクターブレード8により適当な量に規制された後感
光体4と近接した現像位置まで搬送され、その上の静電
潜像がトナーで現像される。
現像部1には更にセパレータ9及び横攪拌スクリュー
10が設けられていて、ドクターブレード8で規制され余
剰になったトナー及び磁性キャリヤはセパレート9上を
通過し、その際にこれらの一部がセパレータ9内に落と
し込まれ、内部の横攪拌スクリュー10により現像装置の
幅方向に攪拌される。
現像剤タンク3には、現像装置が図示しない画像形成
装置本体に装着されるまで磁性キャリヤが収容されてい
る。そして現像剤タンク3と現像部1との境には、現像
剤を保有する位置から現像剤を放出する位置まで回動可
能に取り付けられた現像剤遮蔽部材としての剤タンクド
ア3aが設けられている。図において、本部材の実線の位
置は保有状態を示し、破線の位置は回動状態を示す。
トナー及び現像剤は、輸送や保管の便宜のため、現像
装置が画像形成装置に装着されるまでは、それぞれトナ
ータンク2及び現像剤タンク3内に密閉されている。
第2図及び第3図は、トナータンクシャッタ2cの移動
及びこれに伴う剤タンクドア3aの回動機構を説明するた
めの図である。
現像装置を画像形成装置に装着前には、第2図に示す
如く、トナータンク2内のトナー吐出口2bはトナータン
クシャッタ2cにより塞がれていて内部にトナーが密閉さ
れているが、現像装置を画像形成装置本体に装着する
と、第3図に示す如く、トナータンクシャッタ2cに取り
付けられたピン2c−1が図示しない本体側のピンに当た
り、トナータンクシャッタ2cは、矢印A方向に押され、
トナータンク2にガイドされてその方向にトナータンク
2に対して相対的に移動する、その結果、トナータンク
シャッタ2cの開口2c−3とトナー吐出口2bとが通じてト
ナーの補給が可能になると共に、剤タンクドア3aの被支
持部である開放側端部3a−1を支持するトナータンクシ
ャッタ2cの突部2c−2は、開放側端部3a−1を支持する
範囲外まで移動し、剤タンクドア3aは矢印B方向に回動
し、磁性キャリヤを現像部1内へ放出することになる
(回動した状態は第1図にも示す)。
第4図(a)、(b)、(c)は、第2図及び第3図
における剤タンクドア3aの開放側端部3a−1部分を詳細
に示した図である。複数の開放側端部3a−1には、図に
おいて左端のものを除き、傾斜面になったガイド部3a−
1aが設けられている。
第5図乃至第7図は、トナータンクシャッタ2cの突部
2c−2が剤タンクドア3aの開放側端部3a−1に当接する
状態を示し、それぞれ、第5図は現像装置を画像形成装
置に装着前、第6図は装着途中、第7図は装着完了後の
状態を示す。これらの各(a)図は、第2図において、
トナータンク2の内部から上方を見た図である。
トナータンクシャッタ2cが矢印A方向から押されて行
くと、その突部2c−2は、開放側端部3a−1と当接して
これを支持した状態(第5図)から支持範囲外へ移動し
(第6図)、更にガイド部3a−1aのガイド面に当接して
ガイド部3a−1aを介して開放側端部3a−1を押し、剤タ
ンクドア3aを強制的に回動させて現像剤タンク3内を開
放する(第7図)。
第8図に示すように、開放側端部3a−1にガイド部3a
−1aが設けられていない場合には、剤タンクドア3aの開
放は重力の作用のみに依存することになるため装置のレ
イアウト上に制約が生じ、又現像剤タンク3の密閉性を
向上させようとすると剤タンクドア3aの動作が阻害さ
れ、確実にその開放が行われなくなるおそれがある。本
発明の如くガイド部3a−1aを設ければ、剤タンクドア3a
のヒンジ部にばねを設ける等の機構の複雑化やコスト上
昇を招くことなく、確実に剤タンクドア3aを開放するこ
とができる。
以上のような構成により、現像装置を画像形成装置の
本体に装着する以外に何らの操作をすることなく、確実
に磁性キャリヤを現像部1に供給すると共に、トナーを
補給可能な状態にすることができる。
効果 以上の如く本発明によれば、現像装置を画像形成装置
に装着することによりトナー遮蔽部材が移動し、トナー
の補給が可能になると共に、簡単な構成で殆どコスト上
昇を招くことなく現像剤を確実に現像部内に供給するこ
とができ、現像装置を画像形成装置に装着し使用可能な
状態にする際の操作性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の現像装置の断面図、第2図(a)はト
ナータンクシャッタ部分の側面図で同図(b)は同図
(a)の(b)−(b)線断面図、第3図(a)及び
(b)は第2図(a)及び(b)に対応する図でトナー
タンクシャッタが移動したときの状態を示す図、第4図
(a)、(b)、(c)はそれぞれ剤タンクドアの平面
図、正面図及び側面図、第5図乃至第7図はトナータン
クシャッタと剤タンクドアとの関係を示し同(a)図は
側面図で同(b)図は正面図、第8図(a)はガイド部
を設けない場合の剤タンクドアの側面図で同図(b)は
正面図である。 1……現像部 2……トナータンク(トナー補給部) 2b……トナー吐出口 2c……トナータンクシャッタ(トナー遮蔽部材) 2c−2……突部 3……現像剤タンク(現像剤収容部) 3a……剤タンクドア(現像剤遮蔽部材) 3a−1……開放側端部(被支持部) 3a−1a……ガイド部 4……感光体ドラム(潜像担持体) 5……現像ローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー補給部に収容されたトナーと現像剤
    収容部に収容された現像剤とを現像部で混合し現像ロー
    ラにより画像形成装置の潜像担持体上に形成された静電
    潜像を現像する現像装置であって、該現像装置が前記画
    像形成装置に装着されたときに前記トナー補給部に対し
    て相対的に移動されて該トナー補給部のトナー吐出口を
    開口させるトナー遮蔽部材を有するものにおいて、 前記現像剤収容部は、現像剤を保有する位置から現像剤
    を放出する位置まで回動可能に前記現像部との境に取り
    付けられた現像剤遮蔽部材を有し、 該現像剤遮蔽部材は、現像剤を保有する位置を保持する
    ために支持される被支持部と、現像剤を放出する方向へ
    回動されるためのガイド部とを有し、 前記トナー遮蔽部材は、前記被支持部と前記ガイド部と
    に当接する突部を備え、 該突部は、前記トナー遮蔽部材が移動する前には、前記
    被支持部を支持し、前記トナー遮蔽部材が移動すると前
    記被支持部を支持する範囲外へ移動して前記ガイド部に
    当接し前記現像剤遮蔽部材を回動させる、ことを特徴と
    する現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6871033B2 (en) 2002-03-12 2005-03-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Development unit with restrictor for developing electrostatic latent images with improved density

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6871033B2 (en) 2002-03-12 2005-03-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Development unit with restrictor for developing electrostatic latent images with improved density
US7046946B2 (en) 2002-03-12 2006-05-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Development unit for developing electrostatic latent images

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